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2008年4月

五香の儀式

暖かい日もあれば寒い日もありますように、人生にも良い時期と辛抱の時期があります。
中国では、生まれたばかりの赤ん坊に、酢をなめさせ、塩をなめさせ、苦い薬をなめさせ、さらにトゲのあるカギカズラをなめさせ、最後に砂糖をなめさせる「五香の儀式」というのがあるそうです。
人生は「すっぱく」「からく」「にがく」「痛い目」に逢わなければ「甘い」
ものにはありつけないということを、この世に生をうけたばかりの赤ん坊に体験させるというわけです。もちろん、困難に打ち克って素晴らしい人生を勝ち取ってほしいとの親の願いが込められています。
日本にも「一生食べるのに困らないように。健やかに育つように」との願いを込めて、一歳の誕生日に一升のお餅を背負わせるといった風習が残りますが、もちろんこれにも「困難に負けぬように」との願いが込められています。
愛情の注ぎ方も様々ですが、簡単に諦めたりへこむ人が多い世の中で、上記のような風習には見失いがちで大切な何かが残されているような気がします。http://www.daianzi.com/howa/howa0028.htm

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添加物の一括表示

コンビニのオニギリの裏表示を見て『アミノ酸等』『PH調整剤』『グリシン』と表記がありました。
この表記を見て、三種類しか添加物が入ってないから少ないほうだな…と感じた方は黄色信号だそうです。
なぜかと言うと、確かに表記では三種類しか添加物が使われてない様に見えますが、実際には10種類以上の添加物が使われているようです。
これは『同じ目的に使われる添加物なら一括表示してよい』と言う風に法律で定められているからです。
例えば『アミノ酸等』と言う表記はよく見ますが、グルタミン酸ナトリウム、DL-アラニン、グリシン、核酸っと言う風に何種類いれても『調味料(アミノ酸等)』と一括表示すればよいことになりいます。
アミノ酸等だけじゃなく、『PH調整剤』も同じ様に一括表示されており、クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、フマル酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム等の添加物の集合体なんです。
PH調整剤なんかは5種類くらい使われてるのが普通であり、それ位入れないと効果が無いらしい。
上記の表示をオニギリの裏側にズラズラと書き並べたら、さほど気にしない人でも体に悪そうだとは感じるでしょう。
一括表示とは、添加物の隠れ蓑と言っても過言ではないようです。

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生産キャパ

先日、液晶パネル関連の展示会に出かけてきました。
そこで改めて気づいたのが、モノづくりに関わっていない人間が見逃しがちなこと。
生産キャパの問題です。
私はいわゆるエンジニアリングとは無縁な人間です。
今回の展示会でも製造装置を中心に見て回りました。ブースに立ち寄り製品の説明を受け、担当者に色々と質問をします。市場規模、単価と製造原価、受注状況などなど。
しかしながら、生産キャパというのはいつも聞きそびれるか、最後に思い出したように尋ねるかになってしまいます。
以前、メーカーの技術者でマスコミの取材も数多くこなしてきた方が記者の取材について話していました。よく勉強してきて、スペックや市場に関しては突っ込んだ質問をしてくる。しかし、肝心の生産キャパに関して最初に聞いてくる人はめったにいないと。
どれほど優れた製品であれ、市場がどれほど有望であれ、顧客の望む数の製品を納期までに製造できる体制がなければ、商売にならないということです。メーカーの人間にしてみれば、当たり前すぎるほど当たり前なことなのでしょうが、モノづくりの現場に身を置いたことのない記者にとっては常に気をつけていなければならないことなのです。

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道灌(2)

少し郊外に行きますと「ジャパン・ローズ」と呼ばれる山吹の黄色い花が目にも鮮やかです。
山吹と言えばきまって太田道灌の話となりますが、主家に忠義を尽くし、天才的な戦略家でもあった道灌は歌人としても有名です。
「急がずば 濡れざらましを旅人の あとより晴るる 野路の村雨」(太田道灌)
道灌のこの歌は、その風情とともに、思慮が浅くせっかち故に失敗することを分かりやすく説明した名句として今に残ります。
道灌も若かりし頃は、平家物語の「驕れる者、久しからず」を引用してたしなめる父親に対して、「驕らざるも、また久しからず」と返すほど鼻っ柱が強かったそうです。そんな道灌がある時、雨に降られ蓑を借りようと農家に所望したところ、その娘は返事の代わりに山吹の花を道灌に差し出しました。その意味が分からなかった道灌はでそのことを恥たそうです。この経験が、荒武者の道灌が歌に目覚めたきっかけです。
「七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき」(兼明親王)
娘が差し出した山吹には、後拾遺和歌集にあるこの歌を踏まえ、実をつけない(実のひとつもない)山吹のように、貧しい我が家は蓑ひとつもなく、お役にたてなく悲しいという気持ちが託されています。

お客様に否定形で答えてはならないという接客マニュアルを採用するある企業では、「ございません(ありません)」の代わりに「こちらだけになっております」と言うそうですが、これも山吹を差し出す娘のような奥ゆかしさを感じます。

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道灌(1)

Pict0004_3 Pict0008_2 「道灌」という噺があります

私が毎日歩いているコースで神田川にかかっている橋で面影橋(都電荒川線の終点早稲田の隣の電停)の脇にオリジン電気の工場の入り口に「山吹の里」の碑がありました「道灌」の噺のネタとなっている部分がありました。ちょうど山吹の花が咲き始めていました。

隠居「雨具を借用したいと訪れると、中から二八(にはち)あまりの賤の女(しずのめ)が出て来た。」
八五郎「家が古いから。巣ぅ作ってたんだ、すずめが。」
隠「すずめじゃない、賤の女。顔を赤らめて、乙女が盆の上へ山吹の枝を手折って、『お恥ずかしゅうございます。』と差し出した絵だ。」
八「田舎娘で気がきかねぇんだ。山吹の枝で雨をはらって帰れってんだ、家へ帰るまでに、腕がくたびれちまう。それよりも芋の葉っぱの方が良い。」
隠「お前さんにわかる訳もない。持資公もこの謎が解けなかった。すると、御家来の豊島形部(ぎょうぶ)と言う方が、この謎が解けた。『兼明親王(かねあきらしんのう)の古歌に、「七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき」、と言うお歌がございます。山吹と言うものは、花が咲いても実のならないもの、これは、実と簑(みの)をかけて、お貸しする雨具がございません、と言う、お断りでございましょう。』と言うと、持資公、『ああ、与は歌道(かどう)に暗い』と言って、ご帰城になった。」
八「田舎娘に殿様がへこまされたんだ。ご帰城ってのは?」
隠「お城へ帰った。千代田の名城、丸の内のお城、江戸城だ。」
八「あれは、徳川様のお城でしょ。」
隠「元は、持資公が築いた城だ。」
八「はははあ、お家を太田さんから、徳川さんが買ったんだ。だいぶ値切って買ったんで、徳川イエヤス。」
隠「それから、持資公、一生懸命勉強なすって、後に入道して、道灌と名乗り、日本一の歌人になった。」
八「日本一の火事?消防ポンプもいっぱい来たでしょう?」
隠「歌を詠む人を歌人。」
八「詠まない人は、地震。」
隠「後に返歌をして、『急がずば濡れざらましを旅人の後より晴るる野路の村雨』。」
八「家にも、よく傘を借りに道灌が来るんですが、その雨具が無いってぇ、断りの歌を紙に書いてください。へいへい、『ななへやへ、は、な、は、さ、け、と、も、や、ま、ふ、き、の・・・』」
隠「なんてぇ、読み方をするんだ。『七重八重花は咲けども山吹の』だ。」
八「晦日になると借金取りが来るんですが、銭が無ぇってえ断りの歌は、ありませんか?」
隠「そんなもの、ありゃしないよ。」
八「歌の意味が分からなかったら、何てんでしたっけ?」
隠「その人は歌道に暗い。」
八「あ、雨が降って来そうだ。早く家へ帰ります・・・おっと、降って来た、こっちが道灌になっちまうところだった。誰か来ないかな。」
熊公「ごめんよ、すまねぇけど、借りたいものがあって来たんだ。」
八「よっ、待ってました、道灌!傘を借りたいんだろ。」
熊「いや、提灯貸してくれ。」
八「提灯?間抜けな道灌だな。じゃ、提灯貸してやるから、『雨具を貸してくれ』と言え。」
熊「変だなぁ、じゃ、雨具を貸してくれ。」
八「(頭のてっぺんから、声を出して)お恥ずかしゅう・・・」
熊「変な声だすな。何だ、これを読め?『ななへやへ?・・・』」
八「変な読み方するねぇい。それはな『七重八重花は咲けども、山伏の味噌一樽とナベと釜敷き』てんだ。」
熊「なんだあ?お前が作った台所の都々逸か?」
八「都々逸?これを知らないようじゃ、お前も歌道に暗いな。」
熊「ああ、角(かど)が暗いから、提灯を借りに来た。」 

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トビウオ

「春のうららの隅田川・・♪」季節はまさにそんな感じでしたが、気付いてみれば「夏も近づく八十八夜・・♪」のほうがしっくりくる陽気となっています。
八十八夜といえば茶摘み。茶どころ静岡では先日、新茶の初取引が行われました。例年の初取引は末広がりの八が並ぶ8万8千円で値がつくところですが、今年のご祝儀価格は史上最高値の1キロ10万円となったそうです。場内には威勢のいい三本締めが響き渡ったそうで、明るいムードが伝わってきます。
また、西日本のでは初夏の味、トビウオ漁も盛んです。関東以北ではあまり馴染みのない味ですが、西日本では故郷の味の一つです。
八丈島や三宅島ではクサヤになり、関西のトビ揚げ(シンジョウ揚げ)、ダシに使った九州地方のアゴ出汁等々。呼び名も「アゴ」「トビ」「ウズ」「ツバクロ」「フルセン」「タチョ」「マイオ」等々、各地で様々です。

春を感じて間もないのですが、春と夏が少しずつ入れ替わってゆくのを感じる今日この頃です。

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行楽地の人出予想

もうすぐゴールデンウィーク。どこに行きましても混雑する時期でが、警察庁がゴールデンウイーク期間中の全国の主な行楽地の人出予想を発表しておりますのでご紹介させていただきます。
1)弘前さくらまつり       (青森)220万人 
  博多どんたく港まつり     (福岡)220万人
3)ひろしまフラワーフェスティバル(広島)150万人
4)みなとみらい地区      (神奈川)111万人
5)角館の桜まつり        (秋田)100万人
  浜松まつり          (静岡)100万人
  有田陶器市          (佐賀)100万人
8)上野公園           (東京) 97万人
9)東京ディズニーリゾート    (千葉) 89万人
10)野毛大道芸         (神奈川) 72万人
集計期間が昨年よりも2日長く、その影響で予想される人出も昨年比で約396万人増となっています。尚、警察庁の集計には含まれておりませんが、都心の六本木ヒルズや丸の内界隈も昨年は100万人超の人出となっています。http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080422AT1G2201522042008.html
http://mainichi.jp/enta/travel/news/20080422dde041040063000c.html

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初任給

今日は多くの企業で給与が支給される日。4月に新社会人となった方にとりましては初任給となります。
初任給の増減は景気に遅れて連動する遅行指標だそうですが、今年は企業業績の回復や団塊世代の大量退職などを背景に3社に1社が初任給を引き上げています。額としては東証1部上場企業の平均は大学卒で20万4333円(前年度比1500円増)、短大卒は17万2907円(同981円増)、高卒で16万2241円(同897円増)です。(参考までに中国での大卒の平均初任給は約2万7千円。)
ずいぶんもらえるようになったものだとの印象ですが、ほんの数週間前の入社した時のやる気や覚悟(あればの話ですが)を忘れずに、早く給料以上の仕事ができるよう頑張ってほしいものです。

ところで、カタログギフト販売のギフコムが今月上旬に初任給の使い道について調査したところ(複数回答)、「貯金」が71%、「プレゼントを買う」が66%、「自分のものを買う」が59%となっており、「プレゼントを買う」と回答した人の95%が父母への贈り物を予定しているそうです。
何に使うかは個人の自由ではありますが、ただ、お世話になった方、自分のこと以上にあなたのことを気にかけてくれている方への感謝の気持ちは忘れないでいてほしいと願います。そういう意味で初めての給料はいい機会だと思います。http://www.gifcom.jp/news/index.html

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頭語・結語

手紙文を書く際に時折迷うのが、頭語(冒頭に書く言葉)と結語(結びに書く言葉)の組み合わせです。例えば、「拝啓」で始めて「敬具」で締めるのが一般的な頭語と結語の組み合わせで、「拝啓」は「拝=つつしんで」「啓=申し上げる」という意味となり、「敬具」は「敬=つつしんで」「具=申し上げました」という結びになります。
手紙を出す相手が媒酌人や恩師などの場合には、より丁寧な頭語と結語を使います。例えば、「謹啓」→「敬白」などで、「拝啓」→「敬具」と意味は同じですが、より一層丁寧な表現になります。
また、急用の手紙の場合には、「急啓」→「草々」と書き、時候のあいさつを省略する場合には、頭語を「前略」「冠省」などと書き、結語は「草々」などで結びます。「早々」とは、「ぞんざいな走り書きで、失礼しましす」という意味となります。死亡通知やお悔やみなど弔事の手紙には、頭語を省くのが習わしで、「敬具」などの結語は使ってもよいそうです。

 尚、女性の手紙では頭語はあまり使わず、結語は「かしこ」で終わるのが一般
的です。「かしこ」とは「恐れ多い」という意味の「畏し(かしこし)」の語幹
で、「これで失礼します」といった意味となります。

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特定健診(2)

平成25年度より、医療保険者ごとの達成状況に応じた後期高齢者支援金の加算・減算が行われます。すなわち、実施率が悪く、目標達成が不十分な保険者には後期高齢者医療制度への負担金を多く拠出しなければならないペナルティーを課すことも計画されています。
これまでの各種健診では、病気の発見に重点が置かれていましたが、今回の特定健診の制度では、生活習慣病とその予備群を発見し、その人たちをリスクに応じて階層化し、病気の進行させないための指導に重点が置かれていることが特徴となっています。
「特定保健指導」は、特定健診の結果、腹囲が85cm以上(男性)・90cm以上(女性)の人、または腹囲が85cm未満(男性)・90cm未満(女性)の人でBMIが25以上の人のうち、血糖値(空腹時血糖が100mg/d1以上、HbA1cが5.2%以上)、中性脂肪(150mg/d1以上)、HDLコレステロール(40mg/d1以下)、血圧(収縮期130mmHg、拡張期85mmHg以上)の中で2項目以上が要注意数値を示した人を対象に特定保険指導が行われることになります。(すで
に治療中で服薬している人は除く)
特定健診の結果から、内臓脂肪蓄積の程度とリスク要因の数に着目し、リスクの高さや年齢に応じ、保健指導のレベル分けがされ(階層化)、各レベルに応じて「積極的支援」、「動機づけ支援」、「情報提供」が行われます。なお、事業者健診と特定健診の両方を受診することは困難な場合には、事業者健診を受けた労働者は、その結果をもって特定健診の結果として保険者に報告すればよいことになっています。
指導の方法は、厚生労働省が定める方法により、医師、保健師、栄養管理士又は、食生活改善指導若しくは運動指導にかんする専門的知識及び技術を有すると認められる者が生活習慣の改善のための取り組みに関わる動機付けに関する支援を行います。

標準的な健診・保険指導についての厚労省マニュアル
→http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu/pdf/02.pdf

厚生労働省 「特定健康診査・特定保健指導の円滑な実施にむけた手引き」
→http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/info03d.html

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特定健診(1)

 高齢者の増加に伴い増えてくる病気が、癌、脳卒中、心臓病、高血圧、糖尿病、
慢性腎臓病などです。これらの病気に治療には多額の出費が必要です。中でも脳
卒中、心臓病、慢性腎臓病の多くは動脈硬化が原因で発生する疾患で、動脈硬化
を来す疾患として代表的なのが生活習慣病です。従って、生活習慣病を予防する
ことは医療費節減につながります。

 高齢者の医療の確保に関する法律(以下、高齢者医療法)に定められた国が勧
める健康政策の2つの柱が「糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査」(以下、
「特定健診」)と「特定健診の結果により健康の保持に努める必要がある者に対
する保健指導」(以下、「特定保健指導」)です。

 会社に勤務している人に対して行われている事業者健診は労働安全衛生法に基
づいておこなわれるもので、会社の中で従業員がその業務に従事することが可能
かどうかを総合的に判定するのが目的で、企業の産業医は事業者健診の結果に基
づき、その労働者が業務に従事できるかを判定し、「通常勤務」、「就業制限」、
「要休業」の判断を下します。生活習慣などの改善指導などは努力義務となって
おり、必ず実施しなければいけないものではありません。

 今までは、老人保健法による「住民健診」や会社が行う「企業健診」、自治体
が行う「癌検診」など、個別に様々な健診が行われていました。今回の高齢者医
療法では、この4月から「保険者」が生活習慣病とその予備群を発見するために
特定健診実施の義務を負うことになります。

 「保険者」とは、自営業の人が加入する国民健康保険ならば市町村、会社員の
人が加入する健康保険ならば健康保険組合、公務員や私立学校職員が加入する共
済組合で、健診実施義務を負うことになっています。皆保険制度の我が国では、
国民はいずれかの保険に加入していますので、保険者が被保険者、被扶養者全員
に対して健診を行うことになります。(妊婦と厚生労働大臣が定める一部のもの
を除く)

 「特定健診」は、40歳以上75歳未満の国民を対象に、肥満やメタボリック
症候群など生活習慣病とその予備群を発見するため、保険者に義務づけられた健
診(「未病の西洋医学」)です。「特定健診」と「特定保健指導」は、高齢化が
すすむことによる医療費の増加に対して国が医療費抑制のために考え出した政策
です。

 国が掲げた達成目標は平成27年までにメタボリック症候群やその予備群を2
5%減らすのが目的ですが、「特定健診」を実施する義務を負うのは国ではなく
「保険者」としたのが注目点です。

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人口(3)

東京都の人口が1275万人となり、全人口に対する比率が約10%となっています(総務省発表の07年10月1日推計人口)。また、東名阪の三大都市圏(1都2府8県)合計の人口が全国に占める割合も50.6%%と過去最高となっており、地方から大都市圏への人口流入が顕著となっています。
大都市圏の人口合計が全国に占める比率を見ますと、神奈川県、埼玉県、千葉県を含めた「東京圏」は27.3%。愛知県、岐阜県、三重県の「名古屋圏」は8.9%。大阪府、兵庫県、京都府、奈良県の「大阪圏」は14.4%となっています。
尚、人口の第2位は神奈川県で888万人、3位は大阪府で881万人、4位は愛知の736万人、5位は埼玉の709万人となっています。少ない順では鳥取県が60万人、島根県が73万人、高知県が78万人、徳島県が80万人、福井県が81万人となっています。
http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2007np/index.htm (総務省のHP)

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百聞は一見に如かず

中国の漢書にあります「百聞不如一見」は誰もが知っている「百聞は一見に如かず」という格言です。人から何度も聞くよりも、一度実際に自分の目で見るほうが素早く正確に理解できるということを言っていますが、この言葉には続きがあります。

 「百聞不如一見、百見不如一考、百考不如一行」

一見することで表面上は事実を捉えたようでありましても、深い部分では理解していないケースが多々あります。漠然と見ただけでは本当の意味での理解は難しく、そのことについて考えるてみることが必要であるとしています。さらに、いくら考えても行動に移さなければ何事も成さず、行動することによって知りえる事も多々あり、行動によって初めて価値を生ずるというところまで言及しています。

「案ずるより産むが易し」という言葉もありますが、考えと実践とでは大きく違ったというのもよくある話です。百考して効率的かつ効果的なやり方で行動に移すというのが最も理想的で、考えてばかりでは前に進まないばかりか害になる可能性さえあります。

「・・百見不如一考、百考不如一行」の言葉は 正しく理解し、十分に考えをめぐらせ、その上で行動してみることが重要であるということを教えてくれます。

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初がつお

新緑したたる清新な季節感をうたった山口素堂の名句ですが、カツオは熱帯の海から春先にかけて九州近海に来遊、北海道沿岸に向かって北上します。この「上りカツオ」を『初ガツオ』と呼びますが、一方、身に脂を乗せて晩夏から秋にかけて南下するのを「戻りカツオ」と呼びます。
あっさりして、さわやかな「初ガツオ」はやはり人気があり、「戻りガツオ」は脂が乗ってこってり気味、ややしつこさがあります。かつてはマグロも赤身を最上としてトロは一段下に見られた時がありますが、トロが看板になった今でも「戻りガツオ」は脂がくどいと使わないすし屋も多くあるようです。
あっさり感を好むのが江戸っ子の気風ですが、江戸っ子たちが『初ガツオ』を珍重しましたのも、新鮮さ、みずみずしさのためです。『初ガツオ』は値が張りますが、「女房を質に置いても食べたかった」と形容されるほど美味、たたきや刺し身はもちろん、煮ても焼いても炊いても最高です。
ちなみに、『初ガツオ』は「戻りガツオ」と比べて極めて低カロリーです。脂質はほぼ10分の1、エネルギー量は100グラム当たり114キロカロリーと3分の2ほどです。肉類に比べれば、その半分の低カロリーで、肥満気味で生活習慣病が気になる方にとりましては最適な健康食です。
また、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)といった脂肪酸を多く含み、DHAには脳の機能を高める働きがあり、一方のEPAは血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、心臓病や脳卒中を防ぐ作用で知られています。

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変換ミス

パソコンといえば「仕事で使う道具」あるいは「趣味の範疇」というステレオタイプ(固定的・画一的)の考え方がつい最近まであったように思いますが、世帯普及率が8割に達する現在はテレビや電話と同等のありふれた家電の一つとなっています。

そんな状況ですので皆様も様々な変換ミスに遭遇したことがおありかと存じますが、中には埋もれさせてしまうには惜しい作品もあります。日本漢字能力検定協会はそんな変換ミスを集め「変"漢"ミスコンテスト」を開催、昨日「年間変漢賞」を発表していますのでエントリー作品の一部とともにご紹介したいと思います。

 「○○さんの質問は要注意かと思います」
              →「○○さんの質問は幼虫以下と思います」

 「何かと胡散臭い時がある」→「何か父さん臭い時がある」

 「置いてかれた感じだ」  →「老いて枯れた感じだ」

 「了解金曜にお願い」   →「漁解禁よウニお願い」

 「ふんわりソフト感触が楽しめます」
              →「ふんわり祖父と間食が楽しめます」

 等々、クスクスと笑いがこぼれてしまう秀作ばかりです。そして全2835作品の中から投票の結果選ばれた栄えある今年の年間は・・・

「うまくいかない画像サイズになった」→「馬食い家内が象サイズになった」

ちなみに、これまでの変換ミスの作品を集め、漢字や熟語を楽しく学べる本も販売中だそうです。
http://www.kanken.or.jp/henkan/3happyou.html(日本漢字能力検定協会HP)

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男女平等

昨日の朝日新聞の夕刊によりますと、
先日(月曜日)組閣されたスペインの新内閣。顔ぶれが日本とはかなり違います。全閣僚17名のうち、女性が9名で過半数です。サパテロ首相を加えて、ちょうど男女同数になります。国防大臣は37歳の女性。妊娠7ヶ月です。新しく作られた平等省の大臣は、なんと31歳。スペイン史上最年少閣僚記録は、女性が作りました。若くて女性であれば、それだけでいい訳ではありません。このスペイン内閣は、若干極端な感じもします。
しかし一方、我が国の指導層の構成は(これは内閣に限りませんが)高齢・男性方向に極端であると思います。少なくとも企業に関しては、オトコだけで組織を構成するのは、奇数月生まれの人だけで組織を作るのと同じだと、私は思っています。まぁこれも若干極端な表現かも知れませんが。
スペインはポッと出の国ではありません。長い歴史と文化を持った、立派なヨーロッパの一国です。我が国も少しは参考にしないといけないのではないでしょうか。

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六曜(2)

本日は「先負」(さきまけ、せんぶ)。冠婚葬祭などの日取りを決めるときに、「大安なので、この日に結婚式を・・・」とか、葬儀の日を決めるのに「友引なので、葬式を繰り上げよう・・・」といった話をよく聞きます。
ここで使われている「大安」「友引」などは、古代中国の「六曜」(ろくよう)という暦の考え方にもとづいており、三国志で有名な諸葛孔明が戦いの際に吉凶の日を知るのに利用したことに端を発しているそうです。
この六曜が日本に伝わったのは江戸時代半ばで、いつしか暦に記されるようになって現在に至っています。現在使われている六曜のそれぞれの日には、次のような意味があります。

【先勝】(せんしょう、せんがち)
 先んずれば勝つの意味で、早ければ吉。
 万事朝から昼までにすれば障りなしとされています。

【友引】(ともびき)
 凶事に友を引くの意味で、午(うま)の時刻(正午頃)は特に悪く、この日の葬式は大いに忌むべしとされています。

【先負】(さきまけ、せんぶ)
 先勝の逆で、先んずれば負けるの意味。
 万事朝から昼までが悪く、昼過ぎからは吉とされています。

【仏滅】
 仏も滅亡するような最悪の日の意味で、移転・開店をはじめ、何事も忌む日とされています。

【大安】
 大いに安しの意味で、旅行・婚礼など万事において吉日のめでたい日とされています。

【赤口】(しゃっこう、しゃっく)
 もともと陰陽道(おんみょうどう)でいう凶日(きょうじつ)の一つで  午の時刻(正午頃)だけが吉、朝夕は凶で、特に祝い事は大凶とされています。

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アルペンルート全線開通

今日の朝日新聞の夕刊によりますと、
今日、長野県と富山県をつなぐ北アルプス山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」が、冬季閉鎖を終えて全線開通となりました。
道路の両端が雪の壁となっている有名な雪の大谷の高さは、昨年よりも2m高く平年並みの16mで、数年前までは経験と勘が頼りだった除雪作業も今は高精度なGPSの導入で効率が上がったそうです。4月から11月までのシーズンで毎年100万人が訪れます。
黒部ダム(通称くろよん、関西電力所有)には一度訪れたことがあるのですが、人によって作られたとは思えない圧倒的なスケールに驚いた記憶があります。黒部ダムの年間発電量は10億キロワット、黒部川全体では年間31億キロワットの発電量を誇り、100万人が1年間に使う電力量を賄っているそうですいるそうです。
来年完成予定の中国三峡ダムは、堤高は180m超で黒部ダムと同等ですが、堤頂長は黒部ダムの約500mよりも大幅に長い2300m。完成後は年間発電量846億キロワットの世界最大(発電量)の水力発電ダムとなります。http://mytown.asahi.com/toyama/news.php?k_id=17000000804160003

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病気の予防(2)

日本では、これまで一次予防、二次予防が、公的な保健活動として実践され、多大な成果をあげてきました。しかし、予防の3段階すべてを実践するためには、これからは医学以外に保健学、栄養学、看護学、教育学、心理学など多くの分野との連携の下に行わなければならないと思われます。
西洋医学は二次予防に優れています。代替医療には、いかがわしいものもありますが、多くは、その人の自然治癒力、免疫力を高め生命力を強化するのに有用で、一次予防、三次予防に優れています。病気の予防に対しは、西洋医学との相補療法で効果を出せるものと思われます。
医学の流れは「治療」から「予防」へと変わりつつあり、発病前の予防のみならず、発病後に行う治療医学においても予防が求められます。今後の予防医学の実践には西洋医学だけでなく代替医療を活用し、相互補完することが重要になってくるものと思われます。代替医療としての機能性健康食品のほとんどは保険適用されませんので、予防医学といっても、自らの健康は自ら守るためには個人の
財政的負担を覚悟しなければなりません。 
高齢社会に突入した日本では、高齢者の増加に伴い医療費が増大し、国家財政が破綻するようなことになれば、健康保険そのものも破綻するかも知れません。今後、健康保険の自己負担も、さらに増えるものと思われます。本来、健康は自己責任の上に成り立つものと考えれば、いよいよ予防医学が重要となってきます。
西洋医学の進歩で、新しい治療法、治療薬などが開発されてはいますが、まだ慢性疾患や難病の多くの病気を救えないのが現状で、治療医学重視の時代から予防医学へと移りつつあります。これは日本だけの特別な事情によるものではなく、世界の趨勢となるものと思われます。
食生活は健康を考える上で基本中の基本で、バランスの良い食事が大切です。また、過剰なストレス、喫煙、不規則な生活、運動不足、睡眠不足などの乱れた生活習慣を正すことも病気を未然に防ぐことにつながります。
病気の予防を目的に「健診」と「検診」の2つが行われますが、その意味するところは異なります。「健診」とは、正常の確認、病気のリスクの発見のために行われるもので、「人間ドック」も、主として生活習慣を改善し、健康増進を図り、病気の発生を防ぐ一次予防に主眼が置かれています。これに対し、「検診」は、病気を早期に発見し、早期に治療し、病気による死亡率を減少させ、生活の質の向上を図る二次予防がねらいです。
これまでの“健康管理”は、健康のリスク管理で、病気が起こってからの初期対策でしたが、今後はリスクそのものを回避する一次予防が重要になってきます。

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病気の予防(1)

病気を起こす要因は、大別して次の3つからなります。1.環境的要因、外部環境で、これは本人が変えるのが困難なものです。2.生物学的環境、生活習慣で、これは本人が変えることが出来るものです。3.遺伝的要因、これは本人が変えることが出来ないものです。病気を起こすこれらの要因の寄与する割合は、個人によって異なります。従って、「生活習慣病」も生活習慣のみによって引き起こされる病気ではないことを理解しておくことが大切です。

○第一次予防:病気の予防または特殊予防対策
健康な時期に、栄養・運動・休養など生活習慣の改善、生活環境の改善、健康教育などにより健康増進を図り、さらに予防接種による疾病の発生予防と事故防止による傷害の発生を防止します。

○第二次予防:病気の早期発見、早期治療
健診・検診を積極的に受診し、病気と診断されたらすぐに治療にかかります。不幸にして発生した疾病や傷害を検診等によって早期に発見し、さらに早期に適切な治療や保健指導などの医療と合併症対策により、疾病の進行を遅らせ、疾病や傷害の重症化と合併症を予防し、後遺症を軽くします。

○第三次予防:病気により生活の質を下げない
治療の過程において保健指導やリハビリテーションによる機能回復を図るなど、QOL(Quality of Life=生活の質)に配慮することによって再発防止や社会復帰のための対策を講ずることです。

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後期高齢者医療制度(2)

後期高齢者は、複数の病気にかかったり、治療が長期にわたったりする傾向があります。この制度では、こうした高齢者の特性を踏まえて、高齢者の生活を支える医療を目指すとし、終末期医療については、本人だけでなく家族や医療従事者と共同で本人の希望に沿った、安心できる医療を目指すと説明しています。開業医を主治医とする在宅医療の推進を強調していますが、慢性疾患に対する外来医療費の定額払いで手厚い治療が可能かどうかは心配なところです。また、医療費を押し上げている延命治療を減らすことも意図していますが、どれだけ患者の満足度が得られるかも疑問です。今後の医療は、予防につとめても病気となれば外来通院、2週間程度の急性期入院、3カ月までの回復期入院(回復期リハ)、医療型療養病床へと移行し、要医療度が下がり回復の見込みがなくなれば介護保険に移行し、自宅・居宅型介護施設・転換型老人保健施設にて「在宅療養」を行い、終末期を在宅で迎えるという流れになるものと思われます。
今後、公的医療費が削減され、その運営や結果の責任が国には及ばず、地域住民と地域自治体によって担われるこの制度が導入されますと、日本の医療制度を大きく変質させるものと思われます。

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後期高齢者医療制度(1)

平成20年4月から、後期高齢者医療制度が実施されましたが、療養病床の削減方針と併せて、総額医療費を削減する一環と考えられます。
75歳以上の老人(後期高齢者)は糖尿病や高血圧などの多くの慢性疾患に罹りやすく、治療が長期化しやすいので、これまでとは違う医療保険が適用されるようになります。1人当たりの医療費が高い高齢者に節約意識を持ってもらうのが狙いのようです。
厚労省の説明では、保険料の支払いについては細則がありますが、「高齢者の方々の間で負担を公平にするという考え方の下、後期高齢者の方々全員に、負担能力に応じて保険料を負担していただく」とされています。新制度の保険料は、生活保護を受けている人以外は全員が支払う「均等割」と、所得に応じた「所得割」の合算で決められます。
しかし、新しい制度下では、これまで家族の扶養になっていて保険料を支払う必要がなかった高齢者も、今後、医療保険の枠組みから外され、年金が一定額以上の高齢者は年金から自動的に保険料が天引きされます(特別徴収)。高齢者の保険料は、対象の都道府県に住む高齢者の所得水準と高齢者一人当たりにかかる医療費によって変わりますので、住む場所によって保険料が異なり、保険料の地域格差もでてきます。
年金が年額18万円以下の場合には、窓口納付(普通徴収)させられることなっています。窓口納付の場合、特に理由もなく1年間未納を続ければ、国保や介護保険の場合と同じように「資格証明書」が発行されることになり、医療機関では一旦すべての医療費を自費で支払わなければなりません。後日還付を申請するにしても保険料未納部分をまず完済しなければならず、それが不可能な低所得者に
とっては実質的な医療保険証の取り上げになります。従って、低所得の高齢者の場合には、この制度下では医療を受けにくくなります。

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タイタニック号

1912年(大正元年)の本日午後11:40にタイタニック号が氷山に衝突。その2時間40分後の2時20分、多くの乗員乗客が脱出できないまま、轟音と共に船体が2つに大きく割れ、海底に沈没しました。
この豪華巨船タイタニック号は2223人を乗せて4月10日にイギリスのサウサンプトンから出航、ニューヨークへ向かう途中でした。
沈没後、数艘ある救命ボートのうちたった1艘しか救助に向かわなかったそうですが、行けば遭難者の皆がしがみつき、一気に全員死ぬかもしれないと乗船員が考えたためでした。その結果、海に投げ出された人々は、気温・海水温が低かったため、低体温症などでほとんどが短時間で死亡、或いは低体温症以前に心臓麻痺で数分以内で死亡したと見られています。
事故の犠牲者数は様々な説がありますが、イギリス商務省の調査では1513
人に達し、当時世界最悪の海難事故といわれました。全長268M、幅27.7M、総トン数は4万6328トンという当時世界最大の客船でした。

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風が吹き、雨が降り、咲き競った桜の花がはらりはらりと散ってゆきます。
桜は、観て美しいだけでなくその散り際の潔さも古くから愛されてきました。

一休禅師は「花は桜木 人は武士 柱は檜木 魚は鯛 小袖は紅葉 花はみよし野」と自分の好みとして世の中の第一級のものを歌いました。「花は桜木、人は武士」の言葉は歌舞伎でも使われるようになり、本居宣長の「敷島の 大和心(やまとごころ)を 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花」の歌で桜の花は一つの象徴となっています。

また、散り際の儚さは諸行無常に通じ、良寛禅師の辞世の歌と言われる「散る桜 残る桜も 散る桜」にもそれを感じます。

「さだめなき 風にまかせて 散る花を 花とばかりに 思い眺むる」
(詠人不知)

「ちりぬべき 時知りてこそ 世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
(細川ガラシャ)

など、桜の花に例えて人の世の儚さを詠んだ歌は少なくありません。また、47歳の生涯の大部分を貧困と孤独の中で暮らした作家、林芙美子の次の言葉も有名です。
 
「花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき」

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サマータイム

ようやく春らしくなってきたこの頃ですが、気の早いことに海の向こう・アメリカは早くも3月9日からサマータイム(夏時間)に移行しました。

そういえば子供の頃、「夏休みは涼しい朝のうちに勉強を済ませなさい」なんて先生によく言われたものです。おそらく仕事だって涼しいうちに始めた方がはかどるはず。そう考えると、時刻を1時間早めるサマータイムという制度、かなり合理的なように思えます。
まだ涼しいうちに1時間早く仕事を始め、そのぶん1時間早くサッサと帰る!素晴らしい!暑い夏は朝の満員電車がとにかく苦痛ですけど、1時間早い時間帯なら外気温もそれほどでもないので、きっと快適に通勤できるはず!
日本でも1948年~51年までは導入されていたというサマータイム、再導入を求める声も最近チラホラあるようですし、ぜひここで復活を!

でも時刻を1時間早めるって事は、自分の腕時計から目覚まし時計から、何から何まで自分で時間調整しなくちゃいけないって事ですかね。
パソコンだとかビデオデッキだとか、そういうのも全部時間直さなくちゃいけないのでしょうね。そのうえ会社でもプログラム修正とか色々仕事増えるんでしょうね。で、サマータイムが終わったら、それら全てをまた元に戻す必要がありますね。

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万年時計

日のあるうちに仕事をし、暗くなれば仕事を終わる。明治6年に太陽暦が採用されるまでの昔の日本はそんな感じでした。当時の時刻は日の出から日没までを6等分して一刻(いっとき)として時間を計る方法(不定時法)が採用されていました。当然、夏と冬とでは一刻の長さも違ってきます。時間に追われ誰もが忙しい現代において、昔のようなゆるやかな時刻制度を生活のリズムにしようとする人が増えてくるのも当然なのかもしれません。ところで、上記のような日本独特の時刻制度に基づいた時計を“和時計”といい、その中でも最高傑作と言われるのが「万年時計」です。
万年時計は、洋式時刻、和式時刻、24節季の月日、曜日、暦、月の満ち欠けとその日付を表す6面の表示板を持ち、ドーム状の上部には日本地図が描かれ、その上を太陽と月が季節にそった動きをするという、超精密なカラクリ時計です。
この時計は幕末から明治にかけて活躍した田中久重の製作となりますが、彼は他にも数々の発明を生み出しています。茶運び人形を越えたと言われるカラクリ人形「弓曳童子」もその一つで、台上の童子が矢立てから矢を取り、弓につがえ、離れた的を射るという高度な動作を繰り返し、尚且つ4本のうち1本をわざと外すという心憎い演出も施されています。
明治6年、田中久重は銀座に「万般の機械考案の依頼に応ず」の看板を上げます。それが田中製作所となり、後に工場移転に伴い芝浦製作所になり、東京電気と一緒になった際、名称もあらたに「東京芝浦電気株式会社」となります。

ところで、「どこどこは○○をやっている会社」というふうに、昔は企業の活動分野はいたってシンプルでした。そういった企業も今は様々な分野で活動しています。

それらの事情とともに投資家保護の観点から企業の情報開示に対する姿勢が厳しく問われており、企業は広く投資家に対し、企業活動全般の理解を深めてもらうことを目的とした活動、いわゆるIR(インベスターズ・リレーションズ、投資家向け広報)を行っています。

企業のホームページにおけるIR情報(投資家情報)もよく参照するのですが、東芝のIRページの出来の良さは特筆すべきものがあります。

たとえば事業別営業損益の状況・推移など(セグメント情報)は通常、有価証券取引報告書等の財務諸表をダウンロードし数多いページの中から目的のものを確認しなければいけませんが、東芝の場合は1クリックで視覚的にそれが確認できるようになっています。そういったIRページも最近は増えてきたものの、東芝のIR情報のページは全体において親切な設計であるため目的の情報にたどり着くのが容易となっており、この点で他の多くの企業と一線を画しています

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駅弁の日

日本で最初に駅弁が売りだされたのは明治頃のことで、当時はおにぎり2個とタクアンを竹の皮に包んだシンプルなものだったそうです。
それを記念した駅弁記念日というのが7月にありますが、それとは別にいくつかの理由で今日は「駅弁の日」となっています。
駅弁も今は競い合うように豪勢になり、普通のレストラン食に飽きた人達の舌を満足させ、各地の駅弁を集めたスーパーのイベントも毎回盛況となっています。
そんな駅弁の人気ぶりが波及し、空港で売られる「空弁(そらべん)」や道の駅で販売されている「道の駅弁(道弁)」もよく話題なります。そして06年からは新たに「速弁(はやべん)」が加わっています。
速弁とは、中日本高速道路が東名高速のサービスエリアで売り出したのが最初で、老舗料亭の協力を得て地域の特産品や食材を使い季節感溢れ、目と舌の両方で楽しめるかなり贅沢な弁当となっています。人気は上々で、東日本高速道路も「どら(道楽)弁当」として力をいれています。
もう少ししますとゴールデンウィークが始まります。駅や空港、そしてサービスエリアで出会う各地のお弁当・ご当地グルメ、味わうのが非日常の大きな楽しみの一つです。

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地頭力

最近、ビジネスの世界で流行している言葉で、「どんな問題でも、とにかく強引に答えを出す力」です。「フェルミ推定」と言ったりもします。

たとえば有名なもので、
「日本にいるピアノの調律師の数は、何人いる?」というものがあります。

たぶん誰もが「そんなの知るか」「ネットで検索しろ」と答えたくなる質問ですが、この地頭力では、その答えはナンセンス。
とにかく強引にでもいいから、考えに考えて答えを出します。

たとえば、こんな答えが考えられます。
(日本の人口から)
まず日本の人口は、だいたい1億3000万人くらいです。
とにかく地頭力といえども、このあたりの知識は必要なようです。
さすがにこれは0から考えても分からなさそうです。

(家庭はいくつあるのか)?
日本に、ご家庭はいくつあるのでしょうか?
一人暮らしの人もいれば、親子3人で暮らしている人もいるでしょうか?
本当にアバウトですが、1つの家庭には、平均してだいたい2人が住んでるかも、と考えられます。
すなわち、2で割って、日本にはだいたい6000万の家庭があることになります。

(ピアノを持っている家庭は?)
ここからはさらにアバウトです。
日本には、いったいどれくらいピアノのある家庭があるのでしょうか?
小学校は、1クラス30人くらいいましたが、遊びにいってピアノがある家って、だいたい3家庭くらいだったように思えます。
いずれにしても、だいたい30分の3と考えると、10分の1。
すなわち6000万÷10で、日本には約600万台のピアノがあることになります。

(1台のピアノの調律回数は?)
ここから先が、調律師さんの出番です。
結局、彼らにどのくらいの仕事があるかを考えることで、職業として成立するかを考えます。
彼らにとっては余計なお世話ですが、そこまで考えるのが地頭力です。
ピアノをどれくらいの頻度で調律するかを考えます。
だいたい1年に1回くらいでしょうか。
もっと頻繁な家庭もあれば、放置している家庭もあると思います

(一人の調律師がこなせる仕事は?)
さらに、調律師の仕事量を考えましょう。
「今日は調律師さん、朝からずーっと調律してるわよー」
みたいなのは聞かないので、たぶん調律の時間って、そんなに長くないと思います。
とはいえ1分で終えるというのも想像できませんので、たぶん1時間くらいでしょうか。
往復の交通を考えると、全部で2時間くらいです。
一日8時間労働で、4台のピアノを調律できるかと思えます。
それを週に5日、年間50週働いたとして、
4×5×50=1000。
一人が一年で1000台のピアノを調律するわけです。

(すると答えは?)
そうなると、全国で600万台のピアノのうち、1人の調律師が1000台を調律すると考えると、
600万÷1000=6000。
すなわち、だいたい6000人くらいいる、と考えられるわけです。

では、実際のところ、どうなのでしょうか?
日本調律師協会(http://www.jpta.org/top/meibo/)によると、「正会員約3000名、賛助会員約120社」だそうです。
賛助会員の部分がナゾですが、正会員と同じくらいと考えますと、
3000×2で6000人くらい。
そうなると、6000人という考えて出した数は、まぁ、かなり近いと考えられます。
自分でビックリです。
「調律師? 10人くらいじゃん?」
「10万人くらいじゃないの?」
みたいな当てずっぽうより、ずっと近い答えが導き出せた、というわけです。

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わずかな差

角度及び経度・緯度を表す単位は「度」で、1度の60分の1が「分(ふん)」となります。
1分という角度とゼロ(水平)との間にはほんのわずかな差しかありませんが、地球の中心から1分の角度で海面まで線を延ばした際の開き、つまり緯度1分に対する海面上の距離は1852メートル(1海里)にもなります。
例えば100万円の資金で、1千円儲けた人と1千円損した人の損益の差はほんのわずかです。
しかしその差は微々たるものでありましても、これが継続した場合、当初の将来的には埋めようがない差となってきます。儲けることのできる人は限りなく資産を増やすことができ、損する人の資金は限りなくゼロに近づきます。
これは、小またすくいで小利を積み重ねることが良いということを言っているのではなく、投資において将来的に利益と損失を分かつのは、ほんのわずかなさじ加減の差であることが多いようです。

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孫子の兵法

「彼(敵)を知り己を知れば、百戦して殆(あや)うからず。
    彼を知らずして己を知れば一たびは勝ち一たびは負く。
       彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず敗る。」

有名な孫子の一節です。兵法書には人間の心理面で参考になる簡潔で的を得た指摘が数多く、実生活におきましてもそのやり方は兵法に通じるところが多々あります。

ちなみに孫子の上記一節の前には、やってはいけない事と勝つための条件が述べられていますのでその中のいくつかをご紹介させていただきます。

・軍の進むべからざるを知らずして、これに進めといい、軍の退くべからざるを知らずしてこれに退けという。これ軍を縻(び)すという。
(進んでいけない時に進み、我慢すべき時に撤退する。これは忌むべきこと。)

・以て与(とも)に戦う可きと、以て与に戦う可からざるとを知る者は勝つ。
(戦うべき時と戦ってはいけない時を知る者は勝つ。)

・衆寡の用を識る者は勝つ。
(力の優劣を利用できる者は勝つ。)

・上下(しょうか)、欲を同じくする者は勝つ。
(戦略を十分に理解し追求する者は勝つ。)

・虞(ぐ)を以て不虞(ふぐ)を待つ者は勝つ。
(周到に準備し、敵の不備を突く者は勝つ。)

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「鰊」と書いて「ニシン」。別名「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれますが、今では「幻の魚」と言われるほどその数は激減しています。北海道を代表する民謡「ソーラン節」がニシン漁の労働歌であることからも分かりますが、かつてニシン漁業は北海道の一大産業でした。
漁が最も盛んだったのは明治の終わり頃で、岸に押し寄せるニシンの雄の精液で海が白くなったそうです。そして、「ニシン御殿」が林立していました。
旬の魚として人気があるのは、3~5月頃に北海道沿岸に産卵のために近づいてきたもので、脂がのって最も美味しくなります。身が軟らかく独特の油臭さがありますが、これがまた特有のうまみにもなっています。
ちなみに、「子供が栄え、子孫が栄える」・「よいことが数々ある」の縁起でお正月の食膳に欠かせない「数の子」は、産卵の為に沿岸におしよせるニシンの雌の腹から取り出した卵巣を1本1本塩水で処理加工したものですが、意外とニシンから採れることを知らずに食べている人も多いようです。

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花 見

人は何故花を見るのか?それは花があるから?
花見と云っても色々ありますが、やはり桜の花の下で飲み会をすると云う、典型的日本企業型お花見です。夜桜は悪くありませんが、本来の主役は昼間の桜でしょう。それに夜はやはり寒い。

会社では中々出来ませんが、私にとって理想のお花見とは以下のようなものです。
1.昼間に行う。太陽の光の中で、桜以外の花も見ることが出来る。
2.暖かい日に行う。トイレが近いのは困ります。
3.混みすぎていなくて、淋しくはないが騒々しくない。
  本来であれば鳥のさえずりなどが聞こえる方がいいでしょう。
4.寝っ転がれる。最適なのは川の土手などで、完全に水平に寝るのではなくて斜めに寝られて、楽な体制で飲食とお花見が出来る。
5.飲み物はお酒、常温。
6.おつまみは、春子(かすご=小鯛)を軽く煮て、桜でんぶを挟んだお鮨。芝海老を打ち込んだ玉子焼き。そして桜の葉を使ったしらうおの玉子とじ。
よだれが出そうです。そして昼から酔う。もちろん週末ですが。そんなキラキラして、香るようなお花見を、一度してみたいと思います。
典型的日本企業型夜桜花見大会も悪くないですけどね!

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亭主関白

昨年から始まった年金分割制度では当初、年金の分割割合(半分が限度)は家庭裁判所の判断に委ねられていましたが、この4月以降に離婚した場合、請求があれば強制的に半分を分割できるようになりました。
そうした制度上の変更もあり、熟年離婚が増加傾向にあります。仕事と真摯に向き合ってきた企業戦士は、今度は夫として父親としてどのように家庭と向き合ってきたかを問われています。

このような社会情勢にあって、「全国亭主関白協会(全亭協)」は「亭主関白道」を全国に広めようと活動しています。全亭協は亭主関白道の段位も授けており、10級から十段までの段位認定基準は微笑ましいものからさすがの猛者でも息を飲み後ずさりしてしまうものまであります。(以下、一部をご紹介)

 3級 認定基準
  ・女房がつくった料理に「もうちょっとだな」とダメ出しができる人
 九段 認定基準
  ・けんかをしたとき、間髪を入れずに、
    心の中でなく、声に出して「出ていけー!」と言える人

団塊の世代の少し後に生まれたさだまさしさんは「関白宣言」で孤高の関白道を説きましたが、その数年後には「関白失脚」で現実と向き合い折り合いをつけていることをご存知でしょうか。全亭協も、上記の認定基準は建前の部分としており、「関白といえど、天皇(妻)にはかなわない」ことを前提として本音での認定基準(初段から十段まで)を別に設けています。(以下、一部をご紹介)
 
 八段 新認定基準 ・「ありがとう」をためらわずに言える人
 十段 新認定基準  ・「愛している」を照れずに言える人

初めに挙げた認定基準は好戦的なものが多いのですが、全亭協の実際の趣旨は聖徳太子の「和を以って尊しとなす」に近く、家庭円満の秘訣を説いているような気がします。
http://www.zenteikyou.com/index.html
左側上から3段目全亭協への入会の下の段位をクリック

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話し合い

銀総裁はどうなるでしょうか?ガソリン税はどうなるでしょうか?
これは今更私が云うことでもありませんが、今の国会のやりとりは、本当に辟易とすると云うか、嫌になってしまいます。民主主義とは、多数決で全てを決められるという考え方ではないと思います。
最終的な多数決によって決議を担保しつつも、お互いによく話し合い、他方の意見に耳を傾けるところに大切な意味があると思います。
しかしそれが行われているようには見えません。多様性の受容は、現代社会・民主主義社会にとって大切な概念です。異論や違う意見は、尊重されねばなりません。しかしそれは、違う意見は気に入らない、自分の意見だけを通したい、と云う流れになると、これも履き違いもいいところで、それは単なる我が儘、ハタ迷惑です。このような行動は、社会の至るところで起きる可能性がありますが、それが起きると周りの気分を害し、モラルを下げ、効率も下げます。
百害あって一利なしです。ですからそのような行動は起こさないように、家庭で、学校で、職場で、或いは友達の間で、叱ったり、諭したりして、教育する訳です。或いはお手本を見せて、自然と気が付くようにすることもあります。
しかし今の国会と来たら、全く以てその正反対です。国権の最高機関たる国会が、我が儘でハタ迷惑な悪いお手本を見せています。民主主義の本丸、話し合い・議論の中枢であるべき国会が、話し合いを放棄しています。これらは教育上も甚だよろしくないと思います。「云いたいことを云って、折り合いを付けることを拒否すればいいんだ」、「数さえ取れば力を持てるんだ」、そんな風に子供達は考えないでしょうか。これはどちらかの党のことを云っているのではありません。コミュニケーションは常に相互のものです。双方に問題と責
任があるでしょう。まぁ、反面教師と云う言葉もありますから、これはこれでいいのかも知れませんが。しかし、いい加減にして欲しいですね。

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I Q

人類のIQは、じわじわと上がっているそうです。
これは案外ビックリなことです。
私は、或る人がより優秀になることは出来ても、人類全体がより優秀になることは、少なくとも私たちが計測可能な時間のスパンでは、ないことだろうと思っていました。
100匹の蟻がいて20匹が働き者の蟻だとします。ここからその20匹を取り除くと、残りの80匹の20%に当たる16匹が働き者になる。どう云うサイズにしても、常に同じ比率で働き者と怠け者がいる訳で、或る蟻をこの働き者の部類に入れさせることは可能かも知れないが、100匹のうち働き者を30匹にすることは出来ない。
そんな風に考えて、そしてその類似で、人類のIQの分布は決まっていて、或る人が訓練によって分布の上の方に移動することは出来ても、即ちその場合誰かを下方に押し下げている訳ですが、人類全体のIQの分布を上方にずらしていくことは出来ないと、ただ漠然とそう思っていたのです。
しかし様々な方法でIQを上げる試みが為されてきて、事実として、ほんの少しずつですが、上昇しているとのこと。そしてIQの上昇は、GDPにも大きなインパクトを与えるそうです。

これはサプライズです。最大のリソースは原油でも何物でもなく人材であるとは常々思っていることなのですが、人材に対する投資と云うものは、個人レベルでも、企業レベルでも、国家レベルでも、もっともっと真剣に取り組まなければいけないですね。

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清 新

新鮮でいきいきしていることを「清新」、明るくのびのびとしていることを「明暢(めいちょう)」と言うそうです。
今日は二十四節気に言う「清明」。「清新明暢の気が充満する頃」の名にふさわしい陽気となり、街をゆく新一年生の姿も一層初々しく感じられます。真新しいランドセルに、真新しい制服・・・、遥か遠い昔のことのようでもあり、ついこの間のことのようでもあります。
新一年生も、新社会人も、ちょっと大きめの新しい制服や新しいスーツといった外見上の“らしさ”とは別に、何となく伝わる初初しさで遠目でもそれとわかるものです。しばらくすれば、この“初初しさ”は薄れてくるものですが、初初しさに包まれたその内面にある夢や希望はいつまでも忘れずにいてほしいと願います。
「初初しい」を辞書で引きますと、「世間ずれしていないで、若々しくけがれのないさまである。ものなれていないで初心な様子である。」などと書かれていますが、最近は「初初しい」と感じる機会がめっきり少なくなったような気がします。

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「鯵」と書いてアジ。「たかがアジ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この時期の新鮮なアジの刺し身はまた格別です。
新井白石はその美味しさについて「アジとは味なり、その美なるをいう」とも言っていますが、特に3月頃から味が良くなるということから、「魚」に「参」という字が付いているとも聞きます。
たたきで食べる場合が多いようですが、塩焼き、煮付け、揚げ物、そして干物にしても実に美味しいです。ちなみに、干物にすると生より栄養的に良くなり、生アジだと100g中に蛋白質20mg、脂肪27mg程度ですが、干物にすると蛋白質43mg、脂肪59mgといずれも倍以上に増加するそうです。また、ビタミンAを大量に含んでおり、目を健やかにする働きもあるそうです。
スーパーなどの店頭で選ぶ際は、ふっくらして脂肪分が多いのが美味。ただ、脂が多いため傷みやすく、鮮度の良いものは目に黒い光沢があります。

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敬 語(2)

日常会話、文章で「誤り」「適切でない」とされる次のような敬語に心当たりがおありだと思います。

×「ここからご入場できます」(「ご…できる」は謙譲語。客の行為には謙譲表現を使わない)
○「ここからご入場になれます」

×「(食事を)どうぞいただいてください」(「いただく」は謙譲語。勧める場合は尊敬語を用いる)
○「どうぞ召し上がってください」

×「ご注文の品はおそろいでしょうか」(「おそろい」は尊敬語。「品」そのものを高めてしまうので使わない)
○「ご注文の品は以上でよろしいでしょうか」

×「昨日、おっしゃられたこと」(「おっしゃる」で敬意は十分。「られる」が付くと過剰とされる)
○「昨日、おっしゃったこと」

×「お宅に犬はいらっしゃるの?」(原則として敬語は人間に使う)
〇「お宅では犬を飼っていらっしゃるの?」

×「明日、休まさせていただきます」(「さ」は不要。過剰な謙譲。現在では違和感がないという意見も)
○「明日、休ませていただきます」

×「とんでもありません」 (もともとは「とんでもない」という形容詞。「とんでもある」とは言わないので、「ない」の部分だけを→ありません」とするのはおかしい。許容する意見もある)
○「とんでもないことです」

×気軽にご参加できます         
○気軽にご参加になれます

×(食事を)どうぞいただいて下さい   
○どうぞ召し上がって下さい

×担当者に伺って下さい         
○担当者にお尋ね下さい

×ご在宅する必要はありません      
○ご在宅の必要はありません

×先生が申されたお話です        
○先生がおっしゃったお話です

×私が学ばさせてていただきます     
○私が学ばせていただきます

×お客様が到着いたしました       
○お客様が到着されました

×こちらを拝見していただけますか   
○こちらをご覧になっていただけますか

×いつ東京へ参られるのですか      
○いつ棄京へいらっしゃるのですか

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敬 語(1)

コミュニケ一ションで大切なのは相手への気持ちです。言葉は社会を映します。正しいかどうかの線引きは、地域や時代ごとに変わる場合があります。しかし、日本語における敬語表現法の法則を知ると敬語がぐっと身近になります。

敬語の分類は一般的に「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の三つでしたが、平成19年2月、文化審議会が文部科学大臣に「敬語の指針」を答申しました。三分類の一つ「謙譲語」を「I」と「II」に分け、さらに丁寧語から「美化語」が独立しました。この四つに「尊敬語」を合わせて計五分類です。シンプルさが受ける現代には珍しく、複雑になりました。

敬語の5分類(新分類)
1.尊敬語
 相手側や第三者の行為やものごとについて、その人物を言葉の上で高く位置付けて述べるもの
(例)いらっしゃる(←行く・来る・いる)、おっしゃる(←言う)、お使いになる(←使う)など。
2.謙譲語
 自分側から相手側または第三者に向かう行為やものごとなどについて、その向かう先の人物や言葉の上で高く位置付けて述べるもの
(例)伺う(←訪ねる・尋ねる・聞く)、申し上げる(←言う)、お自にかかる(←会う)、拝借する(←借りる)など。
3.謙譲語II(丁重語)
 自分側の行為やものごとなどを、話しや文章の相手に対して丁重に述べるもの
(例)参る(←行く・来る)、申す(←言う)、存じる(←知る・思う)、愚見、拙著、弊社
4.丁寧語
 話や文章の相手に対して丁寧に述べるもの
(例)です、ます、ございます
5.美化語
 ものごとを美化して述べるもの
(例)お酒、お料理、お化粧、ご祝儀

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新入社員

今年もまた、各企業等の入社式が行われていたようです。
私は現在は現役ではないのですが、当時は新入社員とは科学的に考えて、今後の累積期待出力が一番大きいので、無意識の中にも脅威を感じるのかも知れません。いや、脅威と云うよりは期待でしょう。或いはきちんと育てなければいけないと云う責任でしょうか。いずれにしろ緊張します。誤解を避けるために云っておきますが、中途の他の新入社員や、既に長年一緒に働いてきている社員に対して、期待や責任を感じない訳ではありません。あくまでも比較の話であり、感傷的ななものです。やはりただ単に若いと云うことが、生物的に刺激するのでしょう。
後生を育てるのは、前からいる者(先輩)の勤めです。そして先輩を突き上げ抜いていくのは、後生の勤めです。しかし後生がそのような力を持つようにするのは、先輩の勤めです。いつもの如く、後生も先輩も、或いはその間の人もみんな一緒になって、刺激しながら、会社の中のパワーの分布をダイナミックに移動させていくことが、きっと大切なことなのだと思います。新入社員の入社式の頃は、いつも私の気持ちをリフレッシュさせてくれた事を思い出します。

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新年度

新年度入りに伴い、制度面では

・「国民年金の保険料負担拡大」(310円増えて月額1万4410円)

・「メタボ対策」(40~74歳対象にメタボリック・内臓脂肪症候群を減らすための健診や保健指導が始動)

・「暫定税率の期限切れでガソリン価格が1リットル最大で25円下落の公算」

・「自賠責保険料は平均で24%下げ」

・「電力・ガス、牛乳、食用油、航空運賃など値上げ」

・「京都議定書の削減実行期間スタート」

・・・等々、制度改正や新しい料金体系がスタートします。

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