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事始め

 十二月十三日は、昔から一年の締めくくりとして、または新年を迎える準備の「事始め」とされています。自分を支えてくれた人への感謝の気持ちを贈るお歳暮も大体その頃から二十日までに届くのが目安とされています。

 最近のお歳暮に関する意識調査では、「贈る予定がある」としたのは全体の3分の1程度で、特に若年層のお歳暮離れが著しく、20代で贈る予定のある人は14%、贈ったことがない人は8割を超す結果となっています。

 ところで、お歳暮・感謝で思い出すのは藤尾英昭氏がその著書で紹介していた話です。新聞の読者覧に掲載されていたそうですが以下にてご紹介させていただきます。

 「自分の両親は朝から晩まで一所懸命に働いたが、暮らしは貧窮のどん底だった。自分は子どものころ、両親がこんなに働いても貧しいのは、きっと世の中、つまり社会の仕組みが悪いからだ、と思っていた。

  やがて、自分は親元を離れ、結婚して家庭を持ち、子供も生まれた。自分は毎年、両親へ御歳暮と御中元を欠かさなかった。しかし、口頭でも手紙でも、両親から一度もお礼の返事をもらったことはない。

  いま自分は思う。

  両親があんなに働いて貧乏から逃れられなかったのは、決して世の中が悪いのではなく、両親が人間的に未成熟だったからだと。」


 この話を紹介した著者は言います。「幸不幸の状況は、その人の受け止め方ですべて違う現実を作り出していく」のだと。

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