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赤い羽根共同募金

 松下幸之助の商売哲学に「商売は世の為、人の為の奉仕にして、利益はその
当然の報酬なり」、または「売る前のお世辞より売った後の奉仕、これこそ永
久の客を作る」というのがありますが、松下幸之助の経営哲学には「奉仕」と
いう概念が色濃く投影されています。

 

 欧米では奉仕の一形態に「ノブレス・オブリージュ」という考え方がありま
す。

 

 これは「富や名声を持つ者の社会的義務、自発的で無私の行い」という意味
の言葉で、ゲイツ夫妻が創設した世界最大の慈善基金団体に数兆円の私財を寄
付したウォーレン・バフェット氏のような例もあります。

 

 お金を出すことだけが「ノブレス・オブリージュ」ではなく、もちろん富や
名声がなくても、自分の経験や知識を他人に分け与えてもよく、地域のボラン
ティアに参加するのでも構いません。

 

 「与える」ことと「与えられる」ことは表裏一体。1日から始まった赤い羽
根共同募金などもその精神に則っています。

 

 ちなみに、赤い羽根共同募金は社会福祉法第113条によって定義された特
別な社会福祉事業で、民間団体の運営ではありますが実質的には民と官の共同
事業となっています。

 

 寄付をするともらえる1本あたり1.6円のあの赤い羽根は、三銃士やロビ
ンフッドのように、昔のイギリスでは勇気と正義のシンボルとして真の騎士道
精神を持った者だけが兜や帽子につけることを許されたそうです。

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