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江戸の茶碗事情

古くは、お茶を飲む器を 茶碗と言いましたが、やがて、磁気の飯碗も「茶碗」と呼ぶようになります。 これは現代にも通じますね。そこで、江戸では、お茶を飲むものを「茶飲み茶碗」、ご飯を食べるものを「茶漬け茶碗」と読んで、区別しました。ちな みに茶漬け茶碗には蓋があり、茶飲み茶碗には蓋が無いのが一般的です。

 江戸の茶漬け茶碗は、現代主流の上に行くほど口径が広くなる朝顔形茶碗 と、下部も上部も同じ口径の筒茶碗の二通りが主に使われましたが、筒形は下級品とされました。私は、お出入り先(たぶん)の台所で、この筒茶碗でご飯を食べている、江戸の按摩さんの絵を持っています。按摩さんが茶漬け茶碗を持ち歩いていたとは考えにくいので、この筒状の茶漬け茶碗は、お出入り先が貸 してくれたものと推測され、筒茶碗は身分の低い方用だった事が分かります。もし、時代劇で、武家が、この筒茶碗を使って食事をしていたら、「ブー!!時代考証アウト!!」と言ってあげましょう。
また、筒茶碗と形は似ていますが、もっと大型で、厚く、綺麗な藍絵をほどこしたものもあり、これを「湯飲み」と言います。現代のお寿司屋さんで使われている、大きく厚手の筒状の「茶飲み茶碗」を思い浮かべていただければ良いと思います。これは、「湯飲み」と言いますが、別に「お湯」を飲むためのものではなく、自分専用の「マイ茶飲み茶碗」で、他人に使わせる事はありませんが、茶店などでは、筒状大型の「湯飲み」で、お客にお茶を飲ませる事もありました。

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