規 格
たしかに日本人の体型は昔と比べ様変わりになってきています。欧米人と並びましても体格負けしない人や、同じ日本人かと思うくらい鼻筋のとおった人をよく見かけるようになりました。
昨今は洋服の寸法や便器の高さ、電車のつり革の長さ等、現の日本人の平均サイズに合わなくなってきているものが増えているようです。
ところで、標準規格として日本工業標準調査会(JISC)が定めるJIS規格というものがあるため、例えば洋服の10号(サイズ)はどの日本メーカーのものでも同じサイズとなっています。
これがもし規格が統一されておらず、メーカー毎に違う規格であったなら、消費者は混乱するばかりです。自由に放置してしまえば基準もバラバラ、多様化し、複雑化してしまうモノや事柄に対して、規格(標準)が統一されることで、そのモノや事柄に対する判断も容易になり、利便性も向上するというわけです。
ちなみに、JIS規格は、制定又は確認若しくは改正した日から少なくとも5年を経過するまでに見直しを行うことが法律で定められています。
他にJISCが参加する機関に国際標準化機構(ISO)というのがあります。
これは各国の代表的標準化機関からなる国際標準化機関で、「ISO(アイエスオー、イソ)9000」シリーズや「ISO14000」シリーズなど、数々の国際標準規格を策定しています。
例えば「ISO14000」シリーズは環境関係の国際標準規格でり、この認証を受ければ「組織の活動、製品・サービスによる、又は間接的に与える著しい環境影響や環境リスクを低減し、発生を予防するための行動を継続的に改善できる」体制を整えていることの国際的に通用する証明となり、環境破壊が世界的
な問題になっている現在、環境に対する配慮が国際基準を満たしている企業・団体ということになります。
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