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老後資金の準備

7月の初めに自民党の政府系ファンド(SWF)設立検討チームが中間取りまとめ案を発表しました。公的年金基金の一部(10兆円規模)を原資として、3.2%の利回りを目標に運用するという案です。
この案を最初に見たときに「おやっ」と思いました。「目標利回り3.2%」となっているではありませんか。この数字は公的年金基金を現在運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)と全く同じ水準です。これまで自民党のSWF設立検討チームは「日本の公的年金基金の運用利回りは低すぎる!日本版SWFでは7%~8%を達成する」と鼻息荒く主張していましたが、ここに来て出した数字がGPIFと同じ「3.2%」。目標を引き下げた真意は何でしょうか。
あくまでも私の推測ですが、まず日本版SWFがGPIFと同じ運用利回りを達成できることを証明し、その後さらに高いリターンを求めていくという狙いではないでしょうか。折しも、4日には07年度の公的年金の運用損失が5.8兆円(運用利回りはマイナス6.41%)になったと発表されたばかり。もしSWF設立検討チームが7~8%などという一見実現不可能と思われる目標利回りを打ち出せば「ハイリスク投資を目指して、さらに損失が膨らんだらどうする!」との批判が噴出していたでしょう。
いずれにせよ、政府が信用できない方は、投資信託やETF(上場投資信託)で老後に備えた方が良いようですね。

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