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2009年9月

複 利

 「人類最大の発明はなに?」と問われた天才物理学者アインシュタイン博士は、しばし遠い一点を見つめて沈思熟考、そのあとやおら、両眼を見開いたかと思うと、手にした書籍をパタッと落とし、小膝たたいてニッコリ笑い、「複利だ!」と答えたとか。

 この複利の絶大な効果を示す例としてよく引き合いに出されるお話をご紹介しましょう。

 1626年、アメリカのニューヨークにあるマンハッタン島を、アメリカ
先住民は白人に、たったの24ドルで売却しました。

 そして、もし、アメリカ先住民が、手にした24ドルを6%の金利がつく預金口座に預け入れたとした場合、半年複利で計算すると現在では1000億ドル以上に膨れ上がっているというから驚きです。

 アメリカ先住民の子孫たちは、そのお金で、いまやすっかりきれいに開発されたマンハッタン島の大部分を買い戻すことができるというのです。

 資産運用のセミナーでは、「72の法則」という話が「お決まりのネタ」になっています。

 その内容は、「72」という数字を金利(%)で割ると、預け入れた財産が複利計算で何年で倍になるかがわかるというもの。

 ちなみに、金利2%で運用すると、72÷2=36年で、預けた資産が倍になります。

 現在の定期預金の金利は1年モノで0.18%くらい(300万円未満)でしょうか?

 72÷0.18=400・・・資産が倍になるまでに400年かかります。

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  菊は日本原産と思われがちですが、薬草として日本に伝わった中国原産の植物で、後に天皇家の御紋になり、慣習上の国花(菊と桜)にもなっています。もちろん鑑賞用・園芸用として発展したのは日本においてで、日本の菊が本家中国や欧州の菊事情に大きな影響を与えています。

 また、葬儀の際の献花に菊が用いられることが多いのは、古来から日本人に慕われてきた花であるとともに、調達のし易さ、安価で長持ちという理由の他、西洋で墓参用に用いられていたことの影響もあるようです。

 各地で菊花展や菊人形展が行われるのも重陽の節句に由来し、庶民の間では秋の収穫祭と習合し「お九日(おくんち)」として祝うようになったといいます。

 明治期に新暦に移行してからは季節とのズレが生じたことから、しだいに重陽の節句が廃れてきましたが、菊を愛でる風習や収穫祭としての意味合いは菊花展や九州北部のくんちとして今も残ります。

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スマートグリッド

 「賢い送電網」という意味の「スマートグリッド」は、デジタル情報技術を活用して、あらゆる種類のエネルギー源を効率的に管理・供給するための次世代電力網です。従来の送電システムのような、大きな発電所から利用者へ一方的に電力を送り出すだけの一方通行な方式から、需要と供給双方の情報を双方向でやり取りしながら、時には消費者側の余剰電力を融通し合うことなども可能にするシステムです。

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世界を映し出す鏡

 金は、展性・延性に優れ、最も薄くのばすことができる金属であり、1グラムあれば数平方メートルまでのび、長さではおよそ3000メートルまで伸ばすことができます。

 金は、有史以来、その産出量が約15万トン(50メートルのオリンピック公式プール約3杯分)に過ぎない希少金属で、空気では浸食されず、熱や湿気、酸素などほとんどの化学的な腐食に強いため、古くから貨幣や装飾品として用いられてきました。

 金は、価格が変動することはあっても、その価値がゼロになることはありません。「金は世界を映し出す鏡」という言葉がありますが、政情不安や戦争、経済悪化などで通貨への信任が揺らいだり不安が増した場合には「ラスト・リゾート」として金の普遍的な価値が見直されることになります。

 その金価格が、先週9月3日のNY金先物市場で一時、1トロイオンス999.50ドルまで上昇し、昨年3月につけた終値ベースでの史上最高値1004.30ドル、瞬間高値の1033.90ドルに急接近しています。

 また、個人投資家にも人気が高いオーストラリア造幣局が発行する「ウィーン金貨ハーモニー」の、今年上半期の世界販売量は前年同期の約5倍に増加。上半期のみで、過去最高だった08年の年間販売量に迫る勢いとなっており、年間で過去最高を更新するのは確実です。

 ちなみに、造幣局では現在、天皇陛下の在位20年を記念した1万円金貨(価格は8万円)の通信販売の受け付けを行っているそうです。

http://www.toushi-club.com/report/yamamoto09/y-090320.html

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破天荒

 文化庁調査の「国語に関する世論調査」では、慣用句や故事成語の意味を取り違えたり、間違って使われるケースが多いことが明らかになりました。

 例えば「破天荒」。本来の意味は「だれも成し得なかったことをすること」ですが、64%の人が「豪快で大胆な様子」と回答。また、「何もせずに傍観している」意味の「手をこまねく」という表現は、45%が「準備して待ち構える」と解しています。

 慣用句や故事成語の多くは習って覚えたのではなく、読書や実際に使われている事例を見たり・聞いたりしてなんとなくニュアンスで理解しているケースが少なくないと思われます。この調査結果が発表された時には、「破天荒」などの語句が検索ランキングで急上昇したそうです。

http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h20/kekka.html

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Webサイトの価値

 ブランド戦略やWeb戦略に関するコンサルティングを行っている日本ブランド戦略研究所は、企業のWebサイトの価値について定期的に調査を行っています。

 Webサイトの価値とは、Webサイトによって得られる接触効果、好感効果、販売効果、ロイヤルティ効果といった4つの効果の事業活動への貢献度であり、先日発表された2009年版のランキングは下記のようになっています。※金額はWebサイト価値。

  1位 全日空(ANA)     896億円    
  2位 パナソニック(電工含む) 852億円
  3位 NTTドコモ       754億円
  4位 JR東海         750億円
  5位 トヨタ          744億円

 金融危機の影響もあり全般的にWebサイト価値が低下していますが、前年まで6年連続1位だったトヨタ(Webサイト)の価値低下(前年比で約半減)が著しく、一方、上位10位以内には全日空やJR東海、JALやJR東日本など運輸4社が顔を出しています。

 また、同研究所は、一度訪れたサイトに再び訪れたいという意向を持った人の割合として再訪問意向率のランキングも発表しており、上位には下記のような企業が並びます。※数値は再訪問意向率。
    
  1位 キユーピー        85.2%
  2位 東京ディズニーリゾート  84.0%
  3位 味の素          83.2%
  4位 ユニクロ         83.1%
  5位 マクドナルド       83.0%

 上位サイトは、リピーターを引き付ける好感度が強いサイトと言え、自社製品を使ったレシピの充実、またはキャンペーンやクーポンなどの特典を提供し、情報を逐次更新していることが消費者を惹きつけているようです。+-

https://app.f.cocolog-nifty.com/t/app/weblog/post?blog_id=504983&nwsThough=1

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昔 話

 「温故知新」とは申しますが、現代におきましては昔のことを知ろうとすることよりも、新しい知識や技術の習得に忙殺されがちです。

 ところで昔は、どこの家庭でも両親や祖父母らが、小さい子に様々な昔話を話してきかせていたように思います。昔話は、単に話としておもしろいという他に、人への思いやりやたくましく生きる知恵といったたくさんのメッセージが込められています。もちろん教訓話ばかりでなく、主人公が様々な軌跡をたどりながら成長していく過程を語っているものが少なくありません。

 昔話の残酷な面をことさらに強調した解釈が流行った時期もありましたが、子供たちが夢中になっているゲームやテレビ番組のほうがよほど残酷な描写に溢れています。本来の昔話にはたしかに残酷な話もありますが、それは自然が持つ残酷さと同じ程度の残酷さであり、それを伝えながらもその残酷さについての詳細な描写を語ることはありません。また、前向きで元気が出る話も多く、拒絶する
ばかりではない世の中のことをも教えてくれます。

 本屋で、幼児向けのコーナーにふと目を向けますと懐かしい昔話の本がたくさん置いてあります。細かい点で結末や筋書きが昔と違うものもあるようですが、昔話の効用は現代の母親もきっちり理解しているのだろうと思います。

 昔話を単に教訓話として伝えてしまいますと聞かされた子供達はお説教と捉えてしまうかもしれません。昔話という形式をかりて「子供の成熟のために彼(彼女)に自己と人生についての健全なイメージを暗示し予感させる」というところに大切な意味があると言います。

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食用菊

 秋の食卓に鮮やかな彩りを添える「食用菊」。しゃきしゃきとした歯応えと甘くてほろ苦いのが特徴ですが、年間を通じて出回る「黄色い品種」に加え、そろそろ「紫色の品種」が店頭に並びます。

 食用菊の横綱と評価されている紫色の品種は、「もってのほか」という愛称で広く知られていますが、名前の由来は「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか・・・」とか「もってのほか美味しい」といったことから転化したそうです。

 菊は奈良時代に中国から持ち込まれ、室町時代に京都周辺で食べられ始めたとされます。風邪による熱や頭痛を和らげる解熱・鎮痛作用、目の疲れや腎臓機能の改善を促す疲労回復作用などがあり、古くから漢方薬として使われてきました。

 花びらがピンと張っているほど新鮮で、おひたしにして酢じょうゆで食べるのが代表的な食べ方ですが、ゆでるときに酢を加えますと色の鮮やかさ一層増します。

 生産量日本一は山形県だそうです。

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温 泉

 そろそろ北海道・東北地方から紅葉の季節が始まります。美しさを増す樹々の見物に山峡や渓谷などへ出かけ、現地の露天風呂にゆったりと浸かる風情もまた格別です。

 ところで、最近は聞きませんが、近年各地の温泉で問題が生じていました。イオウ製剤の610(ムトウ)ハップを混入していた事件や、井戸水や水道水を使用して沸かした湯を温泉と偽り表示した事件など、私たちを失望せるニュースが続きました。

 温泉の定義とは、

1.温度(温泉源から採取されるときの温度とする)が摂氏25度以上。
2.温泉法で規定する成分(総イオウ、マンガンイオン、第1鉄または第2鉄イオン、ラドン等々)のうち、どれか1つが規定量以上含まれる。

1か2の、どちらか1つを満たしてしまえば温泉と名乗ることができます。

 つまり、温度が25度なくても1つ成分を満たしていれば、井戸水でも温泉と呼べてしまうのです。井戸水と温泉は紙一重の差です。目的地へ出かける前に、該当する宿などが温泉を使用しているかどうか、源泉100%か、あるいは水道混合か、また加熱の有無などを電話等で尋ねてみるのもいいかもしれません。

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シルバー川柳

 今日は「敬老の日」ですが、長年の労に感謝し年配者を敬うこの習慣は聖徳太子の時代にまでさかのぼるそうです。

 最近は「グッドエイジング(いい年の重ね)」といった、人生の後半をいきいき楽しく生きる積極的な考え方も定着しつつあります。

 ところで、全国有料老人ホーム協会が毎年募集し、恒例となっている「シルバー川柳」の入選作品が先日発表されましたのでいくつかをご紹介したいと思います。
 
 定年で 田舎戻れば まだ若手
   我が家にも 政権交代 夢にみる
     証人が 一人もいない 武勇伝
       老後にと 残した夢も 夢のまま
         万歩計 つけて帰りに 車呼び
          バラに似て 妻も花散り トゲ残し
        美しく 老いよと無理な ことを言う
      その昔 恐竜見たかと 問う曽孫
    注目を 一身に受け 餅食べる
  お辞儀して 共によろける クラス会
定年に エプロン貰い 嫌な予感


 「老い」という言葉の持つイメージとは違う小気味良い作品の数々に、どこか秋空に似た清々しささえ感じるような気がします。
 
http://www.yurokyo.or.jp/topics/20090908.html

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100歳以上の人口

 厚生労働省は、今日21日の「敬老の日」を前に全国の100歳以上の高齢者の人数を発表しました。

 それによりますと、今年9月1日時点での100歳以上の高齢者は昨年比で4123人増(11.3%増)の4万0399人となり、男女とも過去最多を更新したことが明らかになりました。

 男女別では、男性が昨年比384人増の5447人、女性は同3739人増の3万4952人で、女性が全体の8割超を占めています。

 都道府県別の人口10万人当たりの100歳以上の高齢者の割合は、沖縄がトップで67.44人、次いで島根の66.21人、高知が61.45人、以下鹿児島、熊本と続きます。一方、100歳以上の高齢者の割合が最も少ないのは、埼玉の15.90人で、愛知の18.45人、千葉の21.45人と続き、「西高東低」の傾向が見て取れます。

 尚、今年度中に100歳を迎える人は、全国で2万1603人と、これまでの最多を記録する見込みです。

 ちなみに、100歳を迎えるお年寄りには、国から祝い状と記念品の銀杯が贈られますが、今年度から直径が約10%小さくなり、価格も6630円から5975円に引き下げられるそうです。

http://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/09/h0911-3.html

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サンマ(2)

 どうやら選んだサンマによって当たりハズレがあるようです。そこで、美味しいサンマの簡単な見分け方がありましたので、ここでちょっとご紹介させて頂きたいと思います。

 まず、太って大きいものが良いそうです。しかも、メスの方が美味しいといわれます。オスは下あごがオレンジ色なのに対して、メスはオリーブ色(緑っぽい色)をしています。

 そして、体全体の色の対比がはっきりしていることと、尾の部分が黄色くなっているものがいいです。これは、脂がたっぷり乗っていて、身の部分だけではおさまりきれずに尾まで脂がにじみ出ているためです。

 これらのポイントを確認したうえで、もっと手軽に鮮度を確かめるには、サンマを手にとって頭を下にしてピンと立つかどうかを確かめるといいそうです。

 以上の点を知っておけば、美味しいサンマに当たりそうです。

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サンマ(1)

 「秋刀魚」と書いてサンマ。秋の代表的な味覚ですが、刀のように反り返った形からこの字が当てられたと聞きます。

 8月に北海道東部から南下を始め10月ごろ三陸沖を通り、11月には房総沖、そして遠州灘で産卵した後、3月頃には紀州沖に達し、その一生を終えるそうです。

 焼いてレモンを搾り、大根下ろしを添えて食べる塩焼きが一般的ですが、熱いご飯とサンマの相性は抜群。食欲を駆り立ててくれ、炭火で焼けばまた格別です。刺し身や握りずしにしても美味しく、また、細かくおろして大葉とネギを刻んで混ぜ、たたきにするのもさっぱりして美味しいです。

 ちなみに、スーパーなどで選ぶ際には、背がやや緑がかった濃い青色で、ヒレや魚体に張りがあり、皮につやと弾力のあるものが鮮度が高いそうです。

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シルバーウィーク

 9月は土日を含む今日19日から23日までの5連休があり、5月の「ゴールデンウィーク」に対してこれを「シルバーウィーク」と呼びます。

 もともと「秋分の日」は国民の祝日ですが、ハッピーマンデー制度によって「敬老の日」が9月第3月曜日に移行。それにより、22日は飛び石連休の解消のために特別に設けられた国民の祝日「国民の休日」となります。

 新型インフル拡散などの手控え要因は依然あるものの、旅行各社は夏休み期間中の旅行者数が国内・海外ともに前年比で減少しただけにシルバーウィーク特需に期待を寄せています。

 ところで、旅行新聞社主催で「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」というのが毎年発表されています。ランキングは「もてなし部門」「料理部門」「施設部門」「企画部門」に分かれており、旅行客の宿探しの参考にもなっていますが、今年も石川県和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」が総合1位(29年連続)に輝いています。

 加賀屋は施設部門でトップ、他の項目でも全て上位にランクイン。次いで総合2位はもてなし部門で1位を獲得した静岡県稲取温泉の「稲取銀水荘」、総合3位は企画部門1位だった山形県かみのやま温泉の「日本の宿古窯」となっています。

 ちなみに、加賀屋の強みは様々に分析されていますが、「おもてなしの心」が従業員に浸透しており、そのための人材マネジメント(教育や意思統一、動機付けなど)が秀逸だと評されます。顧客からのクレームを大事に扱い、小さな点まで改善の目を行き届かせるのは顧客に信頼される企業に共通するものであり、加賀屋の女将や統括客室センター長が話す言葉(下記)にはあらゆるサービス業の
指針となりえるヒントが含まれています。

「私たちが徹底しているのは、お客様からいただいたご意見を捨て子にしないということ。年間20万人の方がお泊まりになりますが、その中の一つの意見も捨ててはならないと考えています」

「注意をしてくれるのは期待があるから。その意味で一番怖いのは、問題があっても何も言われずに帰られてしまうことです。そこには天国と地獄の差があります」

「もちろんマニュアルはありますし、それを守るのは大事です。ただ、“おもてなし”というものは、マニュアルをこなせて60点。それ以上はお客様と接する本人の感性次第です」

http://ryoko-net.sakura.ne.jp/modules/tinyd4/index.php?id=1

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コーヒー

 「コーヒー」・「紅茶」・「ココア」、お好きな方もたくさんいらっしゃると
思いますが、その喫茶材料の国際価格が軒並み高騰しています。

 紅茶は25年ぶりの高値を付け、ココアは直近の安値である昨冬から5割上昇、コーヒー豆は2割高となっています。嗜好品である喫茶材料は景気低迷化でも需要が堅調ですが、生産が天候不順などで減少し、需給はタイトな状況となっています。

 紅茶の場合、産地のスリランカやケニアが干ばつになり、生産量が1~2割程度落ち込んでおり、ココアは主産地の西アフリカがここ数年カカオ豆の不作が続き、3年連続で供給量が需要量を下回っています。また、コーヒー豆は最大の生産国ブラジルで来年度(2009年10月~10年9月)の不作が見込まれ、こうしたことが価格高騰の背景となっています。

 尚、砂糖に精製される前段階の「粗糖」の国際価格も28年ぶりの高値水準となっています。原料となるサトウキビの2大産地であるインドが雨不足、ブラジルが長雨で収穫が大幅に減少する見通しが強いためです。

 「コーヒー」・「紅茶」・「ココア」、そして「粗糖」。身近な食材であるだけに、今後の動きが気になります。

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江戸の甚平事情

 江戸の庶民が、夏になると愛用した、甚平(じんべい)あるいは甚兵衛(じんべえ)は、江戸末期に関西地方で出来たと言う、袖無しの木綿製綿入れの『防寒着』の羽織です。現代では、男性用の夏の和装スタイルの感がある甚平ですが、元は防寒着だったのです。やがて、袖が無く、風通しが良いところから、綿を抜いて、麻や木綿の一重にし、夏の家庭着となっていったようです。

 甚平と言う名前は「甚兵衛羽織」の略で「甚兵衛さんという人が作ったから」と言う説もありますが、「武家の用いた陣羽織(陣中で鎧・具足の上に着た上着)に形が似ているから」と言う説の方が有力視されています。

 甚平に似た衣類に、作務衣(さむえ)があります。これは、僧侶が作務(さむ・仏道修行としての労働一般)のときに着る衣服でしたが、やはり、夏涼しく着られることろから、江戸庶民にも愛用されました。甚平も作務衣も、昔は「男性専用」の衣類だったのですが、現代では、女性用の甚平、作務衣もあり、カラフルなデザインのものが通販でも手に入るようになっています。

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秀吉の心境

 夕焼け空が美しく映えて、秋を感じるこの頃です。


 さて、NHKで日曜の夜8時から大河ドラマ「天地人」が放送されていますが、天下を取ってからの豊臣秀吉の心境は「不安でしょうがない」、すなわち「もうこれ以上登りようのない地位まで到達したため、あとは下がるしかない」、「いつ引き摺(ず)り下ろされるか分からない」という絶えず恐怖心に駆られていた様子がよく窺えます。


 「猿」と呼ばれた木下藤吉郎時代から天下を取るという夢を見て、我武者羅に働いた時代、そこまでが最も良かった時代なのかもしれません。中国の古典に、


 「花は半開を看る」(はなは、はんかいをみる)・・・采根譚


という話があります。満開に咲き乱れている花は確かにきれいですが、すぐに見飽きてしまう。それよりも五分咲きぐらいの方に、かえって風情があると言います。満ちたりた状態というのは、だれでも願うところです。しかし、それがはたして幸せなことなのかどうか、疑問です。


 満ち足りた状態というのは、おおむね長続きしません。いや、そこまで登りつめたら、満開の花がすぐ散っていくように、転落する日も近い、と覚悟すべきと言います。だからいよいよ悩みも尽きないとなります。それを考えますと、満開、絶頂はあまり誉められた状態ではなく、むしろ、そこまで登りつめないで、ほどほどのあたりが理想ということになります。まさしく、秀吉もそんな心境であっのかもしれません。

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 川で生まれ、海で育ち、秋になると生まれた川をさかのぼって産卵する鮭(サケ)。旬は9~11月といよいよこれからですが、生まれてから4年前後に川をのぼり、いったん海から川に入りますと、身がやせて味が落ちていきます。

 このため、海から川にあがる直前にとられた体が銀色に輝いている「銀毛(ぎんけ)」と呼ばれるもの、特にそのオスが最も味が良いとされており、たくさん水揚される鮭の中でも、わずか5%しかとれないそうです。

 また、最も極上とされる鮭児(ケイジ)と呼ばれる未成熟の鮭は、1~2万本に1尾の割合でしか水揚げされず、魚体全体に脂が乗っており、全身トロ状態で高級寿司ネタなどに使われています。

 ちなみに、昔からの鮭を贈る習慣は、

  「疎遠になったあなたが、鮭のようにまた私のところに戻ってきて欲しい」

との気持ちが込められているそうです。

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鳳仙花

 秋の気配が漂うと人家の近くでいち早く鳴き出すコオロギ。コオロギは「肩させ、裾させ、綴れ(つづれ)させ」と鳴くといわれ、昔の女性はこの声を聞くと繕ったり、背丈を直したりして秋の衣服を整えたそうです。

 ところで、7月頃から今の時分に咲く花に、鮮やかな紅色の「鳳仙花(ホウセンカ)」があります。花色豊かなこの花で、色水をつくって遊んだ方もいらっしゃるかと思いますが、ずっと昔は爪を染めるのに使われた花でもあります。いわゆる現在のマニキュアで、別名を「爪紅(つまべに)」とも言います。

 その実は熟すと、かるく触れただけで勢いよく弾け飛びます。そのことから「インパチエンス(我慢できない)」との学名を持ち、「せっかち草」との異称もあります。英語名では「Touch Me Not」。

 鮮やかな紅色で気を惹いておいて、「私にふれないで」とは・・・なるほど。

 ちなみにこの鳳仙花、堅い魚の骨や肉類を煮るときに種子を数粒入れると柔らかくなることから「骨ぬき」という名も持ちます。

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梨(3)

 人の味覚は暑い夏は甘さを求め、季節の移り変わりと共に次第に控えめの甘さから酸味のある物を求めるようになるそうです。

 今スーパーなどの青果売り場には、ナシがずらりと並んでいますが、日本梨はタネまわりに酸味があり、皮の近くが最も甘いそうです。古くから日本人に親しまれている秋の果物の代表格ですが、なかでもこの9月に最盛期を迎えるのが大型で丸い「豊水」。

 「豊水」は日本ナシの生産量の約3割を占め、「幸水」に次いで生産量が多く、1個300~400グラムと他のナシと比較的して大玉です。果肉は軟らかくて、みずみずしいのが特徴、甘みと酸味のバランスもよいことからナシの最高級品と評価する人もいます。

 主産地は関東で、生産量首位は茨城県、そして千葉県、栃木県と続きます。店頭で選ぶ際には、高さがあるものより横に張りのものが良いそうです。また、冷蔵庫などでの保存の際には「ヘタの部分を下にしておく」とより長持ちするそうです。

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梨(2)

 秋の味覚や行楽が話題にのぼり、各地の梨狩園も賑わっているようです。

 風邪などで喉が痛む時や痰がからむ時などに、梨を食べて楽になったという経験をお持ちの方も多いかと思いますが、古来から「百果の宗」と呼ばれる梨は、「大小便を利し、熱を去り、渇を止め、痰を開き、酒毒を解す」とされ、漢方薬などにも広く利用されてきた果実です。

 また、梨は有機酸やビタミン、ミナラル類などをバランスよく含んでいるため、夏バテ時の食欲増進や疲労回復にも効果が期待できます。

 現在、日本で栽培されている梨には、幸水、豊水、二十世紀、新高、愛甘水、新寿、清澄、八幸梨など様々な種類がありますが、二十世紀梨の場合、軸が細く、肩と尻が張った扁平なもの、色つやが良く重いものがより美味しいと言います。また、二十世紀梨は、熟度の進み具合により黄緑色から黄色になるため、シャキシャキした食感を楽しみたい人は黄緑色、甘味を好む人は黄色のものを選ぶと良いそうです。尚、「梨尻柿頭」とのことわざにもありますように、梨は軸と反対の尻の部分が味が良く、皮の近くが最も甘くなっています。

 ちなみに、歌舞伎の世界を「梨園(りえん)」と呼ぶのは、唐の玄宗皇帝が梨の木が植えられた庭園で、音楽や舞踊などの芸を磨いたという故事に由来しているそうです。

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梨(1)

 代表的な秋の果物と言えば「ナシ」。天候不順もあって甘みが心配されていましたが、どうやら問題ナシだそうです。

 「ナシ」は弥生時代の遺跡から炭化した種が見つかるなど、古くから日本人に親しまれてきました。品種によって出荷時期が異なりますが、8月末から9月いっぱいが旬なのは、軟らかい果肉と豊かな甘みで人気が高い『豊水』です。

 一足早く8月中旬から店頭に並んでいる『幸水』も甘みと香りが豊かで人気を集めていますが、いまは「20世紀」の出荷が本格化してきます。

 「ナシ」は成分のほとんどが水で栄養分はそれほど高くないですが、繊維分と消化酵素を多く含み、咳止め・喉の渇き・二日酔い・解熱などに効果があるそうです。

 選ぶときのポイントは、皮に張りがあり、手に持ったとき、ずっしりと感じるものを選ぶのが良いそうです。

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ミネラルウォータ

 「水」(みず)は水道水を飲むのが当たり前のように子供の頃から育ってきましたが、このところペットボトル入りのミネラルウォーターが普通に飲まれるようになっています。

 「サントリー天然水(南アルプス)」、「ボルヴィック」、「六甲のおいしい水」、「エビアン」、「ボルヴィック」、「クリスタルガイザー」、「コントレックス」・・・等々です。

 国民1人当たりのミネラルウオーター消費量は統計が開始された1986年の年間0.7リットルから2008年には19.7リットルに増加(日本ミネラルウォーター協会調べ)し、21年間で約28倍に膨らんでいます。


 ミネラルウォーターと言えば、「自然の水」、「ミネラルをたくさん含んだ水」をイメージしがちですが、「ナチュラルウォーター」・「ナチュラルミネラルウォーター」・「ミネラルウォーター」・「ボトルドウォーター」と大きく4つに分類され、メーカーが生産しているのは、ほとんど「ナチュラルミネラルウォーター」で生産量の約8割を占めています。

 この「ナチュラルミネラルウォーター」は、特定水源より採水された地下水のうち、濾過・沈澱および加熱殺菌による殺菌処理が行われたものを指し、一般的にイメージされている「自然の水」とは少し違います。殺菌処理されていないヨーロッパ産のミネラルウォーターが「自然の水」に近いと言えるかもしれません。

 「ミネラル」とは直訳しますと「鉱物」ですが、鉄・銅・カルシウム・マグネシウム・・・などのことであり、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミンと並んで5大栄養素と呼ばれています。


 ちなみに、品名について、食品流通局長通達の「3.表示の方法」には、以下のように記載されています。


ア.特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないものにあっては、「ナチュラルウォーター」と記載すること。

イ.ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し
、地下を移動中又は地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した
地下水(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含
む。)をいう。)を原水としたものにあっては、「ナチュラルミネラルウォーター」と記載することができる。

ウ.ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目
的等のためにミネラル調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているものにあっては、「ミネラルウォーター」と記載すること。

エ.ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター及びミネラルウォーター以外のものにあっては、「飲用水」又は「ボトルドウォーター」と記載すること。

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日射病と熱中症(3)

 「熱中症」の予防ならびに応急処置にはつぎのようなものがあげられます。

●体調の悪いときには炎天下での運動を避ける。

●十分に休憩を取りながら作業する。

●暑さの厳しい真夏は、ビタミンB群を多く含む豚肉がおススメです。

●熱中症予防に日傘や帽子が効果的です。しかし、帽子をかぶりっぱなしでいると頭の温度が高くなってしまうので、時々脱いで頭の汗を乾かすようにします。

●吸湿性・通気性の良い素材の、涼しい服装をする。服装の色は、熱を吸収しにくい白っぽいものを着る。

●熱失神や熱疲労でめまいを覚ええたら、日陰など涼しくて風通しのよい場所に入り横になる。

●治療の原則は、軽症(1度)に対しては水分摂取、中等症には輸液、重症には厳重な管理と治療を行います。

●意識があるときには、スポーツドリンクなどを飲んで水分補給をする。梅干しや塩昆布なども有効だといわれます。水分補給のペースは、のどが渇いた時には、既に脱水が起きていることが多いので、のどの渇いたと感じる前に水分補給をすることが大事です。

●衣服、ベルトなど体を圧迫しているものを緩め、足の下に物を置き高くする。

●体温上昇を伴う時には、大腿部の付け根や首やワキの下など大きな動脈の走っている部分を濡れタオルなどで冷やす。扇風機やうちわなどで全身にゆっくり風を送ります。全身に霧吹きのようなもので,まんべんなく水をふきかけることも気化熱で体温を下げます。

●熱中症は一度かかると再発しやすくなりますので、症状が軽い場合でも、1週間程は激しい運動を控え、涼しいところで、徐々に運動量を上げ、体を慣れさせるようにします。

●重症の熱中症では、救急車を呼んで患者を病院へ搬送する必要があります。

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日射病と熱中症(2)

 「熱中症」は、大別して次の4つに分類されることがあります。また、重症度1~3に分類されることもあります。1度は体温上昇を伴いません。

●熱失神(heat syncope)(1度)

 血管の拡張によって血圧が低下し、めまい・失神などがみられ、顔面蒼白となります。


●熱痙攣(heat cramps)(1度)

 大量に発汗した時にだけしか水分を補給しないために血液の塩分濃度が低下し、足、腕、腹部の筋肉痛を伴った痙攣(こむらがえり)が起こります。


●熱疲労(heat exhaustion)(2度)

 大量の発汗により脱水症状となり、脱力感、倦怠感、めまい、などがみられます。体重の3%以上の水分が失われると、体温調節に影響が出るといわれています。


●熱射病(heat stroke)(3度)

 体温の上昇により視床下部の温熱中枢が障害され、体温調節機能が失われますと、高度の意識障害が生じ、体温が40℃以上まで上昇します。発汗は見られず、皮膚は乾燥しています。温度調節機能の破錠による中枢神経系を含めた全身の多臓器障害で、死亡に至る危険な状態です。

 熱中症は、屋外でのみ起こるものではなく、室内でも起こる症状です。気温が低めでも湿度が高いと汗が蒸発せず、体温を下げることができません。すると体温を下げようとさらに発汗しますので、脱水状態がますます進み、熱中症に陥ってしまうのです。熱中症になりやすい湿度の目安は70%といわれています。

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日射病と熱中症(1)

 「日射病」と「熱射病」は「熱中症」に分類されることがありますが、その病態が異なります。

 「日射病」は、炎天下で、激しい運動をしたようなときに、日に照らされることで体温が上昇すると、体温を下げるために皮膚表面の毛細血管が拡張し、放熱しようとします。毛細血管が拡張して発汗が多くなると「脱水状態」となり、その結果、血液循環量が少なくなって脳に向かう血液が少なくなり、脳の酸欠による頭痛やめまい、その他の臓器へ行く血流が滞るため、吐き気やむかつきなどを来す状態で、体温上昇は見られません。

 「熱中症」とは、外気の高温多湿、激しい運動などで大量に発生する体内の熱の放散がうまくいかなくなるためにおこる様々な症状の総称です。「熱射病」は「熱中症」の最重症型で、体の熱を十分に発散できないで、熱が体にこもってしまい、高い体温に体が対処し切れなくなった状態で、「体温調節機能不全」です。

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ラマダン

 ほとんどの宗教では内面的な信仰を裏付ける証拠として一定の行為が要求されます。

 イスラム教においてのそれは、信仰告白、礼拝、喜捨、巡礼、斎戒の五行であり、イスラム教徒としての行動を規定した斎戒の一つが断食(サウム)です。

 イスラム暦(ヒジュラ暦)で9番目の月は最もな神聖な月「ラマダン」で、この月に断食が行われるためラマダン=断食との認識が浸透しています。
 
 イスラム暦は月の満ち欠けを基準した純粋な太陰暦であるため、一年の長さは354日と太陽暦よりもやや短く、しかも閏月による補正を行わないため、私たちが普段使っている太陽暦(西暦、グレゴリオ暦)とは1年に11日程度のズレが生じることになります。そのためラマダンの時期も毎年異なり、およそ33年で季節が一巡します。

 ラマダン入りについては、各国の聖職者が月の満ち欠けを基に判断するため、国によって開始日がずれる事もあります。ヒジュラ歴1430年の今年は先月の21日か22日にラマダン入りしていますが、次の新月まで約1カ月間続きます。

 この期間に断食を行うことで罪を償い、さらには欲望を自制し、辛苦を乗り越え、忍耐力を学ぶところに意味があるとされ、貧富にかかわらず平等を意識付け、連帯感を培う狙いもあるとされています。また、この期間の善行は徳が多いとされる一方、過激派の一部で「聖戦」が活発化することもあります。

 ラマダン=断食=苦行というイメージがありますが、断食は日没までで、夜は糧と生の喜びを享受する時間となり、日が沈んでから明けるまでの間に三食摂ることもあるようです。

 この時期の夜の過ごし方は地域ごとに格差があるのものの、日没とともにご馳走を饗し、一種お祭り感覚のところも多く、実際には食糧の消費が多い月でもあります。

 ちなみに今年は、新型インフルエンザの感染拡大防止のため、イランはラマダン期間中のサウジアラビアのイスラム教最大の聖地メッカへの巡礼を全面的に禁止しています。
※メッカ巡礼は、ヒジュラ暦第12月である巡礼月に最も盛んになります。

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三大宗教

 宗教は、特に海外において人々の習慣や考え方に大きな影響を与えています。海外において現地の人を理解するには、その人々の宗教を理解する必要があるということはよく言われることです。また、ほとんどの宗教が教義の解釈で多くの派に分かれ、時に同じ宗教内で対立や抗争が起ることもしばしばで、「宗教の話はするな」と言われますように、話題としては非常にナーバスなテーマでもあり
ます。

 ところで、世界には様々な宗教がある中で、キリスト教、イスラム教、仏教が世界の三大宗教といわれます。ヒンズー教の方が比率的には多いのですが信者分布が広範囲であるという点で仏教が三大宗教の一つとして数えられています。

 世界の総人口に占める割合はキリスト教徒が約33%、イスラム教徒が約20%、仏教徒が約6%となっており、キリスト教のカトリックとイスラム教スンニ派の信者は約10億人でほぼ拮抗しています。

 ちなみに、新約聖書巻頭のマタイによる福音書ではイエスに連なる系図を長い行を割いて紹介していますが、マタイの福音書の冒頭に登場する預言者アブラハムはユダヤ人に加えて全てのアラブ人の系譜上の祖とされています。そのためキリスト教とユダヤ教、イスラム教の三宗教を称して「アブラハムの宗教」と呼ぶそうです。

 イスラム教と言えばアラブ世界(中東)の宗教というイメージがありますが、実際にはインドネシアが約1億9千万人という最大のイスラム教徒を抱え、次いでパキスタンの1億4千数百万人、中国の約1億4千万人、インドの約1億2千万人の順となっています。

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チンゲンサイ

 中国語で「青梗葉」と書く「チンゲンサイ」。今ではハウス栽培が盛んで1年中出回っていますが、暑さに強く、青物野菜が全般的に品薄となるこの時期に露地物が収穫されます。国内の主力産地は静岡県です。

 ハクサイやカブと同じアブラナ科の植物で、中華料理の代表的な葉物野菜として普及していますが、日本では1972年日中国交回復の中国野菜人気にのり、「タアサイ」とともに広がりました。

 あくが少なく、味に癖がないため肉と相性がよく、炒め物や煮物など調理方法は多彩。中華料理だけでなく、西洋料理から日本料理まで幅広く取り入れられています。アルカリ性のミネラルが豊富な緑黄色野菜で、ビタミンAやCが豊富な健康野菜としても知られ、夏風邪の予防に効果があるとされています。

 尚、スーパーなどで選ぶ際は、葉の緑色が鮮やかでハリのあるものが良く、葉が黄色っぽくなっていたり、葉の茎の部分が筋っぽいものは古いので避けるのが良いようです。

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江戸の女衒事情

 女衒(ぜげん)とは、貧困のため娘を吉原に売りたいと言う家と、吉原の遊女屋を仲介する商売です。江戸の貧乏家庭の男の子は小僧奉公に、女の子は下女奉公に出るのが普通ですが、今回お届けした噺の様にまとまったお金がいるとか、困窮の度合いによっては、娘の方から、吉原への身売りを言い出す場合も多く、これを遊女奉公と呼びました。現代の感覚では、娘を吉原に売る(売女にする)なんて、なんてひどい親なんだろう、と思いますが、江戸では、逆に吉原に身を沈めて、親を助けるなんて、なんと奇特な娘さんだろう、と賛美の目で見られたのです。

 そして、その仲介をする女衒ですが、江戸期の「金曾木」と言う本によると、「浅草辺に美しい娘さんを持って、貧しく暮らしている家があると、女衒はその親に金を貸し、返済が滞ると、この娘さんを水茶屋に出し、代償とします。その時に『売まい証文』と言う手形を渡し、遊女には売らない事を保証します。親もそれならと、娘さんを女衒に預けます。しかし、一年もたたないうちに、新吉原へ売ってしまいます。親が聞きつけて、証文を持って訴えますが、お取り上げになりません。なぜなら、自分が養わなければならない娘を他人に養わせていたので、どのような事があっても自分の自由にする事は出来ません。」とありますので、かなり、無慈悲で阿漕な商売をしていたようです。

 「まま母とにらんで女衒安くつけ」、「泣顔があのくらいだとぜげんいひ」、「ぜげんさまたのみますると母おくり」、「泣そばにぜげんふつてうつら(仏頂面)で居る」などなど、江戸の川柳でも、その無慈悲で阿漕さからか、嘲笑の的となっています。

 そして、娘を女衒に売った場合の親の取り分ですが、娘さんの器量などによって千差万別です。商談が成立しても、女衒の手数料・仲介料、吉原で働くための着物や、道具類を揃える費用などなどで、どんどん差し引かれ、仮に三十両で売買が成立したとしても、親の手に渡るのは、半額の十五両程度だったと言います。

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ピーマン

 9月に入りましたが未だ暫くは暑さが続くようです。
この時期になりますと夏バテになる方もいらっしゃると思いますが、疲労回復に効果的なのが「ピーマン」。今ではハウス栽培で1年中出回っていますが、本来の旬は夏。唐辛子を品種改良し、食べやすくしたのがピーマンで、蒸し暑いこの時期には目に鮮やかな緑が食欲を与えてくれます。

 ピーマン100g中のビタミンC含有量は約80mgと豊富で、中ぐらいの大きさのピーマン4個で1日に必要なビタミンCがとれるそうです。しかも、ピーマンのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴。夏バテ予防に試してみる価値がありそうです。

 ちなみに、主産地は茨城県や岩手県。選ぶ際には、色が濃くて表面にツヤがあり、果肉が厚めのものが良いそうです。

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シルバー川柳(3)

●その他の川柳

おんぶした子をリストラでまた背負い

世界一とうとう寿命だけとなり

持て余す暇を余裕と言い聞かせ

年金に安・近・短の旅学び

長老に年を聞いたら俺の下

年賀状書かねばあの世とうわさされ

「呆けちゃった!」難を逃れる名セリフ

かじられたスネで支える身の重さ

年金にボーナス無いのと孫が聞き

表札で生きる亭主の三回忌

年金を親子でもらう家が増え

千の風きいて買おうか迷う墓

定年後引き算ばかり上手くなり

遺言を書いた安堵で長生きし

原油高免許を返すふんぎりに


 過去の作品集をすべて見てみたいと思われる人は、次のサイトにアクセスして下さい。

http://www.yurokyo.or.jp/topics/img/09051901.pdf

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