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坂の上の雲

 NHKより日曜夜に放送されている大河ドラマは社会への影響力も高く、「篤姫」から「天地人」への流れの中で、戦国武将に興味を持つ女性「歴女(れきじょ)」なる存在もクローズアップされました。歴史や歴史上の人物などに興味を持ったきかっけを聞いたアンケートでは、男性は「小説」との回答が1位だったのに対し、女性の回答は「大河ドラマ」が最多となっています。

 ちなみに「天地人」終了後は司馬遼太郎原作の「坂の上の雲」が、第1部として年末まで5回放送されています。

 今までも「二百三高地」「日本海大海戦・海ゆかば」「八甲田山」など、日露戦争をテーマにした映画はありますが、「坂の上の雲」は長い間ドラマ化が不可能とされてきた経緯があり、脚本家の自殺という不孝も重なりましたが、三部構成合計13回放送、3年越しで毎年年末に放送される予定だそうです。
 
 この小説は多くの企業経営者が愛読書としており、日本が戦争でロシアを破ったという歴史的壮挙を題材にしているという点でも人気があり、その後、太平洋戦争に突入することになった遠因を知る上でも貴重な手掛かりとなっています。

 参考までに今回の「坂の上の雲」の主な配役は以下のようになっています。

秋山真之 (本木雅弘) 連合艦隊参謀
秋山好古 (阿部 寛)  真之の兄で「日本騎兵の父」と称される
正岡子規 (香川照之) 俳人・歌人 真之の幼なじみ
東郷平八郎(渡 哲也) 連合艦隊司令長官
山本権兵衛(石坂浩二) 日露戦争時の海軍大臣
大山 巌(米倉斉加年) 西郷隆盛の従兄弟で満州軍総司令官
児玉源太郎(高橋英樹) 満州軍総司令部総参謀長
乃木希典 (柄本 明)  旅順を担当した第三軍司令官
伊地知幸介(村田雄浩) 第三軍参謀長

 原作者の司馬遼太郎はこの小説で、国家として誕生したばかりの、純粋で楽天的な日本という国が「日露戦争というとほうもない大仕事にくびをつっこんでゆく」経緯を描いています。楽天的ということに関しては、「町工場のように小さい国家のなかで、部分々々の義務と権能をもたされたスタッフたちは世帯が小さいがためにおもうぞんぶんにはたらき、そのチームをつよくするというただひとつの目的にむかってすすみ、その目的をうたがうことすら知らなかった。この時代のあかるさは、こういう楽天主義からきているのだろう」との見方を記しています。

 そしてタイトルが意味するところを司馬遼太郎は次のように述べています。「楽天家たちは、そのような時代人としての体質で、前をのみみつめながらあるく。のぼってゆく坂の上の天にもし一朶(いちだ)の白い雲がかがやいているとすれば、それのみをみつめて坂をのぼってゆくであろう」と。

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