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2012年5月

新タマネギ

 「新タマネギ」が旬を迎えていますが、腸内の善玉菌の働きを助ける健康食品として、そのタマネギへの注目が高まっています。

 タマネギの多くは収穫後に1ヶ月程度日陰などで風をあて、乾かしてから出荷されますが、「新タマネギ」は収穫後にすぐに出荷されるため、水分が多く、辛味が少なく、甘さと香りがあり、みずみずしさと柔らかさが魅力です。

 日本で栽培されるタマネギには春と秋の二つの旬がありますが、現在店頭に並んでいる新タマネギは佐賀県や淡路島など西日本の産地で秋に種をまいたものです。一方、国内生産量の約半分を占める北海道産は春まきであり、秋ごろに新タマネギとして出荷されています。
 
 ガン・糖尿病・動脈硬化・高脂血症などの生活習慣病に悩む現代人に最適の野菜と言われていますが、この時期にサラダや酢の物にして生で食べる「新タマネギ」はまた格別の味わいがあります。

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春キャベツ

 春キャベツが出荷のピークを迎えています。形が丸く、葉は緩く巻いているのが特徴で、やや扁平(へんぺい)な形で固く締まっている冬キャベツとは別の品種です。

 冬キャベツは夏に種を蒔き、12月から4月にかけて収穫するのに対し、春キャベツは秋に種を蒔き、3月から6月にかけて収穫します。産地は冬キャベツが愛知県中心。一方、春キャベツは千葉県や神奈川県が主産地です。

 春キャベツはビタミンCに加えて、胃壁を守る働きをするビタミンUが豊富でう。外側の緑の葉にはカロテンも多く含まれており、葉が柔らかく、生で食べるのに向いています。ビタミンC、Uともに水に溶けやすく熱に弱いため、サラダなどにするといいですが、調理時に水にさらし過ぎないようにした方がいいそうです。

 スーパーなどの店頭では1個150~200円程度。天候不順で高値だった4月上旬に比べ3~5割程度下がっていますが、昨年同期に比べるとなお2割程度高い水準にあります。

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シャクヤク

 「芍薬」と書いてシャクヤク。「牡丹」(ボタン)が「花王」と呼ばれるのに対し、「芍薬」は花の宰相(さいしょう)の意で「花相」(かしょう)とも呼ばれます。ボタンは樹木、シャクヤクは草です。


 『立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花』と女性の美しさの形容にも使われますが、そのシャクヤクの出荷がそろそろ最盛期となります。

 豪華さと上品さを備えた大輪の花は一本でも存在感が十分です。ヨーロッパでは初夏を飾る代表的な花として愛され、「5月のバラ」とも称されます。切り花を購入した後は、水の中で茎を切り戻し、茎や葉が大きく水分の蒸発が活発なため、飾る際に適度に葉を取ることもポイントだそうです。

 生産量が最も多いのは長野県です。生花店では切り花が1本300~400円ほどで売られています。

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プロスペクト理論

 プロスペクト理論は、人間心理が意思決定にどのように影響を与え、その結果どうなるかを考える行動経済学において、代表的な成果として知られています。

 展望理論もしくは期待理論とも呼ばれますが、プロスペクト理論を説明する際には下記のような例題が用いられます。


   1)確実に8万円をもらえる

   2)10万円もらえるが、15%の確率で何ももらえない


 この場合、ほとんどの人が1)を選択します。次に


   3)8万円を支払わねばならない

   4)10万円支払わねばならないが、
     15%の確率で全く支払わなくてもよい


とした場合には4)を選ぶ人が多くなります。つまり、人間は利益になる場合には確実な方を、損する場合には不確実な方を選択する傾向があるということです。

 通常、リスクは回避したがるものですが、実際に自分が持つ銘柄が下がってくるとその銘柄を長く持ってしまう(いつか上がるかもしれない可能性にかける)傾向があります。

 「所有効果」とも関係してきますが、一般的に利益は素早く確定し、損失に関しては現実よりも願望を優先させてしまう傾向があるということもこの理論で説明されます。

 ちなみに、上記の例題に関しまして、投資的な観点からは2)と3)が正解となります。

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花 時

 今は花時(はなどき)、たくさんの種類の花が開きはじめています。

 その昔、政権抗争に敗れ、都を追われて島流しとなった順徳上皇は、紫色の可憐な花に大いに慰められたそうです。4月頃から咲いている菊に似た小さなこの花は、名を「都忘れ」といいます。

 神々がアフロディーテ(英名ヴィーナス)の誕生を祝って創造した花、薔薇。その花も各地で芳香を漂わせ、初夏を華やかにしています。

 古代ローマ人は天井に薔薇を吊るし、その下での会話は一切を秘密にするという習慣があり、「薔薇の下で」と言うと「秘密にする」という意味が現在にも残ります。

 欧米では宗教的、歴史的に特別な意味を持つ薔薇の花は、数多くの映画で符号あるいは象徴として登場します。

 また、関東で見頃を迎えているポピーは、和名を「ひなげし」といい、今の時期にみかける一面の花畑はこの花だったりします。

 また、この花は、古代中国で項羽が劉邦との最後の戦い(垓下の戦い)に破れ、項羽の愛姫であり絶世の美女であった虞姫が自刃し血を流した場所に咲いた花と伝えられており、「虞美人草(ぐびじんそう)」という名も持っています。

 ちなみに、2011年のスタジオジブリ作品で、同年の邦画の興行収入トップだった「コクリコ坂から」のコクリコは、ポピーのフランス語名で、フランス国旗(トリコロール)の赤はポピーの花の色にちなみます。

 川端康成は「別れる男に、花の名を1つ教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます」との言葉を残しました。たしかに花は様々なことを思い出させてくれます。

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お相撲の四股名事情

 現代の大相撲にも「右肩上がり」と言う力士がいて、一時期新聞を賑わしていましたが、その後、どうなっちゃったんでしょうか、この頃は、話題にならないですね。

 相撲の起源は古く、日本書紀によると、出雲の勇士で天穂日命(あまのほひのみこと)の子孫、野見宿禰(のみのすくね)と、大和国当麻の勇者、当麻蹶速(たいまのけはや)が、垂仁天皇(すいにんてんのう)の前で力比べをしたのが、日本最初の相撲の取り組みとせれています。垂仁天皇と言えば、第十一代の天皇で(今上天皇 は第百二十五代)、記紀伝承上の天皇。そんな古くから相撲のルーツは存在 したのです。なお、日本最初の相撲の勝敗は、当麻蹶速が腰を蹴り折られたとの事で、かなりワイルドな格闘技だったのです。

 そして、その相撲はやがて武士道に取り入れられ、武術の一つとして発展して行きます。室町時代には、相撲を取る事を商売とする、プロの相撲取りも出現します。そして、格闘技ですから、自分をより強く見せるために、「雷電」、「竜虎」などの強そうな名前を四股名として名乗る様になります。

 しかし、江戸の中期、正徳年間(1711~16)、六代将軍・家宣公(前将軍の生類哀れみの令を撤廃したのは良かったのですが、蹴鞠やお能を楽しむと言った雅な暮らしを好んだ)、七代将軍・家継公(三歳で将軍就任、七歳で没。とうぜん政治には未介入、武張った事は何も無し)の頃になると、惰弱な世相を反映して、「浮舟」「有明」などと言う、吉原の花魁?かと思ってしまうような四股名を名乗ったお相撲サンもいました。

 「い」と言う四股名のお相撲サンもいます。当然「i」と言う読みではありません。何と読むかお分かりになりますか?「い」と書いて「かながしら」と読ませたのです。「い」は文字の「いろは」の頭ですからね。

 同じように「一」と言う四股名のお相撲サンもいました。「iti」ではなく、これで「かずはじめ」と読ませました。一は数の始めと言う事。「九」と言う四股名もあります。「kyuu」ではなくて、「いちじく」と読みます。九の字一字だから、「一字九」なんですね。

 その他、「おだやか」「三ッ△(みつうろこ)」「相引(あいびき)」「釘貫(くぎぬき)」「雷り(いなびかり)」「膃肭臍(おっとせい)」「百足山(むかでやま)」「蟻ノ子(ありのこ)」「妨(さまたげ)」「凸凹(でこぼこ)」「唐辛子(とうがらし)」「馬鹿の(ばかの)」「一夢(ひとゆめ)」なんて、変わった四股名のお相撲サンもいたそうです。

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新東名高速

 新東名高速道路が開通してからおよそ1カ月が過ぎました。利用した人の感想は、一言で言いますと「快適」だそうです。

 直線が多く、カーブは緩やか、アップダウンも少なく、舗装が新しいせいか走行した感触も違うとのこと。新設された各サービスエリア(SA)も人気が高く、平日でもにぎわっているそうです。

 尚、静岡県警高速隊の集計によりますと、新東名高速道路の三ケ日~御殿場間の開通後1カ月(4月14日~5月13日)の交通事故発生件数は139件、死亡事故ゼロ、東名高速と合わせた事故発生件数は286件で、東名のみだった昨年の同時期と比べて55件も減少しています。交通量が分散した効果です。

 新東名で発生した139件の事故のうち、SAやPAでの事故は全体の3分1にあたる46件で、そのほとんどが混雑する駐車場内での接触事故だそうです。

 また、タヌキやサルなど、動物をはねたりした件数も77件にのぼり、山間部を走る道路ゆえの問題点も浮上しています。

 ちなみに、速度違反での摘発は822件で、前年同期の東名での摘発件数から倍増しています。開通直後で取り締まりを強化したということもありますが、勾配やカーブが緩やかで速度が出やすい道路ですので、皆様も走行の際は十分に注意してください。

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サクラマス

 春に相応しい名前を持つ「サクラマス」(桜鱒)が旬を迎えています。「本マス」とも呼ばれますが、マス科という分類はなく、サケ科に属しています。最近は数が減って幻の魚とも呼ばれ、都内の百貨店では一切れ(100グラム前後)2000円程度という高級魚です。

 川でふ化し、1年半ほど川で過ごした後、海に下ります。このとき川に残り一生を過ごすものが渓流釣りでも人気の「ヤマメ」(山女)で、海に下ったものが「サクラマス」。そして、60センチ近くに成長し、次の春に川に戻ります。

 「サクラマス」の名前の由来は、桜の頃に戻るためとも、産卵の頃に魚体に桜色の模様が現れるためとも言われていますが、英語でも「チェリー・サーモン」と呼ばれています。

 バター焼き、揚げ物などにして食すのが多いようですが、富山名産の「鱒寿司」に使われているのはこの「サクラマス」です。

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トマト

 初夏の陽気が広がるとともにトマトが旬を迎えています。この時期のトマトの魅力は何と言ってもみずみずしさで、秋の濃厚な味のトマトとはまた違った味わいが楽しめます。

 代表的な品種は「桃太郎」で、果肉がしっかりしていて生食用はもちろん、あらゆる料理に向きますが、この時期はやはり冷やして切り分けて食べるのが美味です。

 ヨーロッパのことわざに、「トマトが赤くなると医者が青くなる」とありますが、Bカロチンをはじめ、リコピン、ビタミンC・E、ミネラル、食物繊維などトマトには毎日の健康維持にもってこいの要素が豊富に含まれています。

 スーパーなどの店先で選ぶ際には、皮に張りがあり、ずっしりと重くて均整のとれた丸いものを選ぶのがコツです。また買ったトマトをおいしく保存するためには、真っ赤なトマトはそのまま冷蔵庫へ、緑色が残っているトマトは室温で赤く熟させてから冷蔵するのがよいです。

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東京スカイツリー

 昨日の早朝はいつもより早い時間に、外の様子がにぎやかでした。小学校の児童らが手作りの日食グラスを片手に空を見上げ、ワーワーキャーキャー。あいにくの曇り空でしたが、わずかな雲の隙間から金環が見えたことを歓声が伝えていました。

 ところで、同じく空を見上げる話ですが、世界一の高さを誇る電波塔「東京スカイツリー」と商業施設「東京ソラマチ」、「すみだ水族館」、プラネタリウム「天空」、オフィスなどを含む「東京スカイツリータウン」(東京都墨田区)が本日正式オープンします。

 高さ約350メートルの第1展望台「天望デッキ」と同450メートルの第2展望台「天望回廊」からは、都心や関東平野はもちろん、気象条件が良ければおよそ100キロメートル離れた富士山を望むことができるそうです。

 開業日の明日の来場見込み数は、施設全体で約20万人。1年目の来場者数は約3200万人が見込まれており、経済効果は年間で約1700億円に達するだろうと試算されています。

 ちなみに、展望台への入場は、7月10日(火)までは日時指定の完全予約制となっています。展望台の1日あたりの定員は1万4000人で、展望台の予約客数はすでに100万人を突破しているそうです。

 高さは武蔵(ムサシ)の国にちなんで634mで、ギネスワールドレコーズ社より世界一高いタワーとして認定されています。これまで日本で最も高い構造物は1958年に完成した東京タワーで約333mでしたが、一気に倍近くとなります。

 東京スカイツリーの大きな役割は、地上デジタル放送の送信です。既存の電波塔である東京タワーが位置する都心部には超高層建築物が林立しており、電波が届きにくいという問題が発生していました。それを低減させるとともに、ワンセグやマルチメディア放送といった携帯機器向けの放送を快適に視聴できるようにすること、これも役割の一つとなっています。

 ちなみに、東京スカイツリーのデザインのコンセプトは、空に向かって伸びる大きな木をイメージしており、シルエットは伝統的日本建築などにみられる「そり」や「むくり」を意識し、大きな木の下に人々が集い、心を寄せ合う様子を表しているそうです。

 ライティングデザインは、江戸で育まれてきた心意気の「粋」(いき)と美意識の「雅」(みやび)という2つのオペレーションが1日毎に交互に現れる新しいスタイルとなっており、今日に続く明日、明日の先に続く未来を表現しているそうです。

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金環日食

 本日は日本の広い範囲で金環日食が拝める日です。

 金環日食とは、太陽と地球の間を月が横切り、中心部を隠された太陽がリング状に見える現象です。そのリングは神々しいばかりの美しさだと言います。東京で見られるのは実に173年ぶりで、前回観測された1839年は江戸時代の天保年間。日本では1987年に沖縄で起きて以来25年ぶり、日本の広い範囲で起きるのは932年ぶりとなるそうです。

 日本では午前6時すぎから部分日食が始まり、九州南部や四国南部、近畿、東海、関東、福島県などで午前7時半前後に金環日食となります。


 ちなみに、今回以降に日本で見られる中心食(金環日食・皆既日食)は、2030年6月1日の金環日食で、北海道の大部分でこの金環日食を観察することができるそうです。また、日本で皆既日食が見られるのは2035年9月2日で、中部地方の一部や関東地方の北部などでこの皆既日食を観察することができるそうです。

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宏観異常現象

 東日本大震災の余震が続いていますが、今から4年前の2008年の5月12日14時28分、中国・四川省でM7.9の大地震(四川大地震)が発生。死者は9万人超とも報じられています。

 地震発生の数日前からいくつかの「宏観異常現象」(こうかんいじょうげんしょう)が観測されていたそうで、

1)5月10日には四川省で数十万匹のヒキガエルの大規模な移動が見られた

2)四川省に近い湖北省の恩施の池で8万トンの水が5時間でなくなった

3)地震の約10~30分前に色が付いた地震雲が観測された・・・

等々です。

 ちなみに「宏観異常現象」とは、大きな地震の前触れとして発生ないし知覚されると言われている生物的・地質的・物理的異常現象を呼称するものです。犬や猫が激しく走り回ったり、朝焼けや夕焼けが強くなったり、井戸水の水位が変わったり、温泉の温度が上昇したり、リモコンの動作不能など電気製品の不調といったものもあるそうです。

 そう言えば、昨年3月11日午後2:46に大地震が発生しましたが、たまたまその少し前に空を見ていました。晴天だった空が急に気味の悪い黒っぽい雲で覆われ、不気味な雰囲気になったことが今でも強く印象に残っています。もちろん、たまたまだったのかもしれません。

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子供人口

 1950年には3人に1人が15歳未満の子供でしたが、直近では8人に1人といった状況です。先日、総務省が発表した4月1日現在の推計人口を見ますと、15歳未満の子どもは前年より12万人減って1665万人。統計をさかのぼれる1950年以降で最も少なくなっています。

 内訳は男子が852万人、女子が812万人。総人口に占める子どもの割合は1950年に35.4%でしたが、今年は前年より0.1ポイント低下して13.0%。これで38年連続の低下となり、諸外国と比べても米国の19.8%、中国の16.5%、イタリアの14.0%、ドイツの13.4%を下回り、最低水準となっています。

 都道府県別の子どもの数は、昨年10月1日現在で前年に比べて増加したのは東京都と福岡県だけです。人口に占める子どもの割合は沖縄県の17.7%が最も高く、滋賀県の14.9%、佐賀県の14.5%が続いています。最も低いのは、秋田県と東京都でいずれも11.3%となっています。

 尚、2011年10月1日時点の日本の推計人口は、定住外国人を含む総人口で1億2779万9千人で、1年間で25万9千人の減少です。減少数は1950年以降の統計で最大であり、65歳以上の老年人口割合は過去最高の23.3%に達しています。東日本大震災や福島第1原子力発電所事故が響き、外国人の国外転出も過去最高を記録しています。

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江戸の大道芸

 今回のお噺のメインテーマとなる「角兵衛獅子」ですが、こんな格好をしていました。
http://oldphotosjapan.com/ja/photos/545/kakubeishishi
 人生のベテランの方なら、「鞍馬天狗の杉作少年」で、お分かりになると思います。越後から来るので、京阪では「越後獅子」、江戸では「角兵衛獅子」と呼ぶ、現代で言えば「少年雑伎団」です。Webにあるような衣装を着て、獅子頭を頭に着け、太鼓を胸に付けて、様々な曲芸を披露し、金銭を乞うものです。江戸での「角兵衛獅子」と言う呼び名の由来ですが、この角兵衛獅子が最初に江戸に来たのは宝暦五年(1755)、その時、曲芸をする子供達を率いた親の名前が角兵衛であったから角兵衛の獅子、角兵衛獅子となったと言われますが、武蔵国氷川神社に古い獅子頭があり、近郊の農夫たちが獅子舞を舞う時、これを借りて着用しました。その獅子頭には、菊の御紋があり、さらに「御免天下一角兵衛これを作る」と銘があるので、古代獅子頭の名工の名前であると言う説もあります。江戸の角兵衛獅子さんは、「しちやかたばち(質屋?・片撥?)小桶でもてこひ(持って来い)、スッテンテレツク、庄助さん、なんばんくっても(南蛮(唐辛子の事)喰っても)からく(辛く)もねぇ~」などと囃し立てながら、曲芸をしていた様です。その他の江戸の大道芸(と言うか、道々で受ける受けないは別として、様々なパフォーマンス)をしていた方達は、こんな方々がいました。

 ●わいわい天王。貧しい神道者の副業で、猿田彦のお面を付けて、黒紋付きの羽織に袴、刀を腰に差し「わいわい天王騒ぐがお好き」と囃しながら、牛頭天王の紙牌(しはい=紙で出来たお札)を撒き、家ごとに一銭づつお金を乞いました。●鹿島の事触(ことぶれ)。折烏帽子に狩衣を着た神巫(かんなぎ=神に仕え、神意を伺う人)が、襟に幣帛(へいはく=神社で神主さんが払う、棒の先に細長い紙の付いたもの)を差し、手に持った銅拍子を鳴らし、鹿島大神宮の神勅(しんちょく=神様の言葉)であるとして、「当年中に大災害がある」とか、「疫病が流行る」など、不安を煽る事を言い、「これを逃れたければ、秘札を授かるべし」とお札を、一分(現代価格約四万円弱)二朱(同約二万円弱)、二、三百文(同七千五百~一万一千二百五十円)と言う高価で売りつけました。

 ●大神楽。正装した四、五人のグループで、笛、鐘、太鼓で囃しながら、様々な曲芸を披露し、お金を乞うもので、古くからの寄席ファンの方なら、「染之助・染太郎」と思って頂ければ良いと思います。つまり、開いた唐傘をクルクル廻して、その上で土瓶を転がしたり、おでこの上に長い棒を立てて、さらにその上に、水の入ったどんぶりを乗せ、そのままの姿勢で笛を吹く、などの曲芸団です。●おぼくれ坊主。みすぼらしい形の坊主で、木魚などを叩いて拍子を取りながら「お釈迦さんでも恋路にぁ迷うたなぁ、何のかのとて御門に立ちたるきまぐれ坊主の、ずんぼらぼの坊主も、国を出る時ゃ、赤い衣に七条の袈裟掛け~」などと歌ってお金を乞いました。

 ●乞胸(ごうむね)。市中の家の角に立ち、三弦(三味線)や鳴り物で囃したて、お金やお米を乞いました。●綾取り。竹に縄を付けたものを、空中に投げ、色々なパフォーマンスでこれを受け取る曲芸です。●辻放下(つじほうか)。石などを投げて受け取る曲芸で、現代のジャグリングです。●説教。浄瑠璃の様な節回しの古物語の説教で、お金を乞いました。●物真似。これは改めて解説する必要ありませんね。主に鳥獣や虫の鳴き声を真似ていたようです。

 ●仕形能(しかたのう)。お能狂言を真似して演じて見せ、お金を乞うものです。●物語・講釈・記録よみ。辻々で古戦物語を素読(そどく=節をつけずに読む事)し、お金を乞うものです。●首掛け芝居。古くは傀儡師(くぐつし)と呼び、江戸では山猫とも呼びました。首に箱を掛け、その箱を舞台(ステージ)として、箱の中から色々な人形を取り出し、「しなだま(品玉=お手玉、ジャグリングで投げる物、時に手品を指す事も)や、しなだまや、変わるが早いトッチントッチン、北山時雨(きたやましぐれ=気がある、または、腹が減ったの隠語)とおおじこと(意味不明。大路琴?おなじことの誤記?)、あるかと思えばトッチントッチン」などと囃しながら、人形芝居を見せ、お金を乞いました。お客は主に子供だったようです。

 その他、お馴染みの「虚無僧」や現代の寄席でもお目にかかれる「住吉踊り」。そして「考え物」「御日和御祈願(おひよりおきがん)」「半田行人」「まかしょ」「猿若」「江戸万歳」「葛西踊り」「鳥追い」などなど、江戸では様々な大道芸人が、道行く人を楽しませてくれていたのです。

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左派と右派

 先日の大統領選挙の結果、フランスでは17年ぶりに左派政権が誕生。ギリシャの総選挙では急進左派連合が躍進。ルーマニアでも緊縮財政に対する国民の不満を背に左派政権が発足しました。

 欧州では左寄りの政権が相次いで誕生していますが、「左派」と「右派」の区別について簡単に触れておきたいと思います。

 「左派」とは、政治や主義において「より平等な社会を目指すための社会変革を支持する層」を指しており、富の再分配や福祉・社会保障を積極肯定する側で、リベラル(弱者擁護的な自由主義)的なニュアンスも帯びています。

 本来は同義の言葉ですが、「左翼」となりますと、急進的、革新的、革命的社会主義的、共産主義的、無政府主義的な色彩が濃くなります。

 対して「右派」とは、保守主義と同義で「伝統的な社会秩序や価値を尊重・維持するスタンスを取り、急激な改革に反対する層」を指しており、従来の体制下での既得権益を守る側はこちらになります。

 これが「右翼」となりますと、国粋主義(国独自の文化や伝統を礼賛することで国家意識の発揚をはかる思想)的な意味合いが強まります。

 このような区別はフランス革命時の国民議会に由来しており、急進的な共和派(ジャコバン派)が左側に座り、旧体制の維持を支持する王党派、貴族派、国教派など(ジロンド派)が議長席から見て右側の席を占めたことから上記のような呼称・区別が生まれました。

 ちなみに、米政権与党の民主党は中道左派的な立場で、福祉や社会保障、財政投資を重んじる「大きな政府」を指向する傾向があります。一方、米共和党は保守的な中道右派の立場をとり、民営化や規制緩和で競争を促進、市場を重視する一方で政府の介入を限定した「小さな政府」を指向する傾向があります。

 また、ほとんどの政党は右・左で呼ばれることを嫌い、左寄り(中道左派)は「リベラル」、右寄り(中道右派)は「保守」を標榜しています。

 尚、上記に挙げたような右・左の区別は相対的なものであり、何を「右」あるいは「左」と呼ぶのかについては、時代や国、立場や視点などによって変化しています。また、一つの政党の中に右も左もあって、多種多様な主義主張が混在しているケースも珍しくありません。右・左のレッテルは政敵を攻撃する際にもよく使われます。

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日の丸ロケット

 三菱重工業と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、未明の午前1時39分頃、複数の衛星を乗せた「H2A」21号機を種子島宇宙センター(鹿児島)から打ち上げます。

 日本の衛星ビジネスを担う国産ロケットのH2Aは、過去20回の打ち上げで19回成功しています。打ち上げ成功率95%という数値は、衛星ビジネスをほぼ独占している欧露と肩を並べる水準です。

 しかしながら、H2Aの積載能力は欧州のアリアンロケットに遠く及ばず、打ち上げコストではロシアのプロトンロケットが優位にあり、世界の商用ロケットからみれば競争力の点で見劣りするのが実情で、中国の長征ロケットも実績を重ね存在感が増しつつあります。

 ちなみに、気象衛星などの静止衛星の軌道は赤道に沿った円周上にあります。衛星の発射台が赤道近くにあれば、そのまま打ち上げるだけで軌道に乗せることができますが、日本(種子島宇宙センター)の場合、その位置が他国の打ち上げ場所よりも高緯度にあるため、打ち上げられた衛星は燃料を噴射して目的の軌道まで移動する必要があります。燃料が増える分、搭載できる衛星本体の重さに制約が生じ、このことが日本の衛星ビジネスのコスト競争力を削ぐ要因ともなってきました。

 もちろん、日の丸を背負ったH2Aロケットは改良と進化を続けています。ロケット製造を下支えする国内の中小メーカーの経営や技能を維持するには最低でも年4回の打ち上げが必要とされていますが、静止衛星の世界需要は年間約20基で、その需要を取り込めるかどうかが日本の衛星ビジネスの命運を握ります。

 なお、今回打ち上げる21号機には複数の衛星が収納されていますが、そのうちの一つは、地球の降水量、水蒸気量、海洋上の風速や水温、土壌の水分量、積雪の深さなどの水循環を観測し、豪雨、台風予報の精度向上や漁場の把握などに役立てるJAXAの地球観測衛星「しずく」。

 そしてもう一つ重要な意義を持つ衛星は、高解像度の光学カメラを搭載し、地上の詳細画像を撮影する韓国の多目的衛星「コンプサット3(アリラン3号)」で、H2Aロケット21号機の側面には韓国の国旗が描かれています。

 アリラン3号は三菱重工が自ら受注した初の衛星であり、日本が初めて打ち上げる海外衛星です。今回のH2Aロケットは、世界の衛星ビジネス市場への参入を目指す日本と、宇宙「先進国」入りを目指す韓国、二つの国の悲願を乗せて打ち上げられます。

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5月の花

 五月は一層濃くなってきた葉の緑とともに花々が美しい季節です。

 水辺に際立つ水芭蕉。藤棚から垂れ下がる藤の花。紫色のアヤメ(文目、綾目、菖蒲)もこの時期に咲く花で、同じアヤメ科に属するカキツバタ(杜若)とともによく目にする花となっています。

 ちなみにアヤメとカキツバタは「いずれアヤメかカキツバタ」と言われますように区別が難しいのですが、葉の幅が広いのがカキツバタで細いのがアヤメというように葉の幅が判断材料の一つとされています。

 公園などの湿地では鮮やかな黄色い黄菖蒲の群生も目にします。また、地面に近い場所で咲いている白いボンボンのような小さな花はクローバー。本来は白詰草という名を持ち、昔、交易のために来航していたオランダ人が商品を箱詰めするときの詰め物として用いていたことからこの名が付けられたようです。稀に見る四ツ葉は、その形が「十字架」に似ていることから幸運のシンボルとされています。

 「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」の芍薬もこの時期の花で、根は鎮静・鎮痛剤として使われる漢方薬の一つです。

 牡丹と芍薬もまた似ており、枝分かれして横に膨らんでいるのが牡丹で、まっすぐに伸びた枝の先に花をつけるのが芍薬です。芍薬の花は牡丹が咲き終わるのを待つようにして開き、各地の植物園で見頃を迎えています。

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エンジェル係数

 昨日もお話しましたが「エンゲル係数」とは、家計の消費支出に占める食料費の割合のこと。

 収入が少なくなっても食費は削りにくいため、一般にこの数値が低いほど生活の水準が高く、逆に、数値が高いほど生活にゆとりがないとされています。

 戦後は50%を超えていたといいますから、手取り収入のうち、貯蓄以外の消費支出の半分以上が食料費に飛んでいった計算になりますね。

 とても高い水準。これではおそらく、貯蓄はできないでしょう。

 いかがでしょうか? 自分の家計のエンゲル係数は?
 家計簿をつけていればすぐに計算できるはず。


 ニッポンのエンゲル係数は、経済成長を経て一貫して下がり続け、2005年には22.9%になりました。そして、ここが底。


 いかがですか? この数字と比較した自分の家計の状況は?


 その後、数値は上がり始め、2011年は23.7%。
 実に、第一次オイルショック(1974年)以来の高い数値となっています。


 背景には、収入の減少や若者の雇用難があるようです。


 ところで、1文字替えた「エンジェル係数」とは、野村證券が命名した「家計支出に占める子育て費用の割合」のこと。

 平成元年に調査をはじめ、2年に1度の割合で実施しているといいますが、第10回(2007年)以降のものが見つかりませんので、その後は実施していないのかもしれません。

 第10回の調査をみると、過去最低の26.2%。

 収入の少ない世帯ではエンジェル係数が低く、多い世帯では高い傾向があるようです。つまり、低所得世帯は子どもの教育にお金をかけられずに絞り込む。高収入世帯では逆に、子どもの教育費にお金を使う。


 いかがですか? お宅のエンジェル係数は。

 エンゲル係数が高まり、エンジェル係数も高まるようだと、家計が押しつぶされてしまいます。

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エンゲル係数

 収入が増えたり減ったりしましても、人が生きる上で必要な食料の量は変わらないという観点から、家計支出に占める食費の割合は生活水準を比較する上での指標となってきました。

 統計学者の名から「エンゲル係数」と呼ばれるこの指標は、一般に数値が高くなる(総支出に占める食費の割合が高い)ほど生活は苦しいと判断され、この数値が低ければ食費以外の事にお金をまわすことが可能となってくるため、貧困度やゆとり度を表す指標として使われてきました。

 国際労働機関(ILO)によりますと、ミャンマーのエンゲル係数は72%、インドは43%で、世界で食費が生活費の大半を占める国はまだ多いのが実情です。

 日本でも終戦直後(1946年)のエンゲル係数は66%で、食べてゆくのが精一杯で、生活にゆとりなどありませんでしたが、経済発展に伴い国民所得が上がるにつれてこの値は低下し、ここ最近は約23%で推移しています。

 ちなみに、総務省の家計調査から算出した昨年の日本のエンゲル係数は前年比で0.4ポイント上昇の23.7%となっています。上昇幅は第1次オイルショックで物価が高騰した1974年(0.7ポイント上昇)に次ぐ大きさとで、所得の目減りや若年層の雇用難などが理由としてあげられています。

 尚、イギリスは11%、ドイツやアメリカは約7%と、主要国のエンゲル係数は日本に比べてかなり低い水準にあります。このような差が生まれるのは、日本では食料品の価格が他の先進国よりも高いためです。日本では高コストの国内農業の保護のために関税を高くして障壁を設けており、そのため輸入品の価格も高くなり、消費者全体の負担となっています。

 収入=支出が減少傾向にあり、食料費が高止まりしているということは、つまりエンゲル係数を求める計算式の分母にも分子にも、数値が高くなる要因が存在しているということになります。

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愛鳥週間

 この辺りでもウグイスのさえずりを耳にするようになりました。また、東北の方ではツバメが巣作りのために納屋などを盛んに往来しているそうです。

 ツバメは春先になりますと、南の越冬先から夏鳥として渡ってきて子育てを行います。

 水田の害虫を捕食してくれるツバメを、日本では古くから益鳥として大切に扱ってきました。また、ツバメは、人の出入りの多い店舗や人家の軒先などに営巣することから、ツバメの巣は商売繁盛の縁起物となっており、ツバメが巣を作ると火事がでないとの言い伝えもあり、巣立っていった後の巣を大切に残しておく風習もあります。

 そんなふうに日本人と馴染みが深いツバメが、ここ数年、全国各地で減ってきているそうです。全国で唯一、県全体で長年ツバメの調査を行っている石川県では、個体数が40年前と比べ3分の1まで激減しているとの報告もあるようです。

 農地の減少、巣をつくりやすい日本家屋が減ってきたこと、天敵のカラスが増えたことなどが理由として挙げられていますが、先週から始まった「愛鳥週間(バードウィーク)」を機に、石川県では大規模な調査が行われています。

 ちなみに、愛鳥週間とは、自然の中で自由に飛び回る野鳥を愛でるだけでなく、野鳥を取り巻く環境や生態系について考えていこうというものです。

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江戸の田楽事情

 春ですねぇ。木の芽田楽の美味しい季節です。木の芽田楽の「木の芽」とは、木通(あけび)などの若芽を指す場合もありますが、山椒(さんしょ)の若芽の事です。イカの木の芽合えと言う料理がありますが、これは、山椒の芽と味噌や砂糖などをすり混ぜ、イカを和えた料理です。山椒などの若芽を塩漬にした木の芽漬けと言う食材もあり、京都鞍馬の名産でした。山椒の芽を叩いたり、すり下ろしたりして、味醂・醤油・酒・塩などで味付けし、場合によっては、泡立てた卵白を加え、焼魚に塗ってさっと焼いた木の芽焼きなんて料理もあります。美味しそう・・・

 山椒は、日本各地に自生するミカン科の落葉低木で、雌雄異株。雌株から取れる乾果は裂けて、黒い種子が取れます。果実は香りと辛味が強く、香味料や健胃・回虫駆除薬になり、木も良い香りがするのですりこぎになります。そして、芽は「木の芽」と称して香味料として珍重されます。俳句の世界では「山椒の芽」は春、「山椒の花」は夏、「山椒の実」は秋の季語です。

 江戸の田楽事情や、冬の定番お鍋「おでん」は、なぜ「おでん」と言うのかについては少し、重複しますが、追考すると、江戸で刊行された「五月雨草紙」と言う本に「浅草並木の枡屋田楽などいふ見世ありて、一通り食事を弁ずるには銭百文位にて済しなり」とあります。この「枡屋」と言う料理屋さんは、江戸で有名な田楽のお店でした。だいたい百文(現代価格換算約3750円)ぐらいで、一食食べられたようですが、「田楽料理」にしてはちょっとお高めで、高級料理の感じがします。

 大坂で刊行された「在坂漫録」には、「おでんさん 年三ツ これはこん蒻の田楽にて、此地ニてもこん蒻の田楽をおしなべておでんと呼故、これも亦女にたとへ、おでんさんと呼と見えたり。年三ツとは、一串其価ひ三文といふことのよし也」とあり、大坂のコンニャクの田楽は、一串三文(現代価格約113円)であったのが伺えます。これならリーズナブル!子供でも、おやつに買えますね。

 また、「伊勢参宮覚」と言う道中日記には、「弘化二年(1845)四月七日一、四文 ふもと茶屋 いもでん」と記されている部分があり、街道筋の旅人相手の茶店では、お芋の田楽を一串、四文(現代価格約150円)で商っていたようです。

 本来の田楽の食材は豆腐です。豆腐を細長く切って、串に刺し、その上に山椒味噌を塗って焼いたものを、本来の「田楽」と呼びます。京阪で使う串は、音叉形に二股になったもので、江戸は二股にはなっておらず、幅広の串を使います。京阪では白味噌を使い、江戸では赤味噌を使うと言う違いもあります。京阪、江戸ともにお味噌に砂糖を加えます。京阪では「木の芽(山椒)」をお味噌に練り込みますが、江戸ではお味噌の上にパラパラと振りかける様な感じで焼くと言う違いがあります。

 江戸川柳です、「田楽の口は遠くであいて行き」。田楽を食べる時は、お上品ぶらないで、田楽よりかなり距離があるうちから、大きく口を開けて、パクッ!雰囲気の出ている川柳ですね。

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サラリーマン川柳

 4月末に第一生命が毎年行っているサラリーマン川柳コンクールの今年のベスト10が決まりました。

 堂々第1位は、「『宝くじ 当たれば辞める』が 合言葉」(事務員A)

 確かに、「宝くじで、もし一等が当たったらどうする? 何に使う?」という不毛な会話を、これまで何度してきたことでしょうか?

 買わないうちから、こんな話をしてきたように思いますね。

 ただ、この会話、しばらくのあいだ時間がつながりますし、人の性格もわかってなかなか面白い。

 しかし、結局のところ、「宝くじ 当たらないから 辞められず」、、、となるのでした。

 そうして、また、忘れたころに、「もし 宝くじで~~~」



 2位以下は、

 「女子会と 聴いて覗けば 六十代」

 「妻が言う 『承知しました』 聞いてみたい」

 「スマートフォン 妻と同じで 操れず」

 「胃カメラじゃ 決して見えない 腹黒さ」

 などが続きますが、お金に関するモノを過去にさかのぼって見てみると・・・、


 「ボーナスは メガネかけても 飛び出さず」

 「たまったなぁ お金じゃなくて 体脂肪」

 「年金は いらない人が 制度決め」

 「ダイエット 食費以上に 金かけて」

 「散髪代 俺は千円 犬 一万」

 「所得税 所得増えずに なぜ増える。」

 「へそくりは 千と小ぜにの 金(かね)隠し」

 「土地もある 家もあるのに 居場所なし」

 「気分良く 一〇〇円ショップで ムダ遣い」

 「ボーナスに はかせてみたい 厚底を」



 宝くじに当たらずとも、何事も笑い飛ばせるだけの「ゆとり」が欲しい。

http://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/25th/best_10.html

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犬と猫

 犬と猫が大きく違うところは・・

 犬はこう考える・・・

 この家の人たちは、餌をくれるし、愛してくれるし、気持ちのいい暖かいすみかを提供してくれるし、可愛がってくれるし、よく世話をしてくれる・・・。 この家の人たちは神に違いない!

 猫はこう考える・・・

 この家の人たちは、餌をくれるし、愛してくれるし、気持ちのいい暖かいすみかを提供してくれるし、可愛がってくれるし、よく世話をしてくれる・・・。 自分は神に違いない!


 大抵の人は犬型か猫型に区別できるといいますが、あなたはどちら?

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江戸の乾物屋・味噌屋事情

 江戸研究のバイブル「守貞謾稿」によりますと、まず乾物屋=椎茸、木茸(きくらげ)、干瓢(かんぴょう)、大豆、小豆、ひじき、ぜんまい、刻み海布(きざみめ=食用となる海草を刻んだもの)、昆布、かづのこ、ごまめ、干鱈などを売るのは、江戸では店売りだけです。京都・大坂では、店売りもあり、荷を担って売り歩く者もいます。また、ひじき、ぜんまい、棒鱈、鯡(にしん)、数の子、そら豆などを水で戻して売るのもあり、これは江戸にはない事です。江戸では、数の子を水で戻して売るのは、冬の間だけ、魚売りが荷を担って売る事もありますが、稀な事です。

 次ぎに、味噌屋=店舗販売は、江戸・京都・大坂、いずれにもあります。荷を担って売る人もありますが、定まったスタイルはありません。浅い箱を三、五重に重ね、その中に商品を入れてありますが、担い売りは、京都・大坂だけで、江戸では見ません。価格は、十二文、十六文、二十四文、三十二文、四十八文、百文などがあり、これらを竹の皮に包んだものを、たくさん箱に入れて、担って売り歩きます。ただし、舐め味噌(副食物として食べる味噌)は売らず、お汁を作るような、調味用の味噌だけを売ります。京都・大阪は、糀味噌(こうじみそ)だけを食べます。特に糀が多いものを、料理味噌と言って、お客様のもてなし料理には、これを使います。これを売る味噌製造元の大きな店では、店で売る他に、雇った下男に担わせて、売り歩かせますが、誰にでも売るのではなく、得意客の間を回って売るだけです。

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ミネラルウォーター

 暖かくなって水を飲む機会も増えてきますが、全国で一番ミネラルウォーターの生産量が多いのは山梨県です。1県だけで日本全体の約3割を占めています(日本ミネラルウォーター協会調べ2010年)。

 これに静岡県、鳥取県、兵庫県、鹿児島県が続き、上位5県だけで全国のおよそ7割を生産しています。カギを握るのは、豊富な水をたたえる山の存在です。山梨と静岡は富士山、鳥取は大山、兵庫は六甲山を抱えています。

 これらの山の麓にある採水地の近くには大手飲料メーカーが相次いで進出、それぞれの地域の名を冠したミネラルウォーターを生産しています。


 ところで、ミネラルウォーターと言えば、「自然の水」、「ミネラルを多く含んだ水」というイメージが一般的かと思います。実際にはそのイメージとはちょっと違います。

 農林水産省のミネラルウォーター類(容器入り飲用水)の品質表示ガイドラインでは、「ナチュラルウォーター」・「ミネラルウォーター」・「ボトルドウォーター」と大きく3つに分類され、更に「ナチュラルウォーター」は、「ナチュラルウォーター」と「ナチュラルミネラルウォーター」の2つに別れています。日本の大手メーカーが生産しているミネラルウォーターは、ほとんどが『ナチュラルミネラルウォーター』に属しています。

 ガイドラインでは、「ナチュラルミネラルウォーター」とは、原水になるものが特定水源より採水された地下水のうち、地下で滞留または移動中に無機塩類が溶解したもので鉱水、鉱泉水などを指し、濾過、沈澱および加熱殺菌に限る殺菌処理を行われたものを指しています。

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百聞不如一見

 中国の漢書にあります「百聞不如一見」は誰もが知っている「百聞は一見に如かず」という格言です。人から何度も聞くよりも、一度実際に自分の目で見るほうが素早く正確に理解できるということを言っていますが、この言葉には続きがあります。

 「百聞不如一見、百見不如一考、百考不如一行」

 一見することで表面上は事実を捉えたようでありましても、深い部分では理解していないケースが多々あります。漠然と見ただけでは本当の意味での理解は難しく、そのことについて考えるてみることが必要であるとしています。

 さらに、いくら考えても行動に移さなければ何事も成さず、行動することによって知りえる事も多々あり、行動によって初めて価値を生ずるというところまで言及しています。

 「案ずるより産むが易し」という言葉もありますが、考えと実践とでは大きく違ったというのもよくある話です。百考して効率的かつ効果的なやり方で行動に移すというのが最も理想的で、考えてばかりでは前に進まないばかりか害になる可能性さえあります。

 「・・百見不如一考、百考不如一行」の言葉は 正しく理解し、十分に考えをめぐらせ、その上で行動してみることが重要であるということを教えてくれます。

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仕送り

 大学入学で親元を離れ、新しい土地で新しい生活を始める・・・子供は意気揚々ですが、子供への仕送りは今も昔も家計の大きな負担です。

 東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)が昨年5~7月に行った調査では、自宅外通学者への仕送り額は9万1300円で、1986年度の調査開始以来、過去最低となっています。

 仕送り額平均が12万4900円だった1994年のピーク時に比べ27%減。家賃の平均は月額6万1000円で、仕送り額に占める割合は過去最高の67%となっています。

 また、仕送りから家賃を引いた毎月の生活費は3万300円、1日当たりに直すと1010円でこちらも過去最低を更新。生活費はピーク時(1990年度)の41%に落ち込んでいます。

 ちなみに、自宅外通学者の保護者の平均世帯年収は899万6千円。仕送り額が過去最低を更新したと言いましても、受験費用、初年度納付金、住居費、4~12月の仕送り額の合計は300万円近くになり、年収の3分の1に達します。

http://www.tfpu.or.jp/11kakeihutan.pdf

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グレートブリテン

 ロンドンでオリンピックが開催される今年、エリザベス女王(85歳)は即位60周年を迎えます。

 父ジョージ6世の死去に伴い1952年に即位した現女王は、英国史上最高齢の君主(在位期間は歴代2位)で、イギリスでは女王即位60周年を記念してこれから様々な祝賀行事が予定されているそうです。

 また、今年は映画「007」シリーズも50周年の節目を迎えます。

 ロンドン・オリンピックの7月27日のオープニングには、6代目ジェームズ・ボンドのダニエル・クレイグが、「ジェームズ・ボンド」として登場することが明らかになっています。

 この企画は、ダニエルと映画監督のダニー・ボイル(スラムドッグ$ミリオネア等の監督)に、オリンピック開会式で上映するための短編映画の製作をエリザベス女王が直々に依頼したことがきっかけだそうです。

 ちなみにエリザベス女王はイギリス国教会の首長でもあります。先日は一般人の結婚式にエリザベス女王がまさかの来訪で、新郎新婦を祝福しています。

 そんなサービス精神を持つ女王は、オリンピックの開会式で披露される短編映画で、ジェームズ・ボンドとの共演を果たすかもしれません。

 

   イギリスは正式には「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」と言い、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国で構成される立憲君主制国家で、エリザベス2世はその国王・国家元首として君臨しています。

 グレートブリテン及び北アイルランド連合王国の英語表記は下記のように長く、通称としては「U.K.」や「グレートブリテン」などがあり、同国を表す言葉として日本では「イギリス」「英国」または単に「英」が使われています。ちなみに「イギリス」という言葉は日本語であり、日本でしか通用しない言葉です。


 United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland


 よく知られているユニオン・ジャック(イギリス国旗)は連合王国の国旗で、イングランドの国旗(白地に赤い十字)、スコットランドの国旗(青地に白い斜め十字)、北アイルランドの国旗(白地に赤い斜め十字)の3つを合成したものです。ウェールズは古くからイングランドと一体化していたため、国旗の意匠(赤い竜)は取り入れられていません。

 イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国はそれぞれに連合王国(イギリス)を構成する国ではありますが、それぞれに別個の国という意識が根強く残ります。イングランドとイギリスは別もので、サッカーではイングランド代表は存在しても基本的にイギリス代表は存在しません。しかしながら今回のロンドン・オリンピックでは統一チームの結成で合意がなされています。

 また、イギリスは18世紀から20世紀半ばにかけて世界中に領土と植民地を有し、それら総称して「大英帝国」と呼ばれました。ユナイテッド・キングダムがイギリス本土のみを指すの対し、ブリティッシュ・エンパイア(大英帝国)という場合にはイギリス本国と植民地の全部を含みます。

 その大英帝国が前身となって今あるのが「英連邦」で、単に「コモンウェルス」とも言います。「連邦」とは言いますが、いわゆる連邦国家や連合国家のような強い結びつきではなく、中央政府を有しない、至って緩やかな国家連合で、現在の加盟国数はイギリスを含め54カ国となっています。アジアではインドやシンガポール、マレーシアなど、アフリカ大陸ではガーナやカメルーン、南アフリカ共和国なども属しています。

 英連邦の中でも、イギリスの国王を自国の国王として仰ぐ16の独立国を「英連邦王国」と称します。連邦王国には、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ジャマイカなどが属しており、それらの国では、カナダ女王やオーストラリア女王などとしてエリザベス2世が君臨しています。

 もちろん「君臨すれども統治せず」で、エリザベス2世の統治権は名目上のものですが、カナダやオーストラリアなど英連邦王国の国民は形式的には女王陛下(エリザベス2世)の臣下ということになります。

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端午の節句

 「こいのぼり」が泳ぐ季節、「端午の節句」が近づいてきました。他の魚と比べて生命力が強く、多少汚れた沼地や池でも平気な鯉(こい)は、子供の健やかな成長を願う親心の象徴となっています。

 中国の故事に『鯉が黄河の急流を登り、その水脈(登竜門)に達したとき、龍になる』という言い伝えがありますが、「こいのぼり」を立てることは、元気に成長して立派になってほしいという願いを託した親の気持ちの表れそのものと言えます。

 ちなみに、「端午」とは1月7日の人日(じんじつ、七草の節句)、3月3日の上巳(じょうし、桃の節句)、7月7日の七夕(たなばた)、9月9日の重陽(ちょうよう、菊の節句)といった五節句の一つです。

 中国の陰暦では5月は物忌み(ものいみ)の月とされ、5月5日を重五(ちょうご)と呼んでいました。災いや病気を祓う(はらう)日とし、蘭の湯に浸かる、菖蒲(しょうぶ)入りのお酒を飲むなどの風習がありました。日本の宮中でも同様な行事が催されました。

 やがて、宮中から武家の世の中に移ると、武士達はこうした行事から「菖蒲」を「尚武」(武道を重んずる)とかけて、5月5日を尚武の節目の行事とし、盛んに端午の節句を祝うようになります。

 江戸時代になると、端午の節句は男子の節句とされ、武家の男の子の出世を祝う日として定着してゆきました。子供が強く、たくましく育ってほしいという気持ちから、武者人形やのぼりを飾りました。それを真似、庶民の間で紙で出来た鯉を飾ったのが、「こいのぼり」の始まりと言われています。

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頭語と結語

 手紙文を書く際に時折迷うのが、頭語(冒頭に書く言葉)と結語(結びに書く言葉)の組み合わせです。例えば、「拝啓」で始めて「敬具」で締めるのが一般的な頭語と結語の組み合わせで、「拝啓」は「拝=つつしんで」「啓=申し上げる」という意味となり、「敬具」は「敬=つつしんで」「具=申し上げました」という結びになります。

 手紙を出す相手が媒酌人や恩師などの場合には、より丁寧な頭語と結語を使います。例えば、「謹啓」→「敬白」などで、「拝啓」→「敬具」と意味は同じですが、より一層丁寧な表現になります。

 また、急用の手紙の場合には、「急啓」→「草々」と書き、時候のあいさつを省略する場合には、頭語を「前略」「冠省」などと書き、結語は「草々」などで結びます。「草々」とは、「ぞんざいな走り書きで、失礼しましす」という意味となります。死亡通知やお悔やみなど弔事の手紙には、頭語を省くのが習わしで、「敬具」などの結語は使ってもよいそうです。

 尚、女性の手紙では頭語はあまり使わず、結語は「かしこ」で終わるのが一般的です。「かしこ」とは「恐れ多い」という意味の「畏し(かしこし)」の語幹で、「これで失礼します」といった意味となります。

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ネタ帳

 落語には、当初「題名」などはありませんでした。落語創生期は、寄席と言っても簡易なもので、出演者も一~三人程度、これなら、楽屋で落語家さん同士「今日、私はこの噺をやる」「じゃあ、私はあの噺にしましょう」程度の打ち合わせで済んでいたのですが、落語と言う話芸が確立し、寄席と言う興行が繁栄すると、一晩の内に、十人を超える落語家さんが、高座に登るようになります。当然、最初の演者さんが帰った後で、楽屋入りする落語家さんも出来てきます。そんな状況で、お客様に、「先に出演した演者と重複しないネタ」をお聞かせすると言うのが、重大な使命となります。楽屋に最初からいる前座さんに、「おい、今日、誰々師匠は何の噺をしたんだい?」などと聞く事が頻繁になると、前座さんも「与太郎が叔父さんの所へ、牛をほめに行く噺です」とか「きざな若旦那に、腐った豆腐を『チリトテチン』ですと偽って食べさせる噺です」などと長々説明していられないため、楽屋で「ネタ帳」と言う、誰がどんな噺を高座にかけたか記録しておく帳面が出来上がります。

 後から来た落語家さんは、その「ネタ帳」をめくり、先に上がった落語家さんと重複しない噺を高座にかけると言うシステムが確立されるのです。そして、その「ネタ帳」は、楽屋にいる人間にだけ分かれば良いので、「与太郎が叔父さんの所へ、牛をほめに行く噺」などと書かず、ただ単に「牛ほめ」や「ちりとてちん」などと、身内だけが分かる「符丁」として、確立して行ったのが、落語の題名なのです。

 現代の落語家さんの独演会では、先に高座にかける落語の題名が発表される事がほとんどですが、本来、落語の題名は、お客様にお知らせするために出来たものではなく、楽屋内で分かれば良いために出来たものなので、そのため、かえって、意味不明に近いような、味わい深い「落語の題名」が出来たのです。

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還 暦

 十干十二支の60通りの組み合わせが一回りし、また元の干支に戻ることから、60年を「還暦」と言いますが、1952年に登場した「永谷園のお茶づけ」も還暦を迎えます。

 「永谷園のお茶づけ」といえば、歌舞伎の定式幕になぞらえたあのデザインで、「歌川広重・東海道五十三次」シリーズのカードなども懐かしく思い出されます。

 現在のシリーズ構成は「お茶づけ海苔」「さけ茶づけ」「梅干し茶づけ」「たらこ茶づけ」「わさび茶づけ」の5種類で、シリーズの累計食数は219億食以上だそうです。219億食÷60年で計算しますと、年間3億食以上が消費されていることになります。

 ちなみに昨年11月から12月にかけて実施されたアンケート調査によりますと、お茶づけの食シーンとして最も多いのは「朝食」(52.8%)、次いで「夕食」(36.6%)、「昼食」(32.6%)、「夜食」21.6%、「お酒の後」(19.4%)、「間食」(13.6%)と続いており、時間も手間もいらないメニューとして朝茶づけが定番になっていることが分かります。

 また、「お茶づけ海苔」のトッピングは「梅干」が定番で、他に「鮭」「わさび」「昆布の佃煮」などの人気も高いようです。

 なお、お茶づけにかけるものとしては、以前から「関東ではお湯派、関西ではお茶派が多い」と言われてきましたが、今回のアンケート結果でも関東が「お湯・水」派で、関西は「お茶(温・冷)」派が多いという結果になっています。

 ところで、京都では茶漬けを「ぶぶづけ」とも言います。経験したことはありませんが、京都で他人の家を訪問した際に「ぶぶづけでもいかがどすか」と勧められた場合、それはいわゆる社交辞令で、暗に帰宅を催促しているものであると聞いたことがあります。

 勧められた場合には丁重に辞して退散することが好ましいとされています。ただし、京都の地域性を題材にした小噺から広まった話だとも聞いたことがあり、今時早く帰れという意味で「ぶぶづけでも・・」なんてことを言う人はいないそうです。

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八十八夜

 「夏も近づく八十八夜・・・」という有名な茶摘み歌がありますが、本日はその「八十八夜」です。立春から数えて八十八日目に当たり、歌にうたわれていますように、この日に摘んだ茶の葉は上等とされています。

 八十八夜は、まさに夏も近づくということで、農村では田の苗代作りや畑作物の種蒔きを始める重要な時期です。特に、「八十八夜の別れ霜」と言われますように、霜による農作物の被害から開放されるときであり、「八十八」は漢字の「米」に通じ、末広がりの「八」が重なる縁起の良さも加わって、昔から農事の目安として欠かせない日です。

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グレープフルーツ

 「グレープフルーツ」が旬となり、一番美味しい時期となっています。数個集まってブドウの房のように実ることからこの名がついたようです。

 日本には昭和の初期に輸入が始まり、当初は高級フルーツとしてもてはやされていましたが、1971年にグレープフルーツの輸入が自由化され、一気に大衆化されて一般家庭の食卓にのぼるようになりました。

 黄白色をした果肉の「ホワイト種」が一般的ですが、近年存在感が高まっているのがピンク色の「ルビー種」、甘みが比較的強く、酸味とほろ苦さが売りのホワイト種とはまた一味違った風味があります。

 このグレープフルーツ。半分食べるだけで1日に必要なビタミンCを摂取できるのがうれしい点で、疲労・ストレスからの回復や風邪・がん予防に効果があるとされています。

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