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2018年3月

訪日外国人数

 先日、政府観光局が2月の訪日外国人数を発表しましたが、23%増の250万9千人と17年2月の203万6千人を47万人以上上回り、2月として過去最高を記録しています。

 国・地域別では、中国からが71万6千人、韓国からが70万8千人、台湾から40万人、香港から17万8000人となっており、この上位5ヶ国でほぼ200万人、率にして79.8%と8割近くを占めています。

 ちなみに、米国からは8万1000人、英国は2万3000人、フランスは1万6000人、ドイツ1万3000人です。

 1~2月の訪日外国人数の累計は、501万0800人と前年同期の433万1439人より67万9361人、率にして15.7%の増加となっています。

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西 行

 あたりを春色に染めた近所の桜は、どうやら今週末が見納めとなりそうです。

 今から900年ほど昔の話で、鳥羽上皇の御所の北面に詰め、上皇の身辺の警護に任じたいわゆる「北面の武士」の佐藤義清(さとうのりきよ)は、友人の死をきっかけに、あるいは高貴な身分の女性との恋の果て、仏道に帰依し出家したとされます。

 この佐藤義清が、歌人として知られる後の西行で、西行の下記の歌は皆様もよくご存知かと思います。


  「 願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃 」


 如月の望月(もちづき、満月)の頃とは旧暦2月15日のことで、新暦で言えば明日です。今がそうでありますように、ちょうど桜の時期で、その日(旧歴2月15日)は釈迦入滅の日でもあります。

 漂泊の歌僧・西行は釈迦が入滅したその日に、大好きな月と花の下で最後を迎えたいと願いました。実際に亡くなったのは16日と言われ、西行の願いはほぼ叶ったといえます。

 ちなみに、西行の500回忌にあたる年、西行を偲び、その足跡を辿る「おくのほそ道」の旅に出たのが松尾芭蕉です。

 さらにその174年後、心酔する西行にあやかり「東行」(とうぎょう)と号したのが高杉晋作で、彼は「西へ行く人を慕うて東行く 我が心をば神や知るらむ」と詠んで幕府討伐を目指します。

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采根譚

 そろそろ桜の季節到来となります。この時期になりますと中国古典にある


   「花は半開を看る」(はなは、はんかいをみる)・・・采根譚


を思い出します。


 満開に咲き乱れている花は確かにきれいですが、すぐに見飽きてしまいます。それよりも五分咲きぐらいの方に、かえって風情があるようです。満ちたりた状態というのは、だれでも願うところです。しかし、それが果たして幸せなことなのかどうか、よくわかりません。


 まわりから見て、なんの不自由も心配もなさそうな人がいます。しかし、そんな人に限って意外に深刻な悩みをかかえていたりします。それに、満ち足りた状態というのはおおむね長続きしません。いや、そこまで登りつめたら、満開の花がすぐ散っていくように、転落する日も近いと覚悟すべきです。だからいよいよ悩みも尽きないということになるかもしれません。


 それを考えますと、満開、絶頂はあまり誉められた状態ではないかもしれません。むしろそこまで登りつめないで、ほどほどのあたりが理想ということになります。「花は半開を看る」、この時期、改めてこの言葉を噛み締めてみたいと思います。

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サヨリ

 この時期、春の到来を告げる魚と言えば「細魚」と書いて「サヨリ」です。石川県では春の県魚に指定され、「花見魚」の別名で呼ばれ、京都府でも春の府魚に指定されるなど春を告げる風物詩になっています。


 姿形と同様に味は上品。脂肪が少なく淡白ですが、しっかりとしたうまみがあり、寿司店や料亭などで刺し身や天ぷらなどに使われる高級魚です。鮮度が落ちやすく、スーパーなどで選ぶ際は、下あご先端部が鮮明に赤く、美しいものが新鮮な証しとなります。


 まばゆい銀色のウロコと流麗な体で一度見たらサヨリファンになること疑いありませんが、見かけとは裏腹に腹腔内の薄い膜がべっとりと黒いことから、外見は美しくても腹黒い人を指す言葉として使われる場合があります。

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タ イ

 この時期、産卵前で最も美味しいとされるのが「魚」に「周」(あまねく)と書く『鯛』(タイ)です。


 その名前の通り、日本周辺に生息しています。代表格は真鯛(マダイ)で、祝い事に用いる習慣は江戸時代に定着したそうです。3~4月の産卵期、内海に入ってくる天然物は脂が乗ってうまみが増し、体色も赤みを帯びて一段と冴えた色合いを見せてくれます。


 この時期の真鯛は体色が鮮やかなピンクとなり、見た目も美しく、桜の時期とも重なるため「桜ダイ」とも呼ばれます。ただ、最近は年間を通して安定供給できる四国などの養殖物が主流で、天然物に比べて浅場で育つため日焼けしてしまい、黒ずんだ色になっています。尾びれが丸いのが養殖物、力強くハネたものが天然物です。

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胡蝶の夢

 本日は穏やかな春の陽気となり、関東地方でもそろそろモンシロチョウが飛び交い始める頃です。

 蝶と言えば、昔の中国の思想家で、道教の始祖の一人とされる荘子に次のような説話があります。

 ひらひらと舞う胡蝶(=蝶)になった夢を見て目が覚めたが、自分が蝶になった夢を見たのか、蝶が見ている夢が今の自分なのか、見定めがつかないというもので、「胡蝶の夢」として知られる話です。

 是と非、生と死、大と小、美と醜、貴と賎など、現実に相対しているかに見えるものは、人間が生み出した見せかけに過ぎす、絶対的なものではない。どのように見えても、どのように区別されても、主体としての自分に変わりはない。

 蝶が人の夢を見たのか、人が蝶の夢を見ているのか。どちらが夢でどちらが現実かを論じるよりも、どちらも真実であり、どちらも自己であるとして囚われずに受け入れ、どちらであってもよりよく生きればよいということを述べているそうです。

 ちなみにこの故事から、蝶は「夢虫」または「夢見鳥」とも呼ばれます。

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ソメイヨシノ

 桜の開花宣言後、初めての週末となった土曜日と日曜日。好天に恵まれ、花見の名所は大勢の花見客で賑わっていました。

『ひさかたの 光りのどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ』

『花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに』

 上記は平安時代といわれる百人一首の中で桜を歌ったものの一部ですが、百人一首では桜を歌ったものは6つ、梅は1つのようです。

 一方、それより古い奈良時代の日本最古の和歌集と言われる万葉集に詠まれた桜の歌は40首、対する梅の歌は118首あるそうです。

 奈良時代には、花と云えば梅を指し、平安時代になって花と云えば桜を指すようになったと云います。奈良時代に中国の思想をもとに造営された平城京、そしてそれを受け継ぐ平安京、その平安京では御所の紫宸殿(ししんでん)前にあるのは当初「左近の梅」でしたが、菅原道真の進言によって桜に代わったと云います。

 ところが、奈良時代より以前の神話の時代の話では、これまた花と云えば桜だったようです。ただし、今の「ソメイヨシノ」ではなく、「ヤマザクラ」、「オオヤマザクラ」、「オオシマザクラ」と云った種類の桜です。

 ちなみに、今のソメイヨシノは東京都豊島区の「染井」と云う地で江戸時代後期にウバヒガンとオオシマザクラの交配種として誕生したそうです。値段が安く、成長が早いので一気に日本全国に広がったそうです。

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春キャベツ

この3月から4月にかけて取れたキャベツは最も美味しいと言われます。1年を通じて店頭に並んでいますが、冬場に取れる「寒玉」とも呼ばれる「冬キャベツ」は炒めものやお好み焼き用などに適しており、この時期の「春キャベツ」は「新キャベツ」とも呼ばれ、生の干切りが一番だそうです。トンカツの脇に山盛りにして添えたり、生野菜サラダとして食べたりするのが一般的です。

 ビタミンCが豊富で、葉の外側の緑の濃い部分はカロチンを多く含んでおり、胃腸を元気にする働きがあるため、肉料理など油っぽいものと一緒に食べるのがよいです。

 店先で選ぶ際は、持って重く、巻きがしっかりしており、見た感じ葉にみずみずしさのあるもの、これが新鮮で良いそうです。

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サクラマス

 いよいよ桜の季節到来となりましたが、桜と申しますと、この3月から5月にかけて「桜鱒」(サクラマス)も旬となります。

 本鱒(ホンマス)とも呼ばれ、見た目も味も素晴らしく、今ではダムや河川開発によって漁獲高が激減し、幻の高級魚と言われています。

 「勝ち組」・「負け組」という言葉が飛び交う昨今、本日はその「桜鱒」(サクラマス)に関しまして興味深い話をご紹介させて頂きます。

 『山女(やまめ)とサクラマスは元々同じ魚だそうです。稚魚の時、餌の奪い合いとなり、生存競争に負けた山女の稚魚は清流から追いやられ、川を下って海に行く。海には栄養源となる豊富なプランクトンがいる。それを食べ育った山女はやがてサクラマスとして、産卵のため生まれた清流へ戻る。そこには勝ち残った山女が暮らしている。負け組の山女であるサクラマスの体重は勝ち組の山女の10倍以上になっている・・・』

という話です。

 「勝ち組」「負け組」という言葉が産業界、あるいは身近な社会で頻繁に使われる昨今ですが、最近では勝ち組企業が負け組に転落するケースも珍しくありません。その一方で、負け組と言われた企業が大化けするケースもたくさん出てきています。これは、企業ばかりではなく、人に対しても多くのケースで当てはまりそうです。

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チューリップ・バブル

 チューリップがこの時期を彩る花の一つで、オランダを扱ったテーマパーク、長崎県佐世保市のハウステンボスでは恒例の「チューリップ祭」が開催されています。

 アンデルセンの童話「おやゆび姫」で女の子を包んでいた花がチューリップで、このようなメルヘンチックな花が、投機の対象となり、人々を惑わしていたことは今となってはそれもまた童話の世界の出来事のような感じがします。

 17世紀前半のオランダでは、チューリップの小さな球根が、平均的な労働者の賃金の10年分の値段で取引され(現在価値に換算すれば5千万円以上)、借金をしたり、家屋敷を売って球根を買い求める人が相次ぎました。これが世に言う「チューリップ・バブル」で、最終的には多くの人が破たんしたそうです。

 そんなチューリップの昔話は、人間の価値判断の不確かさ、「みんなで渡れば怖くない」といった付和雷同の怖さを今に伝える教訓ともなっています。

 オランダに縁(ゆかり)の深いチューリップですが、日本の玄関口、東京駅東側の「八重洲」の地名もオランダに縁があります。

 日本に漂着し、後に徳川家康の国際情勢顧問や通訳として取り立てられたオランダ人ヤン・ヨーステンは和名を「耶楊子(やようす)」と言い、彼の邸宅がこの地にあったことが「八重洲」の由来だそうです。

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虫媒花と鳥媒花

 花粉の季節の今はマスク姿の人が目立ちます。今年はインフルエンザと花粉症を同時に患い重症化するケースがあるそうです。

 ところで、植物が美しい花を咲かせ、密を分泌し、甘い香りを放つのは、鳥や昆虫などを誘引し彼らに花粉を運んでもらい受粉を媒介してもらうためです。

 このように虫や鳥を誘因するために適応し進化した花を「虫媒花」または「鳥媒花」と呼びます。

 一方、風に花粉を運ばせることを選択しそこに運命を委ねたのが「風媒花」。

 虫や鳥に限らず人をも魅了する美しい花や甘い蜜は、風媒花にとってはすべてが無用なもので、目立たない花をつけ、風が吹くのをひたすら待ちます。そのため風媒花の花粉は風に乗りやすいようにさらさらしており、量が多いのも特徴です。

 生き残る術として風に花粉を託すのが風媒で、そこに悪気は一切ないのですが、時として悪者になってしまうのが風媒花です。

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祝婚歌

 「ジューンブライド」と言われるわりには、梅雨時であるため6月の結婚は意外に少なく、気候の良い3月と11月に結婚式のピークが訪れます。

 ところで、詩人・吉野弘氏(故人)の代表作の一つに「祝婚歌」という詩があります。

 結婚する姪に餞(はなむけ)として贈られた詩で、作られてから半世紀近く経ちますが、今も披露宴のスピーチなどで新郎新婦に贈られたりします。

 改めて気づかされることがあるかもしれませんので、詩の一節をご紹介させていただきます。

     ~祝婚歌~   吉野弘

     二人が睦まじくいるためには
     愚かでいるほうがいい
     立派すぎないほうがいい
     立派すぎることは
     長持ちしないことだと気付いているほうがいい

     完璧をめざさないほうがいい
     完璧なんて不自然なことだと
     うそぶいているほうがいい

     二人のうちどちらかが
     ふざけているほうがいい
     ずっこけているほうがいいい

     互いに非難することがあっても
     非難できる資格が自分にあったかどうか
     あとで
     疑わしくなるほうがいい

     正しいことを言うときは
     少しひかえめにするほうがいい
     正しいことを言うときは
     相手を傷つけやすいものだと
     気付いているほうがいい

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春 分

 明日は春分です。赤道直下の地域で、太陽が真上に来る日。地球上どの地域でも、昼と夜の長さが同じ日。日本の祝日の春分は、毎年科学的に春分の日を祝日にしています。このような祝日の決め方って、日本だけでしょうか?

 立春よりも春分の方が、気候的に春が来たなぁ~、と感じます。山肌も、立春の頃はまだ枯れていますが、今頃は木々がムクムクとしてきていて、肌が「はって」いるように見えます。だから春。いい季節ですね。明日はお墓参りにも行こうと思っています

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「春のうららの・・・」♪

 先週15日(木)に全国で最も早く高知市で桜(ソメイヨシノ)の開花宣言が出され、16日(金)には宮崎市、そして17日(土)には東京都心でも開花したと発表されています。

 満開までは1週間から10日程度かかりますが、今週は全国各地で一気に桜の開花が進み、いよいよ桜の見頃が訪れます。

      「思い出す、様々のことさくらかな」 芭蕉

 この時期、街中で咲く桜にふと見入ってしまいますが、「母の姿」と「満開の桜並木に新入生の晴れ姿」という光景がふと瞼を閉じると想い浮かびます。やはり、日本人の文化と心に宿す花といえば桜かもしれません。

 「春のうららの・・・」で始まるメロディーを聞きますと、誰しも幼き日の思い出が蘇り、日頃の邪心は束の間消え失せるのではないでしょうか。

 この季節は、別れと出会いの人生の岐路に立ち、多くの涙を流し、多くの出会いに感動します。いにしえより貴賎貧富の差はなく、等しく公平に美の喜びを与え続け、それぞれの思い出と重なり合うという人も多いかと思います。

 また、桜に感じる魅力を「一斉に咲き、一斉に散るところにある」と言う人もいます。「同期の桜」の連帯感とハラハラと散る切なさ、一晩の嵐に散る「散り際の良さ」が日本人の心情にたまらないようです。

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幸運の女神がノックしたら、すぐにドアを開け

  = 幸運の女神がノックしたら、すぐにドアを開け =


と欧米の古い諺にあります。幸運(チャンス)は逃すな、という意味です。ご存知の通り、幸運の女神はそう度々訪ねてきてくれる訳ではありませんが、誰でも一生のうちに必ず何度かは訪ねてきてくれます。


 しかし、幸運の女神は気紛れですから、ノックしてもすぐにドアが開かないと他のところへ行ってしまいます。従いまして、幸運の女神がノックしたら、すぐにドアを開けて、迎え入れなければなりません。


 「幸運の女神は前髪を掴め」という諺もあります。一瞬のうちに通り過ぎてゆく幸運の女神を掴まえるためには、通り過ぎてから慌てて後ろ髪を掴まえることはできず、前髪をしっかりと掴まえろ、という意味です。

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イヨカン

 この時期、糖度が高く、濃厚な味が売りの「イヨカン」(伊予柑)が楽しめます。名前はイヨカンですが、愛媛県生まれではなく、原産は山口県だそうです。


 1886年に発見され、当初は「穴門(アナト)ミカン」と呼ばれていたそうです。89年に山口県萩から愛媛県に苗木が持ち込まれ、現在では国内生産の約9割が愛媛県で栽培されています。


 見た目もそっくりなものに「八朔」と書く「ハッサク」がありますが、こちらは和歌山県が国内生産の約7割を占めてダントツです。

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ソメイヨシノの開花

 昨日は全国のトップを切って高知で桜(ソメイヨシノ)が開花しました。間もなく他の地方も桜の季節を迎えます。

 ちなみに、日本に存在する桜の品種は600を超えるそうです。

 10月頃に咲くのは、1年に二度咲く四季桜。早い時には1月から咲き出す寒桜。2月中旬頃から咲き出すのは、早咲きで知られる河津桜で、同じ仲間の寒桜よりも濃い花色です。

 3月中旬に咲き始めるのが彼岸桜。枝垂桜(しだれざくら)や大島桜の花も開き始めます。ちなみに大島桜は白花で、おおぶりの葉は塩漬けにして桜餅に用いられます。

 気象条件や地域差などによって違いがあるかもしれませんが、関東地方ではおおむね上記のような順番で花が開きます。

 そしてソメイヨシノの季節となります。ソメイヨシノは人口交配によって誕生した品種で、種子では増えず、全国にあるソメイヨシノは全て1本の木から人の手によって接木(つぎき)され増やされたものだそうです。

 つまり純粋なソメイヨシノは皆すべて遺伝子情報を同じくするクローン植物であり、すべての株が同一の特性を持つため、条件が同じであれば一斉に咲き一斉に花を散らします。

 明治以降、若木から花を咲かせるソメイヨシノの植樹が盛んに行われ、最も一般的な桜となっています。

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ブランド米

 先日、2017年産米の食味ランキングが発表されました。ブランド米として有名な「新潟県魚沼産コシヒカリ」が、1989年(平成元年)から続いていた5段階評価で最上級の「特A」から2番目の「A」に初めて転落するという衝撃的な結果となっています。

 5段階評価で最上級の「特A」は43銘柄となり、初めて「特A」を獲得したのは埼玉(県東)の「彩のきずな」、高知(県北)の「にこまる」、佐賀の「夢しずく」の3銘柄です。

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世界長者番付

 米経済誌フォーブスが2018年版の世界長者番付を発表しました。

 アマゾン・ドットコム創業者のジェフ・ベゾス氏の推定保有資産1120億ドル(約11兆9千億円)をトップに以下のような順位となっています。尚、ベゾス氏の首位は初です。

 1位 1120億ドル  ジェフ・ベソス    (アマゾンCEO)

 2位  900億ドル  ビル・ゲイツ     (マイクロソフト創業者)

 3位  840億ドル  ウォーレン・バフェット(投資家)

 4位  720億ドル  ベルナール・アルノー (LVMH会長兼CEO)

 5位  710億ドル  マーク・ザッカーバーグ(フェイスブックCEO)

 ちなみに、トランプ米大統領の保有資産額は31億ドル(約3300億円)で、番付は昨年の544位から766位に後退しました。

 日本人では、ソフトバンクの孫正義氏が277億ドルで39位、ファーストリテイリングの柳井正氏が195億ドルで55位、キーエンスの滝崎武光氏が68位などとなっています。

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養生訓

 衛生状態が悪く医療技術が未発達な昔は、平均寿命も今ほど長くはありませんでした。そうした昔に八十過ぎまで生きた江戸時代の学者・貝原益軒は著書の「養生訓」にて長生きの秘訣を説いています。

 貝原益軒は、長生きし、人生を楽しむためには飲食の欲、好色の欲、眠りの欲、いたずらに喋りたがる欲といった内欲を抑え、怒り・憂い・悲しみなどを少なくするのが良いとしており、例えば下記のように教えています。

 「古人、禍は口よりいで、病は口より入といえり。

       口の出し入れに常に慎むべし」(養生訓・第三巻 飲食上)


 また、貝原益軒には次のような逸話も伝わっています。

 園芸好きの益軒は自分の庭に季節の花を植え大切に育てていましたが、家を留守にしたある日、留守を任せていた若者が不注意で、益軒が大事にしていた牡丹の花を折ってしまいました。

 恐縮している若者に対し益軒は「私が牡丹を植えたのは、楽しむためで、人を怒るためではない」と言って安堵させたそうです。

 平均寿命が八十歳を超えた現代においては、もっと「長く生きたい」という人よりも、もっと「良く生きたい」と、質を願う人が増えています。そういった方にも「養生訓」は多くのヒントを与えてくれます。

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TPP

 環太平洋経済連携協定(TPP)参加11カ国による新協定への署名式が行われました。新協定の名称は「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)」です。

 米国を含め12カ国で大筋合意した際は、参加国のGDP合計は28兆ドルと世界全体の4割を占め、域内人口は8億人で世界の人口の1割強を擁していましたが、米国の不参加により規模(参加国のGDP合計)は半分以下に縮小。

 11カ国でのスタートとなりましたが、それでも参加国GDP合計は約10兆ドルで世界全体の13%余り、域内の人口は約5億人で世界の約6%を占めています。

 ちなみに、経済協定の枠組みにはいくつかありますが、主のものは以下の3つです。

【FTA(自由貿易協定)】

 物品関税の撤廃やサービス貿易の障壁などを取り除く2国間以上の国際協定。自由貿易の促進拡大により、スケールメリットや、協定国間における投資拡大の効果等が期待される一方で、競争力の低い産業や生産品目が打撃を受ける可能性があります。

【EPA(経済連携協定)】

 FTAに、ヒトやカネの移動自由化を含む幅広い分野での連携を盛り込んだもの。

【TPP(環太平洋経済連携協定)】

 TPPは環太平洋地域の国々で経済の自由化を進める多角的なEPAです。

 日本はTPPとは別に欧州とのEPA発行を目指しており、日欧EPAの経済圏(GDP合計)は約21兆ドルで世界全体の約3割、貿易総額では世界全体の約4割をカバー、貿易圏の人口は約6億人と、TPPの規模を凌ぎます。

 合意までの道のりは遠いものの、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国および日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの16カ国で協議を進めている「東アジア地域包括的経済連携」(RCEP)は多国間FTAで、参加国GDPの合計は約20兆円で世界の約3割、貿易総額も世界の約3割、人口は約34億人で世界の半分に迫る広域貿易協定です。

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カワヅザクラ

 濃い桃色の花を咲かせる「カワヅザクラ」(河津桜)が一足早く見頃を迎え、随分と春らしい陽気となってまいりました。そろそろ奈良東大寺のお水取りも始まり、草木萌(も)え出る爛漫の春到来となります。


           『梅は匂い、桜は花、人は心ぞ、振りいらぬ』


という言葉を思い出しますが、「梅はその香を、桜は花の美しさを、そして人は心を愛(め)でよ」といいます。


 そして、人は心があれば外見を飾りつけて装うことなどどうだっていいと言っています。単純なことを言っているようで、なかなかに含蓄が深く、日本古典の素晴らしさかもしれません。

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アサリ

 あさり飯、酒蒸し、茶碗蒸し、みそ汁、ガーリックバター焼き、ボンゴレパスタなど全てが美味しい「アサリ」。「漁る(あさ)る」が転じて現在の名前になったと言われますが、そのアサリがこれから旬を迎えます。


 春と秋の産卵期前には殻いっぱいに身が詰まっています。この時期は産卵のために栄養をため込み、エサを食べてどんどん太るため1年中で一番美味しいアサリが食べられる訳です。


 アサリは全国各地で取れますが、主産地は愛知県と千葉県で、この両県で国内生産量の半分以上を占めています。


 アサリにはカルシウムや鉄分のほか、良質のたんぱく質、また不足すると貧血の原因になるビタミンB12が魚介類の中でも特に多く含まれ、肝臓の強化に効果的だそうです。

 選ぶ際は、殻にふくらみがあって、模様がはっきりしたものを選ぶとよいそうです。


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レンコン

 「蓮」(ハス)の「根」と書いて「蓮根」(レンコン)。名前の如くハスの地下茎が肥大したものです。今では年中出回っていますが、正月のおせち料理、ひな祭りの時期のちらし寿司の材料として祝い事が近くなると需要が高まります。

 この「蓮根」には、ビタミンCが豊富で、みかんの1.5倍、大根の3.7倍に相当する量が含まれているそうです。

 レンコンの地下茎に穴があいているのは、水中で生育する特性から空気を運ぶ通気の役割があるためだそうです。食用として広まったのは鎌倉時代といわれ、「先が見える、見通しがきく縁起のいい食材」として重宝されてきました。

 主産地は茨城県で全国の5割近くを占めています。人気があるのは徳島県産で、一本一本手掘りで収穫するため品質もよく、産地に近い関西圏では卸値が他産地の2倍になることもあるそうです。

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イチロー選手

 イチロー選手が、米メジャーリーグで現役続行とのこと。もうひたすら、感嘆と尊敬しかありません。世界最高水準の技術を持ち、それを世界最長に維持・継続する才能を持ち、更にそれを長く続けようとする情熱を持っている。真の天才とは、イチロー選手のような人を云うのでしょう。

 同じ基礎能力を持っていても、それを120%出し切ることを4回(4年)続けるとそれは2倍になり(1.2の4乗は約2)、70%しか出さないと4年で0.25倍になります(0.7の4乗は約0.25)。その差は実に8倍です。同じ状況が更に4年続くと、その差は8の2乗で64倍。もう4年続くと、実に500倍以上(64x8=512)になります。複利の違いは、金融商品だけでなく、人生にもある、いや人生の方が大きいでしょう。イチロー選手は、元々の才能が違うことに加えて、この複利人生の具現者です。

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コーヒー

 「元気で長生きしたい」、誰もが願うことですが、以前、コーヒーに肝臓がんの抑制効果があるとの調査結果を東北大学の研究チームが発表していました。また、厚生労働省の研究チームも「コーヒーを多く飲む人ほど肝臓がんになりにくい」との調査結果を発表しています。

 調査は、40~69歳の男女約9万人を約10年間追跡し、コーヒーの量と肝臓がんの発病率を分析したもので、1日5杯以上飲む人はほとんど飲まない人より発病率が4分の1に低下するそうです。

 ほとんど飲まない人の発病率を1とした場合、毎日1~2杯では0.52、3~4杯で0.48、5杯以上で0.24となり、量が多いほど肝臓がんの発病が少ないという結果が出ています。

 コーヒーにはクロロゲン酸という成分が含まれており、これが肝臓がんの発生を抑えている可能性があると研究チームはみていますが、コーヒー好きの人にとりましては嬉しい話です。

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啓 蟄

 今日は二十四節気の「啓蟄」。冬ごもりをしていたヘビやカエル、虫などが春の訪れを感じて土中から這い出してくる頃です。

 もちろん虫たちが暦を知る由もなく、実際には最低気温が5度を下回らなくなってから、平均気温が10度以上になってくると活動を開始するそうです。

 この時期になると大気が不安定になり雷が発生することがありますが、春の到来を告げる「春雷」で、雷鳴に驚き土中の虫が這い出してくるとの意味から「虫出しの雷」とも呼ばれます。

 冬眠からの目覚めに気温が関係しているように、桜の開花にも気温が大きく関係しています。

 桜の花芽は前年の夏に形成され、その後は成長を止め「休眠」状態に入ります。冬が訪れ、一定期間、低温にさらされると眠りから覚め、開花の準備を始めます。これを「休眠打破」と言います。

 そして、春になって気温が上昇するにつれて蕾が膨らみ、開花の準備が進みます。

 ちなみに、桜(ソメイヨシノ)の開花の統計上の目安としては、2月1日以降の最高気温の積算が600度を超えると開花するという「600度の法則」と、2月1日以降の平均気温の積算が400度を超えると開花するという「400度の法則」が知られています。

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勝ち組負け組

 巷からは「格差社会」・「勝ち組」・「負け組」といった言葉が頻繁に聞こえてきます。それに関しまして興味深い話をご紹介させて頂きたいと思います。


 『山女(やまめ)とサクラマスは元々同じ魚だそうです。稚魚の時、餌の奪い合いとなり、生存競争に負けた山女の稚魚は清流から追いやられ、川を下って海に行く。海には栄養源となる豊富なプランクトンがいる。

 それを食べ育った山女はやがてサクラマスとして産卵のために生まれた清流へ戻る。そこには勝ち残った山女が暮らしている。負け組の山女であるサクラマスの体重は勝ち組の山女の10倍以上になっている・・・』


 「格差」・「勝ち組」・「負け組」といった言葉が身近な社会で頻繁に使われる昨今ですが、最近では勝ち組企業が負け組に転落するケースも珍しくありません。


 リチャード・ニクソンの「人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのだ。」という言葉、また柔道家である神永昭夫氏の「勝負は負けた時から始まる」という言葉も同様の意味合いで心に残ります。

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六 曜

 冠婚葬祭などの日取りを決めるときに、「大安なので、この日に結婚式を・・・」とか、葬儀の日を決めるのに「友引なので、葬式を繰り上げよう・・・」といった話をよく聞きます。

 ここで使われている「大安」「友引」などは、古代中国の「六曜」(ろくよう)という暦の考え方にもとづいており、三国志で有名な諸葛孔明が戦いの際に、吉凶の日を知るのに利用したことに端を発しているそうです。

 この六曜が日本に伝わったのは江戸時代半ばで、現在使われている六曜のそれぞれの日には、次のような意味があります。

・先勝(せんしょう、せんがち)・・・午前が良く、午後は悪い

・友引(ともびき)      ・・・正午のみが凶

・先負(さきまけ、せんぶ)  ・・・午前が悪くて、午後が良い

・仏滅            ・・・1日じゅう最凶の日

・大安            ・・・1日じゅう良い日。大安吉日という。

・赤口(しゃっこう、しゃっく)・・・昼だけが吉。朝・夕は凶で災いに出合
                  いやすい

 本来は中国で、戦や争いごとの吉凶の日を占うものでしたが、次第に日本では日常生活全般に用いられるようになりました。

 なかでも「友引」は、その文字の連想から「友を引く」との意味に取られるようになり、葬儀などの弔事が避けられるようになったそうです。


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ホテル格付

 米誌フォーブス・トラベルガイドが発表した2018年版のホテル格付けによりますと、国内では以下の5ホテルが最上位の五つ星を獲得しています。

   「マンダリンオリエンタル東京」 4年連続

   「パレスホテル東京」      3年連続

   「ザ・ペニンシュラ東京」    3年連続

   「シャングリ・ラ・ホテル東京」 四つ星より昇格

   「ザ・リッツ・カールトン京都」 新規

 ちなみに、パレスホテル東京(丸の内)は運営も所有も国内資本のパレスホテル。ザ・ペニンシュラ東京(有楽町)は運営が香港&上海ホテルズで、所有は三菱地所です。

 マンダリンオリエンタル東京(日本橋)の運営は、東インド会社起源で香港に拠点を置く英系総合商社ジャーディン・マセソン・グループ傘下のマンダリン・オリエンタルで、所有は三井不動産。

 シャングリ・ラ・ホテル東京(丸の内)は華僑系資本のシャングリ・ラ・ホテル&リゾーツの運営で、森トラストホテルリート投資法人がビルの区分所有権を有しています。

 京都初の五つ星を獲得したザ・リッツ・カールトン京都(鴨川畔)は、世界最大のホテルチェーン、マリオット・インターナショナル傘下のザ・リッツ・カールトンの運営で、事業主は積水ハウスです。

 フォーブス・トラベルガイドのホテル格付けで五つ星を獲得することは、業界において最も名誉ある功績とされ、世界の富裕層へのアピール力も高いとされています。

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春の全国火災予防運動

 昨日から「春の全国火災予防運動」が始まり、期間中は各地で消防訓練やイベントが行われる予定です。

 1927年3月7日に発生した北丹後地震では家屋の倒壊も著しかったのですが、地震発生が夕食時であったことで火災が各所で発生しその被害は甚大なものでした。

 これを教訓に近畿地方で第1回の防火運動が実施されたのが1930年の3月7日、そして1948年3月7日には「消防組織法」が施行され、それまで警察の管轄だった消防業務は自治体の管理に改められました。

 こうした経緯から「消防記念日」の3月7日までの1週間を「春の全国火災予防運動」として注意を促しています。

 「春の嵐」との言葉がありますように、南北で寒暖の差が大きくなりがちな今の時期は強風が起きやすい時期でもあります。全国の観測点で風速10メートル以上の風を観測した平均日数が多い月は、台風シーズンの9月や10月ではなく、3月と4月です。

 それ故一たび火災が発生すればこの時期は特に延焼しやすく、江戸三大大火の「明暦の大火」「明和の大火」「文化の大火」はいずれも新暦の3月と4月に発生しています。

 改めて火の用心を心掛けたいものです。

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ウグイスの初鳴きが

 暦の上では二月初旬の立春から「春」になりますが、気象庁の定義では三月から五月までを「春」と呼びます。

 旧暦ではまだ1月の中旬で肌寒さも残りますが、新暦では明日から弥生三月、いよいよ春の始まりです。

 ちなみに、今の時期にぴったりの梅とウグイスは対のものとして考えられがちですが、実際には梅の開花とウグイスの鳴き初めにはひと月ほどのズレがあり、ウグイスの初鳴き前線はこれからしだいに北上してきます。

 沖縄や九州ではすでにウグイスの初鳴きが観測されていますが、関東でウグイスの初鳴きが聞かれるのは平年で3月の中旬ごろです。

 ウグイスには、歌詠鳥(ウタヨミドリ)、経読鳥(キョウヨミドリ)、百千鳥(モモチドリ)、匂鳥(ニオイドリ)、人来鳥(ヒトクドリ)、黄鳥(コウチョウ)などたくさんの異名がありますが、やはり春告鳥(ハルツゲドリ)の名がふさわしい鳥です。

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