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2015年2月

ピグマリオン効果

 先ごろ米ハリウッドのドルビー・シアターでアカデミー賞の授賞式が行われました。

 華やかな舞台上で最も印象に残ったのは、映画「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」の脚本でアカデミー脚色賞を受賞した脚本家のグレアム・ムーア氏のスピーチ(下記)です。

「16歳の時、私は自殺を図りました。しかし、そんな私が今ここに立っています。私はこの場を、自分の居場所がないと感じている子供たちのために捧げたい。あなたには居場所があります。どうかそのまま、変わったままで、他の人と違うままでいてください。そしていつかあなたがこの場所に立った時に、同じメッセージを伝えてあげてください。」


 ところで、よくポジティブ・シンキングなどと申しますが、「できる・やれる」という強い思い込み(意思)はやる気を生み、それが良い結果をもたらすということは異論のない事実です。

 しかしながら、ポジティブに考えてはみるものの、潜在意識のどこかで「できない」ことの理由を探し、結局「無理・難しい」といったマイナス思考に囚われてしまって可能性を潰しているケースがいかに多いことか・・。

 「こうなりたい・こうしたい」と強く願う。自分に期待し、まわりからも期待される。やがて望んだような結果になる。心理学ではこれを「ピグマリオン効果」と呼びます。

 ちなみにピグマリオンの名はギリシャ神話に基づいており、バーナード・ショーはこれを題材に同名の小説を書き上げました。そしてその小説をモチーフにしたのがオードリー・ヘップバーン主演の映画「マイ・フェア・レディ」であり、ジュリア・ロバーツ主演の「プリティ・ウーマン」です。

 現実においてもあらゆるサクセス・ストーリーの根底にはピグマリオン効果が見出されます。そしてこのピグマリオン効果は本人の考え方しだいで発揮されるもので、誰にでも期待できるというのが素晴らしいところです。

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御御御付け

 ご飯に味噌汁。この組み合わせはあまりにも当たり前で、普段その価値を考えることはあまりないのですが、言うまでもなく日本人の食生活の基本です。

 日本人が鎌倉時代以降、一汁一菜を食の基本として毎日味噌汁を食べ続けてきたのは、味噌が健康づくりの基本であることを昔の人が経験上よく知っていたからです。

 ご存知の通り味噌の原材料は大豆です。大豆は栄養価が極めて高いのですが、そのまま煮たり炒ったりする通常の料理法では消化吸収が悪いのが難点です。ところが、この大豆を味噌にすることにより、大豆タンパクが酵素によって分解されてアミノ酸となり、炭水化物もブドウ糖になります。

 旨(うま)みが増すうえに、消化吸収もよくなって一挙両得。そしてさらに重要なのは、味噌から大豆のもつタンパク質やビタミンB群を取り入れつつ、味噌汁にすれば野菜や海草、根菜などを煮て汁ごと食べるため、カリウムやマグネシウムほか各種ビタミン、ミネラル、食物繊維を一度にとれることです。期せずして上手に栄養バランスをとることができる訳です。

 ちなみに、日本各地の味噌は、地域によって味や色などそれぞれの特徴がありますが、大まかに分けると主として北関東から東北、北海道地方では辛口味噌。愛知や三重などでは豆味噌、京都を中心とする近畿地方では白甘味噌が好まれ、九州、四国では甘口の麦味噌や米味噌が好まれているようです。


 味噌汁の丁寧な呼び方に「おみおつけ」があります。漢字にすると「御御御付け」となるそうです。「御」を三つも重ねて付けるほど、日本人の食卓には欠かせない大切な汁物というのが伝わってきます。

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黄金の卵

 「アリとキリギリス」や「ウサギとカメ」などで有名なイソップ寓話の中に「ガチョウと黄金の卵」という話があります。

 農夫の飼っているガチョウがある日、黄金の卵を産んだ。農夫は初め信じられなかったが、来る日も来る日も同じことが起きて、やがて農夫は大金持ちになった。

 富が増せば増すほど欲が出て、農夫はせっかちになっていった。一日一個しか産まれない黄金の卵が待ちきれなくなった農夫は、腹の中の卵を全部一度に手に入れようとガチョウの腹を開けてしまう。しかし、腹の中に卵はなく、卵を生んできたガチョウを死なせてしまう。

・・・というお話です。

 人は目標を達成する(黄金の卵を手に入れる)ことには執着しますが、そのための資源や達成する能力(ガチョウ)への配慮を忘れてしまうことが多々あります。

 上記の寓話が教えている教訓は、「欲張り過ぎて一度に大きな効果を得ようとすると、その効果を生み出す資源を失ってしまうことがある」ということです。

 目標を達成することはもちろん大事ですが、その効果を生み出す資源や能力についてのケアやフォローを疎かにしてはいけません。

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残 心

 ワビスケ(侘助)という花は椿の一種で、他の椿と同じように寒い時期から花を咲かせ、茶人好みの花としても知られています。


 茶人といえば千利休ですが、その利休が教えとして残した歌は「利休百首」として今に伝わっており、その中に次のような句があります。


 「何にても 置き付けかへる 手離れは 恋しき人に わかるると知れ」

  (手を離す時は、恋しい人と別れる時のような余韻を持たせよ)
 

 上記はいわゆる「残心」を表現したものです。残心とは最後まで心を残すこと。芸道においては気を抜かず、相手を思いやる心であり、武道においては勝負が決まったかに見えても油断しないことです。

 ちなみに、これも良く知られている「人の行く裏に道あり花の山」も千利休の作と言われています。下の句は「いずれを行くも散らぬ間に行け」です。

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ブランド価値

 世界最大のブランドコンサルティングのインターブランドは、企業の持つブランドの価値を財務データなどから金銭的価値に置き換え発表しています。

 参考までにインターブランドが発表した2015年版の日本企業グローバルブランド価値ランキング上位は下記のようになっています。※ブランド価値は1ドル=120円で円換算、増減率はドルベースでの前年比です。


    【ブランド名】 【ブランド価値】     【増減率】

  1位 「トヨタ」  約5兆0760億円    20%増

  2位 「ホンダ」  約2兆5920億円    17%増

  3位 「キヤノン」 約1兆4040億円     6%増

  4位 「ソニー」  約  9720億円     3%減

  5位 「ニッサン」 約  9120億円    23%増


 ちなみに、「トヨタ」は調査開始から7年連続のトップ。上記以外では「スバル」(富士重工)や「マツダ」が引き続き資産価値を大きく増やし、「ユニクロ」のブランド価値は約5760億円で初登場7位となっています。

 一方、「ニンテンドー」や「ニコン」のブランド価値は大きく減少しています。

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ハッサク

 2月から3月にかけてが最も美味しい「ハッサク」。漢字では「八朔」と書き、旧暦8月1日を指します。ただ、旬の時期とずれており、その名前の由来は不明です。

 江戸時代末期に瀬戸内海に浮かぶ因島(現・広島県尾道市)の寺で偶然実っていたのを住職が発見したという逸話が残っています。現在は和歌山県が国内収穫量の6割以上を占め、発祥地の広島県、愛媛県が続いています。

 ハッサクはビタミンCや葉酸、カリウムなどを多く含んでいますが、特に注目を集めている成分が「オーラプテン」です。京都大学や医療機器メーカーの研究で血中のコレステロールを低下させる働きが確認され、健康食品やサプリメントの原材料として利用されています。

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医は仁術

 「医は仁術」なんて言いますが、読めますか?「馬鹿にするなよ、そのくらい読めるぞ。」とお思いでしょうが、これ、意外と間違えている方が多いんです。「いはにんじゅつ」ではなく、「いはじんじゅつ」と読みます。

 「仁(じん。「にん」は呉音)」とは、慈しみ、思いやりの事で、特に、孔子が提唱した道徳観念です。礼にもとづく自己抑制と他者への思いやりで、忠(ちゅう=いつわりのない心、まごころ、まこと、まめやか。)と恕(じょ=おもいやり、同情心、ゆるすこと。)の両面を持つとされ、儒家の道徳思想の中心に据えられます。宋学では仁を天道の発現とみなし、一切の諸徳を統べる主徳としています。封建時代には、上下の秩序を支える人間の自然的本性とされましたが、近代、特に中国では、万人の平等を実現する相互的な倫理とみなされるようになっています。

 そして「仁術」とは、慈しみや思いやりを行う方法、手段を表し、特に、医術の事を言います。とある高校教諭によると、クラスの生徒五十人のほとんどが、「にんじゅつ」と読んだとの事。「にんじゅつ」、お医者さんは、突然、ドロンと消えたり、手裏剣なげたりしませんよ。

 「仁」は、小学校六年生で習う漢字だそうですが、「仁愛」「仁義」なんて言葉が、日常生活から縁遠くなったからでしょうか。しかし、「医は仁術」を地で行ってるお医者さんは少数で、現代では「最近は職業人としての意識が先に立ちすぎるため、一部に『算術』と言う批評もある(三省堂・新明解国語辞典)。」そうです。

 「仁」は、かの曲亭(滝沢)馬琴先生の「南総里見八犬伝」の勇士たちが持つ玉の内でも、「仁義礼智忠信考悌」と一番上に位置しています。

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タ ラ(2)

 「魚」に「雪」と書いて「鱈」(タラ)。雪が降り始める1~2月に旬を迎えて美味しくなる魚です。口が大きく、大食漢で「たら腹(ふく)食う」の語源になったとも言われています。

 鍋物に欠かせない食材の「タラ」ですが、一般にタラと言えば「マダラ」のことを指し、「スケソウダラ」は水分が多く、鮮度が落ちやすいため、「かまぼこ」や「ちくわ」など加工品の原料になることが多く、雌の卵巣を塩蔵(えんぞう)した「たらこ」や唐辛子で漬けた「からし明太子」で馴染みがあります。

 タラは雄、雌とも味は変わりませんが、珍味の白子(精巣)がとれる雄は雌の倍近い価格で取引されています。切り身を店頭で選ぶ際は、透明感があってピンクがかったものが新鮮。逆に身が白く不透明なもの、皮が白っぽいものは鮮度が落ちているので避けるのがよいです。

 また、白子は身くずれしているものは鮮度が落ちており、透明感があって身がしっかりしているものを選ぶのがよいです。

 ちなみに、「銀だら」と呼ばれるものは、「あいなめ」に近いものでタラの種類とは違います。

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夫婦円満の日

 毎月22日は「夫婦の日」ですが、本日2月20日は「夫婦円満の日」だそうです。

 夫婦が円満であれば何よりですが、一緒に暮らしているといろいろと不満は溜まるものです。取り返しがつかない事態になる前に相手の不満を把握しておくことは重要なことです。

 参考までに20~30代の既婚女性に聞いた「夫に言ってやりたい文句」の上位は下記のようになっています。


  1位 もっと稼いで来い!
  2位 もっと妻に感謝しろ!
  3位 片づけたそばから散らかすな!
  4位 脱ぎ散らかすな!
  5位 臭い!
  6位 なんでもかんでも妻任せにするな!
  7位 口先だけじゃなく行動してみろ!


 ちなみに既婚男性に聞いた「妻にいってやりたい文句」の上位は下記のようになっています。


  1位 もっと夫に感謝しろ!
  2位 使ったものは片付けろ!
  3位 だらしなくぶくぶく太るな!
  4位 文句(贅沢)ばかり言うな!
  5位 ちゃんと「夫婦生活」をしろ!
  6位 お前も(もっと)稼いで来い!/オレはお前の財布じゃない!
  7位 無駄使いばかりするな!


 これが40代、50代、60代と年齢が上がればまた違った不満が出てきそうですが、上記をみると互いに「自分に甘く、相手に厳しい」のかもしれません。

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スイカ

 昨年12月の20日午前、東京駅限定で開業100周年を記念した特別デザインのIC乗車券Suika(スイカ)が1万5千枚限定で発売されました。

 1枚2000円で1人3枚まで購入可能で、早朝から9千人以上が並び、その模様が朝から報じられていました。しかし、あまりの混乱ぶりに収拾がつかなくなり、約8千枚程度を販売したところで駅側は突然販売中止を通達。対応のまずさもあって、混乱が騒動になり、騒動が暴動になりかけました。

 翌日にはインターネット競売(オークション)サイトに記念Suikaが出品され、20万円で落札されたケースもあったそうです。これらの事はすべてテレビ等で報じられています。

 当初は限定販売でしたが、販売元のJR東日本は期限内に申し込みすれば希望者全員に販売する方針に転換、その結果が昨日発表されました。

 それによりますと、申込受付件数は226万5千件で、申込枚数は計499万1千枚、当初販売予定の約333倍に達したそうです。

 混乱ぶりを報じたニュースが大きな宣伝効果を生み、それを見た人が「そんな人気があるのなら」と思い、同じように思った大勢の人々が申し込んだ結果、希少性はほぼなくなりました。行動経済学における一つの事例としても使えそうなエピソードです。

 ちなみに、年度内に発送できるのは約10万枚で、すべての発送が完了するのは来年の3月頃だそうです。

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金目鯛

 年中そうだと言う人もいそうですが、この時期は特に「温泉」が恋しくなります。

 最近は都市型の温泉施設が増え、「ちょっと温泉にでも」というのが以前よりも気軽にできるようになりました。厳密には「温泉」でなくてもそういった施設は大勢の人をひきつけます。

 近郊にある手軽な温泉施設もいいですが、各地の温泉地にはお湯そのものの他にその地方の名産があり、それが楽しみの一つでもあります。

 例えば、伊豆方面ですと今が旬の「金目鯛」。伊豆ではこの金目を使った料理をご当地料理として観光の目玉に据えており、刺身、握り、味噌漬け、しゃぶしゃぶ、茶漬け、鍋物等どれもおいしく、オーソドックスな金目の煮付けなどは特に美味。かの地を訪れた際にはこれが楽しみの一つとなっています。

 金目鯛は見た目も華やかで、マダイの代用として「祝い魚」としても饗されることがあり、大安吉日の日には値段があがることでも知られていますが、近年は築地でも天然のマダイやヒラメを上回る高値がつくことが珍しくないそうです。水揚げの減少やブランド化による需要の増加等で価格が高騰し、大衆魚だった金目鯛も今は高級魚となっています。

 ところで、扁平で大型で赤っぽい体色、白身などの特徴を持つ魚は「○○ダイ」と名がつくことが多く、その数はざっと200種類に及びます。

 その中でも本当にタイ科の魚というのは「真鯛」や「黒鯛」など10数種類に過ぎず、それ以外の金目鯛などは鯛と言う名称によるイメージアップを狙った、俗に言う「あやかり鯛」の一つです。

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春 節

 中国では今日から1週間、「春節(旧正月)」の大型連休に入ります。

 帰省や旅行で人が動く春節前後の約40日間は「春運」と呼ばれる大移動期で、今年の期間中の移動人口は延べ34億人に達すると見込まれており、日本にも多くの中国人が訪れます。

 ちなみに、中国人の訪日旅行では関西国際空港から入って、大阪や京都を巡り、箱根で富士山を満喫し、東京では秋葉原や浅草、皇居または台場などを周遊し、ディズニーランドで遊び、成田から帰るコース、またはその逆が「ゴールデンルート」と言われる人気のコースです。

 お土産としては家電やブランド品など人気ですが、中国共産党の機関紙の一つ「北京青年報」は、中国人観光客が日本で購入するものとして「炊飯器に続いて消臭抗菌などの機能がついた便座が必須の商品の一つ」と紹介しています。


 ところで、海外の旅行者が日本に来て驚いたことの一つに、落し物が手元に戻ったという経験があげられます。

 ある中国人旅行者は、都内観光中に現金やカード入りの財布を落とし、それが無事戻ってきたという体験を「ミラクルだ」としてSNS上で報告しています。

 参考までに警視庁の集計によりますと、昨年、東京都で落し物として届けられた現金は約33億4千万円で、5年連続の増加となっています。これまでの最多はバブル景気で沸いた1990年の約35億円ですが、当時に迫る水準となっています。

 その一方で、約24億7千万円の現金は持ち主に戻っています。

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ダイヤモンドダスト

 国内における過去最低気温は、気象庁の公式データでは1902年1月25日に北海道の旭川で記録したマイナス41.0度となっていますが、公式観測データの対象外ながら北海道幌加内町(ほろかないちょう)で1978年2月17日にマイナス41.2度を記録したそうです。

 気象庁のホームページで過去の最低気温のデータを調べてみますと、1978年2月17日はよほどの寒気が上空にあったのか、過去最低気温のランキングには北海道の各地で当日記録した気温が並んでいます。


 ところで、「ダイヤモンドダスト」をご存知かと思いますが、これは大気中の水分がごく小さな氷晶(氷の結晶)となり、キラキラと輝いて見える現象で極めて低温でないと発生しません。

 別名を「天使のささやき」と言い、今日17日の「天使のささやきの日」は幌加内町が申請した記念日だそうです。

 ちなみに、「天使」の名がつく気象現象は他にもあります。雲の切れ間から光が漏れ、光線が放射状に地上に降り注いで見える現象は、気象用語では「薄明光線」と呼ばれますが、旧約聖書の逸話から別名を「天使のはしご」または「天使の階段」と言います。

 17世紀のオランダの画家、レンブラントが好んで描いた情景でもあることから「レンブラント光線」との異称もあります。

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スイセン

 冬を可憐な姿で彩ってくれる「水仙」。「スイセン」という名は、中国での呼び名「水仙」を音読みしたもので、「仙人は、天にあるを天仙、地にあるを地仙、水にあるを水仙」という中国の古典に由来するそうです。

 12月から3月にかけて出回りが多くなるヒガンバナ科の花で、古くから『雪中花』(せっちゅうか)として親しまれてきました。白と黄色の花びらのニホンズイセンを正月の生け花用として使う人も多いです。


 地中海沿岸の原産で学名は「ナルキッソス」。ギリシャ神話に登場する水面に映った自分の顔に恋した美少年の名前に由来しているそうです。このため花言葉は「うぬぼれ」や「自己愛」。自己陶酔者『ナルシシスト』の語源と言われています。花は長持ちし、香りには心を落ち着ける作用があるとされます。

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LVMH

 ファッション業界などには数多くのブランドが存在しますが、中でも数多くの高級ブランドを傘下に持つのがフランスのLVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)です。

 参考まで、LVMHは下記のようなブランドを展開しています。


【ファッション】

  ルイ・ヴィトン、ロエベ、セリーヌ、ベルルッティ、エミリオ・プッチ、
  ケンゾー、フェンディ、クリスチャン・ディオール、ダナ・キャラン、
  ジバンシィ 等


【時計・宝石】

  タグ・ホイヤー、ショーメ、ゼニス、フレッド、ディオール、デビアス、
  ウブロ、ブルガリ 等


【コスメ・香水】

  パルファン・クリスチャン・ディオール、メイクアップフォーエバー、
  フレッシュ、ゲラン、パルファム・ジバンシィ、ベネフィット 等


【酒類】

  モエ・エ・シャンドン、ドン・ペリニヨン、ヘネシー、ルイナール 等



 世界最大の免税店「DFS」や世界最初のデパートとして知られる「ル・ボン・マルシェ」などもLVMHの運営です。

 そのLVMHが昨日発表した2014年通期(1~12月)決算は、売上高が前期比6%増の306億3800万ユーロ(約4兆1361億円:1ユーロ=135円換算)、営業利益は5%減の57億1500万ユーロ(約7715億円:同)となっています。

 ちなみに、ルイ・ヴィトンの星と花の柄にイニシャルを組み合わせた「モノグラム」のデザインは、1867年のパリ万国に出品した幕府(徳川家)や薩摩藩(島津家)の家紋がモチーフとなっているそうです。

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廓の変遷

 江戸から明治にかけての「廓の変遷」についてお話しします。明治五(1872)年六月四日(旧暦)、南米ペルー船籍の「マリア・ルーズ号」が横浜港に入港しました。本来は日本に寄港する予定はなかったのですが、台風で船体を破損したための緊急入港でした。四十日前にマカオを出発したマリア・ルーズ号は、三百五十トン、船長はリカルド・へレイラ、旅客は二百三十一人の清国人移民で、修理には二週間ほどかかるとの事でした。

 ところが、数日後、同船から「木慶(もくひん)」と言う一人の清国人が夜陰にまぎれて海に飛び込み、近くに停泊していた英国軍艦「アイアン・デューク号」に救いを求める、と言う事件が勃発します。木慶の主張によると、彼らはある中国人に誘われ、水夫の仕事をし、雇用期間は八年間、給与は一か月洋銀四ドルとの約束で船に乗せられたのですが、乗船後、契約書を読み聞かされ、ペルーに売られるのだと初めて知った、契約の内容を知っていけば調印しなかった、自分は死ぬのがいやだったから、海に飛び込んで逃げようとしたのである、との事でした。

 時の外務卿(外務大臣)・副島種臣は、権令(副知事)・大江卓に命じて横浜に特別法廷を開き、数次の審問の後、大江は「日本の領海内に於て、その船客を拘留閉居」したとして、二百三十一人の清国人を解放する旨の判決を言い渡します。これを不服とした船長側の弁護士、F・V・ディッキンズは、法廷で「日本が奴隷契約は無効であるといふなら、日本に於てはもつと醜い奴隷契約が有効に認めれて、悲惨な生活をなしつゝあるではないか。それは即ち遊女の約定である。」との爆弾発言をします。それに対して大江側は「国内奴隷の法一国内に存する時と雖(いえど)も、之を輸出し之を輸入するに至りては厳禁を設けたる自る(漢字が第二水準までにない)之れあり、合衆国自今五十年前の光景之れなり。」つまり、日本は奴隷契約と言っても、(奴隷は)日本国内に留まり、自国政府の保護を失う事はない。奴隷を輸出入するのを、禁止しているのだ、と言うへりくつの様な反論をして、日本側が勝訴し、清国人はただちに母国に送り返されました。清国は判決の翌々日、陳福勲を使節として日本に派遣し、明治政府に感謝状を贈呈。また、英国政府は今後、奴隷問題の処理は日本の判決にならえと、東洋の各英国領植民地に訓令しました。

 しかし、明治政府にとって、日本では人身売買が行われ、国家がこれを公認している事を、国際社会の中で指摘されてしまった事は、痛恨の出来事でした。国際道義上からみて、遊女の温存は許されないと判断した明治政府は、明治五(1872)年十月二日、遊娼妓年季奉公人解放を目的とした太政官布告第二百九十五号を発布します。その第一項は、人身を売買致し、又は年期を限り其主人の存意に任せ虐使致し候は、人倫に背き有まじき事に付、古来制禁の処、従来年期奉公等種々の名目を以て奉公住為致、其実売買同様の所業に至り以ての外の事に付、自今可為厳禁事(げんきんなるべくこと)と言うもので、一応、人身売買を否定し、そして、同年十月九日付で司法省から第二十二号の布告が通達されます。その第二項には、同上娼妓は、人身の権利を失ふ者にて牛馬に異らず、人より牛馬に物の返弁を求むるの理由なし、故に従来同上の娼妓芸妓へ貸す処の金銀並に売掛滞金等一切債るべからざる事

 としてあります。これが後々、人権蔑視として有名になる「牛馬ときほどき令」と言われるものです。つまり、借金のために身売りをした遊女は、人間としての威厳をも売り払い、牛や馬と同じである。牛や馬に借金の返済を求める事は出来ないのだから、今後、遊女に貸したお金の返済を要求してはならない、と言う、無茶苦茶なこじつけですが、一応、明治政府は公娼制度、すなわち一つのところに妓楼を集めてこれを取締り、検梅等を官の監督下に置くと言うシステムを廃止したのです。

 しかし、時の明治政府には、公娼制度廃止を踏まえて、江戸から続く男性上位社会を改革し、男女平等の原則に立つ民主的な社会を成立させる気など、毛頭有りませんでした。明治政府はいったんは廃娼令らしきものは公布しましたが、巧妙な楼主たちの運動におされ、事実上廃娼令を棚上げする形で、明治六(1873)年十二月(先に後述と書いた年月です)に公布された貸座敷渡世規則と娼妓渡世規則により、公娼制度を復活させます。この二つの規則により、一度は「解放」されたはずの娼妓が、自らの自由意思で売春を行い、遊郭の楼主は、彼女たちに「ただ座敷を貸し与え、料理を提供する」と言う「建前」が決められたのです。

 貸座敷渡世規則と娼妓渡世規則の両方に「鑑札料」を納める様規定が有り、明治政府は、二つの規則で売春を事実上公認して、保護する一方で、貸座敷業者、娼妓双方に鑑札を交付し、そのための鑑札料を納めさせ、これを自らの歳入としていたのです。そして、正式に吉原が廃止となるには、さらに八十五年の年月を要し、昭和三十三年の売春防止法の制定を待たなければなりません。しかし、法律上、吉原や娼妓が廃絶された事になってはいますが、平成の現代においても、まだまだ、「売春」は、手を代え、品を代え、しぶとく生き残っているのは、周知の事実です。

 「売春」、すごく難しくて、デリケートな問題です。「売春は人類最古の職業である」なんて、物知り顔で言う人がいます。さらに「女性が性を売り、男性がそれを買う事は昔からあったので、これからも無くなる事はない必要悪なのだ」と、軽率に語ります。けど、そんな言い方は、男性優位社会に立った身勝手な解釈で、そんな事を平気で言う人に、遊里の文化を語る資格はないと思います。確かに「売春」は太古の昔から存在し、男も女もその役割を分担し、互いに何らかの見返りを期待したのです。それが、生産物であったり、土地であったり、金銭であったり、時には自己の保身であったのかもしれません。重要なのは、それが個人の自由や尊厳を奪っているのか、否かだと思います。男が女の性を管理し、また為政者が女の性を管理し、それに税金を負荷する。この様な公娼制度が横行したのは、明治以降の悪しき『近代化』の所産の様な気がします。矛盾に満ちていながら、しかし、どこかで人間としての誇りを守ろうとした江戸時代の遊里、そして、そこから流行の最先端を行くファッションや音楽、文芸などの文化が生まれたと言う事実を、もう少し冷静に、客観的に、見つめ直したいと思います。

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魚をもらうよりも釣り方

◎機会はどの場所にもある。

   釣針を垂れて常に用意せよ。釣れまいと思うところに常に魚あり。

                    オウディウス(古代ローマの詩人)




◎時たま鯛を釣り上げるが、その為に毎日せっせと金と時間を費やして、

   釣り場に向かう太公望にも似ている。
 
   餌を取られ、釣り針まで取られて帰る日だってある。

   だからといって絶望したり、 断念したら全てが無駄になる。

   今度こそはという意欲と、工夫と努力を持続して、

   初めて鯛を釣る喜びが味わえるのだ。

                       本田宗一郎(ホンダ創業者)




◎経営者はもう少し、漁師の精神を学ばなければいけない。

   漁師は釣れなければ、狙う魚を変え、道具を変え、場所を変える。

   いつも同じところにじっとしていて、

   「魚がいない」と嘆いているだけではダメだ。
                         飯田亮(セコム創業者)




◎魚は餌だけを見て釣り針に気がつかない。

   人間は儲けだけを考えて危険に気がつかない。    中国の諺




◎魚を与えれば、一日食べていける。

   魚の取りかたを教えれば、一生食べていける。

                       老子(古代中国の思想家)

 「魚を与えるより、釣り方を教える」という老子の思想は、与えられるものは一時的なものですが、技術を身につけ、判断の精度を上げ、適切に行動できるようになればさらに大きなものを獲得することが可能です。

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トイレ

 今のように寒い時期というのはトイレに行く回数が増えてしまいます。この生理現象は、暑い時期に比べ発汗が少ないことや寒さによる膀胱の収縮などが影響しているそうです。

 ところで、英語ではトイレを「バスルーム」や「レストルーム」、「パウダールーム(女性用)」、「メンズルーム」、または「loo(ルー)」などと言い、「WC(ウォータークローゼット)」と表記したりしますが、日本語にも数多くの表現が存在します。

 大昔は川の水を建物内に引き入れ、そこで用を足したことから「川屋」もしくは建物のそばにある「側屋」との言葉が生まれ、それらが語源となって「厠(かわや)」との言葉が使われるようになりました。

 他にも「雪隠」や「東司」、シーシー十六のシャレで「十六」、「手水場(ちょうずば)」、「はばかり」、「御不浄」、「つきあたり」などの言い方があります。近年では公衆トイレのことを「ハムト」(ハム=公)と言う表現もあります。

 また、接客業などではトイレに行く際にも様々な隠語が使われてきました。例えば「遠方に行く」というのは比較的スタンダードですが、他にも下記のような表現があります。

 「レコーディングに行く」 レコーディング=音入れ=おトイレ

 「横浜に行く」      横浜の市外局番045=おしっこ

 「花摘みに行く」     もともとはトイレのない山などで使われた言葉

 「キジを撃ちに行く」   同上、男性の場合

 「10番に行く」     10はトイレのト

 「4番に行く」      4はシー、または店によっては4番テーブルが
              存在しないことから


 京の花街などで使われる「高野参りに行く」なども風情がある表現です。また、トイレを意味する番号は業界などによって様々だそうですが、英語でも主に子供向けとして「No.1」は小、「No.2」は大というふうに番号をトイレの符牒に用いたりします。

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建国記念の日

 今日2月11日は、神話上の初代天皇、神武天皇が即位した日(紀元前660年)を記念して「建国記念の日」の祝日となっています。

 国家の基礎が確立して主権国家となった日、あるいは国家成立や国家創建を記念した「建国記念日」や「独立記念日」は各国にあります。

 例えば、アメリカでは独立宣言が交付された7月4日(1776年)を「独立記念日」とし、中国では毛沢東が天安門で建国宣言をした10月1日(1949年)を「国慶節」として建国を祝います。

 お隣の韓国では、ポツダム宣言により第二次世界大戦が終了した8月15日(1945年)を「光復節」として日本からの独立を祝い、建国神話により王国(檀君朝鮮)が誕生したとされる10月3日(紀元前2333年)も「開天節」の祝日となっています。

 韓国には紀元前2333年を紀元とする年号「檀紀」が存在し、それによりますと西暦2015年の今年は檀紀4348年ということになります。また、近年は「韓国には半万年(5千年)の歴史がある」との主張もあるそうです。

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日露戦争

 今からちょうど111年前の今日、すなわち1904年(明治37年)2月10日に日露戦争が開戦となりました。


 「敵艦見ユトノ警報二接シ、連合艦隊ハ直ニ出動、

   之ヲ撃滅セントス、本日天気晴朗ナレトモ波高シ」

 「皇国ノ興廃此ノ一戦ニアリ、各員一層奮励努力セヨ」


 これは最近の子供は教わらないらしいですが、ロシアのバルチック艦隊との決戦の日、東郷平八郎率いる日本の連合艦隊が発した言葉です。こんな言葉を聞くと日露戦争を知らない私も何かこうぐぐっとくるものがあります。


 20世紀は、その日露戦争から始まったといっても過言ではなく、先の言葉こそ20世紀の始まりを告げる狼煙であったわけです。このあと第一次世界大戦に続き、関東大震災、そして真珠湾攻撃に始まる第二次世界大戦をむかえ、原爆投下による終戦と荒廃。

 そしてその後の目を見張る復興を象徴するかのように東京オリンピック、万博の開催等々・・・。20世紀は前半の破壊と後半の創造に大きく分けられそうです。

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ヒラメ

 この寒い時期に最も美味しさが増す「ヒラメ」。「寒ビラメ」とも呼ばれ、厳寒期の冷たい海水にさらされることで身が引き締まり、脂の乗りが良いです。高たんぱく・低脂肪の食材であり、特に背びれと尻びれの付け根に当たる縁側(えんがわ)は寿司だねの中でも絶品であり、肌の若返りが期待できるコラーゲンが多く含まれています。


 天然物は裏側がピンクがかった白色であり、養殖物にはまだら模様があるため、簡単に見分けることが出来ます。買う時は切り身が多いかと思いますが、身が透き通っているもので、切り口から水気、血液が滲み出てないものを選ぶのが良いです。


 ちなみに、カレイに似ており、『左ヒラメの右カレイ』と申します通り、背鰭(せびれ)を上にして目が左側にあるのがヒラメ、右にあるのがカレイです。また、カレイに比べて口が大きく、鋭い歯があることでも区別できます。

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岡目八目

 落語の「碁どろ」は、好きな碁に熱中している登場人物が織り成すおもしろおかしい掛け合いが聞きどころ。この話に登場する泥棒はまさに岡目八目で、対極を傍から見ていて口を出さずにいられなくなってしまうところが話を盛り上げます。

 「岡目八目」という言葉は「関係のない者が語るいい加減な論評」という意味で使われることが多いようですが、本来は「傍で見ている者の方が、当事者よりも冷静に全体を俯瞰でき、物事の是非得失を当事者以上に判断できる(先々をよく見通すことができる)」という意味があります。

 「他人の正目(まさめ)」という表現もありますが、あまり近視眼的にならずに、第三者の目で観ることで“自分”を離れ、冷静に観察することが大事です。

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全国生活習慣病予防週間

 一般社団法人の日本生活習慣病予防協会は、毎年2月を「全国生活習慣病予防月間」と定め、啓発活動を行っています。

 生活習慣病とは、偏った食生活や運動不足、ストレス、喫煙など、好ましくない生活習慣に起因する疾病の総称で、具体的には三大疾病(三大死因)の悪性新生物(がん)、心疾患(心不全や心筋梗塞)、脳血管疾患(脳内出血や脳梗塞など)の他、糖尿病、高血圧、歯周病、メタボリックシンドローム、脂質異常症(高脂血症)、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などがあげられます。

 糖尿病、脂質異常症、高血圧などは主要死因の心疾患や脳血管疾患の下地にもなる病気です。また、喫煙は、肺炎を含む上位4位までの死因すべてに関わる危険因子であり、「予防可能な最大の死因」とも言われます。

 なお、同協会は生活習慣病予防の観点から、無煙(禁煙)、少食・少飲、多動・多休・多接の6つからなる「一無(いちむ)・二少(にしょう)・三多(さんた)」の健康習慣を提言しています。

 ほとんど説明の必要はないかと思われますが、多動・多休・多接とは、身体をたくさん動かし、しっかりと休養をとり、多くの人と交流し、さまざまな物、事柄に興味を持って接することで創造的な生活を送ることのすすめです。

 つまり、目的や趣味を持って生き生きと生活することが健康長寿につながるということです。

http://www.seikatsusyukanbyo.com/monthly/
 

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雪まつり

 第66回さっぽろ雪まつりが開幕しました。昨年大ヒットした「妖怪ウォッチ」や「アナと雪の女王」などの他、今年12月公開予定の映画「スター・ウォーズ」のキャラクターなど大中小計207基の氷雪像が出来栄えを競っています。

 昨年は期間中240万人が来場したそうですが、今年も来週水曜日の最終日までに200万人超の来場が見込まれています。

 
 ところで、観光立国を目指す政府の政策や円安の追い風もあって外国人観光客は増加の一途で、富士山や浅草といった日本を代表する観光地の他、秋葉原、銀座などの商業地では外国人の多さに驚きます。

 富士山や浅草などは日本的な自然や文化そのものが魅力となっていますが、秋葉原では家電の品質の高さと種類の多さ、銀座には偽物のブランド品がないという信頼感、こういったことも観光資源の一つとなっています。

 雪まつりがそうであるように「雪」も観光資源の一つです。バブル崩壊以降、スキー場は長い間厳しい経営を強いられてきましたが、例えば北海道のニセコや長野の白馬などのスキー場には海外からスキー客が押し寄せ、海外のスキーリゾートのような趣となっています。

 ニセコなどにみられる、水分が少なく、細かく軽く、ふわふわした日本の雪質は「世界屈指」で、雪に魅せられてリピーターとなる外国人も多いそうです。

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貿易統計速報

 財務省が先日発表した2014年の貿易統計速報によりますと年間の輸出額は前年比4.8%増の73兆1052億円と2年連続で増加し、その一方で輸入額は同5.7%増の85兆8865億円と過去最大になっており、結果として輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は過去最大の赤字となりました。

 参考までに日本の貿易相手国上位5カ国について年間の輸出入額(2014年速報、前年比)は下記のようになっています。※台湾と豪州は前年と順位が逆転。


       <輸出>             <輸入>

中国 13兆3844億円(6.0%増)19兆1706億円( 8.6%増)

米国 13兆6488億円(5.6%増) 7兆5411億円(10.7%増)

韓国  5兆4622億円(0.9%減) 3兆5307億円( 1.1%増)

台湾  4兆2324億円(4.2%増) 2兆5667億円(10.9%増)

豪州  1兆5012億円(9.3%減) 5兆0863億円( 2.2%増)

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立 春

 ハウス物の「タラの芽」(タラノキの新芽)の収穫が最盛期を迎えています。天ぷらにしたタラの芽の、口いっぱいに広がる少し苦みを含んだ独特の芳香は春ならではの食感です。


 まだまだ厳しい寒さの中にありますが、今日は春立つ日の「立春」、暦の上ではいよいよ春到来となります。

 昔は一年の始まりは立春からと考えられており、新年を表す「初春」や「新春」などの「春」も、もともとはこの「春」です。

 立春の朝、禅寺の門前や家の玄関に張られる「立春大吉」の紙のお札は縦書きすると左右対称になり、新しい一年を災難に遭わず無事に過ごせるようにとの願いが込められたおまじないだそうです。

 また、立春は「八十八夜」や「二百十日」などの雑節の基準日ともなっており、太陰太陽暦を用いた九星も立春をもって切り替わります。

 なお、立春以降に初めて吹く強い南風は「春一番」と呼ばれます。

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恵方巻き

 クリスマスのケーキ、バレンタインのチョコレート、土用の丑の日のうなぎのように季節の風物詩としてすっかり定着した感のある節分の「恵方巻き」。

 節分に太巻きを食べるのは大阪を中心とした独自の習慣でしたが、全国区になったのは1998年にセブン-イレブンが「恵方巻き」の名称で発売したのがきっかけだそうです。

 一部で行われていた習慣や人気の商品が全国区になったケースは多々ありますが、「恵方巻き」はその過程を目の当たりにした例です。

 今はバレンタインのチョコレートのように、「恵方巻き」そのものを楽しむイベントのようになってきており、本来の姿にとらわれない様々なバリエーションの恵方巻きが登場しています。

 フルーツやクリームでロールケーキ風に仕上げた「ワッフル恵方巻」のようなスイーツ系もかなり増えてきました。シューマイの具を中華まんのふっくらとした皮で巻いた「シウマイ恵方まん」は、もはや中華まんです。

 容器に海苔を模した包装材を巻き、底に太巻きの断面の写真が貼られた「恵方巻サイダー」は飲む恵方巻きとして話題になっています。サイダーを飲む姿がまるで恵方巻きにかぶりついているよう見えるというアイデア商品です。

 高価格帯でのアピールも年々過熱しています。ホテル日航東京ではウニやカニなど極上の食材をふんだんに使った「セレブ巻」を1万0800円で販売。銀座三越では金箔をほどこした恵方巻きを8640円で、東武百貨店池袋店では霜降り松阪牛ステーキと黒毛和牛ローストビーフを使用した恵方巻きを1万2960円で提供しています。

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節 分

 「節分」とは元来、「季節を分ける」ことから節分といいますが、現在では節分といえば立春の前日だけを指すようになっています。しかし、季節の始まりを示す「立春」、「立夏」、「立秋」、「立冬」の前日はいずれも「節分」です。

 「節分」の夜にその年の恵方(吉神がいる方位)を向いて「恵方巻」を無言で丸かぶりすると幸せが訪れるといいます。今年の恵方は『西南西』ですが、巻寿司は「福を巻き込む」とされ、「縁を切らない」ために包丁を入れず、まるごと食べるのが良いとされています。

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松竹梅

 三つの等級を表す際に「松竹梅」という言葉がよく使われます。

 中国では、寒気に耐えて緑を保つ松と竹、そして寒さの中、百花に先がけて花を咲かせる梅を称して「歳寒三友」(さいかんさんゆう)と言い、これが「松竹梅」の由来になっています。

 ちなみに「三友」は、友としてふさわしい特質を表していると言います。

 「松」は厳冬にも落葉せずに緑を保ち、断崖絶壁にもよく根を張ることから、変わらぬ真心を持ち忍耐強い人。

 「竹」は節を持った人(信念を貫く人)。まっすぐで正直な人。

 「梅」は極寒に花開くことから、厳しい状況の中でも笑顔を絶やさない人だそうです。

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江戸のお魚の値段事情

 江戸の魚でべらぼうに高価なのは、ご存じのとおり、初鰹。天明年間(1781~88)、まるごと一本の初鰹が二両二分(同・307,500円)もしましたが、旬をはずれた秋の鰹は一本二百文(同・7,500円)と、鮪と同程度のお値段で購入できました。初鰹は熊さん、八っつぁんの住む裏長屋にも持ち込まれましたが、棒手振りの魚屋さんが、裏長屋に持ち込む初鰹は、だいたい一本金一分、銭なら千文(同・37,500円)で買えましたが、それでも、普通の職人さんの月収の八分の一ほどが消える事になります。自分一家では買えないので、長屋のおかみさんたちが二、三人でお金を出し合って一本の鰹を買い、切り分けるなんて事もありました。ところが、それから三、四日後になると、嘘の様に安くなり、鰹の刺身が一人前で五十~百文(同・1,875~3,750円)で買えました。


 鰹を乾燥させて作られる鰹節の歴史は古く、奈良時代から平安時代にかけて作られ、朝廷に献上されています。小刀で削るほどの硬い鰹節が登場するのは、室町末期。現代の様に煮た後、燻すと言う製法は、延宝二年(1674)、紀州の漁師甚太郎が、土佐の宇佐浦で開発したものだと言います。その後、土佐の漁師与市が各地に伝え、普及します。江戸期の鰹節の値段は、小さなものでも、一本百五十~二百文(同・6,525~7,500円)でした。

 それから、江戸の町に早朝から現れる「しじみ売り」。上方ではむき身で売りましたが、江戸では必ず貝のまま売ります。ほとんどが深川(現・江東区)産のしじみで、値段は江戸中期で、一升六文(同・225円)とバカ安。しじみ売りは、他にはまぐり、あさり、ばか貝(あおやぎ)、さるぼう(赤貝)なども売っていましたが、小粒のはまぐりが一升二十文(同・750円)と、現代では考えられない程のお安い値段で、それだけ、江戸の汽水域には、貝類が豊富にいたのですね。汚水を河川に垂れ流し、川や海を汚染し、魚介類を死滅させている現代人よ、反省しなさい。

 また、このしろ(こはだの成魚)は、武士は絶対食べませんでした。武士が「此の城(自分の仕える城)」を食べちゃったら、洒落になりませんよね。それにこのしろは、焼くと人間を焼く様な臭いがすると、庶民でも敬遠する方もいたのですが、とにかく安い魚で、一般庶民はよく食べました。なにしろ、このしろは一尾二~三文(同・75~112.5円)と格安で買えたのです。

 屋台で売られる握り鮨も安価で、エビやタイ、コハダなどが一個四~八文(同・150~300円)で食べられました。「まぐろ」を使った「まぐろ寿司」が登場するのは、天保三年(1832)、この年、まぐろが大漁で、その始末に困り、良い所だけ寿司にして売り出したと言う、現代では考えられない、「まぐろの大安売り」だった様です。

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