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2011年12月

年越し蕎麦

 今日は大晦日ですが、やはり蕎麦を口にしないと年を越せないという方が多いのではないでしょうか。

 晦日蕎麦、年越し蕎麦、つごもり蕎麦など言い方は様々ですが、由来にもいくつかあるようです。一つは、あるお寺が、貧しくて年の越せない人々に蕎麦がき(蕎麦粉を熱湯でこねたもの)をふるまったところ、翌年から皆に運が向いてきたことから、「運そば」として広まったというもの。または、もともと商家では、つごもり、つまり月末に蕎麦を食べる習慣があり、それが元になったとする説等々。

 金細工の職人が金粉を集めるのに、練った蕎麦粉を使っていたことから、蕎麦は金を集める縁起物として食され、またはその形状から細く長く達者に暮らせるように願ったとの話や、蕎麦は切れやすいことから、その年の苦労を切り捨て翌年に持ち越さないよう願ったという話もあります。

 縁起の良さもさることながら、この時期は、忘年会等で疲れ気味の胃腸を整え新陳代謝を高める効用も見逃せません。

 痩せ地でも実を結ぶ蕎麦は、雨や風にも強い植物です。風に寝かされても、雨に打たれても翌日には起き直ります。このことから捲土重来を期す食べ物とも言われています。

 来客の度に台所に立たなくてもいいように、日持ちのよい料理を重箱に詰めた御節(おせち)料理も縁起の良い食材でいっぱいです。

 マメ(健康)に暮らせるようにと黒豆を、子孫を増やし家が繁栄するようにと数の子を、喜ぶことが多いようにと昆布巻きを、腰が曲がるまで長生きしたいとの願いで海老を、金運を呼ぶ栗きんとんなどなど。

 また、赤い実の南天も、福寿草の花とセットで「難を転じて福となす」という縁起物として正月飾りに用いられます。

 単なる縁起担ぎと笑う人もいるかもしれませんが、大事なのは形ではなく、そこに込められた気持ちです。

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江戸の米相場事情

 「米相場」ですが、これは、現代で言えば、「お米の先物取引」です。江戸時代、お米の相場は、大坂の堂島にありました。例によって、江戸研究のバイブル「守貞漫考」より、「堂島米市」をご紹介します。

 『堂島の米商は、百斛(こく=石)以上を行ふ。けだし米商に正米(せいまい=現物取引)と帳合(ちょうあい=先物取引)と二行なり。正米は実に米の売買、帳合は空米(くうまい)にてただ売買の名のみにて、その行実に米を売買せず、差金(さしきん)と号けて大略百斛に金一両と出し、一石六分の高下を見る。もし百石買ひたる者、石価の内銀六分下落するれば、差金流れと云ひて、これを失ふ。多寡(たか=多少)これに准ず(準ずる)。朝(あした)に売買し夕に得失を知る。もし越夜する者は、問屋口銭(とんやこうせん=手数料)を出す者随意なり。この行細微せんと欲すれども(この事を詳しく書きたいが)、小冊さらに尽くしがたし(ページが足りない)。種々無量の商法ありて、おほよそ日本第一の商道を当所米市とす。故にこれを略す。堂島の高下するを引き移して、江戸掘および島の内新屋敷にて二十石以上を売買す。正米これなし。すなはち帳合の小行なるものなり。京都七条の米市も堂島を移す。これをすべて景気あるひは気配を移すと云ふなり。すべて相場の勢ひを景気・気配と云ふ。三都諸商しかり。』

 とあります。現代語訳しますと、江戸期の米相場は、大坂の堂島にあり、そこにある米穀商は皆、百石(約18キロリットル)以上を扱う商店です。ただし商売のやり方は二通りあり、一つは「正米」で、もう一つは「帳合」と呼ばれる取引です。「正米」は実物の米を売買します。「帳合」は実物の米は取引せず、おおむね百石について一両を差金と呼んで支出し、一石六分(6%)の上下を見ておきます。仮に百石買った人がいて、その日の相場が一石当たり六分の下落だと、差金流れと言って一両を失います。多い少ないもこれに準じて行われます。朝、売買をして、その日の夕方には損得が分かります。もし、相場が夜を越す場合は口銭を出す問屋もあり、出さない問屋もあります。とにかく日本一の商道が堂島の米市です。堂島の米相場の値段で江戸掘、島の内、新屋敷でも、二十石以上を売買します。こちらは正米はなく帳合の小さな売買。京都七条の米市も堂島の相場で売買します。こうした事を景気、あるいは気配を移すと言います。すべて相場の勢いを景気、気配と言うのは三都のどの商売でも同じです。

 つまり、朝の相場で米一石が一両だったとして、これを最低取引単位である百石買ったとします。6%の手数料が付きますから、百六両の支払いとなります。その米が値上がりして、当日中に、一石が一両一分で売れたとすれば、総収入は百両百分=百二十五両になりますから、差し引き十九両の儲け。逆に米が値下がりして、一石が三分でしか売れ無かったとすれば、総収入は三百分=七十五両にしかなりませんので、差し引き三十一両の損失と言う事です。

 当初、幕府はこの米相場を「射幸心を煽る」「米の価格が安定しない」などの理由で、度々、禁令を出します。しかし、叩いても叩いても、米相場はゾンビの様に復活しました。すると、名君・八代将軍吉宗公は、この米の先物取引を認可してします。お百姓さんはお米を作って、それを売って生活費にします。武士も年貢として納められたお米を換金し、生活費とします。つまり、お米が高く売れた方が生活が楽になります。それに対して、職人、商人などは、労働、商いをして賃金を稼ぎ、その賃金でお米を買います。つまり、お米が安い方が生活が楽になります。米が高いと助かる士農vs米が安いと助かる工商、と言う図式があるのですが、吉宗公は、米相場を容認する事により、米の高値安定を狙ったのです。吉宗公は、紀伊国屋源兵衛、大坂屋利右衛門、野村屋甚兵衛ら、自分の息のかかった江戸商人を使い、認可した大坂の米相場を幕府の思う通りにコントロールしようとしたのです。

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結露対策

 この時期、窓や窓枠に結露(けつろ)が出来やすくなります。カビの原因ともなるので早めに手を打つ必要がありますが、以前、新聞にお奨めの『結露対策』という記事が出ていましたのでご紹介させて頂きます。


1.あさは3分でも5分でも窓を開けて喚起すると結露が少なくなる

2.寝る前に新聞紙を貼り付けておくと水分を吸収し、翌朝その新聞紙でガラスをふけば掃除にもなる

3.中性洗剤を溶かしたものをぞうきんに付けて窓ガラスをふくと少なくなる

4.洗濯物を部屋の中に干さない

5.押し入れのふすまは少し開けておく

6.市販の結露防止スプレーをかけると2週間くらいの効果がある


 既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、一度試してみてはいかがでしょうか?。

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もう一つのヒット商品番付

 ネット通販最大手の「楽天市場」の今年のヒット商品番付を見ますと、「スマートフォン」や「地デジ移行」などのキーワードが並ぶ中、「男性消費」というのも上位に入っています。

 男性消費で特徴的なのは、例えば「なくてもいいけど、あったら便利」なオプション家電と呼ばれるロボット掃除機「ルンバ」などで、他には高価なギターやクロスバイクなど趣味的要素の強い商品を買う人が多いそうです。

 ところで、3月11日の東日本大震災直後、スーパーの売り場などから消えた飲料水や乾電池などを求め、ネット通販を初めて利用したという人が多いと聞きます。

 株式市場では8月頃に米穀卸大手の木徳神糧が物色されましたが、ネット通販ではコメの販売がかなり伸びています。

 震災直後に一時店頭からコメが姿を消したこともあって、需要が一気にネットに流れ込み、その後も原発事故による放射能汚染の風評などにより、北海道産や北陸産などを中心にコメの需要が高まっています。

 ちなみに、最大手の「楽天市場」では今年1月から11月までのコメの販売額は前年同期比で28%増、「ヤフーショッピング」では35%増、「アマゾン」では前年比6倍近い大幅な増加となっており、コメの購入でネット通販を利用する人が急速に増えているようです。

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正月飾り

 今の時期、スーパーなどの売り場には正月飾りが並び、迎春ムードを盛り上げています。

 今は略式化されたものがほとんどですが、正月の飾り物にもひとつひとつに意味があります。

 例えば、門松は歳神様が降りてくるときの目印となり、「松は千歳を契り、竹は万代を契る」との諺にもありますように松には長寿、竹には発展への願いが込められています。

 また、しめ飾りは不浄なものを寄せつけず、清らかな場所であることを示し、鏡餅の円形は円満をあらわし、新しい年の命の象徴でもあります。

 ちなみに、正月飾りの飾り時について、29日の9は「苦」に通じるため、31日の大晦日に慌てて飾るのは、「一夜飾り」といって年神様に対し礼を失するとの理由で避けられます。

 つまり、正月飾りは本日の28日までに飾るか、または30日に飾るのが良いとされています。

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米 食

 日本ではお米の消費量が年々下がっているようです。なんで、日本人なのにご飯食べないんでしょう。パンやパスタなどは、小麦を一度挽いて、粉にしてから作る食材のため、消化が早く、食べるとすぐに血糖値が上がってしまうため、肥満やコレステロールの増加を引き起こします。それに対して、米食は、消化に時間がかかるため、血糖値の上昇がゆるやかで、肥満や成人病を引き起こしにくい健康食品なのです。今、日本では、お米の消費量を上げようと、お米で作ったパン、ゴパンなるものを作ってPRしている様ですが、何をか言わんや、日本人ならちゃんとご飯を食べましょう。現代、日本が長寿国であるのは、子供の頃から、しっかりご飯と日本食を食べ続けていたお年寄り達が健康だからなのを忘れないでほしいな。

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カシミヤ

 しなやかで軽く、暖かく、上品な光沢を持つ『カシミヤ』。貴族たちの間で大流行し、『繊維の宝石』とも呼ばれ、今では世界中で広く愛されています。かつては数万円もした高級品カシミヤ100%のセーターですが、最近は1万円以下で続々登場しています。

 ご存知の方も多いと思いますが、カシミヤは中国の内モンゴル自治区からイラン、アフガニスタンにかけて放牧されているカシミヤ山羊(やぎ)に冬に生える産毛(うぶげ)で、春に櫛(くし)ですいて採集し、一頭から採れるのはわずか150グラム程度。セーター1枚編むのに約4頭分、コートになると約30頭分もの原毛が必要になるそうです。

 これまではヤクの毛を混ぜるなどの不正が見られましたが、最近は「カシミヤ100%」の虚偽表示はほとんどなくなったようです。ただ、最高品質とされる「内モンゴル産」(チャイニーズ・カシミヤ)には明確な基準がなく、また技術的に原料産地を特定するのは不可能だそうで、他産地の原料をブレンドしているケースが少なくないようです。

 購入時は、手で触ってチクチクする感じがないか確認し、同じデザインなら締りがあって重いほうを選ぶのが良いそうです。 

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創作四字熟語

 住友生命が年末恒例の「創作四字熟語」優秀・入選作品を発表しましたので、いくつかをご紹介したいと思います。


  「天威無法」てんいむほう(天衣無縫)

        *震災や津波、大雨洪水など、天の威力は容赦なし


  「帰路騒然」きろそうぜん(理路整然)

        *地震や台風などの自然災害で帰宅困難者が相次ぐ


  「電考節夏」でんこうせっか(電光石火)

        *電気について考えさせられた、節電の夏


  「年々宰宰」ねんねんさいさい(年年歳歳)
  
        *毎年のように総理大臣(宰相)が交代


  「才足兼美」さいそくけんび(才色兼備)

        *なでしこジャパンが女子サッカー世界一に


 今年起こった出来事や世相をわずか4文字で表現しているのですが、いずれも秀作揃いで感心させられます。

 

http://cam.sumitomolife.co.jp/jukugo/2011/yusyu.html

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冬戦争

 サンタさんの故郷には複数の説があるようですが、もっとも有名と思われるのが「サンタクロース村」もあるフィンランド。アニメでもおなじみの『ムーミン』の故郷でもあるこの国、いかにも平和そうなイメージがありますが、実際に歩んできた歴史は超ハード。

 それを象徴するのが「冬戦争」。1939年11月、隣国・ソ連はフィンランドへの侵略開始!これが原因で国際連盟を除名されたのもなんのその、近代装備で武装したソ連はどんどん攻めてきます。一方、守るフィンランド側は一世代前の旧式装備、兵士の軍服すら用意できないありさま。それより何より当時の人口2億人近いソ連と、350万人しかいないフィンランドの戦いです。これはもう誰の目から見ても大人と子供の戦い・・・。

 それでも祖国防衛に燃えるフィンランドは、スキーで移動する兵士たちの活躍などで「雪中の奇跡」と呼ばれる大健闘。あんま知られてないけどスキー兵が使ってた竹製ストックは日本からの支援物資だ!氷点下40度という寒さでソ連側に凍死者が相次いだこともあり、当初3日で終わると思われた戦いは3ヶ月半もの長丁場に。しかし、やはり多勢に無勢でフィンランドはついに講和。ソ連に国土の約1割を割譲します。

 ところがフィンランド国民の受難はここで終わってくれません。ソ連の脅威を抑えてくれるなら、ってな感じでドイツと親しくしたのが運の尽き。独ソ戦では中立でいるつもりだったのにフィンランド領内が戦場となってしまい、1941年からまたまたソ連との「継続戦争」に突入!

 3年にもわたる戦いの後、もう戦争はこりごりって事でソ連と休戦協定を結びますが、一難去ってまた一難。今度は領内に居座るドイツ軍を追い出すため、「ラップランド戦争」に!・・・フィンランドの一連の不幸はすべてソ連に侵攻された所から始まってるように思うのですが、当のソ連はフィンランドにしっかり賠償金を請求していますから、まことにもって恐るべし。

 さて、フィンランドでもう一つ思い出すのが子供の頃に再放送をよく見てた、世界名作劇場のアニメ『牧場の少女カトリ』。同じシリーズの『赤毛のアン』や『あらいぐまラスカル』のような知名度こそないものの、頑張り屋カトリのひたむきさが光る一作。確かカトリの母親が出稼ぎ先から帰れなくなった原因が第一次世界大戦。するとアニメ終了後の世界、冬戦争が起こった頃のカトリは30歳前後といったところか。カトリやペッカは大丈夫だったかな?

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ブ リ

 「師走の魚」と書いて『鰤(ブリ)』。「寒ブリ」とも呼ばれ、寒くなるにつれて脂が乗って美味しくなります。刺し身・照り焼きなどが代表的な食べ方ですが、大根と合わせての煮物は家庭の味として広く親しまれています。

 日本では昔、武士や学者などは成人して元服(げんぷく)すると、幼名とは違った名を名乗りましたが、魚も成長すると風味が変わるので、呼び名が変わる魚があります。これが『出世魚』で、子供の成長や知人の栄進を祝福する時、この出世魚を贈呈することがあります。

 その代表が「ブリ」で、地域によって呼び名が変わりますが、関東では大きくなるにつれて「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」と名が変わり、「ブリ」になると体長が1メートルにも達します。東京周辺では、養殖物を無条件に関西の若魚の呼び名である「ハマチ」と呼ぶことも多くあります。

 ちなみに、関西では「モジャコ」→「ワカナ」→「ツバス」→「ハマチ」→「メジロ」→「ブリ」と呼ぶところが多いようです。

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江戸の眼鏡屋

 江戸の眼鏡屋さんは、一軒のお店を構えているものもありますが、天秤棒で商品を運搬する差し担いの方が多かった様です。江戸研究のバイブル「守貞漫稿」によると、この手の差し担いの眼鏡屋さんは、『新物を売り、あるひは新古を交易し、または破損を補ふ。』とありますので、新品の眼鏡を販売するだけではなく、古くなった眼鏡を新しいものと交換したり、壊れたものを直してくれたりしました。もちろん、度が合わなくなったレンズだけを交換する事も可能です。

 江戸時代の眼鏡レンズは、現代のようなプラスチック系の素材で出来ている訳ではなく、ガラスですので、重くて、落としただけですぐ割れたりします。現代なら、眼鏡が壊れたら、すぐに新品の眼鏡を調達するのでしょうが、リサイクル社会がしっかり構成されていた江戸では、レンズが割れても、差し担いの眼鏡屋さんに頼んで、眼鏡のフレームに合うサイズに研磨したレンズだけを交換するのが普通でした。

 ええ、江戸時代に眼鏡屋なんかあったの?」と思われる方もおられるかもしれませんが、すでに江戸時代には、「眼鏡」が存在し、それを商売にしている「眼鏡屋」さんもちゃんとありました。江戸時代に書かれた書籍の挿し絵などにも、眼鏡をかけて仕事をしている職人さんが描かれています。

 日本に最初に眼鏡を持ち込んだのは、フランシスコ・ザビエルで、日本で始めて、洋式眼鏡をかけたのは、徳川家康公だと言われています。天下を平定した家康公は、七十歳と言う高齢の時、浅間山の狩り場で、上空を飛ぶ鳶を狙って、鳥銃を三発撃ち、二羽の鳶を打ち落とした記録があるほど、目は良かったようですが、やはり、老眼には勝てなかった様で、晩年は眼鏡(老眼鏡)を使用していました。静岡市の久能山東照宮には、家康公の遺品の老眼鏡が二つ所蔵されています。これは、現代の眼鏡の様な、ツルを耳にかけるタイプのものではなく、ツルが無く、手持ち式の鼻にかけるタイプの眼鏡です。

 この家康公愛用の眼鏡の度数は、1.5ジオプトリーと2.0ジオプトリーです。ジオプトリーとはレンズの屈折度の単位で、レンズの焦点距離をメートルで表した数の逆数になります。つまり、焦点距離1メートルのレンズは1ジオプトリーと言う事になりますので、晩年の家康公は、凸レンズの焦点距離50~70センチの、軽度の老眼であった事が伺えます。

 この家康公愛用の眼鏡は、日本初の洋式眼鏡として、日本眼鏡卸組合によって、大きなレリーフ像が作られ、上野の不忍池のほとりに飾られていますので、近くに行った際には、ちょっと寄り道して見学してみてはいかがでしょうか。

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冬 至

 今日は二十四節気にいう「冬至」。冬立つ日「立冬」と春立つ日「立春」のちょうど真ん中にあたり、「冬至冬なか冬はじめ」と言われますように、冬の厳しさが始まる時期でもあります。

 ところで、東京が江戸と呼ばれていた頃の小売業は掛売りが主流で、掛売り代金の回収は年に1回か2回。振り込みやクレジット決済などなかった昔は、「盆暮れ」という言葉にもありますように、この時期の忙しさは尋常ではなかったそうです。「師走」という月名にもそのようなあわただしさがにじんでいます。

 歳の暮れと新年を迎える準備が合わさった忙しさの中でも、冬至には小豆粥やカボチャを食べ、ゆず湯に入るなどの習慣は守られていました。

 これらの習慣には、寒い時節を迎え、家族の健康を気遣い、これからの無病息災を願い、新しい年を迎える前の禊ぎの意味合いがあったとされています。

 また、冬至は年間を通して夜が一番長く昼が最も短い日でもあります。ずっと昔はこの日が一年の始まりと考えられており、世界各地に残る冬至祭は、太陽の力が最も弱まった日が無事過ぎ去り、太陽のよみがえりを祝う日でした。異教徒の習俗を巧みに取り入れてきたキリスト教において、クリスマスの本来の起源もこの冬至祭にあると聞きます。

 日本では陰極まりて陽再び生じ始める冬至を「一陽来復」と言い、「悪いことが長く続いたあとで、ようやく良い方へ向かうこと」という意味でも使われます。一陽来復、季節が巡るように、誰のもとにも良い時期が必ず巡ってくるものです。

 また、「ゆず湯」へ浸かる風習があります。「ゆず湯」には、風邪を防いで皮膚をすべすべにする効果がありますが、なぜ冬至にわざわざ「ゆず湯」なのでしょうか。不思議に思いますが、これは湯治(とうじ=お湯に浸かり病を治す)にかけているためで、柚子(ゆず)は融通(ゆうずう)が利くようにとの願いが込められているそうです。

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リフォーム

 このところ住宅リフォーム需要が増大していますが、慣れ親しんだ住まいにちょっと手を入れるだけでも雰囲気はがらりと変わり、場合によっては新品同様にピカピカとなります。

 主婦にリフォームしたいところを聞いたアンケート調査では、1位はキッチンで、上位には水回りの場所が並んでいます。

 リビングや食堂の方を向いて料理できる対面キッチンの人気が相変わらず高く、色も多様化して最近は赤や青などの鮮やかな色の人気が高くなっています。

 流し台の高さは必ずチェックしたい項目で、高くても低くても無理な姿勢になり、肩や腰の負担になります。目安は『身長÷2+5センチ』で、身長が160センチなら85センチ程度がベターとなります。

 また、トイレでは貯水タンクがない型が普及しており、洗面所は既存の洗面台に加えて子供用などに新たに増設することを考える人も多いようです。

 ちなみに、主婦がリフォームしたい場所は以下の順位となっていました。


    1. キッチン         

    2. 浴室

    3. リビング 

    4. トイレ

    5. 洗面所 

    6.  食堂         

    7. 子供部屋

    8. バルコニー・ベランダ

    9. 寝室

   10. 玄関

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年末年始の旅行

 12月23日~1月3日の年末年始に、日本人の4分の1にあたる3,000万人が1泊以上の旅行をします(帰省含む)。

 このJTBの調査で旅行者数が3,000万人を超えるのは5年ぶりなんだそうです。

 5年前というと、2006年の年末から2007年の年始にかけて。円安などが手伝って、わが国の大手企業が軒並み史上最高益を出していたころ。就活もつかの間の売り手市場だったころ。

 その前に3,000万人を超えていたのは、2001年~2002年。ITバブルがはじけたあとだったように思います。どういう理由だったんでしょうね。もう10年前のこと・・・忘れました。


 そして今回は?

 好景気とはとてもいえませんが、「円高」の影響は大きいかもしれませんね。
 ただ、海外旅行に行く人以外は関係ないはず。海外旅行予定者は3,000万人のうち、たったの60万人です(前年比+4.7%ですが)。


 背景には次のようなことがあるようです。

 クリスマスの3連休。

 九州新幹線全線開通。東北新幹線も。

 世界遺産に登録された奥州平泉。


 それから、震災後はじめての年末年始。

 故郷の家族と過ごす時間を作ろうという人たちが増えているのかもしれませんね。

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ヒット商品番付

 日本経済新聞社が2011年の「日経MJヒット商品番付」を発表しました。東西の横綱には社会現象となった「アップル」と「節電商品」が並び、前頭には由紀さおりさんの名前も登場します。

 由紀さおりさんと言えば、1969年に「夜明けのスキャット」を大ヒットさせた往年の歌手で、今も姉妹で童謡や唱歌のコンサートを各地で行ったり、女優業やナレーター業なども精力的にこなすマルチタレントです。

 その由紀さんが今年、米ジャズグループのピンク・マルティーニと共演した新作アルバム「1969」が、アップルのネット音楽販売iTunes(アイチューンズ)の全米ジャズ部門で1位、カナダのiTunes外国音楽部門で1位、ギリシャでも総合アルバム部門で4位に入る快挙を成し遂げ世界的に話題になっており、日本のオリコンアルバムチャートでも急上昇しています。

 ところで、日経のヒット商品番付を年ごとに並べてみますと下記のようになります。わずか数年前のことですが隔世の感があります。


      【東の横綱】   西暦   【西の横綱】

 メード・イン・チャイナ  2001  イチロー
         丸ビル  2002  カメラ付き携帯電話
    デジタルAV機器  2003  「昭和」
          韓流  2004  アテネ特需
 iPod&iTunes  2005  ──
    デジタル一眼レフ  2006  ショッピングセンター
      Wii&DS  2007  電子マネー
    ユニクロ・H&M  2008  セブンプレミアム・トップバリュ
        エコカー  2009  激安ジーンズ
     スマートフォン  2010  羽田空港
        アップル  2011  節電商品

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国民総幸福量

 国王夫妻が新婚旅行で訪日して話題になったブータンは、国民総幸福量(GNH)という独自の考え方を国家の指標として打ち出しおり、2005年の国勢調査では人口の9割超が「幸せ」と回答した現代の桃源郷でもあります。

 そうしたブータンに倣うべく、内閣府は国内総生産(GDP)などの経済統計では表せない国民の「幸福度」を測る指標の試案をまとめ公表しました。

 内閣府が考えた幸福度指標は、「幸せですか」という質問に答える主観的幸福感(理想の幸福感、将来の幸福感、人並み感など含む)を基本として、客観的な統計データも加えた「経済社会状況」「心身の健康」「家族や社会との関係性」を3本柱として指標化したものになるそうです。

 話は変わりますが、孔子に顔回という弟子がおり、孔子は顔回のことを「賢なるかな回や。一?(たん)の食(し)、一瓢の飲、陋巷(ろうこう)にあり。人はその憂いに堪えず。回やその楽しみを改めず。賢なるかな回や」と評しました。

 意味は「顔回は偉い男だ。竹カゴ一盛りのご飯と、ひょうたんに水が満たされているだけで、しかも路地裏住いで満足している。普通の人なら不安や焦りでとてもあのようにしてはいられないだろうに。顔回は少しも気にせず、とても楽しそうにしている。貧しさで心を動かさない顔回は賢人だ」となります。

 当たり前のことではありますが、幸福感や満足度というのは、おかれた状況そのものよりも、実際にはその人の心のあり方しだいで万人万様です。

http://www5.cao.go.jp/keizai2/koufukudo/ikenbosyuu/ikenbosyuu.html

 

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カリフラワー

 「花野菜」とも呼ばれ、晩秋から冬にかけて旬を迎えるカリフラワー。ブロッコリーと似ていますが、「ブロッコリーは緑色」で「カリフラワーは白色」といった具合に見分けがつきます。最近は品種改良でオレンジや紫色のカリフラワーも登場しており、食卓に彩りを添えてくれます。

 原産地は地中海沿岸。日本に入ってきたのは明治初期で高度経済成長期の食生活の多様化に伴い、急速に普及しました。

 現代人に必要なミネラル、食物繊維、そしてビタミンCを多く含み、ゆでた時の損失分が他の野菜に比べて少ないのが特徴で、美肌やがん予防効果が期待出来ます。

 鮮度が落ちやすいので早めの調理が必要で、選ぶ際はつぼみの締まりが良く、ずっしりと重みがあるものを選ぶと良いそうです。

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ベストセラー

 出版流通大手トーハンが2011年・年間(10年12月~11年11月)のベストセラーを発表しましたので、その上位をご紹介したいと思います。


年間総合1位 「謎解きはディナーのあとで」     東川篤哉

     2位 「体脂肪計タニタの社員食堂」     タニタ

     3位 「続・体脂肪計タニタの社員食堂」    タニタ

     4位 「心を整える。」               長谷部誠

     5位 「もし高校野球部の女子マネージャーが
        ドラッカーの『マネジメント』を読んだら」 岩崎夏海


 1位の「謎解きはディナーのあとで」はドラマ化され現在放映中。4位はサッカー日本代表の長谷部選手の著書で、長友選手の著書も19位にランクインしています。2位の「タニタの社員食堂」と5位の「もしドラ(略称)」、8位の柴田トヨさんの詩集「くじけないで」は2年連続のランクインです。今年10月に逝去したアップル創立者の伝記「スティーブ・ジョブズ(1・2)」は15位に入りました。

 ちなみに、出版流通業界ではトーハン(昨年度売上高5194億円)と日本出版販売(日販、同6020億円)が2大企業で、セブン&アイHD代表取締役会長・最高経営責任者(CEO)の鈴木敏文氏はトーハン出身であることから同社の副会長も兼務しています。

http://www.tohan.jp/whatsnew/topic/2011_17/

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十大ニュース

 次から次へと事件や事故、災害が相次ぎ、新聞やテレビでは毎日たくさんのニュースが報じられています。ほんの数か月前に起こった事も数年前の事のように感じられるときさえあります。

 毎年恒例ではありますが、時事通信社が選んだ2011年の十大ニュースが発表されていますのでご紹介したいと思います。


  1)東日本大震災、原発事故で甚大被害

  2)原発停止相次ぎ、電力不足が深刻化

  3)なでしこジャパン、サッカーW杯優勝

  4)菅首相が条件付き退陣表明、3カ月続投。野田政権発足

  5)歴史的円高、一時1ドル=75円32銭

  6)小沢民主党元代表を強制起訴、公判で否認

  7)野田首相、TPP交渉参加を表明

  8)大阪府知事・市長のダブル選で「維新の会」圧勝

  9)大相撲の八百長発覚、春場所中止

 10)沖縄防衛局長が不適切発言で更迭


 十大ニュース「海外編」としては、「欧州危機」「北アフリカでの独裁体制崩壊」「ビンラディン容疑者を殺害」などが選ばれています。

(国内編)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011121500657

(海外編)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011121500682

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流行語大賞

 もうそんな時期かと思ってしまいますが、今年も恒例の流行語大賞が発表されました。

 今年は、女子サッカー世界一の快挙を成し遂げた『なでしこジャパン』が年間大賞に輝きました。ちなみに、今年の大納会では「なでしこジャパン」の佐々木監督と安藤選手が打鐘を行うそうです。

 その他、今年の流行語トップテンの中には「帰宅難民」「絆」「こだまでしょうか」「3.11」「風評被害」といった震災関連の言葉が多く見られます。今年はそういった年であり、流行語というのはそういったことを1フレーズで想起させてくれます。ちなみに過去5年の流行語は下記のようになっています。


 06年「イナバウアー」「品格」「格差社会」「シンジラレナ~イ」

 07年「(宮崎を)どげんかせんといかん」「そんなの関係ねぇ」

 08年「アラフォー」「グ~!」「名ばかり管理職」「居酒屋タクシー」

 09年「政権交代」「こども店長」「事業仕分け」「草食男子」

 10年「ゲゲゲの」「女子会」「イクメン」「食べるラー油」「無縁社会」


 こうして見てみますと、数年前のこともずいぶん昔のことのように感じられます。

   もうそんな時期かと思ってしまいますが、今年も恒例の流行語大賞が発表されました。

http://singo.jiyu.co.jp/

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大 根

 冬の代表的な野菜「大根」。短気な人が大根をおろすと辛くなるという話がありますが、どうやらこれは本当のようです。大根を急いで力まかせにおろすと細胞が壊れ、その時にミロシナーゼという酵素の作用で辛くなってしまうのだそうです。そのため、昔から短気な人や乱暴者が大根をおろすと辛くなると言われています。

 大根は部分によって味が違います。大根の上の方は甘味が強いので、大根おろしや生で食べるサラダに最適。真ん中辺りは大きく輪切りにして、おでんやふろふき大根などによく、そして、下の辛味の強い部分は味噌汁の実にするなど比較的濃い味付けに向いています。

 従いまして、一人暮らしで大根を半分だけでいいという場合は、どんな料理に使うかを考えて上下を使い分けるのが最適です。

 ちなみに、しっぽの部分にクレンザーをつけて、ステンレスのシンクや包丁を洗うと傷がつかずピカピカになります。

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カ ニ

 その冬の味覚の中でも王様的存在がカニで、とりわけ人気なのがタラバガニ。しかしこのタラバガニがなかなかの曲者、カニというのは名ばかりで、生物学的に分類すると実はヤドカリの仲間なんだとか。えぇぇぇぇーっ!?みんな「カニはやっぱりタラバだね」なんぞと喜んで食べてるのに、そもそもカニですらなかったということか?これに対し、毛ガニやズワイガニはれっきとしたカニの仲間。これは海の中、カニ社会ではどちらが格上とされているのか気になるところです。人間には大人気のタラバガニですが、カニ社会においては「おめぇは俺たちの仲間じゃねーんだ!あっちでヤドカリとでも遊んでろよ」ってな具合でイジメにあってたりするんでしょうか?

 さて、カニはブクブクと泡を吹くことで知られてますが、あれは呼吸するエラが乾くのを防ぐためらしいです。エラ呼吸してるカニ、エラが乾いてしまうと哀れ絶命。それを防ぐため、自ら泡を出すことでエラの水分補給を図っているというのです。

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寒い日の入浴

 暗くなるのが早く、寒さが増すこの時期は、あたたかなお湯につかって一日の疲れを癒すのが楽しみの一つです。

 熱めのお風呂が好きな方もいらっしゃるかとは思いますが、心身ともに癒すには40度くらいの熱くない程度のお湯に10分以上つかることが効果的です。そうすることで副交感神経が刺激されることでリラックス効果が高まり、眠りにもつきやすい状態となります。

 ただ、気をつけなければいけないのは、暖房の効いた部屋とそうでない浴室や脱衣所との温度差です。

 脱衣所や浴室、トイレなどで倒れ死亡にいたるケースは年間1万4千件ほどあると言われ、その原因は急激な温度変化にあります。

 急激な温度変化による血圧の急上昇や急降下、いわゆる「ヒートショック」は血管のもろくなっている高齢者ほど脳出血につながりやすくなります。

 対策としましては脱衣所や浴室の温度を上げ、住まい全体の温度差をなくするのが重要です。

 また、寒いとお湯の温度を高くしがちですが、身体の負担を軽減するためには、寒い時期だからこそ40度から41度程度のお湯に時間をかけて入浴するのが良いそうです。

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今年の漢字

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 その年の世相を漢字1文字で表す「今年の漢字」は、阪神淡路大震災が起きた1995年の「震」に始まり、今年で17回目。その「今年の漢字」が昨日発表されました。

 全国に設置された応募箱やインターネットなどを通じて集まった応募総数は約50万件。今年は「災」や「震」など震災関連の文字が多く、その中で最も得票が多かった「絆(きずな)」が「今年の漢字」に決まりました。

 「絆」が最多得票となった背景には、東日本大震災や台風による大雨被害、海外ではニュージーランド地震、タイ洪水などが発生した今年は、家族や仲間など身近でかけがえのない人との絆を改めて意識した年であり、なでしこジャパンのチームワークの絆も日本中に感動と勇気を与えた・・・等々があります。

 たしかに、「絆」という字は、3月11日の東日本大震災後、たくさんの人が口にし、目にした漢字です。

 清水寺の貫主(かんす)によって大きく揮毫(きごう)された「絆」の一字は今年1年の出来事を清め、来年の幸せを願い奉納されるそうです。

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クリスマス

 街の中はすでにクリスマスの雰囲気が色濃く、それまでの二十日余りを一挙に飛び越えてしまうような感覚もそんな気分にさせてしまうのかもしれません。

 ところで、先日「出生動向基本調査(独身者調査)」の結果を公表した国立社会保障・人口問題研究所は、未婚男女の恋人がいない割合が過去最高となったことを報告しています。

 5年に一度のこの調査は昨年6月に実施されたもので、18歳から34歳までの未婚男性の61.4%、未婚女性の49.5%が「交際している異性はいない」と回答しています。

 クリスマスと言えば、恋人同士で甘い時間を過ごす人が大多数と思われがちですが、実際には女子会や男子会、パーティーなどで、友人や家族と過ごす人が多いというのが最近の傾向です。

 ちなみに、リサーチ・コンサルティング事業を手掛けるイードが行った調査では、今年のクリスマスシーズンを友達同士で過ごす人は31%、約3人に1人という結果になっています。

 今年のクリスマスは12月23~25日が3連休となりますが、ディスカウント大手のドン・キホーテでは、家庭で飾り付けを楽しみたいという需要を取り込み、クリスマスの飾りやパーティー雑貨の売れ行きが好調だそうです。

 尚、プランタン銀座が行った調査では、恋人やパートナーに期待するものとして例年1位の「食事」の他、「旅行」なども上位にランクインしています。震災後初めてのクリスマスとなる今年は、金額よりも一緒に過ごす時間を楽しみたいという傾向が強まっていると分析されています。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/118-1a.html

http://www.printemps-ginza.co.jp/news/pdf/20111110.pdf

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江戸の麺類事情(続)

 江戸川柳です。そばきりが 二十うどんが 二十七。意味はお分かりになりますか?江戸のそばは、最初はそば粉をお湯で溶いて、お餅状にした「そばがき」や、お団子状にした「そばねり」と呼ばれるものだけで、「麺状」のものはありませんでした。やがて、「つなぎ」に、玉子やうどん粉を入れる事により、麺状に加工する事が可能になり、麺状のものを「そばきり」と呼んだのです。で、さきほどの江戸川柳ですが、二十と言う数字と二十七と言う数字が出てきます。両方を足すと四十七、そう忠臣蔵、赤穂浪士の人数ですね。お芝居などで、赤穂浪士は、そば屋に入り、おそばを食べて、腹ごしらえをして討ち入りに向かいます。けど、江戸の川柳子は、もっとうがった見方をします。四十七士のうち、早くから江戸にいたのは、堀部安兵衛ら二十名。遅れて赤穂から江戸へ乗り込んで来たのが、大石内蔵助ら二十七名なのですが、早くから江戸にいた二十人は、江戸の味になれているから、そばを注文し、後から来た二十七人は、上方の味になれているから、うどんを注文したであろう、と言う事です。もっとも、赤穂浪士が討ち入りした元禄時代、まだ、江戸の町には、「そば屋」がありませんでしたので、あくまでも、お芝居の上での架空の事になるのですが・・・

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江戸の麺類事情

 江戸の夜の町で売られていた麺類は、そばが メインでうどんはほとんど売られていませんでした。江戸研究のバイブル、守貞漫稿によると、京阪はうどんを好む人が多く、従ってうどんを中心に売 る店が多く、うどん屋と呼ぶ。しかし、うどん屋でも蕎麦も売っている。江戸では蕎麦を好む人が多いため、蕎麦を中心にしてうどんはついでに売り、蕎麦屋と呼ぶ。とあります。

 蕎麦の振り売りは、寛文二年(1662)に始まり、値段は十六文でした。そば粉が八分で、つなぎのうどん粉が二分だったので、二八そばと呼ばれるようになったと言われますが、二八うどんと言うのもあり、こちらは、十六文の値段から、二八の十六でその呼び名になったとされ、二八そばも同様だとの説もあります。幕末になってインフレが進み、それまで二百年も値段が変わらなかったそばの値段が、慶応年間(1865~68)に、二十文からやがて二十四文に値上がりします。二十四文に値上がりしても「三八そばとは呼ばなかった」と解説している江戸関連の本がありました。たしかに、幕末の二十四文のそばは「三八そば」とは呼びませんでしたが、ごく初期のそばが売り始められた頃の「そば屋の絵」を見ると、看板に「二八そば」「三八そば」と併記しているものもあり、どうやら、「二八」とは、そば粉とうどん粉の比率ではなく、安い十六文の「二八そば」と、ちょっと高級な二十四文の「三八そば」を同時に商っていた事が伺えます。

 通常の「そば」「うどん」のお値段は、十六文ですが、「しっぽく(焼いた鶏卵、蒲鉾、しいたけ、くわいなどを乗せたもの)」二十四文、「あんぺい(しっぽくと同じ具に、葛と醤油を合わせたものを加える)」二十四文、「あられ(ばか貝の貝柱をのせる)」二十四文、「花まき(浅草のりをあぶって揉んだものをのせる)」二十四文。「天ぷら(芝エビを油で揚げたものが三、四匹のっている)」三十二文。「けいらん(=鶏卵。玉子とじ)」三十二文。「小田巻(しっぽくと同じ具に、鶏卵を加えて蒸したもの)」三十六文。など、上に乗る食材によって、値段も高くなります。ちなみに、そばではなく、お酒(上酒一合)を頼むと、四十文しました。一文=37.5円とすると(一文惜しみ09/05/26参照)、十六文=600円、二十四文=900円、三十二文=1200円、三十六文=1350円、四十文=1500円になります。お酒はちょっと高い様な気がしますが、その他のメニューは、現代のお蕎麦屋さんと大差ないお値段ですね。

 この様に、そばがメインだった江戸の町でしたが、やがて、明治になり、江戸の夜の町を「江戸っ子」以外の地方出身者が徘徊するようになると、今回のお噺のような「鍋焼きうどん」が流行るようになります。ただ「鍋焼きうどん」と言っても、現代のように、具のたくさん入ったものではなく、カマボコに菜っぱぐらいだったようです。

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マネー川柳

 毎年の恒例となっている「オリックス マネー川柳」の今年の入選作品が先日発表されました。

 1カ月ちょっとのわずかな募集期間でしたが、3・11の東日本大震災や節電、金価格の高騰(8月の米商品先物市場で一時1900ドルを突破し、過去最高値を更新)、円高、スマートフォンの普及など、世相を反映した7万8千句以上の作品が集まったそうです。

 数ある秀作の中から、今年は下記の句が大賞を受賞しています。


 「 初任給 母より先に 被災地へ 」  神奈川県・20代・男性



 また、マネックス証券賞は下記の句が受賞しています。


 「 元彼の 愛をグラムで 量り売り 」 福岡県・50代・男性

http://regist.orix-mail.net/cd/senryu/

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ゴボウ

 「牛蒡」と書いて「ゴボウ」と読みますが、今そのゴボウが旬を迎えています。食物繊維が豊富なことから最近は健康野菜としての人気が高まっています。冬の野菜として煮物や鍋物に欠かせない食材で、熱いご飯に甘辛い味付けの「金平ごぼう」はまた格別です。

 低カロリーのためここ数年はサラダへの利用も広がっており、これもまたなかなか美味です。収穫量の約4分の1を占める最大産地は青森県。根を食べる野菜は珍しく、日本以外では台湾など一部地域で食べられているだけだそうです。

 特に注目されるのは野菜の中でも特に多く含まれる食物繊維。腸内を浄化する効果があり、腸のぜん動運動を促進することから便秘に大変効能があり、また腸内の発ガン物質など有害物質を吸収してくれるので大腸がん予防にも効果があるそうです。

 ゴボウの香りや風味は皮の部分にあるため、皮を厚く剥くのはNG。包丁の背で軽く剥くくらいが良いそうです。

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大掃除川柳

 DUSKIN(ダスキン)が「大掃除川柳」を募集しています。

 応募期間は来年1月10日まで。

 今年で第5弾といいますから、そろそろ歴史と伝統が備わってきたといってもよいでしょう(?)。

 大賞は1名。賞金5万円。

 優秀賞は3名。同3万円。

 入選10名。同1万円   となっています。

 過去の入賞作品のなかで、私の好みのものを独断で挙げてみると・・・・


 ほらそこも写真の祖母に注意され

 いまはまた2人だけでの大掃除

 ゆく年に手を振るように窓磨く

 この日でも娘の部屋には入れない

 換気扇油落ちずに化粧落ち

 上司より僕を鍛えるくれる妻

 ほどほどが老々掃除の合い言葉

 お屋敷でなくてよかった大掃除

 腰痛も戦力外の通知なし

 大掃除母のエプロン似合う父

 思い出とゴミの狭間で捨てられず

「丁寧」が「遅い」と妻に怒られる

 若夫婦窓にハートを書いて拭き

 見上げれば空の上にもほうき雲



 それぞれ、情景が鮮明に目の前に広がるような素敵な作品。



 もう何年も前から、川柳コンテストがはやっています。

 お金では買えない日常のちっちゃな幸せが詰まっていますね。

http://575.duskin.jp/2010/index.html

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ヒラメ

 漢字で「鮃」、或いは「平目」と書いて「ヒラメ」。白身魚の代表格ですが、冬に捕れるヒラメは「寒ビラメ」と呼ばれて一段と美味しさが増します。身は締まっていてクセがなく、タイなどと並んで古くから高級魚として賞味されています。刺し身にしても美味しく、味が淡白なのでムニエルやフライなど洋食の素材にも向いています。

 ところで、ヒラメとカレイの見分け方、ご存知の方も多いと思いますが、『左ヒラメ・右カレイ』とよく言われますように、腹を下にした状態で左を向いていればヒラメで右を向いていればカレイです。

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コーリン・パウエル

 コーリン・パウエル元米国国務長官は、湾岸戦争当時は米国軍制服組トップの統合参謀本部議長として、その手腕を高く評価された人物です。そのパウエル氏は自分の信条を「14か条のルール」として次のように述べておりますのでご紹介いたします。


【コーリン・パウエルの14か条のルール】


  第 1 条 世の中、まんざら捨てたものではない。
       特に、物事を前向きに考えるなら午前中である。

  第 2 条 何でも我を忘れてやれば、必ず克服できる。

  第 3 条 自分の立場と自尊心を混同するな。

  第 4 条 やって出来ないことはない。

  第 5 条 何でも注意深く選択せよ。

  第 6 条 いい方向に向かっている時には、それに水を差すようなことを
       必ず言うやつがいるが、まどわされるな。

  第 7 条 他人の運命を決めることはできないのだから、
       自分の運命を他人に任せることはない。

  第 8 条 小さなことも見過ごすな。

  第 9 条 成果は仲間と分かち合え。

  第10条 いつも冷静で親切であれ。

  第11条 ビジョンを持ち、その実現には貪欲であれ。

  第12条 自分の心に巣くう恐怖心や他人の否定的見解にたじろぐな。

  第13条 常に楽観的であることは、自分の力を倍増する。

  第14条 よい行いは必ず人の目に触れる。


 謂わんとするところは分かり易く、決して新しいことを言っているわけではありませんが、人生訓としても輝きを放っています。

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東京スカイツリー

 「東京スカイツリー」の開業まであと半年となった先日、第1展望台(地上340メートル、345メートル、350メートルの三層構造)への団体(25人以上)入場の予約受け付けが始まりました。

 東京スカイツリーは来年5月22日開業予定で、開業から1カ月半は第1展望台への入場は当日券なしの完全予約制(1日当たりの入場者数は1万5千人に制限)となります。

 個人の入場予約は来年3月22日からで、インターネットだけの受け付けとなる見通しです。ちなみに第1展望台への入場料金は大人2000円で、団体の場合は1800円となり、さらに上の第2展望台(地上450メートル)への入場券は第1展望台で購入する形です。

 二つの展望台に加え、東京スカイツリーの足元にオープンする300超の店舗や水族館が入る「東京ソラマチ」も集客効果が期待されています。

 東京の観光名所の浅草には年間2000万人の人が訪れますが、隅田川を挟んで約1.5キロメートルの距離にある東京スカイツリーは年間2500万人の来場者を見込んでいます。

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江戸の鬼事情

 鬼の語源は「隠(おん・おぬ)」、つまり、人間の目には見えないモノ、正体のわからないモノと言う意味です。古代中国では、死者の霊に「鬼」と言う字をあてていました。一方、古代日本では死者の霊を「カミ」「モノ」などと呼んでいましたが(現代でも「もののけ」と言う言語は死語になっていませんよね)、中国から「鬼」と言う漢字が伝わり、やがて、これが「おん」「おぬ」を転じて、「オニ」と読むようになったようです。

 陰陽道で、鬼の出入り口とされる「鬼門」が、「丑寅(うしとら)」の方角である事から、やがて、鬼は「牛のような角が生え」、「虎の皮のふんどし」をしていると言うイメージが作られます。そして、仏教の普及により、「地獄」と言う概念が日本の庶民にも浸透していきますと、地獄には、死者の罪を裁く大王(閻魔様)がおり、その子分として鬼が存在する、その鬼には、全身が赤い赤鬼、全身が青い青鬼、(レアケースですが、黄色や黒や緑のヤツもいます)牛の様な牛鬼、馬の様な馬鬼がいると言う概念が完成し、目に見えなかった「鬼」は、「渡辺綱の酒呑童子退治(羅生門)」、「平惟茂(たいらのしげもち)の鬼女・紅葉退治」などの絵巻物や、「桃太郎」、「一寸法師」などの子供向け御伽草子にも描かれる様になり、目に見えなかった鬼は、「頭に一本か二本の角が生え、上半身は裸、皮膚の色は人間とは異なり、虎の皮のふんどしをして、手には金棒を持つ」と言う、現代に伝わる鬼の姿が完成します。

 しかし、御伽草子「桃太郎」、「一寸法師」、「コブ取り爺さん」を思い出していただければ分かると思いますが、鬼たちは、スーパーヒーローたちにせん滅される訳ではありません。ヒーローに戒められると、その悪行を悔い、財宝や福徳をもたらしてくれる存在なのです。現代でも、秋田の「なまはげ」や、佐渡の「鬼太鼓(おんでこ)」、新潟・石川の「あまめはぎ」、宇和島の「牛鬼」、薩摩の「トシドシ」など、「鬼」をお祭りする神事、芸能があるように、鬼の持つ「人間には無い霊力」を借り、五穀豊穣、子孫繁栄を願う風習も残っていますし、鬼が村人のために水路を引いた、鬼が村人のために山に石段を築いたなどの民話も、全国各地に残っています。

 西洋の「悪魔」がどこまでも「悪」なのに対し、日本の「鬼」は、善悪両方を兼ね備える存在として、江戸期には、日本人の心に定着したのです。

 

 さて、西洋の悪魔は、どこまで行っても「悪」。それに対して、日本では、 悪いことをもたらす鬼のような存在でも、こちらからの出方では、福徳をも たらす神にでもなる存在。異文化を敵視し、すべて撃退しなければ気が済ま ないような諸外国の気風に比べて、日本人の寛容な心をあらわすものだと思 います。全世界の人が日本人の心を持てば、もっと世界は平和になるんじゃ ないかなあ、日本人に生まれた事を、神様、仏様、鬼様に感謝しましょう。

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年末ジャンボ宝くじ

 1等、前後賞合わせて3億円が当たる「年末ジャンボ宝くじ」は相変わらずの人気ぶりで、発売日の2日前から寝袋持参で並んだ人もいたそうです。

 ちなみに日本宝くじ協会がまとめた平成22年度版「宝くじ長者白書」によりますと、高額当選者に多いイニシャルは男性が「T.K」、女性が「M.K」で、星座別にみますと男性が「獅子座」で、女性が「水瓶座」となっています。

 「くじ」の歴史はローマ時代にまで遡るといわれますが、現在のような「宝くじ」としては、6世紀中ごろのオランダで行われたのが記録に残る最古のものとして記録されています。

 日本における起源は、今から400年近く前の江戸時代初期、大阪の瀧安寺で、正月に抽選で福運の“お守り”を授けたのがはじまりとされ、しだいに金銭と結びついた「富くじ」が氾濫するようになったそうです。

 その後は幕府が禁じたこともあり長らく発売が途絶えましたが、終戦後の1945年10月に発売が再開されました。

 当時の1等賞金は10万円(1枚10円)で、6坪の組立住宅が1500円、白米1升のヤミ値が70円の時代です。1947年には1等賞金が100万円(1枚50円)となります。東京の吉祥寺の150坪の邸宅が当時50万円、標準家庭のひと月の生計費が1294円の時代でした。

 1等の賞金が1000万円になったのは1968年で、阪神・淡路大震災復興協賛宝くじ(1996年)の際に1等賞金がはじめて1億円の大台に乗せました。戦後の発売再開の10万円から現在の2億円まで、1等賞金は2千倍になっています。

 今年の年末ジャンボは、1枚300円で66ユニット(6億6千万枚)程度が発売される予定で、わずか1カ月程度で2000億円ちかく売り上げる巨大な公営ギャンブルです。ユニット毎に1等が出るようになっているため、1ユニット以上販売している西銀座チャンスセンターや大阪駅前第4ビル特設売場などでは1等当選者が毎年出るのは当たり前なのですが(ハズレの数もケタ違いに多い)、そういった大きな売り場には毎回大勢の人が並びます。

 今回は1等の本数が1ユニットあたり2本(計132本、500万分の1の確率)と、昨年に比べて倍増しており、「より多くの方に大きな夢を持っていただける賞金体系となっています」というのが宣伝文句ですが、2等(賞金1億円)の本数は昨年の370本から66本に大きく減らされています。

 尚、競輪や競馬などでは、法律の定めにより、平均して掛けられた額の75%が戻るのに対し、宝くじの場合の戻り率(還元率)は50%以下。少数の高額当選者が多くを受け取りますので、実感としての回収率はかなり低くなります。

  宝くじ売上げの約4割は地方自治体に納められ、公共事業等に使われたりするものの、公営ギャンブルの中では最もテラ銭(胴元が得る収益)が高く(5割超)、購入者にとっては割の合わない賭け事と言えます。宝くじに夢を見てしまう人が多いのは事実ですが、1ユニット(30億円)購入しても回収率は半分に満たないということだけは覚えておいた方がよいかと思います。その点から言えば、少額だけ購入して結果を楽しみに待つのが本来です。

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女性が求める結婚条件

 1980年代末、世の中がバブル景気に酔っていた頃、女性が結婚相手に求めた条件は、高学歴・高収入・高身長で「三高」と言われ流行語にもなりました。

 バブルが崩壊すると、女性が求める結婚条件は以下の「3C」に変化したと言われます。

   Comfortable(快適な)→年収700万以上
   Communicative(理解しあえる)→価値観が同じ
   Cooperative(協調的な)→家事をすすんでやってくれる


 2010年になってからの調査では、女性が結婚相手に求める条件は「価値観が合うこと」「金銭感覚が一致していること」「雇用形態が安定していること」に変化し、頭文字から「3K」であると指摘されました。

 そして、今年になってからの最新の調査では、結婚相手に求める条件のベスト3は「性格」「愛情」「健康」となっています。

 また、同調査では未婚女性の約半数が「年収400万円台以下の男性」でもかまわないと回答しており、一方で男女とも「きちんとお金の管理ができる」「金銭感覚が合う」を重視するとの回答が約9割に達しています。

 ちなみに別の調査では、「低姿勢」=威張らない、「低依存」=家事や身の回りの諸事を私に頼らない、「低リスク」=事故やリストラに巻き込まれることの少ない公務員や手に職を持っていて食いっぱぐれのないの自営業、いわゆる「三低」が結婚の3条件となっています。

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ギンナン

「銀杏」と書いて、「ギンナン」とも「イチョウ」とも読みますが、枯葉の舞う季節ならではの食材が「ギンナン」です。茶わん蒸しを食べ終わる頃に底の方から出てくるのが印象的です。おでんなどの鍋物にも欠かせませんが、電子レンジやフライパンで軽く過熱しただけでも酒のつまみや子供のおやつになり、手軽に秋の風味を楽しめます。

 ギンナンには、ビタミンCやD、カロチンに加え、良質なたんぱく質が含まれており、滋養強壮のほか、肺や気管支の働きを高める効果があるそうです。国内で出回っているギンナンのほとんどが国産で、中でも愛知県の祖父江町は国内の3割以上を生産しており、主に料亭など業務用高級食材として取引されています。

 イチョウの木の植えてある公園などで拾ってきてもよいですが、食べられるのは外側の種皮を取り除いた殻の中の黄緑色をした胚乳(はいにゅう)部分です。外側の種皮は匂いがきついうえ、素手で触って汁が付くとかぶれることもありますので注意が必要です。

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女性首脳

 欧州債務問題の解決に向けて奮闘しているドイツのメルケル首相や、洪水の対応に追われたタイのインラック首相など、最近は「女性首脳」がよく目につきますが、ざっと見渡しただけで下記のような国で女性がトップにたっています。

 ・ドイツ     メルケル首相

 ・タイ      インラック首相(タクシン元首相の妹)

 ・ブラジル    ルセフ大統領

 ・アルゼンチン  フェルナンデス大統領(前大統領は夫)

 ・オーストラリア ギラード首相

 ・バングラデシュ ハシナ首相(ラーマン初代大統領の長女)

 ・リベリア    サーリーフ大統領(ノーベル平和賞受賞)

 ・アイスランド  シグルザルドッティル首相(同性婚した世界初の首脳)

 ・デンマーク   シュミット首相


 尚、デンマークのシュミット首相の舅は元イギリス労働党党首のニール・キノック、夫のスティーブンは世界経済フォーラムの幹事という家柄で、上記以外にもコスタリカやトリニダード・トバゴなども女性が首脳を務めています。また、国家首脳以外で最近のメディアで登場回数が多いのは国際通貨基金(IMF)トップのクリスティーヌ・ラガルド専務理事です。

 ちなみに、途上国で気候変動問題や生物多様性の維持などに取り組む世界銀行グループの基金「地球環境ファシリティー(GEF)」の次期最高経営責任者(CEO)に財務省の石井副財務官が立候補することになっており、決まれば財務省出身の女性官僚として初の国際機関トップとなります。

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