パナソニック
松下電器産業は10月1日から「パナソニック株式会社」に社名を改めました。街のナショナルショップの看板は一足先にパナソニックに置き換えられています。
東京都台東区にある浅草寺の、今ある雷門と大提灯は生前に松下幸之助氏が寄進したもので、提灯の下輪金具には「松下電器」と大書きされていますが、これも変更されたのかどうか気になるところです。
ところで、松下幸之助氏の商売哲学に「商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその当然の報酬なり」、または「売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永久の客を作る」というのがありますが、氏の経営哲学には「奉仕」という概念が色濃く投影されています。
欧米では奉仕の一形態に「ノブレス・オブリージュ」という考え方があります。これは「富や名声を持つ者の社会的義務、自発的で無私の行い」という意味の言葉で、ゲイツ夫妻が創設した世界最大の慈善基金団体に約4兆3千億円の私財を寄付したウォーレン・バフェット氏のような例もあります。
お金を出すことだけが「ノブレス・オブリージュ」ではなく、もちろん富や名声がなくても、自分の経験や知識を他人に分け与えてもよく、地域のボランティアに参加するのでも構いません。
「与える」ことと「与えられる」ことは表裏一体。10月1日から始まった赤い羽根共同募金などもその精神に則っています。
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