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2015年8月

通貨ビジネス

 ビットコインに絡む犯罪容疑が報道されていますが、ビットコイン自体が犯罪的な訳ではありません。いやむしろ、ビットコインは、その取引履歴などがトレース(追跡)出来るという意味で、非犯罪的だと考えることも出来るでしょう。ただ国家権力から離れたところで利用出来るという意味において、犯罪に絡む決済に使われる、即ち麻薬や武器売買の決済に使われる可能性は高く、そういった意味では犯罪的であり得ます。

 しかしこの意味で、世界で最も犯罪決済に使われる通貨は、云うまでもなくドル紙幣です。映画のシーンで麻薬の決済に使われるのは、トランクに入ったグリーンバック(ドル紙幣)と相場は決まっています。このように一旦アングラ決済に使われたドル紙幣は、いわば足が付いてしまうので、二度と銀行に戻ってくることはありません。アングラ世界でぐるぐると使い回し続けられるのです。

 通貨は、国や中央銀行の借用証書です。それを持っている人は、いつでも国に対して要求払い出来ます。通貨は、国にとっての借金、負債です。ところが、上記のように一度アングラ世界に回ると、二度と要求払いに来ませんから、国から見るとこれは負債が株式になるようなものです。刷ったもん勝ちです。

 金融の専門用語ではこれを、デット・エクイティ・スワップ(DES、債務の株式化もしくは資本化)といいます。これは国にとってはめちゃくちゃ都合のいい話です。基軸通貨国にとって、通貨発行は、とっても儲かるビジネスなのです。実は基軸通貨国に限らず、大量に通貨を発行する国は、やはり通貨がどこかで消えてしまって、これはタンスに隠して忘れてしまうとか、その他の理由で要求払いがされなくなってしまうことは、ある程度はあるので、通貨ビジネスはいいビジネスだと思うのです。

 皮肉的ですが、ビットコインなどの仮想通貨が犯罪決済に大きく使われるようになると、表だっては云いませんが自らの利益を守るために、いずれ大国は仮想通貨の規制取り締まりを厳しくしていくだろう、というのが、私の個人的な読みです。さて、どうなることでしょうか?。

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チャンス

 昔聞いた話をひとつご紹介したいと思います。

 大洪水が発生し、水没しかかった家の屋根に登って避難した人がいました。信心深い彼は「神様が奇跡を起こしてきっと助けてくれるはずだ」と信じています。

 ちょうどその時、救命ボートがやってきて「早くこのボートに乗りなさい」と声をかけてくれましたが、「神様が助けてくれるから大丈夫」と言って乗るのを断りました。

 そのうち屋根も水没しそうになり、またボートが救助にやってきました。この時もさっきと同じように神様が助けにきてくれると言ってボートには乗らなず、やがて彼は溺れて死んでしまいます。

 天国に行った彼は神様に文句を言いました。「神様、今まであなたを信じて祈ってきたのにどうして助けに来てくれなかったですか?」と。

 それを聞いて神様はおっしゃいました。「だからおまえのために2度もボートを差し向けたではないか!」

 
 昔のことわざに「運はたびたび門をたたくが、愚者はこれを招じ入れぬ」とありますが、チャンスが無かったわけでなく、それに気づかず無にしてしまったというお話です。

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辞世の句

 伊達政宗公の辞世の句なんて、あまり知っている人は無いのではないでしょうか。辞世の句でもっとも有名なのは、やはり何と言っても浅野内匠頭の「風さそふ花よりもなお我はまた春の名残をいかにとやせん」でしょうね。それに比べると、主君の仇を討った大石内蔵助の辞世「あら楽し思ひは晴るる身は捨つる浮世の月にかかる雲なし」の方は、いまいちマイナーな感が有ります。同じ様に、太閤秀吉の辞世「露と落ち露と消えにし我が身かな浪速のことも夢のまた夢」はあまりにも有名ですが、最後に天下を平定した徳川家康公の辞世の句は知られていない様です。それでは久しぶりに江戸時代クイズその伍拾肆(五十四)です。次の句の内、徳川家康公の辞世の句はどれでしょう?四択にしてみました。

壱 嬉しやと再びさめて一眠り浮き世の夢は暁の空
弐 筑摩江や芦間に灯すかがり火とともに消えゆく我が身なりけり
参 限りあれば吹かねど花は散るものを心短き春の山風
肆 おぼろなる月もほのかに雲かすみ晴れて行くへの西の山の端

(解答)

 正解は、壱 嬉しやと再びさめて一眠り浮き世の夢は暁の空 でした。家康公は元和二年(1616)四月十七日に、七十五歳と言う、当時ではまれな長寿で没します。よく家康公の死因を「鯛の天ぷらに当たった食中毒」説を唱える方がおりますが、これは、現代医学の見地からすると、完全な誤りです。家康公が「鯛の天ぷら」を食べて、体調を崩したのは、元和二年一月二十一日。それから死去するまでおよそ三か月かかっています。もし、食中毒であったならば、どんなに長くても二~三週間で、回復するか死去するかで決着が着きます。

 現代医学では、家康公の死因は「胃ガン」と推測されています。その根拠は、壱・家康公はしばらく前から食欲が無かった事(食欲が無かったからこそ、側近の茶屋四朗次郎に、鯛の天ぷらを勧められた可能性が大です。もっとも、現代で言う「天ぷら」と言う料理も言葉も、その当時にはまだありません。これは、「鯛の切り身をゴマ油で揚げて、ネギをすってかける」料理です。)。弐・家康公は、体がじょじょに痩せて来ていた事。参・発病した時、侍医と本人の触診で、腹部に「しこり」をふれた事。胃がんが腹上からしこりとなってふれられる様では、すでに末期ガンの症状です。肆・侍医の片山宗哲らの診療記録によると、闘病中の家康公は、喀痰が増え、結滞(不整脈)が見られ、痩せて顔色が悪く、吐き気もあり、脈が弱かった事。これは体が、ガンの末期に見られる「悪液質」に陥っていたと考えれます。伍・家康公は死の直前まで意識があった事。陸・後々、息子の二代将軍・秀忠公や孫の水戸光圀公も、ガンと思われる症状で亡くなっており、徳川家は家系的に「ガン体質」を思わせる所がある事。などなどからです。

 ちなみに、残りの句は順に、弐=石田三成、参=蒲生氏郷、肆=武田勝頼の辞世の句です。

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かもしれない運転

 運転免許証を取得する際は、教習所で「だろう運転」と「かもしれない運転」というのを必ず習います。

 たとえば進行方向の路上に子供がいるのを視認した時、「飛び出しては来ないだろう」と思うのではなく、「飛び出してくるかもしれない」ので注意を怠ってはいけないという、事故予防の教えです。

 「大丈夫だろう」と思う心はすなわち「油断」であり、そこからは変化や危険に対応しようとする心の準備は生まれず、油断していたがために結果として事故を引き起こすケースは少なくありません。

 また、日常生活におきまして、手順どおりにやったつもりでも期待した結果が得られないということがあるかと思います。「間違いないはず」という思い込みや先入観が問題に気づかせることを阻害し、間違いに気づかないというケースです。

 「手を上げて、渡る前に右左」の標語は、歩行者に確認の上にも確認せよと注意を促しています。システム化が進み、ボタンを押すだけで処理が実行される今の世の中では尚更そういった姿勢が求められます。

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男はつらいよ

 今から46年前の1969年(昭和44年)の本日8月27日、「フーテンの寅」こと「車寅次郎」を演じる渥美清さん主演、山田洋次監督の「男はつらいよ」シリーズの第1作が公開されました。

 以降、平成7年(1995年)の第48作、平成9年(1997年)の特別編まで続くことになります。


 渥美清さんは1996年8月4日、68歳で亡くなりました。世間では渥美清さんの死を寅さんの死と捉えて報道されたほどであり、その後、日本政府から国民栄誉賞が贈られました。

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訪日外客数

 日本政府観光局(JNTO)が昨日発表した7月の訪日外客数は前年同月比51%増の191万人となっています。これまで7月として過去最高だった2014年の127万人を大幅に上回り、さらに今年4月の176万人をも上回り、年間を通じた単月としての過去最高を記録しています。


 今年1月から7月までの累計は早くも1000万人を突破し、1106万人となっています。昨年の場合は1000万人の大台に乗せたのは10月であり、3ヶ月早い大台乗せです。
 

 尚、日本政府観光局は、8月も東アジアからの大型クルーズ船の寄港が予想されるほか日韓航空路線の運航再開もあり、夏休みシーズン後半の送客拡大に繋がると見ています。

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ヒヤリ・ハット

 世の中には様々な事象についての様々な法則がありますが、「ハインリッヒの法則」もその一つです。

 これは労働災害の発生事例を分析した保険会社の技師ハインリッヒ氏が発表した法則で、その考え方は製造や医療など多くの現場で活用されています。

 「1:29:300の法則」とも呼ばれるこの法則が意味するものは、1件の重大事故の裏には29件の小さな事故が発生しており、そのまた背景には事故にはならなかったけれどもヒヤッとした失敗、いわゆる「ヒヤリ・ハット」が300件起こっているというものです。

 実際にも、目の前の大きな問題は実は氷山の一角に過ぎず、その裏には表面化していない潜在的なミスや問題がたくさんあるもので、この法則はマーケティングの現場や保険料率の算定などにも活かされています。

 中国の天津港では大規模な爆発によって甚大な被害が発生していますが、上記のような考え方の下、問題が小さなうちに摘み取っておけばこのような災害は発生しなかったかもしれません。

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地蔵盆

 お盆が終わってご先祖様をお送りすると、次にやってくるのが『地蔵盆』。『地蔵盆』は近年、8月23、24日の地蔵菩薩の縁日に行なわれますが、盛んなのは主に京都を中心とした関西地方で、子供たちが主役となって地蔵尊に供物を捧げたりします。

 大阪や神戸では地車を出したり、町内からお菓子を頂く習慣があり、また、盆踊りを行なう地域もあるようです。


 ご存知の通り、『お地蔵様』は実質的には民間信仰の中にある神様ですが、一応は仏教に所属する『地蔵菩薩』です。『地蔵菩薩』はお釈迦が入滅してから未来仏の『弥勒菩薩』(みろくぼさつ)がこの世に現れるまで、人間界のみならず地獄・飢餓・修羅・畜生・天といった六道すべてにおもむき、人々を救済する存在です。


 これが平安時代以降に阿弥陀信仰と結びつき、地蔵信仰は民間に広がりました。村を守る道祖神と同じ役割を担うようにもなります。そして、地獄の鬼から子供を救うとして子供の守護神となり、現在まで続いています。


 地蔵盆が終わると、子供たちは夏休みの宿題に追われ、木々から降り注ぐ蝉の声も少なくなります。そして虫の音色とともに秋の気配がぐっと近づきます。

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ピーマン

 夏バテ、或いはお盆の休み疲れの方もいらっしゃると思いますが、疲労回復に効果的なのが「ピーマン」だそうです。今ではハウス栽培で1年中出回っていますが、本来の旬は夏。唐辛子を品種改良し、食べやすくしたのがピーマンで、蒸し暑いこの時期には目に鮮やかな緑が食欲を与えてくれます。


 ピーマン100g中のビタミンC含有量は約80mgと豊富で、中ぐらいの大きさのピーマン4個で1日に必要なビタミンCがとれるそうです。しかも、ピーマンのビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴。夏バテ予防に試してみる価値がありそうです。


 生産量第一位は茨城県、2位は宮崎県、三位は高知県です(2013年)。選ぶ際には、色が濃くて表面にツヤがあり、果肉が厚めのものが良いそうです。

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カツオだし

 連日の暑さで夏バテ気味の方もいらっしゃることと思います。こんな時は、疲労回復に効果があるとされる『カツオだし』を一度試してみてはいかがでしょうか。


 時速60キロで「一生泳ぎ続けるカツオ」には、人間の体内に蓄積する疲労物質を消去するパワーがあるそうで、上手に使えば夏バテの解消に役立ちそうです。


 味の素食品研究所の実証実験では、3時間かけて2.1キロ走ったネズミに濃度25%のカツオだしと蒸留水を飲ませてその後の運動量を測定した結果、カツオだしを飲んだ方は蒸留水に比べて5倍多く動き回ったそうです。


 また、エネルギー源が肝臓にどれだけ残っているかを示す数値も、カツオだしは蒸留水の2倍となったそうです。


 疲れを知らずに一生泳ぎ続け、エサを追う時に示す驚異的なスピードはカツオ特有です。疲労回復だけでなく、老化防止、生活習慣病の予防などにも効果が期待され、夏バテ気味の方は是非一度試してみる価値がありそうです。

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青ジソ

 地域によって呼び方が違うようですが、刺し身の添え物や天ぷらに使われ、今が旬の「大葉」。「青ジソ」とも呼ばれますが、全く同じものです。


 料理の脇役ですが、食中毒を予防する効果があるので紀元前から重宝されてきたそうです。香りの主成分であるペリルアルデヒドには、抗菌や防腐の効果があり、肌荒れ予防になるビタミンAや貧血を防止する鉄分も含み、女性に人気があります。


 紫蘇(しそ)には赤しそと青しそがあり、大葉は青しその葉を指します。国内では愛知県が大葉の生産首位であり、豊橋市だけで5割超のシェアを有しています。

 「しそ」は「紫蘇」と書きます。中国に伝わる話で、カニで食中毒にかかって死にかけた少年に「しそ」を煎じて飲ませたら、回復して蘇ったそうです。そこから「紫蘇」と呼ばれるようになったそうです。

 食中毒を起こしやすい食品として、生鮮食品が第一にあげられます。紫蘇に含まれるペリルアルデヒドは強い殺菌力を持っており、刺身の盛り合わせに青紫蘇が添えられているのは、食中毒を防止するための昔の人の知恵だそうです。

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デング熱

 昨年の夏、69年ぶりに国内感染が確認されたデング熱。症状は急な高熱、頭痛や筋肉痛、発疹などで、通常は1週間ほどで回復するとのことですが、重症化して死亡するケースもあります。

 病原体のデングウイルスは人から人に直接うつることはなく、蚊が媒介します。海外でデング熱に感染した人が日本に戻って蚊に血を吸われ、その蚊がまた別の人を刺して感染が広がります。

 今年は感染が確認されていないと思いますが、蚊に刺されないよう用心するに越したことはありません。

 ちなみに、血液型ではO型の人が蚊に刺されやすいなどと聞いたきたことがありますが、一般的に、蚊は二酸化炭素の濃度が高い方へ、周囲よりも温度が高い方へ寄ってきやすいとされています。

 そのため、体温の高い人、呼吸回数が多い人(新陳代謝が活発な人)などが刺されやすく、運動をした後や飲酒した後もこのような状態になるため刺されやすくなるそうです。

 尚、世に虫除け効果を謳った商品はたくさんありますが、「蚊に効く」とは一言も書かれていないにも関わらず蚊を撃退してくれるとのイメージを持たれているモノが少なからずあります。

 超音波を使った虫除け機もありますが、過去には公正取引委員会が「効果がない」として、「超音波で蚊を寄せ付けない」とうたった蚊除け器に排除命令を出したことがあります。中にはそれらしく聞こえるピー音のみで超音波すら出ていない商品もあったそうです。

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夏バテ

 「夏バテ」(暑気あたり)とは、疲労や倦怠感、食欲不振など体調の崩れを指す言葉で、昔は暑さによる体力低下・食欲不振などで「夏痩せ」の症状が主でしたが、空調設備が整った現代は温度と湿度の急激な変化で自律神経のバランスを崩すことで夏バテになることが多く、睡眠不足やストレスなども原因とされています。

 ちなみに、自律神経とは、心臓を動かすとか、胃で消化するとか、血管を拡げるとか、無意識のうちに機能している神経で、体内環境などを整える働きをしています。自律神経がバランスを崩し夏バテになりますと、全身の倦怠感や無気力、食欲不振といった症状としてあらわれます。

 夏バテの予防としては、体をあまり冷やし過ぎないようにすること、睡眠を十分にとること、バランスの良い食事を摂ることなどがあげられます。

 夏バテを解消する方法も同じようなことですが、身体が冷えすぎた方はお風呂で身体を温めることが効果的で、十分な休養と栄養補給が必要です。食欲がないからといって食事を摂らないのでは衰弱するばかりですので、多少無理をしてでも食べたほうが良いそうです。栄養が不足がちだと感じた場合にはビタミン剤や栄養ドリンクで補うのも効果的です。

 また、この時期は熱中症予防のためにも意識してこまめに水分を補給した方が良いのですが、水分を摂り過ぎてしまいますと消化機能が低下し、その結果食欲不振につながり夏バテを招くことになりますので注意が必要です。

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高校野球

 1915年(大正4年)の今日、第1回全国中等学校野球大会が開会しました。その後、全国高校野球選手権大会に改めて現在まで続き、今年はちょうど100年の節目にあたります。

 今大会は6日に幕を開け、昨日で4強が出そろいました。以前は実力に関して「西高東低」などと言われましたが、今年の夏の大会(第97回全国高校野球選手権大会)は4強すべてが東日本勢で、夏の大会では史上初めてのことだそうです。

 明日の準決勝は、仙台育英(宮城)─ 早稲田実業(西東京)、東海大相模(神奈川)─ 関東第一(東東京)の組み合わせで、早実と関東第一の東京同士の決勝となれば史上初、仙台育英が深紅の優勝旗を手にすればこれも東北勢としては史上初となります。

 ちなみに、今大会の地方大会参加校数は昨年から11校減の3906校で、年々減少傾向にあります。

 尚、参加校が最も多かったのは愛知の189校で、昨年まで最多だった神奈川は4校減の186校、次いで大阪の180校、千葉の170校、兵庫の162校と続き、最少は鳥取の25校となっています。

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健康寿命

 厚生労働省の発表によりますと、2014年の日本人の平均寿命は女性が86.83歳、男性が80.50歳で、いずれも前年から寿命を延ばし過去最高を更新しました。

 国際比較では日本人女性は3年連続の長寿世界一で、男性は香港(81.17歳)、アイスランド(80.8歳)に次ぐ3位となっています。

 ちなみに、1990年の女性の平均寿命は81.90歳、男性は75.92歳でしたので、およそ四半世紀で、女性・男性の寿命はともに約5年延びたことになります。

 また、健康上の問題で日常生活が制限されない期間を示す「健康寿命」は女性が74.21歳、男性が71.19歳で、平均寿命と健康寿命との間には女性で約13年、男性で約9年の差があります。

 医療技術の進歩によって、平均寿命が延びる余地はまだあるとみられますが、80歳、90歳までをどう生きて、どう生かされるのか、考えるほどにそのストレスで寿命が縮まりそうです。

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徒然草

 吉田兼好が記した「徒然草」には、「家の作りやうは、夏をむねとすべし。冬は、いかなる所にも住まる。暑き比(ころ)わろき住居(すまい)は、堪へ難き事なり」とあります。

 昔の日本家屋では、日差しの強まりとともに襖や障子を開け放ち、室内を広々とさせ、風通しをよくして過ごしていました。

 環境の変化(温暖化)などから余計そうあるべきですが、現代の家屋は気密性が高く、(場合によりけりですが)防犯上の理由から窓を開け放つこともままならず、必然的に扇風機やエアコンに頼らざるをえません。


 ところで、「徒然草」の一節に、大金持ちが説いた「お金持ちになる方法」が記されています。皆様も耳にしたことのある話かとは思いますが、要約してご紹介したいと思います。


 一、世の中は常に変わらないという信念を持ち、「世の中は無常だ」などと思ってはいけなない。

 二、やりたいことをすべて思い通りにしてはならない。有限な財産で、無限の欲望をかなえようとするなど不可能である。

 三、お金を好き勝手に使えるものだと思っていたら、いつまでも貧乏を逃れることはできない。お金を主君や神のように尊ばなければいけない。

 四、金銭上のことで恥ずかしい目に遭っても、怒ったり恨んだりしてはいけない。

 五、正直にして、約束は守れ。


 これを説いた大金持ちは、貧しくては生きている値打ちがないと言い、以上の5項目を守って利益を追求すればお金持ちになれるとしています。

 さらに、何かほしい物ややりたい事ができてお金を使いたい欲望が出てきたら、「我を滅ぼす悪念来れり」と思ってお金を使うなとしています。

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長生きのリスク

 それにしても、毎年このような過酷な天候が続いてもなお、わがニッポンの平均寿命は延びています。

 天候と寿命に強い相関関係はないのでしょうか?

 
 厚生労働省が7月30日に「平成26年簡易生命表」を公表しました。

 これには、各年齢の人が1以内に死亡する確率や、平均してあと何年生きられるかという期待値などが、死亡率や平均余命などの指標で表されています。

 結果のポイントは、

 男性の平均寿命は、80.50歳で過去最高。

 女性の平均寿命は、86.83歳で過去最高。

 いずれも最高を更新しています。

 過去最高更新の理由は、高い死因とされる、がん、心疾患、肺炎、脳血管疾患での死亡状況に改善がみられたからです。

 なお、たとえば、現在50歳の男性は「自分の残りの人生は、平均寿命である80.5歳から現在の年齢50歳を差し引いた39.5年」では、ありません。

 50歳の男性は、平均してあと32.18年生きま(平均余命)ので、残りの人生は、82.18歳になります。

 60歳の男性は、83.56歳。

 65歳の男性は、84.29歳。


 同じく女性の50歳は、87.96歳。

 60歳は、88.68歳。

 65歳は、89.18歳。


 年々長生きになってきていることを踏まえると、私たちは自分の人生を、85年や90年で考えてはいけなくなってきていることがわかります。

 男性も女性も、約半分の人はもっと長生きするのですから、一生涯お金に困らない生活をするためには、「人生100年」を前提としてさまざまなことを考える必要があります。


「生きる」ことの現実は「お金を使うこと」です。
 仙人のごとく、カスミを食べて省エネ生活をすることはできないのです。

 そのため経済生活では、「長生き」を「リスク」と捉えます。

 生活費に現役時代ほどはかけないにしても、少なくとも衣食住にはかかります。

 しかし、高齢期には汗だくになって働けるほど体は動きませんので、多くの勤労収入を期待することはできません。

 さらに、国の年金は、30年後には今の水準よりも2割減るという試算もある通り、減ることは明らかです。


 だから、長生きリスクには、今のうちから準備する必要があるのです。
 特に若いときからコツコツと備えておかねばなりません。



 なお、主な死因とされる、がん、心筋梗塞、脳卒中を除くと、平均寿命は男性で、7.28年延びて87.78歳になります。

 女性では、6.02年延びて、92.85歳になります。



 現在、働いていて勤労収入のある人は、すぐに準備をスタートしましょう。

 多少切り詰めた生活をしても、幸福は逃げていきませんから。

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国内シェア調査

 日本経済新聞社が先日発表した2014年の国内シェア調査では下記9品目(商品・サービス)で首位が入れ替わっていますのでご紹介させていただきます。

                 ─1位─    ─2位─

  《インクジェットプリンター》 キヤノン    エプソン

  《風力発電》         日立      三菱重工

  《ポータルサイト》      グーグル    ヤフー

  《マニシングセンター》    ファナック   DMG森精機

  《プラスチック射出成型機》  ファナック   住友重機

  《後発医薬品》        日医工     沢井製薬

  《マンション》        住友不動産   三菱地所

  《船舶》           今治造船    JMU

  《エチレン》         三井化学    三菱化学

http://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ22I5L_V20C15A7MM8000/


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空 蝉

 今日も暑い一日となりそうですが、その暑い夏をさらに盛り上げるのが鳴き競うかのような蝉の声です。

 ただ、蝉はあまり暑いと鳴かないと言います。本来、真昼の暑い時間帯に炎天下で鳴く蝉は少なく、木陰や比較的涼しい朝夕の時間帯を好んで鳴くようです。

 ところで、何年も土の中で過ごし、脱皮して鳴けるようになった蝉は、そのわずかな期間を精一杯生きます。そのような蝉を、人間の生まれ変わりとする伝承が各地に数多く残っているそうです。

 蝉の抜け殻を「空蝉(うつせみ)」と呼びますが、もともとはこの世に生きる人という意の「現身・現し臣(うつしおみ)」が語源で、現世という意味も持ちます。

 空蝉という言葉は、樋口一葉の短編や源氏物語の表題にも使われ、万葉集などでの「うつせみ」は「人」や「世」にかかる枕言葉です。蝉の儚さ、空蝉のすぐに壊れてしまいそうな脆さや危うさは、まさに「人」であり「世」であるような気がします。
 
 ちなみに源氏物語に登場する空蝉は作者である紫式部自身がモデルではないかと言われています。たった一度だけ肌を合わせたものの、その後は拒絶を続けた空蝉は、源氏にとって生涯忘れることのできない女性として描かれています。

 また、一葉は「とにかくに越えてをみまし空蝉の 世渡る橋や夢の浮橋」と詠み、儚い世の中なれどとにかく生きていこうとの思いを歌にしています。

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清涼飲料水

 一般的に、人は1日に2.5リットルの水分を体内から失うとされています。加えて夏場は汗をかくため、こまめに水分を補給する必要があります。

 熱中症予防の観点からも水分の補給は大事ですが、甘いジュースや清涼飲料水ばかり飲んでいますと糖分の取りすぎになる可能性があります。

 糖分の摂取量は1日に50グラム以下が望ましいとされています。一方、ものによって差はありますが、一般的な清涼飲料水は1リットル当たり100グラム前後の糖分が含まれています。つまり、1リットルの清涼飲料水を一度に飲んだ場合、1個5グラムの角砂糖を20個一度に摂取したのと同じことになります。

 一度に大量に糖分を摂取すると血糖値が上がり、血糖値が上がると本能的にそれを薄めようと水分を欲して喉が渇き、喉の渇きに任せてさらに甘い飲み物を飲むという悪循環に陥ってしまします。

 そうなってしまうと血糖値が上がった状態になり、血糖値を一定に保つインスリンの働きが一時的に低下。症状が悪化しますと意識がもうろうとしたり、とつぜん昏睡状態に陥ることもあるそうです。

 ペットボトル飲料のがぶ飲みから起こることが多い急性の糖尿病であることから「ペットボトル症候群」と呼ばれており、水分や塩分の補給を意識する一方で、糖分を摂り過ぎないよう注意が必要です。

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お 盆

 月遅れのお盆の時期と重なる今週は、帰省や旅行で大勢の人が移動し、新幹線や高速道路、行楽地が混雑する反面、オフィス街はいつもより閑散とします。

 お盆の時期は冥界(死後の世界)の裁判官・閻魔王もお休みで、地獄の窯の蓋が開くため、霊魂がこの世とあの世を行き来することが可能になります。

 ご先祖様の霊魂を迎えるため、8月13日には迎え火を焚きます。この世とあの世を行き来するための乗り物として、きゅうりは足の速い馬、ナスを歩みの遅い牛に見立てた「精霊馬(しょうりょううま)」を用意する地方もあります。

 きゅうりの馬はあの世から早く家に戻って来られるようにとの願いが込められています。ナスの牛はゆっくり帰ってもらいたいとの計らいで、たくさんの供物を牛に積んであの世へ持ち帰ってもらうためだそうです。

 ちなみに閻魔王(閻魔大王、閻魔様)は人類最初の死者で、死んだ後に天界を支配するようになりますが、死者を裁くという役割を担うようになり、しだいに冥界・地獄の王として性格づけされ今日に至ります。

 宗旨によって考え方は様々ですが、人は死後、仏になる為にあの世を目指すとされます。その道程の所々、具体的には7日目(初七日)に秦広王(しんこうおう)、14日目(二七日:ふたなのか)は初江王(しょこうおう)・・・49日目(七七日:なななのか)には泰山王といった具合に、7日ごとに死者を裁く十尊(十王)が死者の生前の罪の多寡に鑑み、審判を下すとされており、閻魔王は35日目(五七日:いつなのか)に現れる冥官です。

 なお、閻魔王の本地(本来の仏・姿)は地蔵菩薩であるとされ、地蔵菩薩の化身ともされています。それ故に、24日の地蔵盆までを「お盆」としているところもあります。

 すばらしいと思うのは、現世の罪を裁く冥官と衆生を救済する菩薩が一体であるという考え方で、閻魔王は地蔵菩薩として現世での人々の行いをつぶさに見ているが故に、死者を正しく裁くことができるとされ、閻魔王が地蔵菩薩であればこそ救済の道も残されています。

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人気観光スポット2015

 世の中はすでに夏休みシーズンに入っていますが、JTBがまとめた夏休み(7月15日~8月31日)の旅行動向の見通しによりますと、1泊以上の旅行に出かける人は0.1%増の7816万人で、1969年の調査開始以降で過去2番目の高水準だそうです。海外旅行は低迷が続いている一方、所得向上により国内旅行が好調です。

 また、今年は9月のシルバーウイーク(9月19日からの5連休)を利用して旅行を計画している人が多く、そのことも夏休みの動向に影響を与えているそうです。

 ところで、夏休みの旅行といいますとテーマーパークが相変わらず人気ですが、参考までに世界最大の旅行口コミサイトを運営するトリップアドバイザーが口コミ評価をもとにまとめた「人気観光スポット2015」における日本のアミューズメントパーク~TOP10~を以下にご紹介させていただきます。



   1位)東京ディズニーランド(千葉県浦安市)

   2位)東京ディズニーシー(千葉県浦安市)

   3位)ふなばしアンデルセン公園(千葉県船橋市)

   4位)ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(大阪府大阪市)

   5位)富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)

   6位)ナガシマスパーランド(三重県桑名市)

   7位)グリーンランド(熊本県荒尾市)

   8位)ルスツリゾート(北海道留寿都村)

   9位)江戸ワンダーランド 日光江戸村(栃木県日光市)

  10位)ハウステンボス(長崎県佐世保市)

http://www.tripadvisor.jp/
 

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加賀千代女

 7月下旬からこの8月上旬にかけて最高気温を記録することが多いそうですが、この暑さを夏の趣に変えて精一杯風情を味わうことが出来ればと思います。


 夏の真っ白な入道雲、雷を伴なった夕立、木陰で涼しさを感じる一抹の風、かき氷、蝉の鳴き声、蚊帳、朝顔、西瓜、鮎・・・等々色々思いつきます。


 この時期になりますと、

      「朝顔に釣瓶(つるべ)とられてもらひ水」

という有名な句を思い出しますが、この句は、江戸中期の加賀の松任(まつとう、今の石川県白山市)の俳人、加賀千代女の句で、彼女は25歳の時に夫に先立たれ、幼子にも死別したという話を聞いています。

      「起きてみつ寝てみつ蚊帳の広さかな」

      「とんぼ釣りけふはどこまで行ったやら」


 普段はこういうものに疎いのですが、その感性にはつい惹かれてしまいます。

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アナゴ

 穴子と書いてアナゴ。そのアナゴが旬を迎えています。「アナゴ(穴子)とウナギ(鰻)、よく似てるけどどう違うの?」と思われた方もいらっしゃると思います。

 アナゴは寿司や天ぷらのネタとして大変人気がありますが、一般にアナゴと呼ばれるのはマアナゴです。江戸前の寿司店では東京湾産のものが上物とされ、西日本では兵庫県明石市と淡路島の間の海域で水揚げされるアナゴが美味といわれています。
 

 体長はオスで40~50センチ、メスで90センチ前後になりますが、食用に好まれますのは20センチ程度のもので、大きくなると骨が太くなって食べにくくなるためです。かば焼きやアナゴ飯、酢の物など様々な料理に使われますが、良質のたんぱく質やビタミンAが豊富で夏バテ防止用に高い人気があります。


 そのアナゴ(穴子)とウナギ(鰻)。どちらも細長く円筒形ですが、アナゴには側線(体の両側に線状に並んでいる感覚器)の各孔に白色点があり、背びれの下にも白色点が1列に並んでいるのが特徴です。また、頭部にも白色点がみられます。


 ウナギは淡水域に生息していますが、成熟した親は産卵のために海へ下ります。一方、アナゴは海に生息しており、海で一生を過ごします。また、食品としてみた場合の違いは、アナゴの脂質含有量はウナギの半分程度です。

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ヒートアイランド現象

 気象庁が発表する気温は、全国に設置されたアメダス(無人観測所)で観測されており、昔の百葉箱のように地上から1.5m程の地点で、人工的な熱源の近くを避け、熱がこもらないように風通しが配慮され、地面はに照り返しの影響が少ない芝生などで、直射日光が当たらないようにして・・・つまり風通しの良い日陰の気温を計ったものです。

 しかしながら、実際の生活の場は日陰ばかりとは限りません。例えば都心などの市街地では、アスファルトからの照り返しに加え、ビルからの輻射熱、エアコンの排出熱といったヒートアイランド現象で実際の気温はかなり高めです。

 環境省の試算によりますと、真夏の正午(気温約33度)にアスファルトの街路で歩行者が受ける放射熱量は、6畳間で電気ストーブ10台使用した時に受ける熱量に相当するそうです。

 風の有無や湿度、発汗や服装などによって違ってきますが、直射日光の下での体感温度は天気予報等で聞く気温よりもかなり高いというのが実際です。

 気象庁は連日のように高温注意情報を出して熱中症への注意を呼び掛けています。

 暑い日は無理な運動を避け、屋外では帽子や日傘を用い、歩く際はなるべく日陰を選び、水分と塩分をこまめに摂取するなど、皆様も熱中症にならないようくれぐれもお気を付けください。

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 暑い日が続いていますが、これからの時期、涼と癒しを与えてくれるスポットとして「滝」が賑わい始めます。

 有名なところでは、世界三大滝と言われるカナダの「ナイアガラの滝」、南米(アルゼンチンとブラジルにまたがる)の「イグアスの滝」、そしてアフリカ(ジンバブエ共和国とザンビア共和国の国境)の「ビクトリアの滝」があります。


 国内では、「華厳(けごん)の滝」(栃木県・97m)、「袋田の滝」(茨城県・高さ120m)、そして「那智の滝」(和歌山県・高さ133m)が『日本三大名瀑』と呼ばれ、その見え方は季節毎に、天候毎に、また見に行った人の心毎にも異なります。


 特に、水があふれ出すこの時期は最もスケールが大きくなり、見るには格好の季節となります。以前、滝の名所ベスト10という調査結果がありましたが、1位は北アルプスの山肌に落ちる「称名(しょうみょう)滝」となっていました。4段の滝で350メートルの落差は日本一、エメラルドグリーンの滝つぼも見事な「日本一の名瀑(ばく)」にあげる人が多くいます。

 2位は「羽衣の滝」で、270メートル国内3位の落差を持つ7段の滝です。岩肌を伝う繊細な筋が優美な天女の羽衣のように見えるそうです。

 尚、1~10位までは次のようになっていました。


  = 滝の名所ベスト10 =


 1.称名(しょうみょう)滝     富山県  350メートル  段瀑
 2.羽衣の滝            北海道  270メートル  段瀑
 3.不動七重滝(ふどうななえのたき)奈良県  100メートル  段瀑
 4.那智(なち)の滝        和歌山県 133メートル  直瀑
 5.華厳(けごん)の滝       栃木県   97メートル  直瀑
 5.三条の滝            福島県  100メートル  直瀑
 7.白糸の滝            静岡県   26メートル 潜流瀑
 7.安(やす)の滝         秋田県   90メートル 分岐瀑
 9.松見の滝(まつみのたき)    青森県   90メートル  段瀑
10.吹割(ふきわれ)の滝      群馬県    7メートル 渓流瀑


 垂直に一気に落下するのが「直瀑(ばく)」、段差のあるところを落下する「段瀑」、途中で岩に当たって水が分かれる「分岐瀑」、傾斜の強い斜面を滑るように流れる「渓流瀑」、地中を流れてきた伏流水が断層などで地表に吹き出すように落ちる「潜流瀑」といった様々な滝の形状があります。

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土用の丑の日

 今日は「土用の丑の日」です。ちなみに今年は「土用の丑の日」が2回あり、7月24日が「一の丑」でした。

 暑い時期の滋養食として人気を集めてきたウナギですが、資源量の減少で価格が高止まりしていることもあって、昨今はウナギに似せた「もどき」やアレンジ商品が増えてきており、それもまた楽しみの一つとなっています。


 ところで、一緒に食べると害があるとされる食物の組み合わせを「食べ合わせ」と言い、昔からそれらを一緒に食べてはいけないとされてきました。

 食べ合わせでよく知られているのが「ウナギと梅干」で、消化不良を起こしやすいとされてきましたが、医学的には根拠がなく、胃酸を濃くする梅干の働きがうなぎの脂分の消化を助けるのでかえって好ましいそうです。

 ちなみに、「ウナギと梅干」には贅沢への戒めといった説のほか、いずれも食がすすむ食材であるため過食への戒め説、梅干がウナギの栄養分を消し去ってしまうとの栄養消失説、もしウナギが腐っていたら、腐敗した際の酸味が梅干の酸味で分からなくなってしまうから(食中毒予防)・・・等々の説があるようです。

 なお、「天ぷらとスイカ」「ウナギとスイカ」と言った食べ合わせは、油分の多い食べ物(天ぷらやウナギ)と水分の多い食べ物(スイカ)を一緒に食べると、胃液が薄まり消化不良を起こし、体調を崩すことがあるため避けた方が無難です。

 また、「天ぷらとアイスクリーム」のように、体を温める食べ物(天ぷら)と体を冷やす食べ物(アイスクリームや氷)を一緒に食べると、胃に負担がかかるため、注意を促すための食べ合わせもあります。

 ウナギの栄養価は高く、内蔵や目の粘膜などを強化し、免疫力を高めてくれるビタミンAの含有量はイワシの100倍、牛肉の200倍。若返り効果のビタミンEや、疲労回復に欠かせないビタミンB1、美肌効果のコラーゲン、血液サラサラ効果のEPAや脳の働きを高めるDHAなども豊富に含まれます。そんな鰻を食べて、酷暑の夏を乗り切りたいものです。

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最高気温

 「暑いねー・・・」が挨拶言葉になっていますが、記録に残る世界最高気温は、1921年7月8日にイラク南部の都市バスラで記録したセ氏58.8度だそうです。60度近い暑さともなりますと想像がつきませんが、ペルシャ湾の一番奥にあるこの一帯は世界で最も暑い地域の一つです。


 その暑さの経験者によりますと、「暑い」よりも「痛い」と感じるそうです。そのため、長袖のゆったりした衣服を着て、極力肌が直射日光に当たるのを避けるということです。


 国内の最高気温は一昨年(2013年)8月12日に記録した高知県四万十市の41.0度です。それまでの最高気温は、2007年に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で記録した40.9度でした。

 ちなみに、国内の最低気温のベスト3は1902年1月25日に北海道旭川で記録した-41.0度、次が同年1月26日の北海道帯広の-38.2度、そして1978年2月17日に北海道江丹別で記録した-38.1度です。

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会社とは

 会社を構成するものは何か?会社は誰のものか、とか、会社のステークホルダーは誰か、という議論に置き換えることも出来ると思います。

 会社のステークホルダーは3ないし4つ。そしてその受託者、即ち管理責任者がいると、私は考えています。

 会社は株主に所有され、お客様にサービス(付加価値)を提供するために存在し、そして社員によってその活動が支えられ実現している。

 そして会社は反社会的なことはしてはいけない、社会に対して税金を納めなければいけない。即ち、株主、顧客、社員の3つが、違う立ち位置での会社のステークホルダーであり、社会はその存在の条件を規定する、特殊なステークホルダーだといえるでしょう。?

 経営者は、ステークホルダーではありません。経営者は、会社という活動・存在の受託者であり、管理責任者です。

 「会社が問題を起こした」時、それは多くの場合、管理責任者である経営者が問題を起こしたのであり、株主や社員の問題ではありません。

 然しながら、この会社のステークホルダーでない経営者」と、「ステークホルダーである株主」、「ステークホルダーである社員」が、ごちゃまぜになってしまうことがママ散見されます。

 経営者が犯した問題は、社員が犯したものでもないし、社員によって治癒することも出来ません。経営者が犯した問題について、株主にそのペナルティを与えることはお門違いです。

 経営者と会社、経営者と社員、経営者と株主は、違う存在であり、多くは対立さえする存在であることを、我々は強く認識すべきだと思います。

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O B

 OBと云ってもゴルフではありません。先輩、特に引退した先輩のことです。因みにゴルフのOBは out of bounds 境界の外側という意味であり、先輩のOBは old boy の略です。

 OBとは厄介なものです。学校のクラブのOBとか、態度はデカくて偉そうで、現状を知りもしないのに、分かったような風で口出しするし、特に後輩の前で偉そうにされると、現役の部長とかは困るものです。OBが、OB同士で集まって旧交を温めるのは、もちろん何の問題もなく、素晴らしいことですが、OBが現役と交わる時、様々な問題が発生し得ます。

 OBが問題になるのは、学校だけではありません。企業にとっても、OBは厄介な存在です。これもOB同士の交流はもちろん何の問題もないのですが、OBが、特に力のあるOBが現役と関わる時に、問題は発生しやすくなります。今流の言葉で表すと、ガバナンスが毀損される場合が多いということでしょうか。

 かつて隆盛を誇った某金融機関も、本体トップになり損ねたOBが関連子会社のトップとなり、そこで本体でやり遂げられなかった夢を追求し、本体トップはそのOBの後輩に当たるので、OBの暴走を止められず、結果全体の破綻に至りました。OBの問題は、事業会社も含めて、色々なところで見てきました。今回世の中を騒がしている問題も、やはりOBの問題が大きいと思います。

 ガバナンスを考える上で、社外取締役の存在も重要ですが、OBの非存在もとても重要だと思います。ゴルフのOBと同様、OBは境界の外にあるべきですね。

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八 朔

 今日から八月ですが旧暦での八月はすでに秋で、「葉月」という呼び名も「葉落ち月」からきています。ちなみに、旧暦の八月は今年は9月13日からで、八月を「仲秋」と呼ぶのも頷けます。

 ところで、月の満ち欠けを基準にした太陰暦(旧暦)では、新月から新たな月が始まり、満月が月の中旬となります。

 満月のことを「望(ぼう)」と言い、新月を「朔(さく)」と呼ぶことから、月の始まりは「朔日(さくじつ)」で、朔日と書いて「ついたち」とも読ませます。

 八月朔日は特に「八朔(はっさく)」と言い、今でも伝統を残す地域がありますが、昔は旧暦のこの日に各地でその年の五穀豊穣を祈願する行事や神事が行われていました。

 八朔の日は五穀豊穣の祈りを込めて、早稲の初穂、すなわち「田の実」を恩人等に贈る慣わしがあったそうです。いつしか「田の実」は「頼み」とも解され、お世話になっている人に日ごろの感謝を込めてこの日に贈り物などをしていたそうです。

 八月朔日に、祇園の芸妓さんや舞妓さんが黒単衣を着て、日ごろお世話になっている師匠宅やお茶屋へあいさつに回る伝統行事も同じ意味合いです。

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