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古河発祥の企業

 古河市兵衛はもともと豆腐売りでしたが、貧困暮らしのみじめさがいやになり一念発起し一代で古河財閥を築いています。

 日本が近代化の道を歩もうとした時、鉱業が大きな威力を発揮しました。住友財閥は別子銅山から始まり、日立グループも久原房之助が行った日立鉱山の開発からの出発であったように、古河グループも古河鉱業(現在の古河機械金属)に端を発します。

 その古河鉱業の電線部門が古河電気工業として独立し、古河電工と米BFグッドリッチとの合弁で誕生したのが横浜ゴムです。古河電工と現在の東京電力とで設立されたのが日本軽金属で、当初は日本軽金属社内に本社組織を置き、BFグッドリッチとの技術提携で塩化ビニル樹脂の生産を始めたのが日本ゼオンです。

 ちなみに、古河が開発した鉱山とは足尾銅山です。足尾銅山の開発で、機械設備を購入したことをきっかけに親密になった独ジーメンス社と提携して誕生した企業が、古河の「ふ」とジーメンンスの「ジ」で「フジ(富士)」の名を冠した富士電機製造(現在の富士電機)です。

 さらに、富士電機の電話部所管業務が分離・独立して発足したので富士通信機製造(現在の富士通)です。また、NC旋盤やFA(ファクトリー・オートメーション)、工業用ロボットの世界トップメーカーであるファナックは、富士通の計算制御部が母体となっています。

 現在は各社ともわずかに数%程度の株式を持ち合う程度に資本関係は薄まっており、ファナックにおいては資本関係を解消し完全に独立した存在となっています。

 参考までに、源流となった古河機械金属からファナックまで、14年3月期の売上高(富士電機は実績値、それ以外は予想数値)と時価総額を比較してみますと下記のようになります。

                   売上高     時価総額

  古河機械金属(5715)   1620億円    756億円

  富士電機  (6504)   7599億円   3523億円

  富士通   (6702) 4兆6800億円 1兆2627億円

  ファナック (6954)   4400億円 4兆4021億円

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