今週前半の話題ではありますが、恒例となっている今年の「びっくり10大
予想」を改めてご紹介させていただきます。
1)トランプ氏が自前のテレビ局を立ち上げ、自身の政治活動に利用。ロシ
アのプーチン大統領とのインタビュー番組が史上最高視聴率を収める。
2)バイデン大統領が中国との建設的な外交・通商関係を回復。中国A株が
新興国市場の上昇を牽引する。
3)ワクチンや治療法改善により米国は5月末までに正常化。公共施設では
ワクチン接種の証明書が必要になる。7月には東京オリンピックが観客
を入れて開催される。
4)消費者はGoogleやFacebookにより恩恵を受けているとし、
米司法省は両社に対する姿勢を緩める。
いくつか事業売却や監視・規制が強制されるが、欧州を除き、本格的な
解体は支持されない。
5)米経済は自律回復。成長率は6%を超え、失業率は5%に低下。米景気
は史上最長の拡大局面に入る。
6)米連邦準備理事会(FRB)と米財務省が緩和的政策を継続。金と暗号
資産(仮想通貨)が上昇する。
7)米経済の正常化に伴い、原油価格(WTI)は65ドルまで上昇。
8)S&P500種は年前半に20%近く下げるも、年後半には4500を
付ける。※昨年末比で約2割高い水準。
9)米10年債利回り(長期金利)は2%に上昇。インフレの進行で実質金
利はゼロ付近のまま。FRBは長期金利の一段の上昇を防ぐため、買い
入れ対象の債権の年限を長期化。
10)ドル安が反転。日欧の債務拡大や低成長を嫌う投資家が、ワクチン普及
後の米国に回帰する。
上記は米投資会社ブラックストーン副会長のバイロン・ウィーン氏が「一般
的な見方としては3分の1程度の可能性だが、自身は50%以上の確率で起き
ると考える」10のシナリオを「テン・サプライズ」として毎年発表している
ものです。
番外としてウィーン氏は「テスラが世界的な自動車会社を買収し、同社のイ
ーロン・マスクCEOはこの10年のうちに内燃エンジンをなくすと宣言」、
「北朝鮮の金正恩氏がロサンゼルスまで届く長距離ミサイルで脅しをかける」
などの項目も挙げています。
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