春 菊
早いもので今日の日曜日は二十四節気の一つ「立冬」となります。冬のは
じまりで、いよいよ冬の気配が現われてくる頃となります。
これから鍋料理の美味しい季節になりますが、その鍋料理に彩りを添える「
春菊」が需要のピークとなります。春に花が咲くことから名付けられ、関西で
は「菊菜」とも呼ばれます。
ホウレン草や小松菜と並んで代表的な緑黄色野菜で、ベータカロチン(ビタ
ミンA)、ビタミンB、Cなどが多く含まれていますが、そのビタミンAやC
は、風邪や肌荒れ、ガンを予防してくれます。
春菊200グラムで1日に必要なビタミンAが摂取でき、他の緑黄色野菜と
比べて、鉄・カルシウム・カリウムなどのミネラルが多いのも特徴、さらに食
物繊維も多く、便秘に効果を発揮します。
その独特の香りは、胃腸の働きを促進したり、痰(たん)や咳(せき)を鎮
めたりする効果があり、中国では、肝機能を増強し、腸内の老廃物質を排出す
る漢方薬としても使われています。
春菊は入浴剤にすることもでき、菊や葉を陰干しして、ネットや布袋に入れ
てお風呂に浮かべますと、体をあたため、肩こり、神経痛に効果を発揮するそ
うです。
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