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2011年3月

八百長相撲

 インチキ相撲。勝ち負けを譲ったり、譲られたりのなれ合い勝負。今、マスコミで盛んに叩かれている無気力相撲を「八百長」と呼びます。これは、解説する必要もない程、皆様、ご存じと思いますが、明治期、八百屋の長兵衛さんと言う方が、お得意さんと囲碁をする時、勝ち続けて、機嫌を損ね、お得意さんをしくじるといけないと、常に一勝一敗になるように、手加減していた事が語源とされます。

 「谷風(二代目)」は、江戸後期に実在したお相撲さんで、初代(伝説から数えると四代)横綱です。

 谷風(二代目)は、本名、金子与四郎。寛延三年(1750)八月八日、陸奥国宮城郡(現在の仙台市若林区)霞目生まれ 寛政七年(1795)一月九日没。江戸本場所における通算成績は四十九場所で二百五十八勝十四敗十六分十六預五無勝負、勝率九割四分九厘。優勝二十一回です。

 明和六年(1769)四月場所、伊達関(翌場所から達ヶ関)森右エ門の四股名でいきなり大関として初土俵を踏みますが、明和七年(1770)十一月場所、前頭筆頭から再スタートを切り、安永五年(1776)十月場所に二代目「谷風梶之助」と改名。安永十年(1781)三月場所、再度、大関に昇進します。

 安永七年(1778)三月場所初日から、天明二年(1782)二月場所七日目まで六十三連勝を記録しています。この時、六十四連勝を阻止したのは、二代目横綱の小野川でしたが、谷風は、この一敗の後、四十三連勝を記録しています。さらに、この六十三連勝と言う記録は、江戸本場所だけでの連勝記録なので、京都場所、大坂場所などの地方場所での成績も含めると九十八連勝となります。現代の大相撲の第一人者、横綱白鳳関が連勝を重ねていた頃、双葉山関の六十九連勝を抜くか?!と言うのが話題になりましたが(千代の富士関の連勝をストップした大ノ国関の様に、稀勢の里関がダーティヒーローにならないよう願っています)、白鳳関には、六十九連勝ではなく、谷風の九十八連勝突破を目指してもらいたいと思います。

 また、この「佐ノ山」ですが、やはり実在したお相撲さんです。谷風の援護?を受けたからか、結構、出世したようで、今、その名前は、相撲協会に「親方株」として残り、現在は、元大関・千代大海が「佐ノ山親方」となっているのは、ご存じのとおりです。

 たぶん、この「佐ノ山」は、初代の「佐野山條助」と言うお相撲さんだと思われますが、生没年月、最高位など詳しいことは分かりません。二代目佐ノ山は、現役名を「宮城野丈助」と言い、最高位が前頭二枚目、引退後、佐野山を襲名し、佐野山部屋を創設します。生年月日は不明ですが、天明年間(1781?88)に死去したとされていますので、初代の「佐野山」は天明以前の力士と言う事になり、時代的にも、谷風が頭角を現した頃に、たぶん幕内にいたお相撲さんなのでしょうね。

  ところで今の大相撲は、どうなっちゃったんでしょうね。野球賭博の次は、八百長問題で・・・まあ、この際、徹底的に膿を出してもらいたいと思います。前々から、千秋楽、七勝七敗のお相撲さんが、ほぼ間違いなく勝つのに、多少、疑問を感じてはいたのですが・・・この一番、勝てば勝ち越しで番付が上がり、負ければ負け越しで番付が下がる、天国と地獄の様な境目なので、そこは火事場の馬鹿力、必死で勝つのだろうと、善意に解釈していました。まあ、対戦相手にしても、今度、自分が千秋楽、七勝七敗の時は、よろしく、みたいな、悪い意味での、困った時はお互い様、武士は相身互い、なんて心情もあった事のではないでしょうか。でも、勝ち負けを金銭で取引するのは、お相撲ファンとしては、淋しい限りです。やっばり、ガチンコの勝負を見せて欲しいものです。

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世界の住みやすい都市ランキング

 英誌「エコノミスト」の調査部門で、世界の政治経済やその予測、カントリーリスク、地域ビジネス概要等をまとめているエコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)はこのほど、2011年版の「世界の住みやすい都市ランキング」を発表しました。

 世界の140都市を治安やインフラ、医療サービス、文化、教育等の30項目で評価・数値化したもので、カナダのバンクーバーが5年連続で首位を維持しました。

【住みやすさベスト10】

  1位 バンクーバー(カナダ)
  2位 メルボルン (オーストラリア)
  3位 ウィーン  (オーストリア)
  4位 トロント  (カナダ)
  5位 カルガリー (カナダ)
  6位 ヘルシンキ (フィンランド)
  7位 シドニー  (オーストラリア)
  8位 パース   (オーストラリア)
  9位 アデレード (オーストラリア)
 10位 オークランド(ニュージーランド)


 ちなみに日本の都市(調査対象は大阪と東京のみ)では大阪の12位が最高位で、アジアではトップ。東京は18位。アメリカは最高位が29位のピッツバーグ、ホノルルが30位、ロスアンゼルスが44位、ニューヨークは56位。その他では、パリが16位、ロンドンが53位、香港31位、北京72位などとなっています。

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さくら(1)

   「思い出す、様々のことさくらかな」 芭蕉


 桜の季節到来。「満開の桜並木に新入生の晴れ姿」という光景がふと瞼を閉じると想い浮かびますが、やはり日本人の文化と心に宿す花といえば桜かもしれません。「春のうららの・・・」で始まるメロディーを聞きますと、誰しも幼き日の思い出が蘇り、日頃の邪心は束の間消え失せるのではないでしょうか。

 この季節は、別れと出会いの人生の岐路に立ち、多くの涙を流し、多くの出会いに感動します。いにしえより貴賎貧富の差はなく、等しく公平に美の喜びを与え続け、それぞれの思い出と重なり合うという人も多いかと思います。

 また、桜に感じる魅力を「一斉に咲き、一斉に散るところにある」と言う人もいます。「同期の桜」の連帯感とハラハラと散る切なさ、一晩の嵐に散る「散り際の良さ」が日本人の心情にたまらないのかもしれません。

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ブルーマンデー

 一般的に、気分が乗らず、憂うつな気分で迎える人も多いことから、休み明けの月曜日は「ブルーマンデー」とも呼ばれます。

 海外では月曜日は脳卒中や心筋梗塞などの心血管系疾患の発生が多いことが知られており、日本でも同様の調査結果があります。

 ゆったり過ごした週末から、仕事などで緊張する平日に変わることからくるストレスが影響するものと考えられています。実際、自殺が最も多い曜日は男女ともに月曜日ということが厚労省の統計でも明らかになっています。

 このようないわゆる「月曜日病(ブルーマンデー症候群)」は、休日の朝寝坊にも関係があるようです。休日に遅い時間に起きることで体内時計に狂いが生じ、軽い時差ボケ状態で月曜日を迎えてしまうことが月曜日病の一因と言われています。

 ある調査では、休日の「寝だめ(朝寝坊)」は平日の不眠を招き、結果的に抑うつ(うつ状態)を招く要因となることが明らかになっています。つまり休日の「寝だめ」は逆効果で、身体的にも精神的にも悪循環に陥る可能性が高いのだそうです。

 ところで、月別で自殺が多い3月は「自殺対策強化月間」となっています。

 警察庁が先日発表した2010年の自殺統計によりますと、昨年の自殺者数は前年に比べ3.5%減少したものの13年連続で3万人超の高水準が続いています。

 年齢別では「50歳代」「60歳代」「40歳代」の順で多く、原因・動機としては「健康問題」が全体の半数近く、次いで「経済・生活問題」「家庭問題」となっています。また、厳しい就職環境を反映し、「就職失敗」が原因・動機の一つと判断された人は前年比で2割増の424人、うち大学生は46人と前年比で倍増しています。

 自殺の原因・動機として全項目を通して最も多かったのは健康問題に含まれる「うつ病」です。うつ病の症状の中で最も自覚しやすいものは「不眠」で、不眠の早期発見が、うつ病の早期発見・早期治療、ひいては自殺予防につながるとされています。

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江戸の道具屋事情

江戸では、道具家の事を「天道ぼし」「乾し見世」などと呼びました。人間国宝だった五代目柳家小さん師など、多くの落語家さんは、「てんと(う)ぼし」と発音してい ますが、江戸では「てんどうぼし」と発音していました。

 江戸の道具屋について、また、江戸研究のバイブル「守貞謾稿」から、現代語訳します。

 乾し見世 天道ぼし 京都大坂では「ほし見世」と言い、江戸では「てん どうぼし」と言います。路上に筵(むしろ)を敷いて、いろいろな商品を並べて商いをします。扱う商品に決まりはありませんが、古い道具がほとんどで、また、古書籍[脱文]

 天道乾しの中に、「室町見世」と言うものがあります。鼻紙袋・烟草(タバコ)いれ・きせる・印籠・巾着・脇差・矢立などの新品を商います。絎帯(くけおび・縫い目が表に出ない様に縫った帯)あるいは花器台卓などや床飾り用の土製の福禄寿像や、銅製の恵比須・大黒なども売っています。時たま古物も混じっています。皆、外見は綺麗ですが、実は粗末な物ばかりです。
江戸の住人でこれを買う人は大変少なく、主に田舎のが主客です。昔は室町(現・東京都中央区日本橋室町周辺)に多かったのでしょうか、今でも室町見世と言います。

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ACジャパン

 東日本大震災発生以降、テレビでACジャパン(旧公共広告機構)のコマーシャル(CM)が大量に流されています。

 ACジャパンは、全国の企業から寄せられた資金で運営されている非営利の特例社団法人で、広告を通じて社会に貢献しようとの趣旨の下に活動しています。その広告は通常、企業がCMを自粛した際や、番組がスポンサーを獲得できない場合などに、空いてしまった広告枠を埋めるために放送される仕組みになっています。

 そして今回の大震災で多くの企業がCMを自粛し、内容が今般の情勢にそぐわないCMが取りやめになったりしたため、結果としてACのCMが大量に放送される事態になりました。

 ちなみに、ACのCMで使われている金子みすゞの「こだまでしょうか」という詩と、宮澤章二の「行為の意味」という詩の一部(「思い」は見えないけれど「思いやり」はだれにでも見える)に問い合わせが相次ぎ、関連本への注文が急増しているそうです。

 一方、今回放映されているCMは空白になった広告枠を埋めるために予めスットクされていた素材であり、内容的に非常時対応で作られたものではないことから苦情も殺到。ACのCMを流すのは放送局側の自己都合・自主判断なのですが、中には「ACが広告枠を買い取ったのか」などといった的外れな問い合わせも多いそうです。

 尚、アントニオ猪木氏、西田敏行氏、SMAP、サッカーの長友佑都選手らが出演した、東日本大震災の被災者支援を呼び掛けるACの新CMが近々オンエアされる予定です。

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風媒花

 花粉の飛散がピークの時期を迎えており、特に雨上がりの日や風の強い日には特に飛散量が多くなるため注意が必要です。


 ところで、植物が美しい花を咲かせ、密を分泌し、甘い香りを放つのは、鳥や昆虫などを誘引し彼らに花粉を運んでもらい受粉を媒介してもらうためです。

 このように虫や鳥を誘因するために適応し進化した花を「虫媒花」または「鳥媒花」と呼びます。

 一方、風に花粉を運ばせることを選択しそこに運命を委ねたのが「風媒花」。

 虫や鳥に限らず人をも魅了する美しい花や甘い蜜は、風媒花にとってはすべてが無用なもので、目立たない花をつけ、風が吹くのをひたすら待ちます。そのため風媒花の花粉は風に乗りやすいようにさらさらしており、量も多いのが特徴です。

 生き残る術として風に花粉を託すのが風媒で、そこに悪気は一切ないのですが、時として悪者になってしまうのが風媒花です。

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手 縄

 先日読んだ本に、日本文化は昔からソフトウェア志向が高かったという一例として、「手縄」が紹介されていました。それによると、世界にあって日本になかったものが2つ。1つは都市城壁、もう1つは手錠なのだそうです。

 世界中どの文明をみても手錠があるのに、日本では「縄」という汎用具で縛っていました。相手の身体を傷つけず、そして身体が抜け出せないように縛るのは難しい。しかも、対象者の性別・年齢・職業ごとに縛り方も異なっていたとのことで、9種類もの縛り術を覚えるのに、岡っ引は3年も練習したそうです。

 そのような工夫はしていたのに、縛り術というソフトウェアにこだわっていた日本人には、手錠という専用ハードウェアをつくるという発想がなかったのですね。

 今では馴染みのない「手縄」を通じて、巧みの技、こだわり、美学といった、今に通じる日本人の心を感じたのでご紹介させていただきました。

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春敲門

 春は東から吹く柔らかい風に乗って訪れると言います。書道の神と崇められる小野道風(おののみちかぜ・おののとうふう)の書「春敲門(しゅんこうもん)」にはそんな意味が込められているそうです。

 ところで、「悲観主義者は、機会の中に難しさを探す。楽観主義者は、難しさの中に機会を見いだす」との言葉がありますが、物事をどのように捉えるかはその人によって異なります。そして、そのことが結果を大きく左右します。

 よく引用される次のような話があります。ある靴メーカーが未開の島に営業マン二人を派遣したところ、一人は「この島では靴を履く者がいないので見込みはない。靴は売れないだろう」と報告し、もう一方は「この島は誰も靴を履いていない!(たくさん売れそうだから)今すぐ大量に靴を送れ!」と連絡したそうです。

 「悲観論は気分。楽観論は意思の力」とも言い、物事に悲観的になることは容易く、それを理由に努力を放棄するのであればそれはそれで楽な選択ではありますが、悲観的な気分での行動が良い結果につながるのは稀なことです。上記の例では一つの事象に対し全く異なる捉え方をしているのですが、とっかかりのこの差はその後の展開に大きな差を生じさせます。

 ちなみに冒頭でご紹介しました道風には次のような逸話があります。

 道風は自分の才能のなさに自己嫌悪に陥り、書の道をやめてしまおうかと真剣に悩んでいたそうです。そのような時期のある雨の日、蛙(かえる)が柳に飛びつこうと、何度も何度も挑戦しているのを見かけます。初めは不可能なことと蛙をバカにしていましたが、いつしか蛙を応援している道風。その時、偶然に風が起こって柳がしなり、蛙は見事に柳に飛び移ります。これを見た道風は蛙をバカにした自分を恥じます。一生懸命努力をして偶然を自分のものとした蛙ほどの努力を自分はしていないことに気づき、その後の血を滲むほどの努力をするきっかけになったといわれます。

 花札で人物が登場する唯一の絵柄「雨(に小野道風)」はこの場面を描いたものだそうです。

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アサリ

 今、アサリの最も美味しい時期です。アサリのうま味たっぷりの味噌汁、そしてパスタではアサリたっぷりのボンゴレ、いずれも格別です。酒蒸しやバター焼きなども風味を楽しめます。

 「漁る(あさ)る」が転じて現在の名前になったと言われますが、春と秋の産卵期前には殻いっぱいに身が詰まっています。特に水温が上昇してくる春はエサを食べてどんどん太るため、1年中で一番美味しいアサリが食べられます。

 アサリは全国各地で取れますが、主産地は愛知県と千葉県。この両県で国内生産量の半分以上を占めています。アサリにはカルシウムや鉄分のほか、良質のたんぱく質、また不足すると貧血の原因になるビタミンB12が魚介類の中でも特に多く含まれ、肝臓の強化にも効果的だそうです。

 選ぶ際は、殻にふくらみがあって、模様がハッキリしたものを選ぶ、これがコツだそうです。

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ワサビ

 葉や花を食用にする畑ワサビ(葉ワサビ、花ワサビ)が収穫の時期を向かえています。

 ワサビは徳川家康も愛好したことで知られ、大御所として駿府にいた頃、門外不出の御法度品にもなっています。また、日本的なものをイメージさせるワサビは、仏映画の題名になるほど海外でも知られた香辛料です。

 日本食によく合うワサビと並ぶ香辛料にカラシ(芥子)がありますが、ワサビとカラシは同じアブラナ科の植物で、辛味成分もアリルイソチオシアネートという同じ物質だということをご存知でしょうか? ワサビとカラシの風味の違いは主に、グリーンノートという香り成分にあります。これがワサビには含まれ、カラシにはありません。

 ワサビは特別の肥料や手間を必要としないのですが、競争力が弱く、天然のものはあまり大きくなりません。他の植物を寄せ付けないようにするため、その効果があるアリルイソチオシアネートを土中に出すワサビは、その効果のため自身の成長も阻害されます。

 そのため生食用の沢ワサビは、常に新鮮な水が流れ、アリルイソチオシアネートが土中に留まらない水はけの良い段々畑のようなところで大きく育てられます。一方、畑などで栽培される葉ワサビの根は小ぶりで、葉や花が食用にされ、わさび漬けに加工されます。

 ちなみに、チューブ入りワサビの原料には、主に大根臭の少ないワサビダイコン(西洋わさび、ホースラディッシュ、レフォール)を緑色に着色したものが用いられており、メーカーによってはワサビ(主に地下茎以外の部分)が50%以上含まれるものを「本わさび使用」、50%未満の場合を「本わさび入り」としているようです。

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海外メディアの報道

 今回の巨大地震に関して海外メディアが発したメッセージのいくつかをご紹介したいと思います。


◆ワシントン・ポスト

 「大災害が起こった後には社会の強さが露呈する。生存者らは穏やかで理性的であるだけではなく、礼儀正しさと驚くほど互いに励まし合い、困難に立ち向かっている」

 「日本は世界で唯一、原爆投下された国だからこそ、可能な限り精密に原子炉を作っているはずだ。有能で技術に秀でた日本人が安全な原子炉をつくることができなければ、誰ができるというのか」


◆USAトゥデイ

 「原子炉内には、核爆発を引き起こすのに十分なウランが存在しない」

 ※原発事故による核爆発の危険性について、ダルトン原子力研究所の教授がその可能性はないとして理由を述べています。


◆フィナンシャル・タイムズ

 「これほどの悲劇に慣れさせられた文明があるとすれば、それは日本社会である。日本の国民はうまく対処していく。それは間違いないように思える」


◆ニューヨークタイムズ

 「自分は日本人の回復力と忍耐力の強さに接し、高潔さと勇気を感じた。日本人はきっとそうした力を発揮するだろう」

 「無名の彼らは、何百万人もの同胞を危険にさらすことのないよう、放射線と火災に勇敢に立ち向かっている」

 ※敷地内にとどまり原子炉の冷却に当たっている作業員らの奮闘について、「最後の砦」という見出しをつけて取り上げています。


 日本国内にいる外国人に退避の動きが広がっている中にあって、ロシア通信東京支社長は東京に残る理由について「危機的状況下でも、日本では略奪行為やパニックが起きていない。この社会は大丈夫だと信じる」と述べています。

 そして、世界中の耳目を集める福島第一原発への対応が山場を迎えつつあるようです。「天は乗り越えられない試練を与えない」と言いますが、日本が試されています。

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買いだめ

 この辺でもガソリンスタンドは長蛇の列で、スーパーでは水や牛乳、コメやトイレットペーパーも売り切れ、食品売り場の陳列棚はスカスカといった状況となっています。
コンビニではおにぎりやカップ麺が売り切れ、パン屋さんの陳列棚は何もなしという状況です。

 また、ホームセンターでもガスコンロやボンベ、ヘルメットやポリタンクも売り切れとなっています。

 本来は被災地に振り向けるべきものを買いだめする、これでいいのでしょうか?

 今被災地では水・食料等が不足しておりますが、それでも整列し整然と順番を待っている様子がTV,新聞等で報道されています。
被害にあっていない東京でこのようなことが起きて居ることにビックリしたと同時にガッカリしました。

 被災した方々の困窮は、決して他人事ではありません。
非常に考えさせられる思いをしました。

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東日本大震災による災害お見舞い

 この度の東日本大震災により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます

一日も早く復旧されますぅようお祈り申し上げます

 なおこのブログは暫く休止いたしますのでお知らせいたします

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ホワイトデー

 町を歩くと、目に付くのは「ホワイトデー」の看板ばかりでした。

バレンタインにチョコくれた女の子が好きだったら、キャンディをおかえしし、嫌いだったらマシュマロやおせんべいをおかえしすると言う伝説はいずこやら。近頃では、おかえしにお菓子だけじゃなく、ネックレスや指輪などの装飾品や化粧品、はたまた、下着類まで送られるようです。

私が子供の頃は、ホワイトデーどころか、バレンタインなんて風習もあまり知られていなかったような・・・甘い物は食べないから、バレンタインにチョコもらえなくてもかまわないし、チョコもらえないから、ホワイトデーにおかえしする必要もないので、私には縁のないイベントだと思っています・・・日本人は昔から、外国の文化を取り入れて、それを自国の文化に吸収してしまうのが上手と言う特性があるようですが、でもでも、もう少し、日本古来の、江戸時代から続くような文化・風習を大事にしてほしいと思います。

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今冬の積雪

 桃の節句も過ぎ春の気配が色濃い暖かなイメージですが、今年ももうすぐ春めいてくるものと思います。

 今冬は、特に12月末から1月末にかけては日本海側を中心に記録的な豪雪となり、山沿いでは3メートルを超える積雪の所もありました。ちなみに、アメダス(地域気象観測システム)を含む全国330の観測地点のうち、22地点で積雪の深さが観測史上1位を更新しています。

 観測地点        今冬の積雪の深さ  昨冬までの記録

 北海道 茅部郡森町       81cm    77cm
 秋田県 鹿角市        102cm   101cm
 秋田県 横手町        192cm   176cm
 秋田県 由利本庄市      177cm   171cm
 秋田県 湯沢市(湯沢)    175cm   143cm
 秋田県 湯沢市(湯の岱)   200cm   180cm
 岩手県 岩手郡葛巻町     114cm   109cm
 岩手県 八幡平市        75cm    62cm
 岩手県 北上市         68cm    58cm
 山形県 最上郡最上町     212cm   205cm
 山形県 鶴岡市        131cm   129cm
 富山県 氷見市        112cm    99cm
 石川県 七尾市         74cm    72cm
 福井県 越前市        116cm    92cm
 福井県 南条郡南越前町    244cm   236cm
 京都府 京丹後市       110cm   102cm
 岡山県 真庭市        137cm   125cm
 広島県 山県郡北広島町(八幡)207cm   182cm
 広島県 山県郡北広島町(大朝)104cm    89cm
 島根県 飯石郡飯南町     152cm   134cm
 島根県 邑智郡邑南町      91cm    84cm
 鳥取県 米子市         89cm    80cm

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勝ち組

 このところ、「格差社会」・「勝ち組」・「負け組」といった言葉があちこちから聞こえてきます。それに関しまして興味深い話をご紹介させて頂きたいと思います。

 『山女(やまめ)とサクラマスは元々同じ魚だそうです。稚魚の時、餌の奪い合いとなり、生存競争に負けた山女の稚魚は清流から追いやられ、川を下って海に行く。海には栄養源となる豊富なプランクトンがいる。それを食べ育った山女はやがてサクラマスとして産卵のために生まれた清流へ戻る。そこには勝ち残った山女が暮らしている。負け組の山女であるサクラマスの体重は勝ち組の山女の10倍以上になっている・・・』

 「格差」・「勝ち組」・「負け組」といった言葉が身近な社会で頻繁に使われる昨今ですが、最近では勝ち組企業が負け組に転落するケースも珍しくありません。その一方で、負け組と言われた企業が大化けするケースもたくさん出てきています。これは、企業ばかりではなく、人に対しても多くのケースで当てはまりそうです。

 リチャード・ニクソンの「人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのだ。」という言葉、また柔道家である神永昭夫氏の「勝負は負けた時から始まる」という言葉も同様の意味合いで心に残ります。

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天子南面

 京都御所はむかし「内裏(だいり)」と呼ばれていました。「内裏様」といえば宮中の貴人を指し、雛壇に飾られる「右近の橘と左近の桜」も御所の正殿である紫宸殿(ししいでん)を模しています。

 紫宸殿にあったのは当初は梅でしたが、乾枯したのをきっかけに桜に植え替えられました。神話の頃、コノハナサクヤヒメが富士の頂から種を蒔いて咲いたと言われるのが桜で、古くから日本人に親しまれてきました。橘は常緑の葉が永遠を象徴する縁起の良い木です。

 雛壇に桃の花が飾られるのは、上巳(旧暦三月最初の巳の日)のころに咲く花であり、安産や強い生命力の象徴とされいることにちなみます。中国では桃の実を不老長寿の仙薬とする伝説もあり、さらに魔を祓う力もあるとされています。ちなみに昔々の桃太郎の話は老夫婦が桃を食べて若返り、子供を授かるというお話でした。

 ところで、ひな祭りは既に終わりましたが、お雛様を飾る際左右の位置で迷われることが多いと聞きますが、古式では「左上座」の伝統から向かって右側に男雛が座るのが慣わしです。しかし、現在の一般的な雛飾りでは、結婚式の新郎新婦と同じく、男雛が向かって左、女雛は向かって右側に座っていることが多いようです。

 もともとは「天子南面」と言われますように、天子は南に向いて座り、日の出の方角(東、天子の左手側、向かって右)が上座で、日没の方向(西、天子の右手側、向かって左)が下座となるため、男雛の右手側に女雛を置くのが古来からの伝統です。

 しかし、国際儀礼(プロトコール)では原則として右上位(向かって左側が上位)であるため、現在のような向かって左側に男雛を置くスタイルが広がりました。ちなみに、現在の皇室も国際儀礼を範としており、一般参賀などでは天皇陛下が向かって左側、皇后陛下が向かって右側にお立ちになります。

 結論としましては、古式に則り男雛を向かって右に置くのか、現代風に左側に置くのかは好みでどちらでも構わないそうです。

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サヨリ

ちょうど今頃が旬の「サヨリ」。その姿形から漢字では「針魚」、「細魚」と書きます。石川県では春の県魚に指定され、「花見魚」の別名で呼ばれ、京都府でも春の府魚に指定されています。

 脂の乗り具合はほどほどで、姿形と同様に味は上品。刺し身が最も一般的ですが、てんぷらやお吸い物、一夜干しにしても美味。寿司店では、通好みの上ネタとして扱われています。

 鮮度が落ちやすく、腹部から痛んでくるため、スーパーなどで選ぶ際には腹部に透明感があり、また目の黒い部分と白い部分がはっきりしているもの、これが良いそうです。

 ちなみに、お腹の部分を開けると中が真っ黒なため、腹黒い人のことを「サヨリのような人」 と言う場合があるようです。

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六 曜

 冠婚葬祭などの日取りを決めるときに、「大安なので、この日に結婚式を・・・」とか、葬儀の日を決めるのに「友引なので、葬式を繰り上げよう・・・」といった話をよく聞きます。

 ここで使われている「大安」・「友引」などは、古代中国の「六曜」(ろくよう)という暦の考え方にもとづいており、三国志で有名な諸葛孔明が戦いの際に、吉凶の日を知るのに利用したことに端を発しているそうです。

 この六曜が日本に伝わったのは江戸時代半ばで、現在使われている六曜のそれぞれの日には、次のような意味があります。

・先勝・・・午前が良く、午後は悪い

・友引・・・正午のみが凶

・先負・・・午前が悪くて、午後が良い

・仏滅・・・1日じゅう最凶の日

・大安・・・1日じゅう良い日。大安吉日という。

・赤口・・・昼だけが吉。朝・夕は凶で災いに出合いやすい


 本来は中国で、戦や争いごとの吉凶の日を占うものでしたが、次第に日本では日常生活全般に用いられるようになりました。

 なかでも「友引」は、その文字の連想から「友を引く」との意味に取られるようになり、葬儀などの弔事が避けられるようになったそうです。

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国勢調査

 先日、2010年国勢調査の人口速報値が発表されましたが、同年10月1日現在の日本の総人口は1億2805万6026人となっています。前回05年調査に比べて0.2%(年率0.05%)増とほぼ横ばいです。ただ、伸び率は過去最低で、増加しているのは東京や神奈川、千葉、沖縄、滋賀、愛知、埼玉、大阪、福岡など9都府県にとどまり、秋田や青森、高知など38道府県で減少。市町村数別では、全国1728市町村のうち、4分の3に当たる1321市町村で人口が減少しており、人口の地域間格差が広がっています。

 全国の世帯数は05年の前回調査より4.8%増の5195万1513世帯となり、核家族化の進展などで初めて5000万世帯を突破。1世帯当たりの人数は過去最低の2.46人となっています。

 都道府県別では、東京都が1316万2千人でトップ、2位は神奈川県で905万人、3位は大阪府で886万3千人、4位は愛知県で740万8千人、5位は埼玉県で719万5千人、次いで千葉県、兵庫県、北海道、福岡県、静岡県の順となっています。

 ちなみに、最も少ないのは鳥取県で58万8千人、次いで島根県71万6千人、高知県76万5千人、徳島県78万6千人、福井県80万6千人となっています。

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八百屋お七

 お七さんは、江戸初期の寛文六年(1666)、下総国千葉郡萱田(現・千葉県八千代市萱田)に生まれ、江戸の八百屋太郎兵衛の養女となります。

 天和二年(1683)の天和の大火で駒込の円乗寺に避難し、そこの寺小姓吉三 (きちざ)に一目惚れ。やがて、再建された家へもどりますが、吉三に逢い たい一心で、もう一度、家が焼ければ、円乗寺に避難できると思い、放火を します。しかし、燃え広がる炎を見て怖くなり、自ら火事を通報したため、 大火にはなりませんでしたが、放火罪は江戸では火あぶりの刑。天和三年三月二十九日(グレゴリオ歴1683年4月25日)鈴ヶ森刑場で火刑に処されました。 遺体は、お七の実母が哀れに思い、故郷の長妙寺(現・千葉県八千代市萱田 町六四〇)に埋葬されました。墓には、「妙栄信女 天和午戊三月二十九日」 と刻まれ、お寺の過去帳にも簡単な記載があるという、実在の人物です。

 このお七の放火事件・火あぶりの刑を、江戸の浮世草子作者・井原西鶴が、 お七処刑から三年後の貞享三年(1686)に、著書『好色五人女』の巻四に取り 上げたため、お七は有名人となり、様々な浄瑠璃・歌舞伎の題材として採用 されていますし、落語でも、「お七」「お七の十」「くしゃみ講釈」 などで取り上げられています。

 浮世絵などで見ると、お七さんはすごい美人に描かれていますが、実際は、 短身小太りのおブスちゃんだったようです。江戸では放火罪は火あぶりの刑 ですが、それが適用されるのは十六歳(数え歳・現代の満年令だと十四歳) から、十六歳未満は、死罪にはなりません。お七は十六になったばかりなの で、お七を裁いた町奉行・甲斐庄正親(かいのしょうまさちか)は哀れみ、 何とか命を助けようと「その方は十五歳であろう」と謎をかけますが、鹿政談の豆腐屋の与兵衛さんのように、正直に「十六歳」と申告したため、火あぶりとなりました。

 江戸で火あぶりの刑に処せられた女性はお七さんだけ、と言う説もありま す(私もまだ詳しい事は調べていません、あしからず)。また、江戸の火あ ぶりの刑は、土中に柱を一本立てて、そこに罪人を縛り付け、罪人と同じ高 さに(罪人の姿がかくれる程)薪を積み上げ、足下から火を付ける、と言う ものです。しかし、十六歳の娘が火で焼き殺されるのは忍びないと、薪を積み上げる役人が、見物人(江戸の処刑は公開処刑)から見えないように、そっと薪の中に入り、火をつける前にお七さんを絞殺しておいた、なんて説もあります。

 なお、お七の生年である天和二年は、丙午(ひのえうま)の年で、ここから、丙午に生まれた女性は気が強く、亭主を尻に敷き、焼き殺す、などの伝承が生まれました。

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 ちょうど今頃が旬の「蛤」(はまぐり)。ペアの貝殻同士でしか形が合わないことから、相性の良い相手に出会えるようにとの願いを込め、桃の節句や婚礼のお膳に吸い物などにして並べられます。

 吸い物のほか、焼いたり酒蒸しにしたりして食べますが、火にかけると勢いよく殻を開きます。京都御所の「蛤御門」は、江戸時代の大火の際に開門したことからこう呼ばれています。

 かつては日本各地で採れましたが、1980年代以降の干拓や埋め立て、海岸の護岸工事などによって生息地の浅海域が破壊されたために一部の地域を除いて絶滅状態になり、最近は中国産のシナハマグリが大半を占めています。

 輸入されたシナハマグリは、日本の浅海域で一時畜養されると、「国産」・「~県産」・「地はまぐり」の表記が可能となるために、これが市場に大量に出回っています。

 「ハマグリ」という名前は、浜辺にあり、栗と形が似ていることから「浜栗」と呼ばれたことに由来するそうです。 

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江戸川柳

 「あさつきのなますしんぜて首を抜き」。首 を抜くなんて物騒な川柳ですが、真意はお分かりになりますか?たぶん現 代人には理解できないのではないでしょうか。

 昨日は新暦三月三日、雛祭りですね。そして、今日三月四日 は「納雛(おさめびな)」の日です。昔から、お雛様を仕舞うのが遅れると、 娘さんの婚期が遅れるという俗信があるので、三月四日になれば、早々にお雛様を仕舞います。

 それから「あさつき」ですが、浅葱・糸葱と書くユリ科の多年で、ネギの 一種です。ネギの仲間で最も細く、葉とラッキョウの様な鱗茎(地下茎)は食用になります。

 で、先ほどの江戸川柳の謎解きです。江戸では、三月四日の納雛の時、お 雛様にあさつきのなますをお供えしてから、お雛様を箱に仕舞うと言う慣習がありました。つまり、お雛様にあさつきのなますを差し上げた後、お雛様 の首を抜いて分解し、虫が付かない様に樟脳をまぶして、和紙でくるんで箱 に入れ、押入などに仕舞うのです。お雛様の首が抜ける、と言うことがあります。お雛様は、ニカワがゆるんで、 首がユルユルになっていることがありますが、そうでなくても、江戸のお雛様の首は、強く引っ張れば、抜ける構造になっているのですね。現代人には理解不能の江戸川柳を、また、ひとつ、解釈できるようになりました。

 そして、三月四日は、江戸では商店などの奉公人の「出代り(でがわり)」 の日でもありました。江戸の商店に勤める奉公人は、今で言う「契約社員」 で、多くは三月四日を持って終了する一年契約の勤め人です。再雇用しても らえる事を「重年(ちょうねん)」「居なり」と言います。古くから、この 出代りの日に、お店の主人が奉公人に「あさつきのなます」を振る舞う習慣 があり、三月四日が納雛の日でもあったので、奉公人に振る舞うついでに、お雛様にもあさつきのなますを進ぜる様になったようです。

江戸川柳 あさつきを 下女は泣き泣き 替へて喰ひ

 この下女さんは、「重年」がかなわなかったのでしょう。今日をもって、 解雇です。ここのお店での奉公は、今日で最後、出されたあさつきのなますを、泣きながら、なかばヤケで、お代わりして食べています。

     涙雨 あさつき臭い 口を吸う

 三月に降る雨を「涙雨」とも呼びます。解雇された下女さんは、お店の奉 公人同士の淡い恋をしていました。昨日までは、毎日、同じ職場で頻繁に会え、人目を忍んだ秘め事もあったのかもしれません。でも、今日でお別れです、これからは、彼氏に頻繁に逢う事もできないでしょう。あさつきのなますを食べた後、彼氏と最後のキスを交わす・・・庶民のはかない恋の風情です。

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語呂合わせ

 今日3月3日は女の子の健やかな成長を願う「雛祭り」ですが、3(み)3(み)という語呂合わせから、耳や聴力への関心を高めて聴覚障害の予防・治療を徹底する為の「耳の日」とも制定されています。

 語呂合わせから「虫歯予防デー」は6月4日、鼻の日は「8月7日」等々、日本人が数字を気にする習性は非常に強く、洞爺丸遭難が9月26日で伊勢湾台風も同じ9月26日だったりと重なりますと皆が9月26日を気にするようになったりします。

 また、奇数を好む人、偶数を好む人もそれぞれで、切符を買えば印刷された通し番号の数を見て、一喜一憂するサラリーマンも少なくありません。二で割り切れると吉で、三で割り切れる数は凶、と縁起をかつぐ人もいます。六の字嫌いの極端な人は九まで嫌います。おかしいようですが、「9」は「6」のさかさまだからやっぱりイヤというわけです。

 電話番号や車のナンバーで嫌がられるのをちょっとまとめてみますと、49─死苦、63─無産、79─泣く、86─病む、89─厄、0079─まるまる泣く(まるまるなくす)、1564─人殺し、1818─いやいや、3742─皆死に、4286─死に病む、4979─よく泣く、4989─四苦八苦・・・ときりがありません。

 スポーツ界ではラッキー・セブンでも、日本では昔、七は気になる数で「月のついたち、日の七日」の諺まであります。七日滞在も忌(い)まれて「居り七日」といい、「出ず九日、帰らず七日」ともいいます。七難九厄ともいって、七、九のつく年を厄年にする地方もあるそうです。

 一方では、「七の字尽くし」の詩歌もあるという具合で、古来の忌数(いみかず)、聖数新旧取りまぜ、余りこだわりますと、それこそ四九八九することになりかねません。

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シジミ

 「生きた肝臓薬」、或いは「肝臓の守護神」とも言われ、寒さが厳しくなる頃に身が肥えて最も美味しくなる『シジミ』。肝機能を高めるタウリンやグリコーゲンを多く含み、たんぱく質特有のうまみがあります。

 日本でとれる『シジミ』には、「マジジミ」や琵琶湖産の「セタシジミ」など淡水産もありますが、食卓にのぼる大半は海水と淡水が混じり合う汽水域に生息する「ヤマトシジミ」です。島根県・青森県・茨城県が主な産地ですが、全国の漁獲量は水質汚染などでここ50年で4分の1に減っています。

 砂抜きをする場合は、真水につけるとうまみ成分のアミノ酸を放出するため、塩水の方が美味しさを保てます。スーパーなどで選ぶ際は、「触ると素早く殻を閉じるもの」、これが新鮮さの目安となります。

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ガチョウと黄金の卵

 「アリとキリギリス」や「ウサギとカメ」などで有名なイソップ寓話の中に「ガチョウと黄金の卵」という話があります。

 農夫の飼っているガチョウがある日、黄金の卵を産んだ。農夫は初め信じられなかったが、来る日も来る日も同じことが起きて、やがて農夫は大金持ちになった。

 富が増せば増すほど欲が出て、農夫はせっかちになっていった。一日一個しか産まれない黄金の卵が待ちきれなくなった農夫は、腹の中の卵を全部一度に手に入れようとガチョウの腹を開けてしまう。しかし、腹の中に卵はなく、ガチョウまで死なせてしまう。

・・・というお話です。

 人は目標を達成する(黄金の卵を手に入れる)ことには執着しますが、そのための資源や達成する能力(ガチョウ)には配慮しないことが多々あります。

 上記の寓話が教えている教訓は、「欲張り過ぎて一度に大きな効果を得ようとすると、その効果を生み出す資源を失ってしまうことがある」ということです。目標を達成することはもちろん大事ですが、その効果を生み出す資源や能力についてのケアやフォローを疎かにしてはいけません。

 便利な機械もメンテナンスを怠れば後々大きな出費につながります。整理整頓をしない子供に対し、片づけることにばかり目を向けてしまうと、片付けするよう終始小言ばかり言っているということにもなりかねません。しまいには脅迫したり大声で叱ったりということになりがちで、子供のやる気を削ぎ、黄金の卵を産む大切なガチョウの健全な育成を阻害することになってしまいます。

 
 「ガチョウと黄金の卵」の寓話は「長期的に大きな効果を得るには、その効果を生み出す資源にも十分な配慮が必要である」ということを示唆しています。

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