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2014年10月

結婚・出産に関する調査

 明治安田生命生活福祉研究所が8月末に公表した「結婚・出産に関する調査」の調査結果です。

 子供が欲しい割合は、30代前半では男女ともに8割なのですが、30代後半になると、男性が7割と、そう変わらない一方で、女性は4割強に激減します。

 高齢になるほど、母子の体へのリスクも高まります。年を経てからの出産は育てるのもたいへんです。

 女性のほうが、男性よりも、現実的に考えていることがよくわかります。


 理想の子供の人数は、2.35人。

 震災以降、増えているといいますから、家族に対する意識の変化が見受けられます。

 理想がそのまま現実になれば、ニッポンの人口は増えるでしょう。

 しかし、現実は思ったようにはいきません。さまざまな事情や障害のために、出生率は低く据え置かれています。


 妊娠・出産時に仕事を辞めた女性は、正社員が72.9%。契約社員や派遣社員、パート等では91.4%です。

 妊娠や出産で女性の就業がリセットされるケースはとても多い現実がわかります。

 未婚女性が結婚相手に求める年収と、男性年収の開きについて。

 年収400万円以上を希望の30代未婚女性は、65.5%。
 いっぽう、30代未婚男性の年収で400万円以上ある人は26.7%。

 女性の希望を満たす男性は相当少ないということですね。


 30代男女について、もう少しみてみましょう。

 30代男性で恋人がいる人は15%。交際経験のない人は33%。

 30代女性では、恋人がいる人が33%。交際経験のない人は16%。

 婚活経験については、30代男性は30%、女性は56%があり。


 結婚相手の条件については、

 30代男性が、優しい、価値観が合う、浮気をしない、趣味が合う、容姿や身長、出産に前向き。

 30代女性は、価値観が合う、行動力・決断力、浮気をしない、優しい、年収・経済力、親と同居しない。

http://www.myilw.co.jp/life/enquete/index.html

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避難情報

 重大な災害が予想されるときに、発表・発令される避難情報(避難準備情報、避難勧告、避難指示等)の意味は下記のようになっており、緊急性や切迫度は「避難準備情報」→「避難勧告」→「避難指示」の順で強まります。


【避難準備情報】

 事態の推移によって避難勧告や避難指示の発令が予想される場合に、それに先立って非難のための準備を呼びかけるために発令されます。高齢者ら避難に時間がかかる人(要援護者)に早めの避難を促します。


【避難勧告】

 被害が発生する可能性が高まった場合に発令され、指定された避難所など安全な場所への避難を勧めます。「避難行動を開始してください」などの呼びかけは避難勧告です。


【避難指示】

 被害が発生またはその危険度が増した場合に発令されます。勧告よりも緊急度が高く、避難指示が出た場合は速やかに避難する必要があります。「直ちに避難してください」などの呼びかけは「避難指示」です。


 いずれも強制性はありませんが、災害から身をまるためにも早めの行動が望まれます。避難場所は自治体等が開設している避難所などになりますが、屋外に出るとかえって危険な場合、一定の安全が確保された屋内に留まる「屋内待避」も避難方法の一つです。

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気温と服装の目安

 肌寒く感じる時は上着で調節することが多いかと思いますが、その日の気温を基準にした「気温と服装の目安」はおおよそ下記のようになります。


  25度前後    半袖と長袖の分かれ目

  23度~20度  長袖
              薄手の上着と半袖の組み合わせ

  20度~15度  上着、セーターなど

  15度以下    冬服着用の目安

  10度以下    厚手の上着、コートなど


 ちなみに、気温が5度程度の時に外にいるような場合はマフラーや手ぶくろがあったほうが良いでしょう。これらに関してはもちろん個人差はありますが、お出かけの際の参考になればと思います。

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コーヒー

 温かいインスタントコーヒーが美味しい時期となりました。そのコーヒーですが、毎日コーヒーを飲むと糖尿病の予防に効果があることが以前明らかになりました。日頃コーヒーを飲む人は飲まない人に比べ、糖尿病やその一歩手前の「境界型」になるリスクが1~4割程度低くなるそうです。

 調査をしたのは九州大学の研究グループで、糖尿病が発症する「相対危険度」は、コーヒーを飲まない人を1としますと、1日に1~2杯飲む人は0.6。3~4杯では0.7、5杯以上飲む人は0.8となっています。また、糖尿病の境界型になる場合の危険度は、コーヒー1~2杯で0.8、3杯以上は0.6となっています。

 コーヒーが糖尿病発症に及ぼす効果のメカニズムはまだ分からないそうですが、コーヒーを飲む習慣に糖尿病の予防効果があることはほぼ確実としているだけに、コーヒー通の方には、ちょっと嬉しい話です。

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テディベア

 今から112年前の話ですが、秋のある日、アメリカの第25代大統領が趣味の熊狩りに出かけたそうです。

 その日はあいにく獲物を仕留められずにいましたが、同行していたハンターが傷を負った小熊を見つけ、大統領に仕留めるよう促しました。しかし、大統領は「瀕死の小熊を撃つのはスポーツマン精神に反する」として撃たなかったそうです。

 この話が新聞記者によって広まり、おもちゃメーカーが熊のぬいぐるみに第25代大統領セオドア・ルーズベルトの通称の「テディ」をつけて販売したのがテディベアの始まりです。

 そのような経緯から、セオドア・ルーズベルトの誕生日の今日10月27日は「テディベアの日」となっています。

 セオドア・ルーズベルトは日露戦争当時の大統領ですが、第二次世界大戦時の第32代大統領フランクリン・ルーズベルトはセオドア・ルーズベルトの従兄弟にあたります。

 フランクリン・ルーズベルトが大統領に就任する4年前の10月24日木曜日のNY株式市場は後に「暗黒の木曜日」と呼ばれる大暴落に見舞われ、「世界恐慌」へと拡大していきます。

 これ以降、日独伊にファシズムが台頭してくるのですが、アメリカでは不況打開の期待を背負いフランクリン・ルーズベルトが大統領に就任しました。

 彼のとった政策は、世界史の授業でも習うテネシー川流域開発公社に代表されるニューディール政策(別名「新規まき直し政策」)で、それまでの自由主義経済を破棄し、国家が目標を設定し公共事業を中心に計画的な雇用増と所得増を目指す経済政策でした。この政策は、戦後日本の経済政策にも影響を与えています。

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新 米

 今朝新米をいただきました。あー、美味しかった。そこでふと思ったのですが、新入社員とか、不慣れな新人、未熟な新入りなどのことを新米と云いますが、何故でしょう?人の新米は、あまりいいニュアンスを持ってないように感じます。「おい、そこの新米!何やってんだ!」とか「うちの新米がご迷惑掛けてすいません」などの文脈が似合います。しかし米の新米はみずみずしいし、きらやかで、いいことばかりです。何で米の新米と人の新米はこんな風に違ってしまったのでしょうか。

 人の新米の語源は、江戸に職を求めて若い人が集まるようになった頃に、米も多く江戸に集まるようになり一般的な食べ物になったので、新人の人と米をかけて新米と呼んだなど、様々な諸説があるようですが、どうも腑に落ちません。そこで自説を考えてみました。新米は美味しい。みずみずしくてきらやかだ。しかし新米は今年の季節ものであり、去年や一昨年の記憶がない。古米は枯れていくが、年輪と云うか過去の記憶がある。新米には蓄積や経験がない。

 人の新米と云う言葉は、先輩から後輩に対する、自分自身への自負を含んだ、そして一方で激励の意も含んだ、言葉だったのではないでしょうか?

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日の丸の旗の基準

 旗そのものの大きさに関係なく、旗のタテはヨコの3分の2、赤い丸の直径はタテの長さの5分の3と決められています。日の丸は、武田信玄や上杉謙信などの戦国時代の武将も旗じるしとして使っており、豊臣秀吉も日の丸の旗を船に掲げさせていました。日本の国旗として今の寸法に決まったのは、明治3(1870)年とのことです。


 ちなみに、「日本」という国名は、607年に中国を統一して国力をのばしていた隋(ずい)という国に、聖徳太子が遣隋使を派遣し、そのときの使いだった小野妹子が持参した国書(国が正式に出した手紙)に、自分たちの国を「日がのぼるもとの国(日のもと=日本)より」としたことが、国名としての「日本」が使われた最初ということです。

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江戸の持参金事情

 江戸川柳「持参金取って行くのはふくろもち」、現代の方にはちょっと分からないかもしれませんね。「ふくろもち」とは、疱瘡に罹患した事の無い方の事です。江戸の医療技術では、疱瘡に罹ると、完治しても多くの場合顔にあばたが残ります。江戸幕府歴代十五人の将軍たちでも、三代家光公と八代吉宗公があばた顔だったと言います。

 江戸では、ふくろもち→疱瘡に罹患していない→あばたがない→器量が良い、と言う方程式が成り立ちます。つまり、ふくろもちの方は美人なので、持参金を取って(もらって)嫁に行く事が出来ますが、オブスちゃんの場合は、とても持参金などもらえません。自分の方で持参金を用意して、それを持って嫁に行く事になりるのです。

 江戸期、男性は一般的に三十歳前後で結婚しましたが、女性は十五、六歳で嫁ぐのが普通でした。しかし、男女の数が極端にアンバランスで、男女比が2:1ほどなので、結婚できた男性は、男全体の四割ほどで、残りの方は独身のまま生涯を終えました。結婚できる事自体が、男にとって幸運な事なのです。

 江戸中期の貞享年間(1684~87)頃からは、集団見合いの様なものも流行しました。男も女も着飾り、浅草寺詣、花見、船遊び、芝居見物などにかこつけて、仲人まで混じってのお見合いです。しかし、現代のお見合いの様に、お互いの趣味などについて話し合うのではなく、人込の中から、ちらっと相手を見て確認すると言うものでした。たとえば、仲人に連れて来られた若い男性が、茶店に腰かけてお茶を飲んでいると、近くを若い女性が通る。男はその女を見るし、女も男を見る、その程度で最終判断をしたのです。

 そして、問題の持参金ですが、江戸の浮世草子には、娘に百両の持参金が付いていると言うので、必死に婿を探し、縁談を進めると言った話が出ています。通常の持参金は五両とか十両ぐらいですが、幕府などに出入りを許されている御用達商人などでは五百両なんて高額の場合もあり、持参金目当てに結婚する男性も多かったのです。男の方としては、持参金をあてにして、家を増築したり、道具類をそろえたり、下女、下男を雇うなどして裕福である様に見せかけますし、女の方でも、持参金の他、衣類や道具類を新調するのでお金がかかります。

 井原西鶴の「好色一代女」によれば、「婿のかたには、俄か普請、嫁のかたには、衣類のこしらへ。金銀へらして、娘、縁に付けてより、しんしよう(身上)、つぶす人、数を知らず」とあります。結婚に際して、金がかかりすぎ、身上をつぶす人も多かったと言うのです。

 そして、武家の場合は、さらに持参金が多くなります。備前岡山藩主池田光政の娘が、三代将軍家光公の養女として、一条教輔(いちじょうのりすけ)に嫁ぐ時、家光公は養女に二千石の化粧料(持参金)を与えたほどです。むろん、武家とは言っても、経済状況が異なりますから、それぞれの経済状況によって、それ相応の持参金を用意していた様です。

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LINE

 無料対話アプリのLINEは、登録ユーザー数が世界で5億6千万人を突破したと発表しました。うち実際に利用している人の数を示す月間アクティブユーザー数(MAU)は1億7千万人となっています。

 LINEがMAUを公表したのは今回が初めてで、競合アプリの「ワッツアップ」の6億人(MAU)や「ウィーチャット」の4億3800万人(同)と比べますとまだ大きな開きがあります。

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受賞者が伝えたこと

 今回ノーベル物理学賞を受賞した3人の日本研究者が異口同音に「諦めないこと、できると信じることが大事で、諦めなければ到達できる」と話していたことが印象に残ります。

 巷ではノーベル賞が話題なっていますので、ノーベル賞受賞者の言葉をいくつか紹介したいと思います。


○ 江崎玲於奈(1973年 ノーベル物理学賞)


  「挑戦した結果が失敗であれば、そのことを踏まえて

   新しい方向へ頭を切り替えることができるという利点が発生します。

   私自身もたくさんの失敗を繰り返し、

   そこから学ぶ人生を送ってきました。」


  「従来の行きがかりに囚われすぎてはいけない。

   他人の影響を余り受けすぎてはいけない。

   無用なものは全て捨てなければならない。

   戦うことを避けてはいけない。

   何か絶対的なものを信じすぎてはいけない。」



○ アルベルト・アインシュタイン(1921年 ノーベル物理学賞)


  「人生における成功をA、仕事をX、遊びをY、

   口を閉じることをZすると、A=X+Y+Zが成立する。」


  「人生にはたった二つの生き方があるだけだ。

   一つは奇跡などないかのような生き方、

   もうひとつは、まるですべてが、奇跡であるかのような生き方だ。」


  「われわれが進もうとしている道が、

   正しいかどうかを、神は前もって教えてはくれない。」



○ 湯川秀樹(1949年 ノーベル物理学賞)


  「取り返しのつかない大きな失敗をしたくないなら、

   早い段階での失敗を恐れてはならない。」


  「真実は、いつも少数派。」

               

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ファストファッション

 世界小売業者会議(ワールド・リテイル・コングレス)は毎年、リテール(小売)ビジネスにおいて過去1年間で世界的に最も顕著な成果を残したと評される企業に「リテーラー・オブ・ザ・イヤー」を授与しています。

 過去には「ZARA」ブランドを擁するスペインのインディテックスやネット通販の米アマゾン、スーパーマーケットの米ホールフーズなが受賞しており、先日発表された2014年の「リテーラー・オブ・ザ・イヤー」には「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが選ばれています。

 ちなみに、ユニクロのように、流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界規模で大量生産して販売するファッションブランドを「ファストファッション」と呼びます。

 また、自ら製品を企画・開発し、自社製品として外部に委託生産させ、物流、在庫管理、販売までを一貫して手掛ける事業モデルを「スペシャリティーストア・リテーラー・オブ・プライベート・レーベル・アパレル」と呼び、一般的には略語の「SPA」が使われます。

 売上高で世界No.1のSPAは「ZARA」のインディテックス、2位がスウェーデンのヘネス&マウリッツ(H&M)で、この2社が2強。3位がSPA元祖の米ギャップ、そして1980年代後半に米ギャップをモデルにSPAを導入したファーストリテイリングが世界4位につけています。

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天気予報

 肌に心地よい季節となりましたが、普段、天気予報を見ていますと、「快晴」・「晴」といった言葉がよく出てきます。一体、どの程度の違いがあるのでしょうか。

 「快晴」とは、雲量が0から1までの場合を言い、空をグルリと見渡して、雲が全く無いのが雲量0で、見渡した空の1割まで雲のあるのが雲量1となります。この割合で、雲量が2から6までを「晴」と言い、雲量が7以上を「曇り」と言うそうです。

 一時晴、或いは一時曇りの「一時」とは、予報の時間帯のうち4分の1未満を言い、仮に1日分(24時間)の予報でしたら、24時間の4分の1未満、すなわち6時間未満までが「一時」ということになり、半日分(12時間)の予報の場合は、3時間までとなります。4分の1未満であれば、たとえ1分間でも「一時晴れ」もしくは「一時曇り」となる訳です。

 また、「時々晴」「時々曇り」の「時々」とは、現象が断続して数回起こり、その合計時間が予報期間の2分の1未満のとき、または一時連続して起こるが、その時間が予報期間の4分の1以上2分の1未満のときを言うそうです。

 早い話、1日分(24時間)の予報の場合ですと、降ったりやんだり、降ったりやんだりして、その降った分の合計が12時間未満ならば「時々雨」ということになります。「一時連続して起こるが・・・」の意味は、半日分(12時間)の予報なら、降ったりやんだりがそう度々なくても、その合計が12時間の4分の1以上2分の1未満、つまり3時間から6時間未満の場合となります。

 「ぱらつく」という表現もよく聞きますが、これは、雨の時間的でなく量的な表現で、雨量5ミリ以下のことを言うそうです。細かい定義は別にしまして、こういった区別があるということを頭に入れて天気予報を見ると、また見方が変わってきます。

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ノーベル賞

 青色LEDの発明と実用化に貢献した3人の日本人研究者にノーベル物理学賞が授与されることになりました。

 受賞理由は「20世紀は白熱灯が照らし、21世紀はLEDが照らす」とされ、白熱電球を発明したエジソンと並び称賛されています。また、エジソンが創設したゼネラル・エレクトリック(GE)も「世界の見え方を根本的に変えた」として3氏の業績を称えています。

 それだけ革命的な発明であったわけで、ノーベル賞を取るだろうことは随分前から言われていました。

 2012年のノーベル医学・生理学賞の山中教授は、iPS細胞の生成技術を確率してから約5年後の受賞でしたが、当時日亜化学の社員だった中村氏が青色LEDを実用化してから今回の受賞まで21年の歳月が経過しています。

 青色LEDはすでに身近なところでたくさん実用化されています。近年のクリスマスでは青色LEDを使ったイルミネーションをよく見かけますが、今年は一層輝きを増して見えそうです。

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戻りガツオ

 山口素堂の俳句「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」は有名ですが、初夏の訪れを告げるのが「初ガツオ」なら、秋を堪能させてくれるのが『戻りガツオ』です。

 春以降、黒潮にのって太平洋岸を北上する「初ガツオ」に対して、夏から秋にかけてUターンして南へ産卵のために下ってくるのが『戻りガツオ』で、餌を追いながらの長い航海によって体も春先に比べて一段と大きくなっているため、脂肪の乗りが倍加し、時にはマグロのトロより美味しいとまで言われています。


 室町時代からカツオは非常に珍重され、織田信長などは産地から遠く離れた岐阜城や清洲城に生の鰹(カツオ)を取り寄せて家臣に振る舞ったとされています。また、信長は「鰹節」を『勝男武士』と表して、勝ち戦の祈願にも使ったそうです。


 春の「初ガツオ」に比べて価格が半額程度ということもあり、秋の魚として秋刀魚(サンマ)と人気を二分している『戻りガツオ』。たたきにしてショウガ、ワケギ、ニンニクをかけてしょうゆかポン酢で食べるのが一般的ですが、脂肪の乗った新鮮な刺し身はまた格別です。

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ダーウィン

 花札やトランプを作っていた任天堂が、世界的な家庭用ゲーム機メーカーに変貌したように、創業時と違う形で成長し生き残ってきた企業は少なくありません。

 例えば、化学肥料が発祥の信越化学は、現在でこそ塩化ビニール樹脂や半導体ウエハで世界最大のメーカーとなっていますが、1973年の第一次オイルショック時に社内の慎重論を押し切って米国の塩ビメーカーを完全子会社したことが同社発展の礎になっています。

 東レの飛躍のきっかけは同社がまだ東洋レーヨンだった1951年、米デュポンからナイロンの製造技術を導入したことに始まります。

 デュポンが開発したナイロン66と、東レが独自開発したナイロン6はよく似た商品であっても物性としては違うものでしたが、将来の特許係争を危惧した東レはデュポンの特許に使用対価を支払う決断をしました。

 その際、デュポンに支払った金額は、当時の東レの資本金の約1.5倍にもなる巨費でした。社運を賭けた無謀ともいえる決断に内外から批判もあったそうですが、とにもかくにも東レのナイロンは戦後日本の経済復興を牽引するほどの大発展を遂げ、それまで2流メーカーに甘んじていた同社を一躍繊維業界のトップに押し上げました。

 三越や松下(現パナソニック)の専属配送業者だったヤマト運輸は、1970年代、日本経済が戦後初のマイナス成長に落ち込み、大口貨物輸送の採算悪化やオイルショックの追い打ちで経営危機に直面しますが、それまで前例のなかった個々の家庭を顧客とする小荷物配送(宅配事業)を開始し危機を脱します。

 イビデンは揖斐川(いびがわ)水系の電力会社として創業したのが始まりで、その後カバイト、カーボン、プリント配線基板、セラミックファイバー、半導体パッケージなど、時代の化に合わせて事業を切り開いてきたという歴史があります。

 祖業を磨き発展する例もありますが、得意な商品や事業に固執した結果、破たんしてしまうケースは少なくありません。米イーストマン・コダックがまさしくその例で、得意分野の銀塩フィルムに固執するあまり、時代の変化に気づこうとせず、新たな市場への展開が遅れ、ついに破たんしてしまいました。

 コダックの例は「イノベーションのジレンマ」という典型的な経営の罠で、これに陥らなかったのが富士フイルムです。

 富士フィルムにとって写真フィルム事業は創業以来の根幹であり、フィルムが売れれば現像液や印画紙も必要ということで、2000年頃のピーク時には関連事業を合わせると総売上高の50%超、営業利益の7割を稼ぎだす主力事業でした。

 しかし、デジタルカメラの普及で写真フィルムの売上高が急速に落ち込み、2011年度の関連事業の売上高は全体の1%未満にまで縮小。こうした環境の激変が富士フィルムに構造転換を促しました。

 長年培ってきた技術を活かして製造販売を始めた液晶ディスプレイ用偏光板保護フィルムは今や世界シャア70%、視野拡大フィルムは世界シェア100%で市場を占有するまでに成長。写真フィルムでコラーゲンを扱ってきた技術力を活かして参入したスキンケア化粧品は業界内からも消費者からも高い評価を受けています。

 最近では、子会社の富山化学工業が手掛けるインフルエンザ治療薬の「アビガン錠」がエボラ出血熱患者に投与され、多方面から引き合いが来ていることでも注目され、ヘルスケア事業が同社の新たな屋台骨に成長しつつあります。

 こうした事例は、進化論を唱えたイギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンの以下の言葉を思い出させます。



 「 最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。

   唯一生き残るのは、変化できる者である。」

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発酵と腐敗

 スーパーなどの店先では旬のブドウが所狭しと並んでいますが、このブドウを「発酵」させたものがご存知の通りワインであり、更に「蒸留」・「熟成」させるとブランデーとなります。

 ウイスキーもブランデーと同じく蒸留酒で製造方法はほとんど同じですが、ウイスキーは穀物を原料とし、ブランデーはブドウ(現在は全ての果実)を原料としているところに違いがあります。


 気になりましたので改めて「発酵とは何か?」を調べてみますと、「発酵」とは微生物の働きによって物質が変化し、人間にとって有益に作用することであり、逆に人間にとって有用でない場合は「腐敗」と言います。


 「蒸留」とは、その「発酵」を終えた「モロミ」に熱を加え、アルコールや香味成分を取り出す工程です。「モロミ」とは、原料と麹(こうじ)、水、酵母を発酵させた、かゆ状の酒のもとです。

 では、「麹」とは何か?となりますが、食品を発酵させるためにはカビ(コウジカビや青カビなど)や酵母(ビール酵母やパン酵母など)や細菌(乳酸菌や納豆菌)などの微生物が必要であり、その微生物の一つが麹で、米や麦などの穀類や豆類を発酵させるコウジカビを繁殖させたものです。

 そして、最後に「熟成」ですが、物質を適当な温度などの条件のもとに長時間置いて、ゆっくりと化学変化を起こさせることです。一般的に発酵させた後に、寝かせて熟成させるという意味を表し、それによって特殊な風味・うまみが出ます。

 普段よく聞く言葉ですが、調べてみますと奥は深いです。

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食欲の秋

 「食欲の秋」と申しますが、食べ過ぎには気を付けたいところです。糖尿病や高血圧などの生活習慣病に「肥満」が深く関与しているためです。

 生活習慣病とは、毎日のよくない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気であり、日本人の3分の2近くがこれで亡くなっています。

 それに関連しまして、「ワカメ」や「コンブ」に含まれる成分に、代謝を活発にして脂肪の蓄積を抑える肥満抑制効果があることを以前に北海道大学の研究グループが確認しています。

 マウスを使い、エサの中に大豆油7%を入れて3週間飼育したところ、20グラム弱だったマウスの体重が平均39.7グラムになったのに対し、ワカメの脂質2%を混ぜた場合は、平均34グラムとなり、約14%体重が少なかったそうです。

 「食欲の秋」、これからは何を食べても美味しい季節ですが、肥満予防の効果が期待できる「ワカメ」や「コンブ」、見直してみる価値がありそうです。

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天高く馬肥ゆる秋

 「天高く馬肥ゆる秋」と申しますが、馬と言えば10月は「スプリンターズステークス」に「秋華賞」、「菊花賞」や「天皇賞(秋)」など、知名度の高い競馬の重賞レースが相次ぎます。

 この場合の「重賞」という語は、英語で言うところの「パターンレース(Pattern race)」から来ています。パターンレースとは「毎年一定の時期に一定の条件で繰り返し行われる競走」のことで、「型どおりに重ねて賞を行う」との意訳から出来た言葉だそうです。

 重賞は、実際上「重要なレース」に違いないのですが、元となった「パターン」という言葉に「重要な」という意味はないとのことです。

 なお、「天高く馬肥ゆる秋」の慣用句は、秋になって晴れ渡るようになると馬も食欲を増して逞しくなってくることから転じて、秋晴れを表現する言葉として使われています。

 しかし元々の意味は、古来中国では秋になると北方の騎馬民族が秋の実りを略奪しにやってくるため、「馬肥ゆる」には北から略奪しにやってくることへの戒めの意味があるそうです。

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シシャモ

 「柳葉魚」と書いて「シシャモ」。これからがそのシシャモの旬となります。卵の食感が魅力のメスの子持ちシシャモが人気ですが、オスも身が締まっていてなかなかです。アイヌの人々の間で、シシャモは神様によって柳の葉からつくられたと言い伝えられてきました。このため、漢字では「柳葉魚」と書くそうです。

 一言で「シシャモ」と申しましても、日常、スーパーや居酒屋などで目にするシシャモは実は本物ではないケースが多いそうです。国内で出回るシシャモのほぼ9割がノルウエーなどからの輸入物が中心で、北海道産のものは1割未満に過ぎません。

 輸入物はシシャモではなく、カペリンという品種で、店頭でラベルを見ますと「カラフトシシャモ」という名で並んでいます。生態的な面も全く違っていて、シシャモは秋に川を遡上して産卵しますが、カペリンは一生海で暮らします。

 栄養面で申し分ないシシャモは、6匹程で1日に成人が必要なカルシウムの所要量の600mgが含まれているそうです。その他にA・B2・D・Eなどのビタミンが多く、干し物にすることによりビタミンDが増加、カルシウムの吸収を助ける効果もでてくるそうです。

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年 度

 今月から14年度も下期入りです。この場合の「年度」は「会計年度」を指していますが、他にも慣習や業界によっていろいろな「年度」のくくりがあり、10月から新しい年度が始まるものとしてはコーヒーがあります。

 年間480億杯のコーヒーを消費する日本は、アメリカ、ブラジル、ドイツに次ぐ世界第4位のコーヒー消費国です。コーヒーチェーンやコンビニコーヒーの隆盛により国内の消費量は増加傾向にあり、昨年の消費量は前年比4%増の44万6400トン(全日本コーヒー協会調べ)と過去最高を更新しています。減少傾向にあるお茶の国内消費量が昨年は前年比5%減の8万6700トン(全国茶生産団体連合会調べ)だったことに比べますと対照的です。

 ちなみに、コーヒーが今のように世界に広まる前はイスラム圏で「秘薬」として飲まれており、キリスト教圏では悪魔の飲み物とされていました。

 しかし、そのおいしさを知ったバチカンの法王が、コーヒーに洗礼を施し、キリスト教徒のコーヒー飲用に許可を与えてからまたたく間に西欧に広まったと伝わります。以来、コーヒーは多くの人を虜にしてきました。

 コーヒーを愛したナポレオンは「体を温め、勇気を出してくれるこのコーヒーを兵士達に与えよう。余の作戦と兵士達がいれば、世界は余の手のひらにあるも同然」と語り、大のコーヒー党であったルソーは死の間際に「ああ、これでコーヒーカップを手にすることができなくなった」との言葉を残しています。

 また、アポロ13号の乗組員が大変な困難に直面していた時、ヒューストンの司令センターから乗組員に向かって「こちらヒューストン。がんばれ乗組員の諸君! 君たちは今、熱いコーヒーへの道を歩いているのだ!」と激励した話は有名です。

 そして、コーヒーを語った中で最も有名な言葉は下記になるかと思います。


「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、

     恋のように甘く、そして・・・あなたのようにほろ苦い」


 この言葉には様々なバージョンが存在しますが、トルコの諺やフランスの政治家タレーランの言葉が原型になっているそうです。

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超一流プレイヤーの哲学

 超一流のプレイヤーであるイチローの言葉をいくつかご紹介させていただきます。皆様にも大いに参考にしていたでければと思います。



◎球種やコースを読むことだけに傾いてしまうのは、危険すぎますね。僕の配
 球に対する意識は30%ほどです。あとの70%は、どんなコースや球種で
 あっても、ボールという物体を捕らえることだけに集中しています。


◎長く続く強い発見は、凡打をして、その凡打の理由がわかったときなんです。


◎すばらしい評価でも最悪の評価でも、評価は周囲がするものであって、自分
 自身が出した結果でも、示した方針でもない。自分の姿だけは絶対に見失っ
 てはいけないと思っているんです。


◎自分が見えていない経験からは、客観的に自分を見なければいけないという
 結論に達したんです。地に足がついているかどうか、ちゃんと見ていなけれ
 ばならない。


◎考える余地は、いくらでも、探せばある。


◎キライなことをやれと言われてやれる能力は、後で必ず生きてきます。


◎偶然だけでは結果は出ない、結果を出すにはそれなりの理由がある。


◎自分が打った安打数よりはるかに多くの悔しさを味わってきました。


◎小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だと感
 じている。

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フグの競り

 天然トラフグの水揚げ量日本一を誇る山口県下関市の南風泊(はえどまり)市場で先日、シーズン到来を告げるフグの初競りが行われました。

 台風の影響で入荷量が少なかったこともあって、1キロあたりの最高値は昨年よりも1千円高い1万6千円となっています。

 なお、西日本ではフグのことを濁らずに「フク」と呼ぶことが多いのですが、フグは「不遇」を連想し、フクは「福」につながるからという説があります。こうした細部にわたる心配りはいかにも日本的な情緒で好きなところでもあります。

 南風泊市場のフグ競りは一般的な魚の競りと違い、互いに筒状の布袋の中に手を入れて、仲買人が競り人の指を握って値段を決める独特の「袋競り」という方法で行われます。

 ちなみに、下関は東シナ海、日本海、瀬戸内海の好漁場に近く、交通の要衝の地で、それ故に古くから漁業が盛んでした。

 ニッスイ(日本水産)やマルハ(旧大洋漁業、現マルハニチロ)が創業したのもこの地です。マルハの創業時の名称は林兼商店で、下関本社でマルハ向け魚肉練り製品を手掛ける林兼産業は、マルハと創業家を同じくする兄弟会社です。

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イチジク

 漢字で『無花果』と書いて『イチジク』。不老長寿の果物とも呼ばれ、果実の内側に花があり、外側からは見えないことから漢字では『無花果』と書くそうです。そのイチジクが旬を迎えています。

 主な産地は、愛知(18%)、和歌山(14%)、福岡(8%)、兵庫(8%)。この4県で全国の半分近くを生産しています。1日に1果熟すことから「一熟」と呼ばれた・・・等々、名前の由来には諸説があります。


 聖書にもたびたび登場する「イチジク」は世界最古の栽培果樹といわれ、エデンの園でアダムとイブが食べた禁断の果実はイチジクという説があります。一般的にはリンゴと思われていますが、当時の中東ではリンゴが採れなかったことや、アダムとイブが恥ずかしくて前を隠していた幅の広い葉っぱがイチジクの葉として描かれているからだそうです。

 店先で選ぶ際は、ぽってりと丸みがあり、果皮に張りと弾力があって香りのよいものが良いそうです。へたの切り口に白い液がついているものは新鮮な証拠で、お尻の部分が裂けそうになり、ヘタのところまで赤褐色に染まると食べ頃です。

 皮を剥くときは、じくの付け根の方から剥く方が綺麗に剥けるそうです。

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活火山

 おおむね過去1万年以内に噴火したり、現在、活発な噴気を上げたりしている火山、いわゆる「活火山」は日本全国に110あります。

 その中でも、火山防災のために重点的に監視や観測を行う必要があるとされる要注意火山が47あるとされ、今回の御嶽山もその一つです。

 ちなみに以前は「活火山」の他に、噴火記録はあっても活動していない「休火山」、噴火記録がない「死火山」という分類がありましたが、数千年間活動せず死火山と分類されていた山が噴火した事例が相次いだことから現在は「休火山」や「死火山」といった分類はありません。

 今回噴火した御嶽山は以前の分類ですと「死火山」でしたが、1979年に有史以来の大規模な水蒸気爆発を起こし、そのことが休火山や死火山という定義そのものを見直すきっかけの一つになったそうです。

 今回の御嶽山の噴火はマグマの熱で水蒸気が熱せられて爆発する水蒸気爆発ですが、数年前に行われた調査で御嶽山は過去2万年の間に4回、マグマの放出を伴うマグマ噴火を起こしていることが明らかになっています。

 ところで、地球が誕生してからの46億年を1年に例えてみますと、最初の原始生命が誕生したのは2月の終わり頃です。最古の哺乳類とされるネズミのようなアデロバシレウスが登場し恐竜時代が始まったのが12月13日で、12月25日に恐竜が全盛期を迎え、翌26日の午後8時頃に恐竜を含む多くの生物が絶滅したとされます。これがおよそ6550万年前です。

 類人猿から分かれた最初の猿人が登場したのは12月31日の午前10時40分(700万年前)で、午後11時37分(20万年前)になってようやく我われ現生人類(ホモ・サピエンス)が出現します。キリスト降誕は、12月31日の午後11時59分46秒で、人類の歴史が始まったのは地球活動からみればつい最近のことです。

 御嶽山では過去2万年間で4回のマグマ噴火があったとされますが、地球活動からみれば「ちょくちょく」と言える頻度なのかもしれません。

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サツマイモ

 「食欲の秋」を代表する食材の一つ「サツマイモ」が旬を迎えています。「野菜を凝縮(ぎょうしゅく)するとサツマイモになる」と言われるほど栄養価が高く、リンゴの5倍以上のビタミンCを含み、過熱しても壊れにくいのが特徴です。

 カロテンやビタミンB、カリウムも多く含まれ、コレステロールの吸収や血糖の上昇を防ぎ、便秘解消にも役立つ繊維質も豊富、昨今は女性に大変な人気があります。石焼き芋・ふかし芋・天ぷら・スイートポテト・大学イモ・キントン・干し芋・・・等々、いずれの調理法でも美味しいです。

 スーパーなどの店頭で選ぶ際は、全体の色が均一でよく太ったものが良いです。色が均一なのは痛んでいない証拠、太ったものは生育環境が良い証拠です。毛穴が深いものや固いヒゲ根のあるものは固くなっているため避けるのが良いです。

 国内での生産地は、鹿児島県・茨城県・千葉県・宮崎県・徳島県が全国のトップ5県であり、この5県で全国の8割、特に鹿児島県は全国の4割を生産しています。ただ、全世界で見ますと日本の生産量は1%程度に過ぎず、トップの中国は全世界生産量の80%超を占めています。

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ひまわり8号

 種子島宇宙センターで今日の14時過ぎ、三菱電機製の静止気象衛星ひまわり8号を積んだH2Aロケット25号機の打ち上げが行われます。

 次世代型気象衛星ひまわり8号は来夏ごろに現行の7号から観測を引き継ぐ予定で、最新鋭の観測機器を備えた8号の運用開始によって観測能力は飛躍的に向上する見込みです。

 例えば、衛星が観測できる波長は現在の5種類から16種類に増え、より詳しい雲の判別が可能になり、画像のカラー化により黄砂や火山灰観測等の精度が増します。

 また、解像度(画像の細かさ)が可視光で現在の1キロ四方から0・5キロ四方に、赤外線で4キロ四方から2キロ四方に倍増し、海面水温などの正確な算出も可能になります。

 観測間隔が大幅に短縮し、雲の動きや変化を緻密に捉えることによって、台風の進路や局地的な豪雨などの予測の精度も上がる見通しです。

 大規模な被害をもたらす自然災害が相次ぐ現在、防災の観点からも8号への期待が高まっています。

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箱根ターンパイク

 箱根から湯河原へとつながる観光有料道路「箱根ターンパイク」は、マツダがネーミングライツ(命名権)を取得したことによって今年8月から「MAZDA ターンパイク箱根」という名称になっています。

 ターンパイクは周辺の真鶴道路や箱根新道ほどは混まず、景観の良さと相まって晴れた休日ともなれば終点付近の「大観山」のドライブイン(MAZDAスカイラウンジ)には、クルマやバイクの愛好家が集まり、スーパーカーやクラシックカーが所狭しと並びます。

 大観山は、横山大観画伯が富士山を描いたビューポイントであり、北西には芦ノ湖越しの富士山、反対側からは相模湾や伊豆諸島、条件が良ければ房総半島まで一望できます。

 ターンパイクを抜けて十国峠を経ますと伊豆スカイラインにつながります。途中の「滝知山展望台」では眼下に熱海市街が見渡せ、晴れた日には房総半島、御前崎まで視界にとらえることができます。近くの「玄岳(くろたけ)」付近から見える眺望も素晴らしく、広い空の下に駿河湾、沼津や三島の市街、その先に霊峰富士の景色が広がります。いずれの景観も道路脇の駐車スペースからの眺めです。

 伊豆スカイラインを終点の天城高原で降りて少し行きますと、プリンを逆さにしたような「大室山」があります。国の天然記念物および富士箱根伊豆国立公園に指定されている大室山は、単性火山であり、阿蘇山の米塚と同じスコリア丘です。毎年山焼きが行われているため大きな木はなく、草で覆われた不思議な感じの山です。

 大室山には有料のリフトがあり、手軽に山頂に登れます。大室山山頂には、条件が良ければ南アルプス、富士山、箱根連山、三浦半島、房総半島、伊豆七島、東京スカイツリーなどが望める360度の景観が広がります。

 ちなみに富士山信仰の浅間神社の祭神は「木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)ですが、大室山の浅間神社には「磐長姫命(いわながひめのみこと)が祀られています。磐長姫命と木花咲耶姫命は姉妹で、姉の大室山から妹の富士山をほめると、ほめた人にかすかな祟りが起こるという伝説を紹介した注意書きがあるのですが、山頂に登ったほとんどの人がそこからの富士山の眺めをほめていました。

 木々が色づく時期にまた訪れてみたいものです。

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か き

 「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と正岡子規の俳句にありますが、その秋の味覚「柿」が出回っています。柿にはビタミンC、カロチン、食物繊維、カリウム、タンニンなどが豊富含まれています。ビタミンCといえば、酸っぱいイメージがありますが、柿に含まれているビタミンCはレモンやイチゴに負けていません。

 その他にも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン(渋味の原因)、ミネラルなどを多く含んでいるため、『柿が赤くなれば、医者が青くなる』という言葉があるほど、柿の栄養価は高いのです。

 また、「二日酔いには柿」と言われる訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげとも言われています。

 ちなみに、良い柿の選び方は、「ヘタ隙き」でないものを選ぶということです。「ヘタ隙き」とは柿の実とヘタの間に隙間(亀裂)ができる現象で、虫が入る原因となります。虫が入りますと、その部分の色が熟れたように変色して、果肉が軟らかくなってしまいます。その状態を「色虫実」と言うそうです。従いまして、柿を選ぶ時はヘタが実に張り付いているようなものを選ぶと良いそうです。

 尚、柿に4つの溝がありますが、その溝にそって切れば、種を切ることはないそうです。

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国語に関する世論調査

 文化庁が2013年度の国語に関する世論調査の結果を昨日発表しました。

 電子レンジで加熱する意味の「チンする」など、名詞や擬音、英単語の一部などに「る・する」を付けて動詞化した造語について今回初めて調査が行われ、「チンする」は90%、「サボる(怠ける)」は86%が使うと回答し、広い世代で浸透していることを裏付けています。

 ただ、「告(こく)る(愛を告白する)」や「きょどる(挙動不審な態度をとる)」、「タクる(タクシーに乗る)」などのように比較的若い世代にのみ使われているケースも多いとのこと。

 ちなみにこうした造語に関して文化庁では、日本語の特徴的な表現であり、言葉の乱れとはいえないとしながらも、「場面によってふさわしい言葉遣いを選んでほしい」としています。

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紫 苑

 キク科の多年草の「紫苑(しおん)」の花時はちょうど今時分で、薄紫の花を咲かせます。日本での栽培の歴史は古く、平安時代の「今昔物語」には以下のような話として登場します。

 父を亡くした兄弟はともに深く悲しみますが、兄はその思いを忘れようと父の墓のそばに萱草(かんぞう、忘れ草)を植え、弟は見た人の心にあるものを決して忘れさせないと言われる紫苑を植えて思慕の念をいっそう強くしました。

 屍を守る鬼は弟に感じ入り、身の上に起こる事を予知する能力を弟に授けました。このようなことから、「嬉しきことあらむ人は紫苑を植えて常に見るべし。憂へあらむ人は萱草を植えて常に見るべし」と語り伝えられています。

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紅葉を楽しめるロープウェイ

 「紅葉を楽しめるロープウェイ」というアンケート調査がありましたが、1位は『中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ』(長野県駒ヶ根市)となっていました。ゴンドラに乗っている時間は7分30秒、標高差は950メートルです。大人往復運賃は2260円です。

 2位は『新穂高ロープウェイ』(岐阜県高山市)。国内唯一の2階建てゴンドラで、乗っている時間は約11分、標高差は1039メートル。大人往復運賃は2900円。

 3位は『大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイ』です。乗っている時間は7分、標高差は630メートル。大人往復運賃1950円。


 4位は『寒霞渓(かんかけい)ロープウェイ』(香川県小豆島町)、5位は『箱根ロープウェイ』(神奈川県箱根町)、6位は『八甲田ロープロープウェイ』(青森市)、7位は『御在所ロープウェイ』(三重県菰野町)、8位は『立山ロープウェイ』(富山県立山町)、9位は『蔵王ロープウェイ山麓線・山頂線』(山形市)、10位は『谷川岳ロープウェイ』(群馬県みなかみ町)となっていました。

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坂の上の雲

 司馬遼太郎著の「坂の上の雲」は、企業の経営者に愛読書は何かを聞いた特集で最も多くの経営者の支持を集めた本で、その中の一節をご紹介したいと思います。

~~

 戦術家たらんとする者はまずそういう自分をつくらねばならぬとかねがね思っている。

 戦術というものは、目的と方法をたて、実施を決心した以上、それについてはためらってはならないということが古今東西のその道の鉄則のひとつであり、そのように鉄則とされていながら戦場という苛烈で複雑な状況下にあっては、容易にそのことがまもれない。真之はそれを工夫した。平素の心がけにあるとおもった。

 「明晰な目的樹立、そしてくるいない実施方法、そこまでのことは頭脳が考える。しかしそれを水火の中で実施するのは頭脳ではない。性格である。平素そういう性格をつくらねばならない」と考えていた。

 「人間の頭に上下などはない。要点をつかむという能力と、不要不急のものはきりすてるという大胆さだけが問題だ」と言い、それをさらに説明して「従って物事のできる、できぬというのは頭ではなく、性格だ」ともいった。

                                 ~~

 ※~たらんとする者:~になろうとする者

         
 上記は、日本海海戦を勝利に導いた天才的な戦術家、秋山真之の考えとして心構えを述べた箇所です。

 いかにして、どのようにして勝つか、「戦術」とは戦いに勝つための個々の具体的な方法を指していますが、戦術がいかに優れようとも結果はそれを運用する人間の側に帰します。

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忌み言葉

 今が旬の「梨」は、その名が「無し」に通じることから「有りの実」など呼ばれたりします。

 まんがの舞台で有名な東京都葛飾区亀有も、昔は「亀梨」という地名でしたが、「なし」という音を嫌って現在の名に改められたそうです。

 忌み言葉と言って、このようなケースは多々あります。

 お祝い事は「おしまい」とはいわずに必ず「お開き」と言い、お正月の鏡割りもそうは言わず「鏡開き」と言うのも、良いイメージを持つ言葉に直された結果です。

 ギャンブルで負けた時に「お金を摩る(する)」と言いますが、「スルメ」のスルは「摩る」に通じるとして「アタリメ」に言い換えられ、シネマのシネを避けて「キネマ」という言葉もあります。

 同じように刺身や切り身の場合も「刺」や「切」の切腹に通じるイメージが避けられ「お造り」という言葉が生まれました。

 鉄という字は「お金を失う」と書くため、社名ではあえて旧字体の「鐵」などが使われたりします。ちなみに「鐵」という字は「金の王なる哉(かな)」とも読めます。

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