« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »

2017年12月

結 露

 この時期、窓や窓枠に結露(けつろ)が出来やすくなります。カビの原因ともなるので早めに手を打つ必要があります。以前、新聞にお奨めの結露対策という記事が出ていましたので、ご紹介させて頂きます。

1.あさは3分でも5分でも窓を開けて換気すると結露が少なくなる

2.寝る前に新聞紙を貼り付けておくと水分を吸収し、翌朝その新聞紙でガラスをふけば掃除にもなる

3.中性洗剤を溶かしたものをぞうきんに付けて窓ガラスをふくと少なくなる

4.洗濯物を部屋の中に干さない

5.押し入れのふすまは少し開けておく

6.市販の結露防止スプレーをかけると2週間くらいの効果がある

 既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、一度試してみてはいかがでしょうか。

| | トラックバック (0)

壜の中の小鬼

 巨大企業エンロンの破綻(2001年12月)にまつわるエピソードに多くのページを割いている「天才数学者、株にハマる」という本には興味深いエピソードがいくつもでてきます。

 その中の一つに「壜(ビン)の中の小鬼」という話がありますのでご紹介したいと思います。

『壜の中にあなたのどんな色欲も金銭欲も満たしてくれる小鬼がいて、その壜と中に入った素晴らしい生き物を、あなたの言い値で売ろうと持ちかけられる。

 しかし、1つ重大な条件が付いている。望みをかなえて壜に用がなくなったら、あなたは壜を自分が買った値段よりも厳密に安い値段で売らなければならない。

 もしもより安い値段で誰かに売れなければ、あなたはすべてを失い、耐え難く残酷な苦しみを受けることになる。そんな壜をあなたはいくらで買うだろうか。』

 と、このような話なのですが、絶対に安い値段で売らなければいけないわけですから、1円はもちろん、2円で買うこともありません。なぜなら、買った値段よりも必ず安く売らなければいけないことを誰もが知っているため、1円で購入する人などいないからです。

 数学的にはどのような値段でも買うことはないと結論付けることができるとのことですが、実際にはある程度の金額なら買うという人はいそうです。最後の買い手にさえならなければよいわけですが、このくらいならばそれは自分ではないと期待できる水準がそのものの価格になってきます。

 株を購入するときは、もっと上昇するだろうという期待のもとに買い付け、自分より後に自分よりも高い水準を買う人がいるだろうとの暗黙の期待が潜在的にあります。

 誰もがそう思い株を購入するわけですが、しかし限界点はどこかに必ず存在します。誰かが最も高い価格で購入した後は売りたい人ばかりになるということになりかねないのですが、その水準がどこかにあるとしても、それは今ではないというのが購入者の心理です。

 著者は「さまざまな状況の下で、人々は目先の結果だけを考え、遠い先のことを見ようとはしない」と結論付けていますが、これはマーケットにおける真理で、洋の東西を問わず古来から言われてきたことでもあります。

| | トラックバック (0)

今年の十大ニュース

 次から次へと事件や事故、不祥事や災害が相次ぎ、新聞やテレビでは毎日たくさんのニュースが報じられていますが、在京新聞・通信8社の社会部長は次のような出来事を「今年の十大ニュース」として選んでいます。

  1位)神奈川・座間で9遺体発見。27歳男逮捕。SNS接点

  2位)小池劇場都議選で圧勝。衆院選で失速

  3位)南スーダンPKO日報隠しが発覚、防衛相ら辞任

  4位)森友・加計問題、国会で首相追及。内閣支持率急落

  5位)北朝鮮のミサイル発射相次ぎ、緊張高まる

  6位)九州北部豪雨。福岡・大分で38人死亡、3人不明

  7位)天皇の退位特例法成立。2019年5月から新元号

  8位)電通過労死事件で有罪判決。働き方改革加速

  9位)改正組織犯罪処罰法成立。共謀罪の趣旨盛り込む

 10位)将棋界快挙相次ぐ。藤井四段29連勝、羽生永世7冠達成

 番外としては、桐生選手の日本人初の9秒台、上野動物園でパンダ誕生などのトピックがあげられています。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2017121800865&g=soc

| | トラックバック (0)

体調管理

 今年もいよいよ押し迫り、さぞかしお忙しい事と存じます。年の瀬は仕事や会合に追われ、体調を崩しがちになりまので特に体調管理には気をつけなければなりません。

 以前、「風邪などをこじらせないためにどんな工夫をしているか?」というアンケート調査がありました。

 1位は、「お茶でうがいをする」となっていましたが、日本茶や紅茶には抗菌免疫活性作用があるとされる「カテキン」が含まれており、うがい薬代わりに利用するとノドの痛みが軽くなるという声が多くあります。

 2位は「ショウガ湯を飲む」で、ショウガは発汗を促して熱を下げ、血行や消化を促進するジンジェロールを含み、古くから洋の東西を問わず民間薬として重宝されてきました。

 また、4位の「くず湯」も風邪のひき始めの一服に適しており、くずは漢方の風邪薬「葛根湯(かっこんとう)」の成分の一つで解熱作用があります。ちなみに、1位から5位は以下のようになっていました。

 1位 お茶でうがいをする(出来るだけ濃く入れた熱いお茶がベター)
 2位 ショウガ湯を飲む (熱いお茶にショウガのおろし汁をたくさん入れる)
 3位 卵酒を飲む
 4位 くず湯を飲む
 5位 薄い食塩水で鼻のうがいをする

| | トラックバック (0)

サクソバンクの大胆予測

 デンマークの金融大手サクソバンクが2018年の「大胆予測」を発表していますので、いくつかの項目について要旨をご紹介させていただきます。

■日銀、統制力を失いイールドカーブ・コントロール政策の放棄へ

 日銀の金融政策がとん挫、1ドル=150円まで円安が進んだ後、100円まで急騰。

■株式市場は フラッシュクラッシュ後に ボラティリティが急上昇

 S&P500種指数が1987年の株価大暴落に類似したフラッシュクラッシュ(瞬間的な暴落)によって25%急落。

■見捨てられるビットコイン

 ビットコインは2018年中に60,000ドル超まで高騰。しかし、中国やロシアなどの規制により相場は崩壊し、1000ドル付近で2019年を迎える。

■テンセントがアップルを抜き世界最大の企業に

 中国ネットサービスの騰訊控股(テンセント)の株価が大きく上昇し、米アップルの時価総額を抜いて世界最大の企業となる。


 上記は、発生する可能性は低いものの、発生すれば広範囲に深刻な影響を及ぼす事柄、いわゆる「ブラックスワン」です

 こういった予測を発表する趣旨についてサクバンクでは、来年の投資アイデアを練るうえで欠かせない、「想定外を予想する機会」を提供するため、としています。

| | トラックバック (0)

睡眠不足

 何かと忙しい師走、ついつい睡眠不足になる方も多いかと思います。

           「睡眠不足だと太る?」

 以前、米国のスタンフォード大学とシカゴ大学の研究チームが、「睡眠不足だと食欲が増えて太る傾向があるのは、食欲を高めるホルモンの分泌が増える一方、エネルギー消費を促すホルモンが減るのが原因である」とする調査結果を発表していました。

 これまで、睡眠時間と食欲ホルモンの相関関係は動物実験では分かっていましたが、人間で実証されたのは初めてです。20台前半の健康な男性12人を対象に、睡眠時間が2日連続で1日4時間の場合と9時間の場合を比較したところ、4時間だと主に胃から分泌され、食欲を高める「グレリン」の血中濃度が平均28%増える一方、エネルギー消費を促す「レプチン」が18%減少。実際に全員が強い食欲を訴えたそうです。

 また、別の調査では、1日の睡眠時間が常に5時間の集団は、8時間の集団に比べ、グレリンが平均14.9%多く、レプチンが15.5%少ないと判明しています。

 「睡眠不足だと太る」というのは、どうやら本当のようですが、いずれにしましても、健康のためには、しっかりと睡眠をとること、これが重要ですね。

 ちなみに、『メタボリックシンドローム』とは、内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった状態を言い、治療の対象として考えられるようになっています。

 肥満症や高血圧・高脂血症・糖尿病などの生活習慣病は、それぞれが独立した別の病気ではなく、肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満)が原因であることが分かってきたことが、その背景にあります。

| | トラックバック (0)

第4次産業革命を支えるキャンブリック            

 例えば、大規模な生産設備が故障によりストップすれば、大きな経済損失が発生するだけでなく、故障によって事故が発生すれば人命に関わることさえあります。

 こうしたリスクを防ぐために、IoTを使ってより多くの情報をビッグデータとして集め、状態を常に監視しながら、パフォーマンスの低下などをAI(人工知能)によって察知し、故障や事故が発生する前に修理・復元を行いパフォーマンスを維持するというのが第4次産業革命の目指す一つの形です。

 この第4次産業革命を支える基幹技術が以下の7つです。

    C:クラウドコンピューティング

    A:AI

    M:モビリティー

    B:ビッグデータ

    R:ロボティクス

    I:IoT

    C:サイバーセキュリティー

 モビリティーは「自動運転車」と解せば分かりやすく、また、車をはじめあらゆるモノがネットにつながり、巨大なデータをやり取りし、仮想通貨が流通する社会では高度なセキュリティー技術は必要不可欠です。

 上記7つのテクノロジーの頭文字を合わせて「CAMBRIC」(キャンブリック)と言い、グーグルやアマゾン、アップルなどの巨大IT企業が主導権を握ろうしのぎを削っています。

| | トラックバック (0)

産業革命

 過去幾度かの産業革命は産業構造に大きな変化をもたらし、経済はその都度飛躍的に発展しました。

 まず18世紀後半にイギリスで蒸気機関の改良と実用化が進みます。石炭を燃料に、蒸気機関を動力源とする軽工業中心の発展は「第1次産業革命」と呼ばれ、機械化が進みました。

 19世紀後半から20世紀初頭にかけて石油の利用が進み、重工業や化学工業で技術革新が起こります。これが「第2次産業革命」で、特にドイツやアメリカの工業力が高まり、大量生産の時代に突入します。

 そして20世紀後半からコンピュータの利用が広がり、インターネット時代の到来とともに生産の自動化と効率化進みました。これがいわゆる「第3次産業革命」です。

 そして現在は「第4次産業革命」と呼ばれる技術革新が進行しつつあります。

 第4次産業革命は、あらゆるモノがインターネットにつながる「IoT」が根幹にあり、ドイツは「インダストリー4.0」と銘打ち、国家プロジェクトとして進めています。

| | トラックバック (0)

2018年度予算案

 昨日閣議決定しました2018年度予算案の内訳をご紹介したいと思います。ちなみに、予算の規模は6年連続で過去最大を更新しています。

 2017年度予算案     97兆7128億円(歳入=歳出)

 (歳入) 税収       59兆0790億円
      税収外収入     4兆9416億円
      公債金      33兆6922億円※公債依存度34.5%

 (歳出) 国債費      23兆3020億円
      地方交付税交付金 15兆5150億円
      一般歳出     58兆8958億円

 尚、国の会計には上記一般会計以外に、特定の財源を特定の使途にあてる形で運営されている「特別会計」と、特別の法律によって設立された全額政府出資の法人(日本政策金融公庫等)の「政府関係機関予算」があります。

 参考までに、国の予算(収支)を年収683万円(2016年の子育て世帯の平均額)の家計に置き換えてみますと以下のようになります。

【国の予算】              【家計】

 税収等      64兆0206億円   年収       683万円

 国債費  A   23兆3020億円   ローン元利払C  249万円
 地方交付金B   15兆5150億円   田舎へ仕送りD  165万円

 税収等-A-B  25兆2036億円   可処分所得    269万円
                     (年収-C-D)

 公債金収入    33兆6922億円   不足金=借入   359万円

 ──────────────────────────────────
 一般歳出     58兆8958億円   生活費      628万円

 国の借金残高      1108兆円   ローン残高 1億1820万円


 今回の予算案では、税収(59兆0790億円)は27年ぶりの高水準に達し、その一方で新規国債の発行額(33兆6922億円)は8年連続で前年度を下回る見通しですが、家計に置き換えてみますと、ローン返済や田舎への仕送りのための負担が大きく、それゆえ可処分所得だけでは生活費が足りず、返済額以上の新しい借金を繰り返して不足を補っている状況は変わらずです。

 ローン残高は年収の17倍超に達しており、普通の家庭ならば破産していてもおかしくないレベルです。

| | トラックバック (0)

冬 至

 東京が江戸と呼ばれていた頃の小売業は掛売りが主流で、掛売り代金の回収はお盆と暮れの二回のみでした。

 振り込みやクレジット決済などなかった昔は、「盆暮れ」という言葉から受ける印象そのままに、この時期の忙しさは尋常ではなかったそうです。

 「師走」という月名にも、そのようなあわただしさがにじんでいます。


 ところで、 今日は年間を通して夜が一番長く昼が最も短い「冬至」です。

 冬至を指す「一陽来復」は「冬が去り、春が来ること」を意味すると同時に「悪い事が続いたあと、ようやく物事が良い方に向かうこと」でもあります。

 また、冬至には「ん」がつく物を食べて、一陽来復の運気上昇にあやかり、無病息災を願う風習が各地に残ります。

 ちなみに「ん」がつく食べ物とは、大根や蜜柑(みかん)もそうですが、よく言われるのは下記の7つで、いわゆる「冬至の七種(ななくさ)」です。

   南瓜(なんきん)かぼちゃ
   人参(にんじん)
   蓮根(れんこん)
   金柑(きんかん)
   銀杏(ぎんなん)
   寒天(かんてん)
   饂飩(うんどん)うどん

 「ん(運)」がつく食べ物は「いろはにほへと・・・ん」で一陽来復、また最初に戻る縁起物。柚子を融通、冬至を湯治にかけて柚子湯に入るのは願掛けでもあります。

 歳の暮れと新年を迎える準備が合わさった忙しさの中でも守られてきたこうした習慣には、家族の健康への気遣いとこれからの無病息災への願い、そして新しい年を迎える前の禊ぎの意味合いがあったとされています。

| | トラックバック (0)

ダイコン

 寒くなりますと、鍋物やおでんなど寒い時期に体を温めるのにもってこいの食材「ダイコン」の出番が増えてきます。


 様々な品種のダイコンがありますが、最も多いのが葉のついている首の部分が緑色をした「青首大根」。葉に近い部分は硬いですが甘みがあるので細切りにしてサラダにすると美味しく、真ん中の部分は軟らかく煮物などに向きます。


 先端は辛みが強く軟らかいので、おろして食べるのが良いようです。尻尾の部分にクレンザー(洗剤)をつけて、ステンレスのシンクや包丁を洗うと傷がつかずピカピカになります。


 消化酵素のアミラーゼを含みビタミンCも豊富。昔から風邪を引いたときに食べるとよいとされてきました。もっとも、酵素は熱に弱いため効果を最大限に生かすためには生で食べます。葉もカロテンやビタミンC、カルシウム、食物繊維などを多く含んでいます。


 葉がついたものを買ったときには、すぐに葉を切り離すことが重要だそうです。そのままにしておくと葉が根の養分を吸い取ってしまうからです。

| | トラックバック (0)

江戸の面白い「鍋のお話し」

 寒さがいよいよ厳しくなって来た師走、やはり、寒い日は「鍋」ですね。体が温まります。湯豆腐、寄せ鍋、鯛ちり、牡蠣の土手鍋、日本の冬には欠かせないメニューですね。

 江戸時代、江戸勤番(参勤交代で江戸に行く大名に付随して江戸に赴く任務)で、各お大名家の江戸藩邸に赴任しているお侍さんは、基本的に自炊していました。郊外などへ遊びに行く時などは、往来の飲食店に入って、外食する事もありましたが、基本的な日常生活では、自炊です。お惣菜を買う事もあまりせず、町中を流す棒手振りから、食材を買ったり、時には、自ら買い出しに行って、野菜や魚を調達しました。

 そんなお侍さんの定番メニューは「鍋」。買って来た魚や、野菜を刻んで、鍋に入れて、煮て食べる。非常に手間のかからない調理方法です。冬はともかく、暑い夏はどうしたかと言うと、なんと、夏でも鍋をつついていました。ある程度、上級の武士ですと、食事の支度は、家来や雇人が、季節に合った美味しい料理を作ります。下級の勤番侍でも、料理の腕があれば、それなりの献立を用意するのですが、料理が得意ではないお侍さんは、基本的に自らの自炊です。江戸に単身赴任で来ていて、給料も薄給で、雇人など雇えない勤番侍ですから、自分の食事は自分で作るしかないのです。料理の出来ない勤番侍は、春夏秋冬「鍋」でした。

 江戸には、勤番侍の故郷には無い様な「観光名所」と呼ばれる、物見遊山の地がたくさんあり、そんな所へ行けば、必ず、名物料理や名物店があります。外食しようと思えば、簡単に外食できる条件は整っているのですが、雇用人も雇えない、勤番侍にはおいそれと手の出る値段ではありません。また、江戸の市中にも外食店は多かったのですが、どうしても外食すると高くついてしまうので、勤番侍はせっせと自炊、それも四季にかかわらず「鍋」を作って食べていたのです。

| | トラックバック (0)

かもしれない運転

 運転免許証を取得する際、教習所では「だろう運転」と「かもしれない運転」というのを必ず習います。

 たとえば進行方向の路上に子供がいるのを視認した時、「飛び出しては来ないだろう」と思うのではなく、「飛び出してくるかもしれない」ので注意を怠ってはいけないという、事故予防の教えです。

 「大丈夫だろう」は都合の良い解釈であり、必ず「油断」を招きます。都合の良い解釈からは変化や危険に対応しようとする心の準備は生まれず、油断していたがために結果として事故を引き起こすケースも少なくありません。

 また、日常生活におきましては、手順どおりにやったつもりでも期待した結果が得られないということは多々あります。「手順どおりにやった」との思い込みや先入観が問題に気づかせることを阻害し、間違いに気づかないというケースです。いわゆる「予断の罠」です。

 何かの不具合や不都合な事が起こった際、ほとんどの場合、自分の立場・一方の側からしか物事をみず、すぐに原因を他所に求めたりしますが、まずは自分の側に原因がなかったかを省みることが必要だったりします。

| | トラックバック (0)

年間ランキング大賞

 新語・流行語大賞など、12月に入りますと今年を総括する話題が増えてきます。ちなみに今年の流行語年間大賞は「忖度(そんたく)」と「インスタ映え」でした。

 出版流通大手の日本出版販売(日販)とトーハンが先日発表した年間ベストセラーも今年の総括の一つです。

 今年のベストセラー(集計期間16年11月26日~17年11月25日)ランキング1位は、日販とトーハンともに『九十歳。何がめでたい』で、大正12年(1923年)生まれの作家が書いた本音のエッセイが多くの世代から共感を集めました。

 2位は日販とトーハンで違いますが、3位は同じで、史上初の直木賞(16年下半期)と本屋大賞(2017年)のダブル受賞を果たした『蜜蜂と遠雷』が入りました。

 ちなみに、アマゾン・ジャパンのランキング大賞2017「和書総合」(集計期間16年11月14日~17年11月12日)では、『やせるおかず 作りおき: 著者50代、1年で26キロ減、リバウンドなし! 』がトップ。

 参考までに、アマゾンの年間ランキングの「文芸・評論」の1位は『騎士団長殺し』、「ビジネス・経済」では『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』、「趣味・実用・自己啓発」では『嫌われる勇気』がそれぞれ年間1位となっています。

| | トラックバック (0)

マグニチュードと震度

 時折発生する地震の揺れにドキッとしますが、その地震が起きますとニュース速報等で『マグニチュード』とか『震度』といった言葉が出てきます。

 『一体、マグニチュードと震度はどう違うの?』と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。


 結論から申し上げますと、地震が起きた場所(震源)のゆれかたの大きさが「マグニチュード」で、震源から離れた、それぞれの場所でのゆれかたの強さを、いくつかの階級に分けて表したのが「震度」です。


 例えば、電灯は60ワットでも100ワットでも、そばだと明るいですが、どっちも離れますとだんだん暗くなります。この明るさの度合いをルクス(照度)と言いますが、これと同じように地震も起きた場所(震源)はものすごく揺れますが、そこから遠くなりますと揺れ方はだんだんと小さくなっていきます。


 この震源から離れた場所での揺れた度合いが「震度」であり、それに対して地震自体の揺れ方の大きさが「マグニチュード」という訳です。

| | トラックバック (0)

年末年始の旅行

 まもなく年末年始ですが、12月28日木曜日が仕事納めで、1月4日木曜日と5日金曜日を休みにする企業も多く、10日以上の連休となる人が多いようです。

 長期休暇が取りやすい日並びに加えて、株高に伴う消費者心理の好転などから、年末始の旅行需要は例年にも増して旺盛で、旅行大手JTBが発表した年末年始の旅行動向見通しによりますと、今年の年末年始の海外旅行人数は前年比2.8%増の70万4千人で過去最高を更新すると予測されています。

 旅行先は、韓国が最も多い10万2千人(前年比5.2%増)、次いで中国の9万6千人(同3.2%増)、以下、台湾の7万人(同2.9%増)、ハワイの6万3千人(同1.6%増)、米国本土の5万1千人同(2.0%増)と続きます。

 ちなみに、年末年始の国内旅行人数は前年比0.9%増の2957万人と予想されています。昨年よりも1泊2日の旅行が減少し、少し長めの旅行をする人が増えると見込まれています。

| | トラックバック (0)

エレサレム

 旧約聖書の冒頭では神による天地創造や人間(アダムとエブ)の墜落が述べられ、次いでカインとアベル、ノアの箱舟などの物語が記され、預言者アブラハムの話へと続きます。

 アブラハムはユダヤ人に加えて全てのアラブ人の系譜上の祖とされ、新約聖書巻頭のマタイによる福音書の冒頭ではアブラハムからイエスに連なる系図を長い行を割いて紹介しています。

 聖典上の始まりを同じ人物とすることから、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三宗教を称して「アブラハムの宗教」と呼びます。

 旧約聖書に「カナン」の地名で登場するエルサレムは、古代ユダヤ王国の聖都で、ユダヤ教で最も神聖とされたエルサレム神殿が建てられました。エルサレムのゴルゴタの丘でキリストが処刑されると、そこに聖墳墓教会が建立されキリスト教の聖地となりました。紀元630年頃にはエレサレムはアラブの支配下となり、イスラム教の開祖・預言者ムハンマドが昇天したとされる聖なる岩を祀った記念堂(岩のドーム)はイスラム教の聖地となり今日に至ります。

 エレサレム神殿は紀元70年にローマ軍に破壊されましたが、神殿の外周を囲んでいた壁の西側の部分だけが残り、神殿の破壊を嘆き悲しむユダヤ人が集まるようになりました。これが「嘆きの壁」で、岩のドームとは近接しています。

 エレサレムはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三宗教にとって聖地であり、このことは長い間紛争の種となってきましたが、1993年にエルサレムの帰属をめぐる問題は将来的に話し合いで解決することが決まると、和平が保たれるようになりました。この時、仲介役となったのがアメリカです。

 最近のニュースの補足として取り上げてみました。

| | トラックバック (0)

永世七冠

 将棋の羽生善治さんが、永世七冠を獲得されました。史上初、前人未踏など、様々な形容詞が飛び交っていますが、空前絶後になるかも知れない、文字通りの偉業だと思います。

 羽生さんとは一度対談したことがありますが、韓国の棋士がルールブック上は出来るが不文律では禁止されているように考えられていた手を使うようになり急に強くなった、と云うことを仰って、それに対して文句的な考えは一切持たずに淡々と対応されていることを聞いて、深く感銘を受けました。羽生さんの本も読んだことがありますが、その中で「才能とは、継続できる情熱である」と云う題の文章の中で、「「天才とは一パーセントの閃きと九十九パーセントの努力である」というエジソンの言葉は、どの世界にも共通する真理をついた言葉である」とも書かれています。

 この、新しいことを受け容れ挑戦する姿勢と、継続する努力と情熱が、天才羽生さんに偉業を成し遂げさせたのでしょう。深く、深く、尊敬します。いわゆる才能があっても、偉業を達成するどころか、成功するかどうかも分かりません。羽生さん、おめでとうございます。そして、ありがとうございます。羽生さんのような歩き方を胸に刻んで、しっかりと歩いて行きたいと思います。

| | トラックバック (0)

事始め

 12月も中旬にさしかかり、少しばかりせわしくなってきたように思います。

 今日13日は新しい年を迎える準備を始める「事始め」。成田山新勝寺(千葉県)では恒例の煤(すす)払いが行われました。

 現在は各家庭での年末の大掃除の時期はそれぞれではありますが、古来12月13日は「煤取(すすとり)節句」と言われ、歳神様を迎えるための神聖な清めの儀式で、煤払いが済んだ後は入浴して身を清め、神棚にお供えをし、そのお供えを家族みんなで食べる慣わしでした。

 またこの日は、華やかな色紋付の祇園の芸妓や舞妓さんが芸事の師匠に新年のあいさつに行く習わしがあります。今年も無事にお正月の準備を出来ることを感謝する意味と来年のお願いを込め、「おめでとうさんどす。相変わりませずおたのもうします」と。

 そしてこの時期は、今年ついた煤を落とし、諸々の準備で忙しく動きながらもふと、しばらく連絡が絶えていた人を思い出したりします。

  「事始 忘れし恩のおもはるる」 松瀬青々

| | トラックバック (0)

今年の漢字

 今の時期は今年を振り返るような話題が多いのですが、本日発表された「今年の漢字」もその一つです。

 「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会が募集し、一番多くの票を集めた漢字を、その年を表す世相漢字として発表する年末の恒例行事で、阪神・淡路大震災やオウム真理教事件などがあった1995年の「震」から始まり、今年で23回を数えます。

 ちなみに今年は15万3594票の応募の中から7104票を集めた【北】が選ばれています。

 北朝鮮以外で今年の話題を集めますと、台風被害で「北」海道産じゃがいもに大打撃、九州「北」部豪雨、清宮幸太郎内野手の「北」海道日本ハムファイターズ入団、葛飾「北」斎ブーム、「キタ」サンブラックの活躍などがあげられます。

 なお、参考までに近年の「今年の漢字」と世相は以下のようになっています。


  2011年【絆】 東日本大震災や台風による災害、なでしこジャパン

  2012年【金】 ロンドン五輪、iPS細胞でのノーベル賞受賞

  2013年【輪】 夏季五輪の東京誘致成功、楽天優勝で歓喜の輪

  2014年【税】 17年ぶりの消費増税

  2015年【安】 安倍政権、安全保障関連法案、「安心してください」

  2016年【金】 リオ五輪で金メダル、金髪のトランプ米大統領

  2017年【北】 北のミサイル、キタサンブラック

http://www.kanken.or.jp/kanji2017/

| | トラックバック (0)

高島易断

 横浜関内の馬車道では、暗くなると今も80基ほどのガス灯がともります。

 ガス灯が日本の夜を照らしたのは明治5年の馬車道が始まりで、当時は大勢の見物人がやってきたそうです。

 日本で初めてガス会社を興しガス灯を設置した高島嘉右衛門(たかしまかえもん)は、他にもセメント会社を興し、石炭会社を経営、水道や鉄道事業等にも関わるなど明治期を代表する実業家の一人で、高島の名は横浜の地名にも残ります。

 高島嘉右衛門が豪商になる前、若くして家業の材木商を継いだ頃の話ですが、ある時、幼少の頃に身につけた易占いで大地震の発生を予知し、大量の材木の買い入れに動きます。間もなく起こった大地震が「安政の大地震」で、江戸の町は倒壊と火災とで甚大な被害を被りましたが、その復興事業で高島は巨利を手にしたと言われます。

 高島嘉右衛門は実業家としても名を残していますが、それよりさらに有名で皆様もよくご存じの業績を残しています。それが「高島易断」です。

 高島の占いの的中率は高く、大久保利通や西郷隆盛、山県有朋、大隈重信、伊藤博文ら時の政府高官にも指南する易占の大家となってゆき、伊藤博文の死期については、暗殺であることや暗殺者の名前まで予見したとされています。

 新年を控えたこの時期、本屋には来年の暦として高島易断が並びますが、その高島易断を創始したのが高島嘉右衛門で、「易聖」と言われた高島呑象(どんしょう)その人です。

 ちなみに呑象(どんしょう)の名は、勝海舟から号をつけたらどうかと勧められ際に、「どうしよう」の語呂合わせから付けられたとの話が残っています。

 尚、昭和31年に呑象の御子息が寄稿した文には、世の中に数多く存在する「高島」を名乗るすべての団体や易者は、高島呑象の門下でも縁故の者でもなく、当家とは関わりはないと記されています。

| | トラックバック (0)

カリフラワーとブロッコリー

 「花野菜」とも呼ばれ、晩秋から冬にかけて旬を迎える「カリフラワー」。「ブロッコリー」と似ていますが、「ブロッコリーは緑色」で「カリフラワーは白色」といった具合に見分けがつきます。


 カリフラワーは現代人に必要なミネラル、食物繊維、カリウム、そしてビタミンCを多く含み、加熱した時の損失分が他の野菜に比べて少ないのが特徴です。美肌やガン予防、疲労回復、むくみの予防と改善、生活習慣病予防、そして風邪の予防が期待出来るそうです。


 ブロッコリーは緑黄色野菜で、カリフラワー(淡色野菜)よりも多くのビタミンCを含んでいます。ただ、炒めたり茹でたりしますとブロッコリーのビタミンCは溶け出してしまい、カリフラワーと同じくらいの含有量になるそうです。

| | トラックバック (0)

大財閥            

 戦前の日本には大財閥といわれる企業グループが15を数え、それらのほとんどは一人の人間あるいは1社から拡大していったものです。

 日窒(にっちつ)コンツェルンもその一つで、野口遵(のぐち・したがう)が興した日本窒素肥料(後のチッソ)が源となっています。

 日窒が他の企業グループと大きく異なった点は、朝鮮半島(現在の北朝鮮)に電力事業を含む大規模な化学工業地帯を形成したというところにあります。

 朝鮮戦争当時の国連軍は、野口の朝鮮半島での事業を世界恐慌時のアメリカがニューディール政策の一環で行ったテネシー川流域開発公社を中心とした事業に匹敵するとし、「この事業が、野口遵という一人の事業家とそのグループの手により成し遂げられたことは、奇跡に近い」と世界に紹介しています。

 また、日産コンツェルンを創始した鮎川義介は、野口の事業を「財閥の背景もなく、政府の援助も受けず、まったくの独立独歩で世界の脅威ともいうべき大事業を成し遂げた。当時の日本では独創的で、かつ規模の雄大さにおいて、彼に比肩する経営者はいない」と評しました。

 野口は多くの事業を起こしましたが、日窒を源流とする企業の一つに旭化成があります。元の名を日窒化学工業と言い、銅アンモニアレーヨン糸「ベンベルグ」の製造を行っていました。旭化成のことを「ベンベル」と呼ぶのはこの頃の名残です。

 積水グループを擁する積水化学は日窒のプラスチック事業が母体となっており、積水化学の住宅部門が分離独立したのが積水ハウスです。

 積水化学や、日窒鉱業から商号変更したニッチツの大株主に旭化成が名を連ねているのは、いずれも日窒コンツェルンの傘下にあった名残です。

 化学工場は大量の電力を必要とするため、日窒コンツェルンは朝鮮半島で発電所事業も同時に行ってきましたが、ダム建設に従事したのが現在の日本工営です。

 日窒の出資によって設立された信越窒素肥料は、後に塩化ビニル樹脂や半導体シリコンウエハで世界トップメーカーに育つ信越化学工業の前身です。

| | トラックバック (0)

事納め

 12月8日と2月8日の行事を「事八日(ことようか)」と言い、12月8日はこの一年の農事納めとなることから「事納め」、2月8日は1年の農事が始動する「事始め」となります。

 一方で、正月中心の考え方もあり、年越しおよび正月を迎える準備の始まりの日であるとして12月8日を「事始め」、2月8日は正月行事が終わる日で「事納め」となります。また、12月13日を「正月事始め」とするところもあります。

| | トラックバック (0)

ブ リ

 師走の魚と書いて「鰤」(ブリ)。旬は脂が乗る冬であり、この時期のブリは「寒ブリ」と呼ばれます。

 日本では昔、武士や学者などは成人して元服すると、幼名とは違った名を名乗りましたが、魚も成長すると風味が変わるので、呼び名が変わる魚があります。これが『出世魚』で、子供の成長や知人の栄進を祝福する時、この出世魚を贈呈することがあります。

 その代表が「ブリ」です。地域によって呼び名が変わりますが、関東では大きくなるにつれて「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」と名が変わり、「ブリ」になると体長が1メートルにも達します。東京周辺では、養殖物を無条件に関西の若魚の呼び名である「ハマチ」と呼ぶことも多くあります。

 関西では「モジャコ」→「ワカナ」→「ツバス」→「ハマチ」→「メジロ」→「ブリ」と呼ぶところが多いようです。

| | トラックバック (0)

名前ランキング

 名付けの傾向はその時の世相や時代の気分を反映するとともに、メディアに取り上げられることが多かったスポーツ選手や有名人の名前も命名に影響します。

 ちなみに、明治安田生命保険は毎年、その年に生まれた子供の名前を調査していますが、2017年の名前(表記)ランキング(多かった順)は下記のようになっています。※カッコ内は昨年順位。

 <男の子>     

   1位( 3位) 悠真 <ユウマ、ハルマ、ユウシン>
   1位(13位) 悠人 <ユウト、ハルト、ハルヒト>
   1位( 4位) 陽翔 <ハルト、ヒナト、アキト、ハルヒ等>
   4位( 9位) 湊  <ミナト、ソウ>
   5位( 2位) 蓮  <レン>

 <女の子>

   1位( 5位) 結奈 <ユイナ、ユナ、ユウナ>
   1位( 5位) 咲良 <サクラ、サラ>
   3位(29位) 陽葵 <ヒマリ、ヒナタ、ヒナ>
   4位( 5位) 莉子 <リコ>
   5位(14位) 芽衣 <メイ>


 最近の名付けは、先に「呼び方(読み方)」を決めてから表記を選ぶ傾向があるそうです。

 男の子の読み方で一番多かったのが「ハルト」で9年連続のトップ。「ハルト」と読ませる漢字表記は今年は60通り確認できたそうです。女の子の名前の読みで今年一番多かったのは「サクラ」で、初じめてのトップです。

http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/news/release/2017/pdf/20171128_01.pdf
 

| | トラックバック (0)

付き馬

 今回は、吉原での遊行費用が不足した場合の対処法についてお話しします。
「付き馬」とは、勘定が足りないお客さんを、若い衆が大門まで連れて行き、そこに待っている馬子に、金策を依頼します。引き受けた馬子は、お客を馬に乗せ、お客が金策の出来る所まで行きます。そして、金策が出来るまでは、表に馬を繋いだまま、居催促をします。一番最初は、本当に「馬」を引っ張って来たので、「付き馬(を引っ張って来た)」と言ったのですが、この馬子が付き馬役をしたのは、新吉原開所の明暦三年(1657)から(吉原の変遷については、町人が市内で馬に乗る事を禁じられる元禄年間(1688~1704)までの短い間だけで、以降は、見世の若い衆が同道するのですが、「馬」ではなく「人間」の役目になってからも、依然として慣習で「付き馬」と呼ばれたのです。ただし、若い衆が「馬」になって同道するのは、金策の見込みのあるお客に限り、それも、中見世以上の場合だけです。

 また、新吉原開所から延宝年間(1673~81)には、桶伏(おけぶせ)と言って、顔が見えるくらいの小窓を開けた大きな桶を逆さまに伏せ、家人・知人などがお金を持って迎えに来るまで、その中へ入れてき、桶の上に重しの石を乗せておくと言う、私刑的措置もありました。時々、江戸時代関連の本で、桶伏を図一の様に描いている本がありますが、嘘です。お分かりになりますよね。桶は内側から外へ向かう圧力には強いのですが、外から内側への圧力には弱いのです。図一の様に、底にダイレクトに石を乗せたら中に入れられた人間が、ガシガシ底の部分を叩き続ければすぐに底が抜けてしまい(この場合、天井が外れる、と言った方が良いのかも)、脱出されてしまいます。正しくは、図二の様に、桶の底の部分に板を渡し、石はその板の上に乗せます。
               ●●(石)     
   ●●(石)   ==========(板) 
┠┬┬┬┬┬┬┨    ┠┬┬┬┬┬┬┨     
┃ ┌──┐ ┃    ┃ ┌──┐ ┃     
┃ │小窓│ ┃    ┃ │小窓│ ┃     
┃ └──┘ ┃    ┃ └──┘ ┃     、
┃桶     ┃    ┃桶     ┃     
┗┻┻┻┻┻┻┛    ┗┻┻┻┻┻┻┛     
   図一          図二        、
                         



 その他、居残り佐平次さんがくらった様な、行灯部屋へ入れる、と言う場合もあります。これは二人以上で遊んだ場合で、金策が出来るまで、一人を人質にして、見世の暗い行灯部屋へ軟禁しておくのです。食事は一日二回、粗末な握り飯と沢庵が出るだけです。そして、いつまで経っても迎えが来ない場合は、「始末屋」へ渡します。

 始末屋と言うのは、小見世の客がメインで、妓楼が、未払い料金の半額程度で、お客と債権を売り渡すものです。債権を買い取った始末屋は、お客に子分をつけて金策が出来る所まで同道させ、強引に債権を取り立てました。しかし、どうやっても金策が出来ないお客は、衣類・持ち物等すべてを取り上げて、冬は浴衣一枚、夏は裸で追い出すのですが、衣類や持ち物が粗末で、売り払っても、債権が全額回収できない事が見込まれる場合は、お客を大名屋敷の中間部屋などに奉公させて、前金でお金を取り立てました。江戸期、この始末屋は、吉原近くの田町に、『青柳』と『越前屋』と言う二軒のお店があり、どちらのお店も経営者は、岡っ引きの親分でした。

| | トラックバック (0)

悪魔の辞典

 1911年に出版された「悪魔の辞典」は辞書をパロディ化した元祖です。

 例えば、「安心」について、悪魔の辞典は「隣人が不安を覚えているさまを眺めることから生ずる心の状態」と定義し、「責任」については「自分の肩から下ろして、神なり運命なり宿命なり巡り合わせなり、あるいは隣人なりの肩へ容易に移すことのできる重荷」と再定義しています。

 皮肉が効いたブラックユーモアとして話題になった「悪魔の辞典」ですが、昨年出版された「金融版 悪魔の辞典」も面白い内容となっています。

 たとえば「うわさ」とは「ウォール街では事実と同義語」、「内部情報」とは「あなたを刑務所に送ることになるかもしれない情報」といった具合です。

 皮肉屋で知られたマーク・トウェインは以下のような言葉を残していますが、時として皮肉やブラックユーモアとして語られた言葉のほうが真実を伝えている場合があります。


 「健康を保つ唯一の方法は、食べたくないものを食べ、
       嫌いなものを飲み、したくないことをすることだ。」


 「アダムはリンゴが欲しかったから食べたのではない。
                禁じられていたから食べたのだ。」


 「新しいものを考えついた人も、
       それが成功するまではただの変人にすぎない。」


 「真実が靴を履いている間に、嘘は世界を半周する。」


| | トラックバック (0)

経済三団体

 現在の日本経済団体連合会(経団連)は、02年に労働問題を扱う日本経営者団体連盟(日経連)を旧経団連が統合して発足した経済団体で、上場企業を中心に約1500の企業・団体が参加、経済界としての意見を取りまとめ、政策提言など行っています。

 旧経団連の第二代会長・石坂泰三氏は東芝の出身で、高度成長期に「財界総理」としてリーダーシップを発揮しました。第四代会長の土光敏夫氏も東芝出身で、臨時行政調査会長として活躍しました。

 新しい経団連になってからの初代会長・奥田碩氏(当時トヨタ自動車会長)なども印象に残りますが、往時と比べますと経団連の存在感の低下は否めません。

 現在は東レ会長の榊原定征氏が経団連会長を務めていますが、来年6月の任期満了を待って、日立製作所会長の中西宏明氏が次期会長に就任することが決まったようです。

 ちなみに、経団連と経済同友会、日本商工会議所を合わせて「経済三団体」呼びます。

 経済同友会は経営者が個人の資格で参加し、自由で責任ある立場から建設的意見や要望を表明し、それらを国の政策に反映させることを目的としています。会員数は約1450人で、三菱ケミカルHD社長の小林喜光氏が代表幹事を務めています。

 日本商工会議所は、商工業の振興を目的とし、商工会議所間の意見の調整を行い、経済団体との連携を図る機関で、会員は全国514の商工会議所、会頭には新日鉄住金相談役の三村明夫氏が就いています。

 他にも、楽天会長の三木谷氏が立ち上げた「新経済連盟」(新経連)や、IT関連の業界団体連合でヤフー社長の宮坂学氏が会長を務める「日本IT団体連盟」(IT連盟)などがあります。

| | トラックバック (0)

カーオブザイヤー

 ヒット商品番付や流行語など今年を総括する話題が増えてくる時期ですが、今年国内で販売された乗用車の中から最も優れた車を投票によって選ぶ「カーオブザイヤー」もその一つです。

 専門誌によるカーオブザイヤーや日本自動車殿堂カーオブザイヤーなどもありますが、よく知られているのは次の2つです。


 ◎日本カーオブザイヤー

 自動車雑誌などの媒体で構成される実行委員会が主催し、国産車と輸入車を区別せず国内で発売された車の中から、モータージャーナリスト、レーシングドライバー、自動車評論家などを中心とした選考委員の投票によってイヤーカーが選ばれます。

 どちらか言えば運動性能重視で、高価格帯のスポーツカーや高級車が選ばれる傾向が指摘されています。


 ◎RJCカーオブザイヤー

 モータージャーナリス トや自動車技術研究者・評論家など、日本自動車研究者ジャーナリスト会議(RJC)会員による投票でイヤーカーが選ばれます。

 選考者となるRJC会員には技術畑出身者が多いこともあって、技術や独創性が重視され、一般乗用車の中から選ばれる傾向があり、「庶民の足」としての価値に軸足をおいた選考となっています。


 ちなみに、今年のRJCカーオブザイヤーには「スズキ スイフト」、輸入車部門では「ボルボ V90/V90クロスカントリー」が選ばれています。

 日本カーオブザイヤーは、先日発表された10ベストカーの中から、最終選考によってイヤーカーが選ばれ12月11日に発表されます。尚、日産自動車とSUBARUは今年の日本カーオブザイヤーの選考対象を辞退しています。

| | トラックバック (0)

お歳暮

 「歳(年)の暮れ」と書いて「お歳暮」。今では、お世話になった人に日頃の感謝の気持ちを込めて年末に贈る「贈り物」を指しますが、もともとは、「歳暮の礼」といって、新年を迎えるために必要な食べ物を実家などに持って行く習わしだったそうです。

 最近は、インターネットでの予約が増えていますが、「もらって嬉しいお歳暮ランキング」を見てみますと、1位は商品券、2位.ハム・ソーセージなど、3位.ビール・酒、4位.洋菓子・和菓子、5位.カタログギフト、6位.牛肉や豚肉など、7位.果物、8位.カニ缶や干物など水産品、9位.珈琲・紅茶、10位.サラダ油やかつお節など油や調味料・・といった順になっていました。

 ちなみに、先方が喪中の場合にどうしたらよいのか気になるところですが、喪中とは仏式では四十九日、神式の場合は五十日とされています。歳暮は「ふだん世話になったお礼」という性質のものなので、一般には不幸に関係なく贈っても良いと言われています。

 ただし、亡くなってからあまり月日がたっていない場合は、贈る時期を少し遅らせるのが良く、また、赤と白の水引が気になるのなら、白短冊を使うのも一つの方法です。尚、一家の主が亡くなった家庭には、簡単な手紙を添えた上で「忌中御見舞」と書いて届ければ、相手への慰めにもなります。

| | トラックバック (0)

« 2017年11月 | トップページ | 2018年1月 »