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2014年9月

富士見

 日本一の高さを誇る富士山はかなり離れたところからも眺めることができます。

 富士山が見える場所として確認されている限界は、北は福島県の日山(富士山から約299km)、東は千葉県の犬吠埼(同約198km)、南東は八丈島の三原山(同約271km)、南西は和歌山県の色川富士見峠(同約323km)です。

 富士山が見える都道府県として、これまで確認された数は19都県でしたが、先日、京都府内の山(滋賀県高島市と京都市の境にある尾根)から富士山山頂の撮影に初めて成功したため、富士山が見える都道府県は20都府県に増えました。

 富士山が見える西の限界として、京都府内からも理論上は富士山が見えることは知られていましたが、実際には無理だろうとも思われてきました。しかし今回の撮影成功により、富士山から261km離れた京都府が富士山が見える西の限界として正式に認定されることになりました。

 ちなみに、上記限界のよりも富士山に近い場所で、且つさえぎるものがなければ遠望は可能なはずです。高い建物がなかった昔は見えていたという場所は多く、そういった場所や地域には昔の名残で「富士見」(富士見町、富士見台、富士見坂等)の地名が付いていることが少なくありません。

 尚、富士山にみたて「○○富士」として昔から地元で親しまれてきた郷土富士(ご当地富士)が、北は北海道から南は鹿児島や沖縄まで日本各地にあります。その数は200とも300ともいわれ、それに関連してか「富士見」の地名も全国にあります。

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機能性表示

 特定保健用食品(トクホ)は機能や効果を謳い、栄養機能食品には含まれる栄養素(ビタミン12種類、ミネラル55種類)の機能が表示されていますが、来春からは野菜や魚などの生鮮品にも「機能性表示」が認められます。

 機能性を高めた食品、例えばコラーゲンを含んだ餌を与えた養殖の鯛は「美肌効果があるコラーゲンを多く含んだ」などとアピールでき、抗酸化作用に優れるリコピンを従来品よりも多く含んだトマトなど、機能性野菜もそのことを消費者に訴えて購買につなげることが可能になります。

 もちろん実証実験のデータや論文等の裏付けが必要になりますが、「免疫強化」や「目の健康に役立つ」など、これまで薬事法に基づいた医薬品にしか認められていなかった体の部位への効能が表示可能となり、その一方で、あいまいな表現で効果があるような印象を与える広告や科学的な根拠のないものに対しては取り締まりが強化されます。

 ちなみに約20年前に同様の制度を導入したアメリカでは、関連市場が大きく拡大したそうです。

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独 立

 独立とはどういうことだろうか?文字通り“独りで立つ”ことであるが、その要件はなんだろうか?新明解国語辞典によると、「他の束縛を受けず、自分の力や意志で行動・生活し存在すること。ひとりだち」とあります。

 そもそも人はそれぞれ独立の存在だと思われますが、親からの独立というと、それは経済的な独立を指す場合が多いと思われ、或いは独立した意志を持つためには経済的に独立していないといけないということを示唆しているように思われます。独立取締役という言葉がありますが、これはその人と会社の間に関係がないことを要件としていますが、関係がないというのは利害関係がないことが主であると思われ、やはりこれは取締役報酬以外に経済的な関係がないことを要求しているように思われます。

 では国の独立とはどういうことでしょうか?ここでいう国は、nation のことだと思われますが、やはり国や文化その他を、自分達の意志に沿って守るために、経済的にも他者に依存しなくても済むようにした上で、独り立ちすることなのだと思います。そう考えると、今回のスコットランド独立は、経済的に自立できていて独立しようとしているのではなく、経済的に自立したいので独立を交渉材料にしているように見えて、どこか本末転倒というか、中々実現しないのではないかなと思いますが。?

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孫 氏

 「孫氏」を読むと、その中に次のようにあります。


      「進んで名を求めず、退(しりぞ)いて罪を避けず」

     (成功しても名誉を求めず、失敗しても責任を回避しない)


 功績を誇らないとは、すなわち謙虚ということになり、その謙虚の反対は傲慢です。では何故、謙虚であることが望ましいのでしょうか。

      「満(傲慢)は損を招き、謙(謙虚)は益を受く」

と「書経」にありますが、その方が人々の支持を集めることができるからです。


 「老子」の本にも、次のようにあります。

 「背伸びして爪先で立とうとすれば、かえって足もとが定まらない。自分を是とすれば、かえって無視される。自分を誇示すれば、かえって排斥される。自分の功績を誇れば、かえって非難にさらされる。自分の才能を鼻にかければ、かえって足を引っぱられる」


 オレがオレがと出しゃばったり、とかく目立ちたがったりするタイプは、かえって損を招くようです。時代は移り変わりましても、先人の教えは今も活きています。

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8月の訪日外国人数

 観光立国(国内の特色ある自然環境や都市光景などを整備して国内外の観光客を誘い込み、人々の落とすお金を国の経済を支える基盤の一つにすること)を政策にかかげる政府は、ビザ免除の拡大や羽田空港の国際線増便などで訪日観光客の増加に努めています。

 その効果もあって8月の訪日外国人数は8月としては過去最高を記録し、1月からの累計も過去最高のペースで推移していますが、外国人にとって足元の円安進行で訪日旅行の割安感が増していることも大きな要因となっています。

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個人金融資産

 日銀が先週発表した2014年4~6月期の資金循環統計(速報)によりますと、6月末の家計が保有する金融資産(個人金融資産)の残高は、前年同月末比2.7%増の1644兆7604億円となり過去最高を更新しました。

 参考までに、個人金融資産の内訳は下記のようになっています。

              ※構成比      ※前年比

   全 体      1645兆円         2.7%増

   現金・預金    874兆円(53.1%)  1.6%増

   債券        29兆円( 1.8%)  7.0%減

   投資信託     82兆円( 5.0%) 14.5%増

   株式・出資金   150兆円( 9.1%)  5.9%増

   保険・年金準備金 441兆円(26.8%)  2.1%増

   その他        69兆円( 4.2%)  5.1%増


 尚、日米の家計の資産構成比(米国は今回の数値と14年3月末の数値)を比べますと下記のようになります。


    ─────────────────────────────
     現預金  債券   投信    株式   保険   その他
    ─────────────────────────────
日本   53.1  1.8   5.0   9.1  26.8   4.2

米国   12.9  7.6  12.1  33.3  31.3   2.8

                            (単位:%)

 
 米国と比較した場合、日本の金融資産は極端に現預金に偏っており、政府がNISA(少額投資非課税制度)を導入した狙いの一つは、非課税制度で株式投資を促し、この歪(いびつ)な構図を変えることです。

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社 日

 本日は社日(しゃにち)です。社日は春と秋の2回あり、春の社日は種蒔きの時期で五穀豊穣の祈願が行われ、秋の社日は収穫の時期で無事に作物を収穫するための祈願が行われています。いずれも農業において忘れてはいけない大事な時期であり、そのため重要な節目の日とされています。

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か き

 「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど栄養価が高い「柿」。その「柿」が出回る頃となりました。歴史のある果物だけに柿にまつわる日本の食文化は多様です。生で食べたり、干し柿にしたりするほか、柿の葉ずしや柿ようかんなど食材として広く用いられています。

 その「柿」(かき)という言葉は欧州でも通じる名称で、日本と同じく「カキ」と発音されるそうです。欧州に知られたのは江戸時代で、18世紀末にスウェーデンの学者のツーンベリーが日本を訪れ、初めて見る柿に興味を示したことがきっかけだそうです。

 珍しさのあまり、神々の食べる果物という意味を示す「ディオスピロス・カキ」と名づけました。今でもスペインやイタリアでは甘柿をデザートとして珍重して食べるそうです。

 柿の生産量ベスト3は、第一位が断トツで和歌山県、2位は奈良県、3位が福岡県、4位が岐阜県の順となっています。収穫量割合は、和歌山県が22%、奈良県が12%、福岡県が10%、岐阜県が7%となっており、この4県で全国の5割を占めています。

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秋分の日

 今日は「秋分の日」の祝日です。

 秋分(春分)の3日前の日が「彼岸の入り」、3日後が「彼岸の明け」となり、その7日間が彼岸となります。従いまして、今年は26日(金)が彼岸明けとなります。「秋分」・「春分」はその中間に位置するため「彼岸の中日」と呼ばれています。


 彼岸とは元々仏教用語で「煩悩に満ちた世界から解脱(げだつ)した悟りの世界」、すなわち「亡くなった先祖達の霊が住む世界」を指すそうです。その祖先の霊を供養するため、各家々ではお墓参りに行ったり、祖先を供養する「法会(ほうえ)」が行われたりします。


 秋分の日は「祖先を敬い、亡くなった人をしのぶ日」として1948年に法律で制定されました。春分と同様に秋分では昼夜の長さがほぼ同じになります。

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カボス

 漢字で「香母酢」と書いて「カボス」。この9月から10月にかけてが旬で、食卓で爽やかな香りを楽しむことができます。

 料理の風味を豊かにする酸味料として焼き物や鍋物などに果汁を搾って使われることが多いようですが、ビタミンCの宝庫であり、血液を浄化したり、新陳代謝を盛んにしたり、疲労回復、さらにはダイエットにも効果があるということで、アルカリ性健康食品としての注目度が昨今高まっています。

 縦と横に切ると汁をしぼりやすく、サンマにかけたり、カレーや焼酎(しょうちゅう)にたらしたり、蜂蜜とまぜて水で割ってジュースにしたりと、色々なものに合わせて楽しむことができます。

 ちなみに、カボスは大分県で古くから栽培され、全国に出回るカボスの99%は大分県産です。色と形が似ているため、徳島県特産のスダチと混同されることがありますが、大きさが全く違い、スダチは30~40グラム程度、カボスは100~150グラム程度となっています。

 購入する際は、果皮が硬く、濃い緑色をしたものを選ぶと良く、保存は涼しく暗い場所が最適です。

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決定麻痺

 関連する情報や選択肢が多い場合、迷いが生じて判断ができなくなるという状況があります。
 
 例えば、以前行われた調査によりますと、ほしかった家電を買いに量販店に行ったところ、A社製品がその日限りの特売で安売りしていた場合、それを購入するか否かを問う設問では65%の人がA社製品を購入すると答え、35%の人は他の店や商品も検討したいので購入を待つと答えています。

 さらに次の設問で(設定は上記と一緒)、相対的に高価格で性能でも定評のあるB社製品もいつもより安く売っていた場合どうするかを聞きますと、25%の人がA社製品、ほぼ同率の人がB社製品、そして残りの約半数がもう少し待つと答えたそうです。

 このように選択肢が増えてゆくにつれ決定ができなくなり、結果として何もしないという選択肢を選ぶ傾向が強くなります。このことを「決定麻痺」と呼びます。

 この例で言いますと、選択肢が増えたことでもう少し待てば(他のも検討すれば)もっと安く買えるのではないかと思うわけです。言い方を変えますと、様子見した方が賢い選択のように見え、今決定することは損ではないかという不安に陥ってしまうわけです。

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おはぎ

 今日は秋の彼岸入りです。コンビニやスーパーのお惣菜コーナーの目立つところには「おはぎ」が並べられていますが、草かんむりに秋と書く萩は、その名のとおり秋を代表する花の一つで、秋の七草の筆頭にも数えられています。 

 ちなみに、秋の七草は「萩(はぎ)尾花(おばな)桔梗(ききょう)撫子(なでしこ)女郎花(おみなえし)藤袴(ふじばかま)葛(くず)」で、古くは万葉集にある山上憶良の歌(下記)に由来します。


『 秋の野に 咲きたる花を 指折りかき数ふれば 七種(ななくさ)の花

     萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花 』


 尾花はススキのこと。憶良の歌にある朝顔は桔梗という説が有力で、春の七草が食して楽しむ花でまとめられているのに対し、秋の七草は観賞して楽しむ草花でまとめられています。ただ、開花時期がそれぞれ異なるため秋の七草同時期に鑑賞することはなかなか適いません。

 なお、秋の七草(ハギ、ススキ、キキョウ、ナデシコ、クズ、フジバカマ、オミナエシ)は「ハスキーなクフ王」と覚えれば忘れにくいそうです。

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近い場所にある理由

 昔の城下町では、材木町、鍛治屋町、大工町などの町名が示しますように、同業の職人は同じ地域に住んでいました。

 同じ業種が同じ地域に集まるというのは城下町に限らずで、合羽橋道具街のように同業が集積することによって職人あるいは店側も客側も非常に効率が良くなります。それ以外にも同じ業種の企業が同じ地域に集まるといったケースは多々あります。

 例えば、長野県に精密機器の工場が多いのは、製紙や製糸の工場跡や女工を中心とした労働力が利用でき、京浜・中京地区に近いという立地を頼りに、世界大戦中、航空機部品、光学機器、通信機、バルブ等の数百の工場が疎開してきたことに端を発します。

 玩具のエポック社とバンダイ(バンダイナムコグループ)の本社は台東区駒形で近接しています。その昔、浅草を含むその地域はビニールやセルロイド製のおもちゃ(キユーピーや怪獣の人形等)の生産が盛んで、おもちゃメーカーがひしめきあっており、そういった企業の一つがエポックやバンダイでした。
 
 ピアノなどの楽器で世界的メーカーのヤマハと河合楽器の本社が、同じ浜松市中区にあるのは、河合楽器の創業者・河合小市がもともとは山葉風琴製造所(後のヤマハ)を創業した山葉寅楠(とらくす)の下で働いていた技術者だったからです。

 世界的なスポーツカーを手掛けるフェラーリ(伊フィアットグループ傘下)とランボルギーニ(独フォルクスワーゲングループ傘下)の本社も、偶然ではありますが、直線距離にしてわずか20kmという非常に近いところにあります。

 トラクターメーカーとして創業したランボルギーニ社のオーナーは、無類の車好きで、当時すでにスーパーカーとしての地位を確立していたフェラーリを購入したのですが、故障が多いことに悩まされます。

 フェラーリの故障を自社で修理しようと分解したところ、自社のトラクターと同型の部品が使われていたことを知ります。と同時に、その車を大幅に改造し、高性能のスポーツカーを作ってしまいます。このことがランボルギーニ社が自動車ビジネスに進出するきっかけとなっています。

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虚心坦懐

 日本海側の漁港ではズワイガニの水揚げに沸き、栗の産地では栗の出荷が始まり、各地の観光ぶどう園ではぶどう狩りのシーズンを迎えています。

 松茸(まつたけ)のシーズンはもう少し後ですが、涼しい日があった影響で早めに成長した松茸が初物として百貨店の店頭に並んでいるようです。

 
 ところで、松茸はコロニーを作って発生するのですが、その領域は「シロ」と呼ばれ、シロの場所を知らない人間が採取するのは難しいと言われます。

 傘が開ききってしまうと味も香りも落ちる松茸は、地表からわずかに頭をのぞかせたところを見究めて採取するため、このことも素人がなかなか見つけられない一因となっています。

 採取が難しい松茸にちなみ、「キノコ(松茸)は千人の股をくぐる」という言葉をご存じでしょうか? 

 これは第一次南極越冬隊長を務めた西堀栄三郎氏がその著書「石橋を叩けば渡れない。」で紹介されていた言葉で、松茸を探しに行き、たくさんの足跡があるのを見ると、多くの人が探し歩き回った後ではもうみつからないだろうと考えるのが普通ですが、千人の人が探して歩いて見つからなくても千一人番目に歩いた人が偶然見つけることがあるという例えです。

 これから先も多くの人が新しい何かを発見し、同じモノを利用しながら人と違った考え方で上手くいったり、誰もが知っているやり方で成功する人がでてくるはずです。

 新しいことはすでに誰かが見つけているかやっているはず、だからもうないだろうと決めてかかるのではなく、あきらめないこと、そして虚心坦懐(何のわだかまりもない素直な心で、物事にのぞむ姿勢)であることが大事だということを上記の言葉は教えてくれます。

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温 泉

 9月中旬ともなれば北海道・東北地方から紅葉の季節がスタートします。美しさを増す樹々の見物に山峡や渓谷などへ出かけ、現地の露天風呂にゆったりと浸かる風情もまた格別です。

 その温泉。入浴剤・イオウ製剤の610(ムトウ)ハップを混入していた事件や、井戸水や水道水を使用して沸かした湯を温泉と偽って表示した事件など、いわゆる「温泉偽装問題」が全国各地に波及し、私たちを失望させるニュースが相次いだことは記憶に新しいところです。

 その温泉の定義とは、

1.温度(温泉源から採取されるときの温度とする)が摂氏25度以上。

2.温泉法で規定する成分(総イオウ、マンガンイオン、第1鉄または第2鉄イオン、ラドン等々)のうち、どれか1つが規定量以上含まれる。

1か2の、どちらか1つを満たしてしまえば温泉と名乗ることができます。

 つまり、温度が25度なくても1つ成分を満たしていれば、井戸水でも温泉と呼べてしまうのです。井戸水と温泉は紙一重の差です。目的地へ出かける前に、該当する宿などが温泉を使用しているかどうか、源泉100%か、あるいは水道混合か、また加熱の有無などを電話等で尋ねてみるのもいいかもしれません。

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虎の穴

 インターナショナル・マネジメント・グループ(IMG)は世界中のトップアスリートがマネジメント契約する世界最大のスポーツ選手マネジメント会社で、契約選手のCM出演やライセンス事業の他、国際スケート連盟やサッカーの英プレミアリーグなど競技団体の運営支援なども行っています。

 プロアスリートを専門とするスポーツ選手養成学校のIMGアカデミーではゴルフやサッカー、野球やバスケットボールなどのプロ選手の育成にも力を注いでおり、プロテニス選手を養成する完全寄宿制のテニス選手養成学校「ニック・ボロテリー・テニスアカデミー」もその一部門です。

 ニック・ボロテリー・テニスアカデミー出身の選手は、アンドレ・アガシ、ボリス・ベッカー、マルチナ・ヒンギス、マリア・シャラポワ等、そうそうたる顔ぶれで、今回、テニスの世界4大大会の一つ、全米オープンで4強入りを果たした錦織圭選手も13歳からこのテニスアカデミーで汗を流しています。

 もちろん錦織選手の躍進の理由はそればかりではありませんが、テニスアカデミーでの鍛錬の日々が土台となっているのは間違いありません。

 猛特訓によって強靭な選手に育てる養成所のようなところイメージさせる「虎の穴」という言葉がありますが、IMGアカデミーはまさに「虎の穴」です。

 ちなみに、「虎の穴」と聞けば漫画・アニメの「タイガーマスク」で描かれた悪役レスラーの養成機関を想い出す方もいらっしゃるかと思います。実際にこの言葉は「タイガーマスク」の原作者・梶原一騎の造語だそうです。

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サンマ

 「秋刀魚」と書いてサンマ、秋の代表的な味覚です。刀のように反り返った形からこの字が当てられたと聞きます。8月に北海道東部から南下を始め、10月ごろ三陸沖を通り、11月には房総沖、そして遠州灘で産卵した後、3月頃には紀州沖に達し、その一生を終えるそうです。
 

 ところで、選んだサンマによってどうも当たりハズレがあるようです。そこで、気になりますのは美味しいサンマの見分け方ですが、簡単な見分け方がありましたので、ここでちょっとご紹介させて頂きたいと思います。


 まず、太って大きいものが良いそうです。しかも、メスの方が美味しいといわれます。オスは下あごがオレンジ色なのに対して、メスはオリーブ色(緑っぽい色)をしています。そして、体全体の色の対比がはっきりしていることと、尾の部分が黄色くなっているものがいいです。これは、脂がたっぷり乗っていて、身の部分だけではおさまりきれずに尾まで脂がにじみ出ているためです。


 これらのポイントを確認したうえで、もっと手軽に鮮度を確かめるには、サンマを手にとって頭を下にしてピンと立つかどうかを確かめるといいそうです。以上の点を知っておけば、美味しいサンマにありつけそうです。

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長寿の節目

 今日は「敬老の日」ですので、参考までに長寿の節目をいくつかご紹介させていただきます。

【還暦】 数え年61歳で、十干(じっかん)十二支(じゅうにし)の「六十
     干支(ろくじっかんし)」が一回りし、もう一度生まれた時の干支
     を迎えること。本卦還り(ほんけがえり)とも言います。

【古稀】 70歳 杜甫の詩「人生七十、古来稀なり」から。

【喜寿】 77歳 喜の草書体が、七十七に見えるため。

【傘寿】 80歳 傘の略字が八十とも見えるため。

【米寿】 88歳 米の字を分解すると八十八となるため。

【卒寿】 90歳 卒の略字は、九と十を続け書きするため。

【白寿】 99歳 百の字から一をとると白になるため。

【紀寿】100歳 百年は1世紀。百寿(ももじゅ)とも言う。

【茶寿】108歳 茶の字の草かんむりは「十十」で二十、下の部分の縦書き
         された「八十八」を足して108。

 さらに111歳が「皇寿」(川寿または王寿)、112歳が「珍寿」、118歳が「天寿」、120歳で「大還暦」と続きます。


 なお、厚生労働省が行った調査によりますと、今年9月1日の時点で全国の100歳以上の高齢者は前年比4423人増の5万8820人で、44年連続で過去最多を更新しています。

 ちなみにこの調査が始まった昭和38年(1963年)の100歳以上の高齢者は全国で153人でした。近年は毎年3千人から4千人ほど増え続けているそうです。

 敬老の日は「老い」について考える良い機会です。当たり前ですが、老齢に達した人も若かりし頃がありました。育てられ、結婚をし、子供を育て、幾たびの困難があり喜びがあり、他人に言えない悩みや苦しみも当然あったでしょう。

 いつの間にそんなに偉くなったのかと思えるほど次の世代の成長は早いものですが、老いへの道は皆が辿る道であり、そこにあるのは自分自身の姿でもあります。

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頓智相撲

 寄席の大喜利(テレビの笑点の様な大勢の落語家による賑やかし)で、古くからよく演じられる題材です。あるものと、あるものとに相撲を取らせたら、どんな決まり手でどっちが勝つかを頓智で答えると言うもので、寄席に通っていれば、当たり前の様に知っているネタです。笑いに飢えていた終戦直後とは言え、こんなネタでうけるとは、いかに寄席に縁遠い人たちが多かったのかを物語っている様な気がします。

 では、話中にある取り組みの他の、昔からある頓智相撲をご紹介します。すぐに、決まり手の部分まで読まないで、どんな決まり手でどっちが勝つか、すこし考えてみては如何?

「あんみつ」には「ところてん」     押し出して「ところてん」の勝ち
「花嫁衣裳」には「ウエディングドレス」   内掛けで「花嫁衣装」の勝ち
「痴漢」には「お嬢さん」           押し倒して「痴漢」の勝ち
「出勤する旦那」には「見送る奥さん」    送り出して「奥さん」の勝ち
「毛ガニ」には「タラバガニ」    外掛け(外が毛)で「毛ガニ」の勝ち

「キリン」には「ゾウ」      首投げぇ(長げぇ)で「キリン」の勝ち
「手長猿」には「チンパンジー」 上手投げぇ(長げぇ)で「手長猿」の勝ち
「浮気した旦那」には「奥さん」       張り倒して「奥さん」の勝ち
「キャットフード」には「またたび」    猫だまして「またたび」の勝ち
「昼間の空」には「夜の空」      突き(月)出して「夜の空」の勝ち

「一万円札でお買い物」には「店員」      釣り出して「店員」の勝ち
「スプーン」には「箸」             割り出して「箸」の勝ち
「ロールキャベツ」には「ベーコン」巻き落としで「ロールキャベツ」の勝ち
「握りずし」には「バッテラ」       サバオリで「バッテラ」の勝ち
「錐(きり)を貸した人」には「借りた人」    切り替え(錐返)して
                          「借りた人」の勝ち

「ラッキー」には「アンラッキー」        突き(ツキ)落としで
                        「アンラッキー」の勝ち
「日本酒」には「ビール」           大関の意地で日本酒の勝ち
「カメラ」には「フィルム」   取(撮)ったりで「カメラ」の勝ち、しか
し、物言い付いて協議の結果、行司差し違い、写し出して「フィルム」の勝ち
「ピンクレディー」には「キャンディーズ」   3対2で「キャンディーズ」
の勝ち(ここで誰かが「野球か?」と突っ込みを入れる)
「東京ドーム」には「国技館」     「国技館」の不戦勝、
                    東京ドームは球場(休場)でした

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ブラックスワン戦略

 2007年4月の刊行で、その後のサブプライム問題の顕在化とリーマンショックの発生で大きな注目を集めた「ブラック・スワン」という本があります。

 著者のナシーム・タレブ氏は不確実性科学を専門にする大学教授にして20年超のキャリアを持つトレーダーであり、ヘッジファンドの顧問も務めた人物です。

 ちなみに「ブラック・スワン」とは文字通り黒い白鳥のこと。白鳥の色は白、そのことを疑う者などいなかった昔の西洋で、オーストラリア大陸の発見と同時にそこには黒い白鳥が存在することが分かり、白鳥は白いという常識はある日突然常識ではなくなってしまいます。

 この逸話に由来する「ブラック・スワン」は、ありえない事象、誰も予想しなかった事象の比喩として使われています。

 副題に「不確実性とリスクの本質」とあるこの本はサブプライム問題が表面化する以前に書かれたもので、ブラック・スワンには以下の三つの特徴があるとしています。

 1)予測不能な極端な現象

 2)発生すれば広範囲に多大な影響を及ぼす

 3)いったん起きてしまえば、いかにもそれらしい説明がなされ、実際より
   も偶然には見えなくなったり、最初から分かっていたような気にさせら
   れたりする


 黒い白鳥が舞い降りただけでそれまでの常識が覆される現実世界のもろさ。さらに、説明のつくブラック・スワンには過剰反応し、説明のつきにくいブラック・スワンは無視され、それが後々重大な結果をもたらすと、著者は説明します。

 ちなみに、発生の可能性は低いが発生すれば大きな損失が発生してしまうリスクを「テールリスク」と呼び、これも「ブラック・スワン」と同じような意味でつかわれます。

 つまり「ブラックスワン戦略」とは、テールリスクに備える保険戦略であり、「“ありえない”なんてことはありえない」とういう観点、「“想定外”をも想定する」という姿勢に立脚しています。

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連合王国

 スコットランドの独立の賛否を問う住民投票が18日に実施されます。スコットランド自治政府とイギリス政府は、いずれの結果も受け入れることを表明しています。

 ところで、普段私達が「イギリス」あるは「英国」と呼んでいる国は、正式な国名を「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」と言い、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国(地域)で構成されている立憲君主制国家です。

 「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」の英語表記はかなり長く、通称としては「U.K.」や「グレートブリテン」などがあります。ちなみに「イギリス」という言葉は日本語であり、日本でしか通用しない言葉です。

 よく知られているユニオン・ジャック(イギリス国旗)は連合王国の国旗で、イングランドの国旗(白地に赤い十字)、スコットランドの国旗(青地に白い斜め十字)、北アイルランドの国旗(白地に赤い斜め十字)の3つを合成したものです。ウェールズは古くからイングランドと一体化していたため、国旗の意匠(赤い竜)は取り入れられていません。

 イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの国はそれぞれに連合王国(イギリス)を構成する国ではありますが、それぞれに別個の国という意識が根強く残ります。イングランドとイギリスは別もので、サッカーではイングランド代表は存在しても基本的にイギリス代表は存在しません。

 スコットランドは300年ほど前にイングランドによって併合されましたが、1960年代にスコットランド沖合の北海油田の開発がすすむとともに、経済的に独立が可能として近年は独立気運が高まっていました。

 独立の是非を問う世論調査では、一貫して「反対」が「賛成」を上回ってきましたが、最新の調査では「賛成」が優勢となっており、スコットランドのイギリスからの独立が現実味を帯びはじめています。

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和風月名

 気づけば日足がずいぶんと短くなってきました。ついこの間まで午後7時くらいまで明るかったはずですが、今は午後6時過ぎには暗くなります。

 ところで、それぞれの月には和風月名という異称がありますが、夜が長くなる陰暦九月は「夜長月」「長月」「暮月」、長雨も多いので「長雨月」、収穫時期を向かえて「稲刈り月」などと呼ばれます。

 昔は暮れるのが早まれば寝るのも早くなり、それ故夜中に目を覚ますことが多くなることから「寝覚月(ねざめづき)」。

 他にも、夏が過ぎて「季秋(きしゅう)」、菊が見頃で「菊月・菊見月・菊開月」、竹の新葉が青々と茂る「竹の春・竹春」「竹酔月」。一月、五月と並び、斎(い)み慎む月と考えられたところから「祝月・斎月(いみづき)」。

 山々が色づきはじめ「紅葉月」。彩り豊かな木々の葉に加え、名残惜しむ夏の花、そして秋の花も咲き始める九月は「色取月(いろどりづき)」とも呼ばれます。

 こうした古来の表現は、説明し尽くしているわけではないのですが、それぞれに具体的な情景を思い浮かべることができ、なんとも味わい深い趣があります。

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ナ シ

 代表的な秋の果物と言えば「ナシ」。冷蔵庫でしっかりと冷やしたナシはとても美味しいです。弥生時代の遺跡から炭化した種が見つかるなど、古くから日本人に親しまれてきました。品種によって出荷時期が異なりますが、9月から本格的に流通するのが軟らかい果肉と豊かな甘みで人気が高い『豊水』です。

 一足早く8月中旬から下旬に多く出荷される『幸水』も甘みと香りが豊かで人気を集めていますが、そろそろ次は「20世紀」の出荷も本格化してきます。


 「ナシ」は成分のほとんどが水で栄養分はそれほど高くないですが、繊維分と消化酵素を多く含み、咳止め・喉の渇き・二日酔い・解熱などに効果があるそうです。

 選ぶときのポイントは、皮に張りがあり、手に持ったとき、ずっしりと感じるものを選ぶのが良いそうです。

 尚、国内の収穫量は年間26万7千トン(2013年)でミカン、リンゴに次ぐ生産規模を誇っています。都道府県別のシェアは千葉県が14%で最も多く、茨城県、鳥取県、福島県が続いています。

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ローリングストック

 いくつもの大きな災害を経て、国民の防災意識は確実に高まり、今では多くの人が備蓄を行っています。

 ちなみに、大地震の際は火と灯りと情報の確保が重要とされ、「カセットこんろ」「懐中電灯」「ラジオ」が震災時に役立つ「三種の神器」と言われています。

 他に重宝するものとしましては、ラップフィルム(サランラップ等)や大きめのゴミ袋があげられます。ラップフィルムは、食器を包めば汚さずに済み、清潔な状態を保つことができ節水にもなります。身体に巻きつければ防寒、緊急時の包帯として利用することもできます。ゴミ袋も応用範囲が広く、水の備蓄の際にも役立ちます。

 東日本大震災の際はあらゆるモノが不足しましたが、被災地以外でも電池や燃料の他、地域によりましては停電や断水の影響で水や食料の調達に支障が生じ、女性の生理用品や乳児のミルクや紙おむつなども不足、トイレットペーパーは一時店頭から消えました。

 また、長時間の停電の備えとして、ローソクやランタン、携帯電話の予備バッテリーなどもあると便利です。いざという時のために現金もあった方が良いでしょう。停電時はATMも使えなくなります。

 尚、3年や5年と長期保存の効く食糧を一度に買い込み、非常食として備蓄している人も多いかと思います。

 多くの人が備蓄する大きな契機となった東日本大震災からすでに3年超が経過しているため、備蓄した食糧の中には期限切れとなっているものがあるかもしれません。乾電池の使用期限などもよく確認しておく必要があります。

 備蓄は消費期限や使用期限を確認し、消費しながらまた新しいものを補充してゆくというように、常にローテーションしながら更新することが大切です。ちなみにこのやり方は「ローリングストック法」と言うそうです。

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スーパームーン

 日本人選手として初めてグランドスラム(全米オープン)の決勝に進出した錦織圭選手は、優勝こそ逃しましたが、ここまでの戦いぶりで日本中あるいは世界中に感動を与えました。

 同時に、錦織選手のグランドスラム優勝が不可能ではないことを世界中に知らしめ、その夢がまだ終わっていないことを世界中が感じています。


 ところで、今晩の月は十六夜(いざよい)の月で満月、しかも月が地球に接近し通常よりも大きく見える「スーパームーン」です。通常「スーパームーン」は年1回程度ですが、今年は珍しく今日で3回目を数え、次回は来年の9月28日だそうです。

 春の花見とともにこの時期の月見は昔の人にとりましては最大の楽しみでした。一日経てば月の出は40分ほど遅くなるため、十五夜の次の晩の月は「いざよう」ようにためらいながらなかなか姿を現さないと感じたようです。

 月の出がしだいに遅くなるにつれ、待ちわびる仕草も変化し、それとともに月の呼び名も変わります。明日の月は立待月(たちまちづき)、明後日は居待月(いまちづき)、そして寝待月(ねまちづき)・・・。

 満ちてゆく月に対してよりも、欠けてゆく月に特別な想いが残ります。

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重陽の節句

 本日9月9日は『重陽の節句』、或いは『菊の節句』とも言われています。奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なることから『重陽』と呼ばれます。陽の極が2つ重なることから大変めでたい日とされ、中国古来の行事では、邪気を払い、寿命をのばすため菊を浮かべた酒を飲み、登高といって付近の山に登ったり、凧を高くあげて災いを遠くへ追いやるという風習もあったそうです。


 菊の花は奈良時代に中国から渡ってきたもので、菊のことを別名「重陽花」ともいうのはこのためです。陰暦で9月9日といえばだいたい10月中旬の頃、方々で菊の品評会や菊人形展などが開かれたりします。


 残暑もようやくおさまりつつありますが、いよいよ食欲の秋、読書の秋、ポーツの秋、芸術の秋・・・等々、素晴らしい季節の到来です。夏バテの残っている方もいらっしゃるかもしれませんが、頭の中もおなかも栄養をとっていきたいと思います。

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ギャンブル依存症

 実際にカジノが合法となった場合の負の影響も考えられます。

 シンガポールでは同国民がカジノに入る際に入場料を課し、本人や家族が入場禁止措置を申請できる制度を導入していますが、それでもギャンブルにのめり込む人がいて、生活に破たんをきたすケースも少なからずあるようです。

 統合型リゾートが開業した場合、日本人が入場する際には数千円程度を徴収する案が検討されていますが、厚生労働省では「日本人は世界と比べてギャンブル依存症になりやすい」として日本人のカジノ利用を認めないよう求めていく方針だそうです。

 厚労省は昨年、無作為に抽出した全国の成人約7千人に対し調査を行っており、4153件の有効回答を回収しました。「意図していた以上にギャンブルをしたことがある」などの複数の質問に一定以上当てはまる人を、ギャンブルの衝動を抑えられない「病的賭博」(ギャンブル依存症)の疑いがあるとし、4153のサンプルを元に日本国内で計536万人(成人の5%)がギャンブル依存症の疑いがあると推計しています。

 それをもって「世界のほとんどの国では成人の1%前後にとどまるのに比べて日本の割合は高い」というのが厚労省の意見です。

 ギャンブルの合法化、カジノの開設には、ギャンブルに依存する人が増えるなどの負の部分も考えられるため十分に議論を尽くす必要があるのは当然です。

 それはそれとして、厚労省が依存症などの精神疾患対策を所管する立場であることは分かりますが、旧態依然としたやり方に嫌悪感を禁じえません。まずは結果ありきで、それに合致するデータを示し、危機感を煽り、世論を誘導するようなことは昔から繰り返されてきた官僚の常套手段ですが、今回もそのような意図を感じます。

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食用菊

 秋の食卓に鮮やかな彩りを添える食用菊。しゃきしゃきとした歯応えと甘くてほろ苦いのが特徴ですが、年間を通じて出回る黄色い品種に加え、そろそろ紫色の品種が店頭に並ぶ頃です。

 食用菊の横綱と評価されている紫色の品種は、「もってのほか」という愛称で広く知られていますが、名前の由来は「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか・・・」とか「もってのほか美味しい」といったことから転化したそうです。

 菊は奈良時代に中国から持ち込まれ、室町時代に京都周辺で食べられ始めたとされます。風邪による熱や頭痛を和らげる解熱・鎮痛作用、目の疲れや腎臓機能の改善を促す疲労回復作用などがあり、古くから漢方薬として使われてきました。

 花びらがピンと張っているほど新鮮で、おひたしにして酢じょうゆで食べるのが代表的な食べ方ですが、ゆでるときに酢を加えますと色の鮮やかさ一層増します。

 ちなみに、生産量日本一は山形県です。

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接待の手土産

 景気回復や法改正により企業の交際費が増加傾向にあることを踏まえ、飲食店検索サイトのぐるなびが失敗しない手土産選びをサポートするべく、質の高い手土産を紹介するサイトを開設しました。

 約3万人の秘書が登録している秘書業務サポートネットワークを活用し、手土産を用意する機会が多い現役秘書の目利きにより厳選した「接待の手土産」を紹介しています。

 月刊誌「一個人」の特集で日本一の手土産に選ばれたことがある和菓子大吾(東京・練馬)の「爾比久良(にいくら)」など、現在は40品目が掲載されていますが、今年度中に100品目まで増える予定です。

 一つひとつの商品について由来や特性の他、贈る相手の性別・世代・シチュエーションに合わせやすいように商品・内装・外装・紙袋の4種の写真を掲載、おすすめポイントも分かりやすく、ここを見ればひと通りのうんちくが語れるようになります。

 もちろん接待だけでなく、歳暮や中元など様々なシーンで活用できそうです。

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大相撲興行

 現在では「国技」として、伝統と格式を認められる相撲ですが、江戸中期、名君(堅物とも)八代将軍・吉宗公治世の享保(1716~35)頃は、まだ相撲の興行が少なく、実入りが良くない相撲取りは、全般的に貧しい暮らしだったと思われます。当時、相撲は寺院の修復のための「勧進」である「勧進相撲」でないと開催が許可されませんでした。「勧進」の名目がなくなり「御赦免之大相撲」が初めて行われたのは、九代将軍・家重公の治世、寛延二年(1749)です。
そして、三都の相撲集団が、江戸は春・冬の二回、夏は京都、秋は大坂で、合同の相撲興行をするという形が定着します。

 しかし、大相撲興行の確立だけでは、「国技」になるほどの威厳を持つ事はできません。それを一変させたのが、寛政三年(1791)六月十一日に、江戸城吹上御庭で行われた上覧相撲で、時の将軍、徳川十一代家斉公が相撲をご覧になったのです。この日、吹上御庭に特設された相撲場で、巳の刻(午前十時)、「本朝相撲之司」を自称する吉田善左衛門(追風)の口上で相撲が開始されました。吉田司家は、後鳥羽上皇相撲節会(すまいのせちえ)の時、本朝相撲司御行司の勅命を賜ったと言う家伝を持ち、相撲の故事に通じており、江戸初期の万治二年(1659)、熊本細川家に、行司として二十石五人扶持で召し抱えられていました。寛永二年(1749)には、江戸相撲集団の行事目付木村庄之助と年寄式守伊之助が入門し、以降、現代まで相撲に高い威厳を持つ行司として、その名をとどめています。上覧相撲に不手際があってはならないと考えた相撲年寄たちは、江戸幕府首脳に吉田善左衛門の登用を願い、この日の晴れ舞台となったのです。

 吉田善左衛門の口上の後、土俵入り、横綱土俵入りがあり、取り組みが始まります。中入りの休息を挟んで、全八十二組の取組が行われましたが、ハイライトは、なんと言っても結びの一番、東西の両横綱、小野川喜三郎と谷風梶之助の一番です。二人の立ち合い、まず、小野川が突っ掛けますが、立つのが早すぎると「行司待った」がかかります。仕切り直しの後、行司の軍配が返り、谷川が突っ掛けますが、今度は小野川が「待った」をします。途端に行司の吉田は「勝負あり」として、谷風に軍配を上げました。

 この裁きには将軍自らお尋ねがあり、吉田は「最初は行司が声をかけていないのに小野川が突っ掛けたので待ったをかけた。そして再度の取組の時、行司が声をかけたにもかかわらず、小野川に油断があって取り組まなかった。この小野川の油断ゆえ、古例に任せて小野川の負けとした」と言う回答書を町奉行に提出しています。こうして、古例を知悉(ちしつ)する行司の采配で勝負を決した事で、吉田司家の威厳を高める事となったのです。

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地 名

 徳島には「ももとせを経ぬほどにはかようの震濤(しんとう)有り」と刻まれた石碑があるそうです。

 過去に度々大地震を経験した彼の地では、「百年も経ぬほどに大地震が起こるから気をつけよ」と、先人が後世に警鐘を鳴らしています。

 度々水害が繰り返されてきた土地では、竜や蛇にまつわる伝承が残り、防災上の教訓となっているケースもあります。

 聞くところによりますと、大惨事となっている広島市北部の安佐南区八木地区の古名は「八木蛇落地悪谷(やぎじゃらくじあしだに)」と言い、昔は大雨が降れば危険な地との認識があったようです。

 しかし、周辺の宅地化が進むにつれて「八木蛇落地悪谷」が「八木上楽地芦谷」と言い換えられ、最終的に「八木」だけが残ったそうです。


 昔から伝わる地名というのは、功績のあった人名や邸宅にちなむものなどがありますが、やはり多いのは地形や地質、植生などの自然的な特徴を捉えて名付けられたケースです。

 入谷という地名は、そこが昔、湿地帯や低地帯(谷)であったことを示しています。浅草も字の如くで、草深い武蔵野にあって草がそれほど生い茂っていなかったことからこの名がついたとされています。

 地名に「川」「浦」「津」など水に関連する語句が入れば水と関わりが深い土地柄で、「谷」「窪」「沢」「溝」「沼」なども同様です。そうした地名はそこが低地であることを意味し、地盤が脆弱であったり、海沿いであれば津波の被害に遭いやすかったり、内陸であれば水に浸かりやすい地域なのかもしれません。

 現在は悪いイメージを連想させるような地名は、商業的な理由で改名されてしまうケースが多々あります。昔から伝わる地名はその土地の特徴を表していることが多く、防災上の観点からも知っておきたい事項です。

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な し

 秋の味覚が店頭に並び始めており、梨の産地も収穫時期を迎えています。

 風邪などで喉が痛む時や痰がからむ時などに、梨を食べて楽になったという経験をお持ちの方も多いかと思いますが、古来から「百果の宗」と呼ばれる梨は、「大小便を利し、熱を去り、渇を止め、痰を開き、酒毒を解す」とされ、漢方薬などにも広く利用されてきた果実です。

 また、梨は有機酸やビタミン、ミナラル類などをバランスよく含んでいるため、夏バテ時の食欲増進や疲労回復にも効果が期待できます。

 現在、日本で栽培されている梨には、幸水、豊水、二十世紀、新高、愛甘水、新寿、清澄、八幸梨など様々な種類がありますが、二十世紀梨の場合、軸が細く、肩と尻が張った扁平なもの、色つやが良く重いものがより美味しいと言います。

 なお、「梨尻柿頭」とのことわざにもありますように、梨は軸と反対の尻の部分が味が良く、皮の近くの方が糖度が高くなっています。

 ちなみに、歌舞伎の世界を「梨園(りえん)」と呼ぶのは、唐の玄宗皇帝が梨の木が植えられた庭園で、音楽や舞踊などの芸を磨いたという故事に由来しているそうです。

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カツオだし

 連日の暑さで夏バテ気味の方もいらっしゃることと思います。こんな時は、疲労回復に効果があるとされる『カツオだし』を一度試してみてはいかがでしょうか。

 時速60キロで「一生泳ぎ続けるカツオ」には、人間の体内に蓄積する疲労物質を消去するパワーがあるそうで、上手に使えば夏バテの解消に役立ちそうです。

 味の素食品研究所の実証実験では、3時間かけて2.1キロ走ったネズミに濃度25%のカツオだしと蒸留水を飲ませてその後の運動量を測定した結果、カツオだしを飲んだ方は蒸留水に比べて5倍多く動き回ったそうです。

 また、エネルギー源が肝臓にどれだけ残っているかを示す数値も、カツオだしは蒸留水の2倍となったそうです。

 疲れを知らずに一生泳ぎ続け、エサを追う時に示す驚異的なスピードはカツオ特有です。疲労回復だけでなく、老化防止、生活習慣病の予防などにも効果が期待され、夏バテ気味の方は是非一度試してみる価値がありそうです。

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国産戦闘機の開発

 先日、政府は純国産戦闘機の開発に向けた検討に入ると報じられ市場でも話題になりました。戦闘機は海外から調達するかあるいは日米の共同生産に限られていましたが、純国産となれば技術力の向上の点からも大きな意義があります。

 戦闘機の開発は検討の段階に入ったところですが、哨戒機は国産化されています。英国で先月開催された世界最大規模の航空展示会「ファンボロー国際航空ショー」では日本の国産哨戒機「P1」が注目を集めたそうです。

 哨戒機は艦艇の監視や潜水艦の探知を主な任務としており、海上自衛隊で現在運用中の「P3C」は米ロッキード・マーチンからのライセンス供与によって川崎重工が生産してきましたが、「P1」はオールジャパンで開発し川重が生産する純国産の哨戒機です。

 プロペラ機のP3Cに対し、P1はIHIが開発したジェットエンジンを4発積んでいます。整備コストや燃費の面からはジェットエンジン2発でも良かったはずですが、4発にしたことにより哨戒地域への到達時間の短縮、低高度飛行での騒音軽減などが図られており、航行中に複数のエンジンを止めることで燃費を稼ぐことも可能です。

 エンジンはIHIが担当。その他、主翼や垂直尾翼は富士重工、中胴と後胴は三菱重工、レーダーは東芝、ソナーなど音響システムはNEC、逆探知機は三菱電機が担っています。また、P1では航空機としては初めての光信号による操縦システムが採用されています。

 これらの技術に対する欧米メーカーの関心は高く、南シナ海で中国とせめぎ合っている東南アジア諸国も日本のP1に高い関心を示しているとされます。

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防災の日

 今日、9月1日は立春の日から数えて「二百十日」目にあたり、昔から嵐が襲来する確立が高い日して、8月1日の「八朔」や9月10日(今年)の「二百二十日」とともに三大厄日として怖れられていました。

 地方で、風害から農作物を守るよう神に祈る「風祭り」が行われるのも今の時期です。

 1923年の9月1日は関東大震災が発生した日で、その教訓を忘れないようにと制定された「防災の日」でもあります。また、伊勢湾台風が上陸し大きな被害をもたらしたのも1959年の9月で、これから台風のシーズンに入ることも防災の日制定の理由の一つだそうです。

 大きな被害をもたらしている今回の豪雨や土砂崩れもそうですが、自然災害はひと度起これば被害は甚大です。それ故に常日頃の防災意識が大切です。

 ところで、東日本大震災では食品とともにトイレットペーパーが一時、全国的に品不足となりました。トイレットパーパーの国内生産の約4割は静岡県で行われており、東海地震等で静岡県が被災した場合にトイレットペーパーの深刻な不足が全国的に発生する恐れがあります。そうなった場合、供給不足は1カ月程度続くと予想されています。

 そのため経済産業省では今回の防災の日を機に、一般家庭で日常用のトイレットペーパーとは別に1カ月分程度のトイレットペーパーの備蓄をするよう呼びかけていくそうです。

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