熱帯性低気圧
最新の予測モデルでは、地球温暖化の影響で台風などの熱帯性低気圧の発生
数は減少すると予想されています。温暖化による水蒸気の大幅増加などで上昇
流が弱くなるためです。
一方で、大型で強い台風は増えると予想されています。台風はある程度の強
さにまで発達すると自力でさらに発達することが可能で、最大発達可能度は水
蒸気が多いほど強くなるためです。
さらに、大気汚染物質の量が台風の発生数に影響を与えることも指摘されて
います。
小さな粒子を含む大気汚染物質は日射を遮る日傘のような効果があるため、
中国やインドなどで大気汚染物質の放出が増えたことにより日本やフィリピン
周辺の「北西太平洋」やオーストラリア周辺の「南半球」では台風などの熱帯
低気圧の発生数が減少する一方、欧米で温暖化対策が進んだ影響で周辺の大気
汚染物質が減少した結果、「北大西洋」ではハリケーンなどの熱帯低気圧の発
生数が増加しているそうです。
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