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2017年10月

発 酵

 スーパーなどの店先では旬のブドウが所狭しと並んでいますが、このブドウを「発酵」させたものがご存知の通りワインであり、更に「蒸留」・「熟成」させるとブランデーとなります。


 ウイスキーもブランデーと同じく蒸留酒で製造方法はほとんど同じですが、ウイスキーは穀物を原料とし、ブランデーはブドウ(現在は全ての果実)を原料としているところに違いがあります。


 気になりましたので改めて「発酵とは何か?」を調べてみますと、「発酵」とは微生物の働きによって物質が変化し、人間にとって有益に作用することであり、逆に人間にとって有用でない場合は「腐敗」と言います。


 「蒸留」とは、その「発酵」を終えた「モロミ」に熱を加え、アルコールや香味成分を取り出す工程です。「モロミ」とは、原料と麹(こうじ)、水、酵母を発酵させた、かゆ状の酒のもとです。


 では、「麹」とは何か?となりますが、食品を発酵させるためにはカビ(コウジカビや青カビなど)や酵母(ビール酵母やパン酵母など)や細菌(乳酸菌や納豆菌)などの微生物が必要であり、その微生物の一つが麹で、米や麦などの穀類や豆類を発酵させるコウジカビを繁殖させたものです。


 そして、最後に「熟成」ですが、物質を適当な温度などの条件のもとに長時間置いて、ゆっくりと化学変化を起こさせることです。一般的に発酵させた後に、寝かせて熟成させるという意味を表し、それによって特殊な風味・うまみが出ます。


 普段よく聞く言葉ですが、調べてみますと奥は深いです。

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逃げるが勝ち

 中国の民間においては「孫子」よりも「兵法三十六計」の方が幅広く流用されているそうです。

 その兵法三十六計の第三十六計に「走為上(そういじょう)」とあり、意味は「走(に)ぐるを上(じょう)と為す」、つまり逃げるのが最善の策であるとしています。「三十六計逃げるに如かず」、「逃げるが勝ち」などとも言います。

 走為上とはつまり、「勝算が無ければ、逃げるのが最善の策だ。逃げることは負けるのとは違う。勝ちではないが、負けるということでもない。全滅しては再起は計れず。兵力を温存し、次の機会に備えよ」という意味で捉えられています。

 ちなみに、三方ヶ原の戦いで武田信玄の大軍に惨敗し、わずかな手勢と共に浜松城に逃げ帰った徳川家康がとった戦略が兵法三十六計の第三十二計「空城計」であると言われます。

 すでに野戦に敗れ、圧倒的に優勢な敵軍を相手に城に逃げ込んでも、最終的には補給線を断たれ降伏を余儀なくされます。そのような時、自軍が兵力で劣る場合の窮余の策として、敵将に自軍の戦闘能力を錯覚させるのが空城計。

 優秀で用心深い指揮官ほど警戒心が強いことを利用した策で、三方ヶ原の戦いで大敗し、城に逃げ帰った家康は、敵軍を前に城門を開け放ち、敵を引き入れようとする構えを見せるのですが、武田方は謀を警戒して引き返してしまい、家康は死地を脱することができました。

 ちなみに、家康が城に逃げ帰った際に絵師に描かせた自画像が、有名な「徳川家康三方ヶ原戦役画像」で通称「しかみ像」。苦渋の表情が描かれたこの絵を、家康は終生手元に置いて軽挙妄動・慢心の自戒としたそうです。

 家康は三方ヶ原の戦いで全滅を免れたことによって、その後の働きが実を結び、結果として最大の力を有するに至ります。

 「逃げるが勝ち」の故事を活かすとすれば、旗色が悪い時は、踏み止まって傷口を広げるよりも、まずは勢力温存が第一ということです。捲土重来、資金さえあれば巻き返しは可能です。

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武経七書

 古代中国の唐代を代表する文人の韓愈(かんゆ)が残した詩の一節に「燈火(とうか)親しむべし」とあります。

 「秋になると涼しさが気持ち良く感じられ、あかり(燈火)になじむようになる」という意味で、秋は読書に適した季節であるとしたこの一節が「読書の秋」の由来とされています。

 読書と言いましても興味は様々かと思いますが、兵法に関する本はビジネスマンや投資家によく読まれているジャンルの一つです。

 兵法書は戦いにおける戦術を記したもので、機を見て資金を投じたり引き上げたりする投資はもちろん、様々な場面で参考になる部分がたくさんあります。

 世に兵法書と呼ばれるものはたくさんありますが、古代中国の兵法書では、かのナポレオンや武田信玄なども愛読していたとされる「孫子」があまりにも有名です。

 孫子を含む7つの兵法書を「武経七書」と呼び、その中の一つ「六韜」は、まっすぐな針で釣りをしていたことで有名な太公望と周の武王との問答形式で記された書物です。

 六韜は文・武・龍・虎・豹・犬の六つの編からなり、その中でも戦略に詳しい「虎韜」は源義経が鞍馬山の天狗からその奥義を学んだという逸話などでも有名で、奥義書や秘伝書などを言い表す「虎の巻」の語源にもなっています。

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ハロウィン

 10月31日は「ハロウィン」です。当日は平日のため、今年は土日にイベントが集中します。

 古代ケルト人の収穫祭を起源として・・・などという由来はさておき、すっかり日本に定着した季節のイベントで、仮装がメインではありますが、今年は特に「インスタ映え」が意識されそうです。

 ハロウィンの市場規模は1300億円に達しバレンタインを上回っていると言われますが、本場アメリカのハロウィンの市場規模は過去最高だった昨年の84億ドル(約9500億円)を超え、今年は91億ドル(約1兆0300億円)に達すると見込まれています。

 アメリカでもハロウィンの楽しみ方は仮装がメインで、全米小売業協会によりますと仮装用のコスチュームに費やす金額は今年は34億ドル(約3800億円)に上ると予想されています。

 尚、全部が全部そうではありませんが、日本においては自分たちが楽しむばかりで、周りに迷惑をかけたり、不快な思いをさせているケースがあるようです。楽しむにしても最低限のルールやマナーは守る必要があります。

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テディベアの日

 今から115年前の話ですが、秋のある日、アメリカの第26代大統領セオドア・ルーズベルトが趣味の熊狩りに出かけたそうです。

 その日はあいにく獲物を仕留められずにいましたが、同行していたハンターが傷を負った小熊を見つけ、大統領に仕留めるよう促しました。しかし、大統領は「瀕死の小熊を撃つのはスポーツマン精神に反する」として撃たなかったそうです。

 この話が新聞記者によって広まり、おもちゃメーカーが熊のぬいぐるみに大統領の通称の「テディ」をつけて販売したのがテディベアの始まりです。

 そのような経緯から、セオドア・ルーズベルトの誕生日の今日10月27日は「テディベアの日」となっています。

 セオドア・ルーズベルトは日露戦争当時の大統領ですが、第二次世界大戦時の第32代大統領フランクリン・ルーズベルトはセオドア・ルーズベルトの従兄弟にあたります。

 フランクリン・ルーズベルトが大統領に就任する4年前の10月24日木曜日のNY株式市場は後に「暗黒の木曜日」と呼ばれる大暴落に見舞われ、「世界恐慌」へと拡大していきます。

 これ以降、日独伊にファシズムが台頭してくるのですが、アメリカでは不況打開の期待を背にフランクリン・ルーズベルトが大統領に就任しました。

 彼のとった政策は、世界史の授業でも習うテネシー川流域開発公社に代表されるニューディール政策(別名「新規まき直し政策」)で、それまでの自由主義経済を破棄し、国家が目標を設定し公共事業を中心に計画的な雇用増と所得増を目指す経済政策でした。

 この政策は、戦後日本の経済政策にも大きな影響を与えています。

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秋の魚が不漁

 秋が旬の魚が記録的な不漁となっています。海水温の変化などが原因とみられ、7~9月の漁獲量はサンマが前年同期と比べて5割、サケは4割と大幅に減少。サンマ漁は過去40年間で最低だった2016年を下回る見通しです。


 スーパーや鮮魚店の販売価格はサンマが前年に比べて3~4倍に高騰。サケの切り身は前年の2倍程度、サケの卵のイクラは築地市場の卸価格で過去30年間で最も高い水準となっています。


 おせち料理向けの需要が高まる正月に向けて、これから更に値上がりする可能性もあります。

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清少納言

 清少納言が「枕草子」で「秋は夕暮れ時が一番良い」としたとおり、茜色に染まる秋の夕暮れはとてもきれいです。

 ちなみに、きれいな夕焼け空が見られる条件は、昼と夕の気温差が大きいこと、湿度が高いこと、上空に雲があっても西方にはないことで、寒気が入った日や雨上がりなども好条件の一つだそうです。

 なお、秋と夕暮れを題材にしたものとしては「新古今和歌集」に収められた「三夕(さんせき)の歌」(下記)が非常に有名です。

   さびしさはその色としもなかりけり
               まき立つ山の秋の夕暮   寂蓮法師

   心なき身にもあはれは知られけり  
                鴫たつ沢の秋の夕暮   西行法師

   見わたせば花も紅葉もなかりけり
               浦のとまやの秋の夕暮   藤原定家

 補足としまして、三夕の歌の三人の作者は、清少納言よりもずっと後の人です。

 また、三夕の歌はともに三句目が「けり」で終わる三句切れ、最後の五句目を「秋の夕暮」で体言止めにした同形式の歌ではありますが、句の向こう側に見える心象風景は三者三様となっています。

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江戸の独楽事情

 江戸研究のバイブル「守貞謾稿」によりますと、『独楽 こまと訓ず。あるひは云ふに、陀螺の字を用ふ。独楽をこまと訓ずこと、後考すべし。(中略)(大小および心鉄の長短等種々あり 近年は心鉄を太くせり、かつ短し)(中略)また江戸親父橋(現・中央区日本橋小網町)西詰の床見世に、金蔵と云ふ者、独楽を製しうる。名工にて名高く、古くよりあるなり。金造(ママ)独楽と世に称す。また江戸、童の二人これを廻し、相当て勝負を専らとするは、嘉永二、三年(1849、50)以来のことなり。』

 『銭独楽 これもこまの一種なり。元禄(1688~1704)中、始めてこれを製す。文字銭六、七文に短き管を貫き、管中に心本(木)を通し、緒をまとひて回転の機を設く。当時、専ら娼家の宴席に幇間らこれを巡らし、巡り畢(おわ)らざる間に、三絃あるひは浄瑠璃の道行一段等を語るを興とせしこと、ある書に載りたり。土製は周り黒く、面に四文銭の背形を模し、鍮泥(ちゅうでい)をぬり、中に一管および心木あること、同前』。両掌で、心棒を回し、回転させるタイプの独楽で、この一種と思われます。

 『今制 竹独楽 竹筒の皮を去り、上下を桐板にて塞ぎ、その中央に竹心を上に緒を纏ひ、緒の余を別に竹制の穴ある物に通し、この竹を心に当て、急に緒引き解くにより回転す。けだし、筒の一方を図(省略)のごとく竪長に穿ち、回転の時風入りて、がうゝと響き鳴る。京坂、専ら祭祀の日、社頭にこれを売る。平日、稀とす。江戸にて、ごんごん独楽と云ふ。稀にあり』。円筒の竹に縦のスリットが入っていて、巻き付けた糸を引いて回すとゴンゴンと音のする独楽です。

 『叩き独楽 これまた独楽の一種なり。昔よりこれあるか、詳らかならず。江戸等にて、天保比(1830~44)童部これを弄ぶ。京坂には行はれざりし。木の挽物なり。白木のまゝ彩なし。高さ一寸五分(約5cm)ばかり。これを回転せしむるには、右(図省略)のごとき竹あるひは木の端に、木綿の細長き裁(きれ)をつけ、これを鞭として打ちたたき回らす。故にたゝきこまの名あり』。これは、現代では、ぶちゴマと呼ばれる、叩いて回す独楽です。

 『貝独楽 ばいこまの名、いまだこれを聞かざれども、余が推してこれを名とす。俗は、貝、ばいとのみ云ふなり。図(省略)のごとく、始め上半を槌にて打ちかき去り、小口を砥をもって磨し、緒をもつてこれを回転するなり。京坂の男童、貝徳と号け、貝を回し勝負をなす。(中略)賭物とするが故に、貝底に鉛をわかし入れ、その上に晒蝋をもつて、傾かざるやうにこれを埋め、表には朱あるひは青蝋をもつて平とす。多くは童の自製にあらず。店ありてこれを売る。価三、五十銭(約112.5~187.5円)より、右のごときは百文(約375円)ばかりもあり。鉛を用ひざるを、からばいと云ひ、屑とせず。江戸にては、右のごとき精製これなし。番太郎小屋にて、貝全体なるを売るのみ。一価二銭(約75円)なり。自製に上の方を欠き去り回す。江戸にても賭とすれども、行ならず。鉛・蝋など稀に用ふるのみ』。これは、現代でも民芸品店などで売られている「ベイゴマ」の原型です。

 江戸の子供の独楽遊びは、主にお正月に親しまれました。独楽はもともと奈良時代に朝鮮半島の高麗(こうらい)から伝来したと言われ、その後、神事や宮廷の儀式として行われましたが、江戸時代になると庶民の間にも広まります。江戸の独楽は、守貞謾稿にもある通り、「貝(べい)独楽」が中心で、巻貝の殻の上半分を切り取り、中に鉛や蝋などを入れて重みをつけました。やがて、独楽が商品化され、鉄の心棒が付けられるようになると、時代により、心棒を太くしたり細くしたりなどの工夫がなされます。競技(賭け)としては、当初は、回転時間を競うだけでしたが、やがて、桶などの上にゴザを敷いて、真ん中を凹ませ、回した独楽同士をぶつけ合い、相手の独楽をゴザからはじき出したり、回転を止めてしまうなどの喧嘩独楽も見られるようになります。

 独楽回し、子供の頃はよくやりましたけど、大人になってからは、まるっきりやってないなぁ。現代みたいに、娯楽があふれて、どれで遊べば良いのか、迷ってしまうようなご時世ではなく、シンプルで、それでいて奥が深いのが江戸の遊具。たまには、昔を思い出して独楽でも回してみましょうか。

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日の丸

 日本代表、すなわち「日の丸」を付けたユニフォームを着て世界の舞台で活躍することがスポーツ選手の一つの目標となっていますが、その「日の丸」の旗には基準があるそうです。


 旗そのものの大きさに関係なく、旗のタテはヨコの3分の2、赤い丸の直径はタテの長さの5分の3と決められています。日の丸は、武田信玄や上杉謙信などの戦国時代の武将も旗じるしとして使っており、豊臣秀吉も日の丸の旗を船に掲げさせていました。日本の国旗として今の寸法に決まったのは、明治3(1870)年とのことです。


 ちなみに、「日本」という国名は、607年に中国を統一して国力をのばしていた隋(ずい)という国に、聖徳太子が遣隋使を派遣し、そのときの使いだった小野妹子が持参した国書(国が正式に出した手紙)に、自分たちの国を「日がのぼるもとの国(日のもと=日本)より」としたことが、国名としての「日本」が使われた最初ということです。

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行動経済学

 今年のノーベル経済学賞に米シカゴ大学教授のリチャード・セイラー氏が選ばれました。

 従来の経済学では、「個人」を合理的かつ利己的で、金銭的利益を最大限追求しようとする存在であると定義し、それを前提に理論が構築されました。しかし、実際の「個人」は合理的でない面が多く、利他的な部分を併せ持ち、あえて高いモノを購入することもあります。

 実際の人間の行動は感情や気分に左右されるもので、そうした行動の集合体が経済であるとの考え方に立ち、人間心理の側面から経済を理解しようとするのが「行動経済学」で、その権威がリチャード・セイラー氏です。

 もう一つ例をあげますと、オークションでの高額落札があります。オークションでは、ほしい商品は競り落としたいものの、慎重な指値では落札する可能性が低くなります。競争相手が多い人気商品の場合、価格がどんどん上昇してゆくのを見るうちに、当初の予定よりもかなり高い価格で落札してしまったというのがよくあるケースです。

 これも行動経済学関連の本によく登場する話で、ちなみに、「ほしいモノを手に入れて勝者であるはずの人間が結果として損をする」というこのような現象を「勝者の呪い」と言います。

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行動経済学

 早くも百貨店やコンビニなどではおせち料理の予約が始まっており、中には10万円を超えるような高級おせちもあるようです。
 

 ところで、常に合理的な判断で行動を決定するという人はまれで、実際には多くの人が気分や感情で動いています。

 以前の経済学では、人間は経済的合理性のみに基づいて行動することを前提にしていましたが、気分や感情で動いた結果の集合体が経済であるという考え方のもと、人間心理の側面から経済を理解しようとする分野もあります。

 「行動経済学」と言われるのがそれで、なぜ人は「合理的にものを考え、つじつまの合わないことをする」のかについて考え、それに一定の理由づけをするのが行動経済学です。

 たとえば、コツコツ稼いだお金とギャンブルなどで得たお金とでは、同じ金額でありましても、いわゆる「あぶく銭」は浪費する傾向があるという「心の会計」も行動経済学の代表的な概念です。

 ちなみに、下記のようなおせち料理の種類があった場合、おせちAの注文が最も多くなる傾向があります。これも行動経済学が指摘する一般的な傾向です。


 おせち S(5万円)  おせち A(2万円)  おせち B(8千円)


 一般に三つの選択肢があれば真ん中が好まれ、上の価格があることで真ん中の価格の割高感は薄れます。

 つまり売る側としては、8千円と2万円の商品があって2万円の方を売りたい場合には、追加でもう一段高い価格を設定すれば良いということになります。

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足るを知る

   勝負の事、十分を六分七分の勝ちは十分の勝ちなり。

   子細は八分の勝ちはあやうし。

   九分十分の勝ちは、味方大負けの下地なり。


 上記は、戦上手だった武田信玄の言葉で、勝負は六分七分(ろくぶななぶ)の勝ち、つまり六割・七割の勝利で十分な勝ちであると言っています。

 八割がた勝ってしまえば怠惰な気持ちが生まれ危険だとしており、それ以上の大勝ちは驕りを呼び、油断を生じさせ、変化している現実を見ようとしなくなり、大負けにつながるというわけです。

 戦において勝つことは最重要ですが、ほどほどの勝ち方で改善の余地がある方が緊張が持続し、創意工夫にもつながります。最も重要なことは油断せずに努力せよということです。


 六割・七割が適当かどうかは別にしまして、欲張りすぎないこと、足るを知ることは重要です。

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寝 相

 「寝相」と性格の関連性についてはいくつかの調査がありますが、イギリスの大学教授が発表した6分類をご紹介させていただきます。

 1)体を丸めて寝る「胎児」型

       → 頑固そうに見えても内気で繊細なタイプが多い

 2)横向きで脚を伸ばし、腕は体に沿っている「丸太」型

       → 楽天家で社交性のあるが騙されやすい面も

 3)横向きで脚を伸ばし、腕を体の前に持ってくる「切望」型

       → 開放的な面がある一方、疑り深く頑固でもある

 4)仰向けで腕をわきにつけた「兵士」型

       → 性格はおとなしく保守的だが自分にも他人にも厳しい

 5)うつぶせで手を頭の両側に置く「自由落下」型

       → 率直で社交好きな性格は厚かましいと受け取られることも

 6)あおむけで大の字になる「ヒトデ」型

       → 聞き上手で、控えめな人が多い


 ちなみに西洋の諺には「王様は仰向けに寝、賢者は横向きに寝、金持ちはうつ伏せに寝る」とあります。

 また、寝返りのし易さと身体機能の面から最も理にかなっているのは、膝を曲げて横向きに寝る「半退治型」で、病気や何らかの不安がある時には自然にこの姿勢をとることが多いと言われています。

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中国共産党大会

 中国では今日から、5年に1度の共産党大会が開幕します。

 毎年3月に開催される全国人民代表大会(全人代)は日本における国会に相当し、国家の最高権力機関として位置づけられていますが、実際上は党の決定を追認する機関です。中国では共産党が国家を指導する存在であり、党大会は全人代の上にあります。

 中国の人口はおよそ14億人、うち共産党員は約8900万人。共産党員の中から選ばれた371人で構成する中央委員会が党運営を担うことになっています。ちなみに「総書記」という肩書の正式名称は「中国共産党中央委員会総書記」です。

 ただ、中央委員会は年1回程度の開催のため、実際に政策を討議・決定するのは中央委員会の上部にある中央政治局委員(25名)で、さらに政治局委員の中の7人が常務委員として日々の方針を決定しています。

 この中央政治局常務委員会(党最高指導部)が中国共産党の最高意思決定機関で、事実上の国の最高機関として存在しており、メンバーの7人(チャイナセブン)のトップに君臨する習近平総書記が14億人を統治する巨大なピラミッドのような構図となっています。

 習近平総書記はさらなる権力強化を図っています。昨年秋、習近平総書記に最高指導者を意味する「核心」の称号が授けられましたが、これは毛沢東、?小平、江沢民の3氏にしか用いられていなかった呼称です。

 また、党大会に提出される党規約改正案に、習近平総書記の政治理念「治国理政」が盛り込まれることも明らかになっています。

 なお、党規約の中でも重要な「行動指針」には、「毛沢東思想」「トウ小平理論」、江沢民元総書記の「三つの代表の重要思想」、胡錦濤前総書記が掲げた「科学的発展観」が併記されていますが、江氏と胡氏の理念は指導者名を冠しておらず、行動指針として明記されたのは両氏が引退する際の党大会でした。

 その行動指針に、習近平総書記の政治理念「治国理政」が併記されるのかどうか、名前を冠するのかどうかについては現時点では不明です。

 「党主席」(中国共産党中央委員会主席)の地位が復活するとの観測もあります。党主席とは以前の中国共産党の最高職で、その下に党の日常業務の最高責任者として中央書記処総書記が置かれました。毛沢東が初代を務め、1982年に廃止された経緯があります。

 中国における共産党と国の関係を見れば 党主席は現在の「総書記=国家主席」の上位に位置することになり、党主席が復活すれば10年単位で権力交代が図られた慣行を破り、長期院政を敷く意図が明白になります。

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カボス

 「香母酢」と書いて「カボス」。この9月から10月にかけてが旬で、食卓でさわやかな香りが楽しめる食材です。

 ビタミンCの宝庫と言われ、料理の風味を豊かにする酸味料として焼き物や鍋物などに果汁を搾って使われることが多いです。

 縦と横に切ると、汁をしぼりやすく、サンマにかけたり、カレーや焼酎(しょうちゅう)にたらしたり、はちみつとまぜて水で割ってジュースにしたりと色々なものに合わせて楽しむことができます。

 血液を浄化したり、新陳代謝を盛んにしたり、疲労回復、さらにはダイエットにも効果があるということで、アルカリ性健康食品としての注目度が高まっています。

 購入する際は、果皮が硬く、濃い緑色をしたものを選ぶと良く、保存は涼しく暗い場所が最適です。大分県で古くから栽培され、全国に出回るカボスの99%は大分県産です。

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ダーウィン

 花札やトランプを作っていた任天堂が、世界的な家庭用ゲーム機メーカーに変貌したように、創業時と違う形で成長し生き残ってきた企業は少なくありません。

 例えば、化学肥料が発祥の信越化学は、現在でこそ塩化ビニール樹脂や半導体ウエハで世界最大のメーカーとなっていますが、1973年の第一次オイルショック時に社内の慎重論を押し切って米国の塩ビメーカーを完全子会社したことが同社発展の礎になっています。

 東レの飛躍のきっかけは同社がまだ東洋レーヨンだった1951年、米デュポンからナイロンの製造技術を導入したことに始まります。

 デュポンが開発したナイロン66と、東レが独自開発したナイロン6はよく似た商品であっても物性としては違うものでしたが、将来の特許係争を危惧した東レはデュポンの特許に使用対価を支払う決断をしました。

 その際、デュポンに支払った金額は、当時の東レの資本金の約1.5倍にもなる巨費でした。社運を賭けた無謀ともいえる決断に内外から批判もあったそうですが、とにもかくにも東レのナイロンは戦後日本の経済復興を牽引するほどの大発展を遂げ、それまで2流メーカーに甘んじていた同社を一躍業界トップに押し上げました。

 三越や松下(現パナソニック)の専属配送業者だったヤマト運輸は、1970年代、日本経済が戦後初のマイナス成長に落ち込み、大口貨物輸送の採算悪化やオイルショックの追い打ちで経営危機に直面しますが、それまで前例のなかった個々の家庭を顧客とする小荷物配送(宅配事業)を開始し危機を脱します。

 イビデンは揖斐川(いびがわ)水系の電力会社として創業したのが始まりで、その後、カーバイト、カーボン、プリント配線基板、セラミックファイバー、半導体パッケージなど、時代の変化に合わせて事業を切り開いてきたという歴史があります。

 こうした事例は、進化論を唱えたイギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンの以下の言葉を思い出させます。



 「 最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。

   唯一生き残るのは、変化できる者である。」

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坂の上の雲

 司馬遼太郎著の「坂の上の雲」は、ソフトバンクグループを率いる孫正義氏をはじめ多くの経営者が愛読する本で、その中の一節をご紹介したいと思います。
 
 戦術家たらんとする者はまずそういう自分をつくらねばならぬとかねがね思っている。
 
 戦術というものは、目的と方法をたて、実施を決心した以上、それについてはためらってはならないということが古今東西のその道の鉄則のひとつであり、そのように鉄則とされていながら戦場という苛烈で複雑な状況下にあっては、容易にそのことがまもれない。真之はそれを工夫した。平素の心がけにあるとおもった。

 「明晰な目的樹立、そしてくるいない実施方法、そこまでのことは頭脳が考える。しかしそれを水火の中で実施するのは頭脳ではない。性格である。平素そういう性格をつくらねばならない」と考えていた。

 「人間の頭に上下などはない。要点をつかむという能力と、不要不急のものはきりすてるという大胆さだけが問題だ」と言い、それをさらに説明して「従って物事のできる、できぬというのは頭ではなく、性格だ」ともいった。


         
 上記は、日本海海戦を勝利に導いた天才的な戦術家、秋山真之の考えとして述べた箇所です。

 いかにして、どのようにして勝つか、「戦術」とは戦いに勝つための個々の具体的な方法を指していますが、戦術がいかに優れていても結果の成否はそれを運用する人間の能力しだいです。

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サツマイモ

 「食欲の秋」を代表する食材の一つ「サツマイモ」が旬を迎えています。「野菜を凝縮(ぎょうしゅく)するとサツマイモになる」と言われるほど栄養価が高く、リンゴの5倍以上のビタミンCを含み、過熱しても壊れにくいのが特徴です。


 カロテンやビタミンB、カリウムも多く含まれ、コレステロールの吸収や血糖の上昇を防ぎ、便秘解消にも役立つ繊維質も豊富、昨今は女性に大変な人気があります。石焼き芋・ふかし芋・天ぷら・スイートポテト・大学イモ・キントン・干し芋・・・等々、いずれの調理法でも美味しいです。


 スーパーなどの店頭で選ぶ際は、全体の色が均一でよく太ったものが良いです。色が均一なのは痛んでいない証拠、太ったものは生育環境が良い証拠です。毛穴が深いものや固いヒゲ根のあるものは固くなっているため避けるのが良いです。


 国内での生産地は、鹿児島県・茨城県・千葉県・宮崎県・徳島県が全国のトップ5県であり、この5県で全国の8割、特に鹿児島県は全国の4割を生産しています。

 全世界で見ますと日本のサツマイモの生産量は1%程度に過ぎず、トップの中国は全世界生産量の80%超を占めています。

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決定麻痺

 関連する情報や選択肢が多い場合、迷いが生じて判断ができなくなるという状況があります。

 以前行われた調査によりますと、ほしかった家電を買いに量販店に行ったところ、A社製品がその日限りの特売で安売りしていた場合、それを購入するか否かを問う設問では65%の人がA社製品を購入すると答え、35%の人は他の店や商品も検討したいので購入を待つと答えています。

 さらに次の設問で(設定は上記と一緒)、相対的に高価格・高性能のB社製品もいつもより安く売っていた場合どうするかを聞きますと、25%の人がA社製品、ほぼ同率の人がB社製品、そして残りの約半数がもう少し待つと答えたそうです。

 このように選択肢が増えてゆくにつれ決定ができなくなり、結果として何もしないという選択肢を選ぶ傾向が強くなります。このことを「決定麻痺」と呼びます。

 上記の例で言いますと、選択肢が増えたことでもう少し待てば(他のも検討すれば)もっと安く買えるのではないかと思うわけです。言い方を変えますと、様子見した方が賢い選択のように見え、今決定することは損ではないかという不安に陥ってしまうわけです。

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サバ

 青い魚「鯖」と書いて「サバ」。その名の通り、「青魚の王様」と言われていますが、非常に栄養価が高い魚で、いよいよこれからが旬です。秋の深まりとともに体がふっくらとしてきて、古くからその美味しさが知られていますが、江戸時代には将軍家への献上品となったほどです。


 血液をさらさらにして血中のコレステロール値を下げるといわれるエイコサペンタエン酸(EPA)や脳を活性化するといわれるドコサヘキサエン酸(DHA)、その他、たんぱく質、鉄分、ビタミンB1、B2等々、豊富な栄養素が含まれています。


 食べ方も色々で、みそ煮、酢でしめた締めサバ、水煮、竜田揚げ、フライなどがあるほか、缶詰もおなじみです。ただ、「サバの生き腐れ」という言葉がありますように、鮮度が長持ちせず、普通は刺身では食べられません。


 店頭で選ぶ際は、目が澄んでいて、皮に張りがあるもの。腹がしっかりした太めのものを選ぶと良いそうです。

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国会議員の給料

 我が国の国会議員の給料は高すぎる、と云う声があります。さて、どうでしょうか?私は逆にもっと高くすればいいと思うのですが、理由を説明します。給料を上げればいい人材が集まると決まったものではありませんが、それでもやはり一般的には、高い給料の方がいい人材が集まるでしょう。特に、スペシャル高額な給料であれば、流石に一定数の優秀な人材は集まるものと思われます。国会議員の給料、4倍くらいに引き上げたらどうでしょうか?同時に定数は4分の1にすれば、全体のコストは変わりません。

 国会議員の年収(歳費)は約2200万円、文書通信交通滞在費という手当が月100万円(年1200万円・無税)、立法事務費が月65万円(年780万円・会派に支給)、秘書3人までの給与に当てられる秘書雇用手当が年間約2500万円。全部足すと実質6700万円程度です。この中から政策秘書を雇ったりする訳ですが、年収2200万円と云うより、年収6700万円だがこの中で秘書から立法経費まで全て賄ってもらっている、と云う方が納税者に分かりやすいと思います。

 この総年収を4倍にすると約2億7000万円。これだけ払うと云えば、優秀なコンサルタントや経営者的人材も含めた様々な優秀な人材が、やってみるか!と国会議員になろうとしないでしょうか?なべて我が国の政治家コミュニティは、なりたい人が限られていると云うか、人材不足の感が否めないと思うんですよね。どうでしょうか?

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江戸期の両国界隈の地名

 葭町(よしちょう)=現・中央区日本橋人形町一丁目、三丁目を挟む地域。今の人形町交差点から江戸橋に抜ける道筋の街です。

 広小路、西両国から両国橋を渡り、東両国に至る両国のメインストリートです。江戸には、各所に「広小路」が存在しましたが、「両国広小路」と呼ばれる所です。

  (馬喰町)    │ 隅 │          
(浮世小路)    │ 田 │         
   西両国一帯│ 川 │東両国一帯    
━━━━━━━┿───┿━━━━━━━  
  西両国広小路│両国橋│東両国広小路   
━━━━━━━┿───┿━━━━━━━
   西両国一帯 │   │東両国一帯     
   横山町 米  │   │         
   (橘町)  沢  │   │         
 (田所町)   町 │   │         
(長谷川町)     │   │         
         葭町 │   │         
駿河町(小網町)│   │   北     
       (魚河岸)│   │   ↑     
─┤日├────┘       ─┼─    
  │本│神田川     │   │     
─┤橋├────┐            
        │        

 米沢町=現・中央区東日本橋二丁目両国橋西詰めの街。駿河台=現・千代田区神田駿河台一丁目と二丁目に位置する街。家康公が江戸に入った時、当時あった神田山と言う山を崩し、その土砂で日比谷入江を埋め立てて、下町一帯を築きました。神田山跡の台地は、江戸初期に、駿府(現・静岡市葵区)から江戸に移住した、家康公の家臣が居を構えたので、そのエリアを駿河台と呼ぶようになります。

 当時の隅田川、両国界隈の地図を、かなり大雑把ですが、アスキーアートで描くと、上図の様になります。あくまでも、大雑把な地図ですので、距離等はほとんど考慮していません。だいたいの位置関係を読み取っていただければ、と思います。なお、落語の中に出てくる名所地名も、( )で括って書き込んであります。「ああ、あの落語に出てくる●●町って、ここいら辺にあったんだ」なんて感じで、見て下さい。

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柿(2)

 「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と正岡子規の俳句にありますが、その秋の味覚「柿」が出回り始めています。

 柿にはビタミンC、カロチン、食物繊維、カリウム、タンニンなどが豊富に含まれています。ビタミンCといえば、酸っぱいイメージがありますが、柿に含まれているビタミンCはレモンやイチゴに負けていません。


 その他にも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン(渋味の原因)、ミネラルなどを多く含んでいるため、『柿が赤くなれば、医者が青くなる』という言葉があるほど、柿の栄養価は高いのです。


 また、「二日酔いには柿」と言われる訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげとも言われています。


 良い柿の選び方は、「ヘタ隙き」でなく、しっかりとヘタが実に張り付いているもの、これが良いそうです。柿に4つの溝がありますが、その溝にそって切れば、種を切ることはないそうです。

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自動運転のレベル

 世界のメーカーが開発にしのぎを削る自動運転技術は下記の5つのレベルに分類されています。


 ◆レベル1(運転支援)

   ハンドル操作や加速・減速などのいずれかを車が支援。車が状況を判断
   して自動でブレーキをかける機能などがここに分離されます。

 ◆レベル2(部分自動運転)

   ハンドル操作と加速・減速などの複数の運転操作を車が支援します。ア
   ダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付き)などが
   これに該当。運転の主体はドライバーであり、ドライバーは常に周囲の
   状況に注意する必要があります。

 ◆レベル3(条件付き自動運転)

   場所など条件が限定された環境で全ての運転操作を車が行いますが、必
   要な場合はドライバーが対応しなければならない。

 ◆レベル4(高度自動運転)

   場所など条件が限定された環境で全ての運転操作を車が行い、その条件
   が続く限りドライバーは運転に関与しない。

 ◆レベル5(完全自動運転)

   場所を選ばず無人運転。安全に関わる運転操作と周囲監視をすべてシス
   テムに委ねる。


 テスラなどもそうですが、現在の市販車の自動運転技術はレベル2で、システムに欠陥がなければ、事故の責任はドライバーにあるというのが一般的な解釈です。

 レベル3になりますと、自動運転中の事故の責任は自動運転システム側(自動車メーカー、システム開発者等)が負うことになります。※日本においては当面の間、ダオライバーの法的責任がゼロになることはないと考えられています。

 事故の責任を負うとなればメーカーも慎重にならざるをえませんが、フォルクスワーゲン傘下のアウディは来年以降にドイツ国内限定でレベル3の自動運転機能をオプションで発売します。

 アウディのレベル3は、中央分離帯のある自動車専用道路の同一車線を時速60キロ以下で走るときに、運転者に代わって運転操作を引き受けるというもので、自動運転中の事故の責任はアウディが負います。

 ドイツは自国のメーカーが自動運転技術で先頭を走ることを国を挙げて支援しており、今年5月には法律を改正し、自動運転中はドライバーがハンドルから手を離し、他の作業をすることを認めました。つまり、自動運転中はスマホでチャットをしていても運転者が法的責任を問われることはありません。

 テスラにおいてもレベル3の自動運転システムの導入が近いとされており、量産車で「世界初のレベル3」の称号を得るのはアウディかテスラのいずれかになりそうです。

 遺伝子治療などがそうでしたが、日本では規制が障害となり最先端の分野で遅れるをとるようなことが多々あります。同じ轍を踏まないように、自動運転の分野では国による環境整備と後押しが必要不可欠です。

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紫 苑

 キク科の多年草の「紫苑(しおん)」の花時はちょうど今時分で、薄紫の花を咲かせます。古くから愛でられた花で、平安時代の「今昔物語」には以下のような話として登場します。

 父を亡くした兄弟はともに深く悲しみますが、兄はその思いを忘れようと父の墓のそばに萱草(かんぞう、忘れ草)を植え、弟は見た人の心にあるものを決して忘れさせないと言われる紫苑(思い草)を植えて思慕の念をいっそう強くしました。

 屍を守る鬼は弟に感じ入り、弟に特別な能力を授け、弟は涙を流してこれを喜びました。このようなことから、「嬉しきことあらむ人は紫苑を植えて常に見るべし。憂へあらむ人は萱草を植えて常に見るべし」と語り伝えられています。

 話は変わりますが、文化庁は先日、平成28年度「国語に関する世論調査」の結果を発表しました。

 それによりますと、例えば「卑劣なやり方で、失敗させられること」を「足下をすくわれる」と言う人が64%、「足をすくわれる」を使う人は26%でした。本来の言い方は後者で、すべての年代で間違って使っている人が多いという結果になっています。

 その他の慣用表現でも実際には下記のように意味を間違えて理解しているケースが多いようです。(%は回答者の割合)

  「さわり」    正)話などの要点のこと    36%
           誤)話などの最初の部分のこと 53%

  「ぞっとしない」 正)面白くない        22%
           誤)恐ろしくない       56%

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CBCC

 BIS(国際決済銀行)が、CBCCなる用語を使い始め、それに関するレポートも発行しました。CBCCとは、Central bank cryptocurrencies の略で、中央銀行発行仮想通貨、のことです。要は、日本やアメリカのような国が、紙幣の替わりにデジタル通貨を発行することです。デジタル円のような。

 現段階ではあくまでも可能性の話ですが、技術的側面、利便性の側面、金融政策との関連などなど、今後網羅的な議論がされていくことになるでしょう。CBCCと云うネーミングは今一だと思いますが、今後要注目であることは間違いないですね。

 世の中は変わって行きますね

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ノーベル文学賞

 受賞を期待して集まったハルキスト(村上春樹氏の熱心なファン)が一斉に溜息をつく、毎年の恒例のようになった風景です。

 事情通が予想する候補者リストの中には、もちろんカズオ・イシグロ氏の名前があったのかもしれませんが、直前の報道にはなかったように思います。

 大手書店では村上氏が受賞した場合に備えて著作本のコーナーを作って準備していましたが、発表を聞いて急きょイシグロ氏の作品が並べられました。

 イシグロ氏の作品は、映画化されアカデミー賞にノミネートされたり、日本では蜷川幸雄さんの演出で舞台化されたり、TBSでテレビドラマ化されたりして、根強いファンがいるため大手書店には在庫があったようです。

 しかしそれ以外の多くの書店では事情が異なり、イシグロ氏の邦訳本を日本国内で独占的に出版している早川書房では受賞発表直後から注文の電話が殺到し、出版元でも在庫に限りがあるので増刷するようです。

 昨夜から今日にかけての書店、取次、出版元、配送、印刷などの動きを取材したドキュメンタリー番組などがあれば是非みてみたいものです。

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中秋の名月

 今の時期は空気が澄み、月の光も明るく爽快。涼しさを感じる夕べに、秋草、虫の声などの取り合わせも良く、農作物の収穫時期とも重なり昔からこの日は特別な日だったようです。

 もちろんこうした風習は大陸から伝わったもので、中国ではこの日を「中秋節」と言って祝い、春節(旧正月)や端午節(五月五日)などと並ぶ伝統的な祭日となっています。

 中国では月に見立てた「月餅」ですが、日本では月に見立てて丸いお団子を作り、収穫への感謝を込めてお供えものとします。すすきは稲穂の代わりで、神様の依り代(よりしろ、神様が寄りつくもの)です。

 ところで、旧暦は日々の変化が分かりやすい月を基準にしています。月の満ち欠けの周期はおよそ29.53日であるため、必ずしも15日の夜が満月になるとは限らず、今夜の月も真ん丸ではありません。

 月の満ち欠けを基準にしますと、1年の長さは新暦よりも11日短い354日となってしまいます。

 このズレを補正するために、約3年に1回(19年に7回)の割合で、別個にもう一つの月(閏月)を挿入し、その年(閏年)は1年が13カ月となります。ちなみに今年がその閏年で旧暦5月が2回ありました。その影響もあって今年は時期的に少し遅めの中秋の名月となっています。

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インフラの老朽化

 2012年に発生した中央道笹子トンネルの天井崩落事故。ご存知の方も多いかと思いますが、これをキッカケに日本の道路・橋梁・上下水道・公共施設などの老朽化に伴う維持更新の必要性が強く意識されています。


 NEXCO(東日本、中日本、西日本高速道路会社3社の総称)が管理する高速自動車国道については、総延長7832キロのうち開通から30年以上が経過している区間が約4割を占め、また首都高速道路については、経過年数40年以上の構造物が約3割、30年以上が約5割を占め、きめ細かな維持管理が必要な高架橋やトンネルなどの構造物比率が約95%を占めています。


 NEXCOは道路の長期保全のために必要となる大規模更新・修繕に15年間で約3兆円を投じますが、五輪を控えて工事はこれから活発化してきます。

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ノーベル賞

 本日午後6時半ごろにノーベル生理学・医学賞の発表があり、明日3日は物理学賞、4日に化学賞、6日に平和賞、9日に経済学賞の発表が予定されています。

 文学賞の発表日時は未定ですが、木曜日に発表されることが多く、今年は5日か12日が有力です。

 ところで、アメリカ国籍を取得した人を含めて、これまでノーベル賞を受賞した日本人は25人いますが、名古屋市と富山市を結ぶ国道41号ゆかりの受賞者が多いことが指摘されています。

 2002年に化学賞を受賞した田中耕一さんは富山市出身で、1987年に生理学医学賞を受賞した利根川進さんも幼少の頃を富山で過ごしています。

 2002年に物理学賞を受賞した小柴昌俊さんと2015年に物理学賞を受賞した梶田隆章さんがニュートリノ研究に使った実験施設「カミオカンデ(現カムランド)」は国道41号が走る岐阜県飛騨市にあります。

 また、同じく国道41号が通る岐阜県高山市は2000年に化学賞を受賞した白川秀樹さんが小学校から高校まで過ごした地で、国道41号終点の名古屋市には2001年化学賞受賞の野依良治さん、2008年化学賞受賞の下村脩さん、同じく2008年物理学賞受賞の益川敏英さんと小林誠さん、2014年物理学受賞の赤崎勇さんや天野浩さんを輩出した名古屋大学があります。

 国道41号は富山で水揚げされたブリが運ばれたことから「ブリ街道」と呼ばれたり、出世魚のブリにちなんで「出世街道」との名もありますが、ノーベル賞受賞者が多くいることから最近は「ノーベル街道」と呼ばれるそうです。

 ちなみに、今年の受賞候補者として名前があがる吉野彰さん、坂口志文さん、飯島澄夫さんらも名古屋にゆかりのある方々です。

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柿(1)

 「柿が赤くなれば、医者が青くなる」という言葉があるほど栄養価が高い「柿」。そろそろその「柿」が出回る頃となりました。歴史のある果物だけに柿にまつわる日本の食文化は多様です。生で食べたり、干し柿にしたりするほか、柿の葉ずしや柿ようかんなど食材として広く用いられています。

 その「柿」(かき)という言葉は欧州でも通じる名称で、日本と同じく「カキ」と発音されるそうです。欧州に知られたのは江戸時代で、18世紀末にスウェーデンの学者のツーンベリーが日本を訪れ、初めて見る柿に興味を示したことがきっかけだそうです。

 珍しさのあまり、神々の食べる果物という意味を示す「ディオスピロス・カキ」と名づけました。今でもスペインやイタリアでは甘柿をデザートとして珍重して食べるそうです。

 柿の生産量ベストスリーは、1位が和歌山県、2位は「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」の奈良県、3位は福岡県となっています。

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国慶節

 中国は今日10月1日に『国慶節』(建国記念日)を迎え、今年は建国68年となります。1949年10月1日に故毛沢東主席が天安門で建国宣言、中華人民共和国が正式に建国されたことにちなんでいます。


 東京都内でも多くの中国人観光客で賑わっていますが、この国慶節の時期は行楽シーズンとなり、中国では民族大移動といわれるくらい大勢の人が旅行に出かけるのが恒例です。中国観光当局は同期間中の中国国内旅行者数は前年比1割増の約7億1千万人に達すると見ています。

 大型連休を利用して海外旅行を楽しむ人も多く、今年は過去最高の600万人超が出国する模様です。

 中国オンライン旅行大手の携程旅行網(シートリップ)の調査にでは、今年の大型連休に海外を訪れる中国人の人気渡航先ランキングは以下のようになっています。

   1位)タイ
   2位)日本
   3位)アメリカ
   4位)シンガポール
   5位)オーストラリア

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コーヒーの日

 10月1日は「コーヒーの日」で、コーヒーの新年度は10月から始まります。

 コーヒーは今でこそ日常生活に欠かせない飲み物となっていますが、コーヒーが現在のように世界に広まる前はイスラム圏で「秘薬」として飲まれており、キリスト教圏では悪魔の飲み物とされていました。

 しかし、そのおいしさを知ったバチカンの法王が、コーヒーに洗礼を施し、キリスト教徒のコーヒー飲用に許可を与えてからまたたく間に西欧に広まったと伝わります。以来、コーヒーは多くの人を虜にしてきました。

 コーヒーを愛したナポレオンは「体を温め、勇気を出してくれるこのコーヒーを兵士達に与えよう。余の作戦と兵士達がいれば、世界は余の手のひらにあるも同然」と語り、大のコーヒー党であったルソーは死の間際に「ああ、これでコーヒーカップを手にすることができなくなった」との言葉を残しています。

 また、アポロ13号の乗組員が大変な困難に直面していた時、ヒューストンの司令センターから乗組員に向かって「こちらヒューストン。がんばれ乗組員の諸君! 君たちは今、熱いコーヒーへの道を歩いているのだ!」と激励した話は有名です。

 そして、コーヒーを語った中で最も有名な言葉は下記の一節です。


「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、

      恋のように甘く、そして・・・あなたのようにほろ苦い」


 この言葉には様々なバージョンが存在しますが、トルコの諺やフランスの政治家タレーランの言葉が原型になっているそうです。

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