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平時に決める

 一事が万事、平時に物事を決めておくことはとても効用が高いと思っています。元々そんなことを思ったのは、今から10年以上前、上場企業のステークホルダー論を考えている時でした。会社は誰のものか?というアレです。

 会社は株主が所有し、お客さまのために存在し、社員が全ての活動を実現している。そして社会的でなければならないという点で、社会も含めた四者がステークホルダーだと思います。経営者は受託者であってステークホルダーでない。
 
 平時においては、4つのステークホルダーに対する分配などのバランスは、当然個性はあるものの、妥当なケースがほとんどです。ところが有事になると、このバランスが一気に崩れます。或いは自ら急に経営者をステークホルダーのように扱ってしまったりするケースも見受けられます。

 これらの妥当でない状況が発生することは、有事においては動揺や感情があるので、或る意味致し方ないことです。しかし「有事の時はどうしよう」と平時に考えておくと、恐らくきっと妥当なバランスを経営者は考えるでしょう。そしてそうしておけば、有事になっても、その妥当なバランスを崩さずにいられる可能性が上がるでしょう。いきなり経営者自らを保身するケースも減るでしょう。

 平時に有事の時にどうするかを考えておくことは、斯くも重要だと思うのです。このことは、トレーディングでも云えます。損切りレベルは、ポジションを作った時、前向きな平時の時に予め考えておくべきで、有事になってから考えても、感情的になってロクな判断など出来ないものです。ターミナルケアなどの医療の問題も同様のことが云えるかも知れません。平時に良く考えて決めておくことは、色々な面で大切ですね。

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