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自動運転のレベル

 世界のメーカーが開発にしのぎを削る自動運転技術は下記の5つのレベルに分類されています。


 ◆レベル1(運転支援)

   ハンドル操作や加速・減速などのいずれかを車が支援。車が状況を判断
   して自動でブレーキをかける機能などがここに分離されます。

 ◆レベル2(部分自動運転)

   ハンドル操作と加速・減速などの複数の運転操作を車が支援します。ア
   ダプティブクルーズコントロール(ステアリングアシスト付き)などが
   これに該当。運転の主体はドライバーであり、ドライバーは常に周囲の
   状況に注意する必要があります。

 ◆レベル3(条件付き自動運転)

   場所など条件が限定された環境で全ての運転操作を車が行いますが、必
   要な場合はドライバーが対応しなければならない。

 ◆レベル4(高度自動運転)

   場所など条件が限定された環境で全ての運転操作を車が行い、その条件
   が続く限りドライバーは運転に関与しない。

 ◆レベル5(完全自動運転)

   場所を選ばず無人運転。安全に関わる運転操作と周囲監視をすべてシス
   テムに委ねる。


 テスラなどもそうですが、現在の市販車の自動運転技術はレベル2で、システムに欠陥がなければ、事故の責任はドライバーにあるというのが一般的な解釈です。

 レベル3になりますと、自動運転中の事故の責任は自動運転システム側(自動車メーカー、システム開発者等)が負うことになります。※日本においては当面の間、ダオライバーの法的責任がゼロになることはないと考えられています。

 事故の責任を負うとなればメーカーも慎重にならざるをえませんが、フォルクスワーゲン傘下のアウディは来年以降にドイツ国内限定でレベル3の自動運転機能をオプションで発売します。

 アウディのレベル3は、中央分離帯のある自動車専用道路の同一車線を時速60キロ以下で走るときに、運転者に代わって運転操作を引き受けるというもので、自動運転中の事故の責任はアウディが負います。

 ドイツは自国のメーカーが自動運転技術で先頭を走ることを国を挙げて支援しており、今年5月には法律を改正し、自動運転中はドライバーがハンドルから手を離し、他の作業をすることを認めました。つまり、自動運転中はスマホでチャットをしていても運転者が法的責任を問われることはありません。

 テスラにおいてもレベル3の自動運転システムの導入が近いとされており、量産車で「世界初のレベル3」の称号を得るのはアウディかテスラのいずれかになりそうです。

 遺伝子治療などがそうでしたが、日本では規制が障害となり最先端の分野で遅れるをとるようなことが多々あります。同じ轍を踏まないように、自動運転の分野では国による環境整備と後押しが必要不可欠です。

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