信楽たぬきの日
気象学上の「冬」は12月からですが、暦の上では昨日から「冬」になりま
す。
ちなみに新暦では11月でも旧暦ではまだ10月で、旧暦10月を「小春」
と言ったことから、この時期の穏やかな晴天を「小春日和」と言います。英語
では「インディアン・サマー」です。
ところで、きょう11月8日は「信楽たぬきの日」だそうです。
信楽焼と言えば狸の置物で、昭和26年の昭和天皇の信楽行幸の際に、沿道
に延々と並んだ信楽狸が天皇の行幸を歓迎した様子が全国に報道されことをき
っかけに広く知られるようになりました
この信楽狸には八つの縁起(八相縁起)があり、商売繁盛の縁起物として瞬
く間に全国に広がったそうです。
ちなみに、狸の置物が体現している「八相縁起」とは下記のようなものです。
「笠」 思いがけない災難を避けるため 常に用心 普段から準備
「目」 周囲を見渡し 気を配り 正しい判断ができるように
「笑顔」 いつも笑顔で 真を以って努め励めば商売繁盛
「徳利」 足るを知り 徳をひそかに身につけん
「通い帳」世渡りは信用が第一 活動常に四通八達
「腹」 もの事は常に落ちつきさりながら 決断力の大胆をもて
「金袋」 金銭の宝は自由自在なる 通用をなせ運用をなせ
「尾」 何事も終りは大きくしっかりと 身を立てるこそ真の幸福
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