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2014年2月

米の食味試験

 日本穀物検定協会は、国内で生産されたお米について、外観、香り、味、粘り、硬さ、総合評価の6部門で品種を判定する「食味試験」を毎年行っており、「Bダッシュ」から「特A」までの5段階で評価しランキングを公表しています。

 ちなみに、先日発表された2013年産米(評価対象は44道府県の131銘柄)の「食味ランキング」では、過去最高の38銘柄(下記)が最高評価の「特A」を獲得しています。

※産 地(地区) 品種名        産 地(地区) 品種名

 北海道     ななつぼし      石 川     コシヒカリ
  〃      ゆめぴりか      福 井     コシヒカリ
 岩 手(県南) ひとめぼれ      山 梨(峡北) コシヒカリ
 宮 城(県北) ひとめぼれ      長 野(南信) コシヒカリ
  〃 (県中) ひとめぼれ      三 重(伊賀) コシヒカリ
  〃      つや姫        京 都(丹後) コシヒカリ
 秋 田(県南) あきたこまち     兵 庫     コシヒカリ
 山 形     コシヒカリ      奈 良(県北) ヒノヒカリ
  〃      はえぬき       鳥 取     きぬむすめ
  〃      ひとめぼれ      香 川     おいでまい
  〃      つや姫        福 岡     元気つくし
 福 島(会津) コシヒカリ      佐 賀     さがびより
    (会津) ひとめぼれ       〃      コシヒカリ
    (中通) ひとめぼれ      熊 本(城北) ヒノヒカリ
 栃 木(県北) コシヒカリ       〃      森のくまさん
 千 葉     コシヒカリ       〃      くまさんの力
 新 潟(上越) コシヒカリ      大 分(豊肥) ヒノヒカリ
  〃 (中越) コシヒカリ      鹿児島(県北) あきほなみ
  〃 (魚沼) コシヒカリ
  〃 (佐渡) コシヒカリ

 昨年は「和食」が世界無形文化遺産に登録されました。お米はその和食の中心にあり、おいしさの評価で「特A」を獲得する意義は小さくありません。

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おすすめの梅の名所

 まだまだ寒い日が続きますが、それでも公園や山寺、緑豊かな住宅地などを歩きますと紅白の梅の花がほのかに香り、春の訪れを感じる季節になりました。

 以前にありました「おすすめの梅の名所」ランキングでは、1位が東京都青梅市の「吉野梅郷(ばいごう)」となっていました。

 もともと食用の梅農家が多かった地域に、青梅市が1972年に町おこしをねらって観賞用に「梅の公園」を整備。4万5000平方メートルの土地に赤、白、黄など1500本の梅が咲き誇るそうです。

 2位は神奈川県の湯河原梅林で、1996年から一般公開が始まりました。4000本の梅が紅白鮮やかに咲き、視覚を圧倒する風景が持ち味だそうです。

 3位は菅原道真ゆかりの北野天満宮(京都)で、道真の命日である2月25日に「梅花祭」が開かれます。「舞妓」(まいこ)や「芸妓」(げいこ)たちが梅の咲く境内で茶会を開く光景は京都ならではです。

 ちなみに、「舞妓と芸妓、どう違うの?」となりますが、「舞妓」と「芸妓」は、唄や踊り・三味線などの芸で宴席に興を添えることを仕事とする女性の事をいい、「舞妓」とは「芸妓」になる前の15歳から20歳くらいまでの未成年の少女のことを言い、「舞妓」として約5年間修行した後に「芸妓」になるそうです。

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シジミ

 今頃は「シジミ」が旬です。お吸い物やみそ汁に入れると味が引き立ちますが、「生きた肝臓薬」、或いは「肝臓の守護神」とも言われ、肝機能を高めるタウリンやグリコーゲンを多く含んでいます。

 日本でとれる「シジミ」には、「マジジミ」や琵琶湖産の「セタシジミ」など淡水産もありますが、食卓にのぼる大半は海水と淡水が混じり合う汽水域に生息する「ヤマトシジミ」です。島根県・青森県・茨城県が主な産地ですが、全国の漁獲量は水質汚染などでここ50年で4分の1に減っています。

 砂抜きをする場合は、真水につけるとうまみ成分のアミノ酸を放出するため、塩水の方が美味しさを保てます。スーパーなどで選ぶ際は、「触ると素早く殻を閉じるもの」、これが新鮮さの目安となります。

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ハッサク

 2月から3月にかけてが最も美味しい「ハッサク」。漢字では「八朔」と書き、旧暦8月1日を指します。ただ、旬の時期とずれており、その名前の由来は不明です。

 江戸時代末期に瀬戸内海に浮かぶ因島(現・広島県尾道市)の寺で偶然実っていたのを住職が発見したという逸話が残っています。現在は和歌山県が国内収穫量の6割以上を占め、発祥地の広島県、愛媛県が続いています。

 ハッサクはビタミンCや葉酸、カリウムなどを多く含んでいますが、特に注目を集めている成分が「オーラプテン」です。京都大学や医療機器メーカーの研究で血中のコレステロールを低下させる働きが確認され、健康食品やサプリメントの原材料として利用されています。

 今年は生育が順調のようです。東京都内のスーパーでは袋売りで1個当たり100円前後と前年並みの価格で並んでいます。

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訪日外国人数

 昨年1年間で1036万4000人と初めて1000万人を突破した訪日外国人客数。その増加の勢いが続いており、今年1月の訪日外国人客数は、前年同月比41%増の94万3900人と12ヶ月連続で前年を上回っています。1月としては過去最高を記録し、単月で見ても昨年7月の100万3032人に次ぐ2位を記録しています。

 国・地域別では、首位は韓国からで前年同月比9.0%増の25万5500人。原発の汚染水漏れが嫌気され、昨年10月から3ヶ月連続で前年同月を割り込んでいましたが、ソルラル(旧正月)連休などもあってプラスに転じています。

 2位は台湾で76%増の19万6900人、3位は中国で約2.2倍の15万5700人となっています。ともに昨年は2月中だった春節(旧正月)の連休が1月末にまたがったこともあり訪日客は大幅に増えています(日本政府観光局調べ)。

 尚、観光庁の久保成人長官は「2020年に2千万人が達成するべき目標」と新たな目標を掲げています。

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サラリーマン川柳

 第一生命保険の「サラリーマン川柳コンクール」は毎年恒例となっています。

 募集期間の昨年10~12月に集まった作品は3万3605句で、その中から傑作100選が先日発表されましたのでその一部をご紹介したいと思います。


  うちの嫁 後ろ姿は フナッシー    (段三っつ)※カッコ内は雅号

  会社でも 家でも食べてる 冷や飯を  (冷食系男子)

  何故だろう 同じ食事で 妻元気    (湘南おじん)

  倍返し! 言えずに今日も おもてなし (まめまろ)

  素顔だと 犬が吠えると 妻が言う   (鰯の夢太郎)



 「歌は世につれ世は歌につれ」とは申しますが、今回も世情を反映した秀作ぞろいで、つらい状況を笑い飛ばしてしまう力強さも感じられます。

 今回発表された傑作100選の中から、投票によって選ばれたベスト10が5月下旬に発表されるそうです。

http://event.dai-ichi-life.co.jp/company/senryu/best100.html

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男子名に新潮流(3)

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■「き・と・た」→「ま・すけ・せい」

もう1つの読みの特徴は名前の末尾。

 ランキング全体を眺めると、「―き」「―と」「―た」という名前が多いことが分かる。さらに、最近は「―ま」「―すけ」「―せい」も急速に勢力を伸ばしている。

 09年に「ゆうま」が9位に食い込んで以来、新興勢力である「ゆうま」「そうま」「そうすけ」「りゅうせい」「ゆうせい」が次々にトップ10入りした。

 名前が「―き」「―と」「―た」で終わると、切れの良いサッパリした音感が残り、男らしいさわやかな雰囲気を持たせることができる。一方、「―ま」「―すけ」「―せい」には古風で野性的な響きがあり、現代人の名前として新鮮な印象を与えることができる。

 「―き」は「輝」「希」「生」、「―と」は「斗」「翔」「人」、「―た」は「太」「大」「汰」などと表記。一方、「―ま」は「真」「馬」、「―すけ」は「介」「輔」、「―せい」は「生」「聖」「成」「星」などと表記されることが多い。

■響きやリズムを重視、読みがパターン化?

 芸能界では、瑛太(えいた、82年生まれ)、生田斗真(とうま、84年生まれ)、松田翔太(しょうた、85年生まれ)、三浦春馬(はるま、90年生まれ)らがこれらに該当する名前。スポーツ界でも甲子園で活躍した速球投手で花巻東高校から西武ライオンズに入団した菊池雄星(ゆうせい、91年生まれ)さんらがいる。

 こうした有名人の活躍や人気の高さがランキングの形成に影響を与えたものと見られる。

 ちなみに、「そうすけ」が11年に突然、5位にランクインしたのは、08年に公開した宮崎駿監督のアニメ映画「崖の上のポニョ」に出てくる5歳の少年、宗介(そうすけ)の影響かもしれない。

画像の拡大

 さて、ここまで分析すると、名前の読みを巡る「流行の法則」が浮かび上がってくる。

 「ゆう―」「はる―」「そう―」「こう―」「りょう―」「しょう―」というパターンと、「―き」「―と」「―た」「―ま」「―すけ」「―せい」というパターンを組み合わせた名前が人気ランキングの大部分を占めているのだ。

 音の響きとリズムを重視する名付けの風潮が、読みのパターン化を招いているのかもしれない。

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男子名に新潮流(2)

■表記と読みのランキングが異なる理由とは?

 ちなみに、男子名の表記の人気ランキングの首位は00年からの同時期、「翔」「大輝」「駿」「大輝」「蓮」「翔・大翔」「陸」「大翔」「大翔」「大翔」「大翔」「大翔・蓮」「蓮」「悠真」と推移。名前の読みの動向とはかなり異なっている。

 なぜ読みと表記のランキングが一致しないのだろうか?

 実は近年、「読み方が分かりにくい」「複数の読み方がある」という名前が増える現象が起きている。

 たとえば、13年に表記のランキングで首位だった「悠真」の読みは「ゆうま」「はるま」「ゆうしん」、2位だった「陽翔」の読みは「はると」「ひなと」「ひろと」と様々。4位の「大翔」の読みは「ひろと」「だいと」「はると」「やまと」「たいが」「まさと」と6種類もある。

 これは「名前をまず音の響きやリズムで選び、そこに好みの漢字を当てはめるケースが多いため」とされる。しかも、表記には本来の読みにはない「当て字」も認められている。

 だから、読みで人気が高くても、表記では様々な名前に分かれてしまい、読みと表記のランキングが必ずしも一致しないのだ。

 つまり、読みのランキングでは時代の風潮を反映した音やリズムが、表記のランキングでは人気の高い漢字や文字がより鮮明に現れているわけ。

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■「ゆう―」と「はる―」が二大勢力

 さて、名前の読みのランキングをながめていて、面白いことに気が付いた。

 ランキング上位では「ゆうき」「ゆうと」「ゆうた」などの「ゆう―」派と、「はると」「はるき」などの「はる―」派が二大勢力を形成しているのだ。

 00年から03年までは「ゆう―」派が圧倒的に優勢で、「はる―」派は8位以下に顔を出す程度。ところが「はると」が3位に浮上した04年から「はる―」派が「ゆう―」派の牙城に食い込み、ジワジワと勢力を拡大。09年からは「はると」が首位を維持している。

■「ゆう」→「はる」、転換点は04年

 つまり、「ゆう」→「はる」という大きな流れがうかがえる。

 変化の兆しが現れたのは04年。以来、激しいつばぜり合いが続いている。

 「ゆう」は「悠」「優」「勇」「雄」「佑」、「はる」は「陽」「遙」「春」「温」などと表記されることが多い。

 「ゆう―」派の有名人は伊セリエA「インテル」で活躍するサッカー選手の長友佑都さん(ゆうと、86年生まれ)や北京五輪などで銀メダリストになったフェンシングの太田雄貴さん(ゆうき、85年生まれ)、「はる―」派の有名人はノーベル文学賞候補の常連で日本を代表する小説家、村上春樹(はるき、49年生まれ)さんや歌手の安室奈美恵さんの長男、温大(はると、98年生まれ)さんらがいる。

 このほか、「ゆう―」「はる―」ほどではないが、「そう―」「こう―」「りょう―」「しょう―」も人気が高い。これらの音の響きやリズムも赤ちゃんの名前として好まれているようだ。

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漱石の日

 普段使っている日常の言葉でも、なぜこんな字が当てられたのかとふと疑問に思うことがあります。「流石(さすが)」などもそのひとつで、調べてみますと次のような故事がありました。

 古代中国において、皇帝から帝位を譲ると言われた人物が、耳が汚れたと言って川で耳を洗ったという伝説があります。

 この伝説を踏まえ、隠遁を決意したある人が「世を捨てて、流れに漱ぎ(すすぎ)、石に枕して暮らしたい(枕石漱流:ちんせきそうりゅう)」と言うべきところを、「石に漱ぎ、流れに枕す(漱石枕流:そうせきちんりゅう)」と言ってしまいました。

 間違いを指摘された際、咄嗟(とっさ)に「枕流は世俗のくだらない話を聞いてもすぐに洗い流すため。漱石は歯を磨くためだ」と言い返したそうです。

 上記が「漱石枕流」という故事で、こじつけや負け惜しみが強いことを意味しており、上手いこじつけだと感心したところから、感心した際の「さすが」は「流石」の字があてられたようです。

 夏目漱石の名も上記の故事に由来しています。ちなみに今日2月21日は「漱石の日」で、当時の文部省から文学博士の称号を贈る旨のことを打診された際、漱石が「自分には肩書きは必要ない」として辞退した日だそうです。 

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男子名に新潮流(1)

 毎年発表される新生児の名前の人気ランキング(明治安田生命保険調べ)。2013年のトップ10は男子が「悠真」「陽翔」「蓮」「大翔・湊」「大和」「颯太」「陽向・翔」「蒼空・大輝・悠人」、一方、女子が「結菜」「葵」「結衣」「陽菜」「結愛」「凜」「ひなた・凛」「愛菜・美結・陽葵」という順位だった。

 ところが、名前の読み(音)のランキングを見ると、順位が名前の表記のランキングとはかなり異なっていることに気が付く。しかも、名前の読みの人気ランキングに絞ってその変遷を調べてみると、不思議な事実や意外なパターンも浮かび上がってきた。今回は、こうした名前の読みに隠された「流行の法則」を紹介しよう。

■09年から「はると」時代、「ゆうき」は10位圏外へ

 表は明治安田生命保険が00年から発表している男子名の読み方の人気ランキング(トップ10)である。首位は00年から05年までが「ゆうき」、06年が「はると」、07年から08年までが「ゆうと」、09年以降が「はると」。ざっくり言うと、「ゆうき」→「ゆうと」→「はると」と首位が変遷しているのが分かる。

 少し細かく見てみよう。首位だった「ゆうき」は06年以降、2位から4位で推移し、11年には7位、13年にはついにトップ10圏外に脱落。勢力後退が鮮明になった。一方、「ゆうと」は05年の4位を除くと一貫して2位以内を維持する高い人気。「はると」は03年にトップ10入りして以来、急速に順位を上げ、昨年まで5年連続で首位を保っている状況だ。

 これが上位の動きである。

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雪月花

 水ぬるむ頃(雨水)とは名ばかりの・・・などと言いたくなるような寒さが続いていますが、水戸の偕楽園では春の先駆けの行事「梅まつり」が今日から始まります。

 日本一早咲きと言われる熱海の梅園では先月から梅まつりが始まっており、園内の約470本の梅はほぼ満開。また、小田原の曽我丘陵の3万5千本もの白梅も見頃を迎えているそうです。

 ところで、四季おりおりの風雅な自然の景観を指す「雪月花」という言葉は皆様もご存知かと思いますが、これは古代中国の詩人、白居易の句(下記)に由来しています。

「雪月花時最憶君」 雪月花のとき、最も君を憶う

          (四季折々にふれ、君を思う)

 ちなみに、日本三景や日本三名園もそれぞれ雪月花に対応しています。

 天橋立(京都府宮津市)は雪、松島(宮城県)は月、宮島(広島県廿日市市)は花(紅葉を花に見立てる)。雪の兼六園(石川県金沢市)、月の後楽園(岡山県岡山市)、そして花(梅)の偕楽園(茨城県水戸市)。

 水戸藩第九代藩主徳川斉昭が、領民と偕(とも)に楽しむ場にしたいとして造園された「偕楽園」の、都市公園としてはニューヨーク市のセントラルパークに次いで広大な敷地には約100種3000本の紅白の梅が植えられていますが、風まだ寒く、今は135本程度の開花にとどまっているそうです。

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残 心

 ワビスケ(侘助)という花は椿の一種で、他の椿と同じように寒い時期から花を咲かせ、茶人好みの花としても知られています。

 ところで、千利休が教えとして残した道歌は「利休百首」として今に伝わりますが、その中に次のような句があります。

 「何にても 置き付けかへる 手離れは 恋しき人に わかるると知れ」

  (手を離す時は、恋しい人と別れる時のような余韻を持たせよ)

 上記はいわゆる「残心」を表現したものです。残心とは最後まで心を残すこと。心を途切れないさせないことであり、それは相互扶助であるという認識を忘れずに心の緊張を持続させること、相手を尊重する思いやりの心でもあります。

 ちなみに、これも良く知られている「人の行く裏に道あり花の山」も千利休の作と言われています。下の句は「いずれを行くも散らぬ間に行け」です。

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おみおつけ

 ご飯に味噌汁。この組み合わせはあまりにも当たり前で、普段その価値を考えることはあまりないのですが、言うまでもなく日本人の食生活の基本です。

 日本人が鎌倉時代以降、一汁一菜を食の基本として毎日味噌汁を食べ続けてきたのは、味噌が健康づくりの基本であることを昔の人が経験上よく知っていたからです。

 ご存知の通り味噌の原材料は大豆です。大豆は栄養価が極めて高いのですが、そのまま煮たり炒ったりする通常の料理法では消化吸収が悪いのが難点です。ところが、この大豆を味噌にすることにより、大豆タンパクが酵素によって分解されてアミノ酸となり、炭水化物もブドウ糖になります。

 旨(うま)みが増すうえに、消化吸収もよくなって一挙両得。そしてさらに重要なのは、味噌から大豆のもつタンパク質やビタミンB群を取り入れつつ、味噌汁にすれば野菜や海草、根菜などを煮て汁ごと食べるため、カリウムやマグネシウムほか各種ビタミン、ミネラル、食物繊維を一度にとれることです。期せずして上手に栄養バランスをとることができる訳です。

 ちなみに、日本各地の味噌は、地域によって味や色などそれぞれの特徴がありますが、大まかに分けると主として北関東から東北、北海道地方では辛口味噌。愛知や三重などでは豆味噌、京都を中心とする近畿地方では白甘味噌が好まれ、九州、四国では甘口の麦味噌や米味噌が好まれているようです。

 味噌汁の丁寧な呼び方に「おみおつけ」があります。漢字にすると「御御御付け」となるそうです。「御」を三つも重ねて付けるほど、日本人の食卓には欠かせない大切な汁物というのが伝わってきます。

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ゴールドラッシュ

 今から165年ほど前、川から金が発見されたことを聞きつけて大勢の人々がカリフォルニアに殺到しました。

 「ゴールドラッシュ」と言われる社会現象ですが、金を掘り当て大金持ちになったという例は意外に少なかったそうです。カリフォルニアの川は黄金であふれていると期待して大勢の人がやってきましたが、実際に川にあふれていたのは金を探しにやってきた人間たちだったというオチです。

 このゴールドラッシュで富を手にしたのは、山師たちに丈夫なズボンを提供したリーバイスであり、交通手段のなかった地で馬車便を始め、人に限らず貴金属や金銭などの運搬もするようになった現在米銀大手のウェルズ・ファーゴであり、大陸横断鉄道を敷設したスタンフォードなどです。

 ゴールドラッシュの故事で興味深いのは、金を掘らずに金を掘りにやって来た人々に便利なモノ、そこでやっていくために必要なモノやサービスを独占的に提供した者達が大成功を収めたという事実です。

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小松菜

 一見、ホウレン草に似ていますが、カルシウムはホウレン草の5倍、カロチンやビタミンC、鉄分等が豊富で非常に栄養価が高い『小松菜(こまつな)』。霜が降りる今頃、甘味が増して最も美味しくなります。

 都市近郊での栽培が盛んで、主産地は東京、神奈川、埼玉など関東地方での生産量が約8割を占めており、消費量も最も関東が多くなっています。

 栽培されたのは江戸時代からだそうで、徳川第8代将軍の吉宗が、小松川(東京)の近くでこの野菜を使った汁を食べたことが名前の由来とされています(5代将軍綱吉との説もあります)。

 この小松菜によく似たものに愛知県や岐阜県など中部地方の伝統野菜『もち菜(もちな)』というのがあります。名前の通り、お雑煮(おぞうに)に入れる「餅(もち)」との相性が抜群です。「花かつお」をふりかけて食べるシンプルなお雑煮は忘れられない一品です。残念ながら関東地方で「もち菜」は手に入りません。

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2014年全国社長分析

 企業の信用調査を行う帝国データバンクは、2103年12月末時点の全国の株式会社や有限会社の社長のべ113万6千人のデータもとに「2014年全国社長分析」を先日発表しました。

 それによりますと、一貫して上昇している社長の平均年齢は58.9歳で過去最高を更新。女性社長の比率も年々上昇しており、こちらも過去最高の7.3%を記録しています。

 ちなみに、出身大学別の社長数は、2万3049人の日本大学が31年連続のトップ。次いで、慶応、早稲田、明治、中央の順は例年と一緒です。上位校の社長輩出数はどこも前年比で減少していますが、9位の東海大(81人増)や16位の外国の大学(277人増)などは増加しています。

 また、出身地別の社長数は、東京都が9万2902人でトップ。以下、北海道、大阪府、愛知県、神奈川県と続きます。上位はいずれも前年比で減少していますが、埼玉県(241人増)や千葉県(239人増)、沖縄県(154人増)などで増加が目立ちます。

http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p140106.html

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タ ラ

 「魚」に「雪」と書いて「鱈」(タラ)。雪が降り始める1~2月に旬を迎えて美味しくなる魚です。口が大きく、大食漢で「たら腹(ふく)食う」の語源になったとも言われています。

 鍋物に欠かせない食材の「タラ」ですが、一般にタラと言えば「マダラ」のことを指し、「スケソウダラ」は水分が多く、鮮度が落ちやすいため、「かまぼこ」や「ちくわ」など加工品の原料になることが多く、雌の卵巣を塩蔵(えんぞう)した「たらこ」や唐辛子で漬けた「からし明太子」で馴染みがあります。

 タラは雄、雌とも味は変わりませんが、珍味の白子(精巣)がとれる雄は雌の倍近い価格で取引されています。切り身を店頭で選ぶ際は、透明感があってピンクがかったものが新鮮。逆に身が白く不透明なもの、皮が白っぽいものは鮮度が落ちているので避けるのがよいです。

 また、白子は身くずれしているものは鮮度が落ちており、透明感があって身がしっかりしているものを選ぶのがよいです。

 ちなみに、「銀だら」と呼ばれるものは、「あいなめ」に近いものでたらの種類とは違います。

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ブランド帝国

 ファッション業界などには数多くのブランドが存在しますが、実際別モノのように見える場合でも同一資本下で展開されているケースが少なくありません。

 例えばフランスの【LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)】は下記のようなブランドを傘下に持ちます。

●ファッション

  ルイ・ヴィトン、ロエベ、セリーヌ、ベルルッティ、エミリオ・プッチ、
  ケンゾー、フェンディ、クリスチャン・ディオール、ダナ・キャラン、
  ジバンシイ 等

●時計・宝石

  タグ・ホイヤー、ショーメ、ゼニス、フレッド、ディオール、デビアス、
  ウブロ、ブルガリ 等

●コスメ・香水

  パルファン・クリスチャン・ディオール、メイクアップフォーエバー、
  フレッシュ、ゲラン、ジバンシイ、ベネフィット 等

●酒類

  モエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニヨン、ヘネシー、ルイナール 等

 世界最大の免税店「DFS」や世界最初のデパートとして知られる「ル・ボン・マルシェ」などもLVMHの運営です。

 ちなみに、ルイ・ヴィトンの星と花の柄にイニシャルを組み合わせた「モノグラム」のデザインは、1867年のパリ万国に出品した幕府(徳川家)や薩摩藩(島津家)の家紋がモチーフとなっていることはよく知られています。

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ヒラメ

 この寒い時期に最も美味しさが増すのが「ヒラメ」です。「寒ビラメ」とも呼ばれ、厳寒期の冷たい海水にさらされることで身が引き締まり、脂の乗りが良いです。高たんぱく・低脂肪の食材であり、特に背びれと尻びれの付け根に当たる縁側(えんがわ)は寿司だねの中でも絶品であり、肌の若返りが期待できるコラーゲンが多く含まれています。

 天然物は裏側がピンクがかった白色であり、養殖物にはまだら模様があるため、簡単に見分けることが出来ます。買う時は切り身が多いかと思いますが、身が透き通っているもので、切り口から水気、血液が滲み出てないものを選ぶのが良いです。

 ちなみに、カレイに似ており、『左ヒラメの右カレイ』と申します通り、背鰭(せびれ)を上にして目が左側にあるのがヒラメ、右にあるのがカレイです。また、カレイに比べて口が大きく、鋭い歯があることでも区別できます。

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建国記念の日

 今日11日は、神話上の初代天皇、神武天皇が即位した日を記念して「建国記念の日」の祝日となっています。建国の逸話が記された古事記には次のような話も記されています。

 アマテラスの孫にあたるニニギノミコト(神武天皇の曾祖父)が、アマテラスの命で地上に下り(天孫降臨)、笠沙の岬で出逢ったコノハナサクヤヒメ(富士山及び全国の浅間神社の祭神)に求婚します。コノハナサクヤヒメの父は喜び、姉のイワナガヒメと一緒に娘二人をニニギに差し出しますが、ニニギは醜いイワナガヒメを送り返してしまいます。

 コノハナノサクヤヒメには天孫が花のように繁栄するようにとの願い、イワナガヒメには天孫が岩のように永遠のものとなるようにとの配慮があったのですが、イワナガヒメを送り返してしまったことにより天の御子の寿命は神々ほど長くない、ということになっています。

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人口密度と光

 人口密度が一目で分かる世界地図を見ました。人口密度の高い地域が高く盛り上がっている地図です。日本や東アジアが軒並みアルプス山脈のようにそびえ立っています。オーストラリアはほとんど地図上に見えなく、アメリカも東海岸はそれなりに立ち上がっていますが、西海岸はほぼ平坦です。

 私はパソコンに"Earth at Night"という、人工衛星から撮った夜の地球の写真を背景に使っています。地球上の光の写真です。文明のあるところは光が密集しています。この光の世界地図と、人口密度の地図は、必ずしもその濃淡の場所が一致しません。光はあるが人口密度はそれほど高くない地域とか、或いは光はあまりないが人口密度の高い地域もあります。もちろん多くの地域では、光と人口密度は連動しています。

 私はどんなところに住みたいだろう?やっぱり光のあるところに住みたいな。そう思う私はやわな都会人でしょうか。

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岡目八目

 落語の「碁どろ」は、好きな碁に熱中している登場人物が織り成すおもしろおかしい掛け合いが聞きどころ。この話に登場する泥棒はまさに岡目八目で、対極を傍から見ていて口を出さずにいられなくなってしまうところが話を盛り上げます。

 ところで、この「岡目八目(傍目八目)」という言葉は「関係のない者が語るいい加減な論評」という意味で使われることが多いようですが、本来は「傍で見ている者の方が、当事者よりも冷静に全体を俯瞰でき、物事の是非得失を当事者以上に判断できる(先々をよく見通すことができる)」という意味があります。

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好きな漬物

 胃もたれ気味になっている時など、炊きたてご飯に漬物と熱いお茶さえあれば食が進みます。以前、その「好きな漬物」というランキングがありましたが、第1位はキムチです。

 キムチは、激辛ブームや健康食ブームを追い風にここ10年ほどで急速に日本の家庭に普及しました。日本の漬物との大きな違いは、野菜と一緒に漬け込む材料の豊富さにあります。トウガラシ、ニンニク、小エビに似たアミ、小魚、果物などを混ぜて乳酸発酵させ、アミや小魚にはたんぱく質、トウガラシには脂肪を燃やす効果のあるカプサイシンなどが含まれています。

 「好きな漬物」ランキングは以下のようになっていました。

 1.キムチ・・・・・白菜キムチ、大根キムチ、水キムチなどが有名

 2.たくあん漬け・・江戸時代の僧・沢庵(たくあん)宗彭が考案という説

 3.野沢菜漬け・・・長野県を代表する漬物

 4.しば漬け・・・・京都を代表する漬物の一つ

 5.らっきょう漬け・整腸作用があるそうです

 6.千枚漬け・・・・しば漬けと並ぶ京都を代表する漬物

 7.福神漬け・・・・大根、茄子、鉈豆、蓮根、胡瓜、紫蘇、白ゴマの7種
           の野菜を「七福神」に見立てのが由来

 8.高菜漬け・・・・福岡や熊本など九州を代表する漬物

 9.べったら漬け・・大根のこうじ漬け

10.わさび漬け・・・静岡を代表する漬物

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食材表示

 サケ目サケ科に属するニジマスは渓流釣りの対象魚として人気がある淡水魚です。

 ほとんどの場合は河川で一生を過ごし、個体の大きさも30センチ前後と小ぶりですが、淡水魚でありながら海水にも適応し、他のサケ類のように降海する個体は1メートルを超える例もあるそうです。

 比較的馴染みのある川魚ですが、ニジマスは明治期になってアメリカから移入された外来種であることはあまり知られていません。繁殖期のオスに見られる虹色の光沢から「ニジマス」と呼ばれますが、実はこれも英名「レインボートラウト」の直訳です。

 ちなみに、「トラウト」あるいは「サーモントラウト」などの名で輸入されるものはニジマスを海中で養殖したものがほとんどです。これがすしネタになれば「サーモン」となり、弁当のおかずになれば「シャケ」になります。

 昨年は「バナメイエビ」を「芝エビ」などと偽装表示した例が相次いで発覚したことから、食材表示を厳格化する動きあり、「ニジマス」を「サーモン」や「シャケ」「サケ」などと表示することに問題が提起されています。

 たしかに、「ししゃも」と表示されているものが日本固有種のししゃもとは別物の「カペリン(カラフトシシャモ)」であったり、白身魚のフライとして食べているのは「メルルーサ」という魚であったり、他にも本当は何を食べているのか怪しいと思うケースは多々あります。

 かと言って、まとめて全て本来の名前に商品名を改めるのが正しいとは思えず、消費者庁がすすめる食材表示のガイドライン作りも紆余曲折がありそうです。

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孫子の兵法書

 『孫子』、ご存知の方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、成功に繋がる多くの示唆が含まれています。『孫子』は兵法書であり、戦争の法則性を研究し、勝つため、或は負けないための戦略戦術を追求したものです。

 その中に『風・林・火・山』という有名な一説があります。

 甲斐の武田信玄が、

 『その疾(はや)きこと【風】のごとく、

  その徐(しず)かなること【林】のごとく、侵略すること【火】のごとく、

  動かざること【山】のごとく、知りがたきこと陰のごとく、

  動くこと雷霆(らいてい)のごとし』

という孫子の兵法書の一節から【風・林・火・山】の四文字をとって旗印としたことは広く知られていますが、作戦行動にさいしては、疾風のように行動するかと思えば、林のように静まり返る。燃え盛る火のように襲撃するかと思えば、山のごとく微動だにしない。暗闇に身をひそめたかと思えば、万雷のように轟きわたる。

 孫子ではこれが【勝利の条件】と言っているわけですが、甲州軍団率いる武田流軍学の特徴もこの静と動の組み合わせにあったと言われています。

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スイセン

 冬を可憐な姿で彩ってくれる「水仙」。「スイセン」という名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもので、「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来するそうです。

 12月から3月にかけて出回りが多くなるヒガンバナ科の花で、古くから『雪中花』(せっちゅうか)として親しまれてきました。白と黄色の花びらのニホンズイセンを正月の生け花用として使う人も多いです。

 地中海沿岸の原産で学名は「ナルキッソス」。ギリシャ神話に登場する水面に映った自分の顔に恋した美少年の名前に由来しているそうです。このため花言葉は「うぬぼれ」や「自己愛」。自己陶酔者『ナルシシスト』の語源と言われています。

 花は長持ちし、香りには心を落ち着ける作用があるとされます。都内の生花店では例年並みの1本150~200円ほどで売られています。

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鬼 門

 昨日節分は「豆まき」で、豆まきと言えば「鬼」、鬼と言えば、もともとは死霊や得たいのしれぬモノを指し、「災い」をもたらす存在として怖がられてきました。そして、北東の方位は鬼が出入りする方角「鬼門」として忌まれてきました。

 福徳を司る歳徳神のいる恵方が四つの方位の間を毎年変わるのに対し、鬼門は常に北東の方角にあります。

 徳川幕府は、京の鬼門を守護する比叡山(延暦寺や日吉大社)に倣い、江戸城の北東に寛永寺を建立し、鬼門守護としました。寛永寺は「東の比叡山」という意味の「東叡山」を山号としています。

 また、鬼門の反対にあたる南西の方角は「裏鬼門」と呼ばれ、この方角も不吉な方角とされてきましたが、江戸城の裏鬼門にあたる南西には山王日枝神社が遷座されました。

 比叡山の名は、古事記では日枝山(ひえのやま)と表記されており、寛永寺も日枝神社も王城守護の比叡山と密接なつながりがあります。

 ちなみに、鬼門(北東)の方位は風水で言えば艮(うしとら:丑と寅の間)の方角となります。もともとは姿形が定まっていなかった鬼でしたが、丑寅の方角を鬼門と呼ぶことから具現化されたのが、丑(牛)の角と寅(虎)の牙を合わせ持った、私達がよく知る鬼の顔です。

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節 分(2)

 最近は、散らかるので豆まきはしないというご家庭が増えていると聞きます。それでも豆まきをする場合は、後で集めやすいように小袋に小分けされた豆を選んで買ってゆく人が多いそうです。豆まきに代わる節分のイベントは恵方巻きを食べることで、博報堂の生活総研が以前行った節分行事の実施率調査では「恵方巻を食べた」割合が「豆まきをした」を上回っています。

http://seikatsusoken.jp/report/7003/

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節 分

 「節分」とは元来、「季節を分ける」ことから節分といいますが、現在では節分といえば立春の前日だけを指すようになっています。しかし、季節の始まりを示す「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」の前日はいずれも「節分」です。

 「節分」の夜にその年の恵方(吉神がいる方位)を向いて「恵方巻」を無言で丸かぶりすると幸せが訪れるといいます。今年の恵方は『東北東』ですが、巻寿司は「福を巻き込む」とされ、「縁を切らない」ために包丁を入れず、まるごと食べるのが良いとされています。

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STAP細胞

 小保方晴子さんらが作成に成功したSTAP細胞。天地がひっくり返る驚きとはこういうことを云うのでしょう。iPS細胞は遺伝子を組み込んで作成しますが、STAP細胞は細胞を弱酸性の溶液に入れてストレスを与えるだけで万能細胞になってしまうという驚愕の細胞とそのプロセスです。生物学が根底からひっくり返っていくのでしょう。進化論もすっ飛ぶような話です。

 今までの全ての生物学を天動説とし、STAP細胞は地動説に繋がる発見とも云えるでしょうか。有機の海から生物が生まれ、しかもそれがいずれ言語能力を持つことは、確率的に考えて地球の歴史の長さ(短さ)からは考えにくく、宇宙から彗星に乗ってウイルスという形で遺伝子コードが来たと考えるべきだ-と云うのがパンスペルミア説、この場合進化論が天動説でパンスペルミア説が地動説となる訳ですが、STAP細胞によって進化論でも今の人類にまで到達することが可能になる、即ち進化論の復権なのでしょうか?或いはSTAP細胞になれるような遺伝子コードがやはり宇宙から飛んできたのでしょうか?

 浅学の私には分かりません。しかし生物学どころか哲学、宇宙論にまで影響を与えそうな凡人には訳の分からない強烈な大発見です。凄い。ただただ凄い。しかしそれを女性だとか若いだとか私学だとか、そんなことばかり報道する日本のマスコミは一体全体どうなっているのでしょうか?こちらはこちらでアンビリーバブルなのでした。

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 今日からの2月は、着物の上にさらに重ねて着るという意の「衣更着(きさらぎ:如月)」と呼ばれますように、まだまだ寒風の厳しい時期です。

 それでも寒風の間で春めきを感じることが多くなり、どこそこの早咲きの梅が開花したという報せも春の温もりを感じさせてくれます。

  梅一輪 いちりんほどの あたたかさ  服部嵐雪

 

 旧暦でいえばお正月の今時分、百花に先駆けて咲く梅を中国では「百花初見」あるいは「百花元始」と呼ぶそうです。梅は日本でも古くから愛され、奈良や平安の頃は「花」と言えば「梅」を指していました。奈良時代に編纂された最古の歌集「万葉集」では、桜の歌よりも梅の歌が圧倒的に多く詠まれており、梅は文を好む花という意で「好文木(こうぶんぼく)」とも呼ばれます。

 年が改まっていの一番に咲く花であることから、「花兄(かけい)」「初名草(はつなそう)」とも呼ばれ、春の風を見る草「風見草」、春の風を待つ草「風待草」などの異称を持ちます。その香(かぐわ)しさから「匂草(においぐさ)」「香栄草(かばえそう)」とも言い、その香気をもって春の訪れを告げます。

 ところで、唐代の詩人、劉廷芝(りゅうきい)は、美しく咲いた花を眺めている若者を見て詠んだ「白頭(はくとう)を悲しむ翁(おきな)に代かわりて」と題した詩の一節で、自然の悠久さと不変さ、人の一生の儚さと世の中の移り変わりの早さを次のように記しています。

  年年歳歳花相似 (年年歳歳 花相似たり)

  歳歳年年人不同 (歳歳年年 人同じからず)

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