改正外来生物法
牛のような鳴き声を発するウシガエルは、今から100年ほど前に食用とし
て日本に輸入されました。※日本ではカエルを食べる習慣は根付かず。
そのウシガエルのエサとして輸入されたのがアメリカザリガニで、ウシガエ
ルの養殖場に持ち込まれたのが95年前の5月12日だったことから本日は「
ザリガニの日」となっています。
持ち込まれたアメリカザリガニはわずか20匹だったとされますが、逃げ出
した個体から全国に拡散。今では日本の侵略的外来種ワースト100にも指定
されています。
アメリカザリガニのような繁殖力が強い外来種は生態系への影響が大きく、
そうした外来種への対策を強化した改正外来生物法が昨日、可決・成立しました。
対象となる外来種については、販売、販売目的の飼育、輸入、自然に放つこ
となどが禁じられます。
「ミドリガメ」として販売され、縁日の「カメすくい」でお馴染みのアカミ
ミガメも日本の侵略的外来種ワースト100のリストに入っており、今回の改
正外来生物法の規制の対象となっています。
ただ、個人の飼育についても規制を強化すると、大量遺棄による生態系への
影響拡大が危惧されるため、販売目的ではない個人での飼育は容認されています。
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