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2013年7月

枝 豆

 ビールのおつまみの定番と言えば「枝豆」。今、その「枝豆」が最も美味しい季節です。

 今では1年中冷凍品が食べられますが、7~8月が本格的な旬です。日本では栄養豊富な食品として平安時代から食べる習慣があったそうですが、最近では米国でも健康食品として注目が集まっています。

 たんぱく質やビタミンB1、B2、カルシウム、食物繊維を含んでおり、ビタミンB1にはアルコールの分解を促す働きがあり、ビールのつまみにはもってこいです。

 枝豆を美味しくゆでるコツは、4%の濃度(水1リットルに塩40グラム、枝豆250グラム)で3~5分ゆでることだそうです。枝豆の場合、4%が最もバランスがとれた濃度であり、硬くならずに軟らかいまま、さらに水分を失わないので「プリプリ」、「ふっくら」。とても美味しく出来上がるそうです。

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ブルーベリー

 夏の果実『ブルーベリー』が出荷の最盛期を迎えています。程よい甘さと酸味が魅力で、特に「アントシアニン」という色素が目の疲労を癒やす効果があるとされ、人気が高いです。食物繊維やビタミンも豊富に含んでいます。

 その「アントシアニン」を調べてみますと、青色や紫色、赤色の色素成分であり、「抗酸化物質」であるポリフェノールの一種とのことです。眼球内の毛細血管を強くして、血流を改善し、目のすみずみまでに酸素や栄養成分を送り、眼のピントを調節する毛様体の働きをよくし、疲れ目の回復などに効果があるそうです。

 また、「抗酸化物質」とは、その名の通り酸化を防ぐ事ができる栄養素であり、活性酸素による細胞などへの攻撃を防いでくれる働きがあるそうです。野菜不足の人はその「抗酸化物質」が不足して活性酸素の攻撃に対して人体が無防備となり、細胞やDNAが損傷して老化を早めてしまったり、がんや心臓病といった病気になるリスクが高まるそうです。

 ちなみに、ブルーベリーを選ぶ際は、ブルームと呼ぶ白い粉が豊富についている方が鮮度が高く、また青紫の色が濃く、皮に張りのあるものが良いそうです。

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ピュロスの勝利

 中国の兵法書「孫子」の成立は春秋時代(紀元前400年頃)です。それ以前の戦(いくさ)は、力で押して後は天運に左右されるという考え方が主流で、運任せであったわけですが、この書の登場によって大局的な戦略と各局面での戦術の重要性が認識されるようになりました。

 「孫子」は戦い方・勝ち方を表した書ではありますが、その冒頭では安易に戦端を開くことを諌めており、それが「孫子」の底流にある思想となっています。

 それでも開戦するに及ばざるをえない場合、戦のやり方をつまびらかにしたのが「孫子」です。

 ところで、古代ギリシャにはピュロスという好戦家の王がいました。カルタゴの将軍ハンニバルに「アレクサンドロス大王に次いで偉大な指揮官」と称えられた人物でもあります。

 ピュロス王は戦いには滅法強く、ローマを破るなど幾多の戦争で勝利を収めるのですが、ただそれだけで何を得たわけでもなかったといいます。

 この故事から「労力や心労のわりに、得るものが少ない勝利」のことを「ピュロスの勝利」というそうです。

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競走馬

 昨年11月の衆院解散宣言以降、政治的閉塞感の打破、そしてアベノミクスへの期待で景況感が改善し、それに伴い株価も大きく上昇してきました。

 株式などの資産価値が上昇すれば消費や投資が拡大します。これを「資産効果」と言い、百貨店で高額な美術品や宝飾品の販売が目覚ましく伸びていることなども資産効果の表れです。

 資産効果は競走馬(サラブレット)市場が史上空前の活況を呈しているという現象にも表れています。日本競走馬協会(会長は河野太郎衆議院議員)が主催する国内最大の競走馬のセリ市が先日行われましたが、売上高は過去最高の117億6470万円を記録、売却率も82%台に達しこちらも過去最高となっています。

 セリの目玉は無敗の三冠馬、最終的には七冠達成のディープインパクト産駒(さんく、ディープの子という意味)で、同じディープ産駒が活躍していることもあって不動の人気となっています。今回のセリにおける最高額もディープの子で、2億4千万円で落札されました。

 ちなみに、ディープインパクトの馬主は、3DCADを手掛け、最近は3Dプリンター関連としても話題になっている図研の金子社長(名義は金子真人ホールディングス株式会社)で、産駒の落札者にはアートコーポレーション社長やアラブの王族などが名を連ね、こうした常連以外にも今年の参加者にはアベノミスク長者ともいえる新顔が多かったそうです。

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隅田川花火大会

 街なかでもよく見かける朱色の祠(ほこら)のお稲荷さんは、五穀豊穣、商売繁盛・産業全般の神として庶民に親しまれてきました。

 そこに鎮座する対(つい)の白狐は稲荷神の使いで、片方が蔵の鍵をくわえ、もう一方はその神力を象徴する玉(宝珠)をくわえています(巻物や稲をくわえている場合もあります)。

 その鍵を屋号にしたのが花火屋の鍵屋。鍵屋からのれん分けして独立した玉屋の屋号もお稲荷さん由来で、「花火屋は何れも稲荷の氏子なり」の古川柳はこのことを詠んだものです。

 江戸の頃の両国の川開きに行われた鍵屋と玉屋の花火(将軍への献上花火)の競演は江戸庶民の楽しみとなりました。もともとは享保年間の大飢饉やコレラの流行による死者の霊を弔い、邪気を払い、災いを鎮めるために催された水神祭が起源で、現在は「隅田川花火大会」と名を改め、毎年7月の最終土曜日の開催で、今年は本日午後7時5分の打ち上げ開始となっています。

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ゲリラ豪雨

 暑さや雨の程度が極端になっています。雨で言えば、最近も山形や福島で大雨による被害がでました。また、火曜日に目黒区や世田谷区付近で1時間に約100ミリの猛烈な雨に見舞われ、気象庁は東京都に3年ぶりに「記録的短時間大雨情報」を出しています。

 「ゲリラ豪雨」と呼ばれる予測困難で突発的かつ局地的な豪雨は、昨年(8月3日~9月30日)は、関東甲信、東海、近畿でそれぞれ78回、103回、95回発生しています。

 今年の同時期のゲリラ豪雨の発生回数について民間気象会社ウェザーニューズは、関東甲信が250回前後(前年実測値との比較で3.2倍前後)、東海が200回前後(同1.9倍前後)、近畿が200回前後(同2.1倍前後)と予想しており、8月初旬から中旬にかけて多発する可能性があるとしています。

 ゲリラ豪雨は、短時間で危険な状態になり、離れた場所でも被害を受けることがあり、注意報や警報の発表が間に合わない場合もあり、一度に大量に降った雨が一気に流れ込み、わずかな時間で甚大な被害をもたらす危険性があります。

 ゲリラ豪雨から身を守るには、気象情報や空の変化をこまめにチェックしつつ、状況に応じて素早く非難することが肝心です。

 局地的な豪雨で被害が発生する一方で、首都圏の水がめの一部が干上がりつつあります。首都圏の1都5県の水源となっている利根川水系には8つのダムがありますが、その中の一つ八木沢ダムの貯水量は平年の39%で、8ダム合計の貯水量は平年の57%にまで減少しており、この時期としては過去最低となっています。この状況を鑑み、利根川水系では今日から10%の取水制限が実施されています。利根川水系で7月に取水制限が実施されるのは19年ぶりだそうです。尚、都内は利根川、多摩川、荒川の3水系を水源としており、一つの水系で10%程度の取水制限が実施されましても、他の水系からの融通がきくためただちに生活に影響することはないそうですが、しばらくまとまった雨は期待できないとして引き続き節水への協力が呼びかけられています。

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バラスト水

 積み荷のない船舶は軽く、スクリューなどの推進力を効率的に得るためには船腹に海水を取り込み、船体を沈める必要があります。この時、船腹に取り込まれる海水を「バラスト水」と言います。寄港地で積み荷を積み込めば、船体を沈めるためのバラスト水は不要となるため排出されます。

 国際海事機関(IMO)の推計では年間約120億トンのバラスト水が世界中を移動しているとし、バラスト水に含まれる微生物などが寄港地の生態系に与える影響が深刻化しています。

 ちなみに、資源輸入大国の日本は、空(から)の大型タンカー(バラスト水満載)で資源国に向い、大量の資源を積んで(バラスト水を排出して)帰ってくるため、バラスト水に関しては大幅な輸出超過の状態で、年8900万トンのバラスト水を海外で排水しています。

 バラスト水の移動に伴う影響としては、「日本原産のマヒトデがオーストラリアの養殖ホタテやカキなどを食い荒らした」「ニュージーランド近海では日本からもたらされたワカメが大繁殖し、ロブスターが酸欠で大量死」「バラスト水の移動とともに南米でコレラ感染が拡大」「生息地は北米大陸東海岸で、もともと日本に生息していなかったホンビノス貝が東京湾で大量に繁殖」等の事例があげられます。

 ちなみに、外来生物のホンビノス貝は「白ハマグリ」や「大アサリ」などという名称で売られています。

 こうした影響の広がりを懸念して、国連の専門組織である国際海事機関(IMO)は、世界の海を行き来する外航船にバラスト水の浄化装置の取り付けを義務化する方針です。

 なお、バラスト水の処理を求めた「バラスト水管理条約」が採択されたのは2004年のことで、浄化装置の取り付け義務化は既定路線でしたが、条約は効力発生の条件を満たさず未発効となっていたという経緯があります。

 義務化の対象船舶は世界の約8万隻で、原則2021年までの取り付け完了が求められる模様です。現時点で浄化装置の取り付けが完了しているのは全体の2%程度で、大半がこれからの取り付けになります。海運業者にとりましては負担増となる話ですが、メーカー側にとりましては商機到来となります。

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一呼吸

 私たち日本人は時間に正確で、時に性急でもあるというのが一般的な認識です。

 電車が5分遅れたらイライラ、携帯メールは3分以内に返信、パソコンで宅配便の配達状況を追跡、ナビゲーションは最も早く行ける最適なルートを選び出してくれます。

 これが人種的・先天的性質かと言えばそうでもありません。約100年前に日本を訪れたある外国人の手記には、日本は大変大ざっぱな時間の国で、「すぐに」が一週間のことを指し、独特ののんびりペースで、のんきな国であると書かれているそうです。

 開国以来の欧米に追いつき追い越せの頑張りが、さらなる技術の進歩によって正確さとスピードアップに拍車がかかり、それが高じてイライラも募っています。急速なIT化のおかげで便利になった反面、相手にも当然のように急ぎの応答を望む、そんな性急さが目立ちます。

 我先にと急ぐ場面で、1テンポ遅れて動きだせば返って早いこともあります。また、飛ばしすぎは事故につながりやすく、全国的に見ても車のスピードが速いとされる愛知県では、信号が赤から青に切り替わるタイミングを遅くした結果、事故が減り、制限時速を守ってゆっくり走っても飛ばす車に後れをとらないという結果が実証されています。 

 はやる気持ちのままに動くことで得することは実際にはあまり多くありません。日常生活においても、まずは落ち着いて周囲と自分の状況を確かめることが大事です。相場でも、急ぐ気持ちを抑え、一呼吸おく余裕を持てば、得るものは案外大きいのかもしれません。

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大 暑

 本日は二十四節気の一つ「大暑」。暑さが最も厳しくなる頃で、この日から立秋(8月7日)までの15日間が大暑となります。小暑(7月7日)と大暑の期間ほぼ1ヶ月間が「暑中」となり、この間に出すのが「暑中見舞い」。立秋から8月いっぱいまでは、どんなに暑くても「残暑見舞い」となります。

 この季節、天気予報などで「夏日」という言葉をよく耳にします。これは暑さの指標に使われる言葉で、その日の最高気温によって以下のように使い分けられています。


  夏日・・・25度以上

 真夏日・・・30度以上

 猛暑日・・・35度以上
 

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イノシシの習慣

牙を研いでいるイノシシを見て、キツネが不思議そうに尋ねました。

 「イノシシさん。どうして君は牙を研いでいるの?

 猟師がいるわけでもないし、危険が迫っているわけでもないのに。」


それを聞いてイノシシが答えます。

 「たしかにそうかもしれない。だけど、いざという時に牙を研いでいたら

 間に合わないからさ。面倒でも、こうして牙を研いでおけば、

 いますぐにその時が来ても大丈夫なんだよ。」


 この話はイソップ寓話の中の一つで、不断の努力と普段の準備の大切さを示唆しています。

 もちろんそのような努力や準備は無駄になる可能性もあります。しかし、何があっても大丈夫なようにしておくことは精神の安定(落ち着き)をもたらし、状況に関わらず冷静に対応することを可能にします。

 チャンスに際してもピンチに際しても状況を有利に運ぶには、いざという時のために普段どのような準備をしているかということが大切です。

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熱中症

 猛烈な暑さが連日続いています。最高気温が35度以上(猛暑日)になることが予想される場合に発表される「高温注意情報」も連日のように聞いています。

 ところで、人間は発汗してその汗が蒸発する際の気化熱によって体温調節を行っていますが、湿度が高い環境では汗は流れ落ちるばかりでほとんど蒸発しなくなり、体内の熱を放散することができなくなってしまいます。ゆえに湿度が高い暑い日、暑い部屋では熱中症になりやすいため注意が必要です。

 ちなみに、熱中症は症状によって以下の3段階に分類されており、「熱射病」と言われる重症型熱中症は、死亡率が30%に達する極めて危険な病態です。


 1(軽症) ・体に力が入らなかったり、こむら返り(ふくらはぎや足の裏
        の筋肉などが突然痙攣を起こし、強い痛みを伴うこと)。

        ※多量の発汗の中、塩分などの電解質が入っていない水のみ
         を補給した場合に起こりやすい。

       ・立ちくらみや数秒程度の失神。

        ※運動をやめた直後に起こることが多い。


 2(中等症)・顔面蒼白、めまい感、疲労感、虚脱感、頭痛、失神、吐き気、
        嘔吐などのいくつかの症状が重なる。


 3(重症) ・意識障害や過呼吸、立てないなどの症状が、中等症の症状と
        重なり合って起こる。


 なお、熱中症予防の観点から暑さに対して我慢は禁物です。外出を控えたり、冷房を適切に利用することも大切です。気象庁などが発表している気温は、照り返しが少ない環境での日陰の気温です。下からの照り返しが強く、しかも炎天下では、天気予報等で言われている気温よりもかなり高い気温となりますのくれぐれも注意が必要です。

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お中元

 日頃お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈り物をするのが「お中元」。関東では6月末から~7月15日までが一般的ですが、旧盆の地域の関西から西の方面では7月半ばから8月15日までにすることが多いようです。

 贈答品を贈る場合は、たいていデパートや商店で購入し、包装から何から店の方で行なってくれるのがほとんどです。そのため、贈答品の包装の仕方も忘れがちですが、包み方としては、慶事と弔事の場合で使い分けるのが正式です。

 元宮内庁の飯倉晴武氏の著書によれば、包み紙の数は、婚礼など慶事の時は包み紙を2枚重ねて包み、小さな品物の場合にも、1枚の包み紙を二つ折りにし、折り目を切って2枚にしてから包むそうです。一方、弔事の時は、「不幸が重ならないように」と包み紙は1枚だけにするそうです。

 また、包み方は慶事の時は品物を包み紙の上に置いて、まず左から折り、次に右を折って左の上にかぶせます。つまり、右上にして包みます。弔事は非日常的な出来事であり、それを示すために通常とは逆の包み方をします。現金を包む場合も同様で、慶事の時は2枚で包むのに対して、弔事の時は1枚で包みます。

 ちなみに、「慶事には少なく、弔事には多く」という言い伝えがありますが、慶事の場合は金額を少なくしても、弔事の場合は金額を多めに入れるということです。弔事には今後の生活などを含めて、少しでも経済的にプラスとなるようにとの配慮がうかがえます。

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土用丑の日

 今日から夏の土用入りです。今年の「土用丑の日」は、7月22日(月曜日)と8月3日(土曜日)の2回あります。

 陰陽五行説では天地間の出来事はすべて、木・火・土・金・水の五つの要素からなり、その盛衰・消長などによって定まると考えられていました。そうした考えのもとに、春に「木」、夏に「火」、秋は「金」、冬に「水」を配し、季節と季節の間に「土」を配したのが「土用」の始まりです。

 「土用」とは本来季節の変わり目のことを言い、節目ごとに年に4回ありますが、夏の土用(立秋直前まで)だけが話題になります。

 ちなみに昔は土用の丑の日には「うの字つくもの」、梅漬、うどん、瓜などを食べ、水に浸かって禊祓(みそぎはらえ)をする習慣がありました。江戸の頃に平賀源内が鰻屋に「本日土用丑の日」と思わせぶりな看板を上げるよう知恵を授けて以来この日は鰻の日となったそうです。

 鰻が栄養価が高いことは皆様ご存知かと思いますが、内蔵や目の粘膜などを強化し、免疫力を高めてくれるビタミンAの含有量はイワシの100倍、牛肉の200倍。若返り効果のビタミンEや、疲労回復に欠かせないビタミンB1、美肌効果のコラーゲン、血液サラサラ効果のEPAや脳の働きを高めるDHAなども豊富に含まれています。

 とは申しましても、国産うなぎは価格高騰で手が出しにくくなってしまいました。一方で、違う食材を蒲焼風に調理した“もどき”や牛丼チェーンの鰻丼が身近に感じられるようになってきました。

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スパイス

 これだけ暑い日が続くと食欲も減退しがちとなりますが、こういう時は、スパイシーなものが美味しく、また食欲をそそります。カレーライス、キムチ、冷ややっこのショウガ、ワサビのきいた寿司・・・等々です。

 私たちは、これらの香辛料の刺激を「辛い」と表現しますが、辛いは「気苛(けいら)し」からきた語で、すでに平安時代には記述が見られ、当時から強い塩味にも香辛料の辛味にも使われていたそうです。


 隣の中国では、「麻」(まー、サンショウのしびれる刺激)、「辣」(らー、唐辛子やコショウのひりひりと熱い辛さ)、「麻辣」(まーらー、舌がしびれるような辛さ)、「辛」(しん、広い意味の辛さ)などと使い分けられています。

 素材や水の持つ淡い味が好まれた日本に比べ、古来より香辛料や濃厚な味付けが発達した中国では、辛みを一語で片づけられないのかもしれません。

 サンショウ「花椒」・トウガラシ「辣椒」・コショウ「胡椒」を総称して「三椒」と言い、これが中国料理の辛みを作る代表的スパイスとなっています。


 ところで、物を食べて感じる味覚(甘い・酸っぱい・しおからい・苦い・うまい)は舌で感じますが、「辛み」を感じるのは舌ではないそうです。カラシ・ワサビの辛みは揮発性の辛み成分が鼻を抜け粘膜を刺激することで感じ、サンショウやトウガラシの辛みは、成分が人体の痛点を刺激して「痛み」として感じるそうです。

 いずれにしましても、暑くなるこれからの時期、スパイスを上手に使うのもまた「食」の楽しみです。

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ロビー活動

 特定の主張を有する個人または団体が、政策などの最終決定に自身の主張を反映させることを目的に行われる様々な働きかけ(私的な政治活動)があり、ホテルのロビーでくつろぐ米大統領に対して陳情を行ったのが始まりとされたことからこの活動を「ロビー活動」と言い、ロビー活動を行う人を「ロビイスト」と呼びます。

 ロビー活動は外交活動の一環であり、米議会工作を目的に中国がロビー活動に大金を投じたり、韓国が米でロビイストを使って世論工作を行っているの対し、日本はロビー活動が下手と言いますか、あまり重要視してきませんでした。国際的なイベントを牛耳る国際オリンピック委員会(IOC)や国際サッカー連盟(FIFA)に対しても、決定を有利に導くためにはロビー活動が必要です。

 実は今回の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で世界文化遺産に登録となった「富士山、信仰の対象と芸術の源泉」に、ユネスコ諮問機関から除外を勧告されていた「三保松原」(三保の松原)が含まれた背景には日本政府や関係自治体の熱心なロビー活動がありました。結果、ユネスコ世界遺産委員会に参加した21カ国中、19カ国が「三保松原も不可分な要素」として登録を強く支持するに至りました。

 晴れて富士山が世界文化遺産に登録されたことで、登録の報から一夜明けた昨日は、万葉の昔から富士を望む景勝地と知られた三保松原はもちろん富士山周辺の有名スポットは大変な人出となったそうです。

 ちなみに、日本一の高さを誇る富士山は遠くからも眺めることができ、条件が良ければ北は福島県、西は和歌山県からも望めるそうです。都内にも点在しますが、昔の名残で富士山が遠望できる場所や地域には「富士見」(富士見町、富士見台、富士見坂等)の地名が付いていることが少なくありません。

 実際には富士山を望める北限とされる福島県よりも北の北海道や青森、西端の和歌山よりも西の大分などにも「富士見」の地名があります。それと同じく富士山にみたて「○○富士」として昔から地元で親しまれてきた郷土富士(ご当地富士)が、北は北海道から南は鹿児島や沖縄まで日本各地にあり、その数は200とも300ともいわれます。

 世界文化遺産登録で本家の富士山に注目が集まっていますが、郷土の「おらが富士」を見直すきかっけにもなればそれはそれで喜ばしいことです。

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IOCコード、FIFAコード

 旧ユーゴスラビアのクロアチアが今月1日、EU(欧州連合)に正式加盟。これによりEUは28ヵ国体制になりました。

 さて、日本はJPN、アメリカはUSA、ドイツはGER、フランスはFRA、イタリアはITA、ロシアはRUS、中国はCHN・・・というように国名はしばしば3文字のアルファベットに略されますが、EUのニューフェイス・クロアチアはCROとされてる模様です。

 ところがこの国名コード、広く使用されてるIOC(国際オリンピック委員会)のものとFIFA(国際サッカー連盟)のものには微妙な違いがあるようで、インドネシア(INAとIDN)、イラン(IRIとIRN)、バーレーン(BRNとBHR)、ラトビア(LATとLVA)のように、違った表記をされる国もチラホラ。エルサルバドルに至ってはESAとSLVで、頭文字からして違います。

 これら3文字の国名コード、ザッと見ていくとなかなかに面白く、例えばケニア(KEN)、エリトリア(ERI)などは日本人の名前のように。

グルジアはGEO。レンタルDVDのお店かよ!
アメリカ領サモアはASA。朝日新聞の販売店かよ!
コモロはCOM。ドットコム時代の申し子かよ!
サモアはSAM。ダンサーかよ!
ボツワナはBOT。ツイッターの自動つぶやきかよ!
ジャマイカはJAM。故障かよ!
シンガポールはSIN。罪かよ!
リヒテンシュタインはLIE。嘘なのかよ!

 そろそろキリがなくなってきたので、最後は映画のようにFIN(フィンランド)で締めさせていただきます。

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ミッシングリンク

 「NHKが外国語を乱用しすぎるせいで番組の内容を理解できず、精神的苦痛を受けた」として、71歳の男性がNHKに対し141万円の慰謝料を求める訴訟を起こしたそうです。独特の言語感覚の持ち主で、いわゆるひとつのイングリッシュを多用する「ミスター」こと長嶋茂雄氏なども裁判の結果次第でNHKの画面から追放されてしまうのか?興味津々です。

 さて、確かに外国語を乱用しすぎた日本語には閉口させられますが、もはや日本語以上に定着してたり、そもそも日本語への直訳自体が困難な外来語が多いのもまた事実です。たとえば「インターネット」「ブラウザ」「メールアドレス」「アカウント」「パスワード」などを古来からの日本語だけでムリヤリ表現しようとすると、かなりの混乱必至です。

 外来語の氾濫する現代では、たとえ意味の分からない単語に出くわしてもわざわざ辞書で調べたりせず、前後の文脈から「たぶんこういう意味だろうな」と推測するだけで済ますケースが多くなりがちですが、推測は推測にしかすぎません。思いっきり勘違いして、後から赤っ恥をかいちゃうこともあるので要注意ですね。

 例えば、「ミッシングリンク(Missing-link)」という言葉があります。直訳すると「失われた環」とか「失われた鎖」になるというこれ、生物の進化を説明する時などにしばしば登場します。「この生物はこの生物へと進化したが、いきなり進化したとするとあまりにも変化が急すぎるので、進化の過程で何か別の生物がいたに違いない」というように、脈々とつながる進化の環の中、おそらくは存在していたであろう未だ見ぬ化石をミッシングリンクと呼ぶんだそうです。

 そのミッシングリンクという言葉のことを、更新の止まったホームページにありがちなリンク切れのことと長らく勘違いしていたのですがここだけの内緒です。

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イソ吉草酸

 気温の上昇とともに、体臭や玄関などの「匂い」が気になりはじめる時期です。

 玄関の匂い、汗が変質した匂い、足の裏や蒸れた靴下の匂い、加齢臭などの匂いに含まれる「イソ吉草酸(キッソウサン)」という成分は、口臭の原因となる物質の一つとしても知られており、人が感じる悪臭の中で最も臭いものの一つです。

 主に人の垢などの角質老廃物または歯垢に含まれる成分が分解されて生じるイソ吉草酸は、悪臭防止法により悪臭物質として規制されている臭気物質でもあります。

 最近は化粧品や日用品で銀イオン(Ag+)配合の製品をよく見かけますが、イソ吉草酸に有効なのがこの「銀」です。「銀」と聞きますと、「水銀」を思い浮かべる人も多いかと思いますが、「銀」と「水銀」は元素記号(銀はAg、水銀はHg)も異なる全く違う物質です。

 銀は高い除菌・殺菌・抗菌力を有しており、尚且つ人体への安全性も高いという特性を持ちます。

 歯の修復材(銀歯)に用いられたり、砂糖菓子のアラザンや仁丹の表面を覆っているのは銀箔ですし、水道の蛇口に取り付ける浄水器の抗菌剤にも利用されており、人類が古くから銀の食器を用いてきたのは、銀製の器に入れた食べ物は腐りにくいということを経験的に学んだ結果です。それ故に魔除けとして用いられてきたという歴史もあります。(防腐効果とは別に、権力者が銀の食器を用いた理由として、ヒ素などの毒物混入を化学変化による色の変質でいち早く察知できるからという説もあります。)

 尚、銀は金属アレルギーを引き起こしにくい物質で宝飾品などにもよく使われますが、ニッケルなどが含まれる粗悪なシルバーが使われていますとかぶれるケースがあります。

 ちなみに、以前は日本はアジア随一の銀の産出国でした。日本産の銀は現在は枯渇していますが、最盛期には世界の銀産出量の3分の1を占めていました。それを象徴するのが世界文化遺産の石見(いわみ)銀山(島根県)です。

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ハ ス

 古都・鎌倉では古刹に咲く紫陽花が人を惹きつけていましたが、鶴岡八幡宮や光明寺などではそろそろ蓮(ハス)の花が咲くころです。

 薔薇や百合が西洋で特別の意味を持つことに似て、蓮は東洋では特別な意味を持ちます。泥中にあって汚れを寄せ付けずに気高く咲く花、大きく広がり水を弾く凛とした葉、この姿が濁世にまみれず清らかに生きること、純粋さの象徴とされてきました。

 ヒンドゥー教の最高神の一人クリシュナ(日本では吉祥天)は、最高位の女性という意味で「蓮女(はすめ)」と言い、蓮の華は仏教では極楽浄土の象徴であり、仏陀が蓮華の上で瞑想する絵が描かれ、寺院では仏前に「常花」(じょうか)と呼ばれる金色の木製の蓮華が置かれていたりします。

 ところが日本では違った意味で使われることがあります。由来は省きますが、「蓮の葉商い」と言えばキワモノやまがい物を売ることを指し、「蓮っ葉」あるいは「蓮女」と言えば馴れ馴れしい女性や浮気性の女性という意味を持ちます。

 日常において蓮に関わるものは意外に多く、中華食器のレンゲ(散蓮華)は蓮の花と形が似ているところからその名があり、蓮の地下茎はレンコン(蓮根)として食用にされます。

 また、蓮(英名ロータス)の葉はその微細構造と表面の化学的特性によって濡れることがなく、それを「ロータス効果」と呼びますが、その研究から発展したのが撥水加工技術です。

 ちなみに、蓮と睡蓮はよく似ていますが、花は蓮の方が大きく、蓮は水面から花茎を立てて花が開きますが、ほとんどの睡蓮の花は水面で咲きます。蓮の葉は水面より高く展開し、光沢がなく撥水性があり、一方の睡蓮は葉も水面に漂い、葉の表面には光沢があって切り込みがあるのが特徴です。

 秋は「紅葉狩り」、春は「花見」、そしてこの時期は朝早く起きて「蓮見(ハスミ)」をするのが昔の風流だったそうです。

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ご当地ナンバー

 1994年に平塚に自動車検査登録事務所が新設されたことにより誕生した「湘南」ナンバーは、湘南の持つイメージから全国から取得希望者が相次ぎました。

 車のナンバーには、自動車検査登録事務所の所在地名がつくことが多く、府県名やその地域の中心都市名がほとんどでしたが、湘南ナンバーの人気を見た観光地や各自治体は車のナンバーに「動く広告」としての価値を見出しました。

 そうして今では宮城県の「仙台」、福島県の「会津」、埼玉県の「川越」、千葉県の「成田」、山梨県と静岡県にまたがる「富士山」、静岡県の「伊豆」、愛知県の「豊田」「岡崎」「一宮」、三重県の「鈴鹿」、大阪府の「堺」、岡山県の「倉敷」、山口県の「下関」など、19地域のご当地ナンバーが運用されています。

 上記が第1弾で、国交省は第2弾としてご当地ナンバーの申請を先日まで受け付けており、今回は岩手県の「平泉」や「盛岡」、群馬県の「前橋」、愛知県の「春日井」などからの申請があるようです。

 申請の動機としては、「動く広告」としての効果を期待してということの他に、地域住民としてのアイデンティティー(自分自身のよりどころ)や誇りといったこともあるでしょうし、場合によっては見栄え(みばえ)といった心情が働くことがあっても不思議ではありません。

 ちなみに、東京23区内の車のナンバーは「品川」「練馬」「足立」の3つで、「品川」ナンバーは品川区、港区、世田谷区、渋谷区、目黒区、中央区、千代田区、大田区の他、大島支庁、三宅支庁、八丈支庁、小笠原支庁が対象、「練馬」は練馬区、新宿区、中野区、杉並区、北区、豊島区、文京区、板橋区、「足立」は足立区、葛飾区、荒川区、台東区、墨田区、江東区、江戸川区となっています。

 こうした区分については以前から様々な意見があるようで、今回は「杉並」と「世田谷」がご当地ナンバーの申請に動いています。

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トウモロコシ

 世界3大穀物と言えば、「小麦」・「米」・「トウモロコシ」ですが、今、夏の風物詩「トウモロコシ」が旬を迎えています。トウは「唐」、モロコシは「唐土」(もろこし、中国をさして呼んだ称)から伝来した植物という意味があるそうです。

 トウモロコシの世界最大の生産国はアメリカで、全世界の生産量の4割程度を占め、次いで中国、ブラジル、アルゼンチンと続いています。一方、輸入量を見ますと、世界最大のトウモロコシ輸入国は日本であり、その輸入量の9割をアメリカに依存、日本国内で消費される75%は家畜の飼料用として使用されています。

 国内産では宮崎など九州を皮切りに四国、中部、関東、東北と産地が徐々に北上、8月には北海道産が出回ることになります。

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ラマダン

 中東やアフリカ、および東南アジアのイスラム諸国では、昨日から約1カ月間続く「ラマダン」に入りました。

 ほとんどの宗教では内面的な信仰を裏付ける証拠として一定の行為が要求されますが、イスラム教においてのそれは、信仰告白、礼拝、喜捨、巡礼、斎戒の五行であり、イスラム教徒としての行動を規定した斎戒の一つが断食(サウム)です。

 イスラム暦(ヒジュラ暦)で9番目の月は最もな神聖な月「ラマダン」で、この月に断食が行われるためラマダン=断食との認識が浸透しています。

 ちなみに、イスラム暦は月の満ち欠けを基準した純粋な太陰暦であるため、一年の長さは354日と太陽暦よりもやや短く、しかも閏月による補正を行わないため、私たちが普段使っている太陽暦(西暦、グレゴリオ暦)とは1年に11日程度のズレが生じることになります。そのためラマダンの時期も毎年異なり、およそ33年で季節が一巡します。

 この期間に断食を行うことで罪を償い、さらには欲望を自制し、辛苦を乗り越え、忍耐力を学ぶところに意味があるとされ、貧富にかかわらず平等を意識付け、連帯感を培う狙いもあるとされています。また、この期間の善行は徳が多いとされ、過激派の一部では「聖戦」が活発化することもあります。

 ラマダン=断食=苦行というイメージがありますが、断食は日没までで、夜は糧と生の喜びを享受する時間となり、日が沈んでから明けるまでの間に1日分の食事をとることが普通です。

 なお、大相撲名古屋場所が連日盛り上がりを見せていますが、西十両9枚目の大砂嵐関はエジプト出身のイスラム教徒で、世界中のイスラム教徒と同じく今日からラマダンに入りました。日中の食事が禁じられているため、日が沈んでからと日が昇る前の食事で気力・体力を維持するそうです。

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窮すれば通ず

 孟子の言葉に「恒産なくして恒心なし」というのがあります。一定の職業や財産がないと安定した道徳心をもつことはできないという意味で、孔子の言う「衣食足りて礼節を知る」も同じ意味です。

 人間の精神は物質的な豊かさと密接な関係にあるということであり、日本のことわざ「貧すれば鈍す」も同様の意味を含みます。

 また、「窮すれば通ず」という言葉もあります。これは易経にある「窮すればすなわち変ず、変ずればすなわち通ず」からきた言葉で、「物事が行き詰まりまでくるとそこに変化が生じ、変化が生じればそこからまた新しい道が開けてくる」という意味です。

 白と黒の勾玉(まがたま)を組み合わせたような「大極図」はまさにこの事を表した意匠であり、「陰極まれば陽に変じ、陽極まれば陰に変ず」または「陽中の陰、陰中の陽」を表現しています。陰中の陽とは、大極図の陰の中央にある魚眼のような白色の点のことで、陰が強大になってもその中には陽があり、変化の芽がすでにそこにあることを示唆しているそうです。

 そういった展開を頭に思い描いていないと、どん詰まりで窮して取り乱して誤った判断で進退を間違えるということにもなりかねません。慌てず、変化を恐れず、準備してその時を待つことが大切だということです。

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ギャッピー

 もはやペットを飼い続ける事もままならぬ家庭が多いのか、深刻な経済危機に見舞われたギリシャでは捨て犬・捨て猫が急増中ですが動物好きとしてこの手のニュースは非常に胸が痛みます。

 最近のペット界ではイタチの仲間で、フェレットの人気が急上昇しているようですが、やはりイヌ・ネコの両横綱にはまだまだ遠く及びません。インコをはじめとする鳥類やウサギなども昔から根強い人気を誇るものの、イヌ・ネコと比べるとやはり少数派。そんな中、ハムスターの健闘が光りますが、人気アニメ『とっとこハム太郎』も終了した今、このあたりが限界か。

 もっともっと人気が出てもいいはずなのに・・・モルモット。丸く大きなお目目がとってもキュート。ネズミ系の生き物が苦手という方は「あの長い尻尾がダメ」という人が多いようですが、モルモットにはその尻尾もありません。体のサイズも大きすぎず、小さすぎず。ゴージャス感漂う長毛派、スポーティ(?)な短毛派など、種類も豊富。そんでもって近頃話題の草食系。そしてなにより「プイプイプイプイ」とか独特の声で鳴きながら、短い手足でチョコマカ歩き回る姿は愛くるしくてたまりません!ペットとして人気の要素を「これでもか!」とばかり満載してるのに、実際に飼う人が比較的少ないのは一体なぜでしょう?

 実はこのモルモット、今から20年以上も前の1980年代後半、「ギャッピー」という別名で大々的プロモーションが行われた時期があったと聞きます(モルモットのうち、高級種のペルビアンモルモットのみをギャッピーと呼んだ、とする説も)。ペット業界と広告代理店あたりが手を組んでマーケティングしたのでしょうか、新人アイドルにギャッピーのイメージソングを歌わせたり、ブームを呼び起こすべくあの手この手の策がとられた模様です。ところが期待したようなブレイクにまでは至らず、いつしかギャッピーという別名も忘れ去られていった様子です。

 駄菓子菓子、もとい、だがしかし!モルモットたちの捲土重来はここからです。ただいま巷ではレオナルド・ディカプリオ主演の映画『華麗なるギャツビー』が公開中!これ見て「ああ。映画とは全然関係ないけど、そういえば昔、ギャッピーってペットがいたね」と思い出す人続出 → もともとスター性のある生き物だけに、20数年遅れで空前のギャッピー(モルモット)ブーム到来・・・なんて大逆転劇があるかもしれません!ま、普通に考えてないでしょうが。

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変化するもの

 生活に変化をもたらそうと思っています。組織・団体は放っておくと段々分化していくもののように感じますし、また人は自然の成り行きでは徐々に同じことを繰り返していくように思えます。だから団体を引っ張るヴィジョンが必要だし、意識的にそれぞれの人が変化していくように私は努めなければいけないのだと思います。大変だですが、でもやらねばならない。

 では変化しないものとは何でしょうか?人は、組織は、変化することによって変わっていくのでしょうか?変化しないと人も組織も出力を低下していくように思われます。そうするといずれ停止します。変性してしまいます。変性を起こさないために、人は組織は不断の変化に挑まなければいけないのではないか。そんなことを考えたりします。生活は毎日変わっています。だから変わらず生きていける。変化を起こしていこうと思います。

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七 夕

 色とりどりの短冊をつけた笹竹が街中に彩りを添えています。

 七夕の行事は、織物が上手な織姫と牛飼いの牽牛(けんぎゅう)の伝説を元にした古代中国の宮廷行事や、日本古来の棚機女(たなばたつめ)の禊ぎ(みそぎ)が融合し現在の形になったそうです。

 「たなばた」は奈良時代の万葉集では「棚幡」や「棚機」でしたが、平安時代の新古今和歌集で初めて、七月七日の宵という意味の「七夕(しちせき)」の字が当てられています。

 七夕の行事は旧暦で行うのが本来ですが、関東で最大級の湘南平塚の「七夕祭り」は新暦によっており、5日から3日間の日程で行われます。

 他方、東京台東区の入谷では恒例の「朝顔市」が昨日から8日まで開催されます。

 朝顔の種は「牽牛子(けんごし)」とも呼ばれますが、古代中国では朝顔の種は高価な生薬で、牽(ひ)いてきた牛と交換されるほどだったことから、その名がついたそうです。

 七夕伝説に牽牛が登場することや、時期も重なることから七夕と同じ頃に各地で朝顔市が開かれています。

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も も

  「桃栗三年柿八年」(ももくりさんねんかきはちねん)


 発芽から結実まで桃や栗は3年、柿は8年かかるため、物事を成し遂げるには時間がかかることを示唆する諺です。

 桃は英語でピーチ、仏語でペッシュと呼ばれ、その昔、原産国の中国からシルクロードを渡ってギリシャ、ローマに伝えられ、17世紀にアメリカ大陸まで伝わったそうです。「毛毛(もも)」といわれ、毛がいっぱい生えた硬い果肉だったそうです。

 多くの実がなることから豊穣(ほうじょう)の象徴とされ、古くから魔よけや不老不死の仙果として重宝されていました。

 「桃源郷」の語源は、中国の漁師が迷い込んだ桃の花が咲き乱れる仙境(俗界を離れた清浄な土地)に由来します。もう一度行こうとして探しても、どこにも見つからなかったそうですが、西洋の「ユートピア」がくしくも「どこにもない場所」を指すのは「理想郷」の普遍性を示唆しているのかもしれません。

 桃には体を元気にしてくれる要素がたくさん含まれており、果肉には老化防止の働きがあり、葉はあせもや湿疹に効果があるそうです。また、種は血液の循環を良くする作用が、花はむくみを解消する働きがあるそうです。

 6月下旬から8月にかけて屋根なしで栽培する露地物の季節となります。好みの柔らかさになるまで日陰に保存し、食べる直前に冷蔵庫で冷やすと美味しさも増します。

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サクランボ

 初夏のルビー」とも呼ばれ、今が最盛期のサクランボ。食卓に彩を添え、見た目の美しさから贈答用の人気も高いです。

 収穫期が短く日持ちしないサクランボは季節感を豊かに伝える数少ない果物の一つで、「佐藤錦」・「ナポレオン」・「高砂」などがありますが、赤みが強く大粒で甘い「佐藤錦」が主力品種です。

 4月下旬から出回り始める米国産の「アメリカンチェリー」が終盤を迎える5月下旬頃、山梨・長野・新潟・福島といった産地で国産サクランボの出荷が始まります。そして、現在は国内生産量の7割を占める最大産地の山形が収穫期を迎えています。

 ちなみに、「佐藤錦」とは山形県東根(ひがしね)市で佐藤栄助氏が大正元年「ナポレオン」と「黄玉」を交配・育成、昭和3年に命名された品種で、サクランボの中でも毎年人気ナンバー1の品種です。

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きゅうり

 西の瓜(うり)と書けば「西瓜」(すいか)と読みますが、胡の瓜と書けば「胡瓜」(きゅうり)となります。

 胡とは中国の西域からペルシャ近辺にかけてを指し、「胡から伝わったウリ」という意味となります。紀元前2世紀ごろに中国に伝わり、日本へは奈良時代に遣唐使が伝えたとされます。江戸時代には初物を川に流しカッパに供する習慣があり、キュウリをカッパとも呼ぶようになったそうです。

 その夏野菜の代表「胡瓜」(きゅうり)が本格的に出回り始めています。成分の9割が水分で、みずみずしさはのどが渇く暑い季節にぴったりです。歯触りがよく食欲を刺激する効果もあり、夏バテ対策として良いそうです。

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すいか

 夏と言えば、西の瓜(うり)と書く西瓜(すいか)ですが、スーパーの店先ではその西瓜が所狭しと並んでいます。英語では「WATERMELON」(ウォーターメロン)と言います通り、成分は90%以上が水分で10%近くが糖分です。

 果汁には、利尿作用があるカリウムやシトルリンが含まれ、西瓜の利尿作用は、むくみを改善するほか、尿と一緒に余分な塩分を排泄することから高血圧や動脈硬化、膀胱炎、腎炎、またガン予防にも効果があるといわれています。

 美味しいスイカの見分け方は、緑と黒のコントラストがハッキリとしていて、つるとは反対側のお尻の部分が小さいものが良いそうです。ヘタが茶色くなっているのは収穫してから時間が経ったものです。カットスイカは種が黒く、果肉部分の赤と果皮の白色の境目がはっきりしているものがよいそうです。

 ちなみに、西瓜は、縞と縞の間を切ると切断面に種があまり出ないそうです。切り売り西瓜だとついつい種が少ないものを選んでしまいますが、店のほうでも工夫して販売しているようです。

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太陰暦

 月の満ち欠けを基準にした太陰暦(旧暦)では、新月が月の一日に当たり、満月は中旬に当たります。

 新月や満月の頃は潮の干満の差の大きい大潮の時期でもあります。海洋生物の産卵や狼男の例えを挙げるまでもなく、身体のおよそ6割が水でできている私達人間も、潮汐と同じように月の引力の影響を受けていましても不思議ではありません。

 実際に、新月や満月の大潮の時は精神が高揚し、干満の差が小さい小潮の時は逆に精神は散漫になるといわれ、歴史的事件の多くはこの大潮の時期に起こっているとの検証や、犯罪発生件数や交通事故件数の増減は月の満ち欠けとの因果関係が認められるとの調査結果もあります。

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半夏生

 今日7月2日は、半夏(はんげ、カラスビシャクの漢名・薬草)が生ずる頃という意味の七十二候「半夏生(はんげしょうず)」で、この時期に降る雨は「半夏雨(はんげあめ)」と言い、昔から大雨になる傾向があることで知られています。

 「半夏生」という植物もありますが、虫たちを誘うために花のまわりの葉が半分ほど白くなることから「半化粧」とも呼ばれ、上記の半夏とは全くの別物です。

 暦の「半夏生」は、農事に関係の深い節目の日で、この日は天から毒気が降ると信じられ、井戸に蓋をして毒気が移るのを防いだり、この日採った野菜は食べてはいけないとか言われたりしたそうです。

 また、この日までに農作業を終え、以後数日間を休みとした風習もあり、農家にとっては暫し休息の時期だったようです。

 ちなみに、半夏生の日に、疲れを癒して夏場を乗り切るために鯖(サバ)を食べるとか、田植えや麦刈りが終わった労をねぎらうためにうどんを打って食べたり、植えた稲がしっかり根付くようにとの願掛けで、くっついたら離れない蛸(タコ)を食べたりと地方によって様々ですが、この日に特定のものを食べる風習が各地に残っています。

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ラッキョウ

 「福神漬」とならんでカレーライスの付け合せとしてポピュラーな存在の「ラッキョウ」。意外とその旬が分かりにくいのですが、6月下旬から7月にかけて最盛期を迎えます。一大産地は「鳥取県」。中国が原産とされるユリ科の植物で、秋には赤紫色の花が咲きます。

 古来、薬用として疲労回復やせき止めなどに用いられてきましたが、ニンニクやネギに近い特有の香りと辛みを生み出す硫化アリルという成分が食欲を増進させ、血液の流れを改善し、体を温める作用もあるそうです。

 漬物も美味しいですが、今の旬の時期には生のまま、味噌をつけて食べるのもまた美味です。


 ちなみに、「福神漬」には、大根(ダイコン)、茄子(ナス)、鉈豆(ナタマメ)、蓮根(レンコン)、胡瓜(キュウリ)、紫蘇(シソ)の葉、白ゴマの「7種の野菜」が入っており、これを「七福神」に見立ててその名前の由来となったそうです。作り方によって若干中身が違いますが、大根が中心の漬物です。

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青ジソ

 湿っぽい日が続き、体も気だるくなる時期ですが、試してみたいのがこれから露地物が旬を迎える「青ジソ」です。

 シソは漢字で『紫蘇』と書き、「蘇(よみが)える」、「蘇生」(そせい)とありますように、中国では人を生き返らせる力のある植物とされています。強力な殺菌作用があり、防腐効果はよく知られていますが、最近では抗アレルギー効果が注目されています。

 栄養価が豊富で特にビタミンAやCが多く、カリウム、カルシウムなどミネラルも含まれています。砂糖と水で煮出し、薄めて飲むと疲れを和らげる効果もあるそうですが、「人を生き返らせる力がある紫蘇(シソ)」、疲労を感じたときは試してみる価値がありそうです。

 ちなみに、スーパーなどで選ぶ際は、色鮮やかで、葉がみずみずしく、葉先までピンとしているものを選ぶのが良いです。表面が乾燥しているもの、傷のあるもの、軸の切り口が黒く変色しているもの、葉が茶色くなっているもの、黒い斑点が出ているものは避けた方がよく、また、大きくなりすぎたものは味も香りも余りよくないためやはり避けたほうがよいです。

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