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湯 葉

 好天に恵まれた先週末。栃木県の「いろは坂」、「華厳の滝」、そして「日
光東照宮」など紅葉狩りで多くの人で賑わったそうです。

 

 それでも立冬を過ぎ、日光の紅葉シーズンもそろそろ終わりを迎えます。そ
の日光の代表的な名物に『湯葉』があります。もともと寺方の精進料理として
発達したもので、肉や魚類にかわるたんぱく質として古くから作られてきまし
た。

 

 

 やがて、神社や寺への参拝客にも供されるようになり、それが評判を呼んで
定着し、日光の名物になったそうです。大豆をすりつぶしてしぼり、その汁を
ゆっくりと過熱し続けると表面に薄い黄金色の膜ができます。その膜を竹の棒
などですくい上げたのが生湯葉です。

 

 

 生湯葉は、たんぱく質や脂質などが含まれて栄養価の高い、しかも消化吸収
がよい食品で、これを豪快にワサビ醤油をつけて食べるとまるで豆腐のトロと
言います。

 

 

 生湯葉を乾燥したものが『干し湯葉』で、保存性が高く、ヘルシーな日光の
おみやげとして人気があります。干し湯葉のもどし方は、ぬるま湯なら2~3
分、水なら8分くらいつけます。また、濡れ布巾をかぶせてもどす方法もある
そうです。

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