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2009年8月

シルバー川柳(2)

●健康に関する川柳

昔酒、今は病院はしごする

昼寝して「夜眠れぬ」と医者に言い

九十を過ぎても気にする中国産

食事会薬でしめておひらきに

足腰を鍛えりゃ徘徊(はいかい)おそれられ

徘徊と噂されて散歩を止め

体調の良い日は医者をはしごする

眼鏡かけ眼鏡はどこだと妻に訊き

健康に粗食が合うと手抜き妻

つまずいた小石に歳を教えられ

あちこちの骨が鳴るなり古希古希と

メモ帳のしまい場所にもメモが要る

退職後犬の散歩で知る近所

世辞言わぬデジタルカメラの解像度

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シルバー川柳(1)

 全国有料老人ホーム協会が、9月の敬老の日に向けて高齢者の生活などをテーマにした「シルバー川柳」を募集していますが、平成13年に第1回を始めて今年で9回目となります。

 応募は毎回1万作前後で、入選は約20作です。同協会のホームページで過去8回の入選作を見ることができます。内容は豊富で、年輪を刻んだ川柳には、人気の「サラリーマン川柳」とはひと味違った人生の完結期の人間模様がよまれています。

 過去の作品より言い得て妙の思われる作品を次にあげてみます。多くの高齢者が納得されるものばかりと思います。

●夫婦関係の川柳

あの世ではお友達よと妻が言い

口づけも入歯ガクガク老いの恋

夫より三歩前行く老後かな

妻が書く老後の計画俺(おれ)イナイ

来世も一緒ですワと妻の世辞

次の世も一緒と言えば妻はNO

年の差がだんだん開く妻の謎

家事おぼえ妻の手抜きが見えてくる

共白髪まっぴらごめんと妻茶髪

若返り亡夫にすまぬ旅の宿

喧嘩(くちげんか)相手なくして日の長し

亡き妻と朝は分け合う健康茶

残るのも先に逝くのもいやと言う

老木は枯れたふりして新芽出し

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夏バテ対策(2)

●夏場の食欲不振

 夏バテの症状として多い胃腸症状としては、食欲不振、下痢があげられます。エネルギー不足で体重は減少し、何をするにも元気が出ません。食欲がないからといって冷たいものを流し込むような食事は胃腸の負担を更に大きくしますので、暑くても暖かいものを食べることが大切です。

 うなぎや豆腐などを食べれば,良質のたんぱく質とビタミンB1を摂取できますので、夏場に最適な食材です。また、トマト、オクラ、カボチャ、キュウリなどの夏野菜には栄養素が豊富に含まれていて、夏バテ予防に効果があるとされています。

 モヤシに含まれるアスパラギン酸は、全身のエネルギー生産を活性化し、疲労物質アンモニアの排泄を促す働きがあるといわれています。アスパラガスにもアスパラギン酸が含まれるので一緒に摂るとよいでしょう。


●夏場の冷房と睡眠不足

 日本の夏は蒸し暑く,クーラーを使わずに夏を乗り切るのは大変です。過冷房も夏バテの原因となります。室内と外の温度差が5度以上ある場合、体は急激な温度変化にうまく対応できず、「クーラー病」にかかる可能性が出てきます。

 冷房時には冷たい空気は床近くにとどまりますので、足の冷えすぎには気を付けなければなりません。しかし、暑さのため寝つきにくい、熟睡できない、発汗のため中途覚醒するなど睡眠不足となるような場合には、温度設定や風向などを十分注意してエアコンを上手く使うのがよいと思われます。


●夏場の健康管理

 夏バテ予防には、食生活に気をつけ、規則正しい生活を心がけ、睡眠を充分とるようにしましょう。

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夏バテ対策(1)

 秋が近づいてくる時期には、いわゆる「夏バテ」が出てきます。「夏バテ」は夏季の疲れに起因する病態の総称で、自律神経のバランスが悪くなることで、様々な症状が現れてきます。

 症状は胃腸症状から精神症状まで多種多様です。また、夏は血液がドロドロになりやすい季節で、生命に関わる血栓や梗塞などが起こりやすい時期です。病気の人や体力の弱っている人にとって、夏バテは命取りになりかねません。
  
●夏場のスポーツ

 夏にゴルフなどのアウトドアスポーツをする時には、水分補給に注意することが大切です。特に、炎天下で水分補給を怠ると、脱水による熱射病や死亡事故を招く危険性があります。

 汗をかくと,水分と同時に塩分やミネラルも失われますので、ただ単に水分補給をするのではなく、塩分やミネラルを含んだスポーツドリンクなどを飲むのがよいと思います。

 水分補給は、のどが乾く前に水を飲むよう心がけましょう。ゴルフのプレー後のビールは楽しみの一つですが、アルコール摂取は、抗利尿ホルモンの分泌を抑えるので利尿を促し、結果的に血液中の水分が不足してしまうことになりかねません。

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空き巣

 空き巣などの侵入窃盗事件はおよそ3分に1件の割合で発生していますが、夏季休暇などで留守宅が多くなる今の時期は空き巣被害が増加します。

 ちなみに泥棒が留守を確認する方法として多いのが、「インターホンなどの呼び鈴を鳴らす」や「人の動きを見張る」で、「郵便受けに新聞や郵便物がたまっている」場合も狙われやすくなります。

 また、侵入の際に目隠しとなる生け垣や庭木、ベランダなども泥棒にとっては好都合。そして窓ガラスを破って侵入するケースが最も多いそうです。

 侵入に2分以上の時間がかかりますと55%の泥棒が侵入を諦め、5分でおよそ8割が侵入を諦めるとの調査もあります。窓の外に面格子があるからといって安心は禁物で、破られにくいガラスや防犯性の高い鍵に替えたり、補助錠を設置することが有効です。

 尚、侵入犯罪者の約6割が「声をかけられたので犯行をあきらめた」と答えています。日頃から近所づき合いを大切にし、不審者を見かけたら「何かご用ですか?」などと声をかけることが防犯につながるそうです。

 何事におきましてもそうですが、万が一のために用心してこその「安心」です。

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カツオ

 連日暑い日が続いていますが、こうなりますと、そろそろ夏バテ気味の方もいらっしゃることと思います。

 こんな時は、疲労回復に効果があるとされる『カツオだし』を一度試してみてはいかがでしょうか。時速60キロで「一生泳ぎ続けるカツオ」には、人間の体内に蓄積する疲労物質を消去するパワーがあるそうで、上手に使えば夏バテの解消に役立ちそうです。

 味の素食品研究所の実証実験では、3時間かけて2.1キロ走ったネズミに濃度25%のカツオだしと蒸留水を飲ませてその後の運動量を測定した結果、カツオだしを飲んだ方は蒸留水に比べて5倍多く動き回ったそうです。また、エネルギー源が肝臓にどれだけ残っているかを示す数値も、カツオだしは蒸留水の2倍となったそうです。

 疲れを知らずに一生泳ぎ続け、エサを追う時に示す驚異的なスピードはカツオ特有ですが、疲労回復だけでなく、老化防止、生活習慣病の予防などにも効果が期待されます。夏バテ気味の方は、是非一度試してみてはいかがでしょうか。

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即席ラーメン記念日

 本日8月25日は、「即席(インスタント)ラーメンの日」。世界初の即席ラーメンは日清食品の会長・安藤百福氏によって開発され、1958年の8月25日に発売されました。お湯をかけたら2分で食べられる『チキンラーメン』の誕生です。このチキンラーメンの発売によって、それまでの「支那そば」、「中華そば」にかわり、「ラーメン」という呼び名が徐々に全国に広まりました。

 当時のうどん玉が1個6円に対し、価格は35円もしました。お店で中華そばを食べるのと同じ値段だったようです。「チキンラーメン」は精力がつく、肌つやによいと評判となり、大ヒット商品となりました。

 日常的な食品としてのインスタントラーメンは、世界中で今や年間に約1000億食食べられています(一人当たり平均は約15食)。近所のスーパーやコンビニに行くと各メーカーの工夫を凝らした様々な商品が店頭に並んでおり、どれにしようか迷ってしまいます。ファンの中には、地域限定の商品を探したり、海外のインスタントラーメンを通販で入手する方もいらっしゃるようです。

 現在、即席めん市場は中国が世界最大の消費国です。日本の年間総需要55億食に対して中国の総需要は500億食にのぼっています。ちなみに、一人当たりの消費量が最も多いのはインドネシアで、年間約65食。韓国が64食、ベトナムが43食と続いており、日本は42食で世界4位です。

 ちなみに、同じ日清食品のカップヌードルは、1971年9月18日に発売されています。

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トウモロコシ

 お祭りが懐かしいこの頃、焼きトウモロコシの香ばしい香りに幼き頃をつい思い出します。

 そのトウモコロシの旬は夏。まぶしい黄色が夏の食卓に彩りを添えてくれますが、首都圏のスーパーでは、1本98~128円前後と昨年より5~10%ほど安く売られているようです。5月から九州産が出始め、現在は関東産が中心、そして8月下旬からは北海道が主産地となります。

 食用にされるのは甘みの強いスイートコーンで、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。収穫後も糖分を使って呼吸し続けるため、鮮度が落ちると甘みが減ります。そのため、購入後は早めに調理する必要があります。その日に食べてもらえるように多くの農家は夜明け前から収穫し、朝早い時間に出荷しています。

 ゆでて食べるのが一般的ですが、ラップに包んで電子レンジで4~5分過熱するだけでも食べられ、これが水分や甘みが逃げない美味しい食べ方だそうです。

 ちなみに、トウモロコシは小麦・米と並んで「世界三大穀物」の一つであり、世界全体の生産量のうちアメリカが4割を占める最大生産国です。日本は世界最大の輸入国であり、輸入量の9割をアメリカに依存しています。また、日本国内で消費される75%は家畜の飼料用として使用されているそうです。

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アナゴ

 「アナゴ」が旬を迎えています。「ウナギ」(鰻)とよく似ていますが、「ウナギ」と違って鱗(うろこ)と腹びれがないのが「アナゴ」(穴子)です。

 今では1年中出回り、味もそれほど変わりませんが、やはり旬は夏場です。寿司や天ぷらのネタとして大変人気がありますが、一般にアナゴと呼ばれるのはマアナゴ。江戸前の寿司店では東京湾産のものが上物とされ、西日本では兵庫県明石市と淡路島の間の海域で水揚げされるアナゴが特に美味といわれています。

 体長はオスで40~50センチ、メスで90センチ前後になりますが、食用に好まれますのは20センチ程度のもの。大きくなると骨が太くなって食べにくくなるためです。かば焼きやアナゴ飯、酢の物など様々な料理に使われます。ウナギほど脂質が多くなく、低カロリーでビタミンAやEが豊富で夏バテ防止や美容にいいとされています。

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パレートの法則

 秋の気配を感じたかと思えば、しばし真夏の暑さが戻ります。別々の方向から進んできたものが出会うことを「行合う(ゆきあう)」と言いますが、去り行く夏と渾然となって来る秋の気配を感じる今は季節が行合う時節なのかもしれません。

 ところで、8月は旅行や帰省で移動する人が多く、乗降客で賑わう駅の売店ではこの月が年間を通して最も売り上げが多くなります。

 一般的に昔から、8月と2月を「ニ八(にっぱち)」と言い、他の月に比べて荷動きや人の動きが緩慢になり、商売が振るわない傾向があると言われますが、サービス業の比率の増加傾向などから実際にはこの時期が掻き入れ時となっている企業もあります。

 また、「にっぱち」は経済学にも登場します。イタリアの経済学者パレートが発見したとされる「2対8の法則」(パレートの法則)がそれです。パレートの法則とは「上位2割の富裕層が資産全体の8割を所有している」というもので、これは現在においても当てはまります。また、様々な現象がこの法則によって説明されているのを見かけます。

 例えば、「会社の利益の8割は、2割の社員が稼ぎ出している」「2割の商品あるいは2割の顧客(ロイヤルカスタマー)が、売上げ全体の8割を占める」「上位2割の原因がすべての事故件数の8割を占める」等々。

 他にも「2割を制するものは8割を制す」あるいは「最重要な2割の問題点を解決できれば8割は上手くいく」などと言われます。

 実際に何か問題があった場合でも重要な点はそれほど多くはありません。焦点を絞ることが大切という考え方は様々な場面で成り立つ法則です。
 

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真 夏

 今年は少し違ったようですが、統計的には7月下旬からこの8月上旬にかけて最高気温を記録するそうですが、この暑さを夏の趣に変えて精一杯風情を味わえたらと思います。

 夏の真っ白な入道雲、雷を伴なった夕立、木陰で涼しさを感じる一抹の風、かき氷、蝉の鳴き声、蚊帳、朝顔、西瓜、鮎・・・等々色々思いつきます。

この時期になりますと、

  「朝顔に釣瓶(つるべ)とられてもらひ水」

という有名な句を思い出しますが、この句は、江戸中期の加賀の松任(今の石川県白山市)の俳人、加賀千代女の句で、彼女は25歳の時に夫に先立たれ、幼子にも死別したという話を聞いています。


  「起きてみつ寝てみつ蚊帳の広さかな」

  「とんぼ釣りけふはどこまで行ったやら」


 普段はこういうものに疎いのですが、その感性にはつい惹かれてしまいます。

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ところてん

 「心太」と書いて「ところてん」。中国では「ところてん」の原料のてんぐさを「こるもは」と呼びます。これが「こころふと」となり、「こころたい」→「こころてい」→「ところてい」と転化し、江戸時代初期に「ところてん」と読まれるようになったそうです。江戸末期には初物を好む江戸っ子が夏を待てず、春から買いに走ったと言われています。

 「ところてん」は清涼感を与えてくれるだけでなく、カロリーが少なく水溶性の食物繊維がたっぷりと含まれています。また、コレステロールの低下作用があり、高血圧予防や糖尿病予防にも効果があるそうです。

 ちなみに、地域によって色々な食べ方がありますが、中部地域は三杯酢(酢一杯と淡口醤油一杯と砂糖で合計三杯)、関西は黒蜜、四国はダシ汁、関東以北は二杯酢(酢一杯と淡口醤油一杯で合計二杯)と大まかに分かれるようです。

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 水道水をそのまま飲まない人が増えている一方で、水道水をボトルに詰めた「水道水ボトルウォーター」が話題になっています。
 
 大阪市水道局が発売している「ほんまや」(本当においしいという意味)は、浄水場で高度浄水処理した水(500ミリリットル・100円)で、08年の販売数は前年比でおよそ8割増の18万本となっています。

 名古屋市の水道水「名水」は基本的には災害備蓄用ですが、1箱24本入り1500円で数量限定で売り出しており、今年は予約開始から注文が殺到し、用意した1万1000箱はわずか1カ月で完売したそうです。

 東京等では高度浄水処理100%の水道水をつめたペットボトル「東京水」をイベント等での無償配布に力を入れており、昨年の製造本数は約38万本で前年比5割増。ご当地ものとしては、札幌市の「さっぽろの水」と小樽市の「小樽の水」(ともに塩素を抜いた水道水)の人気も高いそうです。


 ところで、大手メーカーが販売しているミネラルウォーターを愛飲している方も多いかと思いますが、国民1人あたりのミネラルウォーターの消費量を比べますと、最も消費量が多いのがスペインの年間168.7リットル(2005年データ、以下同じ)、2位のイタリアが年間168.3リットル、次いでベルギー158.0リットル、フランス156.2リットルの順となっています。

 日本人1人あたりのミネラルウォーターの消費量は、昨年は19.7リットルで欧州の消費量から見れば見劣りしますが、15年前と比較しますと消費量はおよそ6倍となっています。

 ちなみに、最も好きな銘柄を聞いたアンケート調査で最も支持率が高かったのは「天然水<南アルプス>」(サントリー)、2位が「ボルヴィック」(キリン)、3位が「六甲のおいしい水」(ハウス食品)、4位が「アルカリイオンの水」(キリン)、5位が「エビアン」(伊藤園)、6位が「コントレックス」(サントリー)の順となっており、経営統合が予定されているサントリーとキリンのミネラルウォーターにおける国内シェアを合算するとおよそ市場全体の4割を占めることになります。

 中国では水道水(中国の水道水は状態が良くない。中国に限らず水道水が飲める国は日本を含めてごくわずか)をそのまま詰めた偽ミネラルウォーターが販売されていたことが以前問題となっていましたが、中国のミネラルウォーターは水道水などを浄化してミネラル分を添加した「鉱物質水」が一般的で、価格も安いミネラルウオーターの販売量は中国の飲料市場全体の35~40%を占めてると言われます。

 尚、地球の表面は、その7割が海水で覆われ、残りの3割が陸地となっており、陸地もその10%は氷です。地球を覆う大量の水のうち97.5%は海水で、淡水は2.5%未満、さらに飲み水として使える水は地球にある水全体のわずか1%以下という少なさです。

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市販薬

 平成21年6月1日に改正薬事法が施行されたことで、市販薬が危険度の高い順に「第1類」(安全上、特に注意を要する)、「第2類」(まれに入院相当の健康被害が生じる可能性がある)、「第3類」(身体の不調が起こる恐れがある)に分類され、販売方法が変わりました。

 薬局・店舗は市販薬を分類ごとに分けて陳列し、第1類は客が直接手に取れないようにカウンターの奥に並べられます。医薬品の対面販売を原則に掲げ、副作用の危険度の高い市販薬について、適切に情報提供する態勢が整えられます。コンビニやスーパーでも大衆薬が販売できるようになり、近くで深夜でも買えるだけでなく、低価格化も予想され、消費者にとってはうれしい規制緩和になりそうです。

 コンビニやスーパー各社にとって最大の課題は登録販売者の確保で、24時間営業のコンビニでは1店舗当たり最低3~4人の登録販売者が必要です。大半を占める独立採算の加盟店が、店舗ごとに確保するのは困難なのが実態で、コンビニ販売が一挙に広がることはないだろうといわれています。コンビニでの薬販売は、関西では予定がないといわれています。

 第1類の販売の際は、薬剤師が文書を使って副作用などの説明を行うことが義務化されました。第2、3類は薬剤師がいなくても、都道府県が実施する試験に合格した「登録販売者」(新設)がいれば販売できますが、第2類の場合には情報提供に努める義務があります。

 有資格者を置けばコンビニなども大半の大衆薬を販売できますが、これまで実質的な規制がなかったインターネットなどの通信販売は、対面販売と比べて安全性が確保できないとして、一部のビタミン剤などリスクが低い第3類以外の取り扱いが原則禁止されます。

 これに反発したネット薬局を手掛けるいくつかの業者は、営業の自由を侵害するとして東京地裁に施行規則の取り消しを求める訴訟を起こしています。しかし、過疎地の住民や障害者が困るなどとするネット業者らの反発を受けて厚生労働省は、薬局薬店のない全国24都道県の計280の離島の住民には、2年間の経過措置として通販による第2類の購入を容認しました。

 また、以前から使用している薬を同じ店から続けて買う人に対しても、同様に認めることにしましたが、症状が良くなり使用をやめた後では、同じ薬でも再び通販で購入することはできないとしています。通販業者は、都道府県への届け出と3年間の販売記録の保存が義務付けられます。

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シ ソ

 「紫の葉で蘇(よみがえ)らせる」と書いて『紫蘇』(シソ)。中国では人を生き返らせる力のある植物とされています。せきやたんを鎮める効果があるとされ、強力な殺菌作用や防腐効果はよく知られていますが、最近では抗アレルギー効果が注目されています。

 また、栄養価が豊富で特にビタミンAやCが多く、カリウム、カルシウムなどミネラルも含まれ、砂糖と水で煮出して薄めて飲むと疲れを和らげる効果もあるそうです。

 葉が緑の青ジソと紫の赤ジソに大別され、青ジソの葉は「大葉」とも呼ばれ、元来の旬は夏。その香りと殺菌作用から刺し身のツマなどに適していますが、天ぷらや麺類の薬味など幅広い用途に使われています。

 一方、赤ジソはシソジュースにしたり、梅干しを着色するのに使います。出回りますのはやはり初夏から7月。最近は、シソジュースブームで赤ジソの人気が高いようです。

 ちなみに、スーパーなどで選ぶ際は、色鮮やかで、葉がみずみずしく、葉先までピンとしているものを選ぶのが良いです。表面が乾燥しているもの、傷のあるもの、軸の切り口が黒く変色しているもの、葉が茶色くなっているもの、黒い斑点が出ているものは避けた方がよく、また、大きくなりすぎたものは味も香りもあまりよくないためやはり避けたほうがよいです。

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熱中症

 人間の身体は発汗によって体外に熱を放出して体温を調整しますが、暑いとその体温調節機能が利かず、そのうち体内の水分や塩分が低下し、脳への血流も不足して熱中症が発症します。身体のほてりやのどの渇き、頭痛、嘔吐、めまい、失神などの症状が現われ、重症化したの場合は死に至ることもあります。

 暑い日は無理な運動を避け、屋外で直射日光があたる場所では帽子を着用し、水分と塩分を十分に摂取することで熱中症をある程度防ぐことができます。

 また、熱中症は暑い屋外で起こると思われがちですが、お年寄りのうち4割超は自宅居室での発症となっており、居室の風通しを良くしたり、エアコンを上手に使うなど、室内環境を適切に保つことも大切です。

 ちなみに、暑くも寒くもない状態で、蒸発や排泄などによって成人が1日に失う水分量はおよそ2.5リットルにもなります。さらに、暑い日や汗をかいた日はプラス1リットル程度の水分を失うとされています。

 失った分を補うためには、1日3食の食事中におよそ1リットルの水分が含まれているため、最低でも1.5リットルは水分として摂取する必要があり、もちろん暑い日や汗をかいた日にはプラス1リットル、合計2.5リットル程度の摂取が望ましいとされています。一度に大量に飲んでも尿として排出されやすいため、程々の量をこまめに飲むのが理想的です。

 ただし、アルコールは利尿作用が高く、飲んだ以上の量が尿となって排出されてしまうため水分摂取の用をなさず、コーヒーや緑茶なども利尿作用があるため水よりは効果は低くなります。また、ジュース類を飲む際は、糖分の取りすぎに注意が必要です。 

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江戸の四季の食べ物(2)

 七月七日の七夕の日には、そうめんを食べます。その他、スイカ、ナス、きゅうり、生姜など、初秋に取れる食材を七種類食べると七夕の願いがかなうとも言われました。
八月は中秋の名月。月に団子や里芋、梨、ぶどうなどの季節の果物を備えます。八月の下旬になると、鮭が産卵のために、川を上
って来ます。将軍家にも「初鮭」を献上する慣わしがありましたが、江戸っ子たちは、なぜか、初鰹ほど盛り上がりませんでした。九月は、サンマ、イワシ、柿、焼き栗、枝豆、キノコ。

 十月最初の亥の日を「玄猪(げんちょ)」と言い、大豆、小豆、ササゲ、ゴマ、栗、柿、糠の七つの粉を合わせて作る「亥の子餅」を亥の刻に食べて、無病息災を祈ります。また、秋の彼岸には牡丹餅を食べます。十九日には大伝馬町に市が立ち「べったら漬」が売られます。べったら漬は、大根を浅く塩漬けした後で、麹と砂糖をなじませた漬物。二十日は、商店が商売繁盛を祈念する恵比寿講。この日の酒宴にはかならず鯛が出ます。そして、江戸っ子の好物、新蕎麦が出回ります。寒さが厳しくなる十一月、体に精をつけるため、薬喰いと称して、獣肉を食べる人もおりました。また、冬の味覚、フグの季節。極上の美味ですが、一歩間違えば、そのまま昇天してしまう危険もありました。
十二月十三日は、すす払いと言って、一年の大掃除、小腹がすいたときはあんころ餅をつまみ、その夜は、家族そろって、鯨汁を食べます。

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江戸の四季の食べ物(1)

 一月一日は、家の主人が若水を汲み、家族全員でお屠蘇を祝います。屠蘇の「屠」の字は「屠殺」とあるとおり、「ほふる=死」。屠蘇の「蘇」は「蘇る(よみがえる)」で、屠蘇は死者も蘇ると言う意味があります。江戸の川柳に「屠蘇をくださいと丈夫な男来る」というのがあります。江戸では、お医者様が患者の家に、お歳暮として、お屠蘇を配る風習がありました。丈夫な男は、医者のお世話にならないので、お屠蘇をもらえず、自前で買いに来たのですね。
そして、お屠蘇の後は、お雑煮を食べます。江戸のお雑煮は、焼いた切り餅に、鰹節でだしをとったしょう油のすまし汁。具は小松菜に、大根、里芋程度です。七日は七草粥を食べます。
二月の最初の午の日を初午と言い、赤飯とからし菜の味噌和えを食べます。また、子供が、寺子屋へ通い始めるのも、初午の日。親は子供のために、コノシロを二匹、お稲荷様に備えます。そして、下旬になると雛市が立ち、白酒が売られます。
三月、陽気が良くなってくると、女たちは、野山へ行き、ヨモギ、セリ、ツクシ、ノビル、ヨメナなどの若菜摘みをします。旧暦三月三日頃は、一年でもっとも潮の干満が激しい大潮、この前後何日かは、品川、高輪、須崎などの海岸に人が集まり、潮干狩りを楽しみます。獲物はアサリやハマグリ。

 四月はもちろん、初鰹。「目も耳もただだが口は高くつき」。山口素堂の名句「目には青葉山ホトトギス初鰹」にひねりを利かせた江戸川柳です。五月は端午の節句で、ちまきと柏餅を食べ、菖蒲酒を呑みます。
五月二十八日は両国の川開き。スイカが出回りはじめます。六月は冷水売りが出没し、汲みたての冷水に砂糖と白玉を入れて一杯四文。砂糖を増量すると九から十三文です。また、スイカやまくわ瓜がピークを迎え、土用の丑の日には、鰻を食べます。

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お 茶

 冷たいお茶が美味しい頃ですが、紅茶・緑茶・ウーロン茶はすべて、ツバキの仲間のチャノキから作られます。違いは摘み取った茶葉の発酵度合いで、十分に発酵させると紅茶になり、反対に発酵を防いだものが緑茶です。発酵を途中で止めるとウーロン茶が出来上がります。

 チャノキの原産地は中国の雲南省と周辺の山岳地帯とされます。17世紀に入り中国から欧州にまず渡ったのが緑茶。その後、英国人の嗜好に合わせ、紅茶が作られるようになったそうです。当時、英国の植民地だった米国でも紅茶は大流行し、米国が英国から押し付けられた茶条例に反対した一派が「ボストン茶会事件」を起こし、米国独立につながったそうです。

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アボガド

 蒸し暑い日が続いていますが、こうなりますとサッパリとしたサラダが普段にもまして美味しく感じます。そのサラダ向け具材としてこのところ人気が高まっているのが、健康効果が注目されている「アボガド」です。

 アボガドは、「森のバター」と呼ばれ、「最も栄養価の高い果物」といわれています。全く甘みがなく、そのまま食べてもあまり美味しくありませんが、酸味のきいたドレッシングとみずみずしいレタスにアボガドのまったりとした脂肪分が絡み合うと豊かな食味となります。

 最近は、てんぷらやグラタン、すしなど幅広い料理に用いられていますが、アボガドの脂肪分は「ノンコレステロール」です。また老化防止効果があるとされるビタミンEが豊富であり、風邪の予防に必要不可欠なビタミンCや便秘を予防して大腸がんを防ぐ作用がある食物繊維が多く含まれています。

 スーパーなどの店頭で選ぶ際は、皮の色がより黒っぽいものが熟度が進んでいて食べ頃です。

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スイカ

 「西瓜」と書いて「スイカ」。夏の青果の王様と言われますが、この果実は野菜か果物か?。伝統的な日本語の概念では、野菜と果物の区別は草本か木本かによるため、野菜に分類されるそうです。一大産地は熊本や千葉です。

 ご存知の通り、果肉の90%以上が水分であり、ノドの渇きを癒やすには最適です。むくみ解消が期待でき、カリウムを含み、利尿作用もあります。

 子どもの頃にはカブトムシのエサにしましたが、実はカブトムシのエサには向かないそうです。水分が多いために、カブトムシが下痢をした状態になってしまうためです。

 スーパーなどの店先では、カット販売が増えていますが、丸ごとのスイカを買うときは軽くたたいて味を推測できます。「カンカン」という高い音は若くて糖度が不足気味。「ボテボテ」という鈍い音は熟し過ぎ。中間の「ポンポン」と小気味よい音が甘さの証しです。

 ちなみに、種を表に出さない切り方として、スイカの縞(しま)と縞の間を切ると切断面に種があまり出ないそうです。切り売りスイカだとついつい種が少ないものを選んでしまいますが、店のほうでも工夫して販売しているようです。

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祈祷師

 自然界に起こる異変は人知の及ばないものとして、恐れられまたは敬われてきました。古代においては雷や洪水も、時に「神意」あるいは「天意」として存在しています。

 古代やそれ以前においては、人知が及ばない現象、いわゆる「天意」やその影響などを予測することが最も重要な事柄であり、女王卑弥呼は呪術や占いを持って政治を行っていたとされ、西暦185年に発生した超新星爆発は後漢の天文官によって記録され、天皇制の始まりにおいても北極星を神格化した「天皇大帝」から称号を取り、天意を体現する存在として君臨していました。
  
 神意を告げる占い師や祈祷師、予期しうる事態について独占的に知識を有する特定の層が幅を利かせる時代があったということです。

 一方、司馬遼太郎はその著書「竜馬がゆく」で次のようなことを言っています。

 「下手な祈祷師はやみくもに祈る。上手の祈祷師は、まず雨が降るか降らぬか、そこを調べ抜いたあげく、降りそうな日に出てきて護摩を焚く。されば必ず降る。天下の事も雨乞と同じで、時運というものがあり、その時運を見ぬかねばならぬ。」

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平均寿命

 厚生労働省が7月に発表した2008年「簡易生命表」によりますと、日本人の平均寿命は、女性が86.05歳、男性が79.29歳と男女ともに過去最高を更新しました。

 1955年(昭和30年)の平均寿命が女性67.75歳、男性63.60歳であったことと比較しますと、過去53年間で女性はおよそ19歳、男性は16歳も平均寿命が延びています

 女性の平均寿命は24年間世界一の座にあり、男性はアイスランド、香港、スイスに次いで世界4位ですが、いずれもわずかな差です。参考までにアメリカの平均寿命(厚労省資料)は男性が75歳、女性が80歳、中国(同)は男性が69歳、女性が73歳、インド(同)は男性が62歳、女性が63歳となっています。

 長生きすることは本来は喜ばしいことのはずですが、「長生きリスク」という言葉が示しますように、長生きは人生で遭遇するリスクの一つとして捉えられています。その原因は、長生きすればするほどお金がかかるからです。

 生命保険文化センターが行った意識調査によりますと、夫婦2人で老後生活を送る上で必要と考える最低日常生活費は平均23万円となっています。さらに、趣味や教養、レジャーや旅行、身内との付き合い等、ゆとりある老後を過ごすためには生活費が平均で38万円必要と考えられています。

 仮に夫婦2人の生活費を月30万円、妻一人の生活費を月20万円としますと、60歳定年から平均寿命までの老後に必要な生活費の合計は、

  夫婦79歳まで     30万円×12カ月×19年=6840万円
  妻80歳から86歳まで 20万円×12カ月× 6年=1440万円

合計で8280万円という金額になり、さらに今より寿命が延びたり、物価が高騰でもすればさらにお金がかかってきます。年金でいくらか補うとしましても、頼みの年金制度自体が心許ない有様です。

 若い世代や働き盛りの世代におきましても老後の生活に対する危機感は強く、「老後への安心のため」というのが資産運用の一番大きな動機付けとなっています。だからといって安易な行動は慎むべきで、不安を煽るようなセールストークを用いながら「必ず儲かる」と言われた運用商品で老後資金を失ってしまったという話はたくさんあります。

 ちなみに日経新聞の試算によりますと、今年83歳になる人が、東京証券取引所が戦後に取引を再開した1949年の23歳の時から、日経平均株価に連動する投信を毎月1万円ずつ継続して購入したと仮定しますと、投資元本の722万円に対し現在の評価額は元本の8.8倍、6344万円に増えているそうです。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life08/index.html

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お勧めの場所

 夏休み真っ盛りですがお出かけ先はリゾート地もいいけれど、落ち着いた町並みをゆっくり歩いてみたいという夫婦や大人のカップルも多いかと思います。

 以前、「お勧めの場所」を観光や町並み保存の専門家に聞いたアンケート調査がありましたが、1位は岐阜県の「高山」となっていました。高山市は飛騨高山として有名ですが、江戸末期から明治にかけて建てられた商家が軒を並べる上三之町を中心とした町並みの評価が高いです。

 ちなみに、城下町の中心、商人町として発達した一之町、二之町、三之町の三筋の町並みを合わせて三町と呼び、中でも上三之町は、国の「重要伝統建築物保存区域」に指定されており、江戸時代の古い街並みが今に残っています。2位は「鎌倉」、3位は京都・「祇園」、4位は「竹富島」となっていましたが、竹富島は周囲約9.2キロ、人口約300人の小島で、赤い瓦、石垣の民家が点在して砂浜がとても美しい島だそうです。


尚、1位から10位までは下記のようになっていました。

1.高 山   (岐阜県高山市)
2.鎌 倉   (神奈川県鎌倉市)
3.京都・祇園(京都市)
4.竹富島   (沖縄県竹富町)
5.金 沢   (金沢市)
6.角 館   (秋田県角館町)
7.白川郷   (岐阜県白川村)
8.函館・元町(北海道函館市)
9.妻籠・馬籠(長野県)
10 尾 道   (広島県尾道市)
10.  萩     (山口県萩市)

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ゴーヤ

 暑い日が続いていますが、世界最高気温は、1921年7月8日にイラク南部の都市バスラで記録したセ氏58.8度。60度近い暑さともなりますと想像がつきませんが、ペルシャ湾の一番奥にあるこの一帯は、世界で最も暑い地域の一つです。その暑さの経験者によりますと、「暑い」よりも「痛い」と感じるそうです。そのため、長袖のゆったりした衣服を着て、極力肌が直射日光に当たるのを避けるということです。

 ところで、連日の暑さで食欲が減退して夏バテ気味の方もいらっしゃると思います。そんな方は、沖縄の代表的な野菜で今が旬の「ゴーヤ」(ニガウリ)を一度試してみるのがいいかもしれません。

 ゴーヤに含まれるビタミンCはキャベツの2倍。加熱によってもほとんど壊れず、そのビタミンCやカロチンは疲労回復に大変効果的です。また、高血圧予防に役立つカリウムも多く含まれています。卵や豆腐と炒めた料理ゴーヤチャンプルがポピュラーですが、夏バテ対策に試してみる価値がありそうです。

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サンクコスト 

 2003年を最後に民間で唯一の超音速旅客機コンコルドは姿を消しました。
コンコルドは、運用段階で赤字が免れないことは開発の途中で判明していましたが、それまでの投資がムダになることを恐れた英仏当局により開発が続行されました。結局コンコルドはわずかばかり生産され、商業的に大失敗に終わっています。

 ある対象への金銭的・精神的・時間的投資を継続することが新たな損失を発生にさせることが明白であるにも関わらず、それまでの投資を惜しみ、支出をやめられない状態を経済用語で「コンコルドの誤り」あるいは「サンクコスト効果」と言い、この場合の戻ってこない費用を「埋没費用(サンクコスト)」といいます。

 例えば、入会金の2万円を払い、月々5000円の会費を払う契約をしてスポーツジムに入会したが、その後しだいに行かなくなった。今やめても入会金や支払った額は返還されず、また行くかもしれないので契約をそのまましておいた。この場合の支出がサンクコストです。

 また、採算がとれないと分かっていても、すでに投下した資金を思ってプロジェクトを続行するケースは、公共事業によく見られます。「元を取らないと損する」あるいは「乗りかかった船」として現状を維持してしまうことは個人でもよく見られる傾向です。

 経済的合理性に反するこのようなことが起こる原因としては複数考えられます。

 まず一つ目は、一般に人はプラスの刺激よりもマイナスの刺激に対してより敏感であり、損失を明らかにすることを回避しようとする傾向があるためです。

 二つ目は、間違いを認めることへの抵抗。計画の中止は、過去の決定が間違っていたことを否応なしに認識させます。決定に関わった人は、中止した際の悪評を恐れたり、自尊心が傷つくことを避けるために、中断ではなく続行を選ぶことになります。

 三つ目は、子供の頃から耳にしてきた「ムダにするな」という言葉が、意志決定に影響した結果です。本来、サンクコストに適用すべきではない標語ではありますが、支払ったコストをムダにしないという考えが呪縛となり、過去の出費にこだわってしまうために現状の維持と継続を選択させ、結果的に損失拡大につながります。

 ちなみに、たなぼたで手にしたお金については、浪費しても「ムダにした」という心理的な抵抗は低下します。

 また、子供に対する実験では、子供はサンクコストに囚われないという結果が明らかになっており、年齢がすすむにつれて「サンクコスト効果」が認められるそうです。

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高齢期の健康維持

 これから高齢期を迎えるにあたって、何をしたらいいか?
トップはなんといっても、「体力の増進と健康の維持」です。

 特に次のことに気をつけたい!

 脳卒中にならないこと、衰弱しないこと、骨折や転倒をしないこと、リウマチなどの関節疾患にならないようにすること、それから認知症にならないようにすること。

 昨日述べた「要介護」の認定を受けた人の、介護が必要になった主な原因を調べると、1位は脳卒中(脳の病気)が29.1%でダントツです。
 2位は衰弱(14.9%)、3位は認知症(12.5%)、4位は骨折転倒(10.9%)、5位は関節疾患(8.9%)。

 これを見てもわかるとおり、認知症は原因としてはさほど多くないのですね。

 多くの場合は、介護を受けながらも意識はハッキリとしているのです。
ただ、体がいうことをきかない。

 高齢期に向けて、体力増進と健康の維持を図り、介護のお世話にならないようにするなら、対策は上記の順位を参考にし、そうならないように習慣を変えればいいのです。
食事・筋トレ・ストレッチ・酒タバコ・ストレスなどがポイントのようで
す。


「体力と健康」の次には、趣味を持つこと。仲間を持つこと。
 介護にならないためにも、楽しく過ごせる仲間をワイワイやる時間を増やすこと。

 人間関係を構築するには、テーマが必要です。
「自然にできる」訳ではありません。学生時代や働いている頃は、学校や会社に行かないといけないという外からの強制力によって、無理矢理テーマが与えられていました。

 社会の中に、人間関係を作る枠組みがあったんですね。

 さらにいうと、この枠組みの中に「婚活」という、「家庭」の人間関係を作る要素も盛り込まれていました。


 リタイアしたら、テーマは自分で作らねばなりません。それが、趣味。
 もちろん、テーマは、家庭でもいいし、血縁でもいい。近所でもいい。

 ただ、趣味は、これまで縁のなかった種類の人を結びつける力があります。
 趣味そのものが楽しいというよりは、趣味を通した人とのコミュニケーションが楽しいんでしょう。

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食べ合わせ

●良い食べ合わせ

・お寿司+ガリ(甘酢しょうが)
ガリには、殺菌作用があります。その抗菌効果で生魚の毒を消し、
食中毒を防止してくれるのです。また、しょうがは消化を促進し、胃の働きを整えます。トロなどの脂っこいネタを食べた後、口直しとして食べれば口の中がさっぱりします。


・キクラゲ+野菜炒め
野菜は加熱したり、油で炒めたりすると貴重なビタミンが破壊されてしまいますが、キクラゲを入れるとなぜかビタミン類が破壊されずにすみます。また、キクラゲはじつに40%が食物繊維であり、恐い大腸がんを予防する効果もあります。


・ステーキ+クレソン
クレソンの苦味と辛味が消化を促進。ステーキを焼くときは調味料として塩を使いますが、そのため口の中が乾きがち。
クレソンには乾きをとる働きもあるのです。にんにくも一緒に調理すれば、消化を促進してくれます。すったものをまぶせばさらに効果的です。



●悪い食べ合わせ

・梅干+うなぎ
この言い伝えには諸説ありますが、ウナギの脂っこさと梅干しの強い酸味が刺激し合い、消化不良を起こすこともあります。胃腸が弱っているときは、脂分と酸味の強いものを多量に摂る組み合わせには注意しましょう。


・柿+カニ
カニはビタミンB1・B2が多く、栄養の代謝を良くする一方、体を冷やす作用も。柿も体を冷やすので、一緒に食べると、冷え性の人は症状が重くなります。


・酒+からし
酒とともに、からしなどの辛いものも血行を促すため、かゆみが出てしまう可能性があります。 じんましんや湿疹が出やすい人は、注意が必要。高血圧、糖尿病、高コレステロールなどの 生活習慣病も助長します。改善策としては、きゅうりやトマト、セロリなど体を冷ます作用のある食べ物を一緒に摂りましょう。

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夏休み

 月遅れのお盆は、終戦記念日と重なる8月15日。おおよそその近辺で夏休みをとる人が多いかと思いますが、混雑する前の7月中旬頃に、子供達に学校を休まさせて海外旅行にでかけるという話をここ数年はよく聞きます。

 ところで、JTBの「夏休み(7月15日から8月末)旅行動向調査」では、ボーナスの減少や生活防衛意識の高まりを背景に、期間中の国内旅行人数は2年連続、海外旅行人数は3年連続で前年を下回る見通しです。

 同調査による国内旅行の平均費用は前年から2700円減少の3万3100円、海外旅行の平均費用は前年と比べ3万5千円(うち燃油サーチャージによる低下分は約2万1千円)減少の21万4千円です。

 なお、かんぽ生命が行ったアンケート調査でも、夏休みのレジャー予算について「昨年より増える」と答えた人が3.4%にとどまったのに対し、「減る」との回答は43.1%となっています。

 ただし、今年は新型インフルエンザの影響で、夏の旅行申込みが例年よりも出遅れており、6月後半以降の予約申し込み件数は昨年同時期件数を大きく上回って推移しているそうです。

 また、今年の8月は高速道路や有料道路のETC割引(地方路線が距離に関わらず1000円)が、土日だけでなく8月6日木曜日、7日金曜日、13日木曜日、14日金曜日にも適用されるため、乗用車での旅行や帰省の増加が見込まれています。

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猛暑日

 暑さ真っ盛りな筈ですが例年ですとこの時期は最高気温が30度以上の「真夏日」が続く頃です。

 ところで、天気予報などで「真夏日」、或いは「猛暑日」という言葉をよく耳にしますが、では『「真夏日」と「猛暑日」はどう違うの?』という単純な疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。

気象庁の用語を調べてみましたら、以下のように定義されています。

 ☆夏日 ・・・・日最高気温が25度以上の日

 ☆真夏日・・・・日最高気温が30度以上の日

 ☆猛暑日・・・・日最高気温が35度以上の日

 ☆熱帯夜・・・・夜間の最低気温が25度以上のこと


 ちなみに、「冬日」は、日最低気温が0度未満の日となっており、「真冬日」は日最高気温が0度未満の日という違いとなっています。

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江戸の売り声

 江戸時代の主婦と、現代の主婦と、どちらが恵まれているか、もちろん、電子ジャー、炊飯器、冷蔵庫、掃除機、洗濯機、アイロンなどなどの文明の利器に囲まれている現代の方がはるかに便利ですが、『買い物』だけは、江戸の主婦の方が恵まれていたと思います。江戸の主婦は、ほとんど買い物には出かけませんでした。と言うのも、自分がスーパーや商店街へ行かなくても、今回のお噺のように、いろいろな商人が、売り声と供に荷を担って、やって来てくれるので、わざわざ買い物に行かなくても、自宅にいるだけで、必要な品々が手に入るのです。お米、油、味噌、しょう油などは、一合単位で量り売りしてくれますし、野菜や魚などの食料品や、古着、傘、そろばん、印肉、薬、などなど、生活必需品は、すべて自宅の前を通る商人から購入する事が出来ました。

 そして、その商人たちの売り声ですが、「なっと、なっとぉー、なっと。なっとーみそまめ~」(納豆屋)。「うぐいす豆にうずら豆、お多福豆にぶどう豆。はりはり沢庵赤生姜。なんでもおいしい煮豆屋でござい~」(煮豆屋)。「あさりーーしーじーみーよぉーいっ。あさりーーむきみよぉーい。あさりはぁーまぐーりよぉーいっ」(アサリ屋)。「灰はたまってございませんか、灰屋でござい~」(灰買い屋)。「ハサミほうちょーうかみそりっ。ハサミほうちょーうかみそりっ」(研ぎ屋)。「えーぃえーぃえーぃ、ぞうりせったのなおしっ。えーぃえーぃ、ぞうりせったのなおしっ」(雪駄直し屋)。

 「樽の空いたのはございませんか、空き樽屋でござい。樽の空いたのはございませんか、空き樽屋でござい」(空き樽屋)。「いたずらものはおらんかな、岩見銀山ねずみ取り。岩見銀山ねずみ取り」(ねずみ取り)。「おうーしゅうーせーんだい、さがわめいさーん、えー、まごたろうーむし。おかん、きょうふぅ、いっさいのーみょうーやく」(孫太郎虫=蛇トンボの幼虫で疳の虫に利くと言われた)。「かりかりかりかりかーりかり、雨が降ってもかーりかり」(かりんとう屋)。「しんよしわーら、なかのーちょう、きょうまーち。えどすみちょーう。おおみせこみせーの。なんでーもわぁかるーよ、さいけーん」(吉原細見=吉原のガイドブック)。

 他にもたくさんの売り声があるのですが、とても全部をご紹介する事はできません。
私は実際に江戸に行った事はまだありませんので、ご紹介した売り声を直に聞いた訳ではありません。伝承や文献などから再現したものです、けど、やはり売り声を文字で表すのは、少し無理があるようです。実際に聞くのが一番良いのでしょうね・・・ああ、江戸へ行きたい・・・

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枝 豆

 この時期ビールのおつまみの定番と言えば「枝豆」ですが、今、その「枝豆」が最も美味しい季節です。

 今では1年中冷凍品が食べられますが、7~8月が本格的な旬です。日本では栄養豊富な食品として平安時代から食べる習慣があったそうですが、最近では米国でも健康食品として注目が集まっています。

 たんぱく質やビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維を含んでいますが、ビタミンB1にはアルコールの分解を促す働きがあり、ビールのつまみにはもってこいです。

 ちなみに、枝豆を美味しくゆでるコツは、4%の濃度(水1リットルに塩40グラム、枝豆250グラム)で3~5分ゆでることだそうです。枝豆の場合、4%が最もバランスがとれた濃度であり、硬くならずに軟らかいまま、さらに水分を失わないので「プリプリ」、「ふっくら」。とても美味しく出来上がるそうです。

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