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2014年1月

春 節(2)

 本日は旧暦で1月1日、旧正月となります。お隣の中国では1年で一番大きな祝日となり、この旧正月(春節)から1週間程度の連休入りとなって「春節祭」で大賑わいとなります。春節にはたいていの人は里帰りや親類を訪問して過ごし、どの家庭でもお正月料理の材料の買い入れ等に大忙しとなるそうです。

 広東料理、北京料理、上海料理、四川料理など中華料理のファンの方も多いかと思いますが、中華料理は元来、医食同源の思想のもと薬と同じ感覚で食べられ、それをいかにして美味しくするかを工夫しながら発達してきたそうです。

 そして、その特徴は「福」・「禄」・「寿」の3つのキーワードに凝縮されます。「福」は幸福、「禄」はお金、そして「寿」は長生きを意味し、中国人の食生活の根底にあるといいます。

 それが一番顕著に表れるのが正月の料理だそうです。正月の食卓には1年で一番豪華な料理が並び、それぞれの料理には幸福や商売繁盛、長生きへの願いを込めた食材が使われます。

 もちろん、国土が広い中国は地域によって食文化が異なりますが、揚子江が境界となって北は小麦文化、南は米文化と言われます。この差が正月料理にも反映され、北京など北部では水餃子、広東や上海など南部ではもちを食べるのが一般的だそうです。

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春 節(1)

 明日31日は新月で、旧暦では1月1日の元日(旧正月)となります。

 旧正月の「春節」を祝い、中国では明日から2月6日までの大型連休入りとなります。春節を挟む約40日間は「春運」と呼ばれる大移動期で、帰省や旅行で今年の春運期間中の移動人口は延べ36億人に達すると見込まれています。

 なお、尖閣問題で日中関係が冷え込んだ影響は両国間の旅行者数の減少という形でも表れていましたが、日経の報道によりますと、今回の春節期間中の中国からの訪日客数は大幅に回復する見込みで、上海の日本総領事館における個人観光ビザの発給件数が過去最高のペースとなっています。

 春節期間中は消費も活発で、シンガポールの銀行が中国の主要10都市の月収1万元以上の2千人を対象に実施した調査では、春節期間の出費は1人当たり4万元(約68万円)に達するそうです。

 中国では輸入する際に高い関税をかけられ、日本の消費税に相当する付加価値税の税率は17%と高いことから、訪日して安くたくさん買い物したいと考える人も多いようです。観光庁集計の「訪日客1人あたりの買い物代金」でも中国人の支出が圧倒的に多くなっており、中国からの訪日客が増えれば日本国内の景気にもいい影響が期待できます。

 一つ気がかりなのは、中国国内で鳥インフルエンザ(H7N9型)の感染が広がっていることです。中国では春節のお祝いに生きた鳥を調理して食べる習慣があり、移動が活発になるこの期間中、さらなる感染拡大が警戒されています。

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ふ ぐ

      「河豚(ふぐ)は食いたし、命は惜しし」

 河豚を食べたくても下手に食べると命を落とすことから、「あることをしたくても結果の恐ろしさを思うと中々実行に移せない」という意味の慣用句ですが、今その河豚が旬を迎えています。

 河豚と言えば「河豚のちり鍋」、「てっちり」が有名ですが、語源は河豚の毒にあたったら死んでしまうため、ふぐそのものを「鉄砲」と呼び、「鉄砲のちり鍋」から促音化したそうです。

 河豚はそのうまさゆえ、以前は中毒死する人が多く、豊臣秀吉はふぐの絵を描いて「この魚食べるべからず」の高札を立てた禁止令を出しました。江戸時代には多くの藩が禁令を出し、河豚を食べて中毒死した者は、お家断絶を命じる藩まであらわれました。

 明治21年、時の総理大臣、伊藤博文公が山口・下関の春帆楼(しゅんぱんろう)で遊んだ折、当日はあいにくしけで、魚料理がありませんでした。その旨を女将が申し入れましたところ、伊藤公は「馬関(下関)に来て、魚がないとは・・・」と皮肉りました。

 それではと、女将は打ち首覚悟で禁令の河豚の刺身を差し出しました。すると、伊藤公は「こんなうまい肴を食べない法はあるものか」と感激し、山口県にのみ禁令を解除しました。これが、河豚食解禁のきっかけです。戦後になって、ようやく全国で食せるようになりましたが、こうした経緯を知って食する河豚はまた格別です。

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アレルゲン免疫療法

 減感作療法とは、アレルギーの原因物質を少しずつ体内に取り入れ、身体をアレルギーに慣らしていく治療法で、アレルギーの原因物質に対する適応力がつくことによって最終的にはアレルギー反応が起きなくなると言われています。

 減感作療法によって体質が改善すればその効果は永続的で、花粉の飛散時期に鼻水や鼻づまり、眼のかゆみ等の症状に悩まされなくなり、マスクや薬の世話にならなくても済むようになります。

 減感作療法には、アレルギー反応やアナフィラキシーショックなどを発症する危険性があること、治療が終わるまで数年かかるなどのデメリットが指摘されていますが、この治療法には大きな期待が寄せられています。

 なお、今シーズンの花粉の飛散開始は、気温にもよりますが、早いところで2月10日ごろからだそうです。飛散量に関する予想はまちまちで、環境省や日本気象協会では昨シーズンに比べ一部地域を除き全国的に少なくなるとし、ウェザーニューズは増加すると予想しています。

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大気汚染

 2018年からロンドン市内を走るタクシーの新規登録は電気自動車など温暖化ガスを排出しない車に限定されます。そんなエコな話題がある一方で、大気汚染は悪化の一途をたどる中国では、北京などの都市部で汚染レベルが上限を突破する事態に陥っています。公害は一朝一夕には解決しない問題ではありますが、既に中国一国の問題ではなくなりつつあります。

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リンゴ

 ミカンと並ぶ冬の果物といえばリンゴですが、この時食べる機会が多いことと思います。『1日1個のリンゴで医者いらず』と言われますように、食物繊維やカリウムが豊富で、生活習慣病予防や胃腸の働きを促進する効果があります。

 また、リンゴを丸かじりすると、噛むことで歯肉がじょうぶになり、唾液の分泌もよくなって虫歯や歯肉炎などの予防効果があり、さらに大腸がん予防や便秘の解消・・・等々、幅広い効用があり、貴重な果物と言えます。

 果汁が多い「ふじ」、酸味が少ない「つがる」、甘酸っぱい「ジョナゴールド」が代表品種ですが、青森、長野の両県で国内生産量の7割以上を占めています。ちなみに、選ぶ際は、皮の色が濃く、ツルの周辺のくぼみが深いものが果肉が詰まっていて美味しいそうです。

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初天神

 学問の神様の菅原道真公は、生まれた日も、大宰府にお移りになった日も、お亡くなりになった日もすべて25日であることから、毎月25日は天神様の日として様々な神事が行われます。

 今日は今年最初の天神様の日で、全国の天神社で天神祭(初天神)が行われ、大勢の参拝者でにぎわいます。

 ところで、ある神社の祭神の霊を分けて祀ることを「分霊」「分祠」もしくは「勧請」(かんじょう)と言います。

 例えば、「八幡さま」の名で親しまれている八幡神は、おともとは大分の宇佐神宮に祀られた仏教色の強い地方神でしたが、国家鎮護の神となり、宇佐神宮から京都の石清水八幡宮に勧請され、皇位を守護する神として朝廷に崇拝されるようになります。

 八幡神はやがて武神として仰がれるようになり、源氏の守護神として石清水八幡宮から分霊されて鎌倉に鶴岡八幡宮が創建されました。八幡信仰は武士によって全国に広まり、八幡神を祀る八幡神社は全国で8000社を超えると言われます。

 また、八幡神は、古くは鍛冶の技術をもつ氏族の氏神だったという説があり、移り住んだ先々で一族の氏神を祀ったことから、八幡平や郡上八幡など「八幡」のつく地名が全国に存在し、八幡神が全国に広まった理由の一つとも考えられています。

 不遇のうちに亡くなった菅原道真公は死後、厄災をもたらす荒ぶる神となりましたが、荒ぶる霊を鎮め、禁裏守護の神として京都に神殿を建立し、菅原道真公を祀ったのが北野天満宮と天神信仰のはじまりです。

 学問・至誠の神として菅原道真公を祀る神社(天満宮、天神社、菅原神社など)は全国で万を数え、その多くが北野天満宮から勧請されたお社(やしろ)です。

 ちなみに、学生服ブランドの「カンコー」も菅原道真公(菅公)を由来としています。

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「明日、ママがいない」

 日本テレビ系の連続ドラマ「明日、ママがいない」に対し、全国児童養護施設協議会などが日テレに抗議し、放送の中止や内容の改善を求めている一方、日テレ側は放送中止や謝罪に応じない考えで、今後もドラマの放映を継続する意向を示しています。昨日は第2話が放送されましたが、複数のスポンサーがCMの放送を見送り、ACジャパン(旧公共広告機構)の公共CMに差し替えられるなど影響はじわり広がっており、今回の抗議の声をどのように捉えるのか、製作・放映側は最後までその主張を押し通すのか、今後の成り行きが注目されています。

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貿易収支

 今月7日に発表されたアメリカの11月の貿易収支は、赤字とはいえ前月比13%減で、市場の予想を超えて赤字が減ってきています。これはシェールガスという安いエネルギーの安定供給が確実になってきたので、製造業がアメリカへ回帰してきており、その結果「アメリカの外で作られたものをアメリカ人が買う」から「アメリカの中で作られたものをアメリカ人が買う」に徐々に戻りつつあり、輸入が減っていることが背景にあるようです。

 シェールガスの実用化は、中東からの石油の輸入も減ることになるので、今後アメリカの貿易収支はますます改善してくるでしょう。これは長めに見てドルは強くなっていくことを示唆しています。一方日本は原発問題が未解決で石油の輸入量が高止まりするのと、アベノミクスの効果による景気浮揚→輸入増から、貿易収支は当面悪化する方向でしょう。そしてこれは円安を示唆しています。要はドル高・円安ですね。

 アメリカに話を戻すと、シェールガス実用化は中東からの石油の輸入量が減るだけでなく、中東近辺に展開するアメリカ軍の配置を縮小出来ることに繋がりますから、財政負担も減り、双子の赤字と云われた貿易赤字と財政赤字が解消していくことになるので、今後のアメリカはやはり強いだろうなとの思いを再確認する貿易収支の発表でした。アメリカって本当に恵まれてますね。

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バーボン・ウイスキー

 飲料分野で世界的企業を目指すサントリーホールディングスは、一時キリンホールディングスとの経営統合を模索するも折り合いがつかず破談しましたが、今回米ウイスキーメーカーのビーム社を買収することで、蒸留酒メーカーとしては世界10位から3位に浮上します。

 投資額は1兆6000億円を超え、サントリーの佐治社長も「一世一代の大勝負」と位置付ける超大型買収となります。

 ちなみに、蒸留酒で世界トップの英ディアジオ社は、「ジョニー・ウォーカー」(スコッチ)、「J&B」(スコッチ)、「スミノフ」(ウォッカ)、「タンカレー」(ジン)、「ギネス」(ビール)などのブランドを擁し、2位の仏ペルノ・リカールは「シーバスリーガル」(スコッチ)、「パスポート」(スコッチ)、「ワイルドターキー」(バーボン)、「アブソルート」(ウォッカ)、「プリマス」(ジン)などのブランドを傘下に持ち、サントリーが買収した米ビーム社は「ジムビーム」(バーボン)や「メーカーズマーク」(バーボン)、「ティーチャーズ」(スコッチ)などで知られています。

 なお、「バーボン」の名は、独立戦争の際にアメリカ側に味方したフランス(ブルボン朝)にちなみ、ケンタッキー州の郡のひとつが「バーボン郡」と名付けられ、同地方で生産されるウイスキーを「バーボン・ウイスキー」と呼んだことに始まります。

 英スコットランドで生産されたスコッチ・ウイスキーなどの呼称も、もともとは産地による分類ですが、スコッチ(モルト・ウイスキー)は大麦麦芽(モルト)、バーボンはトウモロコシ(50%以上80%未満)といった原料の違いの他、製造工程にも違いがあります。

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夢判断

 夢占いも様々ですが、雪が降る夢は何か喜び事がある知らせだそうです。

 ちなみに北条政子は、「高い山に登り、太陽と月を左右のたもとに入れ、み
かんの実が三つついた枝を髪に挿した」という妹が見た夢を買い取り、尼将軍
にまでのぼりつめたとの伝承が残っています。

 夢が何事かを暗示しているという考え方は古くからあります。フロイトの心理学といった学問的な話はさておき、高島暦における夢判断をいくつかご紹介したいと思います。

  財布が空になる夢 運気が上向いてくる

  血が流れる夢   少量であれば利益となる

  恥をかく夢    嬉しい知らせがある

  怒る夢      対人関係の好転 等々

 上記にご紹介した例では、その判断は全て「吉兆」です。必ずしも良い印象が残らなかった夢でありましても、案外吉事の予兆なのかもしれませんね。

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タ ラ

 「魚」に「雪」と書いて「鱈」(タラ)。字の如く、雪の降る季節に産卵期を迎え、味が良くなります。すり身の原料にするスケソウダラなどもありますが、単に「タラ」と言う場合は「マダラ」(真鱈)を指すことが多いです。

 タラは食欲が旺盛で、貝や小魚、イカなどを手当たり次第に食べます。実際に食べ過ぎが原因で胃潰瘍(かいよう)にかかる魚もいるといいます。この大食いの性質から「鱈腹(たらふく)」という当て字が生まれたそうです。

 身は脂が少なく柔らかな白身で、たらちりなど鍋物にして食べるのが一般的です。世界でもタラはポピュラーな魚で、揚げたタラにフライドポテトを添えた英国の「フィッシュ&チップス」は有名です。

 ちなみに、「スケソウダラ」は水分が多く、鮮度が落ちやすいため、かまぼこやちくわなど加工品の原料になることが多いです。また、身よりも雌(メス)の卵巣を塩蔵した「たらこ」や唐辛子で漬けた「からし明太子」の方が馴染み深いです。

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講 習

 今日は或る講習に少しだけ参加しました。色々学ぶことがあるのですが、授業は苦手です。小学校から恐らく中学の1-2年を除いて、殆ど授業は聞いてなかった、そして小学校1年の夏休みの絵日記が最初で最後の”やった”宿題だった、史上最低の生徒である私にとって、授業を受けるのは、というか人の話を聞くのは、中々難儀なものです。

  しかし授業で聞いた話でも、今でもクッキリと覚えていることも案外多くあるのです。そして大人になってからも、聞き入って勉強になった話はいくらでもあるのです。何がこれら”聞き入る話”と”聞き入らない話”を分けるのでしょうか?

 内容か?自分の興味か?自分の知識か?或いは話し方か?本も同様です。読まないようで、案外読むのですが、いつ読むか、何を読むか、何を吸収し、何を忘れるかは、自分から見ても極めて偶発的な感じがするのです。でも本当はどうでしょう?うーん、分からない。

 しかし逆の立場を考えるとどうでしょう?聞いてもらう立場、聞いてもらいたい時はどうするか?相手が知らなくて、その相手が知りたいこと・聞きたいことをこれから話す、ということを先ずは分からせないと、信じさせないといけないでしょう。コンテンツよりも、導入部分や伝達部分がとても大切ですね。コミュニケーションのデザインとでも云えるでしょうか。分かっていても、どうしても疎かになってしまうことのあるこの部分。これからずっと、肝に銘じて行こうと思います。

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江戸の音曲事情

 「一中節」は、浄瑠璃の流派のひとつで、延宝(1673~81)年間、京都の初世都一中(みやこいっちゅう)の創始と言われます。早くから江戸にも伝わり、天明年間(1781~89)以降は吉原を中心に伝承され、渋く温雅な曲風で、伝統的に上品な浄瑠璃と見なされています。

 その元となる「浄瑠璃」は、三味線伴奏の語り物音楽で、室町末期に始まります。初めは伴奏無しで語られた「浄瑠璃姫物語」が元となり、他の物語を同じ様式で語るものも浄瑠璃と呼ぶようになります。安土桃山時代の後期には、三味線が伴奏楽器として定着し、やがて人形芝居や歌舞伎とも結合して、江戸初期以降、上方でも江戸でも庶民的娯楽として大いに流行しました。多くの浄瑠璃太夫が輩出し、発声・曲節・三味線が多様化し、初期には金平節・播磨節・嘉太夫節などの古浄瑠璃が盛行、その後も義太夫節・半太夫節・河東節・大薩摩節・一中節・豊後節・宮薗節・常磐津節・富本節・清元節・新内節など、江戸後期までに数十種の流派が次々に派生しました。なかでも元禄時代、竹本義太夫・近松門左衛門らによる人形浄瑠璃の義太夫節が代表的存在となり、浄瑠璃の称は義太夫節の異名ともなったのです。

 金平節とは、古浄瑠璃の一派で、万治・寛文(1658~73)の頃、薩摩浄雲門下の桜井丹波少掾が江戸で語ったもの。主に坂田金平(公平)の武勇談を題材として、荒々しく豪壮な曲風で人気を得ました。播磨節は、古浄瑠璃の一派で、明暦(1655~58)の初め頃、井上播磨掾が大坂で語り始め、剛健な語り口で人気を博しました。嘉太夫節とは、加賀節とも言い、古浄瑠璃の一派で、延宝(1673~81)の頃、京都で語った宇治嘉太夫(後の宇治加賀掾)を祖とする。芸風は繊細優美で、角太夫節と並んで人気を博し、後の義太夫節に影響を与えました。                                        

 義太夫節とは、浄瑠璃の流派のひとつで、貞享(1684~88)頃、大坂の竹本義太夫が人形浄瑠璃として創始したもの。豪放な播磨節、繊細な嘉太夫節その他先行の各種音曲の長所を摂取し、作者の近松門左衛門、三味線の竹沢権右衛門、人形遣いの辰松八郎兵衛などの協力も加わって元禄(1688~1704)頃から大流行し、各種浄瑠璃の代表的存在となります。半太夫節とは、江戸節とも言い、浄瑠璃の流派のひとつで、元禄(1688~1704)の頃に江戸半太夫が創始しますが、享保(1716~36)の頃からはその門流から分派した河東節の隆盛に押されて衰退します。その河東節も浄瑠璃の流派のひとつで、享保二年(1717)に江戸の初世十寸見河東(マスミカトウ)が半太夫節から分派独立して創始したもの。主に座敷芸として伝承され、曲風は生粋の江戸風で優美華麗とされます。

 大薩摩節も、浄瑠璃の流派のひとつで、享保(1716~36)頃、初世大薩摩主膳太夫が江戸で創始したものです。豪壮な曲風で歌舞伎の荒事の浄瑠璃として一時隆盛しますが、19世紀以降は長唄に吸収されます。豊後節も、浄瑠璃の流派のひとつで、享保・元文(1716~1741)年間に活躍し、師流の一中節から分派独立した宮古路豊後掾を始祖とし、流名はその改名に従って国太夫節または半中節から宮古路節となり、最終的に豊後節となった。豊後掾は1734年(享保19)に京都から江戸に進出し、心中物が大流行を博したが、風紀上の理由で元文(1736~41)年中に禁圧され、廃絶します。宮薗節も、浄瑠璃節の流派のひとつで、薗八節とも呼ばれます。二世宮古路薗八が宝暦十二年(1762)宮薗豊前と改め、さらに明和三年(1766)、宮薗鸞鳳軒(ランポウケン)と改名して、宮園節となります。

 常磐津節も、浄瑠璃の流派のひとつで、延享四年(1747)宮古路豊後掾の高弟、初世常磐津文字太夫が創始します。風紀上の理由で禁止された豊後節から脱して、義太夫節に近い格調ある芸風を目指し、歌舞伎の舞踊劇の音楽としても多く用いられます。富本節も、浄瑠璃の流派のひとつ。常磐津節の分派で、寛延元年(1748)初世富本豊前掾が創始したもの。十八世紀末までは歌舞伎舞踊劇の音楽として隆盛しましたが、以後、門流から離反独立した清元節に押されて衰退します。その清元節も、浄瑠璃の流派のひとつで、初世清元延寿太夫が創始しました。師流の富本節を凌いで急速に隆盛し、江戸歌舞 伎の舞踊劇の音楽として盛行します。新内節も、浄瑠璃の流派のひとつ。遠祖は宮古路豊後掾門下の富士松薩摩掾と鶴賀若狭掾が中興の祖で、この流儀の基礎を固め、二世鶴賀新内が美声で評判を高めて以来「新内節」の呼称が定着し、同系統の諸派を包括した流名となります。

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センター試験

 今日と明日の2日間、全国693会場で大学入試センター試験が行われます。

 寒中ということもあってこの時期は雪が降りやすく、実際にセンター試験の当日に悪天候で交通機関が乱れたこともあります。明日あさっての天気ついては日本海側を中心に雨や雪の予報となっており、受験生にとりましては天気のことも大きな気がかりとなっています。

 尚、今年のセンター試験の志願者数は56万0672人で、今春卒業予定の高校3年生全体の約42%が志願しており、志願者数の内訳としては現役生が約79%、既卒者が20%となっています。

 また、今回受験する現役高校生は「ゆとり教育」と呼ばれる旧教育課程を受けてきた最後の学年となります。「脱ゆとり」が受験する来年からはセンター試験も新教育課程に準拠し出題範囲が広がるため、今年の受験生は浪人を避けるため合格安全圏の大学を選ぶ傾向が強いそうです。

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1月17日

 あれから19年経ちますが、1995年(平成7年)の本日1月17日午前5時46分。「阪神・淡路大震災」が発生しました。死者6436名、負傷者は4万人を越すという甚大な被害に見舞われましたが、当時の首相は村山富市氏(社会党)、自社さ連立政権でした。混乱している現地から東京へ被害の実態や情報が伝わるのが遅く、テレビ報道などでようやく状況を把握する事態となったことは鮮明に記憶に残っています。

 1991年(平成3年)の本日には、アメリカ軍を主力とする多国籍軍がイラクが占領したクウェートのイラク軍拠点に攻撃を開始、「湾岸戦争」が勃発しています。

 ちなみに、本日は尾崎紅葉の「金色夜叉」の主人公(間貫一)が熱海の海岸で貫一を裏切った恋人のお宮に「いいか、宮さん、1月の17日だ。来年の今月今夜になったらば、僕の涙で必ず月は曇らして見せるから。月が曇ったらば、宮さん、貫一は何処かでお前を恨んで、今夜のように泣いていると思ってくれ」と言い放った日です。それ以来、1月17日の夜空が曇り空なら「貫一曇り」と呼ばれています。

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変わりつつある暮らしの言葉

 早いもので、年が明けて2週間が経ちました。時の経つのは本当に早いものです。その時の移り変わりとともに日常使われる言葉も次第に変わってきています。例えば、着物文化に欠かせない「衣紋掛け」(えもんかけ)が洋服文化の浸透につれて「ハンガー」と呼ばれるようになり、「下駄箱」(げたばこ)が「シューズボックス」、そして乳母車が普通にバギーと呼ばれているのには驚きました。

 「変わりつつある暮らしの言葉」という特集を以前に新聞で見かけましたが、感慨とともに懐かしささへ覚えました。その中から、以下にて一部ご紹介したいと思います。

・字引   → 辞書      ・筆箱       → ペンケース
・アベック → カップル    ・とっくりセーター → タートルネック
・庭いじり → ガーデニング  ・バンド      → ベルト
・流し   → シンク     ・魔法瓶      → ポット
・寝間着  → パジャマ    ・コップ      → グラス
・ズボン  → パンツ     ・下着       → インナー
・チャック → ファスナー   ・クーラー     → エアコン

・お勝手  → 台所    → キッチン 
・パーマ店 → 美容院   → サロン
・ジーパン → ジーンズ  → デニム
・乳母車  → ベビーカー → バギー

 ちなみに、一昔前まではパンツと言えば、感覚的に下着というイメージがありましたが、最近の若い世代の間ではズボンのこと。下着のことは、インナーという人が増えているようです。どうやら年月の移り変わりと共に確実に言葉の使い方も変わってきているようです。

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創業○周年

 果物の輸入・販売を専門とする千疋屋(せんびきや)総本店(日本橋)は、1834年に創業し今年で180周年を迎えます。

 帝国データバンクによりますと2104年の今年、「創業○周年」の節目を迎える上場企業は279社あるそうです。

 今年が節目となる上場企業で最も古いのは、1844年発祥の呉服問屋から業態転換し外国製半導体商社となった丸文の170周年で、次いで130周年の三菱重工、100周年の三谷商事や藤森工業と続きます。

 その他の主な企業では、タカラトミーが創業から90周年、富士フイルムが80周年、銀座ルノアールが50周年、KDDIが30周年、グリーが10周年の節目を迎えます。

 昨年4月に開業30周年を迎えた東京ディズニーリゾートは、様々な記念イベントを行い来園者数や業績を伸ばしましたが、記念行事をビジネスにつなげている企業は多く、景況感の改善を追い風に今年も記念イベントなどが一段と活発化すると見込まれています。

 ちなみに、日本最古の企業は、聖徳太子の命によって四天王寺建立に関わった金剛組(大阪市)で、西暦578年の創業以来、現在まで1400年以上続く世界最古の企業だそうです。

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中国の戸籍制度

 中国の戸籍制度は「戸口(フーコウ)」と言います。「戸」は一つの家あるいは家族を、「口」は家族の一人一人を指します。それぞれの「戸」には「戸主」がおり、戦前の日本の家制度のようになっています。

 「戸口」の最大の特徴は、各人の戸籍が、出生地に基づき、「都市戸籍」と「農村戸籍」とに厳格に区別され、移動が制限されていることです。農村部の出身者が都市戸籍を取得するためには、大学進学、政府機関や大企業への就職あるいは軍への入隊等、厳しい条件をクリアする必要があります。一人っ子政策により、急激な人口増加と食糧不足の回避を図ったのと同様に、この戸籍制度により、都市部への急激な人口流入を抑制しました。

 ところが、実際には就業機会や賃金水準の違いから、農村部から都市部への出稼ぎ労働者(農民工)が多数移動し、中国の経済発展を支えることとなりました。現在その数は2億6,000万人と、日本の総人口の倍にも達すると言われています。

 これらの農民工は、都市戸籍を取得することができず、居住地で住民として認められないため、子女の教育、医療、福祉あるいは年金等社会保障制度の恩恵を受けることができません(中国では、年金等社会福祉制度の多くが、全国一律でなく、都市部で先行して実施されています。)。このため、帯同した、あるいは移住後に生まれた子供が学校教育を受けられない問題や、農村部に残された子供が生活に困窮する事態が頻発しています。

 先々月の「三中全会」で一人っ子政策の緩和が決定され、来年の初めから実施される見通しとなっていますが、政府はこのほど戸籍制度についても徐々に現在の制限を緩和し、2020年までに、出生地ではなく居住地と職業に基づき、また個人の選択により戸籍を定める新しい制度に移行するとの方針を発表しました。制度変更は、まず農村部と中小都市間の移動を自由化し、その後徐々に対象を大都市にまで広げるとしています。中国が今後成長発展を持続させるために、「都市化」の継続が不可欠との判断があり、これを推進するために今回の戸籍制度改正が計画されています。

 農民工にとっては朗報と言えますが、都市戸籍を取得した場合、農民に認められる農地の所有権(農地は地域の農民が集団で所有権を有します。)を放棄しなければなりませんので、いずれの戸籍を持つかは、その後の人生をも左右しかねない大きな問題です。また、究極的には北京、上海等主要都市への人口集中が進むものと思われ、大気汚染等の環境問題や不動産価格の高騰をどのようにコントロールしていくのか、中央政府と各都市当局の舵取りが難しいものになりそうです。

 一人っ子政策や戸籍制度の改正は、中国が新たな発展の段階に入ったことを象徴するものです。これまでの政策は一定の成果を挙げましたが、人口構成の歪み(急速な少子高齢化の進行)や都市と農村の経済格差等、問題も頻発しています。広い国土と多くの国民を擁する中国が、バランスを維持しつつ発展を持続して行けるのか、注目して行きたいと思います。

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成人の日

 今日は「成人の日」です。「成人」とは本来は徳も学も備わった、心身ともに一人前の大人のことを言いますが、近頃の成人式は七五三のようでもあります。

 総務省が昨年の大晦日に発表した2014年1月1日時点の人口推計によりますと、2013年中に20歳となった新成人は前年比で1万人少ない121万人(男性62万人、女性59万人)で統計がある1968年以来最少を更新し、ピークだった70年の246万人と比べますと半分以下です。

 ただし、実際の成人式の参加者は、総務省の統計と違って学齢方式によることが一般的です。つまり、今年の成人式は1993年(平成5年)4月2日から1994年(平成6年)4月1日までに生まれた男女が対象となります。

 ちなみに、今年の新成人が生まれた1993年はJリーグが開幕した年で、「Jリーグ」は同年の流行語大賞にもなっています。

 また、社会、新生、さきがけ、公明、民社、日本新、社民連、民改連の8党派連立で細川政権が誕生し、自民党1党支配の55年体制が崩れた年でもあります。

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落語イロハガルタ

い 一杯を 「探偵うどん」は 食わされた
ろ 六法を 「八五郎坊主」は ゴケにして
は 八本足 あれが本当の 「蜘蛛駕籠」だ
に 憎めない 「ポーランド人 イタリア人」
ほ 「棒屋」では どんな棒でも 売ってます
へ へぼな碁に 口出しをする 「碁泥」かな
と どこにでも 「山号寺号」は ございます
ち 「町内の 若い衆」の おかげです
り 立派に祟りをなしたは 「天神様」
ぬ 盗人は 血が「だくだく」っと 出たつもり
る 留守にして 馬に豆やる 「返し馬」
を 親の仇 討つは「名人 長二」なり
わ 悪さする 「権兵衛狸」は 丸坊主
か 堅いのが お好きと「金髪 娘」ちゃん
よ よその庭 「笋ぶるまい」 縛られる
た 高木氏 「井戸の茶碗」が 縁結び
れ 礼を取る のが「権助の 心意気」
そ そなた口 ほしいかわしゃ 「鼻ほしい」
つ ついにやる 「浜野矩随」 開眼し
ね ネズミ取り 飲むは「心中 時雨傘」
な 南無阿弥陀 「小言念仏」 ドジョウ汁
ら 楽勝よ 「リンゴはいくつ」 七つです
む 六玉川 「高野違い」にゃ 毒がある
う 嘘やない 「猫魔寺」では 猫がピョイ
ゐ 因縁か 「虱」で仏に なりました
の 「軒づけ」で 鰻の茶漬け 呼ばれまひょ
お 落ちたのは てっぺんからか 「七段目」
く 薬には ならぬと嘆く 「肝つぶし」
や やせた後 行方不明の 「アブ・アベド」
ま マツタケ「の ようなもの」など いけません
け ケチらない 「後生鰻」を 買い求め
ふ 「ブラ」君は 特別室で 待ってます
こ 膏薬を 「素人人力」 差し出した
え 餌の鯛 「猫の災難」 もらったの
て 手に取らぬ 「小判一両」 武士の恥
あ 「愛宕山」 谷の底には 三十両
さ 「三角」は どんなものでも そろいます
き 「義理堅い 男」が礼に やってくる
ゆ 油断した 「おつりは」二十 円だった
め 目が見える のは寝てる時 「心眼」は
み 見てご覧 塀から「へのこ」が 生えてるよ
し 「将軍の 屁」に諸大名 へっへへぇー
ゑ 閻魔留守 「死ぬなら今」と 大騒ぎ
ひ ひどく打つ 「弁天詣り」の 士族さん
も もう寝ると 「都々逸親子」の マセガキは
せ 是非もなく 「隣の家計簿」 借りに行き
す 「水神」で カラスと夫婦に なりました
京 京阪で 屋台を出してる 「上燗屋」

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鏡開き

 正月の20日ないし11日に、正月中飾っておいた鏡餅を割って、雑煮やお汁粉にして家族一同で食べる儀式です。

 そもそもは江戸時代に将軍と大名、大名と藩士たちが年頭に際して主の鏡餅を分け合うことによって主家の繁栄を祝福し、主従関係を固める意味合いがあったそうです。刃物で切るのは切腹を連想させるため、手で割ったり、木鎚で砕いたりしますが、「切る」という言葉を避けて「開く」という縁起の良い言葉を使っています。

 これを私たちの家庭にあてはめてみますと、家庭での家族間の結束を密にし、繁栄を祝福するのが鏡開きということになりそうです。元々は1月20日に行われていましたが、徳川家光が亡くなったのが20日(慶安四年四月)であったため、1月11日に変更されて現在に至っています。今でも1月20日に行う地方があるほか、京都では1月4日に行われているそうです。

 ちなみに、大小2つ重ね合わせるのは、月(陰)と日(陽)を表し、福徳が重なって縁起がいいと考えられたからだそうです。また、鏡餅を飾るのは12月28日が最適とされていますが、「八」が末広がりで良い数字とされているからです。大安を選んで供える地域もあるようです。

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しらたきと糸こんにゃく

 めっきり冷え込んで鍋物の美味しい季節となりました。その鍋物やすき焼きなどに使われる「しらたき」、或いは「糸こんにゃく」。「一体、どこが違うの?」と思ったことはありませんか。

 結論から申し上げますと、どちらも成分は同じです。「しらたき」も「糸こんにゃく」も、こんにゃく芋を粉にして石灰乳を混ぜて固めたものです。ただし、両者は加工法が若干違います。

 しらたきは、こんにゃくの液をところてんのように突き、細くしてお湯に放して固めます。これに対して糸こんにゃくは、固まってこんにゃくになってから突いて細い麺状にします。つまり、『こんにゃくになる前に突くのがしらたきで、こんにゃくになってから突くのが糸こんにゃく』という訳です。

 ご存知の通り、見た目では白くて細いのがしらたきで、黒っぽくて太めなのが糸こんにゃくです。糸こんにゃくが黒っぽいのは、海草(アラメ・ヒジキ)やお茶などで着色しているからです。しらたきの白は、こんにゃく芋の粉そのものの色なのです。

 ちなみに、すき焼きの時、肉と糸こんにゃくを並べて煮ると凝固剤のカルシウムイオンの作用で肉が固くなりますので、なるべく離して煮るようにするのがコツです。

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伝言ゲーム

 伝言の早さと正確さを競う「伝言ゲーム」というのがあります。10人前後が横に並び、出題された文章を記憶し耳打ちで次々に伝えていくのですが、最後まで正しく伝わるのは稀なことです。

 噂話のたぐいもそうで、かなりの誇張が施されたり全く違う内容となってしまうことが少なくありません。最近はインターネット及び電子メールの普及で、内容が真実であるかどうかに関わらず、瞬く間に話が広ります。

 数年前、ある地方銀行に起こった事態も「伝言ゲーム」が引き起こしたパニックといえます。顛末を簡単にご紹介いたします。

 ある日、「○○銀行がつぶれるそうです。」というメールが不特定多数の人に送られました。翌日の昼ごろにはかなりの範囲で噂が広がり、預金引き出しを求める客が増え始めたようです。(以下、新聞記事)

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 現金自動受払機(ATM)の現金が一時的に不足して長い行列が出来たことなどがまたうわさとなって広がり、県内全域に拡大。知人同士でメールで伝え合ったりインターネットの掲示板にも取り上げられた。さらに家族や職場、買い物先などで口コミの形で次々と伝わり、午後5時ごろには本支店やATMは各地で長蛇の列になった。

 このうち○○の本店ATMコーナーの行列は午後6時過ぎ、200人近くに達した。並びながら携帯電話で連絡を取り合い、さらに「テレビでも流したらし い」「ラジオで聞いた」など根拠のない情報も流れた・・・。

~~

 その日の夕方は県内全域で携帯電話がつながりにくくなったと言いますから、大変なことです。もちろん、その銀行及び管轄区域の財務支局はすぐに完全否定しましたが、はじめに発信された情報が悪意のあるいたずら目的であるとすれば迷惑千万な話です。

 インターネットは情報の伝播速度を飛躍的に高め、一旦発信された情報は瞬時に広がります。ほとんどの場合、情報の内容が真実であるかどうかということは二の次・三の次、取りあえず行動することが得策のようになってしまいます。場合によっては噂が元で事実となるケースもあるでしょう。

 仕方がないことではありますが、誰もが確かな証拠がないにも関わらず周りの行動に影響されてしまいます。掲示板等の発言に影響されて売り買いするのもこの類で、私達はこういった環境に身を置いているということを認識する必要があります。

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カゼ対策

 朝晩の冷え込みで体調を崩したり、カゼをひく人が増えています。

 カゼは「風邪(ふうじゃ)」と書きますが、東洋医学ではこの邪が身体に進入することでカゼを引くと考えられており、その出入り口となる経穴(一般に「ツボ」)を「風門」と言います。ゾクっときたら風門を温めたり揉み解すことが予防に効果があることはよく知られています。

 また、インフルエンザやカゼなどのウィルスは乾燥した環境を好み、多湿な環境は苦手であるため、加湿器などで室内の湿度を50%以上にあげれば一定の予防効果が期待できます。

 カゼ対策(民間療法)はたくさんありますが、「蜂蜜大根(大根あめ)」も知られています。1センチ角に切った大根に蜂蜜を加え一晩くらい寝かせ、出てきた上澄みをそのまま、またはお湯で溶かして飲むというもので、ハチミツの抗酸化作用、殺菌作用、整腸作用、大根の消炎作用、血行促進作用などがじんわりと効いてくるそうです。

 せき止めとしては「カリン」や「キンカン」の他、「そばハチミツ」の咳止め効果も米ペンシルベニア州立大の研究チームによって実証されています。

 ちなみに、ひきはじめのカゼに効果があるとされる漢方薬には下記のようなものがあります。※効果は体質などによっても変わってきます。

 葛根湯(かっこんとう)      発熱や寒け、頭痛・手や肩の痛み等
 小青竜湯(しょうせいりゅうとう) 鼻水・鼻炎・たんを伴った咳等
 麻黄湯(まおうとう)       寒気け発熱、関節の痛み等
 駆風解毒湯(くふうげどくとう)  のどの痛みやはれ等

 もちろん漢方も服用に際しては医師や薬剤師との相談が必要です。また、インフルエンザとカゼは別の疾病であり、素人判断をせずに早めに医師に診てもらうのが基本です。

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結 露

 この時期、窓や窓枠に結露(けつろ)が出来やすくなります。カビの原因ともなるので早めに手を打つ必要があります。

1.あさは3分でも5分でも窓を開けて換気すると結露が少なくなる

2.寝る前に新聞紙を貼り付けておくと水分を吸収し、翌朝その新聞紙でガラスをふけば掃除にもなる

3.中性洗剤を溶かしたものをぞうきんに付けて窓ガラスをふくと少なくなる

4.洗濯物を部屋の中に干さない

5.押し入れのふすまは少し開けておく

6.市販の結露防止スプレーをかけると2週間くらいの効果がある

既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、一度試してみてはいかがでしょうか。?

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マグニチュードと震度

 時折発生する地震の揺れにドキッとしますが、その地震が起きますとニュース速報等で『マグニチュード』とか『震度』といった言葉がよく出てきます。

 『一体、マグニチュードと震度はどう違うの?』と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

 結論から申し上げますと、地震が起きた場所(震源)のゆれかたの大きさが「マグニチュード」で、震源から離れた、それぞれの場所でのゆれかたの強さを、いくつかの階級に分けて表したのが「震度」です。

 例えば、電灯は60ワットでも100ワットでも、そばだと明るいですが、どっちも離れますとだんだん暗くなります。この明るさの度合いをルクス(照度)と言いますが、これと同じように地震も起きた場所(震源)はものすごく揺れますが、そこから遠くなりますと揺れ方はだんだんと小さくなっていきます。

 この震源から離れた場所での揺れた度合いが「震度」であり、それに対して地震自体の揺れ方の大きさが「マグニチュード」という訳です。

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江戸の古着事情

 江戸時代研究のバイブル、守貞謾稿によりますと、江戸の古着屋は、富沢町と橘町に多くあった事が記されています。そこの古着屋は、毎朝晴天の日は、自店前の道に筵(むしろ)を敷いて、その上に古着を並べ、また、見世(店)にも古着を陳列し、同業者や諸々の人に売っていました。

 巳の下刻(現在の午前十時過ぎ)には、商品をかたして、見世の表に格子を立てるとありますので、早朝から午前中だけの商いだった様です。村松町の古着屋は、筵上には並べず、見世も終日営業で、見世の中に古着を吊ったり、掛けて並べたりして陳列しています。芝口から宇田川町に至る大路の北にある小路を、日かげ町と呼び、この日かげ町にも古着屋が多く、浅草東中町、西中町にも古着屋が多いとの事です。

 その他、見世を持たない古着屋さんもいて、この商人は「竹馬古着屋」と呼ばれました。竹で作った四つ足のハンガーラック(?)を、天秤棒の前後に一つずつ付けています。その竹で出来たハンガーラック様の展示器具が、四つ足で馬の様に見えるのが、「竹馬古着屋」の呼び名の由来です。竹馬古着屋さんは、前後それぞれのハンガーラックに古着や、古着を解いて、襟(えり)や裡(うら)の部分だけにした端切れなどを、ぶら下げて、町内をり、商いをします。落語に登場する様な、貧乏長屋の連中でも、お金がある時は、古着一着を丸ごと買いますし、お金があまりない時は、端切れを購入して、現在着ている着物の破れや穴に継ぎをして、補修します。

 天保頃(1830~44)までは、江戸だけにある商売で、京阪にはなかったのですが、天保以降は、京阪にもごく少数ですが、この商売を行う人が出てきました。

 いずれにせよ、江戸は現代の様な「使い捨て」などしません。リサイクルが徹底的に浸透していた庶民は、着物を新着する事などまずあり得ません。自分を含めて家族全員が着る着物は、古着屋から、古着を購入したのです。 そして、古着屋から買った古着を着るのは、当たり前です。他の人も、みんな古着を着ていたので、恥ずかしいとか、流行遅れ、なんて意識は全然ありません。着物を新着出来るのは、上級武士や裕福な町人層だけ、庶民はみんな、格好良く、古着をリサイクルして着ていたのです。

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ロビンソン・クルーソー

 チリ沖に小さな島があり、今から300年前にそこに取り残された船員が自給自足で生存し、4年4カ月後に助け出されたという実話があります。この実話を題材に書かれた小説は、幕末の頃には邦訳され日本でも多くの読者に親しまれてきました。

 後にこの島は、小説の主人公の名をとりロビンソン・クルーソー島と改名されています。

 ロビンソン・クルーソーの物語は、無人島に流れ着いた主人公が独力で生活してゆく冒険物語で、ロビンソン・クルーソーにとっての唯一の財産といえばいくつかの種子しかありませんでした。

 彼はまずどのようにその財産(種子)を増やすか考えるわけですが、はじめに蒔いた三分の二の種は天候が合わず全滅。次は種まきの時期を研究し、残した種の中からさらに一部を蒔くなど努力と工夫を重ね、ようやく収穫に成功します。

 ロビンソン・クルーソーは、こういった経験から、種を蒔く時期や栽培の方法などを学んでいきます。

 ロビンソン・クルーソーの物語は彼の孤島生活を綴った日記を紹介するという形式をとっています。主人公は、誰にも頼ることのできない状況下で、サバイバルの全記録を残しつつ、なおかつそのデータを次ぎの行動に活かすことで、最終的な目標である生還につなげていくといった内容です。

 この物語は経済学の視点からも注目を集め、カール・マルクスやマックス・ウェーバーなどの大家も自著でロビンソンを引き合いに出しています。「経済学の教科書」と評されたりしますが、投資を行う上でも示唆に富んだ物語です。

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午 年

 今年は「午年」であり、「ウマ」く行く年です。何かと「午・馬」に関する話題に接することが増えると思いますが、本日はいくつか午・馬に関する諺(ことわざ)や慣用句などをご紹介させて頂きたいと思います。

 ・生き馬の目を抜く

    抜け目がなくて油断できないさま

 ・馬脚を露す(ばきゃくをあらわす)

    化けの皮がはがれる

 ・意馬心猿(いばしんえん)

    心が煩悩や欲望のために働いて抑えがたいことのたとえ

 ・牛も千里、馬も千里

    早くても遅くても、また上手でも下手でも行き着く結果
    は同じだから慌てるなというたとえ

 ・馬が合う

    気がよく合うことのたとえ

 ・馬に乗るとも口車に乗るな

    うまい話や巧みな言葉にうっかり乗ると、ひどい目にあう

 ・馬の耳に念仏

    人の意見や忠告に耳を貸そうとしない

 ・老いたる馬は道を忘れず

    経験豊かな人は判断が適切

 ・汗馬の労(かんばのろう)

    あることのために広く駆けずり回る苦労

 ・尻馬に乗る

    よく考えずに人の言動に同調し、軽はずみな行動をとること

 ・馬齢を重ねる

    たいしたこともせず、ただ無駄に年をとること

 ・名馬に癖あり

    優れた能力を持った人は強い個性を持っている

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新年の行事

 日本人にとりましてお正月は特別なものです。その証拠に、この時期にしか聞かない言葉が数多くあります。そのお正月にまつわる様々な言葉と、それが表すしきたりに込められた「心」を理解できれば、新年の行事がより清々しく感じられます。

 「注連縄」と書いて「しめなわ」と読みますが、これもお正月に年神様を迎える準備の一つです。神聖な場所と下界を分ける役割を持つ縄で、自分の家が年神様を迎えるにふさわしい、清められた所であることを示すものです。

 かつては年末に家庭で新しく注連縄を作り、家長が神棚のある座敷や井戸、蔵など家の中でも特に大切な場所に張り巡らせる習慣がありました。現在は簡略化され、注連縄と同じ効果があるという輪飾りや、注連飾り(しめかざり)を玄関などに飾るようになりました。

 注連飾りは、小さな注連縄に長寿を願う植物の裏白(うらじろ:正月のお飾りに使われるシダで、表面は緑色ですが、裏面は白。裏を返しても色が白いことから、心に裏が無い、清廉潔白を願い、また白髪になるまでの長寿を願います)や、後の世代まで「福を譲る」という意味のゆずり葉、家が「代々栄える」よう願いを込めたダイダイなどをあしらったものがよく使われています。

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おみくじ

049608m

 縁起の良い初夢として知られる「一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座頭(いちふじ にたか さんなすび しせん ごたばこ ろくざとう)」。なかなかそのような夢を見ることはありませんが、これらの品ははすべて静岡に縁のある品々となっています。

 このように言われるようになったのは江戸開幕以降で、駿府(現在の静岡市)で過ごした徳川家康の栄達にあやかったものです。

 富士山は高く大きく、富士は無事につながり、鷹は運気をつかみ取り、茄子は事を成す。「無事(富士)に高(鷹)く成す(茄子)」とされる験かつぎで、さらに、扇は富士山同様末広がりで縁起が良く、鷹と煙草の煙は上昇(運気上昇)、座頭は茄子と同じく毛がない(怪我ない)とのシャレにもなっています。


 初詣の際におみくじを引く方が多いかと思いますが、意外と知られていないのがおみくじの縁起の良い順番で、上から順に下記のようになっています。

 大吉 中吉 小吉 吉 末吉 凶 大凶

 さらに細かく分かれている場合には、

 大吉 中吉 小吉 吉 半吉 末吉 末小吉 凶 小凶 半凶 末凶 大凶

 となります。

 引いたおみくじをどうするかについては、良いおみくじは持ち帰り、良くないおみくじは境内の木の枝などに結ぶというのをよく見ますが、決まりはないそうです。

 凶のおみくじを、利き腕でない方の腕で境内の木に結べば、困難な行い(修行)を達成をしたことになり、凶が吉に転じるとの説がありますが、「結ぶ」という行為には神さまとの縁を結ぶという意味があるため、良いおみくじを結んでも構いません。

 また、良くないおみくじでも、記されている教訓を戒めのつもりで持ち歩くという人もおり、逆に滅多に出ない凶や大凶のおみくじを縁起が良いとする考え方もあります。

 この一年の吉凶を占うおみくじですが、良いおみくじであっても怠らず励み、良くないおみくじであっても用心して誠実に事にあたれば、必ず御加護があるということだそうです。

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