四万六千日
東京浅草の浅草寺では昨日から今日の2日間が、恒例の「ほおずき市」です。
ほおずき市が催される日は、浅草寺では「四万六千日」の功徳日とされ、この日参拝すると4万6千日分(約126年間)の、つまり一生分のご利益があるとされていることから大勢の人でにぎわっています。尚、このように一度でそれ以上のご利益が期待できる日を「欲日」とも言います。
ほおずき(鬼灯)には、大人は癪の種(腹立ちの原因)を切り、子供は虫の気を封ずるという云い伝えがあります。また、ほおずきと言えば、中の種を取り出し、口にくわえて音を鳴らして遊んだことが懐かしい思い出です。
源頼朝がこの地で兵士の病を治すためにほおずきを食べさせたという話がほおずき市の由来とされていますが、実際に解熱や鎮痛のための薬用としてほおずきが用いられていたようです。また、精霊は迎え火や提灯の火を頼りに帰ると言われていることから、ほおずきを提灯に見たてて仏壇に飾る風習も残ります。
ちなみに「四万六千日」という数は、「八万四千の法門」とか「白髪三千丈」の類と同じで、単に多い事と解釈して差しつかえないと思いますが、根拠として一番多く紹介されているのが、一生を一升にかけて、一升マスに米粒を入れて数を数えたところ、四万六千粒程あったことから、一升分の米粒の数を一生分の日数に準(なぞら)えたとされるものです。
朱夏(しゅか)と言いますように鬼灯の朱色は夏の色。ほおずき、金魚、江戸風鈴などの店が並び、毎年大勢の人で賑うほおずき市は、夏の訪れを告げるこの時期の風物詩です。
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