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2015年4月

黒 糖

 ミネラル分が豊富で健康志向の高まりを背景に人気が高まっている『黒糖』。沖縄や鹿児島では冬から春先にかけてサトウキビを収穫して4月頃まで黒糖を製造しているため、今がその『黒糖』の旬、最も美味しい時期だそうです。 


 サトウキビを圧搾(あっさく)し、その搾り汁を煮詰めて乾燥させ、最後に固めるという単純な作り方ですが、『白糖』は搾り汁に含まれる糖みつなどを取り除いて精製しますが、『黒糖』は何も取り除きません。


 このため、カリウム、マグネシウム、リンなどのミネラル成分が残っています。特に、カルシウムの含有量が多いため、丈夫な骨や歯を形成するそうです。また、白糖に比べてカロリーも少なめで肥満に悩む方にもよいかもしれません。


 疲労回復、脳の働きを活性化、丈夫な歯や骨を形成、美容効果とダイエット時の栄養補給、長寿の源・・・等々、その効用が言われていますが、新物の黒糖が並んでいる今、一度食してみていはいかがでしょうか。

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電力の融通

 電力需要に対する供給余力を示す「予備率」が、安定供給に最低限必要とされる3%を確保できるとの見通しから、今年の夏も節電の数値目標設定はどうやら見送られるようです。

 東日本大震災の発生直後は、東京電力管内で原発などの発電所が停止し、首都圏は深刻な電力不足となり計画停電に陥りました。今振り返りましても、異常な状況です。

 余力のあった西日本の電気を東日本に融通できなかったのは、西日本と東日本では電気の周波数が異なり、周波数を変換して送電できる能力も低かったことにあります。

 そもそも日本の電気の周波数が東西で50ヘルツと60ヘルツに分かれたのは、明治の頃に関西の電力供給を担っていた大阪電燈が60Hz仕様の米ゼネラル・エレクトリック(GE)社製発電機を導入したのに対し、関東の電力供給を担っていた東京電燈が50Hzの独AEG(現在はスウェーデンのエレクトロラックスの傘下)社製発電機を導入したことに起因します。

 ちなみに、世界的に見て周波数が混在している国は少なく、先進国では日本のみです。

 現在、周波数を変換して越境できる電力量は120万キロワットですが、経済産業省は段階的に変換設備を増強して、2020年台後半までには原発3基分に相当する300万キロワットの電力が東西間で融通できるようになる見通しです。

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マイナンバー制度

 今年の秋(10月)、国民一人一人に12ケタの個人番号が送られてきます。これを「マイナンバー」といい、16年1月からマイナンバー制度として運用開始となります。

 取り敢えずの利用の範囲は、年金・医療・労働・福祉関係といった社会保障、確定申告などの税、被災者台帳の作成や災害支援金支給などの災害対策の分野となります。

 そして18年以降の第二段階は、預金口座とマイナンバーを紐付けして資産を把握し、税務調査への活用が検討されています。


 このマイナンバー導入によるシステム開発などの市場は3兆円規模となる見通しであり、今後、秋口にかけてマイナンバー制度に対する関心が一気に高まることが想定されます。

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数字の「三」

 数字の「三」は、古今東西を問わず神聖な数字とされてきました。中国の陰陽道では陽数と言われる奇数の中でも、天・地・人を表わす「三」は特に縁起の良い数字とされています。

 キリスト教の「三位一体」、仏教でも欲界・色界・無色界を表わす「三界」や、法身・報身・応身を表わす「三身」など、「三」は特別な数字として使われています。

 また、スポーツの世界では心・技・体の「三徳」が必要とされ、元気・やる気・根気の「三気」を持って、雑念・妄念・邪念の「三念」を排し、病気をしない・怪我をしない・気にしないのいわゆる「三しない」も大切です。

 「御三家」や「三三九度」、「三種の神器」など、「三」を使った日本語の用例もたくさんあり、ことわざには「石の上にも三年」「三度目の正直」「三人寄れば文殊の知恵」などとあります。

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黄色い帽子

 曇り空の下では、園児や新1年生の黄色い帽子はよく目立ちます。

 この「黄色」を最も目立つ色として規定したのは、「ファウスト」や「若きウェルテルの悩み」などを残したドイツの文豪ゲーテです。

 ゲーテの活動は戯曲や文学のみにとどまらず、化学、科学、解剖学、地質学、哲学、政治家など広範囲に及び、補色を発見した色彩学者としての顔も持っていました。

 ゲーテは自著の「色彩論」で、黄色は光にもっとも近い色、すなわち色の中で最も明るい色であると規定しています。

 純色の黄色は明度の高さだけでなく、彩度(鮮やかさ)も高く、目立つ色として強い印象を与えます。そのため児童がかぶる帽子やレインコートなどにも安全色(注意を促す色)として黄色が使われています。

 また、目立つかどうかは組み合わせの色との明度差が関わってきますが、黒地に黄色の配色は、視認性が高く、最も認識しやすい色の組み合わせとして知られています。工事現場や踏切などでこの配色が使われるのもこういった理由からです。

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松の位の太夫職

 落語などでよく花魁の事を「松の位(くらい)の太夫職」と表現します。実は位階の「五位」は「太夫」と言うのですが、「松の位」と言う位階、冠位、役職は、日本にも、日本が見習った古代中国にもありませんし、「松の位」の他は「竹の位」も「梅の位」も、ましてや「杉の位」、「草の位」なんてものは、どこにもありません。では、なぜ、日本では一流の花魁を「松の位」などと、独特の呼称で言うのでしょうか?

 古代中国で、秦(しん)の第一世皇帝。紀元前221年中国史上最初の統一国家を築き、万里の長城を増築した「始皇帝(しこうてい)(前259~前210)」と言う方がおります。この方が外出した折、にわかに、夕立が降って来ました。あいにくと雨具の用意はありません。しかし、始皇帝は、そばにあった松の木の下で雨宿りをし、濡れずにすんだのです。これに感激した始皇帝は、「感心な松である」と言う事で、その松の木に「五位」と言う、高位な位階を授けたのです。

 そんな逸話から、売れている高級花魁は「何々太夫」となのります。太夫は「五位」です。つまり始皇帝から「五位」の位を授かった「松」と同じです。したがって、高級花魁を「松の位の太夫職」などと評する様になったのです。

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カルネアデスの板

 「洋上で船が難破しました。ふと見ると、板が1枚浮かんでいます。でも、その板には漂流者がつかまっています。そして、その板はあいにく1人しかつかまれません。このとき、自分が助かるために、その板を奪い取ることは許されるか?」

 古代ギリシャの哲学者カルネアデスはそんな問題を提起しました。

 法学者によりますと、現行の日本の刑法では、このような行為は「緊急避難」として許されているそうです。また逆に、先に板につかまっている者が、それを奪おうとする者を殺すことも「正当防衛」として許されているようです。これは、法律というものが自分の生命を守ることを前提にしているため、そういう解釈になるとのことです。

 ただ、宗教学的にはこれは許されてはならない行為となるようですが、この問題提起、皆様はどうお考えになるでしょうか。

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ニシン

 「鰊」と書いて「ニシン」。別名「春告魚(はるつげうお)」とも呼ばれますが、今では「幻の魚」と言われるほどその数は激減しています。


 北海道を代表する民謡「ソーラン節」がニシン漁の労働歌であることからも分かりますが、かつてニシン漁業は北海道の一大産業でした。漁が最も盛んだったのは明治の終わり頃で、岸に押し寄せるニシンの雄の精液で海が白くなったそうです。そして、「ニシン御殿」が林立していました。


 旬の魚として人気があるのは、3~5月頃に北海道沿岸に産卵のために近づいてきたもので、脂がのって最も美味しくなります。身が軟らかく独特の油臭さがありますが、これがまた特有のうまみにもなっています。


 ちなみに、「子供が栄え、子孫が栄える」・「よいことが数々ある」の縁起でお正月の食膳に欠かせない『数の子』は、産卵の為に沿岸におしよせるニシンの雌の腹から取り出した卵巣を1本1本塩水で処理加工したものです。意外とニシンから採れることを知らずに食べている人も多いようです。


 『イクラ』は『鮭』の成熟卵を分解して塩漬け等にした食品で、『筋子』はその『鮭』の未成熟卵を卵巣のまま取り出して塩漬け等にした食材です。

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春の野菜

 スーパーなどでは、冬が終わる頃から、フキノトウ、フキ、菜の花、ウド、セロリ等々、独特の苦味を持っている春の野菜が並びます。

 この苦味は冬の間に蓄えられたビタミンやミネラル類によるもので、昔から「春は苦いものを食べよ」と言い伝えられてきましたように、冬の間に身体に溜まった毒気を取り除いてくれる作用があり、口に広がる若々しい苦味は春の味そのものとなっています。

 売り場に並ぶ「蓬(よもぎ)餅」(草餅)も春の味です。蓬は山野のいたるところで自生している草で、駆虫や止血効果が知られ、蓬の葉を乾燥させて裏側の綿毛を集めた「もぐさ」はお灸として用いられます。

 昔食べた蓬餅と比べますと、買ってきたそれは風味がまるで違いますが、それでも、野趣豊かで香気高く、苦味を伴った独特の風味で餡を包んだその味はどこか懐かしく感じられ、春の味そのもです。

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幸運の女神

  = 幸運の女神がノックしたら、すぐにドアを開け =


と欧米の古い諺にあります。幸運(チャンス)は逃すな、という意味です。ご存知の通り、幸運の女神はそう度々訪ねてきてくれる訳ではありませんが、誰でも一生のうちに必ず何度かは訪ねてきてくれます。


 しかし、幸運の女神は気紛れですから、ノックしてもすぐにドアが開かないと他のところへ行ってしまいます。従いまして、幸運の女神がノックしたら、すぐにドアを開けて、迎え入れなければなりません。


 「幸運の女神は前髪を掴め」という諺もあります。一瞬のうちに通り過ぎてゆく幸運の女神を掴まえるためには、通り過ぎてから慌てて後ろ髪を掴まえることはできず、前髪をしっかりと掴まえろ、という意味です。


 「史記」に出てくる有名な「奇貨居くべし(きかおくべし)」(好機を逃してはならない)も類語の一つです。

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つもりちがい十カ条

 すっきり晴れた日というのは遠くのものが目に映りますが、雨が降っている時というのは必然的に足元に目がいくものです。雨の日の効用はそんなところにあるのかもしれません。

 せかっくですので参考までに、自分自身を見つめ直すのに役立つ言葉を一つご紹介させていただきます。


   ~ つもりちがい十カ条 ~

    高いつもりで低いのが  教養

    低いつもりで高いのが  気位

    深いつもりで浅いのが  知識

    浅いつもりで深いのが  欲望

    厚いつもりで薄いのが  人情

    薄いつもりで厚いのが  面皮(つらのかわ)

    強いつもりで弱いのが  根性

    弱いつもりで強いのが  自我

    多いつもりで少ないのが 感謝

    少ないつもりで多いのが 無駄

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ツバメ

 各地の気象台では、季節の移り変わりを動植物の動向で知ろうとする試みとして、ウメやサクラの開花、ヒバリやウグイスの初鳴き、モンシロチョウやホタルを初めて見た日などの観測を行っています。

 ちょうど今は台湾やフィリピン、マレー半島などで越冬したツバメ(燕)が日本に渡ってくる時期で、先日は横浜でツバメの初見が報告されています。

 穀物を食べずに害虫を食べるツバメは、日本では古くから益鳥として大事にされ、ツバメが巣をつくる家は栄え、商家なら商売繁盛、繁栄と幸福をもたらすとされる縁起のいい鳥でした。しかし今は、糞害などにより害鳥と見る向きが増えています。


 話しは変わりますが、「元始、女性は実に太陽であつた」の文章で知られる平塚らいてう(ひらつか らいちょう)は、明治末にフェミニズム(女性の社会的、政治的、経済的権利を男性と同等にし、女性の能力や役割の発展を目ざす主張および運動)を展開した人でした。

 その平塚が年下の青年画家と恋に落ちるのですが、その事が波紋を呼び、結局その青年は身を引くことを決心します。その際、平塚に宛てた手紙には下記のように書かれていました。

 「静かな水鳥たちが仲良く遊んでいるところへ一羽のツバメが飛んできて平和を乱してしまった。若いツバメは池の平和のために飛び去っていく」

 これを平塚自身が雑誌で公開したため、「若いツバメ」が流行語となり、それ以来、女性の愛人となっている年下の若い男を「若いツバメ」と呼ぶようになったそうです。

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シイタケ

 「椎茸」と書いて「シイタケ」。新物のシイタケが出回る3月~5月と9月~11月。春にできるものが「春子」、秋のものは「秋子」と呼ばれています。


 主な栽培法は、シイやナラの木に菌を植え付ける「原木栽培」と、原木の代わりにおがくなどを固めたものを使う「菌床栽培」があり、うまみが多い「原木」は干しシイタケ向き、「菌床」はやわらかく生シイタケ向きとなっています。


 シイタケは古くからその健康効果が認められてきましたが、「中国薬用真菌」には「気力を高め、『五風』(風邪・中風・痛風・瘋癲(ふうてん)・頭痛)を改善し、血液を固まらせないように保ち、体内の余分な水分を防ぎ、気力を調える。そして肝硬変を予防し、血中コレステロールを下げ、動脈硬化や血管の弱くなるのを防ぎ、常食すればガンを予防できる」と記されているそうです。

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初ガツオ

        「目には青葉 山ほととぎす 初がつお」


 新緑したたる清新な季節感をうたった山口素堂の名句ですが、カツオは熱帯の海から春先にかけて九州近海に来遊、北海道沿岸に向かって北上します。この「上りカツオ」を『初ガツオ』と呼びますが、一方、身に脂を乗せて晩夏から秋にかけて南下するのを「戻りカツオ」と呼びます。


 あっさりして、さわやかな「上りガツオ」がやはり人気があり、「戻りガツオ」は脂が乗ってこってり気味、ややしつこさがありあす。かつてはマグロも赤身を最上としてトロは一段下に見られた時がありますが、トロが看板になった今でも「戻りガツオ」は脂がくどいと使わないすし屋も多くあるようです。


 しつこい脂を嫌い、あっさり感を好むのが江戸っ子の気風ですが、江戸っ子たちが『初ガツオ』を珍重しましたのも、新鮮さ、みずみずしさのためです。『初ガツオ』は値が張りますが、「女房を質に置いても食べたかった」というくらい美味であり、たたきや刺し身はもちろん、煮ても焼いても炊いても最高です。


 ちなみに、『初ガツオ』は「戻りガツオ」と比べて極めて低カロリーです。脂質はほぼ10分の1、エネルギー量は100グラム当たり114キロカロリーと3分の2ほどです。肉類に比べれば、その半分の低カロリーで、肥満気味で生活習慣病が気になる方にとりましては最適な健康食です。


 また、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)といった脂肪酸を多く含み、DHAには脳の機能を高める働きがあり、一方のEPAは血中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らし、心臓病や脳卒中を防ぐ作用で知られています。

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ゴールデンウイーク

 大手旅行会社のJTBが今年のゴールデンウイーク(GW、4月25日から5月5日まで)の旅行動向を発表しました。

 今年のGWの日並びは前後半合わせての長期の連休は取りにくいため、海外旅行人数は前年比0.4%減と小幅減少する見込みですが、国内旅行人数は同3.0%増で過去最高を更新、全体としても0.29%増の2386.1万人で過去最高を更新する見込みです。

 国内旅行は、新幹線の開業で北陸方面が伸び、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や各地の観光列車の人気も高いようです。

 また、ガソリン価格の値下がりにより、自動車での旅行も増える見込みです。

 ちなみに、高速道路各社の発表によりますと各高速道路の渋滞のピークは下り線が5月2日(土)と3日(日)、上り線が5月3日(日)~5日(火)となっており、特に長い距離の渋滞は3日午前8時頃の関越自動車道下り花園インターチェンジ付近で50km、5日午後6時頃の神戸淡路鳴門自動車道上り舞子トンネル付近で同じく50kmの渋滞が予測されています。

 海外方面では、短い日程で旅行が可能なアジアが人気で、トップは韓国の7万5千人(前年比11.8%減)、次いで中国の7万4千人(同4.2%増)、台湾の4万4千人(同7.3%増)の順となっています。

 全体としては後半の5連休に旅行が集中する見通しで、出発日のピークは国内旅行が5月2日と3日、海外旅行は4月29日と5月1日です。


 尚、旅行平均費用と総旅行消費額の推計値は下記のようになっています。


   国内旅行平均費用  3万5800円(4.1%増)

   海外旅行平均費用 26万3000円(5.4%増)


   国内旅行消費額    8363億円(7.2%増)

   海外旅行消費額    1320億円(4.9%増)

   ※総旅行消費額    9683億円(6.9%増)

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給与明細

 近年の大くの会社では、給与明細は個々人がネットで見るというところが多く、なんとも味気ない限りですが、新人さんには給与口座に振り込まれた手取り額だけでなく、明細をきちんと確認してほしいですね。


 社会人のキャリアが長い方も、給与明細を長らく確認していない方が多くはないですか?

 どんなお金が給与から天引されているか、あらためて確かめてみましょう。

■所得税
 国税です。
 その年の12月末までの所得に対してかかるものですが、新人の最初の給与からすでに差し引かれます。

 その理由は、給料の額などに応じて、あらかじめ源泉徴収することになっているから。

 年間の税の過不足は「年末調整」で精算され、調整されます。

■住民税
 地方税です。
 新人の給与明細には記載されません。2年目から差し引かれます。

 なぜなら、住民税は、前年の所得に対してかかる税金だからです。
 新人にとっての前年は、学生で所得がないはずですので、1年目はかからず、2年目から差し引かれはじめてびっくりするのです。

■雇用保険料
 万が一失業したときの失業手当、自己啓発の費用を補助する教育訓練給付金、育児休業給付金などの原資となるものです。

 個人が払う平成27年度の保険料は、給料の1,000分の5に相当する額(一般事業の場合)です。

■厚生年金保険料
 老後の年金の原資になるものです。

 個人の負担は、給料の8.737%。今年の9月からは少し負担が増加します。

■健康保険料・介護保険料
 病気やケガで病院かかった場合の医療費負担や、介護費用負担が一定の範囲で収まるようにするための保険料です。

 会社によって金額は異なるのですが、東京の中小企業が加入している「協会けんぽ」の場合、39歳までの人は、給料の4.985%。40歳から64歳までの方は、5.775%になります。

 40歳からアップするのは、介護保険料を払うことになるからです。

 おもなものはこれくらいですかね。


 会社からの支給額に対して、上記の負担額が何%になるのか、計算してみてください。


 税制や社会保障など、社会のことに興味を抱くキッカケになるかもしれません。

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キウイ

 猫(ネコ)が大喜びで食べるそうですが、今、「キウイ」がスーパーなどの店頭を賑わしています。輸入品はニュージーランド産が中心ですが、もともとは中国の揚子江流域が原産で、その後ニュージーランドに伝わり、世界に広がったそうです。


 名前は実の形が似ているニュージーランドの国鳥「キウイ」に由来し、日本では1980年代以降、ミカンの転作用の果樹として作られるようになりました。

 1個で大人が1日に必要とするビタミンCの全量をまかなえ、動脈硬化に効果があるビタミンE、さらにカリウムや食物繊維も豊富です。

 ちなみに、ポリ袋に小さな穴を開け、リンゴ1個と一緒に入れておくと熟成が進み、より美味しく食べられるそうです。

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年 度

 「年」という場合には暦年と同じ1月1日から12月31日までの期間で、「年度」という場合には4月1日から翌年の3月31日までの期間を指しています。定義としては1月1日以外を開始点とする(暦年と開始点および終了点が異なる)ものを「年度」と呼んでいます。

 日本の場合、官公庁や民間企業の多くが4月からを「会計年度(予算を執行するための定められた期間)」としています。「年度」は企業会計における会計期間(決算期)と同意であり、年度の最終月を「決算月」、決算月の末日を「決算日」と呼びます。

 ただし、会計年度や学校年度(学事年度)は国によって異なっており、アメリカの会計年度は10月から翌年9月まですが、日本と同様に他の決算期を採用している企業もあります。

 企業によって例外もありますが、暦年と同じ1月─12月を会計年度としている国は中国、韓国、フランス、ドイツなど。イギリス、カナダ、インド等は日本と同じ4月から翌年3月まで、ノルウェー、フィリピン、オーストラリア等は7月から翌年6月までが会計年度となっています。

 これら決算期の違いによって、第1四半期や第2四半期などのくくりが示す期間も国や企業によって異なります。

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飲みたい紅茶ブランド

 家でのんびりしたい時、仕事で疲れた時など一杯の紅茶があるとホッとしたりします。

 『飲みたい紅茶ブランド』というアンケート調査では、1位がフランスの老舗「フォション」で、ほぼ7割の人が飲みたいと答えています。特に、果実や花をブレンドしたフレーバーティーが人気で、中でもアップルティーは定番商品となっています。

 2位は英国の「フォートナム・メイソン」で、英王室や貴族らに愛飲されています。上品で伝統的な紅茶文化の象徴でもあり、ブレンドの技術は世界一との声もあります。

 3位は英国の「ハロッズ」で、日本には約25種類が輸入されており、定番のNo.14は4種類の紅茶がブレンドされており、ベストセラーとなっています。

 4位以下は次のようになっていました。4.ウェッジウッド(英国)、5.ロイヤルコペンハーゲンティー&グルメ(デンマーク)、6.トワイニング(英国)、7.ルピシア(日本)、8.マリアージュフレール(仏)、9.リプトン(英国)、10.ミントン・ティー(英国)


 紅茶にはブランドの他、産地による茶葉の違いもあり、「ダージリン(インド)」、「アッサム(インド)」、「ウバ(スリランカ)」等々ですが、同じダージリンでも農園や収穫時期によって香りや味は大きく変わるそうです。尚、英国は伝統的なブレンド、フランスは果実や花の香りを加えたフレーバーが得意です。日本ではストレートかレモンを入れて飲む人が多いですが、英国ではミルクティーが一般的です。

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夢見鳥

 本日は穏やかな春の陽気となり、関東地方でもそろそろモンシロチョウが飛び交い始める頃です。

 蝶と言えば、昔の中国の思想家で、道教の始祖の一人とされる荘子に次のような説話があります。

 ひらひらと舞う胡蝶(=蝶)になった夢を見て目が覚めたが、自分が蝶になった夢を見たのか、蝶が見ている夢が今の自分なのか、見定めがつかないというものです。

 「胡蝶の夢」という有名な話です。是と非、生と死、大と小、美と醜、貴と賎など、現実に相対しているかに見えるものは、人間が生み出した見せかけに過ぎす、絶対的なものではない。どのように見えても、どのように区別されても、主体としての自分に変わりはない。

 蝶が人の夢を見たのか、人が蝶の夢を見ているのか。どちらが夢でどちらが現実かを論じるよりも、どちらも真実であり、どちらも自己であるとして囚われずに受け入れ、どちらであってもよりよく生きればよいということを述べているそうです。

 ちなみにこの故事から、蝶は「夢虫」または「夢見鳥」とも呼ばれます。

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メタボリックシンドローム

 現代は、40歳から上の年齢の男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)かあるいはその予備軍だそうです。

 ちなみに、肥満度を計る際に用いられるBMIは、下記の計算式で求められ、22を標準値とし、それよりも数値が大きければ肥満の傾向があるとされます。


  BMI= 体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)


 日本肥満学会ではBMIの値が、18.5未満を「やせ」、18.5以上~25未満を「ふつう」、25以上を「肥満」としており、世界保健機関(WHO)は25以上は「太りすぎ」、30以上は「肥満」としています。

 糖分の取り過ぎも肥満の原因となりますが、WHOでは成人が1日に取る砂糖をティースプーン6杯分の25グラム程度に抑えることを奨励しています。

 尚、一般的な炭酸飲料1缶(350ミリリットル)には、成人の1日の砂糖摂取量の目安を大きく超える約40グラムの砂糖が含まれています。

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タケノコ

 春の味覚といえば「筍」と書いて「タケノコ」。よく「朝掘りタケノコ」と言われますが、その新鮮なタケノコはまた格別です。焼いて食べるのも良し、サッと茹であげて食べやすい大きさにスライスしてワサビ醤油で食べるのも良しです。


 そのタケノコ、3月中旬頃から九州産が出回り始め、今の時期は静岡産が主力となっています。そして、4月中旬以降は千葉、茨城、栃木など産地が徐々に北上していきます。


 栄養成分としては、豊富なたんぱく質の他、ビタミンB1、B2、ミネラルを含み、食物繊維が豊富で便秘や大腸がんなどの予防やコレステロールの吸収の抑制にも効果的だと言われています。


 ちなみに、竹の成長はとても早く、タケノコとして美味しく食べられる時期は非常に短いため、漢字の「筍」は10日間を意味する「旬」に由来するそうです。

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ゴトー日

 銀行の窓口が混雑する日として週末や月末の他に「ゴトー日」があります。ゴトー日は「5・10日」または「五十日(ごとおび)」と記され、毎月5日、10日、15日、20日、25日、30日または月末を指しています。

 日本ではこれらの日に決済を行う企業が多く、給与や賞与が日払いでない場合の支払日もほとんがゴトー日で、そのため金融機関の窓口が混雑します。

 また、取引の締め(決済)がその日に多いということは人やモノの移動が増えるということであり、そのため道路が混雑することになります。

 決済がゴトー日に集中することは、為替相場にも影響を与えています。輸入代金の支払いのための手形の決済日もゴトー日になっていることが多く、その日は企業は輸入代金の支払いのためにドルを調達する必要があり、この点で普段よりもドル買い需要が強くなります。

 銀行は午前9時55分頃に仲値(その日の基準レート)を決定しますが、ゴトー日は企業のドル需要に応えるため銀行は普段よりも多めにドルを手当てしようとします。このためゴトー日の午前10時頃にかけてドルが上昇する傾向があります。このことを「ゴトー日要因」と言います。

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持株制度

 サラリーマンになれば資産形成の手段の一つとして自社株を購入する「従業員持株制度」というものがあります。

 奨励金もあって時価よりも安い負担で自社株を購入でき、仕事を頑張って会社の業績が上がれば株価も上昇し、自分の資産も増えてゆくという仕組みで、モチベーションのアップも期待できるはずでしたが、期待とは裏腹に、1989年12月に最高値をつけて以降の株式相場は、多少の凸凹はありましてもほぼ下がりっぱなしでした。
 持株制度に対する恨みつらみや否定的な意見をよく耳にしたものです。

 しかし、ここ何年かで入社した人達はどうでしょう・・・持ち株で儲かって、長く持つほど資産が増えて、モチベーションもアップするという持株制度本来の狙いを実現しつつあるような気がします。

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花まつり

 今日卯月八日はお釈迦さまの誕生日とされ、各地の寺院では釈迦降誕祭「仏生会(ぶっしょうえ)」が行われます。

 色とりどりのたくさんの花が添えられることから「花まつり」として一般に親しまれている行事で、これも春らしさを感じるこの時期の一コマです。

 お釈迦様の話題をもう一つ。

 駄目になってしまうことを「お釈迦になる」と言いますが、この言葉の語源にはいくつかの説があります。

 この場合の「お釈迦」とは、作り損ねた不良品、使いものにならなくなったものを指しており、由来としては、阿弥陀仏の鋳物を注文して仕上がったものをよく見ると顔がお釈迦様の顔だったことから、それ以来「お釈迦」は不良品を指すようになったという説。

 「ひ」と「し」が曖昧な江戸言葉に由来しているという説もあります。鋳物職人が火が強くて失敗してしまった時に「火が強かった(しがつよかった)」と言ったことから、「四月八日(釈迦の誕生日)」に掛けて「お釈迦になる」という表現が生まれたというものです。

 また、往生際に南無阿弥陀仏を唱えることから派生して、物事が駄目になることを「お陀仏」と言いますが、同じような連想から「お釈迦になる」が派生したとの説明もあります。

 いずれも話としてはおもしろいのですが、最後の説が最も自然のような気がします。

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小野道風

 戦災で焼失してしまう以前、名古屋の熱田神宮の東門には小野道風(おのの みちかぜ・とうふう)の書による「春敲門(しゅんこうもん)」の額が掲げられていました。「春敲」とは春が東方より来りてたたくという意味です。

 小野道風は聖徳太子の頃に遣隋使を務めた小野妹子の子孫で、書道の大御所三人「三跡」の一人に数えられています。

 その道風が書道の大家(たいか)となる前の話として次のようなエピソードが伝わっています。

 道風が自分の才能のなさに嫌気がさし、書の道をやめてしまおうかと真剣に悩んでいた頃のある雨の日、蛙(かえる)が柳に飛びつこうと、何度も何度も挑戦しているのを見かけます。

 初めは不可能なことと蛙をバカにしていましたが、いつしか蛙を応援している道風。その時、偶然に風が起こって柳がしなり、蛙は見事に柳に飛び移ります。

 これを見た道風は蛙をバカにした自分を恥じます。一所懸命に努力して偶然を自分のものとした蛙ほどの努力を自分はしていないことに気づき、その後の研鑚を積むきっかけになったと伝わります。

 花札で人物が登場する唯一の絵柄「雨(に小野道風)」はこの場面を描いたものです。

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犬も歩けば棒に当たる

 「急いては事を仕損じる」と申しますが、一方で「善は急げ」と言い、「渡る世間に鬼はなし」と思いきや「人を見たら泥棒と思え」と言ったりします。

 このように反対の意味を持つことわざがあるのは珍しくありませんが、一つのことわざが二つの正反対の意味を持つという例もあります。

 たとえば、いろは歌留多の一番に登場する「犬も歩けば棒に当たる」です。

 この札には棒で打たれて逃げ廻っている犬の絵柄が描かれていますように、用もないのにうろうろ出歩いていると災難に遭うという教訓を伝えていますが、一方でこの言葉は積極的に出歩いていると思いがけない幸運に出会うことがあるという意味でも使われます。この札が登場した江戸時代の半ば頃から、両方の意味が存在したそうです。

 他に、二つの意味を持つものとしては「斧を研いで針にする」(努力すれば成功する、ムダな骨折り)などもあります。

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養生訓

 衛生状態が悪く医療技術が未発達な昔は、平均寿命も今ほど長くはありませんでした。そうした昔に八十過ぎまで生きた江戸時代の学者・貝原益軒は、著書の「養生訓」にて長生きの秘訣を説いています。

 貝原益軒は、長生きし、人生を楽しむためには飲食の欲、好色の欲、眠りの欲、いたずらに喋りたがる欲といった内欲を抑え、怒り・憂い・悲しみなどを少なくするのが良いとしており、例えば下記のように教えています。


 「古人、禍は口よりいで、病は口より入といえり。

   口の出し入れに常に慎むべし」(養生訓・第三巻 飲食上)



 また、貝原益軒には次のような逸話も伝わっています。
 
 園芸好きの益軒は自分の庭に季節の花を植え大切に育てていましたが、家を留守にしたある日、留守を任せていた若者が不注意で、益軒が大事にしていた牡丹の花を折ってしまいました。

 恐縮している若者に対し益軒は「私が牡丹を植えたのは、楽しむためで、人を怒るためではない」と言って安堵させたそうです。


 平均寿命が八十歳を超えた現代においては、もっと「長く生きたい」という人よりも、もっと「良く生きたい」と、質を願う人が多いかもしれません。そういった方にも「養生訓」は多くのヒントを与えてくれます。

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節度と不断の努力

 「気は長く 勤めは強く 色薄く 食細うして 心広かれ」


 上記は徳川家康の参謀として名高い南光坊天海が、長寿の秘訣を歌にして三代将軍の徳川家光に詠んで送ったもので、昨日の養生訓にも通じます。

 とかくままならない世の中だから、我慢や辛抱が必要で、欲に溺れず、心を穏やかに大きくもつことが大事、といった意であり、中国の清の時代の相場師陳雅山が残したとされる「富致録」には次のような一節があります。


 「心は広く 食細く 朝は早く 夜は早く 気品は高く

  頭は低く 色は薄く 情けは深く 仕掛け手早く

  常に修養なし富致の算数により売買なすなれば大成する事間違いなし」



 普段の節度と不断の努力、あせらず、怒らず、度を過ぎず(欲張らず)の心構えが必要であると説いており、「良く生きる」ことが人としての大成につながるとしています。

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位 牌

 故人の戒名を記したものを「位牌」と言います。これは、故人の遺族が、お盆やお彼岸、命日、あるいは朝晩の供養などの時に、故人の霊と対面するための仏具です。

 葬式の時に用意する「位牌」は、白木に墨書した簡単なものですが、四十九日の忌み明けや、一周忌又は三回忌などの時に、朱塗りや金箔塗りなどの位牌に替えるのが一般的です。

 位牌は自宅の仏壇に安置して、毎日対面し、お盆になると盆棚に移して、供養する物の他に、菩提寺に預けておいて、お盆やお彼岸になると遺族達が菩提寺を訪れて、供養してもらうための「寺位牌(てらいはい)」と呼ばれるものもあります。

 そもそも位牌は、鎌倉時代に禅僧が、中国から日本に伝えた物で、室町時代には、武家社会で「霊代(たましろ=神・人の霊の代りとして祭るもの。れいだい)」として祀られ、一般庶民に位牌が普及したのは、江戸時代からと言われています。

 地域によっては、本家に位牌を安置する他に、分家した遺族のために、別の位牌を作って供養する「位牌分け」と言う風習がある所もあります。

 ちなみに、神式の場合、位牌に当たる物が、故人の名前(男性なら「命」、女性なら「姫命」を名前の後につけたもの)と生年月日を記した白木で、「御霊代(みたましろ)」と呼ばれる物になります。

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かたちんば

 昔々、古代中国に、「陳」と言う体の大きな武将と、「馬」と言う体の小さな武将がいました。戦となりましたが、陳も馬も、敵に足を切り落とされてしまいます。

 あわてて縫合手術が行われたのですが、あまりにもあわてていたため、陳の足を馬に、馬の足を陳に接合してしまいました。

 結果、二人とも、左右の足の長さが極端に違う体型になってしまい、ここから、左右不揃いの状態を「陳馬(ちんば=かたちんば)」と言う様になりました(古代中国の伝説より・・・その時代に切断された足の、縫合手術が出来たのか?までは、私は関知いたしません、悪しからず)。

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チューリップ

 春を彩る花といえばチューリップもその一つで、オランダを扱ったテーマパーク、長崎県佐世保市のハウステンボスでは恒例の「チューリップ祭」が4月13日までの日程で開催されています。

 むかし、ひとり暮らしの女性に魔法使いが手渡した球根はやがて花を咲かせ、その中には小さな女の子が座っていました・・・アンデルセンの童話「おやゆび姫」で女の子を包んでいた花がチューリップであり、昭和初期の俳人、松本たかしは「チューリップの花には侏儒(コビト)が棲むと思ふ」と詠みました。

 このようなメルヘンチックな花が、投機の対象となり、人々を惑わしていたことは今となってはそれもまた童話の世界の出来事のような感じがいたします。

 1630年代のオランダでは、チューリップの小さな球根が、平均的な労働者の賃金の10年分の値段で取引され(現在価値に換算すれば5000万円以上)、借金をしたり家屋敷を売って球根を買い求める人が相次ぎました。これが世に言う「チューリップ・バブル」で、最終的には多くの人が破たんしたそうです。

 オランダに縁(ゆかり)の深いチューリップですが、日本の玄関口、東京駅東側の「八重洲」の地名もオランダに縁があります。

 日本に漂着し、後に徳川家康の国際情勢顧問や通訳として取り立てられたオランダ人ヤン・ヨーステンは和名を「耶楊子(やようす)」と言い、彼の邸宅がこの地にあったことが「八重洲」の由来だそうです。

 その八重洲に三井不動産と東京建物が6千億円超の資金を投じ、再開発がすすめられようとしています。

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花見酒経済

 「花見酒」もよく知られた落語で、経済学でも度々登場するポピュラーな話です。

 お調子者で計算が苦手でおっちょこちょいで貧乏で酒好きな登場人物は落語の定番。辰と兄貴分の熊が、花見の場所で酒を売ったら儲かるだろうと算段し、酒に酒樽、柄杓(ひしゃく)、天秤棒に使う竹竿、つり銭用の十文まで、儲かったら返すからとすべて前借りで揃えてもらいます。

 どのくらい儲かるかなどと二人で捕らぬ狸の皮算用をしながら花見会場を目指して歩いていきますが、そのうち酒の匂いに我慢しきれず熊がそわそわしだします。ちょうど懐には十文(酒屋から借りたつり銭用のお金)がある。金を払えば文句がないだろうということで、熊が十文を払いまず一杯。

 天秤の先棒と後棒を交替してまた歩き出すと、今度は後ろになった辰が酒の匂いにたまらずそわそわ。熊が「そんなに飲みてぇんならさっきの十文で買って飲みゃいいじゃねぇか」、辰は「さすが兄貴は頭がいいね」ってんでまた一杯。

 当然、こんなことを繰り返せば花見の会場につくころには二人ともへべれけです。

 酒を売ろうと樽を見たら二人で飲みつくして空っぽ。売り切れたことを喜んで売上げを勘定したら十文しかない。勘定が合わないってんで考えてみると、初めの十文でおれが買って、次におまえが買って、またおれが買って、おまえが買って結局飲み干してしまった。勘定もあってる。「なるほど、無駄がなくていいや」っていうのがオチになります。


 この落語を念頭に置いたのが「花見酒経済」です。実際は身内で売買を繰り返しているだけで、売り上げが増えたように見えるが、実質は何も変わらず、場合によっては借金だけが残ってしまうようなこともありえる経済の状態を指しています

 たとえばバブル経済化の信用創造で、土地を担保に借金をし、その借金で土地を買うからまた値上がりし、値上がりを当て込んでまた借金し・・・という状態です。最終的には足腰が立たないほどの悪酔いに苦しめられるというのが「花見酒経済」の筋書きです。

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