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ヨーロッパ前線

 アバンギャルドというと、なんか尖ったファッションのように聞こえますが、元々は軍事用語で、英語で書くと、ビフォー・ガード。兵站の届く防衛線よりも前、という意味で、要は自軍の前線より更に先に捨て身で落下傘部隊を投げ込む過激な「前衛」作戦を指し、そこから前衛的な、過激な、先進的なとの意味に変異していったものと思われます。私は本来の意味で、アバンギャルドな考え方が好きです。動態確率を上げるというか、前進するから見えるものがあると思うのです。

 今日のテーマはこのアバンギャルドではなく、前線です。トランプ大統領がドイツから駐留軍を25%ほど削減すると指示したとかしないとか。某米紙に於いては中露を利するものだと書いてますが、果たしてそうでしょうか?世界地図を拡げてみると、ドイツの東にはポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーが拡がっており、その更に先にベラルーシ、ウクライナ、そしてやっとその先にロシアです。トランプはドイツからは駐留軍を減らそうとしてるかも知れませんが、以前からポーランドへは増兵しており、今回もまたポーランドへ追加の増兵をするようです。

 ヨーロッパに於ける対ロシア前線は、かつてはドイツでしたが、東欧の西化を進めてきた中で、過去のものとなり、今の前線はもっともっと東にあるのだと思います。地図は語る。因みに地図を見ると、アメリカにとっての日本の重要さも良く分かります。しかしトランプに関わる記事は、どれもこれもどちらかに激しい偏りがあって、困ります。正しいパースペクティブを持つ必要がありますね。

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