柿(2)
「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」と正岡子規の俳句にありますが、その秋の味覚「柿」が出回り始めています。
柿にはビタミンC、カロチン、食物繊維、カリウム、タンニンなどが豊富に含まれています。ビタミンCといえば、酸っぱいイメージがありますが、柿に含まれているビタミンCはレモンやイチゴに負けていません。
その他にも、ビタミンK、B1、B2、カロチン、タンニン(渋味の原因)、ミネラルなどを多く含んでいるため、『柿が赤くなれば、医者が青くなる』という言葉があるほど、柿の栄養価は高いのです。
また、「二日酔いには柿」と言われる訳は、ビタミンCとタンニンが血液中のアルコール分を外へ排出してくれるからで、豊富なカリウムの利尿作用のおかげとも言われています。
良い柿の選び方は、「ヘタ隙き」でなく、しっかりとヘタが実に張り付いているもの、これが良いそうです。柿に4つの溝がありますが、その溝にそって切れば、種を切ることはないそうです。
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