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2016年10月

ハロウィーン

 古代ケルト人の収穫祭を起源として・・・などという由来はさておき、今日10月31日のハロウィーンは日本でも年々盛り上がりを増しており、ハロウィーン関連の消費(市場規模)はバレンタインを超えたとの見方もあります。

 渋谷駅周辺は仮装した若者たちで毎年溢れかえりますが、今年も界隈で仮装パーティーやハロウィーンの衣装の撮影会などおよそ90のイベントが開かれる予定で、例年以上の人出が予想されています。

 警視庁は対策として、今週末から渋谷駅周辺の一部の道路で車両の通行を規制し、一角を歩行者天国にしてしまうそうです。

 現在は写真共有サイトのピンタレストやインスタグラム、ツイッターやフェイスブックなど、ソーシャル・メディアの普及で、仮装した様や楽しんでいる様子を手軽に公開したり共有できることもハロウィーンというイベントにぴったりマッチしています。

 本場アメリカでの盛り上がりは日本以上で、全米小売業協会(NRF)によりますと、ハロウィーン関連の消費は2013年が70億ドル、14年が74億ドル、15年が69億ドル、今年は84億ドル(約8800億円)と過去最高を更新する見込みです。

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人生の3大イベント

 人生の3大イベントは「教育、住宅、老後」です。子供の教育費、マイホームの取得、老後の生活はいずれも大きな出費となるため計画的なマネープランが必要になります。

 また「出産、結婚、葬儀」も別の意味で人生の3大イベントといわれます。

 その「結婚」についてリクルートがまとめた「ゼクシィ 結婚トレンド調査2016」によりますと最近の動向(平均値)は下記のようになっています。


  挙式や披露宴などの費用 359.7万円(昨年比7.0万円増)

  招待客人数        71.6 人( 同 0.9人減少)

  ご祝儀総額       232.3万円( 同 5.2万円増)

  カップルの自己負担   143.2万円( 同 0.5千円増)


 なお、挙式や披露宴などで、親や親族から援助があった人は72.6%で、援助があった人の援助総額の平均は166.9万円、昨年からは4.5万円の増加となっています。

 上記以外にも、新郎新婦の衣装代の合計が60万円超と大きな額となっています。


http://bridal-souken.net/data/trend2016/XY_MT16_report_06shutoken.pdf

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三公社五現業

 日本には以前、公共企業体と国の経営する企業としていわゆる「三公社五現業」というのがありました。

 三公社とは、日本専売公社(専売公社)と日本電信電話公社(電電公社)、日本国有鉄道(国鉄)の三つを指し、専売公社は日本たばこ産業(JT)に、電電公社はNTTグループにそれぞれ民営化されました。

 国鉄は1987年(昭和62年)に、北海道旅客鉄道(JR北海道)、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本)、九州旅客鉄道(JR九州)、日本貨物鉄道(JR貨物)などに分割され現在に至ります。

 山手線や東海道新幹線、大阪環状線などドル箱路線を持つ本州三社(JR東日本、東海、西日本)はすでに上場を果たしています。

 三島会社(JR北海道、四国、九州)は赤字路線が多く、収益基盤が弱いため上場が見送られてきましたが、JR九州の鉄道事業は今期黒字化する見通しで、今月25日に同社念願の上場を果たします。

 国鉄分割民営化で誕生したJRの上場は、1993年のJR東日本、1996年のJR西日本、1997年のJR東海以来、19年ぶり4社目となります。

 三島会社の鉄道事業は赤字続きですが、JR九州の2017年3月期の鉄道事業は民営化後初の黒字に転じます。

 同社は2016年3月期に、国鉄から分割民営化した際に経営支援として国から交付された3877億円の経営安定基金を取り崩し、九州新幹線の施設使用料を全額一括前払いし、鉄道関連の固定資産をほぼ全額一挙に減損処理して巨額の赤字を計上。こうした会計処理により鉄道関連のコストが大幅に圧縮され、今年度の鉄道事業が黒字化します。

 参考までに、本州三社とJR九州の鉄道の営業距離と旅客輸送人員数は下記のようになっています。

          (営業距離)   (輸送人員)

    JR東日本 7457km 63億6493万人

    JR東海  1970km  5億5093万人

    JR西日本 5007km 18億8081万人

    JR九州  2273km    8435万人


 クルーズトレイン「ななつ星in九州」の人気や熊本地震による影響など、鉄道関連のニュースが話題になることがありますが、JR九州の総収入における鉄道事業の割合は半分以下であり、ドル箱路線を抱える本州三社と収益構造が大きく異なります。

 JR九州の非鉄道事業は、売上高の大きい順から建設事業、駅ビル・不動産事業、流通・外食事業があります。中でも駅ビル・不動産事業の収益寄与度が大きく、2016年3月期は会社全体の営業利益として209億円を計上していますが、うち駅ビル・不動産事業が204億円を稼いでいます。ちなみに、JR九州はマンション供給戸数で九州最大級のデベロッパーです。

 なお、国土交通省が所管する鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道運輸機構)がJR九州の全株式を保有しており、今回の新規上場(IPO)では鉄道運輸機構が保有する全株式が売りに出されます。

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発 酵

 スーパーなどの店先では旬のブドウが所狭しと並んでいますが、このブドウを「発酵」させたものがご存知の通りワインであり、更に「蒸留」・「熟成」させるとブランデーとなります。


 ウイスキーもブランデーと同じく蒸留酒で製造方法はほとんど同じですが、ウイスキーは穀物を原料とし、ブランデーはブドウ(現在は全ての果実)を原料としているところに違いがあります。


 気になりましたので改めて「発酵とは何か?」を調べてみますと、「発酵」とは微生物の働きによって物質が変化し、人間にとって有益に作用することであり、逆に人間にとって有用でない場合は「腐敗」と言います。


 「蒸留」とは、その「発酵」を終えた「モロミ」に熱を加え、アルコールや香味成分を取り出す工程です。「モロミ」とは、原料と麹(こうじ)、水、酵母を発酵させた、かゆ状の酒のもとです。


 では、「麹」とは何か?となりますが、食品を発酵させるためにはカビ(コウジカビや青カビなど)や酵母(ビール酵母やパン酵母など)や細菌(乳酸菌や納豆菌)などの微生物が必要であり、その微生物の一つが麹で、米や麦などの穀類や豆類を発酵させるコウジカビを繁殖させたものです。


 そして、最後に「熟成」ですが、物質を適当な温度などの条件のもとに長時間置いて、ゆっくりと化学変化を起こさせることです。一般的に発酵させた後に、寝かせて熟成させるという意味を表し、それによって特殊な風味・うまみが出ます。

 普段よく聞く言葉ですが、調べてみますと奥は深いです。

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天気予報

 肌に心地よい季節となりましたが、普段、天気予報を見ていますと、「快晴」・「晴」といった言葉がよく出てきます。一体、どの程度の違いがあるのでしょうか。


 「快晴」とは、雲量が0から1までの場合を言い、空をグルリと見渡して、雲が全く無いのが雲量0で、見渡した空の1割まで雲のあるのが雲量1となります。この割合で、雲量が2から6までを「晴」と言い、雲量が7以上を「曇り」と言うそうです。


 一時晴、或いは一時曇りの「一時」とは、予報の時間帯のうち4分の1未満を言い、仮に1日分(24時間)の予報でしたら、24時間の4分の1未満、すなわち6時間未満までが「一時」ということになり、半日分(12時間)の予報の場合は、3時間までとなります。4分の1未満であれば、たとえ1分間でも「一時晴れ」もしくは「一時曇り」となる訳です。


 また、「時々晴」「時々曇り」の「時々」とは、現象が断続して数回起こり、その合計時間が予報期間の2分の1未満のとき、または一時連続して起こるが、その時間が予報期間の4分の1以上2分の1未満のときを言うそうです。


 早い話、1日分(24時間)の予報の場合ですと、降ったりやんだり、降ったりやんだりして、その降った分の合計が12時間未満ならば「時々雨」ということになります。「一時連続して起こるが・・・」の意味は、半日分(12時間)の予報なら、降ったりやんだりがそう度々なくても、その合計が12時間の4分の1以上2分の1未満、つまり3時間から6時間未満の場合となります。


 「ぱらつく」という表現もよく聞きますが、これは、雨の時間的でなく量的な表現で、雨量5ミリ以下のことを言うそうです。細かい定義は別にしまして、こういった区別があるということを頭に入れて天気予報を見ると、また見方が変わってきます。

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キノコ

 秋はキノコの美味しい季節ですが、キノコと聞いて思い浮かべる名前は、シイタケ、マツタケ、エノキダケ、ナメコ、マッシュルーム・・・等々、数多くあります。


 全国の主婦に好きなキノコを訪ねたアンケート調査では、第1位はシイタケ。シイタケはシメジやマツタケと同じキシメジ科で、日本では古来から親しまれてきています。特有の香りは好き嫌いが分かれるようですが、どんな料理にも使えるなど実用性を評価する声が多く、70%以上が好きと答えています。


 「主婦が好きなキノコ」の順位は、下記のようになっていました。

 1.シイタケ    (シイ、カシなど広葉樹の枯れ木や倒木に生える)
 2.マイタケ    (ミズナラなどブナ科広葉樹の根元に生える)
 3.エノキダケ   (広葉樹の切り株に発生)
 4.ナメコ     (ブナの倒木や切り株に群生)
 5.マッシュルーム  (英語のmushroomはキノコ全般)
 6.ホンシメジ   (ミズナラなどの雑木林、マツとの混成林に群生)
 7.エリンギ    (東欧や地中海沿岸が原産)
 8.ブナシメジ   (ブナなど広葉樹の倒木や枯れ木に発生)
 9.キクラゲ    (広葉樹の枯れ木などに付く)
10.マツタケ    (香りは傘、味は軸。主にアカマツ林に自生)


 マツタケは10位と意外にふるいませんが、「食べたことがない」「ほとんど食べない」が半分近くを占めるなど、家庭では縁遠い食品なのかもしれません。ちなみに、マツタケを好んで食べるのは世界で日本だけだそうです。

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紅 葉

 秋を司る女神・竜田姫は、まるで赤や黄色に紅葉した山景のような、鮮やかな緋色や黄金色の錦をまとっていると言われます

 ちなみに、木々が色づき始めるのは最低気温が8度を下回るようになってからで、それから約3週間後に紅葉が見頃となります。

 標高が100メートル高くなりますと気温は0.6度低くなり、北の方から、高い山々からしだいに色づいてきます。

 栃木県の奥日光は関東でも指折りの紅葉の名所で、湯ノ湖畔や龍頭の滝では先週あたりから見頃となっているそうです。

 日光は東照宮の門前町として栄え、豊かな自然と歴史遺産など見どころの多さから「日光を見ずして結構と言うことなかれ」との言葉も残りますが、この時期の日光連山や中禅寺湖、竜頭の滝などの美しさを是非一度実体験してみたいものです。

 ところで、紅葉と聞いてイメージするのは赤・黄・緑などに色づいた楓(カエデ)で、童謡「紅葉」で「水の上にも織る錦」と歌われたのもカエデです。

 紅葉を象徴するカエデは花札で10月(旧暦)の10点札にも描かれています。カエデとともにそっぽ向いた鹿が描かれたこの札(鹿十、しかとお)が、無視したりすることを意味する「しかと」の語源だそうです。

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目標設定

 「絶対負けない」という言葉が、私はあまり好きではありません。というか、嫌いです。私自身はとてもcompetitive、競争の好きなタイプで、勝ってやろうと思うタイプです。

 然しながら負けることもあるし、でもずっと続けていれば、ずっと向上・改善することを継続すれば、いつか勝てる、というかいつかきっと何かを達成出来ると思います。思いたいです。

 私の目標設定は昔から、「何々になりたい」とか「どこそこまで行きたい」ではなく、「自分としてどこまでなれるか・行けるか」、即ち自分の持っているキャパシティに対してどれだけ負荷を掛けて出力を出しているか、自分は自分の100%以上を使い切って出力しているか、望むらくは自分の120%、150%を出しているか、といった目標設定をします。変なタイプかも知れません。でもだから努力を続けることが出来ると思います。

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辛 党

 秋は「とし・とき」とも読み、歳月や時間の経過を表すこともあります。

 「一日千秋の思い」は「一日が非常に長く感じられること」で、「春秋」と言えば「年月」あるいは「年齢」を表します。

 ちなみに「秋」は、収穫の時期で食べ物が飽きるほどあるとの意味から「飽き」が語源の一つであると言われます。余ったものを交換し融通し合うようになったことから「あきない」という言葉が派生したという説もあります。


 ところで、この時期はカボチャや栗、さつまいもなどの秋の味覚を使ったスイーツが増え、舌でも秋を満喫できます。

 昔はお酒よりも甘いお菓子を好む人を「甘党」と言い、甘いものよりもお酒を好む人を「辛党」と言いましたが、実感としては酒好きな方でも甘いものを好む人は意外と多く、「甘党」という言葉も最近は単に甘いものが好きという意味で使われることが多いようです。

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気温と服装の目安

 朝夕すでに肌寒く、秋が一段と深まってまいりました。ハクチョウの越冬地として知られる新潟県の瓢湖(ひょうこ)や福島県の猪苗代湖などでは「冬の使者」がすでに飛来しているそうです。

 ところで、今の時期は外に出ると予想以上に寒く感じることがありますが、その日の最高気温を基準にした「気温と服装の目安」はおおよそ下記のようになっています。


  25度前後    半袖と長袖の分かれ目

  23度~20度  長袖
           薄手の上着と半袖の組み合わせ

  20度~15度  上着、セーターなど

  15度以下    冬服着用の目安

  10度以下    厚手の上着、コートなど


 ちなみに、最低気温が15度を下回るようになりますと冬布団の出番だそうです。もちろん個人差はありますが、参考にしていただければ幸いです。

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日の丸

 日本代表、すなわち「日の丸」を付けたユニフォームを着て世界の舞台で活躍することがスポーツ選手の一つの目標となっていますが、その「日の丸」の旗には基準があるそうです。


 旗そのものの大きさに関係なく、旗のタテはヨコの3分の2、赤い丸の直径はタテの長さの5分の3と決められています。日の丸は、武田信玄や上杉謙信などの戦国時代の武将も旗じるしとして使っており、豊臣秀吉も日の丸の旗を船に掲げさせていました。日本の国旗として今の寸法に決まったのは、明治3(1870)年とのことです。


 ちなみに、「日本」という国名は、607年に中国を統一して国力をのばしていた隋(ずい)という国に、聖徳太子が遣隋使を派遣し、そのときの使いだった小野妹子が持参した国書(国が正式に出した手紙)に、自分たちの国を「日がのぼるもとの国(日のもと=日本)より」としたことが、国名としての「日本」が使われた最初ということです。

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国連事務総長

 国連の次期事務総長にポルトガル元首相のアントニオ・グテレス氏が選ばれることが内定しました。潘基文(パン・ギムン)現事務総長の任期満了を待って、来年1月に第9代事務総長に就任する見通しです。

 ちなみに、国連の事務総長は、特定の国や地域に権力が集中することを防ぐために、大国または先進国から選ばれることはなく、大陸ごとに順に選出ということが慣例化しています。


 ところで、今年12月末で任期が切れるパン・ギムン事務総長は、娘婿や友人を要職に就かせたり、本来「中立」であるはずの立場から逸脱したとっぴな発言や行動で国際社会のひんしゅくを買ったり、これといった実績もないことから批判が絶えない人物です。

 英エコノミスト誌はパン・ギムン事務総長を「歴代最悪の事務総長の一人」と評し、ニューヨーク・タイムズ紙も「国連史上最悪の事務総長の一人」との評価で、国際的な問題に対して何の対応もしないことを指して「何があっても見てるだけの透明人間」と痛烈に批判しています。

 そんなパン氏でも韓国国内では高い人気があります。韓国では国連事務総長は「世界の大統領」といった認識があり、来年12月に行われる韓国の大統領選挙に関連して「望ましい大統領候補」を聞いた最近の韓国世論調査では、パン氏が圧倒的な支持率でトップに立っています。

 こうした世論調査の結果は、韓国では「パン氏のような国際感覚のある人物が国を率いるべきだ」との意見が多いことを示していますが、もちろん韓国々内にはパン氏に批判的な意見もあります。

 国連事務総長という立場で中国の抗日戦争勝利70年記念行事に出席したり、竹島に関しては「日本の指導者は正しい歴史認識を持つべきだ」との発言をしており、もしパン氏が韓国の次期大統領になるようなことがあれば日韓関係はまたまた視界不良に陥る可能性があります。

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土用入り

 今日から秋の「土用」入りです。土用とは本来季節の変わり目のことを言い、四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前に年4回あります。秋の土用が終れば「立冬」になり、暦の上では冬到来となります。

 ところで今日の関東地方は雲一つない秋晴れとなりましたが、雲片が規則正しく遠くまで並ぶ秋の空も気持ちを晴れ晴れとさせてくれます。

 さざ波のような、あるいは小石を敷き詰めたような白い雲は「巻積雲」(けんせきうん)と言われる雲の一種で、魚の群れのようにも、魚の鱗のようにも見えるため一般的には「鰯雲」あるいは「鱗雲」などと呼ばれます。

 また、巻積雲は低気圧が近づいた時に現われるため、昔から「鰯雲は雨の報せ」と言われます。鰯雲が出ると鰯がよく獲れるそうですが、漁に夢中になり、引き上げることを忘れて嵐に巻き込まれたというケースもあるそうです。

 ちなみに、天気図などなかった昔は、自然の様々な現象から天気の予測を行っていたのですが、例えば下記のような言い伝えが残っています。

 雨に関するものとしては「北風が南風に変わると雨」「茶碗の飯粒がきれいにとれる時は雨」「山に笠雲かかれば雨」等。好天に関するものとしては「秋は西が明るいと晴れ」「朝虹は雨、夕虹は晴れの前兆」「トビが鳴いて空を舞えば日和」「夕焼けに雨なし」等々。

 風に関するものには「星が激しくまばたくと強風」「高い雲と低い雲が逆方向に流れると強い雨風」「秋雨蒸し暑ければ大風」「朝、西空に虹が見えたら突風の前兆」などがあります。

 他にも地域ごとに様々な言い伝えがありますが、田畑や山を生活の場にしていた人々(農家や猟師)にとりましては「明日は晴れか雨か」が重要であり、海に関わる人(漁師)は「風はどうか」という観点に重点を置いていたようです。

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コーヒー

 コーヒーも温かいインスタントコーヒーが美味しい時期となりましたが、毎日コーヒーを飲むと糖尿病の予防に効果があるそうです。日頃コーヒーを飲む人は飲まない人に比べ、糖尿病やその一歩手前の「境界型」になるリスクが1~4割程度低くなるそうです。


 調査をしたのは九州大学の研究グループで、糖尿病が発症する「相対危険度」は、コーヒーを飲まない人を1としますと、1日に1~2杯飲む人は0.6。3~4杯では0.7、5杯以上飲む人は0.8となっています。また、糖尿病の境界型になる場合の危険度は、コーヒー1~2杯で0.8、3杯以上は0.6となっています。


 コーヒーが糖尿病発症に及ぼす効果のメカニズムはまだ分からないそうですが、コーヒーを飲む習慣に糖尿病の予防効果があることはほぼ確実としているだけに、コーヒー通の方には、ちょっと嬉しい話です。

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下町ボブスレー

 東京都大田区の町工場が中心となって競技用ソリの製造に挑む「下町ボブスレーネットワークプロジェクト推進委員会」のソリを、ジャマイカの代表チームが2018年の韓国・平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックで使うことが決まりました。下町ボブスレーが代表チームに採用されたのは今回が初めてです。

 日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン協会は、テスト走行のタイムが一番ではなかったなどの理由で下町ボブスレーの採用を見送っています。

 中南米のカリブ海に浮かぶジャマイカは、陸上100m走の世界記録保持者ウサイン・ボルトの出身国として有名で、レゲエミュージックやブルーマウンテン(コーヒー豆)の生産でも知られています。

 ジャマイカは雪の降らない常夏の国ですが、同国でボブスレーチームが結成され、1988年のカルガリー・オリンピックに出場するまでの話は映画(クール・ランニング)にもなりました。それ以降、ジャマイカのボブスレーチームは度々冬季オリンピックに出場していますが、目立った成績を残せず、2014年のソチは最下位に終わっています。

 ちなみに、最高速度が時速140kmに達するボブスレーは「氷上のF1」とも呼ばれます。それ故、競技用のソリの開発にはレーシングカー開発のノウハウや技術が導入されています。

 実際、イタリアチームのソリはフェラーリ製、ドイツチームのソリはBMW製、アメリカチームのソリもBMW製でNASA(米国航空宇宙局)も開発に協力、イギリスチームのソリはマクラーレンが開発しています。

 もし、下町ボブスレーを駆ったジャマイカチームがオリンピックの表彰台にのぼるようなことがあればまさに快挙です。ピョンチャン・オリンピックでは是非その雄姿を見てみたいものです。

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ワカメとコンブ

 「食欲の秋」と申しますが、食べ過ぎには気を付けたいところです。糖尿病や高血圧などの生活習慣病に「肥満」が深く関与しているためです。

 生活習慣病とは、毎日のよくない生活習慣の積み重ねによって引き起こされる病気であり、日本人の3分の2近くがこれで亡くなっています。

 それに関連しまして、「ワカメ」や「コンブ」に含まれる成分に、代謝を活発にして脂肪の蓄積を抑える肥満抑制効果があることを以前に北海道大学の研究グループが確認しています。

 マウスを使い、エサの中に大豆油7%を入れて3週間飼育したところ、20グラム弱だったマウスの体重が平均39.7グラムになったのに対し、ワカメの脂質2%を混ぜた場合は、平均34グラムとなり、約14%体重が少なかったそうです。

 「食欲の秋」、これからは何を食べても美味しい季節ですが、肥満予防の効果が期待できる「ワカメ」や「コンブ」、見直してみる価値がありそうです。

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平時に決める

 一事が万事、平時に物事を決めておくことはとても効用が高いと思っています。元々そんなことを思ったのは、今から10年以上前、上場企業のステークホルダー論を考えている時でした。会社は誰のものか?というアレです。

 会社は株主が所有し、お客さまのために存在し、社員が全ての活動を実現している。そして社会的でなければならないという点で、社会も含めた四者がステークホルダーだと思います。経営者は受託者であってステークホルダーでない。
 
 平時においては、4つのステークホルダーに対する分配などのバランスは、当然個性はあるものの、妥当なケースがほとんどです。ところが有事になると、このバランスが一気に崩れます。或いは自ら急に経営者をステークホルダーのように扱ってしまったりするケースも見受けられます。

 これらの妥当でない状況が発生することは、有事においては動揺や感情があるので、或る意味致し方ないことです。しかし「有事の時はどうしよう」と平時に考えておくと、恐らくきっと妥当なバランスを経営者は考えるでしょう。そしてそうしておけば、有事になっても、その妥当なバランスを崩さずにいられる可能性が上がるでしょう。いきなり経営者自らを保身するケースも減るでしょう。

 平時に有事の時にどうするかを考えておくことは、斯くも重要だと思うのです。このことは、トレーディングでも云えます。損切りレベルは、ポジションを作った時、前向きな平時の時に予め考えておくべきで、有事になってから考えても、感情的になってロクな判断など出来ないものです。ターミナルケアなどの医療の問題も同様のことが云えるかも知れません。平時に良く考えて決めておくことは、色々な面で大切ですね。

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未 来

 アラン・ケイは、未来は予測するものではなく創るものだ、と云いましたが、少なくとも間違いないことは、未来は単にやって来るものではなく、”考える”ものだということだと思います。日本はよくガラパゴスのようだと云われます。言葉も文化も独特で、単一市場として巨大で、かつ品質のいいモノ・サービスを作るので、日本ではとっても使い勝手のいい、しかし日本だけ・日本人だけに通用するモノ・サービスが多いです。

 しかし現代においては、インターネット・交通手段・人工知能などの発達によって、色々な意味で世界中の距離が縮まり、壁がなくなって来ています。日本という単一市場は質も高く巨大ですが、世界という規模には比べものになりません。その世界市場を対象としたモノやサービスが、どうしてもいずれ日本に大きく入ってくるでしょう。オリンピックがそれを加速するでしょう。

 そういう未来を待つのではなく、そういう未来を考えて、デザインして、自ら創っていかねばならない。そんな思いを強くした一週間でした。

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世界標準の日

 今日10月14日は世界標準を策定した人たちに感謝する「世界標準の日」です。

 日本には標準規格として日本工業標準調査会が定める「日本工業規格」があります。一般的には「JIS」または「JIS規格」と呼ばれ、これがあるため例えば洋服の10号(サイズ)はどの日本メーカーのものでも同じサイズとなっています。

 これがもし規格が統一されておらず、メーカー毎に違う規格であったなら、消費者は混乱するばかりです。規格(標準)が統一されることで、そのモノや事柄に対する判断も容易になり、利便性も向上するというわけです。

 ちなみに、JIS規格は、制定又は確認若しくは改正した日から少なくとも5年を経過するまでに見直しを行うことが法律で定められており、時代の変化に合わせた柔軟な対応が図られています。例えば同じ号数の洋服でありましても数十年前と現在とでは寸法が違います。

 国際的な標準である国際規格を策定する組織としては国際標準化機構(ISO)があります。日本工業標準調査会など各国の代表的標準化機関が参加する国際組織で、「ISO(アイエスオー、イソ)9000」シリーズや「ISO14000」シリーズなど、数々の国際標準規格を策定しています。

 例えば「ISO14000」シリーズは環境関係の国際標準規格となっています。企業・団体がこの認証の取得に動くのは、環境に対する配慮が国際基準を満たしていることの証明になるからです。

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任意後見制度

 2012年時点で認知症高齢者は全国に約462万人いると推計されており、2025年にその数は、700万人を超えると言われています。

 2025年というと、東京オリンピックの5年後、ひょっとして大阪万国博覧会が開かれるかもしれない年ですね。

 認知症はまったく他人事ではありません。65歳以上の高齢者の5人に1人が認知症に罹患する計算ですので、夫婦の両親が合計4人ですから、そのうちの1人程度が認知症ということになります。

 将来、認知症の方々でいっぱいになることを思うと、もっともっと認知症に対する理解を広げる必要があります。                         

 認知症を正しく理解して、家族だけでなく、社会も支援する必要があるでしょう。「冷たい目で見ない」ということだけでも立派な支援です。

 そのために国は「認知症サポーター制度」を作り、各地の市区町村などで無料のセミナーを実施しています。


 子供が近くにいれば、自分が高齢になって認知症になっても、ある程度面倒をみてくれるかもしれません。財産管理も、親の立場になって行ってくれるかもしれません。

 しかし、子供が遠くに住んでいる場合や、子供がいない場合などは、自分たちで何とかしなくてはなりません。
 とはいえ、認知症になってからでは遅い。


「任意後見制度」とは、しっかりした判断ができているうちに、将来、自分の判断力がなくなったときのさまざまな事務手続きを行ってくれる人を決めておく制度です。

 自分の代わりに自分の立場でさまざまな事務手続きを行ってくれる人を「任意後見人」といいます。

 任意後見人がちゃんと仕事をしてくれているかの監督は、家庭裁判所が選んだ任意後見監督人が行います。


 任意後見人にどんな事務を行ってもらうかは、話し合いで決めることができます。

 たとえば、不動産や金融資産などの財産の保存や管理、処分、生活費の送金、医療・入院、介護の契約などなど、さまざまな事務手続きがあります。

 任意後見契約を結ぶには、必ず公証人役場で公正証書を作成する必要があります。作成料等で約2万円程度かかります。

 また、任意後見人には委託する業務や財産に見合った報酬を支払う必要があります。

 誰にするか?が最も大事でしょう。

 弁護士や司法書士が、後見人をするケースが多いようですが、誰でも後見人になることができます。身内の人でも友人でも問題ありません。

 信頼できる人がいちばんいいのでしょうが、そのためには、信頼できる関係を時間をかけて築いておく必要があります。

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大 局

 基盤上の戦争である囲碁は、戦術や戦略の面で実際の戦闘に通じるところがあり、戦国武将の多くが囲碁を嗜み、織田信長や豊臣秀吉、徳川家康らも囲碁を好んで打っていたことは知られています。

 江戸時代には空前絶後の無敗記録を達成した本因坊秀策(ほんいんぼうしゅうさく)という天下無双の囲碁棋士がいました。その秀策が拠り所としたという中国から伝わった囲碁の教え「囲碁十訣(いごじゅっけつ)」はそのまま社会生活にも通じるところがありますので意訳とともにご紹介させていただきます。

 
   【 囲碁十訣 】

     貪不得勝  (貪りては勝を得ず)

     入界宜緩  (界に入らばよろしく緩やかなれ)

     攻彼顧我  (彼を攻めるに我を顧みよ)

     棄子争先  (子を棄て先を争え)

     捨小就大  (小を捨て大に就け)

     逢危須棄  (危うきに逢いてはすべからく棄てよ)

     慎勿軽速  (慎みて軽速なるなかれ)

     動須相応  (動にはすべからく相応せよ)

     彼強自保  (彼強ければ自らを保て)

     勢孤取和  (勢い孤なれば和を取れ)

 

 意訳しますと下記のようになります。



     貪欲は損を招く

     相場の勢いが勝るときは緩やかに

     まずは足元を固めよ

     つまらぬ手は捨て先を考えよ

     小さな局面にわずらうことなく大局を見よ

     危ない手は捨てよ

     慎重であれ

     相場の動きに対し臨機応変に

     劣勢の時は自らを守れ

     まずい手はほどほどで治まれば良し

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スターバックス

 「時には人生はカップ一杯のコーヒーがもたらす暖かさの問題、

  とリチャード・ブローティガンがどこかに書いていた。

  コーヒーを扱った文章の中でも、僕はこれがいちばん気に入っている。」

               村上春樹著「象工場のハッピーエンド」より



 以前、鳥取県は全国で唯一スターバックスが進出していない県として注目を集めたことがあります。

 鳥取砂丘にかけた「すなば珈琲」という店があり、「鳥取にはスタバはないですけれども、日本一のスナバがあります」との知事の発言でも話題になりましたが、そのことで奮起してかどうか、今年1月の家計調査では鳥取市の一般家庭におけるコーヒー購入額が全国1位となりました。

 鳥取ではこの機会を逃すまいと「世界コーヒーサミット」を企画し、先ごろ開催。ジャマイカの駐日大使などが出席し、すかさず「コーヒーの聖地とっとり」を宣言しています。

 コーヒーに縁遠いイメージを逆手に、一転して「聖地」を宣言するまでの企画力とスピード感は、情報発信や地域の活性化を狙う他の自治体にも大いに参考になりそうです。 

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決 済

 決済の世界が、めまぐるしく変わっています。日々の生活をする上でのお金の払い方が、現金だけだったものが、スイカなどのデジタルキャッシュや仮想通貨、そして当然クレジットカードが頻繁に使われ、しかもその使われる場面でのプロセスが、変わってきています。

 街を歩いていてふらっとお店に入って何かを買っても、そのレジの仕組みから支払い方法まで、最近大きく変わってきており、そしてそのような時期だから、店によってやり方も大きく異なります。

 クレジットカードの使い方、使う端末なども、店によって千差万別です。もう混乱してますね。決済は社会インフラなので、色々なものがある方がいい類いではなく、分かり易くて便利で安くて速くて安定しているものがひとつでもあればいい類いです。

 これから短い期間に、急速に淘汰されていくでしょうか。オリンピックに向けて、日本の多くの社会インフラが規格統一的方向に向かっていくでしょうか。興味を持って関わっていこうと思います。

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会社員の平均給与

 国税庁が2015年の民間企業の給与の実態統計調査を公表しました。

 サンプル調査ではなく、税金の徴収からのデータですので、信頼性が高いと考えられます。

 昨年とくらべて給与の平均が上がった、下がったということよりも、わが国のサラリーマンがどのくらいの水準の給与を受け取っているかが知りたいですね。

 ・・・・それによって、自分の置かれた位置をこっそり確認したいですから。


 正規社員の男性の平均給与額は、532万円です。
 そして、正規社員の女性の平均給与額は、359万円です。

 いかがでしょうか?ご自分と比較してみてください。

 なお、男性の平均年齢は45.4歳(平均勤続年数13.4年)、女性の平均年齢は45.6歳(平均勤続年数9.9年)です。

 もう少しみてみましょう。

 以下は正規、非正規混在の平均額です。

 事業規模100~499人
 男性:504万円
 女性:289万円

 事業規模500~999人
 男性:563万円
 女性:306万円

 事業規模1,000~4,999人
 男性:607万円
 女性:294万円

 事業規模5,000人以上
 男性:680万円
 女性:267万円

 男性は、事業規模が大きくなるにつれて、給与額も高くなります。

 いっぽう女性は、事業規模500~999人が最も給与が高く、規模が大きくなると非正規が多くなるためか、低くなっています。

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江戸の間男、浮気事情

 江戸の「間男・密通」は、現代での「不倫」です。江戸時代の密通は意味が広く、結婚していない男女が性的関係を結べば、すべて密通です。結婚を望んでいる男女が、親に隠れて関係しても密通です。現代では、不倫は離婚の理由にはなりこそすれ、刑法で罰せられる事はありませんが、江戸時代は、多くの場合、密通は死刑か追放刑になりました。磔(はりつけ)や獄門(ごくもん)も珍しくありません。しかも、幕府の公の死刑だけではなく、私的な処刑も認められています。

 こんな事件が記録されています。文政三年(1820)五月、江戸近郊の堀之内に、キセルの羅宇(らう)に漆絵を描く職人がいました。その女房が前々から密通していて、職人はその現場に踏み込むと、女房と間男を殺害したのですが、その殺害方法が凄惨です。「両人とも捕え、近所の寺内へ連れ行き、間男をば羅切(らせつ=陰茎を切り落とし)いたし、女は陰門をくりぬき候よし、然る所、検視の参り候迄そのまま差し置き候処、いたち、右女のえぐり口へ夥しく(おびただしく)付き候よし」、と言うものです。江戸期、妻の密通を夫が知っても、多くは当事者間で内済(示談)になり、この様な私的な処刑は稀です。

 この職人が受けたお裁きは記録に残っていませんが、このキセル職人はどうなったのでしょうか。現代では当然、殺人罪、死体損壊罪などにとわれるはずですが、江戸期ではたぶん無罪です。江戸中期の寛保二年(1742)に、八代将軍・吉宗公主導で、大岡越前が中心となって編纂した「公事方御定書」(現代の法律)の下巻、俗に「御定書百箇条」と言う法典には、「密通御仕置之事」として二十六箇条渡り、規定があります。その中に、

従前々の例
密通いたし候妻 死罪

一、密通の男 死罪
追加
寛保三年極(きめ)
一、密通の男女共に夫殺し候はば、紛れ無きにおいては、構(かまい)無し
追加

密夫を殺し、妻存命に候はば、その妻 死罪
   但し、もし密夫逃げ去り候はば、妻は夫の心しだいに申し付くべし

 とあるからです。密通した男女は、公刑でも私刑でも、死をもって償わされた事がわかります。しかし、幕府は密通の当事者が示談にする事も認めていました。この密通を内済にして示談金を取る場合は、詫び状を書かせた様です。その詫び状の例を示しますと、

        御詫申一札之事
 一、
貴殿妻女おかつ殿に横恋慕いたし、不義相働き申し候事、誠に申し訳御座無く、御詫申上げ奉り候、然らば、表向きの御沙汰にも相成り申す可(べ)き処、格別の御憐憫(ごれんぴん)を以て、世上の大法に随(したが)い、七両二歩の償い金差上げ、御内済に成し下され候段、有り難く存じ奉り候、然る上は、已後(いご)おかつ殿に、言葉も懸け申す間敷(まじ)く、若(もし)不都合の事致し候節は、表向の御扱に成され候とも、聊(いささか)も申し分御座無き候、後日の為、御詫証文仍而如件(よってくだんのごとし)、
    辰之九月十五日          左官
                      伊之吉 印
 竹屋久五郎殿

 と言うものです。江戸のいつ頃の、どこの左官の伊之吉さんが書いた詫び状かは分からないのですが、江戸の貴重な資料です。この詫び状や、江戸川柳「間男は七両二歩と値が決まり」「据えられて七両二歩の膳を食い」などを見て頂ければお分かりのとおり、江戸での密通の示談金は、七両二歩でした。これは、江戸時代、十両盗めば首が飛びます。間男も死罪ですので、盗んだのと同じ。ただし、江戸の十両大判は、実質通用価格が十両の75%、つまり七両二歩だったので、間男の示談金も七両二歩が相場になったのですが、後世の江戸川柳「生けておく奴ではないと五両とり」「声高しお騒ぎあるなはい五両」などの川柳を見て頂ければお分かりのとおり、五両に値下がりしています。

 そしてそして、『駒長』の場合、能書きでお話ししたとおり、お駒さんと長兵衛との離婚はまだ成立していませんので、お駒さんと丈八さんの間柄は、江戸では「密通」と認定され、二人の逃避行は、非常に危険なものとなります。 

 しかし、すぐに大家さん自身か、大家さんと同組の五人組や町役人、延安喜さんの縁者、縁者などが探し出すでしょう。そして、三行半(離縁状、江戸の離婚届を書かされるでしょう。三行半を渡せば、離婚が成立します。江戸では、現代の様に「離婚した女性は、一定期間を経ないと、再婚出来ない」なんて法律はありませんから、こうなれば、不実な男と縁を切り、多少ブ男でも実のありそうな亭主を迎える事が出来ます。

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ノーベル賞

 巷ではノーベル賞が話題となっていますので、ノーベル賞受賞者の言葉をいくつか紹介したいと思います。



◆江崎玲於奈(1973年 ノーベル物理学賞)
 ─────

  「挑戦した結果が失敗であれば、そのことを踏まえて

   新しい方向へ頭を切り替えることができるという利点が発生します。

   私自身もたくさんの失敗を繰り返し、

   そこから学ぶ人生を送ってきました。」


  「従来の行きがかりに囚われすぎてはいけない。

   他人の影響を余り受けすぎてはいけない。

   無用なものは全て捨てなければならない。

   戦うことを避けてはいけない。

   何か絶対的なものを信じすぎてはいけない。」



◆アルベルト・アインシュタイン(1921年 ノーベル物理学賞)
 ──────────────

  「人生における成功をA、仕事をX、遊びをY、

   口を閉じることをZすると、A=X+Y+Zが成立する。」


  「人生にはたった二つの生き方があるだけだ。

   一つは奇跡などないかのような生き方、

   もうひとつは、まるですべてが、奇跡であるかのような生き方だ。」


  「われわれが進もうとしている道が、

   正しいかどうかを、神は前もって教えてはくれない。」



◆湯川秀樹(1949年 ノーベル物理学賞)
 ────

  「取り返しのつかない大きな失敗をしたくないなら、

   早い段階での失敗を恐れてはならない。」


  「真実は、いつも少数派。」

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シシャモ

 味覚の秋、食材に関する話題が自然と多くなりますが、「シシャモ」もこれからが旬となります。卵の食感が魅力のメスの子持ちシシャモが人気ですが、オスも身が締まっていてなかなかです。アイヌの人々の間で、シシャモは神様によって柳の葉からつくられたと言い伝えられてきました。このため、漢字では『柳葉魚』と書きます。

 一言で「シシャモ」と申しましても、日常、スーパーや居酒屋などで目にするシシャモは実は本物ではないケースが多いそうです。国内で出回るシシャモのほぼ9割がノルウエーなどからの輸入物が中心で、北海道産のものは1割未満に過ぎません。

 輸入物はシシャモではなく、カペリンという品種で、店頭でラベルを見ますと「カラフトシシャモ」という名で並んでいます。生態的な面も全く違っていて、シシャモは秋に川を遡上して産卵しますが、カペリンは一生海で暮らします。

 栄養面で申し分ないシシャモは、6匹程で1日に成人が必要なカルシウムの所要量の600mgが含まれているそうです。その他にA・B2・D・Eなどのビタミンが多く、干し物にすることによりビタミンDが増加、カルシウムの吸収を助ける効果もでてくるそうです。

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戻りガツオ

 随分と涼しく秋らしくなりましたが、山口素堂の俳句に「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」とあります。初夏の訪れを告げるのが「初ガツオ」なら、秋を堪能させてくれるのが『戻りガツオ』です。


 春以降、黒潮にのって太平洋岸を北上する「初ガツオ」に対して、夏から秋にかけてUターンして南へ産卵のために下ってくるのが『戻りガツオ』で、餌を追いながらの長い航海によって体も春先に比べて一段と大きくなっているため、脂肪の乗りが倍加し、時にはマグロのトロより美味しいとまで言われています。


 室町時代からカツオは非常に珍重され、織田信長などは産地から遠く離れた岐阜城や清洲城に生の鰹(カツオ)を取り寄せて家臣に振る舞ったとされています。また、信長は「鰹節」を『勝男武士』と表して、勝ち戦の祈願にも使ったそうです。


 春の「初ガツオ」に比べて価格が半額程度ということもあり、秋の魚として秋刀魚(サンマ)と人気を二分している『戻りガツオ』。たたきにしてショウガ、ワケギ、ニンニクをかけてしょうゆかポン酢で食べるのが一般的ですが、脂肪の乗った新鮮な刺し身はまた格別です。

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キャッシュレス

 スウェーデンは現金のない世界、キャッシュレス・エコノミーに移行することを表明している国です。実際現金を使う場面はほとんどなくて、全てクレジット・カードで支払えます。日本は未だに磁気テープをスワイプする方式が多いですが、当然スウェーデンではEMVと呼ばれるICチップを入れたカードをカードリーダーに挿して、利用者が自分で暗証番号を入力して決済する方式が使われています。日本もオリンピックまでには、ほとんどがこの方式に替わっていくでしょう。そうでないと外国からの旅行者は、クレジットカード番号が盗まれないか心配でしょうがないでしょうから。

 スウェーデンでは、現金が必要なのは、教会で寄付のためにろうそくを買う時と、有料公衆トイレを使う時ぐらいしかないようです。驚くべき事に、ストックホルムの街中にある多くの銀行は、「現金ありません」と云う貼り紙がしてあって、現金の取扱いをしていません。凄いですね。しかし、キャッシュレス・エコノミーへの移行は、小さい国、もしくは通貨(紙幣)に対する信認が低い国(偽札が造られやすい国)では進むでしょうが、アメリカや日本のような大国では、先ず起き得ないと私は考えています。

 紙幣はウルトラ分散型台帳による価値交換システムのようなものであり、ネット接続や電気がない状況でも常に使えることが出来る便利なものですし、何よりも紙幣発行大国にとっては、紙幣発行は”儲かる”からです。紙幣は、国にとっての借金証書のようなものです。しかしひとたびその紙幣が武器売買や麻薬売買のようなブラックな世界で使われたりすると、或いはなくなったり、完全に燃えたりすると、二度と銀行を通して国庫には価値との交換証書として戻って来ません。ですから国からすると借金が棒引きになるような形になります。金融的に云うと、デット・エクイティ・スワップが起きるのです。借金のつもりで発行した紙幣が、返さなくていい株に替わるのです。

 このようなメリットを享受出来る国は、安定した通貨・紙幣供給をしてきた、そして偽札も造られにくい、大きな主権国家しかありません。それはアメリカと日本、あとはこの二国に比べると規模が小さいですが、ブレグジットを果たしたイギリスくらいしかないでしょう。だから、テクノロジーとイノベーションの大国であるアメリカは、変な話ですが、日本と共に、いつまでも現金が残る国となるでしょう。いや、もしかしたらテクノロジー好きが過ぎて、アメリカではキャッシュレス化が進むかも知れません。そうすると日本だけが現金大国として残るかも知れませんね。そうなったらそれはきちんと残した方が、
”独特唯一の需要”に応えられるので、そして”儲かる”ので、きっと日本にとっていいでしょう。

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黄金比

 古代ギリシャの数学者であり哲学者のピタゴラスを中心とする学派は、正五角形の一辺の長さと対角線の長さが神秘的な関係にあることを発見し、正五角形の対角線からなる星型(五芒星形)を集団のシンボルとしました。

 ピタゴラスから十数世紀後、13世紀イタリアの数学者フィボナッチは特異な数列を発見しました。

 この数列は「1、1」の二つの数字で始まり、次にこの二つを足してその結果を数列に加えていきます。そうすると以下のような配列となります。

 1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144・・・

 この数列には特徴的な性質がいくつもあるのですが、例えば34以上の隣り合う数字の大きい方を小さい方で割り、小数点第三位までの比率を出していくとその答えは全て1.618になります。

 また、隣同士の小さい数字を大きい数字で割ると、その比率は0.618となり、一つおきの小さい数字を大きい数字で割ると、その比率は0.382となります。

 これが有名な「フィボナッチ比率」(フィボナッチ級数)です。五芒星にもこの比率が多く見られ、一般的には『黄金比』(黄金分割比)と呼ばれています。

 黄金比を持つ長方形は最も調和がとれているとされ、歴史的建造物や絵画の中にも黄金比が見られます。

 たとえばエジプトのピラミッドの高さと底辺の比率であり、古代ギリシアのパルテノン神殿の輪郭の比率であり、レオナルド・ダ・ヴィンチがこの比率を用いて作品を創作していたこともよく知られています。

 さらに不思議なことに、星雲の渦巻き、巻き貝、ひまわりの種の螺旋の数など、自然界でも構造や周期において何らかの形で黄金比が見出されるケースが多いそうです。


 そして相場の予測にも度々この比率が使われます。

 ペンタゴン・チャートが正五角形を基にしていることはもちろん、エリオット波動論において、戻り(押し)のメドとされる38.2%や61.8%も黄金比です。

 古来より経験則から言われている3分の1戻し(押し)や3分の2戻し(押し)に近いものです。また、ギャン理論におきましても、8分の3(37.5%)、8分の5(62.5%)の戻り(押し)を重要なものと捉えており、相場に対するアプローチの仕方は違いますが導き出される水準は似通っています。

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子どもの習い事ランキング

 リクルートの習い事・スクールの情報誌・情報サイト「ケイコとマナブ」が2016年の「子どもの習い事ランキング」を発表しましたのご紹介させていただきます。※調査対象は、習い事をしている小学生以下の第一子を持つ首都圏在住の女性。


  ~(子どもが)今、習っている習い事ランキング~

     1位 水泳       44.9%

     2位 英語・英会話   25.2%

     3位 ピアノ      23.6%

     4位 体操       16.2%

     5位 学習塾・幼児教室 16.1%


 順位は前年と同じで、「水泳」は3年連続トップ。また、「ピアノ」の比率が前年の19.4%から上昇しているのが目立ちます。

 子ども1人当たり習い事の平均数は2つで、子ども1人当たりの毎月の合計費用は平均1万4670円で、いずれも前年とほぼ同じです。
 
 オリンピック直後に調査が行われたことから、「水泳」や「体操」に加え、「卓球」や「バドミントン」などへの関心が高まり、東京オリンピックを見据えて「英語・英会話」を習わせたいと思っている親が多いようです。

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神無月

 今日から10月。10月は全国の八百万(やおよろず)の神々が、来年の天候、農作物や酒の出来不出来、人の縁結びなど諸々の相談のため出雲へ出払ってしまうため「神無月」とも言われますが、留守を預かる留守神もいます。

 その代表が、七福神の一柱で、烏帽子をかぶり、肩に釣竿、大きな鯛を抱えたご機嫌なおじさんの恵比須さま(えべっさん)です。恵比須さまは、海と漁業の神であり、農村にあっては田の神となり、商売繁盛の神でもあります。

 ちなみに、昔は中央の権力が及ばない異邦の者のことを「えみし」とか「えびす」と呼んでいたことから、恵比寿さまも外来の、海を渡ってくる神であったとされています。

 恵比須さまにはいくつかの系統があり、その一つの蛭子系恵比須の総本社が兵庫県の西宮神社で、毎年正月の十日えびすの際は参拝の一番乗りを競う神事「福男選び」が大変有名です。

 ところで、中国では10月1日は、毛沢東が中華人民共和国の成立を宣言したことにちなむ「国慶節」です。

 日本で言えば建国記念日にあたる祝日で、中国は明日から7日間の長期連休となります。

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