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亥の月の最初の亥の日

 カレンダーでは11月も中旬に差し掛かろうといていますが、旧暦ではまだ
10月の初旬。旧暦の10月は亥(イ)の月で、今日は亥の月の最初の亥の日
となります。

 

 陰陽五行説で「亥」は極陰、水気です。水気は火除け、すなわち火難を免れ
るとの言い伝えから、炬燵(こたつ)などの暖房器具を出すのは亥の月の亥の
日が良いとされ、江戸の頃は武家では亥月最初の亥の日、町民は亥月二の亥に
火鉢や炬燵を使い始めたそうです。

 

 ところで、今は秋の全国火災予防運動の期間中で、大気の乾燥と暖房の使用
により火災が発生しやすくなるこの時期にあわせて注意喚起が行われています。

 

 消防庁の統計によりますと、昨年1年間の総出火件数は3万4691件で、
おおよそ1日あたり95件、15分ごとに1件の火災発生したことになります。

 

 出荷原因としては、放火(放火の疑いを含む)が最も多く、次いでたばこ、
たき火、コンロが上位となっています。

 

 放火による出火が最も多いという事実に怖さを感じますが、対策としては火
災報知器や消火器などの設置のほかに、住宅の周りは整理整頓をし、放火され
にくい環境づくりも大切だそうです。

 

 放火を除きますと、火を使う人の不注意や怠慢が原因で火災が起きており、
防げたはずの火事がほとんどです。

 

 これから暖房やカセットコンロなどで火を使う機会が増え、空気が乾燥して
くることもあって火災が発生しやすい時期を向えます。皆様もくれぐれもお気
をつけください。

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