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三辞三譲

 穏やかな春の日、つつじが見頃を迎えています。垣根や庭先、道路脇などでも見られるポピュラーな花で、各地のつつじ園ではつつじ祭りが催されています。

 つつじは非常に種類が多く、北は北海道から南は沖縄まで全国各地に固有種があり、花色も様々。それぞれの種が季節を追うように山を彩ります。中国伝来の表現に「山笑う」というのがありますが、若芽が吹いて、つつじ類が彩りを加えるちょうどこれからの時期の春の山を言います。

 ところで、現代社会においては、時に「遠慮」や「譲り合い」は美徳とならないばかりか、そんなことをしていると損するような風潮さえ感じられます。

 しかしながら、人と人との関係で成り立つ世の中でありますから、相手への心遣い、譲り合いの気持ちは失いたくないものです。

 譲り合いと言いましても、お互いにどこまでも譲り合っていたり、固辞するなどしてはかえって失礼になります。礼法のひとつに「三辞三譲」というのがありますが、たとえば訪問先で上座をすすめられた時や、手伝いの申し出があった時のたしなみで、譲るのも辞退するのも三度まで、それ以上はむしろ相手に失礼であるとされます。

 譲り合いは気遣いのあらわれであり、それなくしては寒々しい世の中になってしまいます。ただし、三辞三譲も場合によりけりで、「二辞二譲」くらいが丁度良いという意見もあります。

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