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2011年7月

企業の意外な関係

 企業には様々な歴史がありますが、意外な関係でつながっていたりします。

 例えば、盛田金しゃちビール(現ワダカン事業部)や日本最初のコンビニであるココストアは、盛田昭夫(故人、ソニー創業者の一人)の盛田家の事業であり、この盛田家とPasco(パン・シキシマ・カンパニー)で有名な敷島製パンの盛田家やミツカングループの中埜家とは姻戚関係であるとか。

 また、日産自動車と日立は以前は同じ企業グループであり、三洋電機創業者の井植歳男は松下幸之助の妻の弟であり、松下電器産業の創業時は文字通りの家内工業であった云々。

 楽器で世界最大のヤマハと2位のカワイの創業者も、もともとは同じ所で働いていました。

 明治の頃、時計の修理や医療用機械の修理を請け負っていた山葉寅楠(とらくす)が、壊れたオルガン(風琴)を直したのをきっかけに明治21年に創業したのが「山葉風琴製造所」でした。

 明治20年、山葉風琴製造所に入所したのが当時11歳の河合小市で、天才的技術者だった彼は「発明小市」「楽器王」などと呼ばれ天賦の才を発揮しましたが、やがて父とも師とも仰ぐ寅楠が亡くなり、別の資本家に実権が移ったことをきっかけに独立し興した会社が河合楽器製作所です。

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食べ合わせ

 一緒に食べると害があるとされる食物の組み合わせを「食べ合わせ」と言い、昔からそれらを一緒に食べてはいけないとされてきました。

 その一つに「うなぎと梅干」というのがありますが、医学的には根拠がなく、胃酸を濃くする梅干の働きが、うなぎの脂分の消化を助けるのでかえって好ましいそうです。「うなぎと梅干」には贅沢への戒めといった説などがあるようですが、同時に多量に摂取すれば消化不良を起こしやすくなるため、食べ過ぎには注意です。

 ちなみに、「天ぷらとスイカ」「うなぎとスイカ」と言った食べ合わせは、油分の多い食べ物(天ぷらやうなぎ)と水分の多い食べ物(スイカ)を一緒に食べると、胃液が薄まり消化不良を起こし、体調を崩すことがあるため避けた方が無難です。

 また、「天ぷらとアイスクリーム」のように、体を温める食べ物(天ぷら)と体を冷やす食べ物(アイスクリームや氷)を一緒に食べると、胃に負担がかかるため、それを戒める意味の食べ合わせもあります。

 この時期、あの蒲焼きの香りはなんとも食欲をそそります。夏バテ予防にも是非食べておきたいところです。尚、2年連続の稚魚の不漁と輸入うなぎの価格上昇によって店頭価格が例年以上に値上がりしていることがうなぎの消費に影響しそうです。

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気象用語

 天気予報などで「真夏日」、或いは「猛暑日」という言葉をよく耳にします。その『真夏日と猛暑日はどう違うの?』という単純な疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。

 気象庁の用語を調べてみましたら、以下のように定義されています。


   ☆夏日 ・・・・日最高気温が25度以上の日

   ☆真夏日・・・・日最高気温が30度以上の日

   ☆猛暑日・・・・日最高気温が35度以上の日

   ☆熱帯夜・・・・夜間の最低気温が25度以上のこと
             

 ちなみに、「冬日」は日最低気温が0度未満の日となっており、「真冬日」は日最高気温が0度未満の日という違いとなっています。

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ザ・ランキング

 米経済誌フォーチュンが先日発表した2011年版の世界企業500社番付のトップ10は下記のようになっています。

                       (2010年売上高)
                       
  1位 ウォルマート(米)           4218億ドル

  2位 ロイヤルダッチシェル(英蘭)    3781億ドル

  3位 エクソンモービル(米)        3546億ドル

  4位 BP(英)                  3089億ドル

  5位 シノペックグループ(中国)      2734億ドル

  6位 チャイナナショナルペトロレアム(中国) 2401億ドル

  7位 ステートグリッド(中国)        2262億ドル

  8位 トヨタ自動車              2217億ドル

  9位 日本郵政                2039億ドル

 10位 シェブロン(米)             1963億ドル


 世界企業500社番付における国別の企業数では、米国が133社(前年139社)でトップ。2位の日本は68社(同71社)で、3位の中国は61社(前年46社)と、中国の躍進が目立ちます。

 企業別では、ウォルマートが2年連続の首位で、ランキング上位にはエネルギー価格の上昇の恩恵を受けてエネルギー企業が目立ちます。

 5位のシノペック(中国石油化工集団)は前年の7位からランクアップ。ペトロチャイナ(中国石油)の親会社チャイナ・ナショナル・ペトロレアム(中国石油天然気集団)も前年の10位から順位を上げ、中国最大の送電会社ステートグリッド(国家電網)も前年の8位から一つ順位を上げています。

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枝 豆

 ビールのおつまみの定番と言えば「枝豆」。今、その「枝豆」が最も美味しい季節です。

 今では1年中冷凍品が食べられますが、7~8月が本格的な旬です。日本では栄養豊富な食品として平安時代から食べる習慣があったそうですが、最近では米国でも健康食品として注目が集まっています。

 たんぱく質やビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維を含んでおり、ビタミンB1にはアルコールの分解を促す働きがあり、ビールのつまみにはもってこいです。

 枝豆を美味しくゆでるコツは、4%の濃度(水1リットルに塩40グラム、枝豆250グラム)で3~5分ゆでることだそうです。枝豆の場合、4%が最もバランスがとれた濃度であり、硬くならずに軟らかいまま、さらに水分を失わないので「プリプリ」、「ふっくら」。とても美味しく出来上がるそうです。

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最高気温

 暑い日が続きますと食欲が減退して夏バテ気味になりますが、そんな時は沖縄の代表的な野菜で今が旬の「ゴーヤ」(ニガウリ)が最適だそうです。

 ゴーヤに含まれるビタミンCはキャベツの2倍。加熱によってもほとんど壊れず、そのビタミンCやゴーヤに含まれるカロチンが疲労回復に大変効果があるそうです。また、高血圧予防に役立つカリウムも多く含まれています。卵や豆腐と炒めた料理「ゴーヤチャンプル」がポピュラーですが、夏バテ対策に試してみる価値がありそうです。

 ところで、世界最高気温は、1921年7月8日にイラク南部の都市バスラで記録したセ氏58.8度だそうです。60度近い暑さともなりますと想像がつきませんが、ペルシャ湾の一番奥にあるこの一帯は、世界で最も暑い地域の一つです。その暑さの経験者によりますと、「暑い」よりも「痛い」感じらしいです。そのため、長袖のゆったりした衣服を着て、極力肌が直射日光に当たるのを避けるということです。

 国内の最高気温は2007年8月16日に岐阜県多治見市と同日に埼玉県熊谷市で記録した40.9度です。

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数字の「三」

 数字の「三」は、古今東西を問わず神聖な数字とされてきました。中国の陰陽道では陽数と言われる奇数の中でも、天・地・人を表わす「三」は特に縁起の良い数字とされています。

 キリスト教の「三位一体」、仏教でも欲界・色界・無色界を表わす「三界」や、法身・報身・応身を表わす「三身」など、「三」は特別な数字として使われています。

 また、スポーツの世界では心・技・体の「三徳」が必要とされ、元気・やる気・根気の「三気」を持って、雑念・妄念・邪念の「三念」を排し、病気をしない・怪我をしない・気にしないのいわゆる「三しない」も大切です。

 「御三家」や「三三九度」、「三種の神器」など、「三」を使った日本語の用例もたくさんあり、ことわざには「石の上にも三年」「三度目の正直」「三人寄れば文殊の知恵」などとあります。

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ブルーベリー

 夏の果実『ブルーベリー』が出荷の最盛期を迎えています。程よい甘さと酸味が魅力で、特に「アントシアニン」という色素が目の疲労を癒やす効果があるとされ、人気が高いです。食物繊維やビタミンも豊富に含んでいます。

 その「アントシアニン」を調べてみますと、青色や紫色、赤色の色素成分であり、「抗酸化物質」であるポリフェノールの一種とのことです。眼球内の毛細血管を強くして、血流を改善し、目のすみずみまでに酸素や栄養成分を送り、眼のピントを調節する毛様体の働きをよくし、疲れ目の回復などに効果があるそうです。

 また、「抗酸化物質」とは、その名の通り酸化を防ぐ事ができる栄養素であり、活性酸素による細胞などへの攻撃を防いでくれる働きがあるそうです。野菜不足の人はその「抗酸化物質」が不足して活性酸素の攻撃に対して人体が無防備となり、細胞やDNAが損傷して老化を早めてしまったり、がんや心臓病といった病気になるリスクが高まるそうです。

 ちなみに、ブルーベリーを選ぶ際は、ブルームと呼ぶ白い粉が豊富についている方が鮮度が高く、また青紫の色が濃く、皮に張りのあるものが良いそうです。

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熱中症

 熱中症とは、外気における高温多湿や運動などによる体温上昇等が原因となって起こる症状の総称で、体温を維持するための生理的な反応によって生じた失調状態から、全身の臓器の機能不全に至るまで症状は様々ですが、症状によって以下の3段階に分類されています。


 1(軽症) ・体に力が入らなかったり、こむら返り(ふくらはぎや足の裏
        の筋肉などが突然痙攣を起こし、強い痛みを伴うこと)。

        ※多量の発汗の中、塩分などの電解質が入っていない水のみ
         を補給した場合に起こりやすい。

       ・立ちくらみや数秒程度の失神。

        ※運動をやめた直後に起こることが多い。


 2(中等症)・顔面蒼白、めまい感、疲労感、虚脱感、頭痛、失神、吐き気、
        嘔吐などのいくつかの症状が重なる。


 3(重症) ・意識障害や過呼吸、立てないなどの症状が、中等症の症状と
        重なり合って起こる。

 
 中等症や重症の症状が見られた場合には、まずその人を涼しい場所に移し、首や体を締め付けるようなボタンやベルトをはずし、体を冷やすようにするなどの応急処置を行い、救急車を呼ぶ必要があります。

 尚、旧分類で「熱射病」と言われる重症型熱中症は、死亡率が30%に達する極めて危険な病態です。

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スパイス

 暑くなりますとスパイシーなものが美味しく、また食欲をそそります。カレーライス、キムチ、冷ややっこのショウガ、ワサビのきいた寿司・・・等々です。

 私たちは、これらの香辛料の刺激を「辛い」と表現しますが、辛いは「気苛(けいら)し」からきた語で、すでに平安時代には記述が見られ、当時から強い塩味にも香辛料の辛味にも使われていたそうです。

 隣の中国では、「麻」(まー、サンショウのしびれる刺激)、「辣」(らー、唐辛子やコショウのひりひりと熱い辛さ)、「麻辣」(まーらー、舌がしびれるような辛さ)、「辛」(しん、広い意味の辛さ)などと使い分けられています。

 素材や水の持つ淡い味が好まれた日本に比べ、古来より香辛料や濃厚な味付けが発達した中国では、辛みを一語で片づけられないのかもしれません。

 サンショウ「花椒」・トウガラシ「辣椒」・コショウ「胡椒」を総称して「三椒」と言い、これが中国料理の辛みを作る代表的スパイスとなっています。

 ところで、物を食べて感じる味覚(甘い・酸っぱい・しおからい・苦い・うまい)は舌で感じますが、「辛み」を感じるのは舌ではないそうです。カラシ・ワサビの辛みは揮発性の辛み成分が鼻を抜け粘膜を刺激することで感じ、サンショウやトウガラシの辛みは、成分が人体の痛点を刺激して「痛み」として感じるそうです。

 いずれにしましても、暑くなるこれからの時期、スパイスを上手に使うのもまた「食」の楽しみです。

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江戸の鰻事情

 日本に現存する最古の歌集「万葉集」にも、「石麻呂に われ物申す 夏痩せに よしと言ふものぞ 鰻取り召せ」と言う大伴家持(おおとものやかもち)の歌があり、日本では、かなり古くから、夏の滋養強壮の食材として、うなぎがもてはやされていたのが分かります。

 当初は、うなぎを串に刺して、丸ごと焼いていました。その焼き上がった姿が「蒲の穂(がまのほ)」に似ているので、蒲(がま)の異称、蒲(かば)と発音する「蒲焼き」と言う名前になりました。やがて、京都の方で、うなぎを割いて、タレを付けて焼く調理法が考案されますが、こちらは「筏焼き(いかだやき)」と呼んで区別されていました。しかし、いつの頃からか、調理法としての「蒲焼き」は廃れ、「筏焼き」に調理されたものが、「蒲焼き」の名称で残ったのです。

 現代、皆さんが召し上がる「鰻丼・鰻重」ですが、牛丼のようなドンブリに、タレをかけたご飯を入れ、その上に蒲焼きを乗せた物を「鰻丼」、重箱の上の箱に蒲焼きを入れ、下の箱にご飯を入れた物を「鰻重」と呼ぶのですが、現代では、一つの重箱にタレをかけたご飯を入れ、その上に蒲焼きを乗せても「鰻重」と呼ぶようになっています。

 鰻丼が考案されたのは、文化年間(1804~17)の事。江戸堺町(現・中央区日本橋人形町辺)の芝居小屋のオーナー、大久保今助が、仕事で忙しく、大好きなうなぎをあつらえても、食べる頃には、冷めてしまって美味しくないため、ドンブリに熱いご飯を敷き、その上に蒲焼きを乗せ、さらにその上にもう一度熱いご飯を乗せたのが始まりです。こうする事によって、長時間、うなぎが冷めないばかりではなく、ご飯にタレが浸透して、美味しいし、芝居を見ながら、かき込めるので、あっと言う間に、この食べ方が広まり、「鰻丼」と言う調理法になります。なんか、イギリスのサンドイッチ伯爵が、大好きなトランプをしながら食べられる食事として、パンの間にハムや野菜を挟んだ「サンドイッチ」を考案したのに似てますね。でも、鰻丼は鰻丼と言う名称になり、「大久保丼」とか「今助丼」にはならなかった様です。

 で、肝心な「蒲焼きのお値段」ですが、ピンからキリまでありまして、文政年間(1818~29)、高級な物は一皿二百文(現代価格換算約七千五百円)もしましたが、路傍での焼き売りは一串十六文(現代価格換算約六百円)で買えました。ただし、この路傍の焼き売りうなぎは、固くて美味しくなかったと言います。普通のうなぎ屋さんに入り、うなぎ飯(鰻丼)を注文すると、百文(現代価格換算約三千七百五十円)から二百文と、うなぎの善し悪しや焼く職人の熟練度などによって、値段が異なりました。

 なお、今も使われている「割り箸」は、文政年間に当時のうなぎ屋さんが使い始めたものです。当初は「引割箸(ひきわりばし)」と呼ばれ、鰻丼には必ず引割箸が添えられました。それまでの飲食店は、竹の箸などを使い、 洗って何回も再利用していたのですが、引割箸は再利用が出来ないと言う清潔感があり、うなぎ屋以外の飲食店にも、急速に広まったのです。

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土 用

 今日から「土用」ですね。暦法で、立夏の前十八日を春の土用、立秋の前 十八日を夏の土用、立冬の前十八日を秋の土用、立春の前十八日を冬の土用と言い、最初の日を土用の入りと言います。通常は「春の土用」「秋の土用」 「冬の土用」と季節を冠して呼び、単に「土用」と言うと夏の土用を指しま す。今年の立秋は八月八日(旧暦七月九日)ですから、七月二十日(旧暦六 月二十日)が土用の入り。夏バテ予防にうなぎを食べる「土用の丑の日」は、今年は二回あって、最初が七月二十一日(旧暦六月二十一日)。二回目の二 の丑が八月二日(旧暦七月三日)になります。

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他不是吾

 湾岸戦争当時の米参謀本部議長を経て米国務長官を務めたコリン・パウエル氏は、成功の原理について「自分の信念を貫け」というようなことを繰り返し述べています。

 例えば「いい方向に向かっている時には、それに水を差すようなことを必ず言う奴がいるが、惑わされるな」であったり、「他人の運命を決めることはできないのだから、自分の運命を他人に任せることはない」と言うふうに。

 また、「ビジョンを持ち、その実現には貪欲であれ」、あるいは「自分の心に巣くう恐怖心や他人の否定的見解にたじろぐな」とも言っています。

 もちろん人の意見に耳を傾けることは大切です。しかしそれが活かされるのはしっかりとした自分自身の意見や決心があってのことです。


 「他不是吾(他はこれ吾にあらず)」という言葉もあります。

 これは「他人にしてもらっては自分のしたことにはならない。自分の決心で、思ったとおりにやってみなさい」という意味の禅語で、次の一節もこれに通じます。


たったひとりしかない自分を
 たった一度しかない一生を
  ほんとうに生かさなかったら
   人間生まれてきたかいがないじゃないか 

          山本有三著「路傍の石」より

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 秋は「紅葉狩り」、春は「花見」。そしてこの時期は朝早く起きて「蓮見(ハスミ)」をするのが昔の風流だったそうです。

 西洋で薔薇や百合が特別の意味を持つことに似て、蓮は東洋では特別な意味を持ちます。泥中にあって汚れを寄せ付けずに気高く咲く花、大きく広がり水を弾く凛とした葉、この姿が濁世にまみれず清らかに生きること、純粋さの象徴とされてきました。

 ヒンドゥー教の最高神の一人クリシュナ(日本では吉祥天)は、最高位の女性という意味で「蓮女(はすめ)」と言い、蓮の華は仏教では極楽浄土の象徴であり、仏陀が蓮華の上で瞑想する絵が描かれ、寺院では仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれていたりします。

 ところが日本では違った意味で使われることがあります。由来は省きますが、「蓮の葉商い」と言えばキワモノやまがい物を売ることを指し、「蓮っ葉」あるいは「蓮女」と言えば馴れ馴れしい女性や浮気性の女性という意味を持ちます。

 日常において蓮に関わるものは意外に多く、中華食器のレンゲ(散蓮華)は蓮の花と形が似ているところからその名があり、蓮の地下茎はレンコン(蓮根)として食用にされます。

 また、蓮(英名ロータス)の葉はその微細構造と表面の化学的特性によって濡れることがなく、それを「ロータス効果」と呼びますが、その研究から発展したのが撥水加工技術です。

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 「滝」。何万年も前からその場所で落下し続けていますが、季節・天候・見に行った人の心によってその見え方が異なります。特に雪解けで水があふれ出すこの時期は、最もスケールが大きくなり、見るには格好の季節となります。

 以前、滝の名所ベスト10という調査結果がありましたが、1位は北アルプスの山肌に落ちる「称名滝」となっていました。4段の滝で350メートルの落差は日本一、エメラルドグリーンの滝つぼも見事な「日本一の名瀑」にあげる人が多くいます。

 2位は「羽衣の滝」で、270メートル国内3位の落差を持つ7段の滝です。岩肌を伝う繊細な筋が優美な天女の羽衣のように見えるそうです。

 尚、1~10位までは次のようになっていました。

 1.称名滝       富山県  350メートル  段瀑
 2.羽衣の滝    北海道   270メートル  段瀑
 3.不動七重滝      奈良県  100メートル  段瀑
 4.那智の滝    和歌山県 133メートル  直瀑
 5.華厳の滝     栃木県   97メートル  直瀑
 5.三条の滝    福島県  100メートル  直瀑
 7.白糸の滝    静岡県   26メートル 潜流瀑
 7.安の滝      秋田県   90メートル 分岐瀑
 9.松見の滝     青森県   90メートル  段瀑
10.吹割             群馬県    7メートル 渓流瀑


 垂直に一気に落下するのが「直瀑」、段差のあるとことを落下する「段瀑」、途中で岩に当たって水が分かれる「分岐瀑」、傾斜の強い斜面を滑るように流れる「渓流瀑」、地中を流れてきた伏流水が断層などで地表に吹き出すように落ちる「潜流瀑」といった様々な滝の形状があります。

 ちなみに、世界三大滝は、カナダの「ナイアガラの滝」、南米の「イグアスの滝」、そしてアフリカの「ビクトリアの滝」と言われています。

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江戸の「お湯事情」

 江戸では入浴を「お湯」「お湯へ入る」と言い、公衆浴場を「お湯屋さん」と呼びます。対して、関西では、「風呂」「風呂へ入る」「お風呂屋さん」となります。これは、入浴方法の違いから来るもので、江戸では、沸かした湯に体を沈めますが、関西は熱い蒸気を体に当てる、現代で言うサウナだった事に由来します。「呂(炉)」で熱した「風」を浴びると言う事なのですが、現代では浴槽に張った湯に体を沈める事まで、「お風呂に入る」と表現する様になってしまいました。

 また、江戸の町と江戸城の建設途上の頃、江戸には、数々の土木工事に従事する肉体労働者が大勢いました。天正十九年(1591)、これに目を付けた伊勢与一(いせのよいち)と言う方が、江戸城内の銭瓶橋(ぜにがめばし)の近くに、一日、汗まみれになって働いた人達をお湯に入れて、汗を洗い流させる商売を始めました。当初はサウナ様の蒸し風呂でしたが、これが大当たりで、やがて、江戸の町、各地に公衆浴場が出来ます。浴槽セット一式を船に積んで、銭瓶橋のたもとに船を係留して、営業していたので、この船を 「湯船」と呼ぶようになり、やがて、浴槽の事を「湯船」と呼ぶようになったと言う説もあります。

 また、江戸の湯屋のお湯は、大変に熱いもので、推定で四十七度あったとされます。落語通の方なら、強情灸のまくらで、江戸っ子が、熱い湯に無理して入る描写があるのをご存じでしょう。現代のご家庭での入浴は、ぬる湯で三十八度、熱湯で四十二度くらいです。(余談ですが、雪の中の温泉に入る事で有名な、長野県地獄谷の日本猿さんたちの好みの湯加減は、四十二度だそうです。)

 四十七度のお湯は、かなり熱いため、入ると軽いやけどになりますが、それを繰り返す事により、熱い湯に入った時の刺激が、爽快感に変わるのだそうで、江戸っ子は、熱い湯にさっと入って、さっと上がる、俗に言う「カラスの行水」でした。

 対する侍は、殿様のためには、いつでも命を投げ出す覚悟が必要とされ、死に際を美しくするためにも、お湯に入るのですが、大名や高級旗本は別として、下級武士の家は、どこかの家がお湯を沸かすと、隣近所に知らせて、「もらい湯」に来る様勧めます。呼ばれた方も遠慮なく、家族七~八人がやって来て、湯に入ります。向こう三軒両隣の家族が「もらい湯」を終わってから、やっと、その家の家族が入るので、火を落とすのは真夜中になる事もありました。

 それでも、お湯の絶対数が不足しているので、下級武士(田舎侍)は、庶民と一緒のお湯屋さん(公衆浴場)を利用する事も多く、湯屋の中で威張ったり、酔って暴れたりする者も多くいました。さらに、田舎っぺは、ぬるいお湯に長時間入らないと、入浴した気分にならないのか、熱湯好きの江戸っ子をしり目に、推定四十七度のお湯に、いきなり水を入れて三十八度のぬるま湯にしてしまうので、江戸のお湯屋では嫌われ者でした。

 なお、江戸のお湯屋さんは、内部が大変暗いので、いきなり浴槽に入ろうとすると、先客の頭に、イチモツが当たってしまう事もあります。その為、浴槽に入る時は、無礼があったらごめんなさいと言う意味で「田舎モンでござい」(チャキチャキの江戸っ子でもこう言った)とか、私の体から枝の様に出ている手足がさわるかもしれませんと言う意味で「枝がさわります」とか、冷えた私の体がさわるかもしれませんと言う意味で「冷えモンでござい」などと声をかけてから入りました。また、鳶の若い威勢の良い連中などは「馬だ!馬だ!」と叫んで入ったと言います。どこが(何が)「馬」なんでしょうね?

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秋入学

 東大が、秋入学への移行を検討しているそうです。欧米の大学に合わせて秋入学にした方が、お互いの留学生の交流なども増え、ひいては国際社会などにも通用する強い東大生を作れるのではないかとのこと。入学試験と発表は今まで通り春に行い、高校卒業から大学入学までの半年間は、留学やボランティア活動に使って欲しいとのこと。

 これは確かにいいアイデアかも知れません。大学卒業前に長く学校を休んで卒業旅行に行く学生も多いようですが、この年頃の半年は貴重でちゃんと確保できた方がいいですし、一方で或る意味でなんとでもなるので就職が半年遅れても構わないでしょうし。採用する企業サイドも、東大生なら或る程度の枠を設定するようにも思え、中々賢いプランのように思えます。しかし問題は国際競争力が本当に付くかですね。

 経験によって競争力は付くのか。私は競争力は、競争させることによってしか付かないのではないかと思います。秋入学に変えるだけでなく、海外から受け入れる留学生分だけ入学の定員を減らし、しかし受験生がビビって受験しなくなっても困るので、一校だけ夏に入試を実施したらどうでしょう(大学生の受験ももちろん許す)。流石にこれではムラの掟を破ることになるのでしょうか。

 競争力は、甘い環境で付けてあげることだけは出来ないと認識すべきだと思います。

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江戸のUMA

 UMAってご存じですか?宇宙人が乗っているとされる空飛ぶ円盤を、未確認飛行物体(Unidentified Flying Object)の頭文字を取って、UFOと呼ぶのはご存じですよね。それと同じで、目撃談だけで、実在が確認されていない生物を、謎の未確認動物(Unidentified Mysterious Animal)の頭文字を取って、UMAと呼びます。有名どころでは、ネス湖のネッシーや、ヒマラヤの雪男、日本では、ツチノコ、と言った類のものです。

 江戸に出現したUMAは、まず、「人魚」。人魚さんは、善良な方の様ですが、江戸期の人魚は、美人ですが、 性格が悪く、嘘つきなので、なかなか捕まえる事が出来ないとされています。 しかし、その肉は美味で、不老不死の妙薬となります。今も日本の各地に、「人魚のミイラ」なるものが現存しますが、みな小猿の上半身に大型魚 類の下半身を縫合した「まがいもの」です。

 江戸期以前から有名で、平安武将、源頼政(1104~1180)に退治されたと言う伝説があるのが「ぬえ」。頭は猿、胴体は狸、尾は蛇、手足は虎。鳴き声は鳥のようで、夜間に「ヒューヒュー」と淋しげに鳴くと言います。ちなみに、漢字では「鵺」と書きます。江戸川柳「夜るへんに 鳥だと笏(しゃく)で書いてみせ」。頼政さん、宮中の女官たちに取り巻かれ、鵺退治の武勇伝を語っているのでしょうね、「ぬえ」とは漢字でこう書くのだとレクチャーしています。鵺ほどに 騒ぐを聞けば 毛虫なり。現代でもありそうな光景、若い女の子が大勢、悲鳴をあげて逃げまくっています。まるで「鵺」が出没したように。けど、行ってみたら、毛虫が一匹いるだけでした。

 つむじ風の中に潜み、人の体や衣類を切り裂くのが「かまいたち」。イタチの様な形ですが、両前足は鎌で、これで、人体などを切ると言われます。信越地方に発生例が多く、越後七不思議の一つにあげられています。現代科学によると、冬場の乾燥した空気が、高速で流れる時、一時的に「真空地帯」が出来てしまい、その影響と言う事です(なんか味気ない)。私の友人が小学生の時、体験した事があると聞いた事があります。冬場、トイレに行って、トイレの戸を開けた途端に、右の耳を思いっきり殴られた様な衝撃を感じて、訳も分からず、泣きながら、母親の所へ逃げて行ったら、「かまいたちだよ」と諭されました。幸い切創にはなりませんでしたが、右の耳が真っ赤に腫れ上がったそうです。

 次に「雷獣」。形は犬の様で、色は灰色。胴体が長くて、くちばしは黒く、尾は狐、爪は鷲。普段は温厚な性格なのですが、雨風にあうと気性が激しくなり、雲に乗って飛行し、雷とともに地上に落下、樹木を引き裂くと言います。これも、現代科学によると、球電(きゅうでん・ボールライトニング)と言う現象で、自然発生したプラズマのかたまりという説が有力です。江戸期は、雷獣が落ちたと言うので、大勢の威勢の良い鳶職たちが、寄ってたかって、鳶口で雷獣を打ち殺した、と言う記録がありますが、たぶん、地上に落ちた球電を、みんなで叩き消したのでしょうね。

 そして、海に住み、鰻の様な色で、その長さ何百丈(百丈=約300m!!)と言う「いくじ」なんてヤツもいます。

 真っ赤な顔に高い鼻の「天狗」。「鬼」、前出の「ツチノコ」、「河童」などなど、江戸には、たくさんのUMAがいたそうです?。

 そして現代ではウルトラマン、、ウルトラQ、ウルトラマン、 帰ってきたウルトラマン、ウルトラマン等々。
 皆様は、どんなUMAをご存じでしょうか?
まず、雪男?ただ、一口に雪男と言っても、目撃される地域によってその呼 び名は変わります。チベットでは「イエティ」、中国では「野人」。カナダ にいるのが「ビックフット」、「サスカッチ」。アメリカのミズーリ州にい るのが「モモ」。日本の広島では「ヒバゴン」。さらに有名所で、写真、8ミリ、ビデオなどに撮られているのが、前出のイギリス・ネス湖の「ネッシー」、同じイギリス・モラー湖の「モラッグ」(こいつはネッシーより凶暴で、ボートのオールを食いちぎった実績を持つ)。カナダ・オカナガン湖の「オゴポゴ」。コンゴ・テレ湖の「モケレ・ムベンベ」。日本では、池田湖の「イッシー」、本栖湖の「モッシー」、屈斜路湖の「クッシー」等々?。

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ユダヤの格言

◎ 明日のことを心配しすぎてはいけない。
  今日これから起こることでさえわからないのだから。



◎ 学んだことを復習するのは、覚えるためではない。
  何回も復習するうちに、新しい発見があるからだ。



◎ 偉人を過大に評価してはならない。
  同じように、小人を過小に評価してはならない。



◎ 1つの庭を手入れするほうが、多くの庭を持ってほったらかしにするより
  はよい。1つの庭を持つ人は鳥を食べることができるが、多くの庭を持つ
  人は鳥に食べられてしまう。



◎ あなたの手にあり、他人が欲している商品を安く売るのは、ビジネスでは
  ない。あなたの手になく、しかも他人が欲していないものを売るのがビジ
  ネスだ。



◎ 金持ちになる方法は一つある。
  明日やる仕事を今日やり、今日食べるものを明日食べること。



◎ たとえ、貧乏でも金持ちの一番後ろの列に並びなさい。

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一膳飯と一杯茶

 今はあまり聞かれませんが、ご飯を山盛りによそうことはたしなめられたものです。

 死者にお供えする枕飯は、あの世でも食べるのに困らないようにとご飯を山盛りにしてあり、ご飯を霊魂に、箸を霊魂の依り代(よりしろ)に見立て、箸は垂直に立ててあります。この枕飯に通じることから、山盛りのご飯や、箸を立てること、さらにはご飯を一膳だけで終えてしまうことは縁起が悪いとされてきました。

 今は山盛りのご飯をサービスの一つとして提供し、喜ばれることの方が多いのかもしれませんが、昔はお代わりができるようにお茶碗に八分目程度に盛り、満腹でお代わりができない場合にはよそう真似をしたと聞きます。

 一膳飯と同じように、一杯茶も「坊主に会う」として縁起が悪いものとされてきました。これもあまり見なくなった作法の一つかもしれません。

 ちなみに、朝飲むお茶はその日の厄災から身を守ってくれると言われ、朝茶を飲むのを忘れるなという意味の「朝茶に別れるな」という言葉があります。同じ意味で「朝茶には福が増す」あるいは「朝茶は七里帰っても飲め」とも言われます。

 お茶に含まれるカテキンの抗酸化力や殺菌作用、何かを始める前に一旦気を落ち着かせることで良い結果につながるなどの効果があるのかもしれませんが、今日も「朝茶はその日の難逃れ」などと思いながら朝茶を飲んでいます。

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ふとん干し

 梅雨明けまえから暑い日が続いていますが、これからは晴れた日が多くなりますので、布団を干してふっくらふくらんだ布団に寝るのは気持がいいものです。布団に含まれた水分を蒸発させ、雑菌が太陽の紫外線や赤外線によって殺菌され、ダニ退治にもなります。午前10時頃から午後2時までが干し頃で、裏と表をそれぞれ1時間くらい干せば十分です。

 ところで、干した布団を取り込むとき、誰もがパンパンとたたくのは何のためでしょうか。ホコリを叩き出そうということでしょうが、これはやめた方がよいそうです。と申しますのは、布団を叩くと綿の繊維が切れたり傷んでしまうので、弾力性がなくなり、固くなって寿命が縮んでしまうからです。

 気持として威勢よくパンパンと叩きたくなりますが、せっかく日を吸い込んでふっくらした布団をかえって固くしてしまうことになります。

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中尊寺蓮

 奥州藤原氏は、源義経と関わったことで滅ぼされ、その本拠地の平泉も一時はずいぶんと荒廃したそうです。

 奥州藤原氏の滅亡から500年後、松尾芭蕉が平泉を訪れました。栄華を極めたであろう居館跡が田園になってしまった有様を見て詠んだ句が


  「 夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡 」


 そして、朽ち果てながらもかろうじて光を残す中尊寺の金色堂においては、


  「 五月雨の 降(ふり)残してや 光堂 」


の句を残しています。

 ところで、中尊寺金色堂に納められていた藤原四代の遺体(ミイラ化した遺体と首級)の学術調査が行われた際、副葬品の中に蓮(ハス)の種子が発見されました。

 その種子はおよそ800年の時を経て大輪の花を結び、「中尊寺蓮」として毎年この時期には清楚な花容をみせているそうです。

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世界遺産

 「平泉の文化遺産」(岩手県平泉町)が世界文化遺産に登録されましたが、東北地方では初めてで、震災復興の象徴となりそうです。登録が決まったのは、金色堂で知られる中尊寺や毛越寺(もうつうじ)、信仰の山とされる金鶏山などで、奥州藤原氏が12世紀ごろに築いた寺院や庭園、史跡で構成されています。

 また、「小笠原諸島」も世界自然遺産に登録決定となっており、これで日本の世界遺産は、文化遺産12件、自然遺産4件の計16件となります。


 今回の「平泉の文化遺産」、そして「小笠原諸島」以外には、日本国内には次の14の『世界遺産』(文化遺産11、自然遺産3)があります。


1.知床(自然遺産) 

       
2.白神山地(自然遺産) 

     
3.日光の社寺 

         
4.白川郷・五箇山の合掌造り集落 

5.古都京都の文化財       

6.古都奈良の文化財 

      
7.法隆寺地域の仏教建造物    

8.紀伊山地の霊場と参詣道

9.姫路城

10.石見銀山遺跡とその文化的景観

11.広島の平和記念碑(原爆ドーム)

12.厳島神社

13.屋久島(自然遺産)

14.琉球王国のグスク及び関連遺跡群

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エアコンの冷房と除湿

 人間は、発汗してその汗が蒸発する際の気化熱によって体温調節を行っています。しかし、周りの湿度が高いと、汗は流れ落ちるばかりでほとんど蒸発しなくなるため、体内の熱を放散することができなくなってしまいます。ゆえにジメジメして暑い日は熱中症になりやすいので注意が必要です。

 未だ梅雨明けしていませんが最低気温が25度を下回らず、各地で熱帯夜となるなど、寝苦しい夜も増えてきました。さすがにこの暑さでエアコンを利用する人が増えているようですが、エアコンの「冷房」と「除湿(ドライ)」について簡単に触れてみたいと思います。

 コップに冷水を入れますとコップの表面に触れた空気が冷やされ、空気中の水分がコップ表面に結露し、その分空気中の水分が減る、これが除湿です。コップに氷水を入れた方がより多くの水滴が付きます。

 つまり、エアコンですと、空気をよく冷やす「冷房」の方が除湿量が多くなるということです。

 従来のエアコンの「除湿」は「弱冷房除湿」でしたが、最近は室内の温度をあまり下げない「再熱除湿」モードがついているエアコンもあります。消費電力については、「再熱除湿」が最も多くの電力を消費し、次いで「冷房」「弱冷房」の順となっており、これらの観点をまとめますと以下のようになります。

        <冷房>      <弱冷房除湿> <再熱除湿>

消費電力   再熱除湿より少ない 最も少ない   冷房より多い
除湿量    最も多い       あまり多くない    多い
室内の湿度 最も下がる     少し下がる     あまり下がらない


 最近のエアコンは省エネ化がすすみ、機種によって性能の差もあります。扇風機との併用も効果的で、状況やニーズに合わせてエアコンのモードを使い分けることが大切です。現在の電力使用状況を示すグラフ(電力会社の電気予報等)をチェックしながら、賢い節電を心掛けたいと思っています。

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そうめん

 今日の「小暑」から暑中に入り、暦の上では夏本番を迎えます。時候のあいさつは、梅雨明けを待って「暑中御見舞」となります。

 ところで、今日7月7日は「七夕」であるとともに「乾麺デー」または「そうめんの日」でもあります。

 その昔、宮中では七夕に素麺を食べると大病にかからないとの言い伝えから素麺(そうめん)を天の川にみたてて食べる風習があり、それがやがて庶民の間に広がり、「七夕そうめん」として今に伝わっています。

 ちなみに日本農林規格(JAS規格)では、小麦から作る麺はその太さで下記のように分類しています。

 
  ・素麺  直径1.3mm未満

  ・冷麦  直径1.3mm以上1.7mm未満

  ・うどん 直径1.7mm以上


 ただ実際には、「一般消費者に誤認されない名称に替えることができる」ため、本来乾麺であるはずの素麺に生麺タイプが存在したり、規格上は冷麦でありましても「細うどん」となっていたりするそうです。

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節 供

 本日7月7日は七夕(たなばた)の節句。桃の節句や端午の節句と並ぶ五節句の一つです。月遅れの8月7日に七夕祭りを行うところが多いようですが、もともと中国からきた行事で、年に一度牽牛と織女が天空で逢瀬を楽しむというロマンチックな伝説は皆様もご存知のことと思います。

 また、この日は短冊に様々な願いを書いて笹の葉に結びつけるという風習がありますが、織女はその名の通り天帝のために衣を織る星であり、中国ではこの日に裁縫の上達を願うところから広まってきたようです。


 ちなみに、春夏秋冬と季節が美しく移り行く日本では、気候の変り目の祝祭日のことを節日(せちび・せつび)といい、お供え物をしたり行事をおこなって祝ってきたという歴史があります。

 この節日の供物、「節供(せちく)」という言葉が、節日そのものを指すようになって「節句」ということばになったともいわれます。よく五節句というように現在にも下記のような五つの節句が伝えられています。


1月7日・・・七草粥で新年を祝う「人日(じんじつ)の節句」

3月3日・・・ひなまつりとして有名な「上巳(じょうみ・じょうし)の節句」

5月5日・・・男の子の成長を祝う、こどもの日「端午(たんご)の節句」

7月7日・・・おり姫、ひこ星の物語で有名な「七夕(たなばた)の節句」

9月9日・・・菊花の香りの酒で月をめでる「重陽(ちょうよう)の節句」

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七夕伝説

 織女は天帝の娘で機織りが上手でよく働き、牽牛も働き者でしたが一緒になった二人は結婚生活が楽しくて働かなくなってしまいます。怒った天帝は天の川を隔てて二人を引き離してしまうのですが、年に一度だけ逢うことを許されたというお話です。

 この伝説が基になった古代中国の宮廷行事や、日本古来の棚機女(たなばたつめ)の禊ぎ(みそぎ)の行事が融合し現在の形になったようです。「たなばた」は奈良時代の万葉集では「棚幡」や「棚機」でしたが、平安時代の新古今和歌集で初めて、七月七日の宵という意味の「七夕(しちせき)」の字が使われています。

 この七夕祭りも他の神事と同様に「夜明けの晩」、つまり7日の朝が空ける前の暗いうちに行うのが本来の様式です。また、童謡「たなばたさま」にある五色の短冊の五色は、五行説に由来する緑・紅・黄・白・黒の五色を指しています。

 尚、全国に知られる宮城県仙台市の七夕まつりは、今年は「復興と鎮魂」をテーマに旧暦7月7日(新暦8月6日)から3日間の日程で行われます。

 仙台の七夕まつりの会場には、亡くなった人の名や願い事を書いてもらうようにと護摩木が置かれ、そうして募った護摩木は8月16日の京都「五山送り火」で焚き上げられます。護摩木に託された被災地の願いは、煙とともに天に届けられるそうです。

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ウナギ

 連日で30度を超す暑い日が続いていますが、夏バテ対策の本命と言えば「ウナギ」です。そのウナギの価格が稚魚の不漁で高騰しています。

 主産地の出荷価格は過去最高値を記録し、平年に比べて6割強の上昇となっています。養殖ウナギの主産地、愛知県西尾市一色町の現在の出荷価格は最高値の1キロ3300円とのことですが、過去の夏場の最盛期の平均は2000円前後ですので、平年よりも65%の大幅高。東京・築地市場でも前年比3~4割高いようです。

 価格高騰の原因は稚魚の不漁ですが、稚魚のシラス産地の鹿児島県ではこの3年間で水揚げが3分の1まで減少。乱獲による減少に加えて、ダム開発などによる生息域の減少や河川の汚染などが原因と見られています。

  今年は7月21日が土用の丑。スーパーなどの小売価格も既に上昇してきており、夏バテ対策として楽しみにしていた「ウナギ」も高嶺の花となりそうです。

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クラウド

 大震災は、消費動向に大きな影響を及ぼしたように、ビジネスの現場では事業継続計画(BCP)の重要性を見直すきっかけになりました。

 事業継続計画とは、大規模な事故や災害の発生で企業が危機に直面した際に「如何に事業を継続させるか」もしくは「如何に短時間の内に事業を再開させるか」についての対策です。

 今回の大震災では、社屋や設備といったハード的な損失に加え、業務に必要な各種データや顧客情報なども津波とともに消失したケースが多々ありました。事業を再開するには、大規模な災害(ディザスタ)で被害を受けた情報システムを素早く復旧・修復(リカバリ)することが鍵となります。

 この「ディザスタリカバリ(災害復旧)」で有効なのがクラウドコンピューティングの利用です。従来は個々のハードウェアに保管・管理されていたソフトウェアやデータなどを、オンライン上のスペースに移して運用することによって、万が一の災害時のリスクを軽減するというものです。

 本来は「雲」という意味の「クラウド」は、インターネットをベースとしたコンピュータの利用形態で、今では個人向けにも有料・無料のサービスが数多く出現しています。

 リアルタイム・バックアップによるデータやシステムの二重・三重化、それにより万が一のトラブルでもデータ消失を回避し、さらにはハードウェアやロケーション(場所)に依存しない利用・運用が可能となるため、パーソナル用途としても急速に普及しているそうです。

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生涯未婚率

「生涯未婚率」。

 一生涯結婚しない人の割合かと思いきや、そうではありません。

 その定義は、「50歳時に一度も結婚をしたことのない人の割合」。

 ただ、「50歳で未婚の人は、今後もずっと独身ままいつづける確率が高かろう」ということで、生涯独身の指標として使われているのです。

 さて、この「生涯未婚率」。最新の統計(2005年国勢調査)で、何%になっていると思いますか?

◆男性の場合
 次の1~4のうち、最も適当なものはどれか?

1、 1.70%
2、 2.60%
3、 8.99%
4、15.96%


◆女性の場合
 次の1~4のうち、最も適当なものはどれか?

1、 3.34%
2、 4.46%
3、 5.10%
4、 7.25%





 正解は、男性、女性とも、「4」番です。

 男性は、50歳までに一度も結婚しなかった人が100人のうち16人いるということ。6人に1人くらいの割合です。

 女性は、100人に7人。14人に1人くらいの割合。


 男女とも、「1」は、1970年。いまから40年前。
「2」は、1980年。
「3」は、1995年です。

 同じ年で、男女を比較してみると、1980年までは、女性の生涯未婚率のほうが大きかったんですね。

 女性を男性が逆転するのは、1990年。バブル崩壊とともに、男の生涯未婚率が急上昇。

 いまやぶっりぎりで女性を上回り、ダブルスコアの高い数値です。


 自由にパートナーを選べる時代になると、逆にどうしていいかわからなくて選べなくなってしまったり、あるいは、選ぶのに大変なパワーがかかったり。


 私の周囲では、未婚のときは「結婚すると制約が多くなって自由がなくなるのでは?」と言っていた人も、多くの人が「結婚しても、自由度はそう変わらない」と言っています。

 迷っているくらいなら、「してみる」くらいがいいのかもしれません。

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桃栗三年柿八年

  「桃栗三年柿八年」(ももくりさんねんかきはちねん)


 発芽から結実まで桃や栗は3年、柿は8年かかるため、物事を成し遂げるには時間がかかることを示唆する諺です。

 桃は英語でピーチ、仏語でペッシュと呼ばれ、その昔、原産国の中国からシルクロードを渡ってギリシャ、ローマに伝えられ、17世紀にアメリカ大陸まで伝わったそうです。「毛毛(もも)」といわれ、毛がいっぱい生えた硬い果肉だったそうです。

 多くの実がなることから豊穣(ほうじょう)の象徴とされ、古くから魔よけや不老不死の仙果として重宝されていました。

 「桃源郷」の語源は、中国の漁師が迷い込んだ桃の花が咲き乱れる仙境(俗界を離れた清浄な土地)に由来します。もう一度行こうとして探しても、どこにも見つからなかったそうですが、西洋の「ユートピア」がくしくも「どこにもない場所」を指すのは「理想郷」の普遍性を示唆しているのかもしれません。

 桃には体を元気にしてくれる要素がたくさん含まれており、果肉には老化防止の働きがあり、葉はあせもや湿疹に効果があるそうです。また、種は血液の循環を良くする作用が、花はむくみを解消する働きがあるそうです。

 6月下旬から8月にかけて屋根なしで栽培する露地物の季節となります。好みの柔らかさになるまで日陰に保存し、食べる直前に冷蔵庫で冷やすと美味しさも増します。

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半夏生

 7月の英名「July(ジュライ)」は、およそ2000年前の共和制ローマの独裁官ユリウス・カエサル(英語読みはジュリアス・シーザー)が自身の家門名を月名に用いたことに由来します。

 また、7月の和名「文月」は、織り姫に書文(ふみ)を供える風習に由来するというのが定説になっていますが、稲穂がふくらむ「ふくらむ月」から転嫁したという説もあります。

 ところで、一昨日、昨日と午後は突然の激しい雨に見舞われましたが、この時期に降る雨は「半夏雨(はんげあめ)」と言って、昔から大雨になる傾向があることで知られています。

 今日7月2日は、半夏(カラスビシャクの漢名・薬草)が生ずる頃という意味の七十二候「半夏生(はんげしょう)」で、上記の雨の名称はこの半夏生に由来しています。

 暦の半夏生は、農事に関係の深い節目の日で、この日は天から毒気が降ると信じられ、井戸に蓋をして毒気が移るのを防いだり、この日採った野菜は食べてはいけないとか言われたりしたそうです。また、この日までに農作業を終え、以後数日間を休みとした風習もあり、農家にとっては暫し休息の時期だったようです。

 ちなみに今日は、疲れを癒して夏場を乗り切るために鯖(サバ)を食べるとか、田植えや麦刈りが終わった労をねぎらうためにうどんを打って食べたり、植えた稲がしっかり根付くようにとの願掛けで、くっついたら離れない蛸(タコ)を食べたりと地方によって様々ですが、半夏生の日に特定のものを食べる風習は今でも各地に残るそうです。

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食中毒予防

 最近も日本や欧州で病原性大腸菌による集団食中毒が発生していますが、気温も湿度も高い今の時期から秋口にかけては食中毒が起こりやすいため十分に注意が必要です。

 食中毒の原因は主に細菌ですが、細菌が増殖するためには、栄養・水分・温度の三要素が不可欠です。栄養と水分はすでに食品中に存在しており、気温が高くなることで菌が繁殖しやすくなります。さらには湿度が高いと本来乾燥気味の食品も空気中の水分を吸収してしまい、菌の増殖を助長します。

 下記「食中毒予防の三原則」を守り、各家庭でも食中毒の予防を心掛けたいものです。


1.清潔(菌をつけない)

 食中毒を引き起こす細菌を食品につけなければ、食中毒は起こりません。手指・調理器具や衣服などを清潔に保つことが大切です。

2.迅速または冷却(菌を増やさない)
   
 つくり置きはやめ、食品は早めに食べる。食材を購入する場合は、生肉や魚介類は一番最後に買い、常温で放置することなく素早く冷蔵庫に入れます。庫内にモノを詰め過ぎず、庫内温度は菌が繁殖しにくい5度以下が目安。

3.加熱(殺菌)

 ほとんどの細菌は熱に弱いので、食品の中心部まで十分に加熱することが効果的です。また、使った調理器具はよく洗い乾燥させ、まな板やふきんなども煮沸したり、漂白剤につけ、よく乾燥させます。


 食中毒は、最悪の場合は命を落とす危険性もあります。皆様も十分にご注意ください。

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