安定多数と絶対安定多数
自民党総裁の岸田総理は今回の衆院選の目標を「与党で過半数」としていま
すが、目安となる議席数について解説しておきたいと思います。
◎衆議院 定数 465議席(選挙区289議席、比例代表176議席)
※公示前議席数 自民党 276
公明党 29
(与党 305)
立憲民主党 110
共産党 12
日本維新の会 11
国民民主党 8
社民党 1
れいわ新選組 1
NHK党 1
無所属など 12
【過半数】 233議席
衆議院可決・参議院否決と、法案の賛否が異なった場合に衆議院で再可決
する際に必要な議席数。衆議院は首相の指名権も有しているため過半数を
押さえた勢力から首相が指名されます。
【安定多数】 244議席
17ある衆院常任委員会の委員長ポストを独占し、委員の半数を確保でき
るのが「安定多数」。
【絶対安定多数】261議席
17ある衆院常任委員会の委員長ポストを独占し、全委員会で野党を上回
る過半数の委員を確保できるのが「絶対安定多数」。
実質的な審議は国会の本会議ではなく各委員会で行われるため、各委員の
数が法案の行方を左右することになります。
尚、憲法改正を求める議員数が、定数のの3分の2にあたる310を越え
れば、改正発議が可能となります。
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