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2012年7月

枝 豆

 ビールのおつまみの定番と言えば「枝豆」。今、その「枝豆」が最も美味しい季節です。

 今では1年中冷凍品が食べられますが、7~8月が本格的な旬です。日本では栄養豊富な食品として平安時代から食べる習慣があったそうですが、最近では米国でも健康食品として注目が集まっています。

 たんぱく質やビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維を含んでおり、ビタミンB1にはアルコールの分解を促す働きがあり、ビールのつまみにはもってこいです。

 枝豆を美味しくゆでるコツは、4%の濃度(水1リットルに塩40グラム、枝豆250グラム)で3~5分ゆでることだそうです。枝豆の場合、4%が最もバランスがとれた濃度であり、硬くならずに軟らかいまま、さらに水分を失わないので「プリプリ」、「ふっくら」。とても美味しく出来上がるそうです。

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徒然草

 今から680年ほど前に兼好法師が書いたとされる「徒然草」の一節に、大金持ちが説いたお金持ちになる方法が記されています。皆様も何度か耳にしたことのある話かとは思いますが、要約してご紹介したいと思います。


 一、世の中は常に変わらないという信念を持ち、「世の中は無常だ」などと思ってはいけなない。

 二、やりたいことをすべて思い通りにしてはならない。有限な財産で、無限の欲望をかなえようとするなど不可能である。

 三、お金を好き勝手に使えるものだと思っていたら、いつまでも貧乏を逃れることはできない。お金を主君や神のように尊ばなければいけない。

 四、金銭上のことで恥ずかしい目に遭っても、怒ったり恨んだりしてはいけない。

 五、正直にして、約束は守れ。


 これを説いた大金持ちは、貧しくては生きている値打ちがないと言い、以上の5項目を守るて利益を追求すればお金持ちになれるとしています。さらに、何かほしい物ややりたい事ができてお金を使いたい欲望が出てきたら、「我を滅ぼす悪念来れり」と思ってお金を使うなとしています。利益を求め、決して使わず、とにかく稼げということですから貯まらないはずがありません。

 そしてこの大金持ちは、お金が貯まっても、節約して、贅沢をせず、やりたかったことをしなくても、お金があっていつでもできると思っていられることで心が安らかでいられると説いています。

 これに対して兼好は、「人はやりたいことをするためにお金をほしがるものなのに、お金があっても、やりたいことができないならば貧乏人と同じではないか」と疑問を呈しています。「(そうならば)貧乏と金持ちの区別はなくなる。最高の悟りと最低の迷いが同じことになる。金持ちになりたいという大きな欲は、お金はいらないという無欲と同じである」と看破しています。

 「ここに至りては、貧富分く所なし。

     究竟は理即に等し。大欲は無欲に似たり」


 金持ちの言う通りであるならば、大きな欲を持つほどに無欲な人と同じ状態になっていきます。これが私たちがよく耳にする「大欲は無欲に似たり」の意味であり、いっそお金に対する執着を捨ててしまうことが心の安寧を得る早道だというのが兼好の解釈です。

 欲を封じて節約に励む金持ちというのは、欲を捨てさった貧乏人と同じだというわけです。

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努力の壺

 小さな子をお持ちの親御さんは、大切な事をどのように伝えるべきか、様々工夫されていることかと思います。

 それに関しまして、ご存知かもしれませんが、「努力の壺」という話をご紹介したいと思います。


 人が何かを始めようとか、今までできなかったことをやろうと思ったとき、神さまから努力のつぼをもらいます。

 そのつぼには、いろいろな大きさがあって、人によって、ときには大きいのやら、小さいのやらいろいろあります。

 そしてそのつぼは、人には見えないのです。でも、その人がつぼの中に、いっしょうけんめい「努力」を入れていくと、それが少しずつたまって、いつか「努力」があふれるとき、つぼの大きさが分かる、というのです。

 だから休まずにつぼの中に努力を入れていけば、いつか、必ずできるときがくるのです。


 小学1年生の女の子が、がんばろうと思う時、くじけそうになる時、お母さんにお願いして毎回この話をしてもらうそうです。それを作文に書いたのがこうして広まっています。

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江戸のお侍さんの勤務形態

 江戸では徳川将軍が絶対的トップで、すべてのお侍さんは、徳川将軍の家来と言う事になります。この徳川様の家来の内で、俸禄(ほうろく=現代での年間給与)が一万石以上の方を「大名」と呼びます。俸禄が一万石以下で、将軍に御目見え(拝謁)出来る格式のある方を「旗本」、御目見え出来ない方を「御家人」と呼びますが、旗本も御家人も、将軍直属の家来と言う事で「直参(じきさん)」とも呼ばれます。また、各大名や旗本に雇われている家来は、徳川様の家来の家来と言う事で、陪臣(ばいしん)・又家来(またげらい)と呼びます。

 そして、大名と、直参の旗本は、役職を帯び、定期的に江戸城へ「出勤」します。江戸城での役職は、大きく分けると、「番方(ばんかた)」と「役方(やくかた)」に別れます。番方は主に体を使う体育会系の業務で、役方は主に頭を使う文化会系の業務です。戦国時代までは、戦の主力となる番方(戦士)が幅を利かせていましたが、平和な江戸時代が訪れると、戦が無いので、番方の出番は減り、重要となったのが、役方(事務担当)でした。

 役方は、様々な部署・職種があり、とても全部をご説明する事は出来ませんので、役方の主な業務内容と勤務体系をさらっとお話しします。まず、時代劇などでも有名な老中ですが、将軍の補佐役で、定員は四~五名。月番で二~三人が江戸城に出勤します。勤務時間は四つ半(午前十時)から八つ半(午後二時)の四時間ほどです。老中に次ぐポストである若年寄は、定員は三~五名で、やはり月番で二名ほどが江戸城に出勤します。勤務時間は五つ(午前八時)から始まり、老中が帰った後で帰宅となります。奏者番(そうじゃばん)は、江戸城での儀式を統括するエリートで、特に定員の様なものは無く、江戸初期は五~八名でしたが、時代が下がるにつれ増員され、最終的には三十名ほどが、交代で江戸城に出勤しました。勤務時間は、老中と同じ四つ半から八つ半です。

 大目付は、大名、旗本などの監視官、各藩への法令伝達などを受け持ち、定員は四~五名。勤務時間は、四つ半から八つ半。寺社奉行は、全国の寺院、神社の取り締まり、寺社領統括、陰陽師(おんみょうじ)などの支配を担当し、定員は四名。二人が月番で出勤します。勤務時間は、四つ半から八つ半。勘定奉行は、収税、金銭出納などを担当する、現在の財務大臣で、定員は三~五名。勤務時間は七つ半(午前四時・早!)に出勤し、自分の部署とは別の詰め所で、書類に目を通したり、同僚の勘定奉行と打ち合わせをしたり、部下と会合したりして、五つ半(午前八時)に自分の部署へ配置につきます。町奉行は、現代の東京都知事と警視総監、東京地方裁判所長、東京消防署長、東京国道管理事務所長などを兼務する多忙な職務で、定員は二名。北町奉行所と南町奉行所に一人ずつ配属となります。江戸城への出勤は、四つ(午前十時)から八つ(午後二時)ですが、江戸城での勤務が終わると、それぞれの奉行所へ戻り、訴訟や請願、罪人のお調べなどを行い、業務終了は深夜に及ぶ事もある、多忙な職務です。

 対する江戸期の番方は、戦が無いので本来の役割を果たす事は(幕末までは)ほとんど無く、江戸城などの警備をするくらいの業務しかありません。それでも、「幕府五番方」と言って、「大番」「書院番」「小姓組番」「新番」「小十人組」の五つに編成され、二千人ほどが勤務していました。ちなみに「大番」は、江戸城、二条城、大阪城などの警備担当部署。「書院番」は、江戸城内の警備と将軍が外出する時のガードマンを担当する部署。「小姓組番」は、公式行事の給仕・雑用担当部署。「新番」は、将軍外出用の警備隊で、常備兵力でもあり、武器の検分役なども受け持つ部署。「小十人組」は、将軍に付き添って護衛する歩兵隊で、城内警備も担当する部署の事です。

 そして、その番方の勤務態勢ですが、メインの仕事は江戸城のガードマン、警備員ですから、二十四時間体制です。そのため、三交代制になっていて、朝番は五つに出勤、夕番は四つに出勤、寝番(しんばん)は宿直になり、夕七つ(午後四時)の出勤で、それぞれ次の番の方が出勤して来るまでの勤務となります。また、寝番でも「寝ずの番」と言う訳ではなく、複数いる勤務者が交代で、休憩時間に入ったり、自分用の布団を用意して仮眠したりの、ローテーションを組んで仕事をしていました。また、この寝番のお侍さん、夜中にお腹が減っても、近所にコンビニは無いし、二十四時間営業の牛どん屋もありません。たとえあっても、江戸城を抜け出して、ちょいと夜食を食って来る、なんて訳にはいきませんので、皆さん、お弁当を持参しました。

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食べ合わせ

 19日から夏の土用入りしていますが、今日が「土用の丑の日」です。シラスうなぎの3年続きの不漁により、蒲焼の値段はそれこそ鰻のぼりで、今年は量を少なくして価格を抑えて販売されているのが目立ちます。

 ところで、一緒に食べると害があるとされる食物の組み合わせを「食べ合わせ」と言い、昔からそれらを一緒に食べてはいけないとされてきました。

 食べ合わせでよく知られているのが「うなぎと梅干」で、消化不良を起こしやすいとされてきましたが、医学的には根拠がなく、胃酸を濃くする梅干の働きがうなぎの脂分の消化を助けるのでかえって好ましいそうです。

 ちなみに、「うなぎと梅干」には贅沢への戒めといった説のほか、いずれも食がすすむ食材であるため過食への戒め説、梅干がうなぎの栄養分を消し去ってしまうとの栄養消失説、もしうなぎが腐っていたら、腐敗した際の酸味が梅干の酸味で分からなくなってしまうから(食中毒予防)・・・等々の説があるようです。

 なお、「天ぷらとスイカ」「うなぎとスイカ」と言った食べ合わせは、油分の多い食べ物(天ぷらやうなぎ)と水分の多い食べ物(スイカ)を一緒に食べると、胃液が薄まり消化不良を起こし、体調を崩すことがあるため避けた方が無難です。

 また、「天ぷらとアイスクリーム」のように、体を温める食べ物(天ぷら)と体を冷やす食べ物(アイスクリームや氷)を一緒に食べると、胃に負担がかかるため、それを戒める意味の食べ合わせもあります。

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エアコン

 人間は、発汗してその汗が蒸発する際の気化熱によって体温調節を行っています。しかし、周りの湿度が高いと、汗は流れ落ちるばかりでほとんど蒸発しなくなり、体内の熱を放散することができなくなってしまいます。ゆえにジメジメして暑い日は熱中症になりやすいため注意が必要です。

 また、熱中症予防よりも節電を意識し過ぎて屋内で熱中症を発症するケースも多いようです。

 節電意識が高まることは結構な事ですが、さすがにこの暑さ、エアコンなしではしのぎにくくなっています。そこで、参考までにエアコンの「冷房」と「除湿(ドライ)」の消費電力と効果について簡単に触れておきたいと思います。

 コップに冷水を入れますとコップの表面に触れた空気が冷やされ、空気中の水分がコップ表面に結露し、その分空気中の水分が減る、これが除湿です。コップに氷水を入れた方がより多くの水滴が付きます。つまり、エアコンの場合、空気をよく冷やす「冷房」の方が除湿量が多くなるということです。

 従来のエアコンの「除湿」は「冷房除湿」でしたが、最近のエアコンには室内の温度をあまり下げない「再熱除湿」モードがついており、それらについて消費電力や効果等をまとめますと以下のようになります。

        <冷房>      <弱冷房除湿>  <再熱除湿>

 消費電力   再熱除湿より少ない 最も少ない    冷房より多い
 除湿量    最も多い      あまり多くない  多い
 室内の湿度  最も下がる     少し下がる    あまり下がらない


 エアコンも省エネ化がすすみ、機種によって性能の差もありますが、扇風機と併用しながら、状況やニーズに合わせてモードを使い分けることが大切です。

 ちなみに、最近の節電ブームを追い風に、扇風機もそうですが、自動節電機能がついたエアコンが売れています。しかしながら、費用対効果を考えた場合、高額な新しいエアコンに買い替えるよりも、よほど古い機種でなければ、今あるエアコンで使い方を工夫した方が節電にも節約にもなります。

 エアコンに関する話をもう一つ。エアコン発祥の米国では、冷やした空気をダクト(大きな管)で運ぶ「ダクト方式」が主流です。ただ、この方式ですと部屋ごとの細かい調整ができないことや、導入する際には大掛かりな工事が必要です。

 一方、日本生まれで日本では一般的に使われている「ダクトレス方式」は、各部屋に室内機を置いてそれぞれに細かな調整が可能で、効率性と省エネ性に優れ、比較的簡単な工事で設置が可能となっています。

 夏でも比較的過ごしやすかった欧州では、一般家庭においてエアコンはあまり普及していませんでしたが、2003年の熱波襲来で、日本式(ダクトレス方式)のエアコンの普及に弾みがつき、日本メーカーが得意とするダクトレス方式エアコンは実質的にデファクトスタンダード(世界標準)となりつつあるそうです。

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ブルーベリー

 夏の果実『ブルーベリー』が出荷の最盛期を迎えています。程よい甘さと酸味が魅力で、特に「アントシアニン」という色素が目の疲労を癒やす効果があるとされ、人気が高いです。食物繊維やビタミンも豊富に含んでいます。

 その「アントシアニン」を調べてみますと、青色や紫色、赤色の色素成分であり、「抗酸化物質」であるポリフェノールの一種とのことです。眼球内の毛細血管を強くして、血流を改善し、目のすみずみまでに酸素や栄養成分を送り、眼のピントを調節する毛様体の働きをよくし、疲れ目の回復などに効果があるそうです。

 また、「抗酸化物質」とは、その名の通り酸化を防ぐ事ができる栄養素であり、活性酸素による細胞などへの攻撃を防いでくれる働きがあるそうです。野菜不足の人はその「抗酸化物質」が不足して活性酸素の攻撃に対して人体が無防備となり、細胞やDNAが損傷して老化を早めてしまったり、がんや心臓病といった病気になるリスクが高まるそうです。

 ちなみに、ブルーベリーを選ぶ際は、ブルームと呼ぶ白い粉が豊富についている方が鮮度が高く、また青紫の色が濃く、皮に張りのあるものが良いそうです。

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ピュロスの勝利

 中国の兵法書「孫子」の成立は春秋時代(紀元前400年頃)です。それ以前の戦(いくさ)は、力で押して後は天運に左右されるという考え方が主流で、運任せであったわけですが、この書の登場によって大局的な戦略と各局面での戦術の重要性が認識されるようになりました。

 「孫子」は戦い方・勝ち方を表した書ではありますが、その冒頭では安易に戦端を開くことを諌めており、それが「孫子」の底流にある思想となっています。

 それでも開戦するに及ばざるをえない場合、戦のやり方をつまびらかにしたのが「孫子」です。

 ところで、古代ギリシャにはピュロスという好戦家の王がいました。カルタゴの将軍ハンニバルに「アレクサンドロス大王に次いで偉大な指揮官」と称えられた人物でもあります。

 ピュロス王は戦いには滅法強く、ローマを破るなど幾多の戦争で勝利を収めるのですが、ただそれだけで何を得たわけでもなかったといいます。

 この故事から「労力や心労のわりに、得るものが少ない勝利」のことを「ピュロスの勝利」といいます。

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江戸時代クイズの解答

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 正解は、麹町でした。もとの川柳にある「トイキン」が、もうすでに現代の方には分からないのではないでしょうか。「トイキン」とは、漢字で「斗為巾」と書きます。お琴の弦は全部で十三本あり、一番目の弦を「一」、二番目を「二」、順に十番目を「十」と呼びます。しかし、十一番目の弦を「十一(zyuuiti)」と発音するのは、まどろっこしいので、十一番目の弦は「斗」と呼びます。十二番目の弦が「為」、十三番目が「巾」。つまり、川柳にある「トイキン」とは、十一、十二、十三番目を暗示しているのです。そして、江戸期の麹町ですが、上図の様な地形(並び)で、一丁目から十丁目までは四谷見(よつやみつけ=見附とは、見つける、見張ると言う意味で、江戸の町の各地に設けられた見張り台の様なものです。現代では、すべての見附が取り壊されてしまいましたが、それでも東京の各地に、見附跡の遺構として石垣が残っていたり、○○見附などの地名、交差点の名前などに片鱗が残ります。)の内側にあるのですが、十一丁目から十三丁目は、四谷見附の外にあるのです。こんな、江戸期の麹町の様子を詠んだのが、クイズとして出題した川柳なのです。

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隅田川に架かる橋事情

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 隅田川は、古くは住田河・墨田川などとも呼ばれました。東京スカイツリーがあるのは、隅田区ではなく、墨田区ですよね。また、吾妻橋から下流を大川とも呼び、大川の右岸、吾妻橋から新大橋までを大川端と呼びました。隅田川に架かる橋を簡単な図にしますと、上図の様になります。一応、江戸時代に架橋された橋には「●」を付しました。
   
 そして、落語の題名ともなる「宮戸川」ですが、歌川広重の名所江戸百景にも「浅草川大川端宮戸川」として描かれている、大川端の神田川が合流する辺りになります。これらの橋のうち、江戸期に架橋された橋について、もう少し詳しくお話ししますと、千住大橋は、正確には江戸期以前の文禄年間の架橋となる、隅田川でもっとも古い橋で、江戸に幕府が開かれてからも、しばらくは江戸防御のため、この橋以外の架橋は認められませんでした。吾妻橋は「大川橋」とも呼ばれ、名前の由来は、江戸の「東(あずま)」の橋であるから、また、吾嬬(あずま)権現社への道筋にある橋であるからなどと言われます。落語でも、文七元結の文七や、佃祭の船頭、金太郎の女房などが身投げをしようとする橋として、しばしば登場します。

 隅田川と神田川の合流地点に架かる柳橋は、古くは「矢の倉橋」と呼ばれ、隅田川船遊びの拠点として、多くの船宿が集まった所に架かっている橋でした。両国橋は、元は「大橋」と呼ばれていましたが、元禄六年に「新大橋」が出来たので、両国橋と呼ばれるようになります。落語「たがや」の舞台として、あまりにも有名ですね。

 新大橋は、江戸期には現在の地より200m程下流の位置にありました。名所江戸百景にも「大橋あたけの夕立」として描かれています。この「あたけ」とは、新大橋が架かっている安宅町にちなむもので、安宅町の町名の由来は、幕府の大型軍船「安宅丸」の係留所があった事によります。永代橋は、永代島へ渡る橋と言う事からの命名で、この橋の完成により、深川八幡への参詣が容易となります。しかし、文化四年(1807)深川八幡の祭礼に詰めかけた群衆の重みで橋が崩れ、二千人もの溺死者を出す惨事を巻き起こします。この永代橋崩落を江戸の狂歌師・蜀山人が「永代と架けたる橋は落ちにけり今日は祭礼明日は葬礼」と詠みました。なお、この永代橋崩落をテーマにした「永代橋(武兵衛違い)」と言う落語があります。

・・・・・(江戸時代クイズ)・・・・・

  江戸川柳に「トイキンは見附の外へ追い出され」と言うのがあります。これは、江戸の地名を詠んだモノなのですが、どこの町がどうなっているのかを詠んだモノかお分かりになりますか?

答えは明日のブログで、、、、、

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環境ブランド

 ブランドコンサルティングの米インターブランド社は先日、環境活動への取り組みと、環境ブランドとしての消費者からの認知度を数値化した「グリーンブランド(環境ブランド)」ランキングの2012年版を発表しました。

 財務情報が公開されている、海外売上高比率が3割を超えている等の条件を満たしたブランド(企業)がランキングの対象となっており、今回の世界ランキング上位10ブランドは下記のようになっています。


  1位 トヨタ

  2位 ジョンソン&ジョンソン

  3位 ホンダ

  4位 フォルクスワーゲン

  5位 ヒューレット・パッカード

  6位 パナソニック

  7位 デル

  8位 シーメンス

  9位 ダノン

 10位 BMW


 ちなみにトヨタの首位は2年連続で、「グリーンイメージの代表であるプリウスのプラグインハイブリッドを発売するなど、環境を経営の中核とした事業活動に引き続き取り組んでいる」点が評価されています。ホンダやフォルクスワーゲン、BMWなども環境対応を軸とした事業活動が評価につながっています。

 6位にランクインしたパナソニックは、「エレクトロニクスNo.1の環境革新企業を目指す」とのビジョンを掲げ、家電から「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン構想」に代表される街づくりまで、「環境を経営戦略の軸として捉え、幅広い環境活動を推進」しており、昨年から順位を上げています。

※サスティナブル:持続可能であるさま。特に、地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発などについていう。(大辞泉)

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消費税

 社会保障と税の一体改革関連法案が先日の衆院本会議で可決されました。

 「社会保障と税の一体改革」を銘打ちながら、消費税の税率引き上げが明記される一方で、社会保障を安定化させる抜本的な対策は置き去りにされたままです。

 さて、実際に消費税の税率が引き上げになった場合の家計への影響(年間での負担増)について、第一生命経済研究所では下記のように試算(税率5%の時との比較)しています。


   年収(万円)    8%時       10%時

  350~400  5万5546円    9万0894円


  550~600  7万4539円   12万1972円


  750~800  9万4379円   15万4439円


 これ以外にも、2013年から東日本大震災からの復興財源として所得税額の2.1%上乗せ、サラリーマンらが払う厚生年金保険料の引き上げ、住民税の年少扶養控除の廃止など、大きな負担が家計にのしかかります。

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滝の名所ベスト10

 「華厳の滝」(栃木県・97m)、「袋田の滝」(茨城県・高さ120m)、そして「那智の滝」(和歌山県・高さ133m)。日本三大名瀑とも呼ばれていますが、その見え方は季節毎に、天候毎に、また見に行った人の心毎にも異なります。

 それでも、雪解けで水があふれ出すこの時期は最もスケールが大きくなり、見るには格好の季節となります。以前、滝の名所ベスト10という調査結果がありましたが、1位は北アルプスの山肌に落ちる「称名(しょうみょう)滝」となっていました。4段の滝で350メートルの落差は日本一、エメラルドグリーンの滝つぼも見事な「日本一の名瀑(ばく)」にあげる人が多くいます。

 2位は「羽衣の滝」で、270メートル国内3位の落差を持つ7段の滝です。岩肌を伝う繊細な筋が優美な天女の羽衣のように見えるそうです。

 尚、1~10位までは次のようになっていました。


  = 滝の名所ベスト10 =


 1.称名(しょうみょう)滝     富山県  350メートル  段瀑
 2.羽衣の滝            北海道  270メートル  段瀑
 3.不動七重滝(ふどうななえのたき)奈良県  100メートル  段瀑
 4.那智(なち)の滝        和歌山県 133メートル  直瀑
 5.華厳(けごん)の滝       栃木県   97メートル  直瀑
 5.三条の滝            福島県  100メートル  直瀑
 7.白糸の滝            静岡県   26メートル 潜流瀑
 7.安(やす)の滝         秋田県   90メートル 分岐瀑
 9.松見の滝(まつみのたき)    青森県   90メートル  段瀑
10.吹割(ふきわれ)の滝      群馬県    7メートル 渓流瀑


 垂直に一気に落下するのが「直瀑(ばく)」、段差のあるとことを落下する「段瀑」、途中で岩に当たって水が分かれる「分岐瀑」、傾斜の強い斜面を滑るように流れる「渓流瀑」、地中を流れてきた伏流水が断層などで地表に吹き出すように落ちる「潜流瀑」といった様々な滝の形状があります。

 ちなみに、世界三大滝は、カナダの「ナイアガラの滝」、南米の「イグアスの滝」、そしてアフリカの「ビクトリアの滝」と言われています。

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スパイス

 湿っぽい日が続いて食欲も減退しがちとなります。こういう時は、スパイシーなものが美味しく、また食欲をそそります。カレーライス、キムチ、冷ややっこのショウガ、ワサビのきいた寿司・・・等々です。

 私たちは、これらの香辛料の刺激を「辛い」と表現しますが、辛いは「気苛(けいら)し」からきた語で、すでに平安時代には記述が見られ、当時から強い塩味にも香辛料の辛味にも使われていたそうです。

 隣の中国では、「麻」(まー、サンショウのしびれる刺激)、「辣」(らー、唐辛子やコショウのひりひりと熱い辛さ)、「麻辣」(まーらー、舌がしびれるような辛さ)、「辛」(しん、広い意味の辛さ)などと使い分けられています。

 素材や水の持つ淡い味が好まれた日本に比べ、古来より香辛料や濃厚な味付けが発達した中国では、辛みを一語で片づけられないのかもしれません。

 サンショウ「花椒」・トウガラシ「辣椒」・コショウ「胡椒」を総称して「三椒」と言い、これが中国料理の辛みを作る代表的スパイスとなっています。

 ところで、物を食べて感じる味覚(甘い・酸っぱい・しおからい・苦い・うまい)は舌で感じますが、「辛み」を感じるのは舌ではないそうです。カラシ・ワサビの辛みは揮発性の辛み成分が鼻を抜け粘膜を刺激することで感じ、サンショウやトウガラシの辛みは、成分が人体の痛点を刺激して「痛み」として感じるそうです。

 いずれにしましても、暑くなるこれからの時期、スパイスを上手に使うのもまた「食」の楽しみです。

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古今亭志ん生師

 昭和三十六年(1961)十二月十五日、プロ野球の読売巨人軍の優勝祝賀会が開かれ、余興として、古今亭志ん生師が招かれました。企画したプロディーサーの話しでは、「五時頃に軽く一席やっていただければ。」と言う事でしたが、当時の川上監督の到着が遅れ(これだから、薩長土肥の田舎者は嫌いなんだ、約束の時間も守れないなんて・・・江戸では、アポ無しでいきなり相手を訪ねたり、約束の時間に遅れる事は、もっともヤボな田舎モンがする行為で、時泥棒(ときどろぼう)とさげすまれました。限りある時間をお互いに大事に使おうという精神で、お金は借りても後で返せるが、過ぎた時間は取り返しがつかないところから、時泥棒は弁済不能の十両の罪と言われました。)、志ん生師は、かなり長い時間、楽屋で待たされた上、やっと高座に上がってみると、会場はバイキング形式のパーティーで、落語を聞いている人など全然いないと言う状況でした。きっと、この会を企画したプロディーサーも、落語なんか聞いた事もない、田舎モンなんでしょう、バイキング形式の立食パーティーで、落語を聞く、落語を演じる、なんて事自体、無茶苦茶な話しです。

 志ん生師も「いやだなぁ」と思いながら、高座に上がりましたが、当然、誰も落語を聞いていません、しゃべっているうちに、「すーっと分からなくなっていく」のが、師自身でも分かったと言います。そのまま、意識を失い、高座に倒れ込み、東京船員保険病院へ搬送されました。脳溢血でした。

 時に七十一歳と言う師の年令と、誰もが知る、長年の酒びたりの不摂生から、「危篤」と報じた新聞もあり、多くの志ん生ファンも、「もうダメだろう」と言う落胆を感じました。

 しかし、志ん生師は驚くべき生命力を持って復活します。輸血や酸素吸入の力を借りていた危機を、わずか二日で脱し、周囲の反対を押し切るように、二ヶ月半で無理矢理退院しました。右半身には麻痺が残り、若干の言語障害から、往年の口調は失われましたが、翌昭和三十七年十一月十一日、新宿末広亭の高座に上がります。テレビ、新聞などのマスコミが取材に殺到し、客席は大混雑。師の右半身の麻痺から、いったん緞帳を降ろし、弟子に抱えられて、高座に上がり、釈台の前に座ると、再び緞帳を上げると言う「板付」の形で高座を勤めました。「病気ってぇものは、この世にあるのかと思っていたら、えー、七十二になって始めてあるってぇ事が分かっちゃった。」これが志ん生師の復活第一声でした。演目は特に決めず、高座に上がってから、成り行きでと言う事でしたが、この復活第一回目の高座で師が演じたのが「代わり目」です。

 以降、「板付」と「釈台」は志ん生落語の定番スタイルとなり、少しろれつが回らない口調、そして、自由にならない右手を封印して、左手一本で落語を演じ続け、それから、七年もの長きに渡り、落語ファンを喜ばせてくれたのです。師の最後の高座は、昭和四十三年十月九日の精選落語会「王子の狐」でした・・・しかし、もし、あの時、巨人軍の優勝祝賀会などなかったら、あっても師が出演しなければ、たとえ出演しても、無礼者の遅刻が無く、お客さんがちゃんと落語に集中出来るスタイルのパーティーだったら・・・師は、もっともっと長きに渡り、絶頂のままで、落語ファンを楽しませてくれたのではないだろうか・・・今でも、落語ファン、志ん生ファンの心の片隅には、わだかまりが残っています。

 前段で「田舎者」とコキ下ろしてしまいましたが、これは決して、地方に住む方を蔑視した訳ではありません。『江戸しぐさ』。つまり、相手の立場を重んじる、共倒れしないための共生意識、そんな当たり前の事が出来ないヤツが「田舎者」。現代では、地方でも、相手の立場を考えて行動出来る立派な方はたくさん居られますし、都会に住んでいても、まるっきり『江戸しぐさ』が出来ない「田舎者」もたくさんいます。どちらかと言うと、現代の「田舎者」は、都会の方に多い様です。自分さえ良ければと言う思い上がった考えではなく、相手の事を考えて、待ち合わせ時間には遅れない、などの当たり前の『江戸しぐさ』、大切な事です。江戸しぐさって、一時期テレビなどで話題になりましたが、何も「傘かしげ」や「こぶし腰浮かせ」などの、具体的行動だけじゃないのです。江戸的な「人間の尊重」それが出来て、始めて「田舎者」を脱し、粋な「江戸っ子」になれるのです。

 

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桃源郷

  「桃栗三年柿八年」


 発芽から結実まで桃や栗は3年、柿は8年かかるため、物事を成し遂げるには時間がかかることを示唆する諺です。

 桃は英語でピーチ、仏語でペッシュと呼ばれ、その昔、原産国の中国からシルクロードを渡ってギリシャ、ローマに伝えられ、17世紀にアメリカ大陸まで伝わったそうです。「毛毛(もも)」といわれ、毛がいっぱい生えた硬い果肉だったそうです。

 多くの実がなることから豊穣(ほうじょう)の象徴とされ、古くから魔よけや不老不死の仙果として重宝されていました。

 「桃源郷」の語源は、中国の漁師が迷い込んだ桃の花が咲き乱れる仙境(俗界を離れた清浄な土地)に由来します。もう一度行こうとして探しても、どこにも見つからなかったそうですが、西洋の「ユートピア」がくしくも「どこにもない場所」を指すのは「理想郷」の普遍性を示唆しているのかもしれません。

 桃には体を元気にしてくれる要素がたくさん含まれており、果肉には老化防止の働きがあり、葉はあせもや湿疹に効果があるそうです。また、種は血液の循環を良くする作用が、花はむくみを解消する働きがあるそうです。

 6月下旬から8月にかけて屋根なしで栽培する露地物の季節となります。好みの柔らかさになるまで日陰に保存し、食べる直前に冷蔵庫で冷やすと美味しさも増します。

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食中毒予防

 食中毒の原因は主に細菌ですが、細菌が増殖するためには、栄養・水分・温度の三要素が不可欠です。栄養と水分はすでに食品中に存在しており、気温が高くなることで菌が繁殖しやすくなります。さらには湿度が高いと本来乾燥気味の食品も空気中の水分を吸収してしまい、菌の増殖を助長します。

 下記「食中毒予防の三原則」を守り、各家庭でも食中毒の予防を心掛けたいものです。


 1.清潔(菌をつけない)

   食中毒を引き起こす細菌を食品につけなければ、食中毒は起こりません。
   手指・調理器具や衣服などを清潔に保つことが大切です。

 2.迅速または冷却(菌を増やさない)
   
   つくり置きはやめ、食品は早めに食べる。食材を購入する場合は、生肉
   や魚介類は一番最後に買い、常温で放置することなく素早く冷蔵庫に入
   れます。庫内にモノを詰め過ぎず、庫内温度は菌が繁殖しにくい5度以
   下が目安。

 3.加熱(殺菌)

   ほとんどの細菌は熱に弱いので、食品の中心部まで十分に加熱すること
   が効果的です。また、使った調理器具はよく洗い乾燥させ、まな板やふ
   きんなども煮沸したり、漂白剤につけ、よく乾燥させます。


 食中毒は、最悪の場合は命を落とす危険性もあります。皆様も十分にご注意くださいませ。

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毒 殺

 以前から噂はありましたが、2004年に亡くなったパレスチナ自治政府元議長・アラファト氏の死因が毒殺だったとする説が再燃しましたが、真相が非常に気になります。

 セントヘレナ島に幽閉されたナポレオンはヒ素で毒殺された、レーニンはスターリンに毒殺された、そのスターリンの急死も実は毒殺だった・・・。この手の陰謀説はホントっぽいものから荒唐無稽なものまで枚挙にいとまがありませんが、かなり信憑性が高く、なおかつ記憶に新しいのは、亡命先のイギリスで毒殺されたとされる元ロシアの情報将校・リトビネンコ氏の中毒死です。

 『暗殺・リトビネンコ事件』という映画にもなったのでご存知の方も多いことと思われますが、イギリス亡命後に反ロシア的なライターとして活躍していたリトビネンコ氏は2006年、ロンドンの寿司バーで昏倒。それから1か月弱で他界してしまうわけですが、この時に使用されたとされる毒物が放射性物質のポロニウム210。今回、アラファト氏が使用していたハブラシなどの遺品からもこのポロニウム210が採取されたとかで、非常にキナ臭さを感じがします。

 毒殺にも色々なバリエーションがあるようで、思わずゾッとしてしまうのが冷戦時代の1978年、ブルガリアから亡命した人物2人がパリとロンドンで立て続けに襲われた事件。2人とも近くを歩いてた通行人にこうもり傘で刺されたらしいのですが、この傘が曲者!傘の先から直径1ミリほどの金属球が飛び出す仕掛けになっており、刺された側は知らないうちに体内にこの球を埋め込まれてしまいます。時間の経過とともにその金属球の中から猛毒・リシンが溶け出す仕組みになっていて、この毒が体内を駆け巡り・・・。これは怖い!ホント怖い!

 そりゃそうと最近は不安定な天気が続き、傘を持ち歩く機会の多い日々。満員電車の中などでうっかり傘の先を誰かにぶつけると、毒殺犯と間違えられちゃったりするかもしれません。皆さま、傘の取扱いにはご注意を。

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サクランボ

 「初夏のルビー」とも呼ばれ、今が最盛期のサクランボ。食卓に彩を添え、見た目の美しさから贈答用の人気も高いです。

 収穫期が短く日持ちしないサクランボは季節感を豊かに伝える数少ない果物の一つで、「佐藤錦」・「ナポレオン」・「高砂」などがありますが、赤みが強く大粒で甘い「佐藤錦」が主力品種です。

 4月下旬から出回り始める米国産の「アメリカンチェリー」が終盤を迎える5月下旬頃、山梨・長野・新潟といった産地で国産サクランボの出荷が始まります。そして、現在は国内生産量の7割を占める最大産地の山形が収穫期を迎えています。

 ちなみに、「佐藤錦」とは山形県東根(ひがしね)市で佐藤栄助氏が大正元年「ナポレオン」と「黄玉」を交配・育成、昭和3年に命名された品種で、サクランボの中でも毎年人気ナンバー1の品種です。

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玉ネギ

 今が旬の玉ネギ、最近はだいぶおとなしくなって、そんなに刺激臭がないという人もいますが、それでもミジン切りにしたりすれば、涙が出たりして苦労させられるかと思います。水中メガネを使ったり、あの手この手で工夫している人も多いようですが、意外と簡単な解決策があります。

 それは、水につけるという方法です。刺激臭の正体は硫化アリルという成分ですが、これは水に溶けやすいという性質を持っています。そこで、硫化アリルを多く含んでいる根元をまず切り落としてから水の中で皮をむき、丸ごと水に数分間つけておきます。こうすれば刺激臭が少なくなり、刻んでも涙ボロボロということはありません。

 そして、もう一つ大切なことはよく切れる包丁を使うことが肝心です。切れない包丁ですとよけいな細胞を破壊してしまうため、新たな硫化アリルを発散させることになって、せっかく水につけておいても効果が半減してしまいます。

 ちなみに、玉ネギには、せきやたんを鎮め、尿の出を良くし、血中の脂質を低下させる効用があります。また、発汗作用や解熱作用、緩下作用もあり、風邪の初期症状や冷え性、便秘などにも有効です。

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四万六千日

 東京浅草の浅草寺では、一昨日から昨夜までの2日間で「ほおずき市」が催されました。

 浅草寺でほおずき市が催される日は「四万六千日」の功徳日(くどくび)で、この日参拝すると4万6千日分(約126年間)の、つまり一生分のご利益があるとされていることから毎年大勢の人でにぎわいます。

 ほおずきの生産者は年々減少し、今年の出店数は昨年よりも30店少ない約90店となっていますが、2日間で約60万人の人出が見込まれています。

 ほおずき(鬼灯)には、大人は癪の種(腹立ちの原因)を切り、子供は虫の気を封ずるという云い伝えがあります。また、ほおずきと言えば、中の種を取り出し、口にくわえて音を鳴らして遊んだことが懐かしい思い出です。

 源頼朝がこの地で兵士の病を治すためにほおずきを食べさせたという話がほおずき市の由来とされていますが、実際に解熱や鎮痛のための薬用としてほおずきが用いられていたようです。また、精霊は迎え火や提灯の火を頼りに帰ると言われていることから、ほおずきを提灯に見たて仏壇に飾る風習も残ります。

 ちなみに「四万六千」という数は、「八万四千の法門」とか「白髪三千丈」の類と同じで、単に多い事と解釈して差しつかえないと思いますが、根拠として一番多く紹介されているのが、一生を一升にかけて、一升マスに米粒を入れて数を数えたところ、四万六千粒程あったことから、一升分の米粒の数を一生分の日数に準(なぞら)えたとされるものです。

 朱夏(しゅか)と言いますように鬼灯の朱色は夏の色。ほおずき、金魚、江戸風鈴などの店が並び、毎年大勢の人で賑うほおずき市は、夏の訪れを告げるこの時期の風物詩です。

 ところで、浅草は東京で今最もホットな場所の一つで、浅草駅から直線にして約1.6km東に東京スカイツリー、西にほぼ同じ距離を隔てて上野動物園という好立地にあります。

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自然災害

 国連の関係機関が過去20年間(1992~2012年)の自然災害による損失について報告書をまとめました。

 それによりますと、過去20年で自然災害よる経済損失が最も大きかったのは、大型ハリケーンによる被害が相次いだ米国の約45兆円、次いで阪神大震災や東日本大震災を経験した日本の約32兆円、3番目が08年に四川大地震が起きた中国の約26兆5千億円となっています。

 一方、過去20年間の自然災害による死者数では、2010年に発生したマグニチュード7の大地震で多くの建物が倒壊し約23万人の方が亡くなったハイチがトップ。

 以下、2004年のスマトラ島沖地震で広い範囲が津波に襲われたインドネシア(約18万5千人)、サイクロン被害が相次ぐミャンマー(約14万人)が続き、災害に弱く人的被害が拡大しやすい途上国と社会インフラの被害により損失額が膨らむ先進国との違いが鮮明になっています。

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きゅうり

 西の瓜(うり)と書いて「西瓜」(すいか)と読みますが、胡の瓜と書けば「胡瓜」(きゅうり)となります。

 胡とは中国の西域からペルシャ近辺にかけてを指し、「胡から伝わったウリ」という意味となります。紀元前2世紀ごろに中国に伝わり、日本へは奈良時代に遣唐使が伝えたとされます。。江戸時代には初物を川に流しカッパに供する習慣があり、キュウリをカッパとも呼ぶようになったそうです。

 その夏野菜の代表「胡瓜」(きゅうり)が本格的に出回り始めています。成分の9割が水分で、みずみずしさはのどが渇く暑い季節にぴったりです。歯触りがよく食欲を刺激する効果もあり、夏バテ対策として良いそうです。

 スーパーなどの店先では3本で100円前後で昨年より2割ほど安いようです。

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ヒッグス粒子

 宇宙に充満するというヒッグス粒子が(ほぼ)発見されたとの報道。世界の物理学者が40年以上も探し求めてきた最後の素粒子。素粒子が質量を持つ起源とされる素粒子。はて、一体どんなものでしょうか。

 今回の発見にはかなり大規模な実験装置が使われているようですが、この実験装置なるものは、実験や発見と同等に、かなりの知恵が使われているもので、目立たない黒子の存在ではありますが、中々気になります。ガリレオ・ガリレイは様々な力学法則を発見、或いは整理した天才ですが、この実験装置を作り出す、或いは実験方法を考える天才でもありました。ヒッグス粒子を発見する装置には、日本勢が多く関わっているようですが、それを聞くとなんとなく嬉しくなります。

 さてこのヒッグス粒子、浅学の私には、波動たる光を運ぶ媒体、懐かしの「エーテル」と似たようなものに聞こえます。エーテルと云えば、昔読んだSF小説にはたまに出てきたおぼろげな記憶があります。星新一かなぁ。今アインシュタインが生きていたら、どう考えるのだろう?実験装置の天才ガリレオ・ガリレイ。思考実験、頭の中での実験・考察の天才アインシュタイン。やっぱりアインシュタインの方がかっこいいですね?

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景気の「気」は気分の「気」

 気分の良し悪しは、その人の意思決定に影響を与えます。また、楽観的で明るい気分の時と、悲観的で暗い気分の時では、人の行動は違ってくるものです。

 日銀は昨日、6月(調査実施期間:5月10日~6月5日)の「生活意識に関するアンケート調査」の結果を発表しましたが、これも世の中の気分を表す指標と言えます。

 この調査は、例えば「世の中の景気は良くなっているか」「暮し向きは、ゆとりが出てきたか」「収入や支出は増えているか」「物価は上がっているか」「雇用に不安はないか」など、生活に対する実感を尋ねる質問が中心となっており、一種の世論調査です。

 現在の景気が1年前より「良くなった」と答えた人の割合から、「悪くなった」と答えた人の割合を差し引いた値を個人の景況感指数(DI)として発表しており、今回の結果はマイナス39.5で、3四半期連続の改善、前回3月調査と比べますと16.1ポイントの大幅改善となっています。

 また、水準としてはリーマン・ショック以前の07年9月調査(マイナス27.4)以来、4年9カ月ぶりの水準で、1年後の景況感についても2四半期連続で改善するなど、個人の景況感が回復しつつあることが示されています。

 景気の「気」は気分の「気」と言われます。マーケットも同じく気分(ムード)で動きます。上記のように個人の景況感が大きく改善ししてきていることは、景気にとって久しぶりに明るい材料です。

http://www.boj.or.jp/research/o_survey/ishiki1207.pdf

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割れ窓理論

 今から40年ほど前にアメリカの心理学者が実験を行い、次のような結論を導きだしました。

 ・人は匿名性が保証されている、または責任が分散されているといった状態におかれると、自己規制意識が低下する。

 ・その結果、情緒的・衝動的・非合理的行動が現われ、又、周囲の人の行動に感染しやすくなる。


 現代のネット社会の一面を説明しているようで興味深いですが、上記のことを踏まえて提唱されたのが「割れ窓理論」です。

 割れ窓理論とは、割れた窓が放置されたビルは管理されていないことが一目瞭然で、そのまま放置しておくと建物全体の荒廃が進み、さらには地域全体が荒れていくというもので、ビジネスの現場でも広く応用されています。

 例えば、ある小売店でトイレをまめに掃除して清潔に保つように努めた結果、お客や従業員のマナーが良くなったという話もあります。

 昔は、やって来た営業マンの靴を見ればその営業マンの質が分かると言われていました。本気でどうしたいのかを考えれば細かいところまで心が行き届くはずという考え方です。

 熟練投資家の中には「トイレが汚い会社の株は買うな」という人もいます。今どきトイレの汚れを放置している会社はないと思われますが、要は建物などの外見は立派でも、商道徳や企業倫理が欠如している会社はダメだということです。

 企業の不祥事が時おり問題となりますが、不祥事を起こす企業というのは道徳や倫理の面でどこか欠落したところがあり、内部管理体制も確立できていない場合がほとんどです。

 そうした企業の品格は、経営者の言動や社員の振る舞いであったり、ちょっとした部分に自ずと現われるものです。

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ネコパンチ

 先月の日曜日に阪神競馬場で行われた「宝塚記念」には、「ネコパンチ」という面白い馬名の競走馬が出走したそうです。
 
詳しい人に話を伺いますと、珍名馬は意外と多く、ほんの一部ですが以下はすべて競走馬の名前だそうです。

 ドレミファドン、ギャンブルホース、バカニスルナヨ、オトコマエ、コレデイイノダ、ヨユウノヨッチャン、ゼニトッタ、イッチョウイッタン、キレイナダケデス、ドウニカナルデショ・・・


 ところで、宝塚記念は「重賞」レースの一つで、重要な賞であることに間違いはありませんが、本来の「重賞」にその意味はありません。

 重賞とはもともと、毎年一定の時期に一定の条件で繰り返し行われる競走を指す「パターンレース」の訳語から来ており、同じ条件で回を重ねて賞を競うという点を意訳したものだそうです。

 重賞レースが増えるにつれて、重要度やレベルの違いを示す尺度が必要となり、そこで導入されたのが「グレード制」です。

 グレード制では重賞レースが、重要度やレベルの高い順にそれぞれ「グレードワン(G1)」「グレードツー(G2)」「グレードスリー(G3)」と格付けされます。

 日本中央競馬会がG1に格付けするレースは、「桜花賞」や「皐月賞」の他、「東京優駿(日本ダービー)」「安田記念」「菊花賞」「ジャパンカップ」「有馬記念」等数多くありますが、24日のG1「宝塚記念」は日本競馬の上半期グランプリという位置付けになっているそうです。

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ハリウッド女優の所得番付

 先日、米フォーブス誌が最新のハリウッド女優の所得番付(2011年5月~12年5月までの収入調査)を発表していました。

 1位は、グリム童話「白雪姫」原作の映画「スノーホワイト」の主演女優クリステン・スチュワートで3450万ドル(約27.2億円)。2位はキャメロン・ディアスで3400万ドル(約26.8億円、3位はオスカー女優のサンドラ・ブロックで2500万ドル(約19.7億円)となっていました。

 以下、アンジェリーナ・ジョリーが2000万ドルで4位、シャーリーズ・セロンが1800万ドルで5位、ジュリア・ロバーツが1600万ドルで6位、サラ・ジェシカ・パーカーが1500万ドルで7位。

 8位は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」に主演したメリル・ストリープとクリステン・ウィグでともに1200万ドル、10位は1100万ドルでジェニファー・アニストンとなっています。

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体内時計

 動植物は気温や日照時間などの微妙な変化から行動を変化させています。つまり、冬眠や落葉、日々の睡眠など、動植物には地球の自転や公転に合わせた生理的なリズムが備わっています。

 人間の場合ももちろん例外ではなく、体温やホルモンの分泌などに周期的な変化が表れます。これが一般的に「体内時計」と言われるものです。

 体内時計にも時計合わせの起点となるものが存在します。それは「朝の日光を浴びること」であり、それによって人間の身体は活動の準備に入ると言われます。太陽の光でありましたら曇りの日の窓際でも十分だそうです。

 現代人の生活様式は昔と違って様々ですが、たまにはこういったことを意識して生活のリズムを整えることも必要なのかもしれませんね。

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すいか

 西の瓜(うり)と書く西瓜(すいか)ですが、スーパーの店先ではその西瓜が所狭しと並んでいます。英語では「WATERMELON」(ウォーターメロン)と言います通り、成分は90%以上が水分で10%近くが糖分です。

 果汁には、利尿作用ががあるカリウムやシトルリンが含まれ、西瓜の利尿作用は、むくみを改善するほか、尿と一緒に余分な塩分を排泄することから高血圧や動脈硬化、膀胱炎、腎炎、またガン予防にも効果があるといわれています。

 美味しいスイカの見分け方は、緑と黒のコントラストがハッキリとしていて、つるとは反対側のお尻の部分が小さいものが良いそうです。ヘタが茶色くなっているのは収穫してから時間が経ったものです。カットスイカは種が黒く、果肉部分の赤と果皮の白色の境目がはっきりしているものがよいそうです。

 ちなみに、西瓜は、縞と縞の間を切ると切断面に種があまり出ないそうです。切り売り西瓜だとついつい種が少ないものを選んでしまいますが、店のほうでも工夫して販売しているようです。

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グッドサービス

 日本の歴史書「日本書紀」に、水時計を設置し初めて人々に時を知らせたことが書かれていますが、それから13世紀の時を経て、日本人の時間の正確さは世界でも類を見ないレベルに達しています。

 ただ、日本にいますとそれを認識するのは難しく、電車は定刻通り、宅配便は指定した時間に届くのが当たり前ですが、海外では決してそうではありません。

 例えば、ロンドンの地下鉄は、遅れるのは日常茶飯事、場合によって停まってしばらく動かなくなってしまうこともあります。彼の地では通常に運行していることを「グッドサービス」と言いますが、実際に「グッドサービス」が示しているのは、動いているということであって、定刻通りということではありません。

 また、ロンドンの宅配サービスは指定された日に来ないこともざらです。家電製品等の修理を頼んでも時間どおりに来ることはまずなく、1週間待っても来ないなどということも珍しくありません。

 たまたま英国について申し上げましたが、他の国でも似たり寄ったりのようです。

 ちなみに、英国の鉄道は世界で最初のもので、同国で起こった産業革命の賜物です。主に英国の経済史を研究している経済史家のグレゴリー・クラーク氏は、その著書「10万年の世界経済史」で、「日本や中国ではなく、英国が産業革命で先行したのは、偶然の産物だった」と結論づけています。

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