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おみくじ

 店先や玄関先に飾られた正月飾りが今の季節を教えてくれていますが、仕事が始まり、年始回りが終われば、普段と変わらない日常に戻ります。

 ちなみに、正月飾りをつけておく期間を意味する「松の内」は、もともとは15日の小正月まででした。江戸の頃に7日をもって飾り納めを指示する御触書が発せられてから、関東で正月飾りは7日までという習慣が生まれましたが、関西圏では15日までのところが多いようです。

 ところで、初詣の際におみくじを引いた方も多いかと思います、意外と知られていないのがおみくじの縁起の良い順番で、上から順に下記のようになっています。

 大吉 中吉 小吉 吉 末吉 凶 大凶

 さらに細かく分かれている場合には、

 大吉 中吉 小吉 吉 半吉 末吉 末小吉 凶 小凶 半凶 末凶 大凶

 となります。

 引いたおみくじをどうするかについては、良いおみくじは持ち帰り、良くないおみくじは境内の木の枝などに結ぶというのをよく見ますが、決まりはないそうです。

 凶のおみくじを、利き腕でない方の腕で境内の木に結べば、困難な行い(修行)を達成をしたことになり、凶が吉に転じるとの説がありますが、「結ぶ」という行為には神さまとの縁を結ぶという意味があるため、良いおみくじを結んでも構いません。

 また、良くないおみくじでも、記されている教訓を戒めのつもりで持ち歩くという人もおり、逆に滅多に出ない凶や大凶のおみくじを縁起が良いとする考え方もあります。

 この一年の吉凶を占うおみくじですが、「陽極まれば陰生じ、陰極まれば陽に転ずる」と言われますように、良いおみくじであっても怠らず励み、良くないおみくじであっても用心して誠実に事にあたれば、必ず御加護があるということだそうです。

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