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ドリームライナー

 ハブ空港間の大量輸送を想定し大型機の開発に力を注ぐエアバス社に対し、乗客は乗り換えを好まず、中型機による目的地空港への直接乗り入れにニーズがあると読むボーイング。

 エアバスの超大型機A380は定員525名で、乗客一人当たりの効率をあげているのに対し、B787の定員はおよそ半分で燃費効率が良いという特徴があります。そのボーイングの新型旅客機787(通称ドリームライナー)が再三のトラブルで開発が遅れています。

 B787は今月9日に行った試験飛行でもトラブルを起こしており、7度目となる納入延期の可能性が指摘されています。B787における「ローンチカスタマー」という特別な立場にある全日空はボーイングに対し早期の納入を実現するよう圧力を強めています。

 ちなみに、ローンチカスタマーとは「新たな航空機を製造する際に、航空機メーカーに対して、生産に踏み切るのに充分な規模の発注を行い、実際に製造計画を立ち上げるための後ろ盾となる顧客」のことで、B787は2004年に全日空が顧客第1号となり50機発注したことによって開発がスタートした次世代機で、B787の仕様に関しては全日空の様々な意見が反映されています。

 B787の当初予定されていた納入時期は2008年5月で、全日空は同年8月開催の北京オリンピックでB787の羽田─北京間の就航を狙っていましたが果たせず、現時点では来年2月からの納入開始となっていますが、予想されているとおり7度目の納入延期となれば納入時期はさらに後ずれし当初予定よりも4年遅れることになります。

 A380は開発が遅れたことで契約のキャンセルが相次ぎ、貨物型の受注は全て失った(貨物型の開発は中断)という経緯があります。B787も度重なる納入遅延で過去に発注キャンセルが発生しており、今回7度目の納入延期となれば改めて発注を見直す動きがでてくるかもしれません。

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