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2015年6月

黄金比

 ピタゴラスから十数世紀後、13世紀イタリアの数学者フィボナッチは特異な数列を発見しました。

 この数列は「1、1」の二つの数字で始まり、次にこの二つを足してその結果を数列に加えていきます。そうすると以下のような配列となります。

 1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144・・・

 この数列には特徴的な性質がいくつもあるのですが、例えば34以上の隣り合う数字の大きい方を小さい方で割り、小数点第三位までの比率を出していくとその答えは全て1.618になります。

 また、隣同士の小さい数字を大きい数字で割ると、その比率は0.618となり、一つおきの小さい数字を大きい数字で割ると、その比率は0.382となります。

 これが有名な「フィボナッチ比率」(フィボナッチ級数)です。五芒星にもこの比率が多く見られ、一般的には『黄金比』(黄金分割比)と呼ばれています。


 黄金比を持つ長方形は最も調和がとれているとされ、歴史的建造物や絵画の中にも黄金比が見られます。

 たとえばエジプトのピラミッドの高さと底辺の比率であり、古代ギリシアのパルテノン神殿の輪郭の比率であり、レオナルド・ダ・ヴィンチがこの比率を用いて作品を創作していたこともよく知られています。

 さらに不思議なことに、星雲の渦巻き、巻き貝、ひまわりの種の螺旋の数など、自然界でも構造や周期において何らかの形で黄金比が見出されるケースが多いそうです。

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朝茶はその日の難逃れ

 今はあまり聞かれませんが、ご飯を山盛りによそることはたしなめられたものです。

 死者にお供えする枕飯は、あの世でも食べるのに困らないようにとご飯を山盛りにしてあり、ご飯を霊魂に、箸を霊魂の依り代(よりしろ)に見立て、箸は垂直に立ててあります。

 この枕飯に通じることから、ご飯を山盛りにしたり、箸を立てたり、さらにはご飯を一膳だけで終えてしまうことは縁起が悪いとされてきました。

 今は山盛りのご飯をサービスの一つとして提供し、喜ばれることの方が多いのかもしれませんが、昔はおかわりができるようにお茶碗に八分目程度に盛り、満腹でお代わりができない場合にはよそる真似をして客人を気遣ったそうです。

 一膳飯と同じように、一杯茶も「坊主に会う」として縁起が悪いものとされてきました。これもあまり見なくなった作法の一つかもしれません。

 また、朝飲むお茶はその日の厄災から身を守ってくれると言われ、朝茶を飲むのを忘れるなという意味の「朝茶に別れるな」という言葉があります。同じ意味で「朝茶には福が増す」あるいは「朝茶は七里帰っても飲め」とも言われます。

 お茶に含まれるカテキンの抗酸化力や殺菌作用、何かを始める前に一旦気を落ち着かせることで良い結果につながるなどの効果があるのかもしれませんが、「朝茶はその日の難逃れ」などと思いながら朝茶を頂くのが習慣になっています。

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ラッキョウ

 「福神漬」とならんでカレーライスの付け合せとしてポピュラーな存在の「ラッキョウ」。意外とその旬が分かりにくいのですが、今頃から7月にかけて最盛期を迎えます。一大産地は「鳥取県」。中国が原産とされるユリ科の植物で、秋には赤紫色の花が咲きます。


 古来、薬用として疲労回復やせき止めなどに用いられてきましたが、ニンニクやネギに近い特有の香りと辛みを生み出す硫化アリルという成分が食欲を増進させ、血液の流れを改善し、体を温める作用もあるそうです。

 漬物も美味しいですが、今の旬の時期には生のまま、味噌をつけて食べるのもまた美味です。


 ちなみに、「福神漬」には、大根(ダイコン)、茄子(ナス)、鉈豆(ナタマメ)、蓮根(レンコン)、胡瓜(キュウリ)、紫蘇(シソ)の葉、白ゴマの「7種の野菜」が入っており、これを「七福神」に見立ててその名前の由来となったそうです。作り方によって若干中身が違いますが、大根が中心の漬物です。

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降水確率

 この時期は雨が降ることが多く、この先の降水確率が気になりますが、「降水確率50%」という場合、「雨の降る確率が五分五分」という意味ではないことをご存じでしょうか? 

 たとえば「日中の降水確率50%」という場合は、「午前9時から午後6時までの間、予報が100回出された時、50回の割合で(1ミリ以上の)降水がある」ということを意味しています。

 降水確率は過去のデータに基づく「降った・降らない」の割合であり、過去の同じような気象条件の時に50%の割合で雨が降った実績があれば降水確率50%と予報されます。ちなみに、降水確率は、降る量や降っている時間、空間的な分布などに関しては何も言っていません。

 降雨が予想される際の時間経過に関しては、気象庁は「曇り一時雨」または「曇り時々雨」のように言葉による予報も出しています。この「一時雨」と「時々雨」ではどちらが雨が降っている時間が長いかと申しますと、「時々雨」の方です。

 「一時雨」というのは「連続的に雨が降り、その降雨の発現期間が予報期間の4分の1未満のとき」で、例えば「日中、曇り一時雨」の場合、「午前9時から午後6時までの9時間で、曇りが6時間45分以上で、雨が降っている時間は2時間15分未満」であることを示しています。

 「時々雨」というのは「断続的に雨が降り、その降雨の発現期間の合計時間が予報期間の4分の1以上、2分の1未満のとき」で、例えば「日中、曇り時々雨」の場合、「午前9時から午後6時までの9時間で、雨が降っている時間は2時間15分以上、4時間30分未満でそれ以外は曇り」であることを示し、雨が降る時間が予報期間の2分の1以上の場合は「雨時々曇り」となります。

 尚、地面がかすかに湿る程度の1ミリ以下の雨については、降水確率には含まれませんが、言葉による雨の予報には含まれます。

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すいか

 夏と言えば、西の瓜(うり)と書く西瓜(すいか)ですが、スーパーの店先ではその西瓜が所狭しと並んでいます。中国でも日本と同じで西瓜と書きます。英語で「WATERMELON」(ウォーターメロン)と言います通り、その成分は90%以上が水分で10%近くが糖分です。


 果汁には、利尿作用があるカリウムやシトルリンが含まれ、西瓜の利尿作用は、むくみを改善するほか、尿と一緒に余分な塩分を排泄することから高血圧や動脈硬化、膀胱炎、腎炎、またガン予防にも効果があるといわれています。


 美味しいスイカの見分け方は、緑と黒のコントラストがハッキリとしていて、つるとは反対側のお尻の部分が小さいものが良いそうです。ヘタが茶色くなっているのは収穫してから時間が経ったものです。カットスイカは種が黒く、果肉部分の赤と果皮の白色の境目がはっきりしているものがよいそうです。


 ちなみに、西瓜は、縞と縞の間を切ると切断面に種があまり出ないそうです。切り売り西瓜だとついつい種が少ないものを選んでしまいますが、店のほうでも工夫して販売しているようです。

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人口動態統計

 厚生労働省が先日発表した人口動態統計(概数)によりますと、平成26年の出生数等は下記のようになっています。


 ・出生数  100万3532人(前年比2万6284人減少)

 ・死亡数  127万3020人( 同   4584人増加)

 ・婚姻件数  64万3740組( 同 1万6873組減少)

 ・離婚件数  22万2104組( 同   9279組減少)



 出生数は過去最少、死亡数は戦後最多。死亡数から出生数を差し引いた人口の自然減は26万9488人も過去最多を更新。

 婚姻件数は戦後最少で、平均初婚年齢は夫31.1歳、妻29.4歳と晩婚化が進み、第1子出産時の母親の平均年齢は30.6歳まで上昇しています。

 ちなみに、発生頻度を計算しますと、約32秒毎に赤ちゃんが生まれ、約25秒に1人が亡くなり、約49秒に1組が結婚し、約2分22秒毎にどこかの夫婦が離婚しています。これも現代日本の断面です。

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai14/dl/kekka.pdf

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水質ランク

 河川に生息するサワガニやタニシなどの水生生物の生息状況は、水質汚濁の影響を強く受けます。そうしたことを踏まえ、環境省と国土交通省は全国の約2500地点の水生生物を調査し、河川の水質汚濁の状況を毎年発表しています。

 先日発表された昨夏の調査結果によりますと、全国で水質階級1(きれいな水)と判定された地点は61%、2(ややきれいな水)が25%、3(きたない水)が8%、4(とてもきたない水)は3%でした。

 調査地点は年次ごとに違い、必ずしも同地点を比較したものではありませんが、全国で水質階級1(きれいな水)と判定された地点は、1999年の69%をピークに減少傾向となり、2011年には55%まで比率が低下しました。2012年と2013年は59%で横ばいでしたが、昨年は61%まで改善しています。

 ちなみに、水質ランクと指標生物の生息との関係は下記のようになっているそうです。


  水質ランク     指標生物
 
 【きれいな水】    ナミウズムシ、サワガニ、カワゲラ等

 【ややきれいな水】  カワニナ、コオニヤンマ、ゲンジボタル等

 【きたない水】    タニシ、シマイシビル、ミズカマキリ等

 【とてもきたない水】 サカマキガイ、エラミミズ、アメリカザリガニ等

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シ ソ

 湿っぽい日が続き、体も気だるくなる時期です。こんな時、試してみたいのがこれから露地物が旬を迎える「青ジソ」です。


 シソは漢字で『紫蘇』と書き、「蘇(よみが)える」、「蘇生」(そせい)とありますように、中国では人を生き返らせる力のある植物とされています。強力な殺菌作用があり、防腐効果はよく知られていますが、最近では抗アレルギー効果が注目されています。


 栄養価が豊富で特にビタミンAやCが多く、カリウム、カルシウムなどミネラルも含まれています。砂糖と水で煮出し、薄めて飲むと疲れを和らげる効果もあるそうですが、「人を生き返らせる力がある紫蘇(シソ)」、疲労を感じたときは試してみる価値がありそうです。


 ちなみに、スーパーなどで選ぶ際は、色鮮やかで、葉がみずみずしく、葉先までピンとしているものを選ぶのが良いです。表面が乾燥しているもの、傷のあるもの、軸の切り口が黒く変色しているもの、葉が茶色くなっているもの、黒い斑点が出ているものは避けた方がよく、また、大きくなりすぎたものは味も香りも余りよくないためやはり避けたほうがよいです。

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夏 至

 気候学における四季の区分では6月から、二十四節気の節を基準に四季を区分する節切りでは5月初旬の「立夏」から夏が始まりますが、英語でいう「サマー」は今日の「夏至」から始まります。

 また、夏至は昼が最も長い日です。ちなみに東京の今日の日の出(午前4時26分)から日の入り(午後7時)まで、いわゆる「昼」長さは14時間34分あります。

 暑さはこれからが盛りですが、昼の長さは今日をピークに徐々に短くなっていきます。「陽は陰を含み、陰は陽を含む」と申しますように、季節の移り変わりが少しずつ準備されていくことに、つくづく自然の妙を感じます。

 ところで、動植物は気温や日照時間などの微妙な変化から行動を変化させています。つまり、冬眠や落葉、日々の睡眠など、動植物には地球の自転や公転に合わせた生理的なリズムが備わっています。

 人間の場合も例外ではなく、体温やホルモンの分泌などに周期的な変化が表れます。これが一般的に「体内時計」と言われるものです。

 体内時計の周期は、必ずしも24時間ではなく、人によってはもう少し長い場合があるそうです。そういう人は、気にせず過ごしていると生活パターンがどんどん夜更かしの方へずれていくと言われますが、生活のリズムを元に戻すには「朝、太陽の光を浴びること」が効果的で、そうすることによって体内時計がリセットされるそうです。

 現代人の生活様式は昔と違って様々ですが、たまにはこういったことを意識して生活のリズムを整えるといいかもしれません。

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スパイス

 ジメジメとした梅雨時や夏場はどうしても食欲が落ちてきますが、こんな時に欠かせないのが『スパイス』です。


 『スパイス』と言いますと、「辛い!」というイメージが浮かぶかもしれませんが、苦み・甘み・辛み・渋み・酸味など様々な味のものがあり、ポプリや入浴剤、お茶などに用いられるハーブ類もスパイスの一種です。


 香りづけ、臭み消し、辛みづけ、色づけなどに使われる植物性のものは全てスパイスであり、トマトや柑橘(かんきつ)類、香りの強い野菜なども広い意味でのスパイスと言えます。


 スパイスの主な活用法としましては、


・精神的な疲労や熱があるとき

 発汗作用のあるトウガラシやカレー粉を使った料理、アセロラやグレープフルーツ、タマリンドなどビタミンCを豊富に含む果物を食べるといいとされています。

・口臭が気になるとき

 バジルを噛んだり、フェンネル(ウイキョウ)の種子やグレープフルーツなどのビオフラボノイドを含み、ビタミンCが豊富な果物を食べることで口臭を取り去ります。

・なかなか寝つけないとき

 カモミールやタイムのお茶、クチナシの実とハトムギの煎じ液などを飲むと、神経の高ぶりが抑えられるといいます。

・ストレスがたまっているとき

 ローズマリーやセージのお茶、セロリとはちみつのジュースなどがいいとされています。


 その他、まだまだ多くの活用法がありますが、スパイスの役目は飲食物を美味しくするだけではなく、かつては防腐剤として珍重されていましたし、中国では漢方の生薬として広く利用されてきました。


 さらに、日本でも風邪をひいたときにショウガ汁をたらした葛(くず)湯を飲んだり、夏の食欲のないときに七味唐辛子などを利用したりしてきました。スパイスは料理の味に彩りを添えるばかりでなく、上手に活用することで健康の増進にも役立ちます。

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アジサイ2

 「紫陽花」と書いて「アジサイ」。梅雨入りとなって湿っぽい陽気が続く中、街角で見かける紫陽花が雨に濡れて生き生きと咲いている姿は印象的です。しとしと雨が降る中で咲くアジサイの花、まさしく日本の梅雨の風景かもしれません。


 ご存知の通り、この梅雨から夏にかけて咲くアジサイは、咲き始めから花の終わりまでに色が変化してくるため「七変化」と言われますが、そのためか花言葉は「移り気」となっています。今ではこのアジサイの花には、青、白、ピンク、紫、赤、そして緑・・・と様々な色がありますが、本来の日本のアジサイは青だったそうです。


 アジサイについてよく言われていますが、土壌が酸性だと青くなり、アルカリ性だと赤くなります。もともとの日本の土壌は酸性であるため、日本古来のアジサイは青だったという訳です。幕末から明治にかけて来日した西洋の人々が初めて見る美しいアジサイを持ち帰り、青以外の色の花を作り出したそうですが、元々ヨーロッパの土壌はアルカリ性のため、青かった花が自然と赤っぽくなり、そして色とりどりの花へ変化を遂げたそうです。


 ちなみに、アジサイを西洋に紹介した人物として有名なのは、かのシーボルトですが、彼はアジサイの学名を「ハイドランジア オタクサ(Hydrangea otaksa)」と名づけました。この「Otaksa」は、シーボルトが日本の愛人「お滝さん(楠本滝さん)」を想い、彼女の呼び名を名付けたそうです。

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スポーツ選手年収ランキング

 米経済誌「フォーブス」が発表した世界のスポーツ選手年収ランキング(2015年度版)上位をご紹介させていただきます。

 尚、年収は昨年6月1日から1年間の推定、カッコ内は1ドル=123円で邦貨換算した額です。


  1位)フロイド・メイウェザー・ジュニア[ボクシング]

        年収3億ドル(約369億円)


  2位)マニー・パッキャオ[ボクシング]

        年収1.6億ドル(約197億円)


  3位)クリスティアーノ・ロナウド[サッカー]

        年収7900万ドル(約97億円)


  4位)リオネル・アンドレス・メッシ[サッカー]

        年収7380万ドル(約91億円)


  5位)ロジャー・フェデラー[テニス]

        年収6700万ドル(約82億円)



 ちなみに日本人では、野球の田中将大選手が年収2300万ドル(約28億円)で58位、テニスの錦織圭選手が1950万ドル(約24億円)で92位にランクインしています。

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おもちゃショー

 ロサンゼルで開催されている「E3」(エレクトロニック・エンターテイメント・エキスポ)は18日で終了し、東京有明のビッグサイトでは本日18日から「東京おもちゃショー」が幕を開けます。

 E3が世界最大のコンピューターゲーム見本市(新製品展示会)であるのに対し、東京おもちゃショーは国内最大の玩具見本市となっています。

 東京おもちゃショーの歴史は古く今年で52回目。一般の入場は後半2日間の土日のみですが、入場料無料だけあって、毎年16万人前後の来場者を数える人気のイベントです。

 なお、おもちゃショーの開催に合わせて、業界団体の日本玩具協会は「日本おもちゃ大賞」を毎年発表しており、先日発表された2015年版の全7部門の大賞は以下のようになっています。


 ◎障害を持つ子への配慮を評価した【共遊玩具部門】

   「JOUJOU みつけてみよう!いろキャッチペン」(タカラトミー)
    

 ◎子どもの知育・教育に貢献した【エデュケーショナル・トイ部門】

   「一歳半からの体幹☆脳力トレーニング みんなで!育脳マット」
                          (ジョイパレット)

 ◎男の子向けの【ボーイズ・トイ部門】

   「野球盤3Dエース」(エポック社)


 ◎女の子向けの【ガールズ・トイ部門】

   「Jewel watch」(セガトイズ)


 ◎世代や性別を問わず楽しめる【コミュニケーション・トイ部門】

  「ヒミツのクマちゃん」(タカラトミーアーツ)


 ◎素材・技術的に優れた新規性のある【イノベイティブ・トイ部門】

   「リニアライナー超電導リニアLO系スペシャルセット」
                           (タカラトミー)

 ◎大人が楽しめる【ハイターゲット・トイ部門】

   「カメラ付き超小型ヘリコプター ナノファルコンデジカム」
                         (シー・シー・ピー)

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馬の毛色と名馬事情

 馬の体毛を表す「栗毛」などの毛色は、大まかに分けて、十四種類に分けられます。その十四種類とは、

壱・鹿毛、茶褐色の毛を持つ馬で、家畜馬、野生馬を問わず、最も一般的に見られる毛色の馬です。

弐・黒鹿毛、黒味がかった赤褐色の毛色の馬です。

参・青鹿毛、全身殆ど黒色で、眼や鼻など部分的に褐色が認められる馬です。

肆・青毛、濃い青味を帯びている黒色の毛色の馬。一般に黒い肌と毛を持つ馬で知られている毛色の中では最も黒い毛色です。

伍・栗毛、黄褐色(栗色)の毛を持つ馬。雅楽頭様が求めた名馬は、この毛色を持つ馬と言う事になります。

陸・栃栗毛、栗毛に似ていますがより暗く、全身の赤褐色が特徴の毛色の馬。

漆・芦毛、灰色の馬。肌は黒っぽく、生えている毛は白い。日本では、より白い白毛や佐目毛が稀であるため、通常白馬と言えば白くなった芦毛の馬を指します。

捌・佐目毛(さめげ)、ピンク色の肌と青または灰色の目、白から象牙色の被毛及び長毛を持つ馬です。

玖・河原毛、黄褐色から亜麻色の被毛の馬。長毛及び四肢は黒く、サラブレッドやアラブにはあまり見られない毛色ですが、日本在来馬などでは、それほど珍しい毛色ではありません。

拾・月毛(パロミノ)、原毛色が栗毛または栃栗毛で、被毛はクリーム色から淡い黄白色の馬。栗毛より明るく、佐目毛より濃い毛色です。

拾壱・白毛、全身の毛の大半が白く、肌がピンク色の馬です。

拾弐・粕毛(かすげ)、原毛色に白色毛が混毛し、体が灰色っぽく見える馬。芦毛や薄墨毛と混同されやすいのですが、別の毛色です。

拾参・薄墨毛(うすずみげ)、灰褐色から薄墨色の馬。芦毛や河原毛、粕毛と混同されやすいのですが、別の毛色です。

拾肆・駁毛(ぶちげ)、体幹部に大きな白斑のある馬です。

 ですが、駁毛との複合型や、未定義の毛色などを細かく分類すると百種類以上になるそうです。

 古来から「名馬」として名を残すお馬さん達は、『古くは、もろこし(中国)におきましては』、

●驥(き)、春秋時代の名馬。孔子が「節度ある風格」といって誉めた。

●騅(すい)、秦末期の武将項羽の愛馬。

●汗血馬(かんけつば)、西域諸国に産する名馬。前漢の武帝が求めた。

●赤兎馬、小説『三国志演義』では呂布と、今回のお噺で錦木さんが言う通り、関羽の愛馬とされています。

●絶影(ぜつえい)、『三国志』「武帝紀」に名が記録されている馬で、曹操が騎乗した。名前のは「影も追いつけない程早く走る」という意味。

●的盧(てきろ)、「額が白い」という意味で、凶馬とされ、『三国志』「蜀書先主伝」で劉備が騎乗したとあります。

●照夜玉獅子(しょうやぎょくしし)、夜の月に照らされたように全身真っ白の馬。金国の王子が所有していましたが、馬泥棒の段景住が盗み宋江の乗馬となったとされます。

●賽白玉(さいはくぎょく)、北京大名府の練兵場で索超が楊志と一騎討ちをする際に使用した白い名馬です。

●火塊赤(かこんせき)、北京大名府の留守司である梁世傑が楊志に貸し与えた名馬です。

●転山飛(てんざんひ)、山河を平地の様に駆けるため名付けられた、方臘の将王寅の名馬。

●衝陣馬(しょうじんば)、陣を衝くという名の通り気性の荒い馬で、曽頭市の曽長者の四男、曽魁の乗馬です。

●望月(もちづき)、平清盛の愛馬。『平家物語』では、不吉な現象として、望月の尾に鼠が一晩で巣を作ったことが語られます。

●木下(このした)、木下は源頼政の嫡男、源仲綱の愛馬。

●南鐐(なんりょう)、南鐐は平清盛の三男、平宗盛の愛馬。治承四年(1180)、宗盛は仲綱に木下を貸すよう頼みますが、仲綱は一度はこれを断ります。これが宗盛の不興を買い、宗盛は木下に「仲綱」の焼印を押して辱めます。後仲綱の家来の渡辺競が宗盛の愛馬南鐐を奪い、たてがみと尾を剃り落として、尻には「平宗盛入道」の焼印を押して仕返しをし、これが後の源頼政の挙兵の引き金となったとされます。

 、
●生食(いけずき)、源頼朝の名馬で、佐々木高綱に与えられました。

●磨墨(するすみ)、源頼朝の名馬で、梶原景季に与えられました。

●鬼葦毛(おにあしげ)、源義仲の愛馬で、平家物語「木曽の最期」にてその名が出ています。

●青海波(せいがいは)、●太夫黒(たゆうぐろ)、●薄墨(うすずみ)、
いずれも源義経の愛馬です。

●秩父鹿毛(ちちぶかげ)、畠山重忠の愛馬です。

●三日月(みかづき)、やはり、畠山重忠の愛馬で、「源平盛衰記」の逆落としの際、重忠は愛馬「三日月」を背負って崖を降りたと言います。

●花柑子(はなこうじ)、清原家衡の愛馬。後三年合戦絵詞に「六郡第一の馬」として描かれます。

●井上黒(河越黒)、平知盛の愛馬。一ノ谷の戦いの際、手放したのを河越重房が捕らえ、後白河院に献上しました。

●権田栗毛(ごんたくりげ)、熊谷直実の愛馬です。

●童子鹿毛(どうじかげ)、一ノ谷の戦いの際、平重衡が乗っていた馬で、敗走中に馬を射られて、重衡は捕らえられました。

●高楯黒(たかだてぐろ)、西木戸国衡(藤原国衡)の馬。「奥州第一の駿馬」
と評されます。

●鬼鹿毛、盗賊の横山庄司親子が、人食い馬と言われる荒馬「鬼鹿毛」に、小栗判官を乗せ、噛み殺さようと企てる時の馬です。

●鬼鹿毛(おにかげ)、上の「小栗判官の鬼鹿毛」と同名ですが、武田信玄の父である武田信虎の愛馬です。

●小雲雀(こひばり)、織田信長から蒲生氏郷が拝領した名馬。

●大鹿毛(おおかげ)、明智秀満の愛馬。

●鏡栗毛(かがみくりげ)、山内一豊の愛馬。織田信長の馬揃えの際、一豊の妻・千代(見性院)は貯えていた嫁入りの持参金を夫に渡し、名馬鏡栗毛を購入させた逸話はあまりにも有名ですよね。

●帝釈栗毛(たいしゃくくりげ)、加藤清正の愛馬です。

●内記黒(ないきぐろ)、豊臣秀吉から長宗我部元親が拝領した葦毛の名馬。

●百段(ひゃくだん)、森長可の愛馬で、長可の居城・金山城の石段百段を駆け上った名馬。

●膝突栗毛(ひざつきくりげ)、島津義弘の愛馬で、長寿院栗毛(ちょうじゅいんくりげ)とも言われます。

●放生月毛(ほうしょうつきげ)、上杉謙信の愛馬で、川中島の戦いにおける武田信玄との一騎打ちで騎乗していたと言われる名馬です。

●松風(まつかぜ)、前田利益の愛馬。

●三国黒(みくにぐろ)、本多忠勝の愛馬で、関ヶ原の戦いで被矢しています。

●王庭(おうば)、佐久間象山所有の白馬で、象山が京都三条木屋町で暗殺された際に騎乗していた馬です。

 などなどのお馬さん達がいます。

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商売訓

 知恵と才覚で財を成し、今につながる大商家の創業者が残した言葉は、後続の繁栄を願い、経験と苦労を通して培った商売訓として伝わっています。そのいくつかを以下にてご紹介させていただきます。



 岩崎弥太郎(三菱財閥の祖)

   「小事にあくせくする者は大事はなせない。

       ぜひとも大事業を行うという方針を取れ」




 三井高利(三井財閥の祖)

   「商売は決断力を最も必要とする。

      見切ることによって、たとえ一時的な損失があっても、

      後日にいたってより大きい損失を受けるよりは良い」




 安田善次郎(安田財閥の祖)

   「意志の弱い人は、困難なことや紛糾する事件に遭遇すると、

       すぐに参ってしまったり、または嫌がったりし、

       ついに何事も成し遂げることができない。

       このような人は、結局、奮然たる気力を発揮して事に当たる

       勇気がないので、終生向上することはできない。

       ましてや克己心などあろうはずもない」

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生姜の日

 京都の妙心寺塔頭(たっちゅう)の東林院では沙羅双樹の花が見頃を迎えているそうです。

 釈迦が入滅(死去)した際、その四辺にあったとされる沙羅双樹は、仏教の聖樹の一つに数えられており、この時期に白いツバキのような花を咲かせ、咲いた花はその姿のままわずか1日でぽとりと地面に落ちてしまいます。

 そんな儚さゆえ、平家物語の冒頭にて沙羅双樹の花は、物語の先行きを暗示する役を担っています。


 ところで、今日は「生姜の日」です。生姜の日を提唱したのは永谷園生姜部で、生姜を研究する同部には「しょうが」を連呼する部歌まであります。

 生姜は調味料や体に良い食材として、日本でも古くから用いられてきました。石川県金沢市には生姜の古名「はじかみ」の名がつく波自加弥神社があり、毎年6月15日には「はじかみ大祭(通称しょうが祭)」が行われています。

 生姜には解熱、鎮静、発汗、殺菌、中毒予防、鎮咳、鎮吐、消化促進、抗潰瘍、強心作用、血栓予防などの効果があり、辛味成分と芳香成分は全身の細胞の新陳代謝を促し、神経中枢に作用し、臓器の機能を高めるなど、生姜の様々な効能・効果は科学的にも認められています。

 中国では古来から「生姜(しょうきょう)は百邪を防御する」と言われ、現代におきましても医療用漢方薬のおよそ七割に生姜が用いられており、これなしでは漢方は成り立たない「万病の妙薬」とも言われます。

 英語の「ジンジャー」には「活気」「元気づける」などといった意味があることでも分かりますように、生姜の効能はヨーロッパでも古くから知られており、「Put some ginger into your work!」 と言えば「気を入れてやれ!」という意味になります。

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アジサイ

 紫陽花(アジサイ)で有名な鎌倉の長谷寺では、「紅額」や「七段花」など、早咲きの紫陽花が見頃を迎えています。

 紫陽花にも様々な品種がありますが、一般的に親しまれている紫陽花(ホンアジサイ)は日本原産の額紫陽花を品種改良したもので、鎌倉での花の盛りは間もなくです。

 大勢の観光客が訪れるこれからの時期の鎌倉は、肌がすれ合うくらいの賑わいとなります。また、そぼふる雨は、古寺に咲く紫陽花を一層引き立てますが、たくさんの傘で道行きに難儀します。混雑時は整理券が配られ、一列になって時間制限での観賞になることもあります。

 閑寂な趣の中に美意識を追求した千利休が、庭一面に咲いた花を全て摘み取り、一輪のみを床に活けたように、室内に飾られた一輪の紫陽花にも、雨に濡れた古寺にひっそりと咲く花のイメージを重ねることができます。

 実際に旧い街並みが残る鎌倉を訪れた方は、細い路と坂が多くて歩き疲れたりするのですが、長谷寺の見晴台や成就院の参道から紫陽花越しに一望できる鎌倉の海が、そんな疲れを癒してくれるはずです。

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梅雨入り

  梅雨入りしこれからしばらく屋内で過ごす機会が増えそうですが、以前に『雨で思い出す映画作品』という調査結果がありました。


 1位は、「雨に唄えば」(米、1952年)となっており、ジーン・ケリーが雨の中で歌い踊る場面は圧倒的な支持を集めています。2位は「シェルブールの雨傘」(仏、1964年)で、カトリーヌ・ドヌーブの演技とミシェル・ルグランのテーマ曲がとても印象的です。


 そして、3位は井伏鱒二の小説を映画化し、原爆の恐怖と悲劇を描いた「黒い雨」(日、1989年)、4位はマイケル・ダグラス、高倉健、松田優作といった豪華キャストの「ブラックレイン」(米、1989年)、5位はダスティン・ホフマンとトム・クルーズ主演の「レインマン」(米、1988年)と続いています。


 雨の映画を観て、梅雨気分に浸るのもこの時期の楽しみかもしれません。

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オクラ

 「秋葵」と書いて「オクラ」と読みますが、今その露地栽培(温室栽培ではなく、通常の畑で栽培すること)の「オクラ」が旬を迎えています。

 「ぬめり」があるために好き嫌いがはっきりと別れているようですが、非常に栄養価が高い夏野菜であり、この「ぬめり」に整腸作用やコレステロールを減らす作用があり、「ぬめり」こそがベクチン等の食物繊維そのものです。

 ベクチンは血糖値の急上昇を抑える効果があり、糖尿病の予防にも役立ちます。また、カルシウム、鉄分、カロチン、ビタミンA・Cが含まれており、夏バテ防止、便秘・下痢に効く整腸作用などが期待できます。

 スーパーなど店頭で選ぶ際には、緑色が濃く、表面の産毛がびっしりと生えたものを選ぶのが良いそうです。

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アロハシャツ

 日本の夏の装いと言えば「浴衣」がそうですが、浴衣はもともと外出着ではなく、現代のサウナに近い昔の蒸し風呂に着用したまま入る「湯帷子(ゆかたびら)」という麻の着物がルーツです。

 当時の浴衣は現代の水着に近いものでしたが、機能性と新しさで外出着として再評価されたは明治の頃で、比較的新しい話です。

 1日から始まった「スーパークールビズ」では「アロハシャツ」の着用を奨励するところもありますが、アロハシャツは日本からハワイに移住した人々が持参した浴衣などの着物を仕事着に作り変えたのがルーツだと言います。

 また、沖縄のかりゆしウェアはアロハシャツがモチーフとされ、基本的なデザインはアロハシャツと同じ半袖開襟ですが、ボタンダウンやスタンドカラーなど、多くのバリエーションがあります。

 アロハシャツやかりゆしウェアは着て涼しいだけでなく、見た目にも爽やかで、この時期の閣議では閣僚が揃ってかりゆしウェアを着用するのが恒例となっています。

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日本標準時

 故事では、天智天皇が水時計で初めて人々に時を知らせたのが西暦671年の今日ということになっていますが、世界標準時が決定したのは今から131年前のことです。

 文明が進み人が往来できる範囲が広くなってきますと基準時刻という概念が必要になってきますが、どこの時刻を基準にするかについては1884年の国際会議で、当時すでに海洋国家として覇権を確立していたイギリスのグリニッジ天文台を通る子午線(経線)を基点(本初子午線)としたグリニッジ標準時(GMT)を世界標準時にすることが正式に決定されました。

 ※子午線とは、子(北)の極と午(南)の極を結ぶ大円。

 日本標準時(いわゆる「日本時間」)の基準となる東経135度の子午線は京丹後市、福知山市、淡路市など12市を通過していますが、日本で最初に標識を建てた明石市が「子午線のまち」として知られています。

 地球は24時間で自転しているため、地球(360度)を24分割した経度15度で1時間の時差が生じることになります。

 本初子午線から15度ずつずらした子午線の時刻を、概ね各地の標準時としており(厳密には他の要素も考慮)、日本の場合は東経135度(GMTとの差は9時間)の時刻を標準時としています(北海道の東端と九州の西端とでは実際には1時間程度の時差があります)。

 経度15度で1時間の時差ということを知っていますと、世界地図や地球儀からもおおよその時差を知ることができます。ちなみに、本初子午線の真裏にあたり、ほぼ経度180度(=東経180度=西経180度)の地点を結ぶ便宜上の線が日付変更線です。

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時の記念日

 今日は「時の記念日」です。天智天皇の御代(西暦671年)のこの日、水時計を設置し初めて人々に時を知らせたことが日本書紀に記されており、この日は時間の大切さを再認識する日とされています。

 時の記念日にちなみに、時計大手のシチズンは時間に関する意識調査を毎年行っています。今年の調査ではビジネスマンに日々の生活時間を尋ね、過去と比較しておりますので、その結果をいくつかご紹介させていただきます。


 (1日)     2015年   1990年

  睡眠時間   6時間09分  6時間26分

  勤務時間   8時間26分  9時間13分


 (1週間計)

  家族との会話 3時間58分  7時間44分

  外での飲食  2時間06分  7時間42分


 なお、帰宅が遅くなる曜日を尋ねた設問で、「金曜日」と答えた割合は1990年が74.5%で2015年が35.0%、3人に1人は「遅くなる日はない」と回答しています。

 自宅で夕食をとるのは1週間のうち平均何日かを尋ねた設問では、「毎日」と回答した割合が1990年は13.2%、2015年が50.0%となっています。

 ちなみに、ネットやメールをしている時間は1990年にはゼロでしたが、2015年は平均的に約6時間費やしており、その分、テレビの視聴や読書の時間が激減しており、家族との会話や外での飲食(仕事終わりの付き合い)の時間にも影響しています。

 また、ビジネスマンに「遅い帰宅時間」は何時以降のことかを聞いたところ、1990年は32.0%が「23時」、35.4%が「24時以降」と回答しましたが、2015年は「21時」が24.0%と最も多く、「24時以降」と回答した割合は1割未満で、深夜に帰宅するようなシチュエーションは激減しています。

 「24時間戦えますか」のフレーズが大流行し、帰宅は「午前様」が当たり前の世の中は、遠い昔になったということです。

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王様と私

 渡辺謙さんの主演するニューヨークでのミュージカル「王様と私」が、アメリカ演劇界最高の栄誉と云われるトニー賞で、自身の主演男優賞は取れなかったものの、主演女優賞など4つの部門賞を受賞したとのこと。おめでとうございます。

 素晴らしいですね。英語を母国語としない人が英語を使い、英語で考える人・英語圏での常識を持っている観衆を前にパフォーマンスをして、そして感動を得る、更にはその劇が異国の地で一等賞を得る。その難しさ、どれだけのことを乗り越えたのか、などを考えると、それは私たちの、少なくとも私の想像力を遙かに超えていて、イメージが付きません。カッコいいな。

 ユル・ブリンナーの「王様と私」とはどう違う「王様と私」なのだろう。ユル・ブリンナーが渡辺謙さんに替わり、恐らく何かが違う「王様と私」で、しかし渡辺謙さん以外が賞を取るというのは、どこにどういう素晴らしさがどんな塩梅に存在しているのだろう?興味は尽きません。

 劇は、パフォーマンスは、きっと素晴らしいに違いなく、かつ渡辺謙さんの成し遂げられたことや胸中を考えると、やっぱり感動的なんだろうな。見てみたいですね!

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梅 雨

  関東地方は昨日梅雨入りしましたが、「梅」(うめ)に「雨」と書いて『梅雨』(つゆ、ばいう)と読みますが、もともと「梅雨」は中国から伝えられた言葉で、梅の実のなる時期に長雨が続いたことから使われるようになったそうです。


 梅雨の季節になると、体調をくずしたりする人もいますが、これを乗り切る最適な食品の1つが『梅干し』です。「梅」の効用は含まれるクエン酸が胃液の分泌を高め、殺菌効果から胃の中をきれいにし、大腸での良性細菌の増殖を促進してくれるそうです。

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アヤメとカキツバタ

 一層濃くなってきた葉の緑とともに花々が美しい季節です。

 水辺に際立つ水芭蕉。藤棚から垂れ下がる藤の花。紫色のアヤメ(文目、綾目、菖蒲)もこの時期に咲く花で、同じアヤメ科に属するカキツバタ(杜若)とともによく目にする花となっています。

 ちなみにアヤメとカキツバタは「いずれアヤメかカキツバタ」と言われますように区別が難しいのですが、葉の幅が判断材料の一つで、葉の幅が広いのがカキツバタで細いのがアヤメです。また、カキツバタは湿地を好み、アヤメは日当たりの良い乾燥地を好むという違いもあります。

 桐も今時分の花で、紫色の筒状の花を咲かせ、その花には強い芳香があります。軽くて湿気を吸わない桐は、箪笥(たんす)や琴、下駄や箱などの材料としても知られています。

 また、古くから神聖視されてきた桐は、菊の御紋に次ぐ高貴な紋として用いられてきました(皇室の正紋は菊、副紋は桐。秀吉の太閤紋など)。国家勲章や五百円硬貨などにも桐の意匠が見られ、内閣総理大臣および政府の紋章として、あるいは菊花紋に準じる国章としても使用されています。

 そんな桐ではありますが、庶民的な木でもあります。桐は発火しにくい性質をもつため、金庫の内側などにも用いられてきました。昔は、女の子が授かったら桐を植えたという話もあります。成長の早い桐は娘とともに大きくなり、嫁ぐ時には、大きくなった桐で作った箪笥や長持を嫁入り道具として持たせたと言います。

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メダカ

 メダカ(目高)またはニホンメダカは、ダツ目メダカ科に属する魚であるミナミメダカとキタノメダカの二種の総称。体長四cm程の淡水魚です。また、ヒメダカなど観賞魚として品種改良されたメダカも流通しています。目が大きく、頭部の上端から飛び出していることが、名前の由来になっているのですが、飼育が簡単なため、金魚同様、観賞魚として古くから日本人に親しまれてきました。西欧世界には、江戸時代に来日したシーボルトによって、文政六年(1823)に報告されました。

 メダカは、流れのゆるい小川や水路などに生息し、蚊の幼虫ボウフラを好んで食するため、ボウフラを退治する益魚としても知られています。春から夏にかけて産卵し、一回の産卵で、約十個の卵を産み、通常、孵った仔魚は夏、秋の間をかけて成長し、次の年に産卵する。早い時期に孵化したもののなかには、その年の秋に産卵をする個体もあるそうです。メダカの産卵時期と水田に水が張られる時期は一致しており、日本の稲作文化と共存してきた「水田の魚」とも称されます。また、腎機能が発達しているため耐塩性が非常に高く、慣れさせれば、海水で生活することも可能、この体質を利用し、台風などの洪水で海流されても河口付近の汽水域に駐留し、流水量が緩やかになってから遡上することが出来ます。一般にメダカの寿命は一年と数か月ほどと言われていますが、人工的な飼育下では、長いものでは三~五年も生きます。

 かつて日本では、童謡「めだかの学校」にも歌われたように、小川にはごく普通にメダカの群れが見られました。しかし、1980年代あたりから野生のメダカが各地で減少し始め、姿を見ることが難しくなります。その減少の主な原因は、農薬の使用や生活排水などによる環境の悪化、護岸工事や水路の整備などによる流れの緩やかな小川の減少、繁殖力の強い外来種(ブルーギルやカダヤシなど)による影響と言われています。また、メダカは水田のような一時的水域に侵入して繁殖する性質が強く、近年の農地改良に伴う用排分離により、用排水路から繁殖時に水田内に進入することが困難になっていることが特に致命的となり、メダカの繁殖力を著しく削いでいる様です。

 こうしたメダカを取り巻く環境の変化により、1999年2月に環境庁(当時)が発表したレッドリストにて絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)(絶滅の危険が増大している種)にメダカが記載され、メダカは2003年5月に環境省が発表したレッドデータブックに絶滅危惧種として指定されました。身近な生き物だったメダカが絶滅危惧種となったことはマスメディアにも大きく取り上げられたのは記憶に新しいところ。現在、日本各地で保護活動が活発に行われています。

 実はメダカは、食用にもなり、新潟県の見附市や阿賀町などでは佃煮にして冬場のタンパク質源として保存食にする習慣があり、新潟県中越地方では「うるめ」と呼ばれています。新潟市にある福島潟周辺でも、メダカをとって佃煮にするのですが、少しかとれず、少し季節がずれると味が苦くなるので、春の一時期だけ自家で消費する程度。長岡市付近では、味噌汁の具にも使われていました。愛知県ではメダカを生きたまま飲み込むと婦人病に効くとの伝承がある他、地域によっては泳ぎがうまくなる、目がよくなるなどの伝承もあったとの事です。

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ドン・キホーテ

 夢と現実とが入り混じった男の話「ドン・キホーテ」は、松本幸四郎の当たり役「ラ・マンチャの男」でも有名で、喜劇王チャップリンの下記の言葉を思い出させてくれます。


 「人生は近くで見ると悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である。」


 騎士道本を読み過ぎて妄想にとらわれ、不正はびこる世の中の苦しみ悩みをなくすため、古ぼけた甲胄に身を固め、従士サンチョ・パンサとやせ馬ロシナンテとともに旅に出、彼は彼の現実で生きる・・・読んだことがない方でも、ドン・キホーテやサンチョ・パンサ、ロシナンテなどの名前は聞いたことがあるかと思います。

 この物語の悲喜劇性は信じた夢や信念が妄想に過ぎないというところにありますが、実際にはボケとツッコミが織りなすドタバタ喜劇そのものです。その上、あくまでもマイペースを貫く主人公に共感したり、夢を追い続け信念に生きる不屈の精神に共鳴したり、または「こういうのもありかな」と思わせる部分が多々あります。

 以前、ノルウェーのノーベル・インスティテュートが世界各国の著名作家らを対象に行った調査で、17世紀のスペインの作家セルバンテスが著した「ドン・キホーテ」が世界最高の文学作品に選ばれました。「ドン・キホーテ」は候補に挙げられた100の作品のうち、シェークスピアやホメロスやトルストイらの作品を抑え、圧倒的得票数で首位となっています。

 今ひとつやる気が出ない・・そんな時はあえて肩の力を抜いて、こんな本を読んでみるのも気分転換にいいかもしれません。

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六月病

 最近は「五月病」という言葉をあまり聞かなくなったような気がします。

 五月病とは、新入生や新入社員が入学・入社して1カ月が経つ頃、新しい環境や職場に適応できずにやる気をなくしてしまう状態を言いますが、最近は6月頃に症状が出ることが多いため「六月病」とも言われるようです。

 この症状は医学的には「適応障害」と診断されることが多く、中高年層にも増えているそうです。頑張り続けてきた結果、蓄積されていた心身の疲れがもとで、やる気がでない、疲れがとれない、眠れない、何をやるにも億劫になってしまうのが主な病状です。

 上記のような自覚症状がある場合は、自分を責めず、塞がず、焦らず、悲観せず、新しい環境や人間関係に真摯に向き合ってきた自分を誉めてあげるべきです。

 また、そういった場合の周りの対処法は、意見や批判をするのは禁物、解釈も説明もアドバイスも必要なく、例えば「大変だね」「がんばったね」だけでよく、素のまま受け入れてあげるのが良いそうです。

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国立公園

 日本では先日、水芭蕉の花が咲き始めた尾瀬で山開きが行われ、これから本格的な夏山シーズンを迎えます。

 ところで、イエローストーンのようなアメリカの国立公園は国有地ですが、日本の場合は私有地となっているケースが少なくありません。

 日本やイギリスにおいては、国が直接土地の所有権を取得していない場合があり、土地の利用を規制することで景観を保護しています。

 日本の国立公園の全面積の約4割は私有地で、鳥羽市や志摩市の市街地や伊勢神宮の宮域林を含む伊勢志摩国立公園では約96%が私有地となっています。

 また、標高3000m級の山々が連なる南アルプス国立公園も、その南部の大部分は特種東海製紙(旧・東海パルプ)の所有地であり、近辺の山小屋や山岳トイレ、ルート標識、登山道なども特種東海製紙の子会社である特種東海フォレストが運営管理しています。

 尾瀬国立公園においても例外ではなく、その群馬県側は全て(同公園全体の約4割、特別保護地区の約7割)が東京電力の所有地となっています。

 先の震災後、東京電力が尾瀬を手放すとの噂が流れましたが、結果はそうはならず、付近の木道の整備や浄化槽式トイレの建設、湿原の復元、山小屋の経営などは今も東京電力やその子会社の東京パワーテクノロジーが担っています。

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おみやげグランプリ

 国内から海外まで幅広い層に喜ばれるおみやげを厳選して発表する「おみやげグランプリ」は、観光庁が行ってきたコンテストを継承する形で昨年からはふるさと祭り東京実行委員会が実施しています。

 その2015年版でグランプリと準グランプリを獲得した逸品をご紹介させていただきます。



 【フード・ドリンク部門】

   グランプリ   桔梗信玄生プリン(株式会社桔梗屋)

   準グランプリ  チョコちゃん(安芸太田町観光協会)


 【グッズ・ノベルティ部門】

   グランプリ   江戸硝子 富士山グラス(田嶋硝子株式会社)

   準グランプリ  玉響 雅「たまゆらみやび~TAMAYURA~」
                     (株式会社名聞印刷所)



 ちなみに、最優秀賞・観光庁長官賞も受賞した富士山グラス(Fujiグラス)は、世界文化遺産に登録された富士山がグラスの底に吹き込まれた手作りの作品で、注ぐ飲み物の色によってグラスの底の富士山が様々な表情をみせます。

 発売直後から中国版ツイッター「微博(ウェイポー)」で話題になり、その後もメディアで取り上げられこともあって人気に火がつきました。

 富士山は外国人がイメージする日本そのものであり、特に中国人に大人気となり、職人が1日で作れる数が300個の商品に注文が殺到し、届くまでに2カ月以上かかるそうです。

http://www.tokyo-dome.co.jp/furusato/omiyage/

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単 位

 「ガロン」という単位も樽の体積に由来しています。どういった樽を基準にするかで体積が違ってきますが、米国液量ガロンの場合は「ワインガロン」(3.785リットル)が使われています。

 ちなみに、カウボーイハットのようなつばの広い山高帽を「テンガロンハット」と言いますが、一種の誇張表現で、10ガロンも入りそうな大きな帽子という意味からきています。

 ブリキ製の一斗缶は、容量が1斗(10升=18リットル)であったことからその名で呼ばれましたが、それ以前は石油を入れて輸入されたため石油缶と呼ばれており、戦後はその容量から5ガロン缶とも言いました。一斗缶は現在でも主に工業用として使われていますが、家庭用には18リットル容量の赤いポリタンクが普及しています。

 日本で養殖技術が確立し、世界に先駆けて産業化に成功した真珠は、重さの単位として日本で使われていた「匁(もんめ)」(約3.75g)が世界的に通用します(英語表記は「momme」で、「モミ」と発音)。

 金や銀、プラチナなどの貴金属の取引単位である「トロイオンス」は、中世フランスのトロアという都市で使われていた取引単位で、1トロイオンス=約31gとなっています。ダイヤモンドの「カラット(carat)」は、イナゴ豆に由来し、1カラット=0.2gと規定されています。

 尚、金には「24K」や「18K」のように「K」という単位も存在します。一般的には「24金」あるいは「18ケイ」などと言われることが多いようです。

 この場合の「K」とうい表記は「krat」の略で、ダイヤモンドの単位と読みは同じですが、ダイヤモンドが質量(大きさ)を表すのに対し、金のカラットは純度(金の含有量)を24等分で表しています(「0.9999」のように0から1の数値で表すこともあります)。

 純度100%の純金は24分の24を表す「24K」で、「18K」の場合の金の含有量は24分の18(75%)ということになります。

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クール・ビズ

 本日から「衣替え」(クール・ビズ、COOL BIZ)のところも多いかと思います。この「衣替え」は、平安時代から始まった習慣で、当時は「更衣」(こうい)と呼んでいました。

 明治期になって今の国家公務員にあたる人達の制服が定められ、夏服と冬服の更衣の時期がそれぞれ6月1日~9月30日、10月1日~5月31日と定められました。やがて、これが学生服にもおよび、さらに一般の人たちにも定着していったようです。


 ちなみに、「クール・ビズ」(COOL BIZ)という表現は、涼しい・格好いいという意味のクール(cool)と、仕事や職業の意味を表すビジネス(business)の短縮形ビズ(BIZ)を併せたものです。

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