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カタルーニャ州

 スペイン北東部の地中海岸に位置するカタルーニャ州(州都バルセロナ)は、サッカーで世界屈指の強豪チームFCバルセロナ、アントニオ・ガウディ設計のサグラダ・ファミリア(聖家族教会)などが日本では知られています。

 地理的に交通の要衝をなしており、古くは独立王国として地中海に覇を唱えた時期もあります。スペインの一部でありながら現在も独自の言語と文化を持ち、もともと独立志向の強い地域です。

 カタルーニャ州の面積はスペイン全体の6%程度でデンマークやベルギーと同等。カタルーニャ州の人口は約750万人でスペイン全体の16%に相当し、ブルガリアやフィンランドなどを上回ります。

 カタルーニャ州の域内総生産(GDP)はスペイン全体のおよそ2割を占め、デンマークやフィンランド、シンガポールなどに匹敵します。

 そんなカタルーニャ州で独立機運が一気に高まった理由は以下の2点。

1)カタルーニャ州は自治権の拡大を盛り込んだ新たな自治憲章を制定しましたが、国の憲法裁判所はこれを「違憲」と判断。これをきっかけにスペインからの独立を望む声が高まりました。

 ※スペイン中央政府は各州に自治権を認めており、中央政府との合意の下、各州は独自の「自治憲章」を制定しています。

2)08年のリーマン・ショック以降、景気が低迷する中でもカタルーニャ州は多額の税金を中央に納めてきた一方、その恩恵に浴していないとの不満が強まりました。

 ※カタルーニャ州が14年に中央に納めた税額に対し、中央から同州への投資額は98億ドル(約1兆3千億円)少なかったと、地元メディアは報じています。

 ちなみに、カタルーニャ州の独立運動に対し、欧州各国は総じて冷淡です。何故なら、ドイツ、イギリス、ベルギー、イタリアなどでも国内に独立問題を抱えているためで、飛び火して混乱を招きかねないからです。

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