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2010年9月

住んでみたい街

 住友不動産や大京、野村不動産など不動産大手8社の共同運営でマンション関連情報を提供しているポータルサイト「MAJOR7(メジャーセブン)」が2010年版「住んでみたい街アンケート」の調査結果をまとめており、以下のような順位となっています。

◎住んでみたい街(首都圏)     (関西圏)
       1位  吉祥寺       芦屋 
       2位  自由が丘      西宮
       3位  横浜         神戸

 ちなみに、首都圏の住んでみたい街TOP3は3年連続不動で、下位では神楽坂、麻生十番、武蔵小杉が大きくランクアップしています。

 関西圏では、芦屋が調査開始以来6年連続の首位、西宮は昨年と同位で、前年3位の夙川(しゅくがわ)と神戸が入れ替わりました。下位では千里中央、茨木、箕面(みのお)、天王寺などが前年から順位を上げています。

 尚、「今後発展して更に暮らしやすくなりそうだと思う街」のランキングは下記のようになっています。

(首都圏)

1位 東京スカイツリーの建設が進む押上、墨田周辺エリア
2位 駅前大規模再開発、商業ビルがオープンした二子玉川周辺エリア
3位 再開発、商業ビルのオープンが続く五反田、大崎、品川周辺エリア

(関西圏)

1位 西宮ガーデンズのある西宮北口周辺エリア
2位 百貨店や高層マンションの建設が進む大阪・梅田エリア
3位 交通の便がよく、駅前再開発も進む千里中央周辺エリア

http://www.major7.net/contents/trendlabo/research/vol013/

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世界遺産

 世界遺産の数が最も多いのはイタリアの45。2位はスペインの42となっています(ユネスコ、8月2日時点)。英、独、仏など欧州勢が上位を占めており、日本は14で15位です。

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産委員会は今年、マーシャル諸島ビキニ環礁など21を新たに世界遺産に登録し、世界遺産の数は911(文化遺産704、自然遺産180、複合27)となりました。

 世界遺産は各国が責任をもって保護する必要があり、重大な危機にさらされたものは「危機遺産」リストに加えられます。過去には、アラビアオリックスの保護区(オマーン)やドレスデン・エルベ渓谷(ドイツ)が「普遍的な価値」が失われたとの理由で抹消されています。

 尚、3位は中国の40、4位はフランスの35、5位はドイツの33、6位はメキシコの31、7位はインドの28となっています。

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心臓の病気(2)

●不整脈は、脈が不規則になり、速くなったり、遅くなったりになったりする病気です。

 心臓には4つの部屋がありますが、各部屋がリズミカルに収縮することで、心臓は絶え間なく全身に血液を送りだしているのです。心臓の上部にある洞結節と呼ばれる部分が1分間に60~80回の電気刺激を発生させて心臓を規則正しく収縮させています。

 この電気刺激が正常に働かなくなり、脈が不規則になってしまうと不整脈を発生します。症状は、その原因や発症部位によって異なりますが、早期に専門医の診断を受ける必要があります。

 不整脈の原因としてもっとも多いのは加齢によるもので、ストレス、過労、睡眠不足も原因になってきます。不整脈は狭心症や心筋梗塞とは別の病気でが、心臓の病気があると起こりやすいといえます。

 不整脈には「心房細動」と「心室細動」の2つの代表的な病気があります。「心房細動」は、心房が痙攣することによって起こります。脈が速くなる場合には一刻も早い治療が必要となります。脈が遅くなる場合(1分間に40以下程度)には、めまい、ふらつき、息切れが起こり、失神することもあり、ペースメーカーの埋め込みが必要となります。

 「心室細動」は、不整脈のなかでも最も危険な病気で、心室が痙攣を起こし、脈拍数が1分間に300~600回になり、心臓から血液が送られないため、すぐに意識を失い、数分で脳死状態になります。ただちに心臓マッサージを開始しなければ死亡します。

●動脈硬化のため、心臓の筋肉に血液が送り込まれなくなる病気が「狭心症」と「心筋梗塞」です。

 心臓の筋肉に血液を送り込み、酸素と栄養を届ける働きをしているのが心臓の周囲を走る冠動脈です。

 動脈硬化が進むと、心臓の筋肉に十分な量の血液を送り込むことができなくなるため、階段を上ったり、緊張や興奮したりしたときなど、心臓に負担がかかると酸欠状態になり発作を起こします(「労作狭心症」)。また、睡眠中や安静時に冠動脈が痙攣し、一時的に血管が狭くなり発作を起こすこともあります(「安静狭心症」)。

 胸の圧迫感やしめつけられたりするような痛みなどが5~6分間続きます。痛む場所は、左胸、胸骨の裏側などが多いのですが、左肩や左腕、みぞおちなどに痛みを感じることもあります。

 一時的な発作ですむことが多いのですが、発作が30分以上続く場合は心筋梗塞の疑いがあります。進行して心筋梗塞を起こすと失神するような激しい痛みに襲われ、最悪の場合には心臓の停止し、突然死を招くことがあります。発作が頻繁に起きるときは、心筋梗塞の前兆と考えられます。

 「心筋梗塞」では、血液の流れが悪くなる狭心症と違って、血管が完全に詰まってしまい、その先の心筋の組織に壊死(えし)が起こるため、激しい心臓発作を引き起こし、命をおとすことがあります。

 発作時には、「えぐられるような」、「焼けるような」、「突き刺されるような」「絞められるような」などと表現される強烈な痛みに襲われ、吐き気、冷や汗、呼吸困難などを伴います。重い場合には失神することがあります。発作時間は狭心症よりも長く、通常30分以上続くとされます。

 心電図では、特徴的な異常(深いQ波、ST上昇、T波陰転など)を、血液検査では、白血球の増加、CPKやGOTの上昇などを認めます。発作が起きてから24時間以内の死亡率が高く、緊急の救命治療が必要となります。

 治療としては、カテーテルの先端につけたバルーンを膨らませ、狭窄部を拡げて閉塞部の再開通を試みます。再狭窄を予防するために、ステント(網目状の筒)を入れることもあります。手術により冠動脈のバイパスを行うこともあります。発作後には1年以内に再発することが多いので、β遮断薬や抗血小板薬などを投与します。

 狭心症や心筋梗塞を予防するためには、動脈硬化の原因となる高血圧や高脂血症などを予防し、血液をサラサラに保つことが重要です。肥満や過労、過度のストレスを避け、適度な運動と睡眠を心がけるなどして、血管に負担をかけないことも大切です。血管は加齢とともに弾力性が低下し動脈硬化になりやすくなりますので、日頃から危険因子を減らすような生活習慣を心がけることが大切です。

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心臓の病気(1)

-血液を送り出すポンプの故障ー

 心臓は血液を体全体に送り出すポンプの働きをしている臓器で、1分間に60~80回収縮しますが、1回の収縮で約60ミリリットルの血液が送り出されますので、1分間に約5リットルの血液を全身に送り出しています。1日約10万回収縮しますので、一生の間には40億回以上も収縮し続けることになります。
 
 このように収縮を続けますと、心臓の壁は年齢とともに弾力を失い、全身の血管にコレステロールやカルシウムが沈着して動脈硬化をおこし、血管内腔が狭くなり血液がスムーズに流れなくなります。
 
 心臓の病気には様々なものがあります。動脈硬化が原因となる虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、脈の乱れを起こす病気(不整脈、心房細動、心室細動、房室ブロックなど)、生まれつき心臓に障害がある先天性心臓病(心房中隔欠損、肺動脈狭窄など)、心筋の病気、心臓弁膜の病気、心膜の病気、心肥大、精神的な原因から起こる心臓神経症などがあります。

 高齢になりますと、心臓に何らかの異常が発生し心臓病を起こしますが、その代表的なものが不整脈、狭心症。心筋梗塞の3つの病気です。
  

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リーダーの条件

 「進んで名を求めず、退(しりぞ)いて罪を避けず」

 (成功しても名誉を求めず、失敗しても責任を回避しない)


 孫子はこれをリーダーの条件としてあげています。功績を誇らないとは、すなわち謙虚ということになり、その謙虚の反対は傲慢です。では何故、謙虚であることが望ましいのでしょうか。

 「満(傲慢)は損を招き、謙(謙虚)は益を受く」

と「書経」にありますが、その方が人々の支持を集めることができるからです。

 「老子」の本にも、次のようにあります。

 「背伸びして爪先で立とうとすれば、かえって足もとが定まらない。自分を是とすれば、かえって無視される。自分を誇示すれば、かえって排斥される。
自分の功績を誇れば、かえって非難にさらされる。自分の才能を鼻にかければ、かえって足を引っぱられる」


 オレがオレがと出しゃばったり、とかく目立ちたがったりするタイプは、どうやらリーダーとしては失格であるようです。

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江戸の「三」事情

 江戸では、結構「江戸の三?」と言われるものがありました。

 まず、江戸の三男(さんおとこ)。八丁堀の与力、鳶職の頭、お相撲さんを、江戸の三男と呼びまして、女の子にモテモテの職業です。

 江戸の三閻魔。上野・善養寺(現・巣鴨)。蔵前・華徳院(現・杉並)、新宿・太宗寺に祭られている閻魔様で、寺社参りのメッカです。

 江戸三駕籠。大伝馬町の赤岩、浅草茅町の江戸勘、芝口の初音屋で、ここの駕籠屋さんの駕籠を使えれば一人前です。

 江戸三座。幕府公認の「官許」の芝居は、中村座、市村座、森田座、山村 座だけで、これを江戸四座と呼びましたが、山村座は正徳四年(1714)、かの有名な江島生島事件で廃座となり、三座になりました。

 江戸三大火事。明暦三年(1657)の明暦の大火、別名、振り袖火事。明和九年(1772)の目黒行人坂の大火。文化三年(1806)の 丙寅(ひのえとら)の大火、別名、文化の大火。いずれも、江戸の町のほと んどを焼き尽くした大火です。ちなみに、明和九年の大火の後、明和九年は 迷惑年につながるとして、すぐに、年号が安永に変わりました。

 江戸三大道場。北辰一刀流の神田・玄武舘、技の千葉周作の道場。神道無 念流の九段・練兵舘、力の斉藤弥九郎の道場。鏡新明智流(きょうしんめい ちりゅう)の京橋・志学舘、位の桃井直由の道場。

 江戸の三富。谷中・感応寺(天王寺)、目黒・滝泉寺(目黒不動)、湯島 ・湯島天神で行われる富くじを言いました。

 御三家。ご存じのとおり、神祖家康公の九男義直公が尾洲家、十男頼宣公 が紀州家、十一男頼房公が水戸家の初代となり、その代々は、本家将軍に継 嗣がいない場合、将軍職を継ぐ事が出来ました。紀州家から出て将軍になっ た八代将軍吉宗公は有名ですよね。

 御三卿。しかし、時代が経つに連れ、御三家は同じ徳川の血を引く親類同 士と言うよりは、将軍職を争う、敵視すべきライバルとなっていきました。 そこで、八代将軍吉宗公は、自分の長子、家重公を九代将軍にすえると、次 子宗武には江戸城内田安門に邸宅を与え、田安徳川家を、第四子宗尹(むね ただ)公には江戸城内一ッ橋門に邸宅を与え、一橋徳川家を創設します。九 代将軍家重公も、自分の長子家治公は、次期将軍とし、弟の重好公には江戸 城清水門内に邸宅を与えます。この三家を御三卿と言い、御三家と同じく将 軍職を継ぐ資格がありました。

 江戸三大改革。享保の改革、享保元年?延享二年(1716~45)に、八代将軍吉宗公と老中・水野忠之が行った幕政改革。寛政の改革、寛政年間(1789 ~1800)、十一代将軍家斉公の時代に、老中・松平定信が行った幕政改革。天保の改革、天保十二年~十四年(1841~43)、十二代将軍家慶公と老中・ 水野忠邦、鳥居耀蔵が行った幕政改革。

 江戸三大祭り。神田明神で行われる神田祭。日枝神社で行われる山王祭。 富岡八幡宮で行われる深川祭。特に、神田祭と山王祭は、町の費用が莫大で ある、喧嘩などの騒動が続発するなどの理由で、一年ごとの交代で行われる ようになります。

 江戸三大飢饉。享保の飢饉、享保17年(1732)、イナゴの大群が近畿以西 をおそった大飢饉。餓死一万人以上と推定。天明の飢饉、天明2~7年(1782~87)に起った大飢饉。浅間山噴火の影響でおきた冷害による奥羽地方の飢 饉は多数の餓死者を出した。天保の飢饉、天保4~7年(1833~36)に起っ た全国的な飢饉。餓死者が大量発生、幕府の救済した者は七十余万人に及ぶ。

 江戸三大刑場。千住・小塚原。板橋。品川の鈴ヶ森にあった死刑場です。いずれも江戸の入り口に面し、江戸で悪いことをするとこうなると言う威圧をしました。

 寛永の三筆。書の大家で琳派の本阿弥光悦、近衛流の近衛信尹、幕府祐筆 (秘書官?)の松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)の事。特に松花堂は公用文書に使う御家流と言う書体を完成させ、武士も庶民も、書物、高札 を読むことが出来るようになります。なお、松花堂が使った硯箱の様に、中 を十字に仕切ったお弁当を、今でも、松花堂弁当と呼びますよね。

 江戸の三白については、 その他、越中褌の事を三尺。 博徒の下っ端を三下。浅草寺にある三社様。旅籠組合の三都講。江戸と上方 を結ぶ三度飛脚。お湯屋の三助さん。寺社奉行、町奉行、勘定奉行を合わせて三奉行。道中で一頭の馬に三人の人を乗せ る運搬方法を三方荒神。犯罪者捕り物に使う、刺又(さすまた)、突棒(つ くぼう)、袖絡(そでがらみ)を三道具。などなどまだ沢山ありそうですが このへんでお開きとします。

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スポーツの和名

 スポーツの秋と申しますが、各スポーツの和名を調べてみましたのでご紹介させていただきます。

  蹴球(しゅうきゅう・サッカー)
  闘球(とうきゅう・ラグビー)
  鎧球(がいきゅう・アメリカンフットボール)
  杖球(じょうきゅう・ホッケー)
  門球(もんきゅう・ゲートボール)
  避球(ひきゅう・ドッジボール)
  庭球(ていきゅう・テニス)
  籠球(ろうきゅう・バスケットボール)
  羽球(うきゅう・バドミントン)
  排球(はいきゅう・バレーボール)

 尚、「サッカー」という言葉は、もともとの「アソシエーション・フットボール」が略され、転訛したものです。和名の「蹴球」は、以前はラグビーを指しており、サッカー人気が高まるにつれ蹴球の呼称はサッカーを意味するようになりました。以前は区別のために、サッカーは「ア式蹴球」と呼ばれ、今でもア式蹴球部を呼称している大学もあります。

 昨日再選を果たした菅氏は「ノーサイド」を宣言しましたが、これはラグビーにおけるゲームセット(試合終了)を意味する言葉で、戦いが終われば敵味方どちらの側(サイド)もなくなり、互いのフェアープレーを称え、健闘を祝し合う仲間であるという精神に由来する言葉です。

 ちなみに、ラグビーを形容するのによく使われる下記の言葉は、もとはデュマ作の「三銃士」に出てくる言葉ですが、個人がチーム全体の為に犠牲となり、チームは一丸となって個人をサポートするラグビーというスポーツをよく言い表しています。

    「 One for all,All for one 」

     (一人はみんなのために、みんなは一人のために)


 話ついでに、ラグビーについての言葉を二つご紹介させていただきます。一つ目は、明治大学・神戸製鋼の元主将で、現在プロラグビーコーチの大西一平氏の言葉で、二つ目は、高校時代にラグビーに熱中し、ソニー系企業の取締役を歴任した丸山茂雄氏の言葉です。

「ラグビーって痛いしきついし危険だし、人間性がよく見えるんですよ。なぜならば、ボールを持った選手は敵陣に突っ込んでいかなきゃいけないし、相手が突っ込んでくればタックルに入らなければならない。けれども他の選手は0.0何秒わざと遅れることで痛い思い・怖い思いをしないですむ。恐怖感が増せば増すほど勇気とチームメイトへの信頼感が要求されるわけで、人間同士の深いつながりが確認できるんです」

「ラグビーを通じて人生に必要なことはすべて学びましたね、全部。人の動かし方なんて4つしかないでしょう。暴力、いや体力で従わせるか、口でやるか、徹底的に相手のご機嫌を取るか、あるいは人間性で動かすか。口が達者な奴は大人になっても口でマネージメントをしているし、体力の奴は大人になってもそれでやる」

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彼岸花

 今日は秋分の日で、秋の彼岸のお中日です。昼と夜の長さが等しく、日がほぼ真西に沈む秋分の日(春分の日も同様)は、西方にある極楽浄土(彼岸)に一番近い日とされ、この時期に先祖を供養するのが慣わしでした。

 燃えるような花色の彼岸花は、秋の彼岸の頃に咲く花ゆえにこの名がついたといわれます。国や地域によって花に対する感じ方も様々で、彼岸花にもいくつかの異名があります。

 根に毒を持つ花なのですが、飢饉の時は澱粉が豊富な根を食用にすることもあったそうです。毒抜きが十分でないとあたることもしばしばで、彼岸(死)の花という説もあり、その毒性と相まって、葉のない状態で地上に突出し神秘的な花を咲かせる様から「地獄花」「死人花(しびとばな)」などと呼ばれることがあります。

 日本に存在する彼岸花の遺伝子は全て同一で、中国から伝わった1株の球根から日本全国に広まったものと思われます。彼岸花は「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」の名でも親しまれていますが、これは「天上界に咲く小さな赤い花」という意味のサンスクリット語の音写で、仏教の経典には吉事の兆しにこの赤い花(曼珠沙華)が天から降りてくるとあります。

 葉のあるときには花はなく、花時に葉がない曼珠沙華を、おとなり韓国では「花は葉を思い、葉は花を思う」という意で「相思華」と呼ぶそうです。

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ペイオフ

 2002年ごろから2005年にかけて、あれだけ「ペイオフ」が話題になっていたのに、いざ、実際に発動されてみると、初めてなのにさほどニュースにもならないとは皮肉なものですね。

 かつての「ペイオフ解禁」騒動は、銀行のビジネスモデルの転換に利用された面があります。
 本業の融資業務で大きな収益を期待するのが難しくなったことから、投資信託や保険を販売することで、リスクのない手数料収入を得ようとビジネスを多角化しました。
 つまり、金融商品の小売業化です。この小売業は、イオンやイトーヨーカドーなどと違って、在庫や物流コストの負担がありませんので、儲かります。

 私たちには、「貯蓄から投資へ」という文脈の中で語られました。

「ひとつの銀行に大金を預け入れておくと、ペイオフの解禁にともなって、万が一その銀行が破たんしたときには、一定額を超える財産は保証されません。ペイオフ対策の意味でも、ゆとりのお金は、預金以外の金融商品で運用しましょう」


 さて、先日、日本振興銀行の破たんし、ペイオフが初発動されました。

 ペイオフとは、全国の銀行等が納める保険料などをもとにして、ある銀行が破たんしたときに、預金者の預金の一部を保証する仕組みです。

 対象の金融機関は、日本に本店があるすべての銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫などです。これらの金融機関が日ごろから保険料を拠出して、万が一の破たんに備えているのです。

 この仕組みの中心的な組織が、「預金保険機構」です。
→ http://www.dic.go.jp/index.html

 日本振興銀行破たんと今後のことも、詳しく記載されています。
→ http://www.dic.go.jp/kanzai/kanzai2.pdf

 預金者に保証されるのは、1預金者あたり元本1,000万円までとその利息です。1人で複数口座を持っている人もいるため、この週末に「名寄せ」が行われ、預金者ごとの預金の合算が行われ、保護する預金が特定されたようです。

 保護される範囲を超える預金によっては、破たん銀行の財産の状況に応じて、一部カットされたうえで支払われるようです。
 なお、今回の場合、支払われるのは1年以上先になる見通し。


 日本振興銀行は、私たちにとってあまりなじみのない銀行でした。

 その意味で破たん、ペイオフ発動の影響は限定的のようです。

 もっと私たちに身近な銀行にこのようなことが起こったら?

 信用不安が広がるのを防ぐために、金融庁は、公的資金の注入を決断し、その銀行を破たんから救う可能性が高そうです。

 そうなると、ペイオフ発動にはなりません。

「ペイオフ」という仕組みは「原則として、万が一のときには痛みを伴うよ」と、預金者や金融機関の経営者に自己責任の原則を強く意識されるための道具なのかもしれません。

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豊 水

 いよいよ秋色濃くなってまいりました。時の経つのは早いものですが、人の味覚は暑い夏は甘さを求め、季節の移り変わりと共に次第に控えめの甘さから酸味のあるものを求めるようになるそうです。

 今スーパーなどの青果売り場には、ナシがずらりと並んでいますが、日本梨はタネまわりに酸味があり、皮の近くが最も甘いそうです。古くから日本人に親しまれている秋の果物の代表格ですが、なかでもこの9月に最盛期を迎えるのが大型で丸い「豊水」。

 「豊水」は日本ナシの生産量の約3割を占め、「幸水」に次いで生産量が多く、1個300~400グラムと他のナシと比較的して大玉です。果肉は軟らかくて、みずみずしいのが特徴、甘みと酸味のバランスもよいことからナシの最高級品と評価する人もいます。

 主産地は関東で生産量首位は茨城県。そして千葉県、栃木県と続きます。店頭で選ぶ際には、高さがあるものより横に張りのあるものが良いそうです。また、冷蔵庫などで保存する際には「ヘタの部分を下にする」、これが長持ちさせるコツだそうです。

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敬老の日

 本日は「敬老の日」で、多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日です。

 昨今なにかと「高齢者」や「長寿」が話題となっていますが、敬老の日は老人福祉への関心と理解を深める日でもあります。

 ところで、人生の節目節目で年配者を敬う習慣は昔からありますが、長寿の節目には下記のようなものがあります。


「還暦」 数え年61歳で、十干(じっかん)十二支(じゅうにし)の「六十干支(ろくじっかんし)」が一回りし、もう一度生まれた時の干支を迎えること。本卦還り(ほんけがえり)とも言い、現代では「まだまだこれから」の年齢です。

「古稀」 70歳 杜甫の「人生七十、古来稀なり」の詩から。

「喜寿」 77歳 喜の草書体が、七十七に見えるため。

「傘寿」 80歳 傘の略字が八十とも見えるため。

「米寿」 88歳 米の字を分解すると八十八となるため。

「卒寿」 90歳 卒の略字は、九と十を続け書きするため。

「白寿」 99歳 百の字から一をとると白になるため。

「紀寿」100歳 1世紀(百年)。百寿(ももじゅ)とも言います。


 尚、電通総研が最近行った調査では、子の世代が敬老の日にしたいことは「訪問」「一緒に外食」に次いで「モノを贈ること」の順となっていますが、一方、60歳以上の人を対象に子どもや孫にしてもらいたいことを聞いたところ、「電話」や「訪問」、「一緒に外食」、「メール」との回答が多く、「親世代は子世代が思う以上に会話などのコミュニケーションを求めている」ことが分ります。

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江戸の茄子事情

 江戸っ子は「初物を食べ ると七十五日生き延びる(その年に初めて食べる、まだだれも手をつけてな い食べ物を食べると、七十五日間長生きをする。)」と言って、初物を好みました。特に顕著なのは、春先に出回る「初鰹」で、鰹一匹に三両(現代価格約四十五万円)なんて、べらぼうな値段がついたりしました。

 その他、初鮭、初筍(はつたけ)、白魚、きゅうり、松茸、秋刀魚などなどの多くの食材の出回りが、初物として、珍重されました。そして、初秋の茄子も初茄子として、庶民の食卓を賑わせました。

 江戸では、三九日茄子(みくにちなすび)と言い、毎年九月九日、十九日、 二十九日に茄子を食べる風習がありました。三九日(みくにち)、御九日(おくにち)、おくんち、ともと呼ばれる、三九日最初の九月九日は、年に 五回ある五節句の最後の節句「菊の節句・重陽の節句」で、栗飯を炊いて、 菊酒を祝い、そして、茄子の菜をいただきます。

 「菊月にくふのが本の三茄子」。江戸川柳です。菊月とは、旧暦九月の異 称。「秋茄子は嫁に食わすな」とも言われるほど、美味な秋茄子は、「三九茄子(さんくなす)」「九日茄子(くんちなす)」とも呼ばれ、九月九日、 十九日、二十九日に茄子を食べると、万事仕合わせ良しと言われました。

 「色を売る茄子も三九で年ンが明け」。再び江戸川柳です。吉原の花魁さんたちも、一応、年期奉公で、二十七歳(=三×九)で年明け(雇用期間満了)となり、その容姿も衰える事と、茄子も三九日茄子最後の二十九日を過ぎると、その盛りが過ぎ、茄子紺の艶も衰える事を暗示した川柳です。

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ナ シ

 代表的な秋の果物と言えば「ナシ」。ナシは水分が多いため暑いと消費が増え、加えて今年は成熟が遅れていることから品薄感が強く、都内のスーパーでは平年より3割程度高い1個200円前後で販売されています。

 「ナシ」は弥生時代の遺跡から炭化した種が見つかるなど、古くから日本人に親しまれてきました。品種によって出荷時期が異なりますが、8月末から9月いっぱいが旬なのは、軟らかい果肉と豊かな甘みで人気が高い『豊水』です。

 一足早く8月中旬から店頭に並んでいる『幸水』も甘みと香りが豊かで人気を集めていますが、そろそろ次は「20世紀」の出荷が本格化してきます。

 「ナシ」は成分のほとんどが水。栄養分はそれほど高くないですが、繊維分と消化酵素を多く含み、咳止め・喉の渇き・二日酔い・解熱などに効果があるそうです。

 選ぶときのポイントは、皮に張りがあり、手に持った時、ずっしりと重みを感じるものを選ぶのが良いそうです。

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ツーリング

 秋の行楽シーズンが始まります。爽やかな風を受けてドライブやツーリングを楽しみ、澄んだ空気と高い空、変化に富んだ紅葉の彩り、眼前に広がる絶景に感動する・・・そんなことを思いますとそろそろ涼しくなってきてほしいものです。

 ところで、若年層のバイク離れが進む一方、バイクにまたがり颯爽と風を切る中高年が増えています。そんな大人のバイクライフを応援するバイク雑誌「BikeJIN/培倶人」が選んだ「日本が誇る『名道』ベスト10」(読者投票の集計結果)をご紹介させていただきます。


 1位 磐梯吾妻スカイライン(福島県)
 
 2位 ビーナスライン(長野県)

 3位 やまなみハイウェイ(大分県・熊本県)

 4位 志賀草津道路(群馬県・長野県)

 5位 伊豆スカイライン(静岡県)

 6位 知床横断道路(北海道)

 8位 しまなみ街道(広島県・愛媛県)
    〃 高野竜神スカイライン(和歌山県)

 9位 阿蘇パノラマライン(熊本県)

10位 千里浜なぎさドライブウェイ(石川)


 いずれも絶景を走る名道ばかり。通ったことがあるのはわずかですが、日本にもこういうところがあったのかと思えるパノラマに感動します。

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不整脈

 不整脈は脈の乱れを意味しますが、不整脈を認めても、そのまま放置しておいてもよいものから、直ちに治療を開始しなければ命にかかわる危険なものまで、不整脈の種類は多数あります。

 心臓に何らかの疾患があって起こる場合と、そのような疾患がなく起こる場合とがあります。
  
 不整脈は、動悸のため医療機関を受診され、心電図検査で発見されることがあります。自覚症状がない不整脈の多くは、定期健康診断や健診で偶然に発見されます。不整脈は色々な心臓病の発見のきっかけになるので、精査を受けるのが望ましいと思います。

 正常の脈拍数は1分間に60~80回ですが、40回以下は治療が必要な徐脈であり、100回以上は頻脈と呼ばれ、いずれも不整脈に属します。脈のうち方が不規則で、とんだり、抜けたり、ばらばらに感じるような不整脈もあり、これらの中には致死的な不整脈が潜んでいるので注意が必要です。

 主な不整脈に次のようなものがあります。まず、呼吸性不整脈とは、息を吸うときに脈拍が速くなり、吐くときに遅くなるもので、迷走神経に関係するといわれており、無害で治療の必要はありません。

 期外収縮は、脈がとぶなどと表現され、「心臓のシャックリ」と呼ばれています。散発している場合には、経過の観察で特に治療の必要はありませんが、頻回に出現する場合や、自覚症状を伴う場合には精査が必要です。

 心房細動は、心臓の一部である心房の筋肉がピクピクと不規則に収縮するために起こり、心室に充分な血液量を送り込めなくなります。動悸、息切れ、不安感、めまい等が出現し、心電図ですぐ診断がつきます。安静、睡眠、禁酒、禁煙、ストレス回避、精神安定剤で改善することもありますが、原因不明の場合や心臓病、弁膜症、高度な動脈硬化が基礎にある場合には、心臓カテーテルを用いて疾患部を高周波で焼灼する必要がでてくることもあります。心房細動が慢性化すると、心房内にできた血栓がはがれて脳へ飛び、脳血栓を起こすことがありますので抗血栓薬が使用されます。

 脚ブロックは、健康診断で要精査の指摘を受けることが多い不整脈で、心室内の電気的刺激が遅く伝わる状態によるものです。虚血性心疾患や心筋症のような基礎疾患のないことが確認されれば、自覚症状のない限り経過観察のみで特別の治療は必要ありません。しかし、脚ブロックと診断された若年~中年男性の中には安静時や就寝中に急死するブルガダ(Brugada)症候群があり、最近注目されています。

 心筋梗塞でも心筋症でも突然死は心室細動の結果であります。心臓の筋肉がバラバラに毎分300回以上も収縮して脳や心臓をはじめ全身に血液を送り出せなくなるため、意識がなくなり、呼吸は停止し、脈が触れなくなります。この心室細動を正常リズムに戻す唯一の方法は、最初の数分間に自動体外式除細動器(AED)で電気刺激を与えなければなりません。

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サンマ

 「秋刀魚」と書いてサンマ。秋の代表的な味覚ですが、刀のように反り返った形からこの字が当てられたと聞きます。今年は全国のサンマ漁獲量の4割を占める北海道東部沖で不漁が続き、水揚げ量は8月25日時点で前年同期の約5分の1。価格は1キログラム300円前後と例年の2倍だそうです。

 8月にその北海道東部から南下を始め、10月ごろ三陸沖を通り、11月には房総沖、そして遠州灘で産卵した後、3月頃には紀州沖に達し、その一生を終えるそうです。

 焼いてレモンを搾り、大根下ろしを添えて食べる塩焼きが一般的ですが、熱いご飯とサンマの相性は抜群。食欲を駆り立ててくれ、炭火で焼けばまた格です。刺し身や握りずしにしても美味しく、また、細かくおろして大葉とネギを刻んで混ぜ、たたきにするのもさっぱりして美味しいです。

 ちなみに、スーパーなどで選ぶ際には、背がやや緑がかった濃い青色で、ヒレや魚体に張りがあり、皮につやと弾力のあるものが鮮度が高いそうです。

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レアアース

 レアメタル(希少金属)の一種、レアアース(希土類)の価格上昇が続いています。

 レアアースの価格は世界景気の回復に伴い上昇傾向にありましたが、ここに来てレアアースの世界生産量の9割以上を占める中国が今年の輸出許可枠を前年比4割削減する方針を決定し、供給懸念が拡大したことが背景にあります。

 レアアースはセリウムやランタン、ディスプロシウムやネオジムなど17種類の元素の総称で、2010年の世界需要は14万トン程度と見込まれているのに対し、世界には数百年分の需要をまかなえる9900万トン(米地質調査所)の埋蔵量があるにも関わらず、鉱石から取り出すのが難しいため希少金属の一種に分類されています。

 レアアースは成長分野の部品原料として欠かせない材料で、家電や自動車部品などに多く使われています。高性能磁石の原料になり耐熱性に優れるディスプロシウムやネオジムなどのレアアースは、エアコンや産業用ロボット、ハードディスク駆動装置(HDD)のモーターなどに使われ、電気自動車の高出力モーター向けの需要も拡大すると見込まれています。

 また、液晶ガラス基板の研磨剤や紫外線吸収ガラスの添加剤、車の排ガス浄化の触媒などに使われるセリウムは国内で最大需要を誇り、複数のレアアースが含まれた合金のミッシュメタルはハイブリッドカーに搭載するニッケル水素電池向けに需要が急拡大しています。

 レアアースの輸出規制を年々強めている中国は、レアアースの主産地の出荷価格を統一する制度を新たに導入する方向で動いており、そうなればレアアースの価格はさらに上昇すると懸念されています。

 尚、レアアースの価格高騰は、世界のレアアース需要の2割を占め、全輸入量の9割を中国に依存している日本にとって影響が大きく、企業は調達先の多様化に奔走、レアアースを使わずに済む製品の開発をすすめ、リサイクル事業も計画されており、収益拡大のチャンスと捉える企業もあります。

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世界の農産業

 世界の人口増加に加え、バイオ燃料の需要増等で世界的に食料や飼料の需要が大幅に増加しています。一方で、世界的に耕地面積をこれ以上増やすことが困難な中にあって、穀物生産を担ってきた発展途上国の工業化、温暖化に伴う干ばつや洪水被害の拡大、土壌の劣化等で、従来のようにやっていたのでは生産量を増やすことが難しくなっています。

 そこで考えられるのが生産性の向上で、その方策として品種改良、化学肥料による成長促進などがあります。

 作物の品種改良分野では、農薬大手のモンサントが遺伝子組み換え種子の最大手(種子ビジネス最大手)で、遺伝子組み替えによって害虫抵抗性や除草剤耐性、耐病性を高めた種子、特定栄養素の含有量を高めた穀物や生産性を高めた作物、過酷な環境下でも育つ作物等の開発を行っています。
 
 ちなみにモンサントは、もともとは人工甘味料サッカリンの製造会社で、PCBやベトナムで使われた枯れ葉剤の製造メーカーとしても有名な化学会社に発展、その後は農業に軸足を移し現在は同分野で世界最大規模の企業となっています。

 また、火薬製造会社だったデュポンは、ゼネラル・モーターを傘下に納めていた時期もあり(法律で強制分離)、後にナイロンやテフロンなどの合成繊維や化学品で世界有数の化学メーカーとなります。現在種子ビジネス2位でもある同社は最大手のモンサントを猛追しており、年間の研究・開発費のおよそ半分を農業分野に充てています。

 尚、食料事情の変化に伴う種子ビジネスの拡大で、資源ナショナリズム(自国に存在する資源を自国で管理・開発しようという動き)の広がりを背景に種子資源(遺伝資源)の流出を規制しようとする動きが強まっており、世界的な規模の「種子戦争」という様相さえ生じています。

 ちなみに、トマトに限れば、その遺伝資源(種子)を世界で最も多く(約7500種)保有しているのは日本のカゴメです。

 ところで、農作物が育つために欠かせない3大栄養素と呼ばれるのが、窒素、リン酸、カリウムです。窒素は葉を大きくさせる効果から葉肥(はごえ)と言われ、リン酸は開花結実に関係することから花肥(はなごえ)または実肥(みごえ)、カリウムは主に根の発育に関係することから根肥(ねごえ)と呼ばれます。

 化学肥料のリン酸の原料となるリン鉱石も資源ナショナリズムの影響を受けており、中国はリン鉱石の輸出規制を強化しています。また、世界最大のリン鉱石供給国のアメリカは、戦略物資と位置付けるリン鉱石の輸出を禁止しています。

 英豪系資源大手BHPビリトンがカナダのポタシュ・コーポレーション・オブ・サスカチワンに敵対的TOB(株式公開買い付け)を仕掛けたのも上記のような流れの延長線上にあります。※「ポタシュ」は、カリウムが医薬学などの分野でポタシウムと呼ばれることに由来します。

 BHPビリトンは、鉄鉱石(売上高の20%)、冶金石炭(同16%)、石油(同14%)、非鉄金属(同14%)、燃料石炭(同13%)、その他鉱物資源を採掘・生産しています。肥料の原料となるカリウム生産最大手のポタシュを取り込むことで、価格連動性の高い鉱物資源の価格変動の影響を軽減するとともに、世界的に需要が拡大している肥料分野に進出することで収益力と影響力を高める狙いがあります。

 中国国営の化学大手の中国中化集団などもポタシュの買収を検討していると報じらており、食糧安全保障上の問題も絡み、カリウムの争奪戦が展開されています。

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ハブ空港

 国内初の格安航空会社(LCC)対応空港として生き残りをかける茨城空港は、中国上海のLCCである春秋航空が茨城─上海線で片道4000円(1便あたり総座席数の約1割にあたる18席程度)の航空券を販売(先月30日から)したことで話題になっており、日本の航空会社からのLCCへの参入も相次ぐと見られています。

 一方、1978年の成田空港の開港による棲み分けで長い間国内線専用だった羽田空港が、今年10月に再国際化します。

 2002年のサッカーワールドカップ日韓大会開催を契機に羽田空港と金浦空港を結ぶチャーター便が就航し、現在は上海(虹橋空港)、ソウル(金浦空港)、香港便が定期便に限りなく近い「定期チャーター便」という方式で運行されていますが、今年10月21日には4本目の滑走路(D滑走路)と新国際ターミナルの併用が開始され、同31日には32年ぶりに国際定期便が再就航し、国際線定期チャーター便は定期便に格上げされます。

 これにより、前述の上海、ソウル、香港に加えて、サンフランシスコ、ロサンゼルス、ホノルル、パリ、バンコク、シンガポール、台北などへも羽田から行けるようになる予定です。

 羽田空港は都心からモノレールで約20分で行けるという好立地に加え、新滑走路の新設と新国際ターミナルの開業、P4平面駐車場の立体化(完成)、第2ターミナルビルの増床(10月13日オープン)で利便性はさらに増します。

 現在の羽田は国内線のハブ空港(拠点空港、広域航空路線網の中心として機能する空港)として機能していますが、今回の拡張により地方空港から羽田経由でそのまま海外に行くことも可能となり、日中韓の相互訪問旅行者の拡大方針と相まって、羽田空港を運営管理する日本空港ビルデングや航空会社、旅行会社のみならずビジネスチャンスのすそ野が拡大するのは確実です。
 羽田の国際線の年間発着能力は大幅に増える計画ですが、その一方で深夜早朝に到着する利用客への対応などの課題が残されており、また近隣にはシンガポール・チャンギ空港、中国・香港空港、韓国・仁川空港などのアジアを代表する国際線ハブ空港がすでに存在しますが、羽田はこれから大きく飛躍する可能性があります。

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サ ケ

 川で生まれ、海で育ち、秋になると生まれた川をさかのぼって産卵する鮭(サケ)。旬は9~11月といよいよこれからですが、生まれてから4年前後に川をのぼり、いったん海から川に入りますと、身がやせて味が落ちていきます。

 このため、海から川にあがる直前にとられた体が銀色に輝いている「銀毛」(ぎんけ)と呼ばれるもの、特にそのオスが最も味が良いとされており、たくさん水揚される鮭の中でも、わずか5%しかとれないそうです。

 また、最も極上とされる「鮭児」(ケイジ)と呼ばれる未成熟の鮭は、1~2万本に1尾の割合でしか水揚げされず、魚体全体に脂が乗っており、全身トロ状態で高級寿司ネタなどに使われています。

 ちなみに、昔からの鮭を贈る習慣は、

  「疎遠になったあなたが、鮭のようにまた私のところに戻ってきて欲しい」

との気持ちが込められているそうです。

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食用菊

 秋の食卓に鮮やかな彩りを添える「食用菊」。しゃきしゃきとした歯応えと甘くてほろ苦いのが特徴ですが、年間を通じて出回る「黄色い品種」に加え、そろそろ「紫色の品種」が店頭に並びます。

 食用菊の横綱と評価されている紫色の品種は、「もってのほか」という愛称で広く知られていますが、名前の由来は「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか・・・」とか「もってのほか美味しい」といったことから転化したそうです。

 菊は奈良時代に中国から持ち込まれ、室町時代に京都周辺で食べられ始めたとされます。風邪による熱や頭痛を和らげる解熱・鎮痛作用、目の疲れや腎臓機能の改善を促す疲労回復作用などがあり、古くから「漢方薬」として使われてきました。

 花びらがピンと張っているほど新鮮で、おひたしにして酢じょうゆで食べるのが代表的な食べ方ですが、ゆでるときに酢を加えますと色の鮮やかさ一層増します。

 ちなみに、生産量日本一は山形県です。

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 秋の味覚を楽しもうと各地の梨狩園が賑わっているそうです。

 風邪などで喉が痛む時や痰がからむ時などに、梨を食べて楽になったという経験をお持ちの方も多いかと思いますが、古来から「百果の宗」と呼ばれる梨は、「大小便を利し、熱を去り、渇を止め、痰を開き、酒毒を解す」とされ、漢方薬などにも広く利用されてきた果実です。

 梨は有機酸やビタミン、ミナラル類などをバランスよく含んでいるため、夏バテ時の食欲増進や疲労回復にも効果も期待できます。

 現在、日本で栽培されている梨には、幸水、豊水、二十世紀、新高、愛甘水、新寿、清澄、八幸梨など様々な種類がありますが、二十世紀梨の場合、軸が細く、肩と尻が張った扁平なもの、色つやが良く重いものがより美味しいと言います。また、二十世紀梨は、熟度の進み具合により黄緑色から黄色になるため、シャキシャキした食感を楽しみたい人は黄緑色、甘味を好む人は黄色のものを選ぶと良いそうです。

 なお、「梨尻柿頭」とのことわざにもありますように、梨は軸と反対の尻の部分が味が良く、皮の近くが最も甘くなっています。

 ちなみに、歌舞伎の世界を「梨園(りえん)」と呼ぶのは、唐の玄宗皇帝が梨の木が植えられた庭園で、音楽や舞踊などの芸を磨いたという故事に由来しているそうです。

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救命ボート

 昔聞いた小話をひとつご紹介したいと思います。

 大洪水がおこり、水没しかかった家の屋根に登って避難していた人がいました。信心深い彼は「神様が奇跡を起こしてきっと助けてくれるはずだ」と信じています。

 ちょうどその時、救命ボートがやってきて「早くこのボートに乗りなさい」と声をかけてくれましたが、「神様が助けてくれるから大丈夫」と言って乗るのを断りました。

 そのうち屋根も水没しそうになり、またボートが救助にやってきました。この時もさっきと同じように神様が助けにきてくれると言ってボートには乗らなかったため彼は死んでしまいます。

 天国に行った彼は神様に文句を言いました。「神様、今まであなたを信じて祈ってきたのにどうして助けに来てくれなかったですか?」と。

 それを聞いて神様はおっしゃいました。「だからおまえのために2度もボートを差し向けたではないか!」

 
 昔のことわざに「運はたびたび門をたたくが、愚者はこれを招じ入れぬ」とありますが、チャンスが無かったわけでなく、それを拒否して無にしてしまったというお話です。

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詐欺(2)

 詐欺には様々な手口がありますが、珍しいケースとしては、米CIAと大きな取引をしているとの話をでっち上げ、100万ドル紙幣(存在しません)の束を相手に預け信用させてから、「金を預けてくれれば毎日100万円儲けさせる」というおいしい話を持ちかけ、億単位のお金をだまし取ったという事件もありました。

 上記事件のように存在しない小道具や巧みな演出を使った手口としては、戦後からある「M資金」にまつわる詐欺が有名です。

 M資金の話のあらすじはこうです。連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)が旧日本軍から接収し、現在も極秘に運用されている巨額の秘密資金があり、その資金を一定の条件(社会的信用、経営力や指導力、人望が厚い等)を満たす人に特別に有利な条件で融資するという話で、その保証金あるいは手数料として現金をだまし取る手口です。

 M資金の名前の由来は、GHQの経済科学局局長だったウィリアム・フレデリック・マーカット少将の頭文字とされています。

 「政府の裏資金」「戦後、海外に流れた皇室の巨額資産」「特定産業育成資金」「近代化促進支援資金」「大蔵省特殊資金」などのバージョンがあり、オイルマネー還流、ユダヤ資金、華僑裏資金、旧マルク紙などの尾ひれが付くこともあります。

 額面数千億円、あるいは数兆円のの国債残高確認証(もちろん架空)を用いたり、元首相の口利きなどと言葉巧みに誘います。

 こんな話に引っかかる人がいるのかと思うかもしれませんが、地位も名もある人が狙われやすく(ひっかかりやすく)、上場企業が被害にあったというケースもあります。

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詐欺(1)

 詐欺事件は不景気になると増えますが、社会や制度が変わる時にも増加します。来年7月24日の地上デジタル放送への完全移行まで1年を切った現在は、アナログ放送終了を口実に高齢者らを狙った詐欺事件の増加が予想されています。

 平成18年豪雪の際は高齢者を狙った雪かきの押し売りが現われ、1回数万から数十万円請求する「除雪商法」も詐欺まがいの悪徳商法でした。火災報知機詐欺、オレオレ詐欺、振り込め詐欺、リフォーム詐欺、ワンクリック詐欺、地上デジタル詐欺などもそうですが、人の不安心理につけこむ手口は詐欺の常道です。

 また、人には「儲けたい」という気持ちが大なり小なりあるもので、そのような心につけこむ詐欺商法も昔からありました。「あなただけ、今だけ、ここだけ」の常套句で誘ういわゆる「うまい話」です。

 未公開株購入詐欺もその一つですが、「原野商法」といわれる詐欺も以前からある手口で、原野などの価値の無い土地を「新幹線が予定されている」とか「必ず値上がりする」などの誘い文句で言葉巧みに売りつけるやり方です。

 「株の買い付け代金の二割だけ出せば、残りの八割は低利で融資するので、少ない資金で大きな取引ができる」のうたい文句で投資家を誘い、実際には融資も株取引もさえも行わずに資金だけを騙し取る、いわゆる「二八商法」という悪徳商法もあります。

 全国紙のお堅いイメージを利用した織り込みチラシ、またはメールなどで大幅な値引き商品の販売や仕事紹介などで人を募り、会費や登録料、テキスト代などの名目でお金を集めたところでドロンという手口も横行しているそうです。

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ミネラルウオーター

 「水」(みず)は水道水を飲むのが当たり前のように子供の頃から育ってきましたが、このところペットボトル入りのミネラルウォーターが普通に飲まれるようになっています。

 「サントリー天然水(南アルプス)」、「ボルヴィック」、「六甲のおいしい水」、「エビアン」、「ボルヴィック」、「クリスタルガイザー」、「コントレックス」・・・等々です。


 国民1人当たりのミネラルウオーター消費量は統計が開始された1986年の年間0.7リットルから2009年には19.7リットルに増加(日本ミネラルウォーター協会調べ)し、22年間で約28倍に膨らんでいます。


 ミネラルウォーターと言えば、「自然の水」、「ミネラルをたくさん含んだ水」をイメージしがちですが、「ナチュラルウォーター」・「ナチュラルミネラルウォーター」・「ミネラルウォーター」・「ボトルドウォーター」と大きく4つに分類され、メーカーが生産しているのは、ほとんど「ナチュラルミネラルウォーター」で生産量の約8割を占めています。

 この「ナチュラルミネラルウォーター」は、特定水源より採水された地下水のうち、濾過・沈澱および加熱殺菌による殺菌処理が行われたものを指し、一般的にイメージされている「自然の水」とは少し違います。殺菌処理されていないヨーロッパ産のミネラルウォーターが「自然の水」に近いと言えるかもしれません。

 「ミネラル」とは直訳しますと「鉱物」ですが、鉄・銅・カルシウム・マグネシウム・・・などのことであり、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミンと並んで5大栄養素と呼ばれています。


 ちなみに、品名について、食品流通局長通達の「3.表示の方法」には、以下のように記載されています。


ア.特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行わないものにあっては、「ナチュラルウォーター」と記載すること。

イ.ナチュラルウォーターのうち鉱化された地下水(地表から浸透し、地下を移動中又は地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水(天然の二酸化炭素が溶解し、発泡性を有する地下水を含む。)をいう。)を原水としたものにあっては、「ナチュラルミネラルウォーター」と記載することができる。

ウ.ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラル調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等が行われているものにあっては、「ミネラルウォーター」と記載すること。

エ.ナチュラルウォーター、ナチュラルミネラルウォーター及びミネラルウォーター以外のものにあっては、「飲用水」又は「ボトルドウォーター」と記載すること。

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江戸の枝豆事情

 枝豆 は、大豆が未熟なうちに茎ごと収穫したもので、日本で枝豆は奈良・平安時代には、すでに現在と同じ調理法で食べていたとされ、江戸時代には夏 になると夜の路上に枝豆売りの姿がありました。売っているのは、男性も女性もいたようです。京阪では、枝豆の事を「鞘豆(さやまめ)」と呼びまし たので「湯出さやさや?」、江戸では「枝豆や?枝豆」と言う売り声です。 江戸では、男性より女性の売り手が多かったようで、江戸も京阪も豆をかごに入れて運搬しますが、京阪ではかごを肩に担ぎ、女性の売り手が多い江戸 では、かごを抱えて商売をしていました。

 それから、枝豆のたんぱく質に含まれる「メチオニン」は肝臓で働き、体内に入ってきた毒素を無毒化してくれます。更に枝豆には「ビタミンB1」 と「ビタミンC」が含まれています。これらのビタミン類は、アルコールの 分解を助け、さらに肝臓の負担をやわらげてくれるため、飲み過ぎや二日酔 い防止に効果的です。そして枝豆には、肝臓の働きを向上させる「コリン」 という物質も豊富に含まれていますので、お酒のおつまみには枝豆、という組み合わせは科学的にも良いのですね。今でも、夏場のビールのお供として 欠かせない枝豆ですが、ビタミンも肝臓も、アルコールも良く知らなかった江戸人たちが、お酒のおつまみに、枝豆を食べていたのは、長年の経験から でしょうか。あらためて、江戸人たちの生活適応力に関心してしまいます。

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真 珠

 その美しい光沢から「月のしずく」「人魚の涙」と呼ばれる真珠は、世界各地で古くから高貴な女性を飾る宝石として珍重されてきました。

 真円真珠とそのブランド化に成功した御木本幸吉は、明治天皇に拝謁した際に「世界中の女性を真珠で飾ってごらんにいれます」と述べ、その後ミキモトの真珠は世界中の女性を飾ることになります。

 ところで、歴史ある美の祭典「ミス・ユニバース」の2010年世界大会が先頃ラスベガスで行われ、メキシコ代表のヒメナ・ナバレッテさんが世界一の栄冠を手にしました。

 「世界一の美女」の称号を授かったナバレッテさんの頭上を飾ったダイヤモンドと真珠をちりばめたティアラも、ミキモト特製のクラウン(王冠)です。
 

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長 月

 それぞれの月には和風月名という異称があります。

 夜が長くなる陰暦九月は「夜長月」「長月」「暮月」、長雨も多いので「長雨月」、収穫時期を向かえて「稲刈り月」などと呼ばれます。

 他にも、夏が過ぎて「季秋(きしゅう)」、菊が見頃で「菊月・菊見月・菊開月」、竹の新葉が青々と茂る「竹の春・竹春」「竹酔月」。昔は暮れるのが早まれば寝るのも早くなり、それ故夜中に目を覚ますことが多くなることから「寝覚月(ねざめづき)」。一月、五月と並び、斎(い)み慎む月と考えられたところから「祝月・斎月(いみづき)」。

 山々が色づきはじめ「紅葉月」。彩り豊かな木々の葉に加え、名残惜しむ夏の花、そして秋の花も咲き始める九月は「色取月(いろどりづき)」とも呼ばれます。

 説明し尽くしているわけではないのですが、それぞれに具体的な情景を思い浮かべることができる古来の表現の仕方は、なんとも味わい深い趣があります。

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血圧脈波検査

-動脈硬化を客観的に評価することのできる非侵襲的な検査ー

 米国の高名は医師ウイリアム・オスラーの言葉に「ヒトは動脈とともに老いる」という名言があります。

 動脈硬化は、加齢により起こりますが、生活習慣の影響が大きくため個人差が大きいです。 動脈硬化は脳梗塞、心筋梗塞などの危険因子ですので、早期に発見し、対処することが大切です。

 最近では、MRIを用いた血管撮影(MRA)で動脈の硬化度を撮像することが出来ますが、血管の硬さが血管内を伝わる「脈波伝導速度」(Pulse Wave Velosity=PWV)を測定することにより簡単に動脈硬化の検査が出来るようになりました。
  
 動脈硬化の程度は、一般的にABI/PWVで評価します。

 ABI(Ankle-Brachial Index)(足首/上腕血圧比)とは、足関節収縮期血圧/上腕収縮期血圧のことです。健常人の場合,足首血圧は上腕血圧より高いのが普通ですが、下肢の動脈が細くなって血流が悪くなると、上腕の血圧より低くなりABI値が低くなります。

 ABIの正常範囲は0.9~1.3とされており、 0.9以下になると動脈閉塞の疑いがあり,比較的 太い血管のつまり具合の指標となります。「閉塞性動脈硬化症(ASO)」をはじめとする末梢動脈疾患を発見するのに非常に有効な診断法です。

 人間ドック健診などで、これらの疾患がみつかることはまれであり、主には血管の硬さの指標であるPWVを動脈硬化の評価に用いることがほとんどです。

 PWVは、心臓から押し出された血液により生じた拍動が血管を通じて手や足に届くまでの速度のことで、血管の壁が硬いほどその速度が速くなるという原則を利用して測定しますが、「高血圧治療ガイドライン 2004」などでも動脈硬化の早期の評価検査として取り上げられています。
 
 PWV測定は,頚部─大腿部間の大動脈PWVとして昔から行われており,脳・心血管疾患との 関連も証明されていますが、その計測手技に熟練が必要で,簡便性に欠けるという欠点がありました。その欠点を補い大動脈PWVとの強い相関が保たれ,しかも再現性がよく,四肢の血圧も同時に測定できるため,わが国では上腕足首間PWV(brachial ankle Pulse Wave Velocity : baPWV)が広く普及してきています。しかしながらbaPWVは,血圧や年齢をはじめとする種々の要因により影響を受けるので,それらに十分留意して測定する必要があるといわれています。判断基準として、約1,400 cm/sec 以上が血管の硬化ありと考えられています。

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