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大欲は無欲に似たり

 昨日ご紹介した大金持ちの論理は、「決して使わず、とにかく稼げ」と
いうことですから貯まらないはずがありません。

 

 そしてこの大金持ちは、お金が貯まっても、節約して、贅沢をせず、やりた
かったことをしなくても、お金があっていつでもできると思うことで心が安ら
かでいられると説いています。

 

 これに対して兼好は、「人はやりたいことをするためにお金をほしがるもの
なのに、お金があっても、やりたいことができなければ貧乏人と同じではない
か」と疑問を呈しています。

 

 だとすれば「貧乏と金持ちの区別はなくなる。最高の悟りと最低の迷いが同
じことになる。金持ちになりたいという大きな欲は、お金はいらないという無
欲と同じである」と看破しています。

 

 

 「ここに至りては、貧富分く所なし。

 

            究竟は理即に等し。大欲は無欲に似たり。」

 

 

 金持ちの言う通りであるならば、大きな欲を持つほどに無欲な人と同じ状態
になっていきます。欲を封じて節約に励む金持ちというのは、欲を捨てさった
貧乏人と同じだというわけです。

 

 私たちが耳にしたことのある「大欲は無欲に似たり」はこれが元であり、い
っそお金に対する執着を捨ててしまうことが心の安寧を得る早道だというのが
兼好の論理です。

 

 お金に囚われず生きたいのならお金に対する執着を捨てるのが一番とする兼好
の論理は真にそのとおり。しかし、お金持ちになりたいのであれば、大金持ち
が説いた「お金持ちになるための五箇条」もそのとおりです。

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