サクソバンクの大胆予測
デンマークの金融大手サクソバンクが2022年の「大胆予測」を発表して
いますので、項目をご紹介させていただきます。
1)化石燃料撤廃計画は暗礁に
2)Facebook、若者離れで苦境にもがく
3)米中間選挙が憲法上の危機に発展
4)米インフレ率、賃金物価スパイラルで15%を突破
5)EU発表のスーパーファンドは気候、エネルギー、防衛にフォーカス、
財源は民間年金資産
6)女性版RedditArmyが企業の男性優位に挑戦
7)インドが湾岸諸国会議の非議決権メンバーに
8)NFTベースのデジタル権プラットフォームで
劣勢に転じるSpotify
9)極超音速技術が宇宙開発競争と新たな冷戦要因に
10)医学の飛躍的進歩で平均余命が25年延長
ちなみに1)については、商品価格の高騰とグリーンエネルギー移行の非現
実的な期限設定のリスクを悟り、気候変動対策の目標達成期限を先延ばしする
とともに、原油や天然ガス生産の投資規制を緩和するというもので、エネルギ
ーセクターの活況を予想しています。
4)については、人材不足で給与の引き上げが相次ぎ、賃金物価スパイラル
が発生するとしています。1970年代に米CPIの上昇率は11%を超え、
政策金利は20%にまで引き上げられたことを例にあげ、FRBは同じ轍を踏
むと予想しています。
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