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2009年10月

ハロウィン

 今日は「ハロウィン」です。日本におきましても大きなカボチャをくりぬいて作った魔除けの飾り物「ジャック・オー・ランタン」のオレンジ色がこの時期の街の色としてすっかり定着した感があります。

 ハロウィンは、古代ヨーロッパの原住民ケルト人の年の終わり(10月末日)の収穫を祝うお祭りが起源とされ、また、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、精霊や魔女が出てくると信じられていました。例えるなら日本のお盆のような行事なのですが、アメリカのハロウィンは大人も含めてかなり盛り上がるそうです。

 ニューヨーク市場では8月の新学期商戦や12月のクリスマス商戦などと並び、このハロウィン商戦の良し悪しもきまって話題になります。

 日本のGDP(国内総生産)に占める個人消費の割合は約55%ですが、アメリカの場合はGDPのおよそ70%を個人消費が占めており、新規失業保険申請者件数や雇用統計、消費者信頼感指数や小売売上高等、直接的・間接的に消費に関わる経済指標にニューヨーク市場が敏感に反応するのはこのためです。

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江戸の松竹梅事情

 松と竹は冬でも緑をたたえ、梅は寒中に花を咲かせます。これは「清廉潔白・節操」を表すものとして、古代中国で、歳寒三友(さいかんさんゆう)と呼ばれ、中国の文人画で好まれる画題でした。他にも、岩石に水仙を添え、更に竹や梅を配したものを歳寒仙侶(さいかんせんりょ)。竹・梅を描いたものを、歳寒二雅(さいかんにが)。梅に寒菊を配したものを、歳寒二友(さいかんにゆう)と呼び、画題となります。松柏(しょうはく=針葉樹)が、厳寒にも葉の色を変えないことから、艱難に耐えて、固く節操を守ることを「歳寒の松柏」と言うたとえもあります。

 その思想が、平安時代に日本に伝わり、江戸時代以降には民間でも流行します。やがて、松は枯れて落ちても、二本つながっているため、夫婦の絆の強さを、竹は中が空洞で、節によって締まるところは締まっているため、腹には何もたくらみがなく、しっかりと締まっていると言う男の気性を、梅の実は、煮ても焼いても「酸っぱい」ため、夫を好い(酸い)て変わらないと言う女の気性を表すものとして、「お目出度いもの」の象徴としてもてはや
されるようになります。

 中国の宋代(960~1279)においては、文人たちが、竹を水墨画の主題として描き始め、やがて、梅・蘭・菊・松と画題の広がりを見せていきますが、
その中でも、松・竹・梅の三者が頻繁に取り上げられます。日本に伝わって
からは、陶磁器・漆器・染織などに描かれる、後に、門松や雛飾り、婚礼・
出産等の慶事に用いられる主題として民間に定着し、「鶴亀」とともに吉事
の象徴としてもてはやされるようになったのです。

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「秋」は収穫の時期で食べ物が飽きるほどあることから、「飽き」が語源の一つとなっています。余ったものを交換し融通し合うようになったことから「あきない」という言葉が派生したという説もあります。

 また、秋は「とし・とき」とも読み、歳月や時間の経過を表すこともあります。「一日千秋の思い」は「一日が非常に長く感じられること」を、「春秋」と言えば「年月」あるいは「年齢」を意味しています。

 秋を読んだ歌には、兜町でも有名な「桐一葉、落ちて天下の秋を知る」というのがあり、ささいな現象からその後の大勢を推し量るたとえとして用いられますが、もともとこの歌は桐を紋章とする豊臣の世の衰退を言い表しています。

 秀吉の辞世の句として伝わる「露と落ち露と消えにし我身かな 浪速のことも夢のまた夢」に使われる「露」もまた秋を表し、命の儚さをたとえています。

 ただ、同じ露を題材にしながら、栄華を極めた秀吉の句よりも、幼い長女を亡くして詠んだ小林一茶の句の方が強い余韻を残します。

 「露の世は露の世ながらさりながら」(一茶)

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勝者と敗者

勝者は間違ったときには「私が間違っていた」と言う。
敗者は「私のせいではない」と言う。

勝者は勝因は「運が良かった」と言う。例え運ではなかったとしても。
敗者は敗因を「運が悪かった」と言う。でも、運が原因ではない。

勝者は敗者よりも勤勉に働く。しかも時間は敗者より多い。
敗者はいつでも忙しい。文句を言うのに忙しい。

勝者は問題を真っ直ぐ通り抜ける。
敗者は問題の周りをグルグル回る。

勝者は償いによって謝意を示す。
敗者は謝罪をするが同じ間違いを繰り返す。

勝者は戦うべきところと妥協すべきところを心得ている。
敗者は妥協すべきでないところで妥協し、戦う価値がない所で戦う。

勝者は「自分はまだまだです」と言う。
敗者は自分より劣るものを見下す。

勝者は自分より勝るものに敬意を払い学び取ろうとする。
敗者は自分より勝るものを不快に思い、アラ捜しをする。

勝者は職務に誇りを持っている。
敗者は「雇われているだけです」と言う。

勝者は「もっと良い方法があるはずだ」と言う。
敗者は「何故変える必要があるんだ?今までうまくいっていたじゃないか」と言う。

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錬金術

 少ない元手で多くの利益を生むビジネスや投資のことを「錬金術」といい,ややいかがわしい意味も込めて、その当事者を「錬金術師」といいます。

 しかし、「錬金術」の本来の意味は、ふつうの金属を「金」にする試みのこと。


 ツタンカーメン王にかぶせられた黄金のマスクは3,000年の時を経ても輝きを失いません。

 化合物ではなく単体であること、つまり、外から見たらすぐにわかる金属である。また、他の金属と違って空気に触れて腐食することがなく、加工も簡単なことから、「金」は太古の昔より、宝飾品や貨幣として使われてきました。富や権力の象徴でもありました。

 人類がこれまでに産出した金の量は、50メートルのプールでたった3杯分、わずか16万トンです。

 その希少性からも、金は、価値の高いものとされてきました。

 19世紀の半ばにアメリカのカリフォルニアで起こったゴールドラッシュでは、一攫千金を目指して多くの人がどっとおしかけ、ヨーロッパの人口が目に見えて少なくなり、そのいっぽうでアメリカ西部は急速に開拓・発展、それまで片田舎だったカリフォルニアは、すぐに「州」への昇格が決まったといいます。

 金を掘るのに適したズボンとして、リーバイスさんがジーパンを発明するという副産物までも・・・。

「そこまでしてでも欲しい」のが「金」の魅力、人間の欲深さなのでしょう。


「もっと楽をして金を手に入れる方法はないものか?」とは、少し目端の利いた人なら必ず考えるはず。

 古代ギリシア、アリストテレスの時代から考えられてきました。

「何かに何かを混ぜたら簡単に金になるかも」・・・という試みが、遠い昔から行われており、その当事者が、いわゆる「錬金術師」です。

「何を混ぜたら」の「何」のことを、「賢者の石」というそうです。
「金」に変えるための触媒のことです。

ハリーポッターのタイトルに使われた、アレですね。
広くは「金のように純度の高いものに変えるもの、金のように永遠に美しいものに変えるもの」という意味でも使われています。

「賢者の石」を求めて、さまざまな実験が繰り返されたおかげで、塩酸や硝酸、硫酸など、今ではすっかりお馴染みの化学薬品が発見され、数々の実験道具なども開発されました。

 万有引力を発見した、また光がいろんな色から構成されていることを発見した科学者、かのアイザック・ニュートンも、人生の後半では錬金術を研究し、膨大な文献を遺しているといいます。


 ついてながら、これまでの「錬金術」はすべて失敗しています。

「錬金術」が成功すると、希少性がなくなるために「金」の価格は暴落してしまうでしょう。

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バナナ

 昨年の今頃、あちこちのスーパーで「バナナ」が売り切れとなっていました。
テレビなどのマスコミで、「朝バナナダイエット」が取り上げられ、朝にバナナ
を食べるだけで体質が改善して徐々に痩せることができる、さらに便秘や冷え性改善などにも効果があるという話が巷に広がり、注目が一気に集まったからです。

 マスコミの影響は非常に大きい訳ですが、現在では過熱感も冷め、気軽に手に入ります。そのバナナには「カリウム」が豊富で、「食物繊維」や「フラクトオリゴ糖」、「マグネシウム」等が含まれています。カリウムは血圧を抑える効果があり、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病の予防に効果があるそうです。

 また、マグネシウムは新陳代謝に欠かせず、食物繊維は消化を促進し、便秘改善に効果的。フラクトオリゴ糖には腸内のビフィズス菌を増やす効果があり、バナナを食べると大腸がんにかかりにくいという話しもあります。

 時間がない時にはすぐに食べられ、栄養豊富で美味。そして1本30円程度と安く、手軽に栄養補給できるバナナ。本当にありがたい食材です。

 ちなみに、バナナの輸入先はフィリピンが圧倒的なトップで90%超を占め、次いでエクアドル、台湾と続きます。国内産では、沖縄県が約50%、鹿児島県が約45%を占めています。

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三十六計、逃げるにしかず

 自然災害のようにどうあがいても勝てない場合には「三十六計、逃げるにしかず」です。

 上記の言葉の出典となっている「三十六計」とは別物ですが、中国の民間においては「孫子」よりも日常生活で幅広く流用されているのが「兵法三十六計」で
す。

 その兵法三十六計の第三十六計に「走為上(そういじょう)」とあり、意味は「走(に)ぐるを上(じょう)と為す」、つまり逃げるのが最善の策であるとしています。もう少し具体的に説明しますと「勝算が無ければ、逃げるのが最善の策だ。逃げることは負けるのとは違う。勝ちではないが、負けるということでもない。全滅しては再起は計れず。兵力を温存し、次の機会に備えよ」となります。

 ところで、三方ヶ原の戦いで武田信玄の大軍に惨敗し、わずかな手勢と共に浜松城に逃げ帰った徳川家康がとった戦略が兵法三十六計の第三十二計「空城計」であると言われます。

 すでに野戦に敗れ、圧倒的に優勢な敵軍を相手に城に逃げ込んでも、最終的には補給線を断たれ降伏を余儀なくされます。そのような時、自軍の兵力で劣る場合の窮余の策として、敵将に自軍の戦闘能力を錯覚させるのが空城計。敵軍を前に城門を開け放ち、敵を引き入れようとする構えを見せれば優秀で用心深い指揮官ほど逆に警戒するものです。三方ヶ原の戦いに敗れ、城に逃げ帰った家康のこの空城計に、敵将は警戒して引き返してしまい、家康は死地を脱することができました。

 ちなみに、家康が城に逃げ帰った際に絵師に描かせた自画像が、有名な「徳川家康三方ヶ原戦役画像」で通称「しかみ像」。苦渋の表情が描かれたこの絵を、家康は終生手元に置いて軽挙妄動・慢心の自戒としたそうです。家康は三方ヶ原の戦いで全滅を免れたことによって、結果として最大の力を有するに至ります。

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シシャモ

 「柳葉魚」と書いて「シシャモ」と読みますが、そのシシャモが旬となっています。
卵の食感が魅力のメスの子持ちシシャモが人気ですが、オスも身が締まっていてなかなかです。アイヌの人々の間で、シシャモは神様によって柳の葉からつくられたと言い伝えられてきました。このため、漢字では「柳葉魚」と書くそうです。

 一言で「シシャモ」と申しましても、日常、スーパーや居酒屋などで目にするシシャモは実は本物ではないケースが多いそうです。国内で出回るシシャモのほぼ9割がノルウエーなどからの輸入物が中心で、北海道産のものは1割未満に過ぎません。

 輸入物はシシャモではなく、カペリンという品種で、店頭でラベルを見ますと「カラフトシシャモ」という名で並んでいます。生態的な面も全く違っていて、シシャモは秋に川を遡上して産卵しますが、カペリンは一生海で暮らします。

 栄養面で申し分ないシシャモは、6匹程で1日に成人が必要なカルシウムの所要量の600mgが含まれているそうです。その他にA・B2・D・Eなどのビタミンが多く、干し物にすることによりビタミンDが増加、カルシウムの吸収を助ける効果もでてくるそうです。

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日本車の良さ

 スバル「インプレッサWRX]や三菱「ランサーエボリューション」、レクサス「IS-F」など日本製のハイパワーカーをパトカーとして積極的に導入していることで知られている英国警察が、この度は三菱の電気自動車「i-MiEV(アイミーブ)」を正式に導入することが決定しました。海外で、日本車の良さを最もよく理解しているユーザーの一つが英国警察というのもおもしろい話です。

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糖尿病薬

 糖尿病治療では、作用機序の異なる経口薬や作用時間の異なるインスリン製剤が登場したことで、糖尿病の病態を考慮したうえでの最善の薬が選択できるようになりました。

 「経口血糖降下薬」としては次の 5種類が知られています。

・スルホニル尿素薬(US薬):第3世代のグリメピリド(商品名;アマリール)

・α-グルコシダーゼ阻害薬:商品名グルコバイ、セイブル、ベイスンなど

・速効型インスリン分泌促進薬:商品名スターシスなど

・インスリン抵抗性改善薬:商品名アクトスなど

・ビグアナイド薬:商品名メデット、メルビンなど

 以前は糖尿病の飲み薬といえば、まずスルホニル尿素薬が使われていました。
最近では、α-グルコシダーゼ阻害薬や速効型インスリン分泌促進薬が最初に使われることが多くなりました。

●スリフォニル尿素薬(グリベンクラミド、グリクラジド、グリメピリドなど)

 インスリンの分泌を促して血糖値を下げる薬で、以前から糖尿病の飲み薬として良く使われてきましたが、安全で高血糖を是正するのに有効なことから、現在でも第3世代が最もよく使われています。この薬は、すい臓のランゲルハンス島のベータ細胞を刺激してインスリンの分泌を促し、ブドウ糖の利用を促します。

●α-グルコシダーゼ阻害薬(アカルボース、ボグリボース、ミグリトール)

 食事の直前に飲む薬で、小腸での糖質の分解・吸収を多少遅らせ、食後の急激な血糖値の上昇を抑える働きがあります。低血糖を起こしにくいのが特徴で、薬物療法を始める時、最初に選択されることが多い薬です。また、他の糖尿病の治療薬と併用されることが多い薬でもあります。

●速効型インスリン分泌促進薬(ナテグリニド、ミチグリニド)

 この薬もすい臓のランゲルハンス島の細胞に働いてインスリンの分泌量を増やす薬ですが、SU薬と比較して効き目が速く、食事の直前に服用すれば、インスリンがすぐに増えて血糖値が高くなるのを抑えます。発病して間もない糖尿病患者さんにみられる食後の高血糖を治療するために使います。

●ビグアナイド薬(メトホルミン、ブホルミン)

 肝臓や筋肉のインスリンに対する反応を良くし、肝臓が糖を作って血液中に送り出すことを抑え、消化管からの糖の吸収を抑えるなどの作用のある薬です。主に肥満などによって筋肉や肝臓のインスリンに対する反応が悪くなった患者さんに使います。インスリン分泌に影響を与えないため、低血糖が起こりにくい薬です。

●インスリン抵抗性改善薬(塩酸ピオグリタゾン)

 肝臓や筋肉のインスリンに対する反応を良くし、血液中のブドウ糖が肝臓や筋肉に取り込まれやすくする薬です。主に肥満などによって肝臓や筋肉のインスリンに対する反応が悪くなった患者さんに使います。低血糖を起こしにくい薬ですが、むくみなどの副作用があり、太りやすくなります。

 医師を対象としたアンケート調査によりますと、2型糖尿病治療の第1選択薬としてよく使われる薬は、肥満を伴う2型の場合には、インスリン抵抗性改善薬(商品名アクトス)が、肥満を伴わない2型の場合は、スルホニル尿素薬(商品名アマリール)という結果が出ています。

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お 米

 コシヒカリをはじめ、ひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまち、キヌヒカリ、きらら397・・・等々。
お米にも色々な種類がありますが、私たちが日ごろ食べてるこれらは「ジャポニカ種」と言うんだそうです。
これに対し、タイ米に代表される縦長のお米が「インディカ種」。この他、アフリカで栽培されてる「グラベリマ種」というのもあるそうですが、世界的に見て圧倒的に多いのはインディカ種らしく、我らがジャポニカ米のシェアは3割弱ですなんと、ワールドワイドで見ると少数派だったとは・・・。

 国内のダントツ一番人気は、いわずと知れたコシヒカリ。1979年に作付面積で1位になるや、今に至るまでずーっと首位の座を守り続け、今や日本の水田の4割近くでコシヒカリを作っているんだとか。

ところがこのコシヒカリ、誕生当初は病気に弱い、収穫前に倒れやすいなど、意外にも評判が悪かった様子。それが長い時を経て天下のブランド米になるわけですから、ホント人生は分かりませんネ!

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借対照表と損益計算書

【貸借対照表】B/S(バランスシート)

 バランスシートとは、資産(左側)と負債及び資本(右側)の金額がすべて書かれた資料で、右側と左側は必ずバランスする(つり合う)ようになっています。

 左側の資産の部が会社の財産であり、右側の負債(返す必要がある他人資本)と資本の部(自己資本)が財産を築き上げるための元手であり、企業の「健全度」などを知る手掛かりになります。

 これは家計で言いますと資産目録のようなもので、左側に現在保有する現金・預貯金、パソコン、車、マンションなどの金額が書かれた資産リスト、右側にマンション購入の為の住宅ローンがいくらかなどの負債リストと、ローンなどに頼らず自力で手配したお金(負債と資産を相殺した後に残るお金)を記入するといったイメージです。


【損益計算書】P/L(プロフィット&ロス)

 P/Lとは、会社の家計簿のようなもので、一年間の企業活動における売上や、経費や支払利息、不動産を売った買ったなどという帳簿上の収支(お金の出入り)を表したものです。この表はその企業の「収益性」「競争力」などを知る手掛かりになります。

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間もなく逆転

 お金も時間もある中高年層の消費が堅調なことは身近な例でも明らかで、スポーツクラブでは50代以上の会員の割合が半数に迫る勢いとなっており、海外旅行客の比率でも40代以上が半数を越えています。

 また、おもちゃ市場でも中高年をターゲットにした商品が目立ち、「落語百選」や「安土城をつくる」など毎週の付録で作品が完成することで人気の「デアゴスティーニ」が最近企画した「零戦をつくる」は、完成まで100号(約2年)、トータル金額は15万円を超える大作で、これは明らかに40代からあるいはそれ以上の世代をターゲットにしています。

 高齢化といった世の中の流れも消費を変化させており、日経新聞によりますと眼鏡小売りで最大手の三城HDでは売上高に占める老眼鏡の割合が50%を越えているそうです。注目すべきは紙おむつ市場で、過去5年でみた場合、乳幼児用の紙おむつ市場が縮小傾向にある中、大人用の紙おむつ市場は4割拡大し、08年の紙おむつ市場は大人用と乳幼児用がともに1500億円と並びました。

 最近の大人用紙おむつは薄型コンパク化が進み、見た目や扱い易さも以前と比べて格段に向上。「・・パッド」や「・・パンツ」といった名称の工夫も使用に対する抵抗感を薄めることにつながっており、対象人口の増加で今後も同市場は数量・金額ともに拡大する見通しです。

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サ バ

 青い魚と書いて『鯖』(サバ)。その名の通り、「青魚の王様」と言われ、栄養価が高く、いよいよこれから旬となります。秋の深まりとともに体がふっくらとしてきて、古くからその美味しさが知られていますが、江戸時代には将軍家への献上品となったほどです。

 血液をさらさらにして血中のコレステロール値を下げるといわれるエイコサペンタエン酸(EPA)や脳を活性化するといわれるドコサヘキサエン酸(DHA)、その他、たんぱく質、鉄分、ビタミンB1、B2等々、豊富な栄養素が含まれています。

 食べ方も色々で、みそ煮、酢でしめた締めサバ、水煮、竜田揚げ、フライなどがあるほか、缶詰もおなじみです。ただ、「サバの生き腐れ」という言葉がありますように、鮮度が長持ちせず、普通は刺身では食べられません。

 店頭で選ぶ際は、目が澄んでいて、皮に張りがあるもの。腹がしっかりした太めのものを選ぶと良いです。

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囲 碁

 基盤上の戦争である囲碁は、戦術や戦略の面で実際の戦闘に通じるところがあり、戦国武将の多くが囲碁を嗜み、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康らも囲碁を好んで打っていたことは知られています。

 江戸時代には空前絶後の無敗記録を達成した本因坊秀策という天下無双の囲碁棋士がいました。その秀策が拠り所としたという中国から伝わった囲碁の教えはそのまま株式投資にも通じるところがありますので意訳とともにご紹介させていただきます。

 
 =囲碁十訣(いごじゅっけつ)=

  貪不得勝  (貪りては勝を得ず)
  入界宜緩  (界に入らばよろしく緩やかなれ)
  攻彼顧我  (彼を攻めるに我を顧みよ)
  棄子争先  (子を棄て先を争え)
  捨小就大  (小を捨て大に就け)
  逢危須棄  (危うきに逢いてはすべからく棄てよ)
  慎勿軽速  (慎みて軽速なるなかれ)
  動須相応  (動にはすべからく相応せよ)
  彼強自保  (彼強ければ自らを保て)
  勢孤取和  (勢い孤なれば和を取れ)

 
 意訳しますと下記のようになります。

  貪欲は損を招く
  諸事の勢いが勝るときは緩やかに
  まずは足元を固めよ
  つまらぬ手は捨て先を考えよ
  小さな局面に煩わされることなく大局を見よ
  危ない手は捨てよ
  慎重であれ
  世の中のの動きに対し臨機応変に
  劣勢の時は自らを守れ
  まずい手はほどほどで治まれば良し

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サツマイモ

 「食欲の秋」を代表する食材の一つ「サツマイモ」が旬を迎えています。石焼き芋・ふかし芋・天ぷら・スイートポテト・大学イモ・キントン・干し芋・・・等々、いずれの調理法でも美味しいです。

 「野菜を凝縮(ぎょうしゅく)するとサツマイモになる」と言われるほど栄養価が高く、リンゴの5倍以上のビタミンCを含み、過熱しても壊れにくいのが特徴です。カロテンやビタミンB、カリウムも多く含まれ、コレステロールの吸収や血糖の上昇を防ぎ、便秘解消にも役立つ繊維質も豊富、昨今は女性に大変な人気があります。

 スーパーなどの店頭で選ぶ際は、全体の色が均一でよく太ったものが良いです。色が均一なのは痛んでいない証拠、太ったものは生育環境が良い証拠です。毛穴が深いものや固いヒゲ根のあるものは固くなっているため避けるのが良いです。

 国内での生産地は、鹿児島県・茨城県・千葉県・宮崎県・徳島県が全国のトップ5県であり、この5県で全国の8割、特に鹿児島県は全国の4割を生産しています。ただ、全世界で見ますと日本の生産量は1%程度に過ぎず、トップの中国は全世界生産量の80%超を占めています。

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 柿

 秋の味覚「柿」が旬をむかえていますが、『柿が赤くなれば、医者が青くなる』といわれるほど柿には多くの栄養素が含まれています。

 ビタミンC、カロチン、食物繊維、カリウム、タンニン(渋味の原因)などが豊富で、その他にも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、ミネラルなどが多く含まれています。また、『二日酔いには柿』といわれている訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムには利尿作用があるからだそうです。

 良い柿の選び方は、「ヘタ隙き」でないものを選ぶということです。「ヘタ隙き」とは果肉とヘタの間に隙間(亀裂)ができる現象で、虫が入る原因となります。虫が入りますと、その部分の色が熟れたように変色して、果肉が軟らかくなってしまいます。その状態を「色虫実」と言うそうです。従いまして、柿を選ぶ際には、ヘタが果実に張り付いているようなものを選ぶのが良いようです。柿には4つの溝がありますが、その溝にそって切れば、種を切ることはないそうです。

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高血圧薬(3)

●β遮断薬(商品名インデラルなど)

 交感神経が働くときに使われる受容体の一つであるβ受容体の作用を遮断する薬です。心臓にあるβ受容体にはたらき、心拍数を抑えることで血圧を下げます。気管支ぜんそくの人には投与されません。可能性のある副作用として、徐脈、手足の冷え、息切れ、インポテンスなどがあります。

●α1遮断薬(商品名カルデナリンなど)

 血管を収縮させる交感神経の働きを抑えることで、血圧を下げる薬です。前立腺肥大症など排尿障害のある人の降圧薬としてよく使用されています。他の薬と併用することが多い薬です。起立性低血圧の人には投与されません。可能性のある副作用としては、たちくらみ、めまい、脱力感、発汗、動悸などがあります。

●利尿薬(商品名ラシックスなど)

 尿へのナトリウム(塩分)の排出を促し、長期的には血管壁のナトリウムを減らし、血管を拡張して血圧を下げます。この薬は多量服用すると副作用が増えるため、1/2錠程度の少量処方されることが多く、他の薬と合わせて服用することが多い薬です。痛風の人には投与されません。可能性のある副作用としては、脱水・低カリウム血症、インポテンス、耐島能低下、痛風などがあります。
 最近になり、ARBと利尿薬の合剤(商品名プロミネントなど)が使われ出し
ました。

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高血圧薬(2)

 高血圧治療ガイドラインによりますと、第一選択薬の降圧薬は、6種類の中から選択することが推奨されています。日本脳卒中ガイドラインでは降圧目標として、高齢者は140/90mmHg未満、若年・中年者は130/85mmHg未満、糖尿病や腎障害合併例には130/80mmHg未満が推奨され(グレードA)、降圧薬の選択としては、Ca拮抗薬、利尿薬、アンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)などが推奨されます(グレードA)。

●アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB:Angiotensin IIReceptor Blocker)(商品名ニューロタン、ディオバン、ブロプレス、ミカルディス、オルメテックなど)

 血管を収縮させ、血圧を上昇させるアンジオテンシンIIの作用を抑え、血圧を下げる薬です。この薬は最近開発されたもので、安定した効果が期待できます。さらに、心臓や腎臓などの臓器に対する保護作用にも優れていることも証明されています。動脈硬化を抑制する作用もあるといわれ、降圧薬の25%以上を占めるまでに増加しています。しかし、妊婦または妊娠の可能性がある人、高カリウム血症を有する高血圧患者には投与されません。

●アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬:Angiotensin Coverting
Enzyme Inhibitorの略)(商品名カプトリル、レニベースなど)

 以前からよく使われてきた高血圧治療薬で、アンジオテンシンII の働きを阻害することで血圧を下げます。心臓や腎臓などの臓器の保護作用もあります。「アンジオテンII受容体拮抗薬」との違いは、副作用として空せき(軽いせき)が出ることで、やはり妊婦または妊娠の可能性がある人、高カリウム血症を有する高血圧患者には投与されません。


●カルシウム拮抗薬(商品名アムロジン、ノルバスクなど)

 血圧上昇の原因となる、血管の筋肉へのカルシウムの流入を抑え、血管を拡張させることで血圧を下げる薬です。時にみられる動悸、頭痛、ほてり等以外には副作用も少なく、糖尿病、狭心症、脳出血、動脈硬化などを合併している人の降圧治療薬として向いています。高血圧治療の目的は、動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞の発症リスクを軽減するためですが、今のところカルシウム拮抗薬が、こうしたリスクをどの程度軽減できるのかはっきりしていません。

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高血圧薬(1)

 「メタボリック症候群(“メタボ”)」を来す3大疾患として、高血圧、糖尿病、高脂血症があげられます。これらが複合的に作用して動脈硬化を促進し、
脳梗塞や心筋梗塞を起こします。

 最近、多くの成人が、かかりつけ医からメタボの予防・治療で投薬を受けています。処方箋薬局で薬を受け取るときに、薬に関する簡単な情報を記載した説明書をもらわれますが、出来れば何故そのような薬が処方されるかにつき、もう少し詳しい情報を知ったうえで服用することが大切だと思います。

 高血圧の90%以上は原因が不明だといわれています。しかし、生活習慣と遺伝的な体質が関係しているとことは解明されています。

 血圧は年齢とともに上昇し、40代で4人に1人、60代は2人に1人が高血圧になるといわれています。高齢になるほど高血圧になりやすいのは、生理活性物質の「アンジオテンシンII」が関連して血管を収縮させて血圧を上げるためです。

 高血圧そのものによる自覚症状は、ほとんどありませんが、高血圧が持続すると動脈硬化を起こし、やがて心臓病や脳卒中などの合併症をおこすことになります。症状を現さずに恐ろしい合併症をきたすことから、高血圧は「サイレントキラー(沈黙の殺人者)」とも呼ばれます。

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コーヒー

 10月1日から09年度も下期となりましたが、この場合の「年度」は「会計年度」を指しています。他にも慣習や業界によって様々な「年度」のくくりがあり、10月から始まった「コーヒー年度」もその一つです。

 最近は病気予防効果なども注目されているコーヒーですが、世界に広まる前はイスラム圏で「秘薬」として飲まれており、キリスト教圏では悪魔の飲み物とされていました。しかし、そのおいしさを知ったバチカンの法王が、コーヒーに洗礼を施し、キリスト教徒のコーヒー飲用に許可を与えてからまたたく間に西欧に広まったと伝わります。

 以来、コーヒーは多くの人を虜にしてきました。コーヒーを愛したナポレオンは「体を温め、勇気を出してくれるこのコーヒーを兵士達に与えよう。余の作戦と兵士達がいれば、世界は余の手のひらにあるも同然」と語り、大のコーヒー党であったルソーは「ああ、これでコーヒーカップを手にすることができなくなった」と辞世に残しています。

 また、コーヒーはある種の象徴であり、アポロ13号の乗組員が大変な困難の最中にあった時、司令センターのあるヒューストンは「こちらヒューストン。がんばれ乗組員の諸君! 君たちは今、熱いコーヒーへの道を歩いているのだ!」と激励した話は有名です。

そしてコーヒーで最も有名なのは下記の言葉になるかと思います。

悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、

  恋のように甘く、そして・・・あなたのようにほろ苦い。


 上記は、実際には様々なバージョンが存在しますが、トルコの諺やフランスの政治家タレーランの言葉が原型になってます。

 ちなみに、スターバックスコーヒージャパンは1日から期間限定で、マグカップやタンブラーの持参で、飲料を50円割り引くキャンペーンを始めています。


 やわらかな誰が喫(の)みさしし珈琲ぞ 紫の吐息ゆるくのぼれる 北原白秋

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ショウガ

 「冷え性」に悩む女性を中心に人気が高まっている「ショウガ」(生姜)。薬味として1年中出回る食材ですが、店頭で一般的に見かけるのは「ひねショウガ」。保存先の部屋から出されて、これから出荷の最盛期を迎えます。

 「ひねショウガ」は6~8月に掘り出された新ショウガを2ヶ月以上保存してから出荷されます。保存中に繊維質が作られ、辛味も強くなります。辛味成分は「ジンゲロール」や「ショウガオール」で、血行を促進する効果で冷え性の緩和が期待できます。

 国内産地は高知県などで約4万トン生産されていますが、年々輸入が増えており、現在は約3万トンが中国などから入っています。今年は前年より2~3割安いようですが、表面がなめらかで張りがあるものが良いです。

 ちなみに、ジンジャーエール(Ginger ale)とはジンジャー(ショウガ)などの香りと味をつけ、カラメルで着色したノンアルコールの炭酸飲料で、味はショウガ独特の辛みがあります。

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江戸のお酒事情

 古来、日本酒には清濁領主があります。清くすんだ清酒は諸白、濁ったお酒は濁り酒と呼びます。幕末頃には、中汲みと言う上澄みと濁った部分の中間を汲んだ質の悪いお酒も出ました。

 お酒には、「青っ切り」「菊の水」「九献」などなど、異名がたくさんありますが、「竹葉(ちくよう)」とも言われます。これから、お酒を女房言葉で、「笹」とも言います。妾馬で、お殿様が、八五郎にお酒を勧める時「笹は食べるか」と言っていますよね。

 江戸の銘酒は、「剣菱」、「ななつうめ」、「きく」、「みつうろこ」、「よね」、「正宗」、「壽海」などがあり、「剣菱」は今でも銘酒として売られていますし、日本酒には「○○正宗」なんて銘柄が多いですよね。

 江戸での酒の醸造元は上方で、伊丹、池田、灘などで作られたお酒は、上方から江戸へ送られて来ました。上方から江戸へ下ってくるので、上等なお酒を下り酒と呼び、下り酒じゃないもの、つまり、質の悪いものは「くだら
ないもの」と呼びました。取るに足らないものを「くだらない」と言う語源です。江戸初期、津の国(現・三重県)の鴻池の勝庵と言う酒屋の初代・三郎衛門と言う方が、お酒が二斗(約36リットル)入る酒樽二つを一荷として担いで江戸まで運搬し、大名家など裕福な所で、一升二百文で売りました。
当時の江戸は、粗末なお酒しかなかったので、上方の美酒は大人気となり、三郎衛門さんは、上方と江戸を何回も往復して、大儲けをしました。そのうちに、肩で担いで来るのは重いし、大量に運搬できないので、一荷四斗のお酒を一樽として、馬一駄に二樽担がせ、一回に数十樽ずつ江戸へ運び、莫大な利益を得ました。ここから、江戸ではお酒の値段を決めるとき「十駄二十樽金何十両」と言うようになります。やがて、三郎衛門さんは、馬での運搬でも足りないと判断、ついには、船で運ぶようになります。この三郎衛門さんこそ、幕末には、日本一の豪商と言われた「大坂鴻池善右衛門」の先祖なのです。

 江戸でのお酒の値段は、文化文政年間(1804~30)で、上酒一枡二百四十八文、安政頃(1854~60)には値上がりして、一枡三百四、五十文から四百文くらいでした。一文=37.5円として、現代価格で一万二千円から一万五千円と言うところです。

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イチジク

 『無花果』と書いて『イチジク』。果実の内側に花があり、外側からは見えないことから漢字では『無花果』と書くそうです。そのイチジクが出荷の最盛期を迎えます。旧約聖書にも登場するなど歴史の古い果物で、世界中で栽培されています。

 国内では愛知、和歌山、福岡など温暖な土地で盛んですが、1日に1果熟すことから「一熟」と呼ばれた・・・等々、名前の由来には諸説があります。

 聖書にもたびたび登場する「イチジク」は世界最古の栽培果樹といわれ、エデンの園でアダムとイブが食べた禁断の果実はイチジクという説があります。一般的にはリンゴと思われていますが、当時の中東ではリンゴが採れなかったことや、アダムとイブが恥ずかしくて前を隠していた幅の広い葉っぱがイチジクの葉として描かれているからだそうです。

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招き猫

 農作物や蚕を食べるネズミを駆除する猫は、農家にとりまして豊穰と富を象徴する生き物でした。そのため、招き猫は古くは養蚕の縁起物であり、養蚕が衰退してからは商売繁盛の縁起物として親しまれています。

 9月には「招き猫の日」として、島原や伊勢などで「招き猫まつり」が行われるなど各地で招き猫にちなむ催し物が行われました。

 招き猫には右手(向かって左)を上げたものと左手(向かって右)ものとがありますが、右手を上げている猫は金運を招き、左手を上げた猫は人(客)を招くとされ、両方を飾る場合には上げている手が外側にくるようにするのがコツだそうです。

 また、最もポピュラーな白の三毛猫の他、厄除けの黒、病除けの赤、縁結びの黄、安全祈願の青、合格祈願の緑、満願成就を願う金など、最近は様々な色の招き猫が登場しています。

 日本発祥の招き猫は中国や台湾でも見かけることができ、アメリカでも「ウェルカム・キャット」あるいは「ラッキー・キャット」との呼び名で人気があり、ドル硬貨を抱えた招き猫(ダラー・キャット)がよく知られています。ちなみに、日本風の手のひらを下にした「おいでおいで」の仕草は、アメリカでは「シッシッ」と追い払う仕草になるため、アメリカの招き猫は日本のものとは手の向きが逆で「Come on in(おはいりなさい)」のジェスチャーになっています。

 ところで、彦根藩主井伊家菩提寺である東京世田谷の豪徳寺には、彦根藩二代目藩主の井伊直孝が手招きする猫によって命拾いしたとの縁から「招福猫児(まねぎねこ)」が祀られています。こうした経緯から、彦根市と井伊直弼と開国150年祭のキャラクターとして井伊家由来の赤備えの兜をかぶった猫「ひこにゃん」が誕生しました。

 尚、日本では千万両小判や大入り袋を持った招き猫が一般的ですが、何も待たない招き猫(豪徳寺の招き猫等)もいます。これは、招き猫は「機会を与えてくれるが、結果を約束するものではなく、与えられた機会を活せるかどうかは本人次第」という考え方に基づいています。

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トイレと掃除

 トイレの話題で恐縮ですが、「男性の小用スタイル」に関して、TOTOの2004年の調査では「洋式便器に座って小用」の比率は23.7%でしたが、今年5月の調査ではその比率が33.4%に上昇していることが明らかに
なりました。

 年代別に見ますと、30代で30%、40代で36%、50代で41%と、年代が上がるとともに「座る」率が増えてくるのが特徴です。「尿が飛び散らない」「掃除が楽」「姿勢が楽」などがその理由で、この傾向は年々上昇しているそうです。

 洋式便器はほとんどの家庭に普及しており、今やトイレは一つの居室としてとらえられています。「居室を汚さない」「掃除が楽」という観点は、自身にとっても同じトイレを使用する人にとっても大事なことで、そういったことが「座る」率の上昇につながっていると見ることができます。

 ところで、心理学博士の小林正観さんはその著書『「そ・わ・か」の法則』で、幸せになれるとして、掃除・笑い・感謝の実践について述べています。

 たとえば掃除については、自分が使ったトイレは必ずきれいにして出てくること、ただそれだけでたくさんの効果があると説きます。幸せはそれに気づくだけで手に入るとの論理は非常に明快です。

 キレイにしたり片付けるのは、誰しも面倒と思うことですが、無心になって掃除をしたり整理整頓をすることは、身のまわりだけでなく心も頭脳も整理整頓されスッキリする効果があるような気がいたします。

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カボス

 漢字で「香母酢」と書いて「カボス」。
9月から10月にかけてが旬で、食卓で爽やかな香りを楽しむことができます。

 料理の風味を豊かにする酸味料として焼き物や鍋物などに果汁を搾って使われることが多いようですが、ビタミンCの宝庫であり、血液を浄化したり、新陳代謝を盛んにしたり、疲労回復、さらにはダイエットにも効果があるということで、アルカリ性健康食品としての注目度が昨今高まっています。

 縦と横に切ると汁をしぼりやすく、サンマにかけたり、カレーや焼酎(しょう
ちゅう)にたらしたり、蜂蜜とまぜて水で割ってジュースにしたりと、色々なも
のに合わせて楽しむことができます。

 ちなみに、カボスは大分県で古くから栽培され、全国に出回るカボスの99%は大分県産です。色と形が似ているため、徳島県特産の「スダチ」と混同されることがありますが、大きさが全く違い、スダチは30~40グラム程度、カボスは100~150グラム程度となっています。

 購入する際は、果皮が硬く、濃い緑色をしたものを選ぶと良く、保存は涼しく暗い場所が最適です。

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海気浴・森林浴

 旅先でふれ合う自然によって人は癒されますが、どちらかと言えば海は精神的な疲れに、山は体力が続かず虚弱気味の人に効果があるそうです。

 「海気浴」と言われますが、海辺には打ち寄せる波しぶきでたくさんのマイナスイオンが発生しており、ヨードなどのミネラルを含む潮風を吸い込み、永遠に続いているかのような波音を聞きながら広々とした大海原の開放感にひたることで、日頃の精神的な疲れを和らげストレスを緩和できると言います。

 一方、山の「森林浴」効果も実証済みで、緑あふれる森林をゆっくり散策しながら、風や空気、せせらぎの音、小鳥の声などを聞いたり感じたりすることは、それだけでも癒しの効果絶大。樹木が発散するフィトンチッドには殺菌浄化作用があり、人の細胞を活性化させ元気を回復させる効果があると言われます。

 もちろん海の青にも木々の緑にも精神的な疲れを取るセラピー効果があり、海や山をのんびり満喫できる幸せは何よりも得難いひと時です。

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龍馬伝

 来年の大河ドラマは「龍馬伝」(主演:福山雅治、脚本:福田 靖)、その前に11月からは「坂の上の雲」(出演:本木雅弘、脚本:野沢 尚・柴田岳志 等)第1部が始まります。今まで何度もありましたが、今回も書店で大々的に司馬遼太郎フェアが催されそうです。

 司馬遼太郎著の「坂の上の雲」は、企業の経営者に愛読書は何かを聞いた特集で最も多くの経営者の支持を集めた本で、その中に現場設計者兼監督として日本海海戦を勝利に導いた一人の天才が登場します。それが秋山真之です。 

 東郷平八郎に「智謀湧くが如し」と評された秋山は天才的な戦術家としても有名ですが、艦隊出撃時の打電に「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」を加えたことや、戦闘開始直前に掲げた四色旗(Z旗)の信号文「皇国の興廃コノ一戦ニ在リ 各員一層奮励努力セヨ」の起草者としても知られ、後に「秋山文学」とまで評されています。

 ちなみに「本日天気晴朗ナレドモ波高シ」は秋山の独創ではなく、東京の大本営から送られてきていた天気予報を簡潔にしたもので、これを電文に書き加えたのが秋山の才能です。

 文章として優れているため誤解されやすいのですが、「本日天気晴朗ナレドモ・・」は前途に思いを馳せ感傷的な気分を含んだ美文として使われたのではなく、「本日天気晴朗のため、我が連合艦隊は敵艦隊撃滅に向け出撃可能。なれども浪高く旧式小型艦艇及び水雷艇は出撃不可のため、主力艦のみで出撃す」をわずかな字数で説明したもので、さらには、波が高いと重心の高いロシア艦艇は揺れが大きく、そのため艦砲の命中率が落ち、装甲が破れれば沈没しやすく、射撃の腕と操艦技術では日本海軍が圧倒的に優っていたため、見晴らしが良くて波が高ければ我が方にとって有利であるという意味を言外に込めて発せられたものです。また、日本海軍はこの戦闘でロシア艦隊の撃滅を至上命題とされており、以前濃霧でロシア艦艇を取り逃したことがあったため、天気晴朗であればその心配はないという意味も含まれています。すなわちこれは、あくまで戦術・戦略的な観点から付け加えられた状況説明のための簡潔な作戦用の文書であったわけです。

 日本海海戦に勝利した後、連合艦隊の解散式における東郷平八郎の訓示「・・神明は唯平素の鍛錬に力め、戦はずして既に勝てる者に勝利の栄冠を授くると同時に、一勝に満足して治平に安ずる者より直ちに之を奪ふ。古人曰く勝て兜の緒を締めよと」の名文も秋山の起草とされ、当時の米大統領セオドア・ルーズベルトがこの訓示に感銘し、英語に翻訳して米海軍の全将校に配布したとのエピソー
ドも残ります。

 ところで、いかにして、どのようにして勝つか、戦術とは戦いに勝つための個々の具体的な方法を指していますが、戦術がいかに優れようとも結果はそれを運用する人間の側に帰します。

 このことを「坂の上の雲」において作者は秋山の言葉を借りて次のように書いています。

~~

 戦術家たらんとする者はまずそういう自分をつくらねばならぬとかねがね思っている。
 
 戦術というものは、目的と方法をたて、実施を決心した以上、それについてはためらってはならないということが古今東西のその道の鉄則のひとつであり、そのように鉄則とされていながら戦場という苛烈で複雑な状況下にあっては、容易にそのことがまもれない。真之はそれを工夫した。平素の心がけにあるとおもった。

「明晰な目的樹立、そしてくるいない実施方法、そこまでのことは頭脳が考える。しかしそれを水火の中で実施するのは頭脳ではない。性格である。平素そういう性格をつくらねばならない」と考えていた。

「人間の頭に上下などはない。要点をつかむという能力と、不要不急のものはきりすてるという大胆さだけが問題だ」と言い、それをさらに説明して「従って物事のできる、できぬというのは頭ではなく、性格だ」ともいった。

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「コン」のつくもの

 心身の力や根気がなくなってしまうことを「精根尽きる」と言いますが、疲れが溜まると集中力がなくなり、気力も失せていまします。そのような時、昔の人はきまって言ったものです。「コン」のつくものを食べなさいと。

 「コン」のつくものとは、ダイコン、レンコン、ゴンボウ(ゴボウ)などで、食物繊維が多く含まれている根菜類です。広く知られていますとおり食物繊維には体内を浄化する作用があり、かむ回数が増えることで血行も良くなり、脳や身体の代謝も促し、自ずと疲れもとれてきます。また、食物繊維には腸内環境を整え改善する作用もあるため、大腸がんなどの疾患のリスクを軽減することも知られています。

 コンニャクも食物繊維が豊富で、昔から「おなかの砂おろし」あるいは「胃のほうき」などと言われてきました。体内を浄化する効用は昔の人も経験として知っていたわけです。

 疲れや気力がなくなってきたのを感じましたら、バランスの良い食事とともに、心身をリラックスさせることが大切です。さらにこうした「コン」のつくもので体調を整え、根気を補充してみてはいかがでしょう。

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香 典

 お通夜や葬儀にお供えする「香典」は、もともとは食料だったようです。

 故人へのお供えものであると同時に、家族を支援するための食べ物が、明治以降、広く「お金」へと代わっていきました。

「友人の香典にいくら包むか?」というアンケート結果をまとめた記事が、2009年9月5日付の日経新聞に掲載されていましたので、ご紹介します。

 最も多いのは、5,000円~7,000円の32%。
 続いて、7,000円~10,000円が23%。
 3,000円~5,000円が22%。
 10,000円以上は20%。

 5,000円~7,000円以外は、2割程度で同じくらいです。


 亡くなった方が自分にとってどういう関係の人なのか、あるいは、自分の立場によっても金額の目安は異なるようです。

 一般的には、次のようにもいわれているようです。 

 両親の場合:5万円~10万円。
 兄弟・姉妹:3万円~5万円。
 祖父母:1万円~3万円。
 おじおば:1万円~3万円。
 友人・知人:1万円。
 仕事の仲間:5,000円~1万円。
  ※自分が50歳代以上や部長クラス以上だと1万円程度。


 年齢を重ねるにつれて、祝儀を払う年代から香典を払う年代へ移行していきます。
 この境目は、何歳くらいのところにあるのでしょうか?

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AED

 突然心臓発作に襲われた時、ごく短時間で命を落とすことがあります。 AED(automated external defibrillator:自動体外式除細動器)は、心臓が停止したとき素人でも蘇生処置が出来る装置で、AEDを使えば救急車の到着を待たずに救命率をアップすることが出来ます。

 救急車を呼んでも早くて10分程度かかりますが、道路の渋滞や場所によっては、かなりの時間がかかります。発作の発生から3分以内にAEDを使用することが出来れば、救命の確率がぐんとアップします。

 心臓発作や不整脈が起こる原因の7~8割は心室細動と言って、心室が不規則に痙攣を起こして心臓が正常に働くなるためです。 心臓の乱れたリズムを取り戻すには、電気ショックを与える治療法が有効です。

 以前は、心臓に電気ショックを与える処置は病院でないと出来ませんでした。これを素人でも簡単に、安全に行えるようにしたのがAEDです。

 AEDは自動音声にしたがって操作できますので、素人にも簡単に使えます。 心臓が停止に判断が難しいときでも、心臓が動いていればAED内蔵の心電図が察知して作動しないようになっているので心配することはありません。

 現在、駅や学校、公共施設などにAEDの設置が進められていますが、オフィスや街中にももっと多く設置されれば、救命率を更に高めることができると期待されています。
 
 ちなみに、AEDの操作は次の様に行います。

1.電源ボタンを押す(蓋を開けると同時に電源が入るタイプもあります。

2.パットに表示してある部位に従って、右胸と左脇腹にパットを貼る。

3.AEDから離れる。

4.音声の指示に従って、電気ショックのボタンを押す。

 なお、AEDが近くにない場合には、人工呼吸と心臓マッサージを行いながら AEDの到着を待つのがベストです。
 

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